本セクションでは、バージョン 8.1 で IBM 同期クライアント C-API に加えられた主な変更点を要約します。
また、isyncGo 関数および isyncSetSyncMoe 関数では、 ISYNCOPTION_SkipConfig オプションおよび ISYNCOPTION_UseAppSignature オプションは機能しません。
表 114 は、IBM 同期クライアント C-API バージョン 8.1 と
IBM 同期クライアント API バージョン 7.2
の間における関数の主な違いをリストしたものです。
表 114. IBM 同期クライアント C-API バージョン 8.1 とバージョン 7.2 の比較
バージョン 8.1 | バージョン 7.2 | 注釈 | |
---|---|---|---|
iscGetVersion | isyncGetVersion | iscGetVersion ではハンドルは必要ありません。 | |
iscServiceOpen iscConfigOpeniscEngineOpen | isyncOpen | 3 つのハンドルをオープンする必要があります。
ホスト、ポート、ユーザー名、およびパスワードは iscServiceOpen に指定され、 永続的なものではありません。 | |
iscServiceClose iscConfigClose iscEngineClose | isyncClose | 3 つのハンドルをクローズする必要があります。 | |
iscEngineSetListener | isyncSetListener | リスナーのプロトタイプおよびインターフェースが変更されました。 | |
(なし) | isyncDefaultListener | 外部デフォルト・リスナーは廃止されました。 デフォルトのイベント処理のためには、ISCRTNCB_Default コードが戻されます。 | |
iscEngineSetPref iscEngineGetPref | isyncSetPref isyncGetPref | 2 つのプリファレンス (トレースおよびタイムアウト) のみが必要です。 これらのプリファレンスは永続的ではありません。 | |
iscEngineSync iscEngineSyncConfig | isyncGo | 同期モードは必須ではなくなりました。
構成は、iscEngineSyncConfig でのみ更新できます。 | |
iscConfigEnableSubsSet iscConfigDisableSubsSet iscConfigResetSubsSet | isyncSetSyncMode | 汎用の同期モード設定は廃止されました。
サブスクリプション・セットの同期化は、iscConfigDisableSubsSet によってスキップ (使用不可に) することができます。 | |
iscConfigOpenCursor iscConfigCloseCursor iscConfigGetNextSubsSet iscConfigSubsSetIsEnabled iscConfigSubsSetIsReset | isyncGetFirstApp isyncGetNextApp | サブスクリプション・セットを繰り返す前にカーソルをオープンします。
サブスクリプション・セットの照会を行うには、サブスクリプション・セット ID が必要です。 | |
iscEngineGetInfo iscConfigPurge iscConfigGetSubsSetStatus |
| バージョン 8.1 からの新規 C-API です。 |
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