リモート・サポートおよび予防サポート
IBM® がストレージ・システムのサポートを提供できるように、予防サポートおよびリモート・サポートのオプションを利用できます。
注: ストレージ・システムの連続稼働に関連する各種の予防と診断のサポート・アクションを行うために、IBM サポートはお客様による承認を必要とします。
お客様の承認がなければ、これらのサポート・アクションを実行できません。
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- 予防サポート (「コール・ホーム」) – ストレージ・システムの正常性とコンポーネントに関する事前対応の通知が事前定義された間隔で IBM サポートに送信されるようにします。ハートビートおよびイベントは、システムから IBM サービス・センターに送信されます。サービス・センターは、ハートビートとイベントの中の情報を分析して、それを大規模なデータベースと相関分析します。また、潜在的な障害の発生前にコンポーネント交換をトリガーすることができます。
ハードウェアまたはソフトウェアのエラー・コードが検出された場合、指定された SMTP ゲートウェイを使用して、IBM サポートおよびお客様の定義済み連絡担当者の両方に E メールで通知されます。IBM サポートが、検出されたイベントに保守またはさらなる調査が必要であると判断した場合は、新しい PMR が作成され、適切な IBM サポート・チームに送信されます。予防サポートは、IBM サポートとの対話サイクルの回数を最小限に抑えます。
必要に応じて、保護されたチャネルを介してのみコール・ホーム情報を IBM に送信するように、お客様の E メール・ゲートウェイを構成できます。詳しくは、Redbooks 資料の「IBM FlashSystem A9000 and IBM FlashSystem A9000R Architecture and Implementation」の『Encrypting Call Home and heartbeat notifications』セクションを参照してください。
- リモート・サポート– IBM サポートがサポート・コール中に必要に応じてお客様のストレージ・システムにリモート側からセキュアにアクセスできるようにします。このオプションを利用するには、ストレージ・システムと IBM リモート・サポート・センターの間の IP 通信が必要です。ストレージ・システムがインターネットに直接アクセスできない場合 (例えば、ファイアウォールがあるため)、IBM Remote Support Proxy ユーティリティーを使用して、接続を使用できるようにします。リモート・サポートは、ストレージ・システムの運用上の問題を診断して修復するのにかかる時間を最短に抑えます。
詳しくは、「Deployment Guide」のセクション Planning for remote support, on-site service, and maintenance (ibm.com/support/knowledgecenter/STJKN5_12.2.1/fs_podrack_dg_planning_support.html) を参照してください。