共通情報モデル (CIM) エージェント通信の概念

共通情報モデル (CIM) エージェントは、クライアント通信と、組み込みメソッドおよび外部メソッドの通信を使用します。

クライアント通信

クライアント・アプリケーションは、XML 内でエンコードされた操作要求メッセージを介して CIM エージェントと通信します。CIM エージェントは、操作応答メッセージによって応答を返します。要求と応答は、<CIM MESSAGE> エレメントのサブエレメントです。

CIM エージェントに送信される <MESSAGE> には、ID 属性が含まれていなければなりません。CIM エージェントからの応答はこの値を返して、クライアントが要求とその応答を追跡できるようにします。

CIM エージェントは、単純な要求と単純な応答をサポートします。単純な要求 は、<SIMPLEREQ> XML タグを含む操作要求メッセージです。単純な応答 は、<SIMPLERSP> XML タグを含む操作応答メッセージです。クライアント・アプリケーションは、OPTIONS メソッドの出力を調べて、CIM エージェントは単純な操作要求と単純な操作応答のみをサポートすることを判別します。

組み込みメソッドと外部メソッド

CIM エージェント上のすべての操作は、1 つ以上のメソッドを実行することによって行われます。メソッドは、組み込みメソッドまたは外部メソッドのいずれかです。

組み込みメソッド は、CIM エージェント自体によってサポートされます。 これらのメソッドは、CIM エージェントに送信されるメッセージ内の <IMETHODCALL> XML タグに組み込まれます。

外部メソッド は、CIM エージェントによってサポートされるスキーマで定義されます。 これらのメソッドは、CIM エージェントに送信されるメッセージ内の <METHODCALL> XML タグに組み込まれます。クライアント・アプリケーションは、これらのメソッドを使用して CIM エージェント上で呼び出しを行うことができます。これらのメソッドは、特定の機能グループに入りますが、それらの機能グループは、CIM エージェントによってサポートされる場合もあります。