BPEL モデルからのサービス・テストの作成

ワークスペースの Business Process Execution Language (BPEL) リソースを使用して、同期 BPEL モデルで実行されるパスに対応するサービス・テストの一式を自動生成することができます。

始める前に

テストは、テスト・プロジェクトに保管されます。 ワークスペースにテスト・プロジェクトが含まれていない場合は、テスト作成ウィザードがプロジェクトを作成します。このプロジェクトの名前は変更することができます。 特定プロジェクトにテストを保管する場合は、テスト記録前にそのプロジェクトが存在することを確認してください。

Secure Sockets Layer (SSL) 認証を使用している場合は、ワークスペース内に必要な鍵ファイルがあることを確認してください。

Java™ Message Service (JMS) を使用している場合は、正しいライブラリーおよび構成ファイルを備えた環境が構成されていることを確認してください。 WSDL ファイルがテスト環境に対して正しい構文を使用していることも確認します。

SOAP セキュリティーを使用している場合は、正しいライブラリーおよび構成ファイルを備えた環境が構成されていることを確認してください。

BPEL モデルは、同期 BPEL モデルである必要があります。 非同期 BPEL モデルはサポートされません。

例えば次のように、BPEL モデルが有効な import ステートメントで指定された WSDL ファイルを参照していることを確認してください。
<bpws:import importType="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" location="foo.wsdl" namespace="http://foo"/> 
相対ファイル・パス (../../foo.wsdl など) はサポートされません。
ワークスペース内に 1 つ以上の有効な Web サービス記述言語 (WSDL) ファイルおよび関連する BPEL モデルがあることを確認してください。 有効な Web サービス・バインディングによるサービスの呼び出しのみが考慮されます。 例えば、BPEL モデルが IBM® Websphere Integration Developer で作成された場合、サービスは以下の Web サービス・バインディングでエクスポ ートされる必要があります。
<bpws:invoke name="myOperation" operation="myOperation" partnerLink="IServicePartner" portType="ns3:IService" wpc:displayName="myOperation" wpc:id="20">

BPEL 呼び出し アクティビティーのみがテストの生成で考慮されます。 あらゆる BPEL 受信 アクティビティーおよび 応答 アクティビティーは無視されます。

Websphere Integration Developer は、WSDL ファイルに SOAP 操作に必要な soapAction 属性を生成しません。 すべての操作について、生成された WSDL ファイルを次のように編集 してください: <soap:operation soapAction=""/>.

手順

BPEL モデルからサービス・テストを作成するには、以下のようにします。

  1. パフォーマンス・テスト・パースペクティブで、「ファイル」 > 「新規」 > 「その他」 > 「テスト」 > 「テスト資産」 > 「BPEL から Web サービス・テストへ」をクリックしてから、「次へ」をクリックします。
  2. ワークスペースから BPEL ファイルを選択するには、「参照」をクリックし、「次へ」をクリックします。
  3. Web サービス・テスト生成」ページで、BPEL モデルのフローのアクティビティーとシーケンスを処理する方法を指定することによって、パスの数を変更します。 パスごとに 1 つのテストを生成します。
    1. 「Flow」セクションでは、フロー内の任意の並行シーケンスをパスに変換する方法を選択します。
    2. 「Switch」セクションでは、フローのその他の場合のアクティビティーをテストするかどうかを選択します。
    3. 「Throw」セクションでは、フローのスロー・アクティビティーをパスに変換する方法を選択します。
    4. 「Invoke」セクションでは、フローからの呼び出しアクティビティーの内部でインライン・キャッチをテストするかどうかを選択します。
    5. 「生成されたテストでデータ相関を使用可能にします」を選択すると、Web サービス呼び出しエレメントおよびメッセージ・リターン・エレメントのパラメーターに対して変数を適用することによって、生成されたテスト・エレメントの参照を自動的に作成します。
  4. 「再カウント・パス」をクリックしてテストするパスの数を更新し、「次へ」をクリックします。 パスごとに 1 つのテストが生成されます。
  5. 複数ポートにバインドされている WSDL 操作では、テストに使用するポートを 1 つ選択する必要があります。

    生成されるそれぞれのテストの下の「操作」リストには、複数ポートにバインドされている WSDL 操作が表示されます。

    テストの下に WSDL 操作が表示されていない場合は、すべての操作が単一ポートにバインドされています。 この場合、ステップ 6 にスキップします。

    1. 「操作」リストで、テストを展開し、バインディングが必要な WSDL 操作を選択します。
    2. 「バインディング・ポート」リストで、選択した WSDL 操作のテストに使用するポートを選択します。
    3. バインディングが必要な WSDL 操作ごとに a および b の手順を繰り返します。
  6. 「次へ」をクリックします。
  7. BPEL モデルから生成されたテストの作成先の新規フォルダーのロケーションと名前を選択し、「完了」をクリックします。

タスクの結果

生成されたサービス・テストを含むテスト・ナビゲーターに新規フォルダーが 作成されます。 これらのテストは、デフォルトのメッセージ・コンテンツで生成されており、有効な入力値で編集する必要があります。

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