この DataSource オブジェクトが表す物理データ・ソースへ接続するためのファクトリー。DriverManager ファシリティーに置き換わるもので、接続する方法として DataSource オブジェクトが優先されます。
DataSource オブジェクトのインスタンスは、Connection オブジェクトを作成するために 独立型プログラムの中で使用できます。以下の例では、DB2eDataSource の インスタンスが、URL「jdbc:db2e:myDataSource」の DB2 Everyplace データベースへの Connection を作成するために使用されます。
com.ibm.db2e.jdbc.DB2eDataSource ds = new com.ibm.db2e.jdbc.DB2eDataSource(); ds.setUrl("jdbc:db2e:myDataSource"); Connection con = ds.getConnection();
javax.sql パッケージ
共通インターフェース DataSource
表 110および表 111は、DB2 Everyplace が
サポートする DataSource インターフェースのプロパティーをリストした
ものです。プロパティーは、「getter」および「setter」メソッドを使用して
アクセスできます。(DataSource プロパティーは、JavaBeans(TM) 1.01 仕様の中の JavaBeans コンポーネントのプロパティーで指定された規則に従います。)
表 110. DB2 Everyplace がサポートする標準 DataSource プロパティー
プロパティー名 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
説明 | String | このデータ・ソースの説明 |
password | String | データベースのパスワード |
user | String | ユーザーのアカウント名 |
表 111は、DB2 Everyplace 固有の DataSource インターフェースで
サポートされているプロパティーをリストしたものです。
表 111. DataSource インターフェースでの DB2 Everyplace 固有のプロパティー
プロパティー名 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
encoding | String | 文字のエンコード方式 |
URL | String | データ・ソース |
表 112は、DB2 Everyplace が
サポートする DataSource インターフェースのメソッドをリストしたものです。
表 112. DataSource インターフェース・メソッド
メソッドの戻り値タイプ | メソッド |
---|---|
Connection | getConnection() この DataSource オブジェクトが表すデータ・ソースとの接続を確立しようとする試行。 |
Connection | getConnection (java.lang.String username, java.lang.String password) この DataSource オブジェクトが表すデータ・ソースとの接続を確立しようとする試行。 |
int | getLoginTimeout() データベースへの接続試行中にこのデータ・ソースが待機できる最大秒数を取得する。 |
java.io.PrintWriter | getLogWriter() この DataSource オブジェクト用のログ・ライターを検索する。 |
void | setLoginTimeout(int seconds) データベースへの接続試行中にこのデータ・ソースが待機できる最大秒数を設定する。 |
void | setLogWriter(java.io.PrintWriter out) この DataSource オブジェクト用のログ・ライター を指定された java.io.PrintWriter オブジェクトに設定する。 |
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