サーバー・グループ には、 アプリケーション・サーバー (およびその内容) のテンプレートが含まれています。 これは、ユーザーがセットアップしたサーバーに基づいたもので、 そのサーバーのコピーを作成およびするために使用されます。 これらのコピーはクローン と呼ばれます。 クローンを作成する作業はクローン作成 と呼ばれます。
クローン作成は、アプリケーション・サーバーのパフォーマンスと可用性を向上させる ための高度な技法です。クローン作成を行うことにより、ワークロード管理システムは、 サーバー・グループ内のクローン間で アプリケーション・サーバーのワークロードを透過的に平衡させ、失敗した アプリケーション・インスタンスからアクティブなクローンに、 サービスを中断させることなくユーザーを自動的に切り替えられるようになります。 クローン作成はユーザーが意識することなく行われるため、 効率と信頼性の高い実稼働環境を維持するために、きわめて重要な技法となります。
サーバー・グループとは、アプリケーション・サーバーを論理的に表したものです。 サーバー・グループは実際のアプリケーション・サーバーと同じ構造および属性を備えています。 しかし、どのノードとも関連付けられておらず、また、いかなるノードで実行されるいかなる 実際のサーバー・プロセスとも対応していません。 これに対して、サーバー・グループから作成されるクローンは、実ノードで 実行される実際のアプリケーション・サーバーを表します。
クローンは、作成元のサーバー・グループと同一であり、同一のアプリケーション・サーバー を作成することができます。サーバー・リソースに対する要求はどのサーバー・クローンでも 処理できるため、これらのコピーを使用してワークロード管理を行うことができます。 サーバー・グループを開始または停止させると、サーバー・クローンは自動的に 開始または停止します。サーバー・グループに対して行った変更は、 そのサーバー・グループが再始動したときに、対応するクローンに伝搬されます。
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