Sun Wireless Toolkit を使用した MIDP アプリケーション用の isync4j の開発

このトピックは、Sun Wireless Toolkit アプリケーション で MIDP 用の DB2 Everyplace ISYNC4J を開発する方法について説明します。このセクションで使用する例は、VNurse サンプル・アプリケーションに基づいています。

前提条件

DB2 Everyplace J2ME MIDP 同期プロバイダーを使用した場合のハードウェアおよびソフトウェアの前提条件についての詳細は、DB2 Everyplace 同期プロバイダーの概要を参照してください。

手順

  1. Wireless Toolkit を立ち上げます。コマンド行プロンプトで、Sun Wireless Toolkit が インストールされている bin ディレクトリーに移動します。 ktoolbar.bat と入力します。

    注:
    Windows の「スタート」メニューではなく、コマンド・プロンプトを使用する ことをお勧めします。
  2. isync4j サンプル・アプリケーション用の新規プロジェクトを 作成します。

    1. J2ME Wireless Toolkit をオープンします。
    2. 新規プロジェクト」を選択します。
    3. プロジェクト名を入力します (例えば、VNurse など)
    4. MIDlet クラス名を入力します (例えば、com.ibm.mobileservices.demo.VNurse など)
    5. プロジェクトの作成」をクリックします。
    6. ISyncMidp.jar ファイルを J2ME プロジェクト・ライブラリー にコピーします。例えば、次のようにします。

      c:¥>copy %DSYINSTDIR%¥Clients¥Midp¥lib¥ISyncMidp.jar ¥
        j2me_install_dir¥apps¥VNurse¥lib.
      
    7. オプショナル: MIDlet の実行中にトレース出力を表示したい場合は、 ISyncMidpDebug.jarj2me_install_dir ¥apps ¥VNurse ¥lib にコピーします。

      注:
      電話にインストールする JAR ファイルのビルド時にトレースを使用しないでください。 ビルドされた JAR ファイルが大きすぎてインストールできなくなります。
    8. オプショナル: 難読化を使用する場合は (コード・サイズを削減するため)、retroguard.jar ファイルを J2ME がインストールされている bin ディレクトリーにコピーします。
    9. 設定 (Settings)」をクリックします。「プロジェクトの設定 (Settings for project)」ウィンドウ がオープンします。「ユーザー定義 (User Defined)」タブをクリックし、 「追加」をクリックして、以下の「Key」と 「Value」項目を入力します。
      • Db2eSyncPassword、nurse1 [デフォルト]
      • Db2eSyncUserName、nurse1 [デフォルト]
      • PacketDownSize、2800 [ デフォルト 30000 ]
      • PacketUpSize、1400 [ デフォルト 30000]
      • Db2eSyncHost、localhost [デフォルト]
      • Db2eSyncPort、9080 [デフォルト]
      これらの値は、Sun Wireless Toolkit によって .jad ファイルに置かれ、 MIDlet はその値を実行時に読み取ります。
    10. DB2 Everyplace サンプル・アプリケーション (VNurse) が PNG イメージ・ファイルを表示します。 「MIDlet」タブをクリックして、「MIDlet-1」を選択します。「編集」をクリックして、 VNurse.pngibm.png に変更します。 ibm.pngMidp¥samples¥images ディレクトリーから J2ME_ install_ dir¥apps¥VNurse¥res ディレクトリーにコピーする必要があります。
  3. DB2 Everyplace サンプル Java ファイルをプロジェクトにインポートします。例えば、 ディレクトリー構造を %DSYINSTDIR%¥Clients ¥Midp ¥samples ¥com から J2ME_ install_ dir ¥apps ¥VNurse ¥src ディレクトリーにコピーします。
  4. VNurse サンプル・アプリケーションをビルドして実行します。Sun Wireless Toolkit のウィンドウで、「ビルド」をクリックして「実行」 をクリックします。

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