ローカル・ピアのミラーリング・スケジュールの変更
mirror_change_schedule コマンドを使用して、ローカル・システム上のピアの複製スケジュールを変更します。
mirror_change_schedule < vol=VolName | cg=cgName > [ target=TargetName ] schedule=Schedule
パラメーター
| 名前 | タイプ | 説明 | 必須かどうか | デフォルト |
|---|---|---|---|---|
| vol | オブジェクト名 | ローカル・システム上のボリューム名 | いいえ | 該当なし |
| cg | オブジェクト名 | ローカル・システム上の整合性グループ名。 | いいえ | 該当なし |
| target | オブジェクト名 | ターゲット・ミラー名。ボリューム上に 2 つのミラーが定義されている場合は必須です。 | いいえ | [なし] |
| schedule | オブジェクト名 | ミラーリング・スケジュールの参照 | はい | 該当なし |
このコマンドは、ローカル・システム上のピアの複製スケジュールを変更します。新しいスケジュールは、ピアがマスターとして設定されている場合にのみ有効になります。
前提条件:
- カップリングは、ASYNC_INTERVAL でなければなりません。
- スケジュールの間隔は、対応するミラーの RPO より短くなければなりません。
- 指定されたターゲットが存在しない
- 指定されたターゲットがミラーリングされていない
- 指定されたターゲットが、ミラーリングされた整合性グループに属するボリュームである
- 指定されたターゲットの同期タイプが ASYNC_INTERVAL ではない
- システムは「Are you sure to change schedule?」という警告を表示します。
- イベントが生成されます。
- 更新されたスケジュールに従って、新規同期ジョブが生成されます。実行中の同期ジョブは影響を受けません。
アクセス制御
| ユーザー・カテゴリー | 許可 |
|---|---|
| ストレージ管理者 | 許可 |
| ストレージ統合管理者 | 許可 |
| アプリケーション管理者 | 不許可 |
| セキュリティー管理者 | 不許可 |
| 読み取り専用ユーザー | 不許可 |
| 技術員 | 不許可 |
戻りコード
- VOLUME_BAD_NAME
ボリューム名が存在しません。
- CONS_GROUP_BAD_NAME
整合性グループ名が存在しません。
- VOLUME_NO_MIRROR
ローカル・ボリュームにリモート・ミラーリング定義がありません。
- CONS_GROUP_NO_MIRROR
ローカル整合性グループにリモート・ミラーリング定義がありません。
- SCHEDULE_DOES_NOT_EXIST
指定されたスケジュールが存在しません。
- SYNC_MIRROR_DOES_NOT_USE_SCHEDULE
同期ミラーの定義には、スケジュール・オブジェクトは必要ありません。
- VOLUME_BELONGS_TO_MIRRORED_CONS_GROUP
ボリューム・ミラーは、整合性グループ・ミラーの一部です。
- INTERVAL_SHOULD_BE_SHORTER_THAN_RPO
スケジュール間隔は、RPO より短くなければなりません。
- ILLEGAL_INTERVAL
指定された間隔値はサポートされていません。
- TARGET_BAD_NAME
ターゲット名が存在しません。
- VOLUME_HAS_MULTIPLE_MIRRORS
ボリュームには複数のミラーがあります。その操作が許可されていないか、またはターゲットを指定する必要があります。
- VOLUME_TARGET_MISMATCH
ボリュームとターゲットが一致しません。
- CONS_GROUP_BAD_TARGET
ターゲット名が整合性グループに一致しません。
- MIRROR_IS_STANDBY
ミラーはスタンバイとしてマークが付けられています。
- DATA_REDUCTION_TIER_IS_OFFLINE
データ削減済みの Tier がオフラインであり、操作は許可されません。
トラブルシューティング: IBM サポートに連絡してください。