ソース・データベースからモバイル・デバイスへの同期

図 6 は、 同期をとる時に、ソース表の変更内容がユーザーのモバイル・デバイス上の DB2 Everyplace 表にどのようにアプライされるかを示しています。 同期サーバーは、ユーザーが最後に同期 をとった以降に行われたすべての関係するソース・データの変更内容をユーザーに 送信します。同期サーバーは、ユーザーがサブスクリプションしているデータに ついての変更のみを送信します。

図の番号は、その後に続く説明に対応しています。

図 6. ソース・データベースへの変更内容がモバイル・データベースにアプライされる仕組み

図 3 の開始。4 つのボックスがあります。 最初のボックスは、ソース・システムを表しています。 2 番目のボックスは、中間層システムを表しています。 3 番目のボックスは、同期応答を表しています。 4 番目のボックスは、モバイル・デバイスを表しています。 ソース・システムを表すボックスには、VNMEDICALRECORD ソース表があります。 VNMEDICALRECORD ソース表からは、DB2 ログに向かう矢印があります。 DB2 ログからは、キャプチャー・プログラムに向かう矢印があります。 キャプチャー・プログラムからは、変更データ表に向かう矢印があります。 変更データ表からは、アプライに向かう矢印があります。 アプライからは、中間層システムの VNMEDICALRECORD ミラー表に向かう矢印があります。 VNMEDICALRECORD ミラー表からは、出力キューに向かう矢印があります。 出力キューからは、同期応答のボックスに向かう矢印があります。 同期応答のボックスからは、モバイル・デバイスのボックス内に ある VNMEDICALRECORD (DB2 Everyplace 表) に向かう矢印があります。 図 3 の終了。

  1. ソース・システム上で継続して実行されている DB2 DataPropagator キャプチャー・プログラム は、DB2 ログから VNMEDICALRECORD ソース表に対する変更内容を取り込み、 それらを変更データ表に書き込みます。
  2. DB2 DataPropagator アプライ・プログラムは、変更データ表の変更内容を ミラー表 VNMEDICALRECORD にアプライします。 更新の矛盾が確認された場合、このステップの処理で 解決されます。
  3. データに対する変更内容は、同期応答メッセージとして中間層システム上の 出力キューに送信されます。
  4. 同期クライアント・ソフトウェアは、出力キューから同期応答メッセージを 取り出します。クライアントからの取り出し要求は認証されます。
  5. データに対する変更内容は、表のクライアント・ローカル・コピーにアプライされます。同期セッションが終了します。

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