Windows CE での DB2eAppl.java の実行

このタスクは、非 Palm OS ターゲットでサンプル Java アプリケーションを コンパイルおよび実行する場合のメインタスクの一部です。このステップを完了したら、ターゲットとなる Palm OS 以外の OS 上での Java サンプル・アプリケーションのコンパイルと実行に戻ります。

前提条件

まだ DB2 Everyplace JDBC ドライバーを使用するようにシステムをセットアップしていない 場合は、次のステップを実行します。

  1. ファイル <DB2Everyplace>¥Clients¥WinCE¥database¥proc¥ver¥db2ejdbc.dll および <DB2Everyplace>¥Clients¥WinCE¥database¥jdbc¥db2ejdbc.jar を使用中のデバイスの ¥Windows ディレクトリーにコピーします (ここで、proc は プロセッサー・タイプで、ver はデバイス上の Windows CE オペレーティング・システムのバージョン番号です)。
  2. Windows CE Remote Registry Editor を使用して、デバイスのクラスパスに以下のファイル を組み込むように、デバイスのレジストリーを変更します。
    ¥Windows¥db2ejdbc.jar
    ¥wsdd¥lib¥jclMax¥database_enabler.jar
    

    ただし、J9 を使用中のデバイスのルート・ディレクトリーにインストールしていると想定しています。

    代わりに、WSDD が生成した DB2eAppl ショートカットを更新して、上記のファイル を以下のクラスパスに組み込めます。


    256#"¥wsdd¥bin¥j9.exe" "-Xbootclasspath:¥Windows¥db2ejdbc.jar;
    ¥wsdd¥lib¥jclMax¥database_enabler.jar;¥wsdd¥lib¥jclMax¥classes.zip;
    ¥wsdd¥lib¥jclMax¥locale.zip;¥wsdd¥lib¥charconv.zip" "-jcl:max" "-jxe:¥Temp¥DB2eAppl.jxe"
    

手順

Windows CE デバイスで DB2eAppl.java を実行するには、次のようにします。

  1. Windows CE デバイスを構成します。
    1. 「デバイス」--> 「構成」 とクリックします。
    2. 「デバイス構成 (Device Configurations)」ウィンドウで左ペインの PocketPC Handheld を 選択して、「新規」をクリックします。
    3. 右ペインに表示される構成で、次のステップを実行します。
      1. デバイス名」フィールドで、DB2 Everyplace PocketPC Handheld と入力します。
      2. J9 ランタイム・ロケーション (J9 runtime location)」フィールドで 「ブラウズ」をクリックします。 「デバイス」ウィンドウの 「フォルダーのブラウズ (Browse for Folder)」で、wsdd (デバイスのルート・ディレクトリーに J9 をインストールした と想定) を選択し、「OK」をクリックします。
      3. アプリケーションのインストール・ロケーション (Application install location)」フィールドで、「ブラウズ」をクリックします。 「デバイス」ウィンドウの「フォルダーのブラウズ (Browse for Folder)」で Temp を選択し、「OK」をクリックします。
      4. ショートカットのインストール・ロケーション (Shortcut install location)」フィールドで 「ブラウズ」をクリックします。「デバイス」ウィンドウの「フォルダーのブラウズ (Browse for Folder)」で Temp を選択し、「OK」をクリックします。
    4. 「デバイス構成 (Device Configurations)」ウィンドウに戻り、「適用」を クリックした後、「OK」をクリックします。
  2. DB2eAppl.java をビルドします。
    1. 「Java パースペクティブ」の「パッケージ・エクスプローラー」ペインで、DB2 Everyplace Sample プロジェクト用の wsddbuild.xml ファイルをダブルクリックします。
    2. wsddbuild.xml のエディターで、「ビルドの追加 (Add Build)」ボタンをクリックします。
    3. 「新規 Ant ビルド・ターゲットの作成 (Create New Ant Build Target)」ウィンドウで、「メイン・クラス (Main class)」フィールド の「ブラウズ」をクリックします。
    4. 開いているウィンドウで、DB2eAppl - (default package) - DB2 Everyplace Sample/src を選択し、「完了」をクリックします。
    5. 「新規 Ant ビルド・ターゲットの作成 (Create New Ant Build Target)」ウィンドウに戻り、「プラットフォーム」リストから J9 for PocketPC ARM を選択し、「ビルド名 (Buildname)」フィールドはデフォルトの ままにして「次へ」をクリックします。
    6. Jxelink オプション (Jxelink Options)」ページはデフォルトのまま にして、「完了」をクリックします。
    7. wsddbuild.xml のエディターで、smartlink ppcarm/DB2eAppl を選択し、「ビルドの実行 (Perform Build)」をクリックします。
  3. DB2eAppl.java を実行します。
    1. 「実行」 --> 「実行」とクリックします。「起動構成」ウィンドウがオープンします。
    2. 「起動構成」ウィンドウで、左ペインの Device Java Application を 選択し、「新規」をクリックします。
    3. 右ペインに表示される構成で、「名前」フィールドに DB2eAppl WinCE と入力します。
    4. メイン・ページで、以下のステップを実行します。
      1. プロジェクト」フィールドで 「ブラウズ」をクリックします。 「プロジェクト選択 (Project Selection)」ウィンドウで、 DB2 Everyplace Sample を選択し、 「OK」をクリックします。
      2. 「Java アプリケーション」フィールドで「検索」をクリックします。「ターゲットの選択」ウィンドウで、DB2eAppl.jxe (Target "smartlink ppcarm/DB2eAppl" in wsddbuild.xml) をクリックし、「完了」をクリックします。
      3. デバイスまたは JRE のリストから DB2 Everyplace PocketPC Handheld を選択します。
    5. 「起動構成」ウィンドウに戻り、「適用」をクリックした後に、「実行」をクリックします。デバイスの J9 Console にサンプル・アプリケーションの出力が表示されます。

ターゲットとなる Palm OS 以外の OS 上での Java サンプル・アプリケーションのコンパイルと実行に戻ります。