マイグレーションとミラーリングのベスト・プラクティス
マイグレーションとミラーリングを実行する際にストレージ・システムの高可用性とハイパフォーマンスを実現するには、以下の情報を使用します。
お客様のニーズに合わせて最適なマイグレーションとミラーリングの接続をセットアップできるように、IBM® 設置計画担当員 (IPR) にご相談ください。
高可用性とハイパフォーマンスを実現するには、以下を行うことが重要です。
- マイグレーションまたはミラーリングの接続に使用されているすべてのポートを複数のグリッド・コントローラーに分散させて、ミラーリングの負荷を均等に分散させます。
- 図 1 に示すように、各グリッド・コントローラー内で両方のファイバー・チャネル・アダプターまたは iSCSI アダプターを使用します。
図 1. グリッド・コントローラー・アダプター・ポートの交差 
- 2 つのスイッチまたはサブネット間にパスを分割してください。つまり、パスの半分をスイッチ/サブネット 1 に接続し、残りの半分をスイッチ/サブネット 2 に接続します。
可能な場合には、P2 をスイッチ/サブネット 1 に接続して、P4 をスイッチ/サブネット 2 に接続します。
管理者は、以下を確認する必要があります。
- ホスト接続に冗長接続が適用されていて、Single Point of Failure がない。
- 接続とグリッド・コントローラーの全域でホストの全ワークロードのバランスが適切に取れていて、システム・リソースの使用効率が最大になっている。