HTTP/2 サービスのテストを記録するための準備

HTTP/2 プロトコルに基づく Web サービスをテストするには、Rational® Performance Tester の SOA 拡張を使用してテストを記録します。HTTP/2 サービスを記録する前に、このトピックに記載されている手順に従ってご使用のコンピューターを構成してください。

このタスクについて

この機能がベータ版としてリリースされており、非実稼働環境での使用を目的としているため、以下の構成が必要です。

HTTP/2 をサポートするサーバーを記録する場合は、Mozilla Firefox または Google Chrome を使用します。

手順

次の Application Layer Protocol Negotiation (ALPN) boot jar ファイルをダウンロードします: http://mvnrepository.com/artifact/org.mortbay.jetty.alpn/alpn-boot/8.1.8.v20160420。
productInstallDir¥jdk フォルダーを ..¥jdk.ibm に作成または名前変更します。IBM JDK を使用してテストするには、後でフォルダー名を jdk に戻すことができます。
Oracle Java 1.8.0u92 を http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/jdk8-downloads-2133151.html からダウンロードします。その後、圧縮ファイルを解凍するか、productInstallDir¥jdk にある Java をインストールします。
ALPN jar ファイルを productInstallDir¥majordomo¥lib にコピーします。
productInstallDir の eclipse.ini を開き、以下のフラグを追加します。
```
-Xbootclasspath/p:<productInstallDir>¥majordomo¥lib¥alpn-boot-8.1.8.v20160420.jar
```
注: -X で始まるフラグが他にもある場合は、それらのフラグを削除します。
Oracle Java を使用するように Rational Performance Tester Agent を構成します。
1. Majordomo プロセスを停止します。
  Windows システムの場合、以下のコマンドを実行します。cd “c:¥program files¥ibm¥sdp¥majordomo” ngastop
  
  Linux システムの場合、以下のコマンドを実行します。cd /opt/IBM/SDP/Majordomo ./MDStop.sh
2. 環境変数 RPT_JAVA を Oracle Java のバイナリーまたは実行可能ファイルに設定します。
  Windows システムの場合、以下のコマンドを実行します。set RPT_JAVA=c:¥program files¥java¥jdk1.8.0_92¥bin¥java.exe
  
  Linux システムの場合、以下のコマンドを実行します。export RPT_JAVA=/root/jdk1.8.0_92/jre/bin/java
3. Majordomo プロセスを開始します。
ワークベンチの構成後、GSC クライアントを開き、HTTP トランスポート・プロトコルに対して「HTTP/2」チェック・ボックスを選択します。

次のタスク

HTTP/2 サービスの通常の SOA テストを記録できるようになりました。記録後、要求詳細の「バージョン」フィールドでは、HTTP/2 トラフィックがキャプチャーされていることを示す HTTP/2 のマークが各要求に付けられます。テスト再生が失敗した場合は、すべてのステップに正しく従っているかを確認してください。

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