論理アーキテクチャー

IBM FlashSystem® A9000R の論理アーキテクチャーは、IBM Spectrum Accelerate™ ソフトウェアを土台に構築されており、フラッシュ・ストレージで使用するためにソフトウェア・スタックを最適化するための多くの機能拡張が追加されています。

この新しいアーキテクチャーにおける重要な機能と差別化要因は、製品の計算リソースとストレージ・リソースの間のソフトウェアの分離です。物理アーキテクチャーの点では、計算機能はグリッド・コントローラーに実装され、ストレージ機能はフラッシュ・エンクロージャーに実装されています。

ストレージ・リソースからのキャッシュ、計算、およびインターフェースの機能の分離により、計算リソースとストレージ・リソースの間でロード・バランシングが分離されます。また、キャッシュ・データが 3 倍化される別の回復力スキームもサポートできます。このキャッシュ・データ保護は、IBM FlashSystem A9000R に固有のものです。

基礎となる Spectrum Accelerate ソフトウェアに対するもう 1 つの重要な機能拡張は、パターンのマッチングと削除、重複排除、および圧縮を結合したデータ削減機能です。IBM FlashSystem A9000R は、大きな CPU 処理能力と RAM メモリーも提供することで、リアルタイム (インライン) の重複排除および圧縮を効率的に処理できるようにしています。