スタブ・ケースの詳細

スタブ・ケース・エレメントによって、着呼の内容に応じたサービス ・スタブの応答を指定できます。 メッセージ・リターンの XML 文書の内容、XPath 照会により戻されるノード数、または特定の添付の存在に関して、検査を実行できます。 各ケース・エレメントには、関連付けられた応答エレメントがあります。 スタブ操作には複数のケース・エレメントが存在可能ですが、 ケース: デフォルトのエレメントは必須です。

デフォルト・ケース

デフォルトのケースには、他に一致する基準がない場合、デフォルト応答が含まれます。 複数のケースが定義されている場合、デフォルトのケースは常に評価対 象の最後のケースになります。

包含ケースと等価ケース

包含 ケースは、指定された XML メッセージが着呼に含まれている場合に応答を送信します。 等価 ケースは、指定された XML メッセージと着呼 が一致する場合に応答を送信します。

検査が実行されるのは、メッセージ・リターン・オブジェクトが有効な XML メッセージの場合です。 検査は、XML エレメントの名前とエレメントの最終戻り値の両方に対して実行されます。 属性は検査されません。

メッセージ・コンテンツの編集には、「フォーム」「ツリー」、および「ソース」ビューを使用します。

XML 名前空間を使用したテスト
このオプションは、単純名の代わりに XML 名前空間を含む修飾構造に対して検査を実行する場合に選択します。 例えば、予期される XML データが以下の場合、
<ns1:responseElement xmlns:ns1="http://www.ibm.com/wbse"></ns1:responseElement>
「認識した名前空間」が使用可能のときは、戻り値の名前全体に対して検査が実行されます。
<ns1:responseElement xmlns:ns1="http://www.ibm.com/wbse"></ns1:responseElement>
「認識した名前空間」が使用不可のときは、検査で名前空間タグが無視され、 エレメントの単純名と最終戻り値のみが検査されます。
<ns1:responseElement xmlns:ns1="http://www.ibm.com/wbse"></ns1:responseElement>
この場合、予期される XML データの値は、以下のように単純化できます。
<responseElement><responseElement>
XML テキスト・ノードのテスト
XML テキスト値を検査に組み込む場合は、このオプションを選択します。
XML 属性のテスト
XML 属性を検査に組み込む場合は、このオプションを選択します。
フォーム

このビューには、呼び出しのエレメントがその値と共に単 純に表示されます。 このビューを使用して、フォームの値を迅速に編集できます。

ツリー

このビューには、呼び出しのエレメント、その値、属性、および関連付けられた名前空間の階層ビューが表示されます。 このリストは、「追加」「挿入」「除去」「上へ」「下へ」を使用して編集できます。

要件に応じて、「名前空間」「属性」、または「テキスト」フィルター・ボタンをクリックします。

「有効な変更のみを許可」をクリックして、指定された XML スキーマ文書 (XSD) に基づいてスマート編集を使用可能にすることができます。 ワークベンチ用の一連の XSD 文書を指定するには、テスト・ナビゲーターでプロジェクトを右クリックして、「プロパティー」および「スキーマ・カタログ」を選択します。 XSD が存在しないか、またはスキーマを迂回する場合は、スマート編集を使用不可にします。

標準の Java™ 正規表現を指定することができます。 「Regexp」列で、属性またはテキスト値の行を選択して、「値」列に正規表現を入力します。 例えば、次の正規表現では、電子メール・アドレスが正しくフォーマットされているかどうかが検査されます。/^([a-zA-Z0-9_¥.¥-])+¥@(([a-zA-Z0-9¥-])+¥.)+([a-zA-Z0-9]{2,4})+$/

ソース
このビューには、呼び出しのソース XML 文書が表示されます。
重要: 「ソース」ページに表示される ID タグは、テストの内部表現を参照します。 これらのタグを除去すると、既存の参照と置換がすべて除去されます。 これらのタグは、削除した後は再作成できません。

照会のケース

照会のケースは、XML パス言語照会により戻されたノード数と、ケース・エレメントで指定された予期されるノード数が一致したときに、応答を 送信します。

検査が実行されるのは、メッセージ・リターン・オブジェクトが有効な XML 文書の場合です。

XPath 式

XML パス言語を使用して照会を指定します。 XPath 照会の表現について詳しくは、XPath 仕様 http://www.w3.org/TR/xpath を参照してください。 「式のビルド」をクリックして、「XPath 式ビルダー」ウィンドウを開きます。

注: XPath 式では修飾名に接頭部があることが必要であるため、XPath 式は xmlns で宣言されるデフォルトの名前空間に対して NULL を戻します。
演算子および予期されるカウント
これらは照会が戻すと予期されるノード数を指定します。
評価
このボタンをクリックすると、現在の入力に基づいてノード数が計算されます。 この値は、現在の「予期されるカウント」に自動的に置き換わります。

デフォルト・ケース

添付検査ポイントは、検査ポイントで指定されたすべての基準とメッセージ・リターン添付が一致したときに合格状況を戻します。

検査が実行されるのは、メッセージ・リターン・オブジェクトが有効な XML 文書の場合に限られます。

検査ポイントを使用可能にする
これを選択すると、検査ポイントの予期される基準と Web サービス・メッセージ・リターン・オブジェクトが一致するかどうかが テストにより検査されます。 予期される基準とメッセージ・リターンが一致しない場合は、テスト・ログにエラーが報告されます。
検査する添付のインデックス

添付が複数ある場合は、この数値により、検査する添付が指定されます。

添付サイズ

予期される添付のサイズを指定します。

MIME タイプ
添付に対して予期される MIME タイプを指定します。
エンコード
添付に対して予期されるエンコードを指定します。

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