表 26 は、DB2 Everyplace SQL エンジンによって報告
される、SQL ステートメントに関するすべての SQLSTATE をリストアップしたものです。
DB2 CLI により報告される SQLSTATE は、DB2 CLI 関数の要約に記載されている各 DB2 CLI 関数の説明のところにリストされています。
表 26. SQL が報告する SQLSTATE メッセージ
SQLSTATE | 説明 | 解説 |
---|---|---|
01000 | 警告。 | 通知メッセージ。(関数は、SQL_SUCCESS_WITH_INFO を戻す。) |
01004 | 値が切り捨てられた。 | 値が、システムのキャスト関数または調整関数によって切り捨てられた。 |
01550 | 索引は作成されなかった。 | 指定した記述をもつ索引がすでに存在するため、この索引は作成されなかった。 |
02000 | 行が検出されなかった。 | FETCH、DELETE、または UPDATE ステートメントの実行で行が検出されなかった。 |
07001 | パラメーター数の間違い。 | パラメーター・マーカーがバインドされていない。 |
07005 | パラメーターが無効。 | カーソルのステートメント名が、カーソルに関連付けることができない 準備済みステートメントを示している。 |
07006 | 変数が無効。 | データ・タイプが原因で、入力ホスト変数が使用できない。 |
08002 | 接続がすでに存在している。 | 接続がすでに存在している。 |
22001 | 値に切り捨てが必要。 | システムのキャスト関数または調整関数による値の切り捨てが必要。 |
22002 | ヌル標識が提供されない。 | ストレージが提供されていないため、NULL 値を割り当てることができない。 |
22003 | 数値が範囲外。 | 数値がターゲット列の範囲内にない。 |
22007 | 無効な日付時刻形式。 | 日付時刻値に関するストリング表現の構文が正しくない。 |
22008 | 日付時刻値が範囲外。 | 日付時刻値に関するストリング表現が範囲外である。 |
22012 | 0 による除算。 | 0 による除算が試みられた。 |
22504 | MBCS 文字がフラグメント化されている。 | データに形式が適切ではないマルチバイト文字が含まれている。 |
23502 | ヌル値が許されない。 | NOT NULL 列に NULL 値を割り当てることはできない。 |
23505 | 値が固有ではない。 | 重複キーを生成することになるため、この操作は無効。 |
23513 | 値が無効。 | INSERT または UPDATE ステートメントの結果、行がチェック制約の定義に合わない。 |
23515 | 複数の主キー文節が指定された。 | 複数の主キー文節が指定された。 |
24000 | カーソル状態が無効。 | StatementHandle は実行された状態であったが、 StatementHandle に関連付けられた結果セットが無かった。 |
24501 | カーソルがオープンされていない。 | 結果セットが生成されていないため、FETCH は無効。 |
24505 | カーソルが位置付けされていない。 | カーソルが行上に位置付けされていないため、FETCH は無効。 |
34000 | カーソル名が無効。 | カーソル名が無効。 |
42501* | 識別されたオブジェクトで指定のオペレーションを実行することが 許可されていない許可 ID。 | 現行ユーザーは、存在しないユーザーから特権を除去しようとしている。 |
42502* | 指定されているオペレーションを実行することが 許可されていない許可 ID。 | 現行ユーザーは、認証された接続を所有していない。 アプリケーション (暗号化ライブラリーや CryptoPlugin.dll がないアプリケーション) が 暗号化関連の SQL コマンド (GRANT、REVOKE および CREATE TABLE) を実行すると、 エラー「42502」が戻される。これにより、アプリケーションの破損が回避される。 |
42505* | 接続許可が失敗した。 | 登録されたユーザーが接続しようとしたが、認証されなかった。 |
42506* | 所有者許可が失敗した。 | 接続されたユーザーが認証されなかった。(パスワードの誤り。) |
42601 | 構文エラー。 | SQL ステートメントの構文エラーが検出された。 |
42603 | ストリング定数に終了区切り文字がない。 | ストリング定数または区切り ID に終了区切り文字がない。 |
42610 | パラメーター・マーカーの無効な使用。 | ステートメントに無効なパラメーター・マーカーが含まれている。 パラメーター・マーカーの有効な使用法については、表 19 を参照してください。 |
42611 | 無効な長さ指定。 | 長さ指定が限界を超えている。 |
42614 | 重複キーワードが無効。 | 重複キーワードが無効。 |
42621 | チェック制約が無効。 | チェック制約が無効。 |
42622 | 名前が長すぎる。 | ID の名前が長すぎる。 |
42702 | 未確定列名参照。 | 複数の列が参照されている可能性がある。 |
42703 | 未定義の列名。 | 列名が参照されている表にない。 |
42704 | 未定義のオブジェクト。 | 表が存在しない。 |
42710 | 指定されたオブジェクトがすでに存在している。 | 同じ名前の表がすでに存在している。 |
42711 | 列名が重複している。 | 同じ列名が複数回指定されている。 |
42802 | 値の数が列の数に一致しない。 | 割り当てられる値の数が、指定または暗黙指定された列の数と等しくない。 |
42803 | SELECT リスト内の列参照が GROUP BY 文節に指定されていない。 | 列名および集約関数が選択リスト内に含まれているが、GROUP BY 文節がない。 |
42818 | オペランドの非互換データ・タイプ。 | 演算のオペランドのデータ・タイプに互換性がない。 |
42820 | リテラル値が範囲外。 | 指定された数値が許容範囲外である。 |
42821 | 非互換データ・タイプ。 | 値に、ターゲット列のデータ・タイプとの互換性がない。 |
42822 | 無効な ORDER BY 項目。 | ORDER BY 項目が選択リストにない。 |
42824 | LIKE オペランドが無効。 | LIKE のオペランドがストリングではないか、第 1 オペランドが列ではない。 |
42829 | FOR UPDATE OF が無効。 | カーソルが指定する結果表を変更できないため、FOR UPDATE OF は無効。 |
42830 | 外部キーが親キーの記述に合っていない。 | 外部キーが親キーの記述に合っていない。 |
42831 | 主キーにヌル可能列がある。 | 主キー文節に指定する列は、ヌル可能にはできない。 |
42832* | システム・オブジェクトへの無許可アクセス。 | システム・オブジェクトに関する操作が許可されていない。 |
42884 | 不明な関数名。 | 指定された名前と互換引き数を持つ、関数もプロシージャーも見つからなかった。 |
42887 | サポートされないフィーチャー | このフィーチャーは現行リリースではサポートされていない。 |
42894 | デフォルト値が無効。 | デフォルト値が無効。 |
42902 | オブジェクト表参照が重複している。 | INSERT ステートメントのオブジェクト表が、FROM 文節でも指定されている。 |
42903 | WHERE 文節または SET 文節に無効な参照が含まれている。 | WHERE 文節または SET 文節に、列関数のような無効な参照が含まれている。 |
42962 | LOB 列はキーとして使用できない。 | LOB 列は主キーとして使用できない。 |
54001 | ステートメントが長すぎる。 | 照会ステートメントが長すぎる。 |
54008 | キーが長すぎる。 | 主キー、外部キー、または索引内の列数が多すぎる。 |
54010 | 表レコード長が長すぎる。 | 表のレコード長が長すぎる。 |
55002 | DB2ePLANTABLE の定義が正しくない。 | DB2ePLANTABLE の宣言が正しくないため、EXPLAIN を実行できない。 |
55009 | ファイルが読み取り専用。 | ファイルが読み取り専用。読み取り専用の環境では、SELECT 照会しか実行できない。 |
57001 | 表が使用可能になっていない。 | トランザクション有効範囲内の表で REORG を実行できない。 |
57011 | メモリー不足。 | システムが動的メモリーを割り当てることができない。 |
57014 | 割り込みのために処理が取り消された。 | 照会の実行が、ユーザーの割り込みのために取り消された。 |
58004 | 内部システム・エラー (継続)。 | 重大ではないシステム・エラーが発生した。 |
58005 | 内部システム・エラー (停止)。 | 重大なシステム・エラーが発生した。 |
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