図 5 は、
ユーザーがサブミットした変更内容が同期時にどのようにソース・データベースに
適用されるかを示しています。図の番号は、その番号の後に続く説明に対応しています。
図 5. ユーザーが同期をとるためにサブミットした変更内容が ソース・データベースにアプライされる仕組み

- 在宅介護の専門家あるいは訪問看護婦は、Palm OS デバイス上の VNMEDICALRECORD 表
のローカル・コピーにある患者の血圧を更新します。
看護婦は表の編集に使用したアプリケーションを
終了してから、「IBM Sync」アイコンをクリックしてデバイス上の同期
クライアント・ソフトウェアを開始します。モバイル・アプリケーション
は、同期クライアント API を利用して、同期を開始する機能を組み込んで作成することもできます。
同期クライアント・アプリケーションが開始したら、看護婦は同期させる
アプリケーション名を選択してから、「同期 (Synchronize)」を
クリックして同期の要求を行います。
- 要求は、認証されてから、中間層システム上の入力キューに置かれます。
デバイス上の同期クライアント・ソフトウェアは、
ソース・サーバー (ソース・データベースからモバイル・デバイスへの同期を参照) からの同期応答を待ちます。
- ユーザーは、サブスクリプションされているデータのサブセットおよびファイルのみを
同期させることができます。
- データはステージング表に置かれます。
他の更新が行われているときに
変更をステージングすることができるため、ステージング表は同期要求の
スループット・キャパシティーの向上に役立ちます。
- データはステージング表からミラー表 (この例では VNMEDICALRECORD) にコピー
され、潜在的な更新の矛盾は解決されます。
ミラー表への変更内容は DB2 ログに記録されます。
- DB2 DataPropagator キャプチャー・プログラムが開始されます。
このプログラムは、ミラー表への変更内容を DB2 ログから取り込み、
それらを変更データ (CD) 表に書き込みます。
- DB2 DataPropagator アプライ・プログラムが開始され、
変更データ表の変更内容をソース・システム
上の VNURSE データベースにあるソース表 VNMEDICALRECORD にアプライします。
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