非上げ床フロアのホースの要件および管理
上げ床のないデータ・センターでは、真っすぐなホース・アセンブリーは床とラック・ドアの間で ねじらずに鋭角に曲げて出すことはできません。
床に沿ってホースを配管するために、直角の金属製のひじ継手が付いたホース・アセンブリーが必要です。ホースを熱交換器の下部と床面の間のすき間を通して、上方に 90 度に曲げ、熱交換器の継手に接続します (図 1 を参照してください)。

- 1 熱交換器 (メス継手)
- 2 供給ホース・アセンブリー (オス)
- 3 熱交換器 (オス継手)
- 4 返送ホース・アセンブリー (メス)
- 5 ひじ継手延長
熱交換器から出てくるホースは、非上げ床のデータ・センターにおける電源ケーブルの配線と同じ方法で配管することができます。 例えば、各ホースを横並びに配置し、ホースがラックに近づくにつれて (ラックの 約 3 メートル [10 フィート] の範囲内) ホースを自由に移動可能にします。
ドアを開いたときには、ドアの内側の継手の境界で、ホースが僅かに移動し、同方向に回転することが可能です。 ドアを閉じるときに、ホースは回転して元の位置に戻ります。
注: ドアの開閉の際には、床に沿ってホースを多少操作する必要が生じる場合があります。
これは、ドアに不必要な力がかからないようにするためと、ドアの開閉を簡単にするためです。
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ホースのカバーまたは保護デバイスは IBM® からは提供されません。ラック外部でのホース・アセンブリーの配置および保護は、お客様の責任で行ってください。