iscEngineSetListener()

目的

iscEngineSetListener() は、ユーザー定義のリスナー関数を同期エンジンに登録します。 リスナー関数は、同期セッション中に、同期イベント (同期化の開始など) またはエラーが発生した際に呼び出されます。

構文

isy_INT32 iscEngineSetListener(
    HISCENG             hEngine,
    iscEngineListenerPF syncListener,
    isy_UINT32          syncListenerData);

関数の引き数

表 138 は、iscEngineSetListener() 関数で使用される有効な引き数をリストしたものです。

表 138. iscEngineSetListener() の引き数

データ・タイプ 引き数 用途 説明
HISCENG hEngine 入力 同期エンジンへのハンドル
iscEngineListenerPF syncListener 入力 ユーザー定義のリスナー関数のアドレス
isy_UINT32 syncListenerData 入力 アプリケーションがユーザー定義のリスナー関数へ転送するデータ

使用法

ユーザー定義のリスナー関数を登録することによって、アプリケーションは同期化処理を表示することができます。 同期化中にイベントまたはエラーが発生すると、アプリケーションに通知されます。 アプリケーションでは、これらのイベントまたはエラーをユーザーに表示するメソッドをカスタマイズすることができます。

例:

// Function syncListener is defined with the following prototype:
isy_INT32 mySyncListener(
    isy_UINT32 listenerData,
    ISCEVT*  event,
    isy_VOID*  pExtraInfo);
...
// Handle to the synchronization engine is passed to the listener function
iscEngineSetListener(hEngine, mySyncListener, (isy_UINT32) hEngine);

戻りコード

制約事項

ユーザー定義のリスナー関数は、同期エンジンのプロトコルに従わなければなりません。 従わない場合、同期エンジンが正しく動作しない可能性があります。

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