WebSphere Java MQ のサービス・テストの作成

Java ベースのアプリケーションをテストするには、サービス・テストを作成し、WebSphere Java MQ メッセージを追加します。サービス・テストは、Generic Service Client オプション Generic Service Client のオープン または新規サービス・テスト・ウィザード サービス・テストの作成 を使用することにより作成できます。

始める前に

WebSphere MQ サーバーに接続します。

Secure Sockets Layer (SSL) 認証を使用している場合は、ワークスペース内に必要な鍵ファイルがあることを確認してください。

SOAP セキュリティーを使用している場合は、正しいライブラリーおよび構成ファイルを備えた環境が構成されていることを確認してください。

手順

  1. ワークベンチで、「ファイル」 > 「新規」 > 「その他」 > 「テスト」 > 「テスト資産」 > 「Web サービス・テスト」をクリックするか、「サービス・テストの作成」 「サービス・テストの作成」アイコン をクリックします。
  2. プロジェクトを選択して、「テスト・ファイル名」にテストの名前を入力します。 入力した名前は記録、テスト、およびその他の必要ファイルの基本名になります。 これらのファイルは、標準ナビゲーターまたは Java™ パッケージ・エクスプローラーではファイルを区別するための接尾部が付加されていますが、テスト・ナビゲーターでは簡易テスト名のみが表示されます。
  3. 「サービス要求インターフェースの選択」ページで、以下のいずれかのステップを実行します。
    1. WSDL ファイルを使用するサービスをテストするには、「Web サービス要求」または「仕様に準拠した構造」を選択し、「次へ」をクリックしてから WSDL ファイルを選択します。
    2. WSDL ファイルを使用しないサービスをテストするには、「XML 要求」「テキスト要求」「バイナリー要求」または「空のテスト」を選択します。
  4. 「次へ」をクリックし、「WebSphere Java MQ」プロトコルを選択してからトランスポート構成を指定します。必要に応じて「新規」をクリックし、呼び出しのトランスポート構成を作成します。WebSphere Java MQ トランスポート構成の作成を参照してください。
  5. 以下の情報を「一般」タブで入力します。
    キュー
    WebSphere MQ サーバーに定義されているキューの名前。
    メッセージ・タイプ
    メッセージのタイプは次のとおりです。
    • データグラム。メッセージが応答を必要としないことを示します。
    • 要求。メッセージが応答を必要とすることを示します。
    • 応答。メッセージがそれより前の要求メッセージに対する応答であることを示します。
    • レポート。メッセージが、何らかの予期される事象、または予期されない事象についての報告であることを示します。通常、この事象は他の何らかのメッセージに関連しています。例として、無効なデータが含まれる要求メッセージがあります。
    メッセージ持続性

    この値は、メッセージが永続的かどうかを示します。メッセージが永続的な場合、システム障害やキュー・マネージャーの再始動が発生してもメッセージが存続します。メッセージが非永続的な場合、NPMCLASS(HIGH) 属性を持つキューにそのメッセージが存在していると、再始動が発生しても存続します。ただし、NPMCLASS(HIGH) 属性があっても、QMGR クラスでは存続しません。NPMCLASS(NORMAL) 属性があるキューの非永続メッセージは、キュー・マネージャーの再始動時に、再始動手順で補助ストレージにそのメッセージが見つかっても破棄されます。

    動的応答
    応答として WebSphere MQ サーバーが動的に一時キューを作成するようにするには、このチェック・ボックスを選択します。このチェック・ボックスを選択しない場合、応答キューのメッセージが使用されます。
    応答キュー

    これは、メッセージの取得要求を発行したアプリケーションが、応答メッセージとレポート・メッセージを送信する必要があるメッセージ・キューの名前です。

    応答マネージャー

    これは、応答先キューが定義されているキュー・マネージャーの名前です。

    追加プロパティー
    キューの追加プロパティーを指定します。
  6. オプション: 必要に応じて、以下の情報を「構成」タブで入力します。
    メッセージ優先順位

    これは、メッセージの優先順位です。最も低い優先順位は 0 です。

    エンコード

    これは、メッセージ内の数値データの数値エンコードです。この値は、MQMD 構造事態の数値データには適用されません。

    有効期限間隔

    これは0.1 秒単位の期間で、これを経過すると、メッセージがターゲット・キューからまだ除去されていない場合、メッセージが廃棄の対象になります。有効期限間隔は、メッセージを PUT するアプリケーションによって設定されます。

    文字セット

    これは、アプリケーション・メッセージ・データ内の文字データの文字セット ID です。

  7. オプション: 「レポート」タブで、受信するレポート・メッセージを選択します。
  8. オプション: 必要に応じて、以下の情報を「コンテキスト」タブで入力します。
    アプリケーション ID データ

    この情報は、アプリケーション・スイートによって定義されます。これを使用して、メッセージやそのオリジネーターに関する情報を提供します。

    アプリケーション起点データ

    この情報は、アプリケーション・スイートによって定義されます。これを使用して、メッセージの起点に関する追加情報を提供します。

    アカウンティング・トークン

    この情報は、アプリケーションがメッセージの結果として実行された作業について適切に課金するために必要です。

    ユーザー ID

    これは、メッセージの発信元のアプリケーションのユーザー ID です。

  9. オプション: バイナリー入力を必要とするメッセージの場合、「ID」タブの 2 番目の列に ID をストリング・フォーマットで指定します。1 列目が自動的に 16 進フォーマットで入力されます。
  10. オプション: 「セグメンテーション」タブで、メッセージのセグメントを選択し、「次へ」をクリックします。
  11. 「XML 要求」を選択済みの場合は、「次へ」をクリックし、XSD ファイルを選択してから「完了」をクリックします。 新規のサービス・テストが作成されます。

次のタスク

これで、テストを強化して実行できるようになりました。

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