重大なシステム状態に対するリモート・サポート

重大なシステム状態 (クリティカルな問題) がシステムで検出され、ホストに対してマシンへのアクセスがブロックされている場合、リモート・サポート接続は、アクティブ化されていれば、自動的に確立されます。セッション接続を待機しなくてすむように、即時アクションが必要です。この機能は、「重大システム状態に対する XRSC」とも呼ばれます。

重大システム状態に対するリモート・サポートは、お客様がリモート・サポート・センターへの SSH セッションを開始しなくても、リモート・サポート・アクセスを可能にします。また、その目的でこのセッションを開始できるよう、お客様のサイトに IBM サービス担当員を派遣する必要もありません。

重大システム状態に対するリモート・サポートは、ストレージ・システムのインストール時に IBM サービス担当員が構成することができます。この情報は、テクニカル・デリバリー・アセスメント (TDA) チェックリストおよびワークシートを使用して連絡されます。

インストール時にリモート・サポートの自動的なアクティブ化が使用可能になっていない場合、XCLI ユーティリティーを使用して、これらのアクションをいつでも使用可能に設定することができます。support_center_config コマンドを使用し、automatically_connectyes に設定してサポート・センターへの自動接続を構成します。

詳しくは、IBM FlashSystem® A9000R Command-Line Interface (CLI) Reference Guide」(SC27-8711)『IP configuration commands』>『Configuring the support center connection to enable automatic connect on restart』を参照してください。