DB2 CLI 関数の説明の要点

各関数の説明は、以下のセクションで構成されています。

目的
このセクションでは、関数によって何が行われるかを概説します。また、説明対象の関数を 呼び出す前および後に、なんらかの関数を呼び出す必要があるかどうかにつ いても示します。

各関数には、その関数がどの仕様または標準に準拠しているかを示す表も備 わっています。

この表は、関数のサポートを示します。一部の関数では、すべての仕様または標準 には適用されないようなオプションのセットを使用します。重要な相違点が あれば、関数の制約事項のところで明記します。

構文
このセクションには、汎用 'C' プロトタイプが含まれています。汎用プロトタイプは 、Windows を含むすべての環境で使用されます。

ポインターである関数の引き数はすべて、マクロ FAR を使用して定義 されます。このマクロは、Windows を除くすべてのプラットフォームの場合、 ブランクに設定されます。Windows では、FAR は、ポインター引き数 を far ポインターとして定義するために使用されます。

引き数
このセクションでは、関数の各引き数をリストアップし、その引き数に関するデー タ・タイプ、説明のほか、入力引き数であるか出力引き数であるかの区別も示 します。

関数によっては、据え置き 引き数またはバインド 引き数と呼ばれる入力引き数または出力引き数を含んでいます。

これらの引き数はアプリケーションが割り当てるバッファーへの ポインターであり、SQL ステートメント内のパラメーター、または結果セット内の 列のいずれかに関連付け (またはバインド) されます。 関数が指定したデータ域は、後から DB2 CLI によってアクセスされます。 これらの据え置きデータ域は、DB2 CLI によってアクセスさ れた時点でも、引き続き有効なままでなければなりません。

使用法
このセクションでは、関数の使用法に関して説明するとともに、特殊な 考慮事項を示します。起こり得るエラー条件については、ここではなく、診断のセクションに リストされています。

戻りコード
このセクションでは、関数について発生し得るすべての戻りコードをリストアップしています。SQL_ERROR または SQL_SUCCESS_WITH_INFO が 戻された場合、エラー情報は、SQLError() または SQLGetDiagRec() を 呼び出すことによって入手できます。

診断
このセクションには、DB2 CLI によって明示的に戻される SQLSTATE (DBMS によって 生成される SQLSTATE も戻される場合があります) をリストアップするとと もに、エラーの原因を示す 表が含まれています。これらの値は、関数が SQL_ERROR または SQL_SUCCESS_WITH_INFO を 戻した後で、SQLError() または SQLGetDiagRec() を 呼び出すことによって入手できます。

制約事項
このセクションでは、アプリケーションに影響を与える可能性がある 、DB2 Everyplace CLI と ODBC の相違点または制限を示します。

戻りコード、診断、例、CLI 環境の設定、およびサンプル・アプリケーションへのアクセスについての情報を含めた、 DB2 CLI の詳細情報については、「IBM DB2 Universal Database コール・レベル・インターフェースの手引きおよび解説書」を参照してください。

関連した解説