ANT および Sun Wireless Toolkit コマンド行を使用した MIDP アプリケーション用の isync4j の開発

このトピックは、ANT および Sun Wireless Toolkit コマンド行による MIDP 用 DB2 Everyplace ISYNC4J の開発方法について説明します。

前提条件

提供されている例と共に動作させるために、以下のソフトウェアをダウンロードしてインストールしてください。

手順

  1. オプショナル: 変更したい場合はデモを再コンパイルします。

    lib ディレクトリーには、プリコンパイルされた JAD ファイルおよび JAR ファイルが含まれています。Apache ANT、DeployManifest ツール、 および RetroGuard Obfuscator の使用について説明するために、build.bat スクリプトおよび build.xml スクリプトが用意されています。

    1. retroInstallDir¥lib¥retroguard.jar を CLASSPATH 変数 に追加します。ご使用の環境で、以下の変数を設定します。
      • ANT_HOME - ANT インストールのルートに設定
      • DB2m_HOME - %DSYINSTDIR%¥Clients¥Midp ディレクトリーに設定
      • J2MEWTK_HOME - Sun Wireless Toolkit インストールのルートに設定
      • JAVA_HOME - jdk13 または jdk131 (のみ) インストールのルートに設定
      • JAVA14_HOME - jdk14 ディレクトリーのルートに設定
    2. MIDP クライアント・ディレクトリーのルートにある build.bat ファイル を実行して、新規 JAR ファイルおよび新規 JAD ファイルを MIDP の下の lib ディレクトリーに再移植します。それぞれのユーザーおよびデバイス ID 構成ごとに、 1 つの JAR ファイルと複数の JAD ファイルがあります。

      事前検査および難読化には、複数の新規 build¥*Classes ディレクトリーが使用されます。 それぞれのユーザーおよびデバイス ID 構成ごとに、 1 つの JAR ファイルと複数の JAD ファイルがあります。 JAD ファイルを表示して、ユーザー ID、パスワード、およびデバイス ID がどのように設定されているか、および MIDLet アプリケーションに渡される方法を調べます。

    3. DeployManifest クラスは、lib¥FilterServlet*.jar に組み込まれており、 build.xml ファイルから呼び出されます。このクラスを使用して、 JAR マニフェスト・ファイルと JAD ファイルの両方を生成します。ファイルを生成する際には、 次の構文を使用します。

      マニフェスト・ファイルを生成するには、次のようにします。

      java DeployManifest -m <midletName> <className> <imageFileName> <outputfileName>
      

      JAD ファイルを生成するには、次のようにします。

      java DeployManifest -j <midletJarName> -U <uploadMaxPacket> -D ¥
        <downloadMaxPacket> -n <numClients> <JadBaseName> <outputFileName>
      
    4. DeployManifest クラスは、Apache ANT により build.xml から内部的に呼び出されます。build.xml ファイルの setJad エントリーを編集して、ユーザー ID、パスワード、またはその他の 属性を永続的に変更します。 デフォルトは nurse1 および nurse1 です。
  2. insync4j アプリケーションを実行します。

    DB2 Everyplace のインストールでは、Vnurse データベースを、サブスクリプション・セット、ユーザー、およびグループ と共に作成します。

    1. スタート」->「DB2 Everyplace」->「MDAC 開始 (Start MDAC)」を選択して、 nurse1 というユーザーが存在することを確認します。このユーザーのパスワードは、 nurse1 に設定されています。このユーザー名を使用するか、または実行スクリプトに 渡す lib¥<midlet>.jad ファイルを編集することができます。 変更をコンパイルするたびに、JAD ファイルが上書きされる点に注意してください。ユーザーおよび パスワードを永続的に変更する方法は、samples¥DeployManifest.java を参照してください。
    2. Tomcat または Websphere バージョン 4.0 以降のいずれかを使用して、同期サーバーを開始する 必要があります。MIDP 電話からの HTTP 接続は HTTP 転送エンコードを使用します。 これには、HTTP Servlet 2.3 仕様および HTTP 1.1 をサポートするサーブレット・エンジンが必要です。

    3. Midp¥lib ディレクトリーにある JAD ファイルの名前を指定して、 Midp¥bin ディレクトリー内の BATCH ファイルを実行します。
      • デモの未デバッグ・バージョンを実行するには、次のように入力します。
        run VNurse
        
      • デバイス # 213 のユーザー ID とパスワードに「nurse3」を使用してデバッグ・ バージョンを実行するには、次のように入力します。
        run VNurseDebug3
        

J2ME MIDP ISync Client は、com.ibm.mobileservices.isync.midp および com.ibm.mobileservices.isync と com.ibm.mobileservices.isync.event パッケージに定義されているインターフェースおよびクラス を使用します。

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