Proxy 状態への IBM Hyper-Scale Mobility ソース・ボリュームの移行

IBM Hyper-Scale Mobility ソース・ボリュームを Proxy 状態に移行するには、olvm_proxy コマンドを使用します。

olvm_proxy vol=VolName

パラメーター

名前 タイプ 説明 必須かどうか
vol オブジェクト名 ソース・ボリューム。 はい

このコマンドは、IBM Hyper-Scale Mobility ソース・ボリュームを Proxy 状態に移行します。この状態では、ソースは宛先に対してプロキシーとして動作します。

ソースはプロキシーになり、宛先はデータの所有者になります。 ホスト書き込みはソースに書き込まれなくなり、ソース上のボリューム・データは解放されます。 ソース・ボリュームとスナップショット・データは削除されます。

このコマンドは、ソース上で発行します。

アクセス制御

ユーザー・カテゴリー 許可
ストレージ管理者 許可
ストレージ統合管理者 許可
アプリケーション管理者 不許可
セキュリティー管理者 不許可
読み取り専用ユーザー 不許可
技術員 不許可

警告

  • ARE_YOU_SURE_YOU_WANT_TO_OLVM_PROXY

    ボリューム Volume を Proxy 状態に移行しますか? ソース・ボリュームとすべてのボリューム・スナップショットが削除されます。

戻りコード

  • VOLUME_BAD_NAME

    ボリューム名が存在しません。

  • COMMAND_NOT_SUPPORTED_FOR_OLVM_SOURCE_IN_THIS_STATE

    ソースがサポートされない IBM Hyper-Scale Mobility 状態です。

  • COMMAND_NOT_SUPPORTED_FOR_OLVM_DESTINATION_IN_THIS_STATE

    宛先がサポートされない IBM Hyper-Scale Mobility 状態です。

  • VOLUME_NOT_DEFINED_FOR_OLVM

    ボリュームで IBM Hyper-Scale Mobility が定義されていません。

  • OLVM_LINK_IS_NOT_UP

    IBM Hyper-Scale Mobility リンクが稼働していません。マッピング・リストを更新できません。

  • OLVM_PROXY_MOVE_INITIATED

    IBM Hyper-Scale Mobility ボリュームがプロキシー状態に移行し始めました。

  • HOST_BAD_NAME

    ホスト名が存在しません。

  • ISCSI_HOST_ILLEGAL_PORT_NAME

    iSCSI ホストのポート名が正しくありません。

    トラブルシューティング: iSCSI ホストのポート名は印刷可能文字のみを含んでいる必要があります。

  • MAX_PORTS_REACHED

    システムで定義されているポートの最大数に既に達しています。

  • HOST_PORT_EXISTS

    このポート ID を持つホストが既に定義済みです。

  • REMOTE_MAX_VIRTUAL_HOSTS_REACHED

    定義済みのリモート仮想ホストの最大数が既に到達しています。

  • OLVM_RETRY_OPERATION

    この OLVM 上で操作が進行中です。

    トラブルシューティング: 数秒後にコマンドを再試行してください。

  • VOLUME_HAS_MULTIPLE_MIRRORS

    ボリュームには複数のミラーがあります。その操作が許可されていないか、またはターゲットを指定する必要があります。

  • MAX_METADATA_OBJECTS_REACHED

    メタデータ・オブジェクトの最大数に達しました。

  • DATA_REDUCTION_TIER_IS_OFFLINE

    データ削減済みの Tier がオフラインであり、操作は許可されません。

    トラブルシューティング: IBM サポートに連絡してください。