制限
既知の問題とは異なり、制限は機能上の制約事項であり、特定のバージョンで事前定義されたシステム設計と機能の一部です。
注: ストレージ・システム当たりのボリュームおよびホストの最大数など、仕様に関連した機能的境界については、IBM® のお客様に機密保持契約 (NDA) により提供される IBM FlashSystem® A9000R の仕様シート文書を参照してください。
|
同期ミラーリングの制限
同期リモート・ミラーリングの使用には、以下の制限があります。
- 報告される、マスター・ボリュームとスレーブ・ボリュームに書き込まれたデータのサイズは一致しません。スレーブ・ボリュームについて、ゼロのデータ書き込みはカウントされません。ただし、この矛盾は、意図的なものであり、実際のデータが喪失することはありません。
IBM SAN ボリューム・コントローラーに関する制限
IBM FlashSystem A9000R を IBM SAN ボリューム・コントローラーのバックエンド・ストレージとして使用すると、IBM FlashSystem A9000R システムは、フロントエンドの SAN ボリューム・コントローラーで削除またはマイグレーションされるユーザー・データを認識しません。また、IBM FlashSystem A9000R の物理容量の使用量は、フロントエンドの IBM SAN ボリューム・コントローラーによるモニターの対象になりません。
その結果、IBM FlashSystem A9000R システムは解放された容量を定期的に再利用することができず、ストレージ管理者は予期せず物理ストレージ・スペース不足に直面する可能性があります。
この制限を軽減するために、IBM FlashSystem A9000R を IBM SAN ボリューム・コントローラーのバックエンド・ストレージとして使用する場合に、管理者は以下のようにすることを強くお勧めします。
- IBM Hyper-Scale Manager または IBM Extended Command-Line Interface (XCLI) Utility を使用して IBM FlashSystem A9000 の物理容量を注意深くモニターします。
- IBM FlashSystem A9000R の容量に関連するイベントを追跡します。
- IBM SAN ボリューム・コントローラーのソフトウェアのバージョン 8.1 以降にアップグレードします。