このセクションでは、DB2 Everyplace のライブラリーおよびサンプル・ファイル を MIDP をサポートするモバイル・デバイスにインストールする方法について説明します。
前提条件
DB2 Everyplace のライブラリーおよびサンプル・ファイルをインストールする前に、 ご使用のワークステーションに Web アプリケーション・サーバーを インストールする必要があります。WebSphere Application Server 5.x、IBM WebSphere(R) Application Server - Express V5.0 の組み込みバージョン、 または Apache Tomcat を構成して、DB2 Everyplace で実行することができます。 続行する前に、これらのアプリケーション・サーバーのいずれかをインストールしなければなりません。
DB2 Everyplace 用の MIDP は、RIM、Nokia、および Motorola を含むいくつかの異なるデバイスで テスト済みです。次のセクションでは、ご使用のネットワーク通信事業者が Nextel の場合のインストール方法を 説明します。デバイスによっては、データ・ケーブルを介してアプリケーションをロードするものや、 赤外線ポートを使用してロードするものがあります。詳細については、デバイスの製造メーカーの資料を参照してください。 これらのデバイスのいずれかに DB2 Everyplace ライブラリーおよび サンプル・ファイルをインストールする前に、ファイルを電話に転送するための アプリケーションをダウンロードし、更新しておく必要があります。 このアプリケーションをダウンロードするには、以下のようにします。
VNurse.jad ファイルと VNurse.jar ファイル はともに、インストール時にデバイスに送信されます。 これらのファイルの名前は一致していなければなりません。 ファイル名が異なっていると、インストールは正常に行えません。
手順
DB2 Everyplace ライブラリーとサンプル・アプリケーション・ファイルをインストールするには、以下のことを行います。
MIDP をサポートするデバイスに以下のファイルを インストールします。表 193 に、DB2 Everyplace のライブラリー・ファイルを 記載します。これらのファイルは ¥DB2Everyplace¥Clients にあります。
表 193. DB2 Everyplace ライブラリー・ファイル
ファイル名 | 説明 |
---|---|
Midp¥lib¥VNurse.jad | Visiting Nurse (巡回医療サービス) jad ファイル |
Midp¥lib¥VNurse.jar | Visiting Nurse (巡回医療サービス) 未デバッグ jar ファイル |
これらのファイルを使用して、ユーザー独自の MIDP アプリケーションを開発したり、 サンプル・アプリケーションを操作したりすることができます。
ファイル名 | 説明 |
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ISyncMidp.jar | MIDP ISync/Java API 未デバッグ・アーカイブ |
ISyncMidpDebug.jar | MIDP ISync/Java API デバッグ・アーカイブ |
ファイル名 | 説明 |
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Dump.jad | ダンプ・ユーティリティー jad ファイル |
Dump.jar | Dump.jad ファイル用のダンプ・ユーティリティー jar ファイル |
Dump1.jad | ダンプ・ユーティリティー jad ファイル |
DumpDebug.jar | ダンプ・ユーティリティーのデバッグ版 |
VNurseDebug.jad | Vistiting Nurse (巡回医療サービス) jad ファイル |
VNurseDebug.jar | Vistiting Nurse (巡回医療サービス) 未デバッグ jar |
VNurseDebug1.jad | user1/user1/221 デバイス ID に対応する jad ファイル |
VNurseDebug2.jad | user2/user2/222 デバイス ID に対応する jad ファイル |
VNurseDebug3.jad | user3/user3/223 デバイス ID に対応する jad ファイル |
VNurseDebug4.jad | user4/user4/224 デバイス ID に対応する jad ファイル |
VNurseDebugt5.jad | user5/user5/225 デバイス ID に対応する jad ファイル |
ファイル名 | 説明 |
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com¥ibm¥mobileservices¥demo¥Dump.java | サンプル・ソース |
com¥ibm¥mobileservices¥demo¥ NursesAid.java | VNurse (巡回医療サービス) の援助機能 |
com¥ibm¥mobileservices¥demo¥VNurse.java | サンプル・ソース |
ISyncSample.java | 簡単な MIDP 同期の例 |
ISyncWorker.java | 簡単な MIDP 同期の例 |
表 197. フィルター・サーブレット・セットアップ・ファイル
ファイル名 | 説明 |
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lib¥FilterServlet.jar | MIDP サーブレット未デバッグ jar ファイル |
lib¥FilterServletDebug.jar | MIDP サーブレット・デバッグ jar ファイル |
bin¥dsytomcat.bat | Tomcat スタートアップ・ファイル |
上記のデバッグ・ファイルは大きすぎるため、大半のデバイスに収まらず、また多くの トレース出力を表示します。これらのデバッグ・ファイルの目的は、 最適の IDE で開発中にアプリケーションをデバッグすることです。番号の付いた VNurse.jad ファイル は、Sun Wireless Toolkit エミュレーター (Midp/bin/run.bat) から実行できるさまざまなユーザーとパスワードの組み合わせを定義しています。これらのファイルのうちのいずれかを電話で使用する場合は、 ルート・ファイル名が JAR ファイルと一致していなければなりません。 例えば、VNurse3.jad を電話回線でロードするには、 その前にこのファイルを VNurse.jad という名前に変更しておく必要があります。
MidpISync.jar および 組み込まれた build.bat (ANT スクリプト) ファイル を使用してユーザー独自のアプリケーションを開発したい場合には、 以下のソフトウェア・プログラムをダウンロードしてインストールすることができます。
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