1 つのメソッド呼び出しでの複数のボリュームの作成、変更、および/または移動
IBMTSDS_StorageConfigurationService. CreateOrModifyElementsFromStoragePool は、単一のメソッド呼び出しで複数のボリュームの作成/変更/移動を行うことができるベンダー拡張メソッドです。
多数のボリュームがある場合、このメソッドは、ループ内で複数回 CreateOrModifyElementFromStoragePool を呼び出すよりも効率的な場合があります。InPool、Goal、および ElementType 各入力パラメー ターは、 CreateOrModifyElementFromStoragePool の場合と同じです。
パラメーター
以下の定義は、CreateOrModifyElementFromStoragePool とは異なるパラメーターを要約しています。
- TheElements (ボリュームの変更またはボリュームの移動の場合に必須)
- この値が NULL 以外の場合は、指定した各ボリュームを変更することを示します。
- Quantity (ボリュームの作成の場合に必須)
- 入力としては、作成する StorageVolume インスタンスの数を表します。StorageVolume インスタンスを変更するときは、このパラメーターはヌルである必要があります。出力としては、成功した場合、作成されたボリュームの数を表します。あるいは、ボリューム数が多すぎて、VirtualPool インスタンスの容量不足のために作成に失敗した場合は、作成できるボリュームの数を表します。
- ElementNames
- 作成または変更される各種のボリュームに割り当てる一連のエレメント名。ボリューム名は、次の 2 通りの方法で提供できます。
- 最初の方法は、値の 1 つのエレメントで各ボリューム名を提供します。この長さは、ボリュームを作成するときの Quantity の値に等しくなければなりません。NULL 以外の場合、この長さは、ボリュームを変更するときの TheElements パラメーターに指定した長さと同じでなければなりません。例えば、2 つのボリューム 'testVolume_3' と 'testVolume_4' を作成するためには、ElementNames パラメーターの値を ['testVolume_3','testVolume_4'] として設定し、FirstSuffix パラメーターの値を null のままにします。
- 2 番目の方法は、複数のボリューム名の先行ストリングを唯一のエレメントとして提供します。この場合、すべてのボリュームの名前が同じフォーマットで [LeadingString]_[IncrementingNumber] となります。[LeadingString] はこのパラメーターの値であり、最初の [IncrementingNumber] は FirstSuffix パラメーターの値です。差分数は 1 です。最初の方法で 2 つのボリューム 'testVolume_3' と 'testVolume_4' を作成するためには、ElementNames パラメーターの値を ['testVolume'] と設定し、FirstSuffix パラメーターの値を 3 に設定します。
- FirstSuffix
- 2 番目の方法を使用してボリュームの作成またはボリューム名の変更を行っている場合、ボリューム名の開始サフィックス番号を表します。ユーザーはこのパラメーターを使用して、開始の [IncrementingNumber] を提供できます。これがヌルである場合、デフォルト値は 1 です。
最初の方法を使用してボリュームの作成またはボリューム名の変更を行っている場合、値はヌルでなければなりません。注: FirstSuffix パラメーターは、共通情報モデル (CIM) スキーマにも Storage Management Initiative Specification (SMI-S) スキーマにも含まれていません。このパラメーターは IBM® 拡張です。
- ReturnCodes
- 作成または変更される各ボリュームには他のエラーが関連付けられる可能性があります。この出力パラメーターは、試行ごとの個々の戻りコードの配列です。