仕様: | DB2 CLI 1.1 | ODBC 1.0 | ISO CLI |
SQLExecute() は、SQLPrepare() を使用して正常に準備され たステートメントを、1 回または複数回実行します。ステートメントは 、SQLBindParameter() によってパラメーター・マーカーにバインド されたアプリケーション変数の現行値を使用して実行されます。
構文
SQLRETURN SQLExecute (SQLHSTMT StatementHandle); /* hstmt */
関数の引き数
データ・タイプ | 引き数 | 用途 | 説明 |
---|---|---|---|
SQLHSTMT | StatementHandle | 入力 | ステートメント・ハンドル。 |
使用法
SQL ステートメント・ストリングにはパラメーター・マーカーが含まれている場合があります。 パラメーター・マーカーは ? 文字によって表され、SQLExecute() の呼び出し時に、 アプリケーション提供の値が置き換えられる、ステートメント内の位置を示すために使用されます。 この値は、アプリケーション変数から入手することができます。 アプリケーションのストレージ域をパラメーター・マーカーにバインドするには、SQLBindParameter() を使用します。
SQLExecute() を呼び出す前に、すべてのパラメーターをバインドする必要 があります。
SQLExecute() 呼び出しの結果を処理した後、アプリケーションは 新規 (または同じ) パラメーター値を使って、そのステートメントを再度実行することが できます。
SQLExecDirect() によって実行したステートメントは、SQLExecute() を呼び出しても 再実行できません。SQLPrepare() を最初に呼び出す必要があります。
結果セットが生成されている場合、SQLFetch() は、データの次の行を取り出して バインド変数に入れます。データは、バインドされていない列に関し て SQLGetData() を呼び出すことによっても取り出すことができます。
戻りコード
SQL ステートメントが検索 UPDATE または検索 DELETE であり、 検索条件を満たす行がない場合には、SQL_NO_DATA_FOUND が戻されます。
診断
SQLExecute() に関する SQLSTATE には、HY009 と HY090 以外の、SQLExecDirect() に関する
すべての SQLSTATE (表 45 を参照) が含まれます。
また、表 47 の SQLSTATE も含まれます。
SQLSTATE | 説明 | 解説 |
---|---|---|
HY010 | 関数のシーケンス・エラー。 | 指定した StatementHandle が準備済み状態ではない。 最初に SQLPrepare() を呼び出さないで、SQLExecute() を呼び出した。 |
08004 | アプリケーション・サーバーが接続をリジェクトした。 | データ・ソースへの接続に使用するユーザー名またはパスワードが正しくない。 |
08S01 | 通信リンク障害。 | 関数の完了前に、アプリケーションとデータ・ソース間の通信リンクに障害が生じた。 |
39001 | ユーザー定義関数が無効な SQLSTATE を戻した。 | ユーザー定義関数が無効な SQLSTATE を戻した。 |
59101 | ユーザーが定義されていない。 | ユーザーがモバイル・デバイス管理センター制御データベースに定義されていない。 |
59102 | パスワードが正しくない。 | ユーザー・パスワードがモバイル・デバイス管理センターに定義されているパスワードと一致しない。 |
59103 | グループが定義されていない。 | グループがモバイル・デバイス管理センターに定義されていない。 |
59104 | アプリケーションが定義されていない。 | アプリケーションがモバイル・デバイス管理センターに定義されていない。 |
59105 | サブスクリプションが定義されていない。 | 「AgentAdapter」を使用するサブスクリプションがモバイル・デバイス管理センターに定義されていない。 |
59106 | サブスクリプションが完了していない。 | サブスクリプションが、リモート・ストアード・プロシージャーを起動するために必要なすべての情報を 保有していない。 |
59120 | XML 変換エラー。 | ユーザー入力データを XML 文書に変換するときに、AgentAdapter が失敗した。 |
59121 | AgentAdapter の一般エラー。 | AgentAdapter の一般エラー。 |
59122 | ライブラリーのロードが失敗した。 | 必須ライブラリーのいくつかが、システムで見つからない。 |
HY501 | DataSource 名が無効。 | 指定されたデータ・ソース名が無効。 |
制約事項
なし。
関連した解説