IBM Sync をセットアップした後で、その他の IBM Sync メニュー・オプションを
構成することができます。クライアント・デバイスに DB2 Everyplace がインストールされていること、
およびクライアント・デバイスまたはエミュレーターでネットワーク接続がセットアップされていることを確認してください。
「IBM Sync」ダイアログの左上隅にある
「IBM Sync」メニューを
クリックしてください。以下のオプションを含むドロップダウン・メニューが表示されます。
- Subs Sets
- サーバー設定
- クライアント設定
- ネットワーク設定
- IBM Sync について
Subs Sets (サブスクリプション・セット)
メニューから「サブスクリプション・セット」オプションを選択することで、
同期クライアントがサブスクライブするサブスクリプション・セットを表示できます。
サブスクリプション・パネルで、サブスクリプションの横にあるチェック・ボックスは、
そのサブスクリプション・セットが同期に使用可能になっているかどうかを示します。
そのため、関心があるサブスクリプション・セットでの同期を、チェック・ボックスのチェックマークを
外すことによって使用不可にできます。
パネル内のすべてのコマンド・ボタンとそのアクションについて、以下で説明します。
- OK
- サブスクリプションの同期オプションを変更した後に、
「OK」ボタンをクリックして変更を保管できます。
- キャンセル
- 変更を破棄したい場合は、「キャンセル」ボタンをクリックします。
- 詳細
- 「詳細」ボタンをクリックすると、
「詳細」パネルに、選択したサブスクリプション・セットについての
詳しい情報 (例えば、サブスクリプション・セットの完全な名前、最新の同期の状況など) が表示されます。
さらに、クライアント・データを破棄して、サブスクリプション・セットの最新表示を実行する場合、
「リセット」チェック・ボックスを選択するだけです。
これで、次回に同期を行ったときに、同期クライアントがそのサブスクリプション・セットに対して最新表示を実行します
(クライアント・データをドロップし、サーバーからソース・データを再度取り出す)。
- パージ
- このボタンによって、現行サブスクリプション・セット情報がドロップされます。
次回に同期を行ったときに、同期クライアントがサブスクリプション・セット情報を最新表示し、
さらに各サブスクリプション・セットを最新表示します。
- 注:
- ローカル表に対する変更を行っても、変更内容をソースに同期させていない場合は、
パージ操作を実行した後の最新表示によって、それらの変更内容は失われます。
サーバー設定
「サーバー設定」メニュー・オプションをクリックすると、
「設定値」ダイアログがオープンします。
このダイアログで、いくつかの IBM Sync 設定値を構成することができます。
構成できる設定は次のとおりです。
- URL
- 「URL」の横にあるドロップダウン・リストをタップして、
「-入力- (-enter-)」を選択し、同期サーバーの URL
(例えば http://127.0.0.1) を入力します。
80 以外 (例えば 8080) のポートで同期サーバーが構成されている場合、
ポート番号を URL に指定する必要があります (例えば http://127.0.0.1:8080)。
入力した新しいサーバー URL はそれぞれ、ドロップダウン・リストに保管されるため、
次回に同期を行うときは、簡単にリストからサーバー URL を選択できます。
- ユーザー
- 「ユーザー ID」フィールドにユーザー名を入力してください。
入力するユーザー名は、DB2 Everyplace モバイル・デバイス管理センターで定義されたもので
なければなりません。
モバイル・デバイス管理センターにおけるユーザーの作成に関する詳細については、
「同期サーバー 管理ガイド」を参照してください。
- パスワード
- 「パスワード」フィールドにパスワードを入力してください。
入力するパスワードは、DB2 Everyplace モバイル・デバイス管理センターで定義されたもの
でなければなりません。
モバイル・デバイス管理センターにおけるユーザーの作成に関する詳細については、
「同期サーバー 管理ガイド」を参照してください。今後のためにパスワードを保管する場合、
「パスワードの保管」チェック・ボックスを選択してください。
クライアント設定
メニューから「クライアント設定」を選択してクライアント特有の設定を構成できます。
構成可能なクライアント設定は、以下のとおりです。
- トレース
- 同期中に問題が生じたときにサービス用の詳しいトレース情報を生成するには、
「トレース」の横にあるドロップダウン・リストをタップし、
「詳細」を選択します。
- メモリー・スロット
- 「メモリー・スロット」の横にあるドロップダウン・リストを
タップして、クライアント情報および同期されたデータを保管するターゲット・メモリー拡張カードを選択します
(メモリー拡張カードがある場合。
デフォルトの「デバイス」設定は、モバイル・デバイス上のメイン・メモリーです。
「デバイス」以外メモリー・スロットを選択した場合、
「ターゲット・パス」フィールド
(デフォルトはルート) に、その他のターゲット・パスを指定することもできます。
ネットワーク設定
メニューから「ネットワーク設定」を選択してネットワーク特有の設定を構成できます。
構成可能なネットワーク設定は、以下のとおりです。
- タイムアウト
- このドロップダウン・リストで、同期がタイムアウトになるまでの所要時間を指定することができます。
サーバーがビジーになる場合、または同期を取るデータの量が多い場合には、
より長い所要時間を選択する必要があります。
同期中にタイムアウトのエラー・メッセージが
頻繁に出る場合は、システム管理者に連絡して適切な設定値を確認してください。
デフォルトでは 1 分に設定されています。
- ネットワーク速度
- 「ネットワーク速度」の横にあるドロップダウン・リストをタップして、
適切なネットワーク速度を選択します。
この設定によって、同期クライアントは、最良のネットワーク・パフォーマンスを獲得するために、
同期サーバーとの通信時に実際のメッセージ・サイズを調整できます。
- プロキシーの使用
- ご使用のシステムがプロキシー・サーバーを使用する場合、
「プロキシーの使用」チェック・ボックスを選択して、
プロキシー・サーバーの IP およびポート番号を入力する必要があります。
IBM Sync について
「IBM Sync について」を選択すると、
DB2 Everyplace クライアントのバージョン番号とビルド日付、およびデバイス ID を含むデバイス情報を表示できます。
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