WebSphere Java MQ エンドポイントを使用するサービスに要求を送信できます。
始める前に
サービスで Secure Sockets Layer (SSL) 認証を使用する場合、要求を送信する前に、SSL 構成を作成します。 詳しくは、
SSL 構成の作成を参照してください。
注:
手順
要求を Java MQ サービスに送信するには、以下のようにします。
- 「Generic Service Client を開く」(
) をクリックし、「要求」ページを選択します。
- 「追加」(
) をクリックするか、または要求ライブラリーで「エンドポイント」を右クリックしてから、送信する要求のタイプを選択します。
- 「プロトコルの構成」ウィンドウで「WebSphere Java MQ」を選択し、トランスポート構成を指定します。必要に応じて「新規」をクリックして、呼び出しのトランスポート構成を作成します (WebSphere Java MQ トランスポート構成の作成を参照してください)。
- 以下の情報を「一般」タブで入力します。
- キュー
- WebSphere MQ サーバーに定義されているキューの名前。
- メッセージ・タイプ
メッセージのタイプは次のとおりです。
- データグラム。メッセージが応答を必要としないことを示します。
- 要求。メッセージが応答を必要とすることを示します。
- 応答。メッセージがそれより前の要求メッセージに対する応答であることを示します。
- レポート。メッセージが、何らかの予期される事象、または予期されない事象についての報告であることを示します。通常、この事象は他の何らかのメッセージに関連しています。例として、無効なデータが含まれる要求メッセージがあります。
- メッセージ持続性
この値は、メッセージが永続的かどうかを示します。メッセージが永続的な場合、システム障害やキュー・マネージャーの再始動が発生してもメッセージが存続します。メッセージが非永続的な場合、NPMCLASS(HIGH) 属性を持つキューにそのメッセージが存在していると、再始動が発生しても存続します。ただし、NPMCLASS(HIGH) 属性があっても、QMGR クラスでは存続しません。NPMCLASS(NORMAL) 属性があるキューの非永続メッセージは、キュー・マネージャーの再始動時に、再始動手順で補助ストレージにそのメッセージが見つかっても破棄されます。
- 動的応答
- 応答として WebSphere MQ サーバーが動的に一時キューを作成するようにするには、このチェック・ボックスを選択します。このチェック・ボックスを選択しない場合、応答キューのメッセージが使用されます。
- 応答キュー
これは、メッセージの取得要求を発行したアプリケーションが、応答メッセージとレポート・メッセージを送信する必要があるメッセージ・キューの名前です。
- 応答マネージャー
これは、応答先キューが定義されているキュー・マネージャーの名前です。
- 追加プロパティー
- キューの追加プロパティーを指定します。
- オプション: 必要に応じて、以下の情報を「構成」タブで入力します。
- メッセージ優先順位
これは、メッセージの優先順位です。最も低い優先順位は 0 です。
- エンコード
これは、メッセージ内の数値データの数値エンコードです。この値は、MQMD 構造事態の数値データには適用されません。
- 有効期限間隔
これは0.1 秒単位の期間で、これを経過すると、メッセージがターゲット・キューからまだ除去されていない場合、メッセージが廃棄の対象になります。有効期限間隔は、メッセージを PUT するアプリケーションによって設定されます。
- 文字セット
これは、アプリケーション・メッセージ・データ内の文字データの文字セット ID です。
- オプション: 「レポート」タブで、受信するレポート・メッセージを選択します。
- オプション: 必要に応じて、以下の情報を「コンテキスト」タブで入力します。
- アプリケーション ID データ
この情報は、アプリケーション・スイートによって定義されます。これを使用して、メッセージやそのオリジネーターに関する情報を提供します。
- アプリケーション起点データ
この情報は、アプリケーション・スイートによって定義されます。これを使用して、メッセージの起点に関する追加情報を提供します。
- アカウンティング・トークン
この情報は、アプリケーションがメッセージの結果として実行された作業について適切に課金するために必要です。
- ユーザー ID
これは、メッセージの発信元のアプリケーションのユーザー ID です。
- オプション: バイナリー入力を必要とするメッセージの場合、「ID」タブの 2 番目の列に ID をストリング・フォーマットで指定します。1 列目が自動的に 16 進フォーマットで入力されます。
- オプション: 「セグメンテーション」タブで、メッセージのセグメントを選択し、「次へ」をクリックします。
- このステップはテキスト要求には適用されません。サービスが特定の XML スキーマ定義 (XSD) を使用する場合は、「ルート・エレメントの選択」ページで、リストから 1 つ選択します。XSD エレメントがリストされない場合は、「参照」をクリックして XSD ファイルをインポートし、要求のルート・エレメントを選択します。サービスで使用可能な XSD がない場合は、「スキーマなし」を選択してください。
- 「完了」をクリックします。要求が「要求ライブラリー」の「エンドポイント」セクションに追加されます。
- 「要求ライブラリー」で、要求エレメントを選択します。 Generic Service Client に、「データの編集」、「呼び出し」、および「応答の表示」の 3 つのステップが示されます。 「データの編集」ステップの下に、要求の詳細が表示されます。
- ステップ 2 で選択した要求に基づいて、「メッセージ」ページで「フォーム」、「ツリー」、または「ソース」の各ビューを使用して、要求の内容を編集します。 各ビューでは、同じデータを異なる形式で表示します。フォーム・ビューまたはツリー・ビューで XML エレメントを追加または除去するには、をクリックして、スキーマ・カタログで指定された XSD に準拠させます。
- 必要に応じて、「トランスポート」ページで、トランスポート構成を要求で使用されるように変更します。 トランスポート構成とセキュリティー構成を作成および編集するには、「トランスポート」タブを使用します。
- ステップ 2 で SOAP XML 要求を選択した場合は、「要求スタック」ページで、WSDL ファイルの発信要求に適用されるセキュリティーまたは処理のアルゴリズムをオーバーライドするかどうかを指定します。 「応答スタック」ページを追加して、着信応答のセキュリティーまたは処理のアルゴリズムを編集するには、「応答スタックの表示」をクリックします。
注: これらの設定は、現行の要求にのみ適用されます。現行の WSDL ファイルを使用するすべての要求のために要求スタックまたは応答スタックを編集するには、「WSDL セキュリティーの編集」をクリックして「WSDL セキュリティー・エディター」を開きます。
- 準備完了したら、「呼び出し」をクリックしてサービス要求を送信します。 Generic Service Client は要求を送信し、メッセージ戻りを「応答の表示」ステップの下に表示します。
次のタスク
正常な要求が記録され、
「要求ヒストリー」リストに追加されます。
IBM Rational® Performance Tester または
IBM Rational Service Tester for SOA Quality を使用する場合は、
「テスト・スイートの生成」ボタン (
![テスト・スイートの生成](../images/icon_gsc_generatetest.gif)
) をクリックすることで、サービス・テストを作成できます。