バッチ・モードでのコマンドの実行

複数の CLI コマンドをグループにまとめてバッチで実行することができます。例えば、バッチ・モードを使用して、同一のコマンド・セットを複数のストレージ・システムで実行することができます。

コマンドのバッチ・ファイルの作成

テキスト・ファイルを作成し、xcli のプレフィックスまたは CLI パラメーターを付けずにコマンドを書き込みます。例えば次のとおりです。
pool_create pool=pool_00001 hard_size=171 soft_size=171 snapshot_size=65
vol_create vol=vol_00010 size=17 pool=pool_00001
vol_list vol=vol_00010
この例には、以下のコマンドが含まれています。
  • pool_create コマンドとその引数。このコマンドはストレージ・プールを作成します。これは、ボリュームを作成するための前提条件です。
  • vol_create コマンドとその引数。このコマンドは、作成されたばかりのプール内にボリュームを作成します。
  • vol_list コマンドは、新しく作成されたボリュームの詳細を表示します。

スクリプト・ファイルに名前を付けて保存します。

バッチ・ファイルの実行

バッチ・ファイルを実行するには、CLI パラメーターを指定する必要があります。
xcli -u admin -p ********** -m 127.0.0.1 -r 
"C:¥Documents and Settings¥avia¥xcli¥xcli_script.txt"
このコマンドの各部の意味は、以下のとおりです。
識別パラメーター
-u
ユーザー ID を指定します。
-p
パスワードを指定します。
ストレージ・システム
ストレージ・システムは、構成ファイルにリストされたストレージ・システムの IP アドレスまたは名前のいずれかで指定されます。詳しくは、構成パラメーターを参照してください。
-m
このコマンドの送信先のストレージ・システムの IP アドレスを指定します。
-c
構成ファイルで定義されているとおりに、このコマンドの送信先のストレージ・システムの名前を指定します (例えば、my_system)。
バッチ・パラメーター
-r
ストレージ・システムで実行するバッチ・ファイルの名前を指定します。

出力の表示

前述の例の 3 つのコマンドは、プールを作成し、ボリュームを作成し、ボリューム詳細を表示します。バッチ・モードでこれらの 3 つのコマンドを実行すると、以下の出力が返されます。
  • プールが作成されたことを示す確認
  • ボリュームが作成されたことを示す確認
  • 新しく作成されたボリュームの詳細を含む表

バッチ・モードの失敗

バッチ・モードで実行されたいずれかのコマンドが失敗すると、次のアクションが実行されます。
  1. スクリプトは即時に終了します。
  2. 失敗したコマンドの後のコマンドは実行されません。
  3. 失敗した CLI コマンドを識別するエラー・メッセージが表示されます。