DB2 Everyplace Java アプリケーションの開発

Java を使用して DB2 Everyplace アプリケーションを開発する には、Java Software Developer's Kit を DB2 Everyplace Java 用 JDBC (Java Database Connectivity) インターフェースと共に使用します。

このトピックでは、DB2 Everyplace と共に Java アプリケーションを開発するのに必要なタスクについて、高所から見た概要を説明します。

制約事項

DB2 Everyplace は Symbian ではマルチタスキングをサポートしません。2 番目のスレッドからデータベースに アクセスするには、最初のスレッドの Connection オブジェクトを、 2 番目のスレッドで接続が確立できる前に閉じなければなりません。 スレッド間で同じ Connection オブジェクトを共有することはできません。

前提条件

DB2 Everyplace にアクセスする Java アプリケーションは、DB2 Everyplace JDBC ドライバーを使用します。 Java および JDBC をワークステーションにまだインストールしていない場合は、インストールしてください。

手順

Java を使用して DB2 Everyplace アプリケーションを開発するには、次のようにします。

1. java.sql パッケージとその他の必要な Java クラスをインポートします。
2. DB2 Everyplace JDBC ドライバーをロードします。 クラス名は com.ibm.db2e.jdbc.DB2eDriver です。
3. jdbc:subprotocol:subname という形式の URL を使用して データベースに接続します。DB2 Everyplace のサブプロトコル は db2e です。データベースが c:¥dir1¥dir2 にある 場合は、URL jdbc:db2e:c:/dir1/dir2/ を 使用してください。subname の相対パスを使用することもできます。
4. Statement オブジェクトを作成します。
5. データベースにアクセスします (ユーザーのアプリケーション・ロジックはここに移動します)。
   • Statement オブジェクトを使用して SQL ステートメントを実行します。
   • 戻された ResultSet オブジェクトからデータを検索します (実行した SQL ステートメントが 照会である場合)。
6. ResultSet オブジェクト、Statement オブジェクト、Connection オブジェクトをクローズすることによって、 データベースおよび JDBC リソースを解放します。

関連した概念

• Java サンプル・アプリケーションの概要

関連したタスク

• ターゲットとなる Palm OS での Java サンプル・アプリケーションのコンパイルおよび実行
• ターゲットとなる Palm OS 以外の OS 上での Java サンプル・アプリケーションのコンパイルと実行

関連した解説

• DB2 Everyplace JDBC サポートの概要