WebSphereTM Development Tools for iSeries V5.1 導入の注意事項

以下の導入の注意事項は、WebSphere Development Tools for iSeries V5.1 に適用されます。このバージョンは、下にリストした Windows オペレーティング・システムの 1 つをもった PC ワークステーションにのみ導入するよう、設計されています。WebSphere Development Tools for iSeries のこのバージョンは、CD および DVD でのみ提供されます。

README の文書には、前提条件、製品に関する制限事項、および資料に含まれていない情報が入っています。

リリース情報文書では、製品コンポーネント、詳しいシステム要件、およびマイグレーション・シナリオについて説明するとともに、VisualAge(R) for Java(TM) Version 3.5.3 Enterprise Toolkit for AS/400(R) のリリース情報についても説明します。

目次

導入の注意事項

すべての Windows オペレーティング・システムに関する注

一般的な注意事項

VisualAge for Java for iSeries 3.5.3 は、CD ディスク 5 にあり、製品の残りより前または後に導入できます。最初に VisualAge for Java を導入するようにお勧めします。そのようにすると、製品の残りで Enterprise Tookit for AS/400 (VisualAge for Java が必要) を導入するためのオプションを選択できます。VisualAge for Java を導入した後にワークステーションをリブートしてください。

導入処理の要旨は以下の通りです。

  1. ワークステーションがリリース情報で述べられた要件を満たしていることを確認します。
  2. CD ディスク 5 から VisualAge for Java for iSeries 3.5.3 (オプション) を導入します。分散デバッガーを導入するかを尋ねられた場合には、「いいえ」で応答します。
  3. WebSphere Development Tools for iSeries V5.1 を導入します。
  4. ワークステーションをリブートします。
  5. 導入およびリブートの後で、iSeries サーバーへの接続をセットアップし、サーバーに必要なライセンス・プログラム・プロダクトおよびプログラム一時修正 (PTF) があるかどうかを確認する「ホストおよびサーバー接続」ウィザードを立ち上げるかどうかのオプションを選択できます。

導入中にリブートしたいかどうかを尋ねられたら、MS JVM または IBM の S2JDK の導入 (必要な場合) の後を除いて「はい」をクリックします。

WebSphere Studio は、Microsoft ディジタル署名のないソフトウェアを導入します。「ディジタル署名が見つからない」ダイアログ・ボックスで「導入を続行しますか ?」と尋ねられたら、「はい」をクリックします。

WebSphere Development Tools for iSeries V5.1 は、Windows 95 には導入できません。

各国語サポート

この製品は、ユーザー・ロケールにしたがって 1 つの言語を導入します。導入の完了後にロケールを変更すると、製品コンポーネントとヘルプ画面が正しく表示されない可能性があります。言語を変更するには、アンインストール方法 のセクションで説明されているように、完全に製品をアンインストールしてから、ロケールを変更して、再び製品を導入してください。

分散デバッガーをスペイン語で表示するには、製品の導入前にマシンのロケールがスペイン語 (標準スペイン語) またはスペイン語 (スペイン) に設定されていることを確認してください。

カスタム導入

カスタム導入では、この製品によって提供されるコンポーネントを選択することができます。選択によっては、他のコンポーネントの選択が必要になります。下のテーブルは、どのコンポーネントに依存性があるかを示します。必要な選択は自動的に行われます。たとえば、WebFacing Tool を選択すると、CODE および AS/400 Toolbox for Java も選択されます。
コンポーネント以下のコンポーネントが必要
WebSphere Development Tools のベースは常に導入されます
VisualAge RPG
AS/400 Toolbox for Java
CODEAS/400 Toolbox for Java
WebFacing ToolCODE
AS/400 Toolbox for Java
Enterprise Toolkit for AS/400VisualAge for Java for iSeries 3.5 以降 (別個に導入)
WebSphere Studio for iSeries
分散デバッガーおよび NetQuestion は常に導入されます。
NetQuestion には、ヘルプ・システムの検索機能があります。
分散デバッガーは、オブジェクト・レベル・トレースが組み込まれており、インタープリット済みとコンパイル済みの両方の Java だけでなく、C++ などの他のコンパイル済み言語をデバッグします。

追加のプログラム

ユーザーの選択項目とすでにマシン上に導入済みのものによって、導入が必要となる追加のプログラムがあります。必要な時には、導入ウィザードがユーザーにプログラムのプロンプトを出します。
プログラム製品に
組み込み
リブート
必要
導入タイプコメント
MS JVM 使用可能 不要 対話式 - 導入から立ち上げ Studio DTC が正しく機能するために導入する必要がありますが、システム JVM でなくてもかまいません。
Java 開発キット IBM からの J2SDK 1.2.2 使用可能 不要 対話式 - 導入から立ち上げ すべての CODE/400、VARPG、および WebFacing Tool 機能が働くために必要。README の JDK の注 も参照。
Sun からの JDK 不要 不要 手動導入 バージョン 1.2.x
フレーム可能 Web ブラウザー Netscape Communicator なし、ベンダー
から入手のこと
不要 バージョン 4.7 以上の手動導入 他のブラウザーが導入されていない場合には必要
Microsoft Internet Explorer なし、ベンダー
から入手のこと
使用可能 バージョン 4.0 以上の手動導入 一部の主要な Studio 機能に必要。Studio を導入しない場合には不要。WebFacing Tool および他のコンポーネントにはバージョン 5.0 が必要です。詳細については、リリース情報の「ソフトウェア要件」を参照してください。
その他 なし、ベンダー
から入手のこと
製品による 手動導入。バージョンは製品に依存。 その他のブラウザーはサポートされません。

Windows 98 に関する導入の注意事項

すべてのコンポーネントが正しく導入され、稼働するようにするには、以下の変更を行ってください。

NetQuestion が導入できないというエラー・メッセージが出された場合には、autoexec.bat ファイルの PATH ステートメントが 200 文字よりも長くなっているためです。この問題を訂正するには、PATH ステートメントを短くしてください。

NetQuestion がアンインストールされても (それを使用する IBM 製品をアンインストールすることによって)、NetQuestion は PATH ステートメント中のその項目を除去しません。アンインストールを繰り返すと、結果としてこのステートメントが 200 文字を超える可能性があります。この問題を訂正するには、PATH ステートメントを短くしてください。

Windows NT および Windows 2000 での導入に関する注意事項

Windows NT および 2000 では環境変数の使用において Microsoft インストーラーが変更されているので、次の規則に従ってください。

Administrator も製品をアンインストールしなければならないということに注意してください。

Windows ME に関する導入の注意事項

すべてのコンポーネントが正しく導入され、稼働するようにするには、以下の変更を行ってください。

  1. Windows Explorer を使用して、command.com ファイルを見つけます。
  2. 右クリックして、ドロップダウン・リストを表示します。
  3. 「プロパティー」を左クリックして、command.com プロパティー・ウィンドウを表示します。
  4. 「メモリー」タブをクリックします。
  5. 「初期環境」ボックスの内容を 32000 に変更します。
  6. 「OK」をクリックします。
  7. 製品を導入する前にワークステーションをリブートします。

NetQuestion がアンインストールされても (それを使用するすべての IBM 製品をアンインストールすることによって)、NetQuestion はPATH システム変数のその項目を除去しません。アンインストールを繰り返すと、結果としてこの変数ストリングが 200 文字を超える可能性があります。この問題を訂正するには、PATH を短くしてください。


CD-ROM からの導入方法

5 枚の CD-ROM こがあります。ディスク 1 - 4 には WebSphere Development Tools for iSeries が入っています。ディスク 5 には VisualAge for Java for iSeries 3.5.3 が入っています。CD-ROM ドライブを閉じた後で、ドライブのライトが消えるるまで待ってから、「OK」をクリックします。

  1. (オプショナル) VisualAge for Java for iSeries 3.5.3 の導入
    1. CD ディスク 5 を CD-ROM ドライブに挿入します。
    2. 導入が自動的に開始されない場合:
      1. 「スタート」をクリックしてから、「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
      2. X:setup を入力します。ここで X は CD-ROM ドライブ名です。
      3. Enter を押します
    3. 導入の指示に従ってください。
    4. ワークステーションをリブートします。
  2. WebSphere Development Tools for iSeries を導入します。
    1. CD ディスク 1 を CD-ROM ドライブに挿入します。
    2. 導入が自動的に開始されない場合:
      1. 「スタート」をクリックしてから、「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
      2. X:setup を入力します。ここで X は CD-ROM ドライブ名です。
      3. Enter を押します
    3. WebSphere Development Tools for iSeries の導入指示に従ってください。
    4. ワークステーションをリブートします。

DVD からの導入方法

  1. (オプショナル) VisualAge for Java for iSeries 3.5.3 の導入
    1. CD ディスク 5 を DVD ドライブに挿入します。
    2. 導入が自動的に開始されない場合:
      1. 「スタート」をクリックしてから、「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
      2. X:setup を入力しますが、この X は、DVD のドライブ名です。
      3. Enter を押します
    3. 導入の指示に従ってください。
    4. ワークステーションをリブートします。
  2. WebSphere Development Tools for iSeries を導入します。
    1. DVD ディスクを DVD ドライブに入れます。
    2. 導入が自動的に開始されない場合:
      1. 「スタート」をクリックしてから、「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
      2. X:setup を入力しますが、この X は、DVD のドライブ名です。
      3. Enter を押します
    3. WebSphere Development Tools for iSeries の導入指示に従ってください。
    4. ワークステーションをリブートします。

応答ファイルの使用方法

応答ファイルは、導入用に選択された導入位置とコンポーネントの記録です。応答ファイルを使用した別のワークステーション上への導入では、画面やダイアログが表示されることなく、その応答ファイルを作成した導入と正確に同じように製品が導入されます。例外については以下のを参照してください。

応答ファイルを作成するには、導入ウィザードの「応答ファイルの作成」ボタンを押します。応答ファイルのデフォルトのパスおよび名前は、C:\Program Files\IBM\v5r1rspn.wdt です。デフォルトのパスおよびファイル名を変更することができます。

応答ファイルを使用して導入した場合には、さらに応答ファイルが作成されることはありません。また、応答ファイルの使用は、ライセンス同意書の受諾を意味します。ライセンス同意書の場所については、README 文書の特記事項 のセクションを参照してください。

応答ファイルを使用するには、次の例に示されているように、パラメーターを指定して setup コマンドを入力します。
setup -f "C:\Program Files\IBM\v5r1rspn.wdt" ここで、応答ファイルのドライブおよびパスは、引用符に入れます。

応答ファイルの導入がエラーに終わった場合には、最新のログ・ファイルでエラー・メッセージを見つけることができます。トラブルシューティングのセクションの「ログ・ファイル」を参照してください。

: 応答ファイルを使用する導入では MS JVM および IBM の J2SDK は導入されませんが、これらはいくつかのコンポーネントでは必要です。これらのプログラムがまだ導入されたいない場合には、WebSphere Development Tools for iSeries の導入前に手動で導入してください。MS JVM は DVD または CD ディスク 4 のディレクトリー \extras にあります。msjavx86.exe を実行してから、リブートします。\extras\ibmsdk\install.exe を実行して IBM SDK 1.2.2 SR10a を導入してから、リブートしてください。

この製品を LAN サーバーに置く方法

管理者またはユーザーは、CD または DVD のファイルをすべて LAN サーバーにコピーすることができます。これによって、ユーザーはサーバーからワークステーションに導入することができます。

次のように CD からサーバーにコピーします。

  1. 製品ファイルを保管するディレクトリーを作成します。少なくとも 1.3 GB が必要です。
  2. 導入 CD ディスク 1 を CD-ROM ドライブに入れます。導入の setup が実行されていないことを確認します。
  3. 次のコマンドで、ディスク 1 からストレージ・ディレクトリーにすべてのファイルをコピーします。
    xcopy X:*.* y:\wdtimage /e /q、ここで X は CD-ROM ドライブ名で、Y:\wdtimage は既存の宛先ドライブおよびパスです。
  4. 上記のコマンドで、CD ディスク 2 - 4 かららストレージ・ディレクトリーにすべてのファイルをコピーします。

次のように DVD からサーバーにコピーします。

  1. 製品ファイルを保管するディレクトリーを作成します。少なくとも 1.3 GB が必要です。
  2. 導入 DVD ディスク 1 を DVD-ROM ドライブに入れます。導入の setup が実行されていないことを確認します。
  3. 次のコマンドで、DVD からストレージ・ディレクトリーにすべてのファイルをコピーします。
    xcopy X:*.* y:\wdtimage /e /q、ここで X は DVD-ROM ドライブ名で、Y:\wdtimage は既存の宛先ドライブおよびパスです。

LAN サーバーからワークステーションへの導入方法

この製品を LAN サーバーにコピーした後で (この製品を LAN サーバーに置く方法のセクションを参照)、製品をサーバーからワークステーションに導入することができます。この導入はワークステーション上で実行します。
  1. ワークステーションでコマンド・プロンプト・ウィンドウをオープンします。
  2. net use コマンドを入力して、製品のコピー先の LAN サーバー・ドライブに接続します。ワークステーション上で、少なくとも 1.3 GB が使用できることを確認します。
  3. 応答ファイルを使用しない場合には、コマンド X:\wdtimage\setup (ここで X は LAN サーバー・ドライブ) を入力して、導入の指示事項に従います。
    応答ファイルを使用する場合には、次の例に示されたパラメーターを付けて、セットアップ・コマンドを入力します。
    X:\wdtimage\setup -f "C:\Program Files\IBM\wdtrspn.wdt" ここで、応答ファイルのドライブおよびパスは、引用符に入れます。

この製品を iSeries サーバーに置く方法

管理者またはユーザーは、CD または DVD のファイルをすべて iSeries サーバーにコピーすることができます。これによって、ユーザーは iSeries サーバーからワークステーションに導入することができます。

CD または DVD から iSeries サーバーにコピーするには、以下のステップを実行します。

  1. iSeries サーバー上で
    1. ネットサーバーが立ち上がっていることを確認します。iSeries システムにサインオンし、コマンド行に STRTCPSVR *NETSVR を入力します。
    2. 製品ファイルを保管するディレクトリーを作成します。少なくとも 1.3 GB が必要です。
    3. コマンド行に md install を入力します。ここで "install" は、ストレージ・ディレクトリーの名前です。
  2. iSeries サーバーにネットワーク・ドライブをマップします
    1. ワークステーション上で、次のように選択して、Explorer を開始します。
      • Windows NT の場合には「スタート」-->「プログラム」-->「Window NT エクスプローラ」
      • Windows 98 の場合には「スタート」-->「プログラム」-->「エクスプローラ」
      • Windows 2000 および Windows ME の場合には「スタート」-->「プログラム」-->「アクセサリ」-->「エクスプローラ」
    2. 「エクスプローラ」ウィンドウで、メニュー項目「ツール」-->「ネットワーク・ドライブの割り当て」を選択して、「ネットワーク・ドライブの割り当て」ウィンドウを表示します。
    3. 「ネットワーク・ドライブの割り当て」ウィンドウ上で:
      • 「ドライブ」フィールドで使用可能ドライブ (この例では M) を選択して、Windows NT、Windows 98、Windows ME の場合は「パス」フィールドに、あるいは Window 2000 の場合は「フォルダー」フィールドに \\iSeriesname\root を指定します。また、"iSeriesname" は、iSeries サーバーの TCPIP アドレスとすることができます。
      • 次回のワークステーション・リブート時に、このドライブに再接続したい場合には、「ログオン時に再接続する」を選択します。
      • 「OK」または「完了」をクリックします。これで、iSeries サーバーへのネットワーク・ドライブは M になるはずです。
  3. iSeries サーバーへのファイルのコピー:
    1. 導入 CD ディスク 1 を CD-ROM ドライブに入れます。導入の setup.exe が実行されていないことを確認します。
    2. 次のコマンドですべてのファイルを CD ディスク 1 からストレージ・ディレクトリーにコピーします。 xcopy X: *.* m:\install /e /q 。ここで X は CD-ROM のドライブ名で、m:\install は iSeries サーバー上の宛先ドライブおよびパスです。
    3. 上記のコマンドで、CD ディスク 2 - 4 かららストレージ・ディレクトリーにすべてのファイルをコピーします。

iSeries サーバーからワークステーションへの導入方法

この製品を iSeries サーバーにコピーした後で (この製品を iSeries サーバーに置く方法 を参照)、これをサーバーからワークステーションに導入することができます。この導入はワークステーション上で実行します。

  1. 製品のコピー先の iSeries ドライブにネットワーク・ドライブをマップします。iSeries サーバーへの ネットワーク・ドライブのマップ のセクションを参照してください。ワークステーション上で、少なくとも 1.3 GB が使用できることを確認します。
  2. m:\install ディレクトリーをダブルクリップします。
  3. setup をダブルクリップします。
  4. 導入の指示に従ってください。

ワークステーションからアンインストールする方法

WebSphere Development Tools for iSeries をすべてアンインストールするには、「スタート」>「設定」>「コントロール・パネル」>「アプリケーションの追加と削除」を使用します。IBM WDT400 V5R1M0 だけをクリックしてから、Windows 2000 の場合は「変更と削除」、また他の Windows OS の場合は「追加と削除」をクリックして変更ウィザードを始動します。製品の「削除」オプション・ボタンを選択します。ディレクトリーを削除することによって個別のコンポーネントを除去すると、正しく除去されないので、個別のコンポーネントは除去しないようにしてください。製品のアンインストール後は常に、マシンをリブートしてください。

Windows NT および Windows 2000 では、製品のアンインストールは Administrator の権限をもつユーザーが行わなければなりません。


導入後にコンポーネントを追加または除去する方法

コンポーネントを追加または除去するには、また、「スタート」>「設定」>「コントロール・パネル」>「アプリケーションの追加と削除」を使用します。IBM WDT400 V5R1M0 だけをクリックしてから、Windows 2000 の場合は「変更と削除」、また他の Windows OS の場合は「追加と削除」をクリックして変更ウィザードを始動します。製品の「変更」オプションのボタンを選択して、追加または除去するコンポーネントを選択できる「変更」ウィザードを開きます。コンポーネントを追加する場合には、元の導入 CD-ROM、DVD、LAN ドライブ、または iSeries サーバーが必要です。製品を変更した後は、常にマシンをリブートしてください。

「製品の変更」オプションが選択されると、追加または除去されるコンポーネントがチェックマークで制御されます。最初は、現在導入されているコンポーネントがチェックマーク付きで表示されます。脱落したコンポーネントを追加するには、そのチェック・ボックスが選択されていることを確認します。コンポーネントを除去するには、そのチェック・ボックスを消します。選択を終えると、選択したコンポーネントだけが導入されます (必要な場合)。すでに導入されているコンポーネントを除去したくない場合には、チェック・マークを除かないでください


トラブルシューティング: 問題および回避策

導入で問題があった場合には、以下の注のポイントを確認してください。
ポイントコメント
環境パス変数が長すぎないことを確認します。 これは Windows 98 および ME に関係します。Windows 98 および Windows ME の導入に関する注意事項を参照してください。
十分な一時ディスク・スペースが使用可能であることを確認します。 導入プロセスは、TEMP および TMP 環境変数によって指定されたディレクトリーのディスク・スペースを使用します。導入中に「一時記憶域不足」のメッセージが出された場合には、十分なスペースのある別のドライブに TEMPおよび TMP 変数を変更してください。この導入には、最大 400 MB の一時記憶域が必要になることがあります。Windows 98 および ME をリブートして、変更を有効としてください。
導入に時間がかかる場合のチェック 導入が進行中と思われない場合:
  • 導入メッセージは時に他のウィンドウの背後に隠れていることがあり、また応答を必要とする場合があります。
  • サーバーからの導入の場合、サーバーでの他の要求で導入が遅くなっていないかどうかを判別してください。
VisualAge for Java for iSeries がないと、Enterprise Toolkit for AS/400 は導入できません。 ET/400 は VAJava for iSeries を必要とします。VAJava を導入してから、この製品を導入してください。
まだ製品を導入していない場合には、導入後の製品の追加または除去方法で説明している「導入変更」オプションで ET/400 を追加します。
すべてのコンポーネントの依存関係は、「カスタム導入」で説明しています。
導入中に「キャンセル」をクリックする場合には、導入されているコンポーネントを判別します。 コンポーネントの導入中に「キャンセル」をクリックすると、以下のようになります。
  • そのコンポーネントの導入は完了しますが、残りのコンポーネントは導入されません。
  • ヘルプは不完全で、ヘルプ・ナビゲーションおよび検索は働きません。
  • IBM 分散デバッガーは導入されません。
脱落したコンポーネントを導入するには、先の「コンポーネントの追加または除去方法」で説明した変更ウィザードを使用します。
V4R5M1 の導入時に導入された VisualAge for Java for AS/400 をアンインストールすると、エラー・メッセージが表示されるので、クリーンアップ・ファイルを使用します。 クリーンアップ・ファイルは、CD4 上に \extras\cleanvaj.exe として存在します。
導入ログ・ファイルのチェック 各製品の導入または変更は、C:\Program Files\IBM\V5R1_xxx.log という別個のログ・ファイルに記録されます。ここで xxx001 から始まる順序番号です。ログ・ファイルには、導入されたコンポーネントとアンインストールされたコンポーネントについての情報、それにエラー・メッセージがあります。最新のログ・ファイルが一番高い順序番号をもちます。