このセクションでは、バージョン 8.1.4 でのマイグレーション問題について説明し、DB2 Everyplace 同期サーバー および同期クライアントについて必要な説明を行います。
DB2 Everyplace 8.1.4 では、JDBC サブスクリプションの複製をサポートするインフラストラクチャーが異なります。DB2 Everyplace 8.1.4 が正しく機能するには、DB2 Everyplace の前のバージョンで作成した JDBC サブスクリプションをマイグレーションする必要があります。このマイグレーションは、 新しくインストールした DB2 Everyplace 同期サーバーを開始する前に行う 必要があります。既存の DB2 Everyplace のインストールを DB2 Everyplace 8.1.4 にアップグレードする前に、すべてのミラー・データベースを複製してください。インストールの直前にミラー・データベースの 複製を行い、インストールの直後にマイグレーションを行った場合、マイグレーションにはそれほどの時間はかかりません。それ以外の場合は、マイグレーションが完了するまでに長い時間がかかる場合があります。DB2 Everyplace 8.1.4 をインストールする前に、すべてのソース・データベース、 ミラー・データベース、および DSYCTLDB データベースをバックアップしておくことを 強くお勧めします。インストール後、マイグレーションを実行するときに、JDBC サブスクリプション内の ソース表はすべて、休止状態にする必要があります。表に対するアクティビティーは、マイグレーションが完了すれば、再開してかまいません。
前提条件
手順
この作業は、DB2 Everyplace のインストール中に実行させることができます。インストール・セットアップ・ウィザードでこの作業を実行しないことを 選択した場合には、DB2 Everyplace のインストール後 に、以下のステップを行う必要があります。
手順
Linux または QNX Neutrino の同期クライアントを使用して以前に同期を行っている場合は、 ターゲット・ディレクトリーにある migrate.sh を実行して、同期クライアント構成を マイグレーションする必要があります。ターゲット・ディレクトリーは、同期クライアント構成ファイル (CONFIG1、MISC1 など) が保管されている場所です。スクリプトは、単純にファイル名を小文字に 変更します。ファイル migrate.sh は /bin ディレクトリーの中にあります。Linux または QNX Neutrino 8.1.4 の同期クライアントと前の構成ファイル (すべて大文字) を使用して同期を試みると、API 関数 iscConfigOpen() は ISCRTN_Failed を戻します。
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