このセクションでは、IBM WebSphere Application Server 4.0 Advanced Edition および Advanced Single Server Edition で使用できるように DB2 Everyplace 同期サーバーを構成する方法について説明します。このセクションでは以下のトピックを採り上げます。
- WebSphere Application Server 4.0 Advanced
Edition で使用する同期サーバーの構成
- WebSphere Application Server 4.0 Advanced
Single Server Edition で使用する同期サーバーの構成
前提条件
開始する前に、ワークステーションに WebSphere Application Server 4.0 フィックスパック 2 以上がインストールされていることを確認してください。フィックスパック は IBM の Web サイトから
ダウンロードすることができます。以下の情報も必要になります。
- WebSphere Application Server がインストールされているディレクトリー
- DB2 Everyplace (同期サーバー) をインストールする予定の WebSphere Application Server ノード名
- 同期サーバーのインスタンス名 (UNIX のみ)
WebSphere Application Server Administration Server は、デフォルト・ポート番号 900 を使用する必要があります。そのようになっていない場合には、ここで、900 を使用するように WebSphere Application Server Administration Server を構成してください。同期サーバーの構成が完了した後で、構成を元に戻すことができます。
Windows 2000、Windows NT、および Windows XP で DB2 UDB バージョン 7 を使用している場合、最初に、JDBC 2.0 を使用するように WebSphere Application Server を構成する必要があります。JDBC 2.0 を使用するように WebSphere Application Server を構成するには、以下のようにします。
- DB2 Universal Database の JDBC アプレット・サーバー・サービスを停止します。
- WebSphere Application Server が実行されている場合には、それを停止します。
- 「コマンド・プロンプト」ウィンドウをオープンします。
- ディレクトリーを %DSYSQLLIBINSTDIR%¥java12 に変更します。
- usejdbc2.bat と入力します。エラー・メッセージが
表示された場合には、DB2 Universal Database の JDBC アプレット・サーバー・サービスが
停止していることを確認する必要があります。
- DB2 Universal Database の JDBC アプレット・サーバー・サービスを開始します。
- WebSphere Application Server を開始します。
また、Windows NT、Windows 2000、または Windows XP オペレーティング・システム
の場合には、DB2 Universal Database 管理者権限が必要であり、UNIX オペレーティング・システムの
場合には、root ユーザー権限が必要です。
手順
WAS 4.0 Advanced Edition で使用するように同期サーバーを構成する方法
- IBM HTTP Server を開始します。
- Administration Server for WAS 4.0 を開始します。
Administration Server を開始するときには、Windows NT、Windows 2000、
または Windows XP オペレーティング・システムでは DB2 Universal Database 管理者として
ログインする必要があり、UNIX オペレーティング・システムでは root ユーザーとして
ログインする必要があります。この管理サーバーは、この時点ではデフォルトの
ポート番号 900 を使用する必要がありますが、
後で別のポートを使用するようにサーバーを変更することができます。
- dsy_was40_install スクリプトを実行します。
このスクリプトは WebSphere ノードにアプリケーション・サーバーを
作成し、IBM DB2 Everyplace Enterprise Application をインストールし、Web サーバー・プラグイン
を再生成します。スクリプトを開始するには、以下のようにします。
- Windows 2000、Windows NT、および Windows XP の場合:
- 「コマンド・プロンプト」ウィンドウをオープンします。
- ディレクトリーを %DSYINSTDIR%¥installableApps¥NT に変更します。
- 次のコマンドを入力します:
dsy_was40_install.bat "WAS_installation_directory" "WAS_node_name"
"%DSYINSTDIR%" "%DSYSQLLIBINSTDIR%" "UDB Version number" dsyusername
ここで、
- WAS_installation_directory は、WebSphere Application Server がインストールされているディレクトリーです。
- WAS_node_name は、WebSphere Application Server のノード名です。
- UDB Version Number は、「7」または「8」です。
- UNIX オペレーティング・システムの場合:
- 端末ウィンドウをオープンします。
- 次のコマンドを入力します:
dsy_was40_install.sh "WAS_installation_directory" "WAS_node_name"
"$DSYINSTDIR" "$DSYSQLLIBINSTDIR" "UDB Version number" dsyusername
ここで、
- WAS_installation_directory は、WebSphere Application Server がインストールされているディレクトリーです。
- WAS_node_name は、WebSphere Application Server のノード名です。
- UDB Version Number は、「7」または「8」です。
- 同期サーバー・アプリケーションのインストール先ノードと、
作成する DB2 Everyplace インスタンスの名前を入力するように求められます。
WAS 4.0 Advanced Single Server Edition で使用するように同期サーバーを構成する方法
このセクションでは、WAS 4.0 Advanced Single Server Edition で使用できるように
同期サーバーを構成する方法について説明します。WAS 4.0 Advanced Single Server Edition で
使用するための同期サーバーの構成は、2 つの部分からなります。
デフォルト・アプリケーション・サーバーのクラスパスを更新し、IBM_DB2_Everyplace.ear ファイル
を WebSphere Application Server にインストールする必要があります。
IBM DB2 Everyplace Server のクラスパスを更新する方法
- WebSphere Administration Domain ツリーでコンポーネント「ノード」->「ノード名」->「Application Server」->「IBM DB2 Everyplace Server」->「プロセス定義 (Process Definition)」->「JVM 設定 (JVM Settings)」と展開します。「JVM 設定 (JVM Settings)」ページがオープンします。
- 「プロパティー」パネルでデフォルト・アプリケーション・サーバー
のクラスパスを入力し、「OK」をクリックします。
- 「JVM 設定 (JVM Settings)」ページで、
「保管する必要のある構成 (Configuration needs to be saved)」リンク
をクリックします。
- 「OK」をクリックして構成を保管します。
- WebSphere Application Server を停止します。
- WebSphere Application Server を再始動します。
WebSphere Application Server が再始動すると、
新規 JVM クラスパスが有効になります。
- WebSphere Application Server の管理コンソールを再始動します。
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