iscEngineSync()

目的

iscEngineSync() は、同期セッションを立ち上げます。

構文

isy_INT32 iscEngineSync(
    HISCENG       hEngine);

関数の引き数

表 149 は、iscEngineSync() 関数で使用される有効な引き数をリストしたものです。

表 149. iscEngineSync() の引き数

データ・タイプ 引き数 用途 説明
HISCENG hEngine 入力 同期エンジンへのハンドル

使用法

iscEngineSync() は、iscEngineOpen() で指定された構成を同期化する同期セッションを立ち上げるために使用します。 サブスクリプション・セットが同期化されていない場合、そのサブスクリプション・セットはリセット・モードにあります。 同期エンジンがそのサブスクリプション・セットに同期化を実行すると、 同期クライアントが同期サーバーからデータを取り出します。このプロセスはリフレッシュと呼ばれます。 リフレッシュの完了後、サブスクリプション・セットが再び同期化されると、同期エンジンは変更されたデータを同期化します。 このプロセスは同期化と呼ばれます。 同期エンジンは常に構成を最初に同期化します。 構成の同期化が失敗すると、同期エンジンは後続のサブスクリプション・セットの処理を継続せず、 同期セッションは停止します。 同期エンジンが、あるサブスクリプション・セットで失敗した (ただし、構成では失敗していない) 場合、 同期エンジンは残りのサブスクリプション・セットがある場合は、その処理を継続します。

戻りコード

iscEngineSync() の戻りコードは、同期化したすべてのサブスクリプション・セットの同期状況の集合 (以下に示す優先順位に従う) です。

ISCRTN_Canceled > ISCRTN_Failed > ISCRTN_Succeeded

制約事項

なし。

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