イベント通知規則
ストレージ・システムは、ご使用のストレージ・システムの正常性、構成変更、および活動をモニターし、システム・イベントについての通知をその発生時に送信します。
イベント通知は、次の規則に従って送信されます。
- 対象イベント
- 通知の送信の対象となるイベントの重大度またはイベント・コードあるいはその両方。
- 場所
- 通知の送信先の宛先または宛先グループ (携帯電話番号 (SMS)、E メール・アドレス、SNMP アドレスなど)。
通知は、次の規則に従って送信されます。
- 宛先
- イベントの通知の送信先の宛先または宛先グループ。
- フィルター
- イベント通知の送信を引き起こすイベントを指定するフィルター。通知は、イベント・コードまたは最小重大度 (特定の重大度以上) あるいはその両方でフィルタリングすることができます。
- アラート
- イベントが実際に受信されたことを確認するために、イベント通知は CLI コマンドまたは GUI 操作によってクリアされるまで、繰り返し送信される場合があります。このようなイベントはアラート・イベントと呼ばれます。アラート・イベントは、スヌーズ時間が分単位で定義されるイベントです。これは、アラート・イベントが、クリアされるまでスヌーズ時間ごとに繰り返し再送されることを意味します。 アラート・イベントは、最初の発生時にはクリアされず、ユーザーがクリアすることができます。クリアされた状態は、問題が解決されたことを意味しません。これは、イベントが問題を解決する責任がある関係要員によって留意されたことを意味するにすぎません。イベントがクリアされるまで通知を繰り返すためのスキームには、スヌーズとエスカレーションの 2 つのスキームがあります。
- スヌーズ
- この規則に合致するイベントは、イベントがクリアされるまで、スヌーズ・タイマーで指定されたインターバルで、繰り返される通知を同じ宛先に送信します。
- エスカレーション
- エスカレーション規則とエスカレーション・タイマーを定義することができます。その結果、イベントがタイマーの有効期限が切れる時刻までにクリアされない場合は、通知が所定の宛先に送信されます。これにより、イベントがクリアされなかった場合に、より広範囲の配布リストに通知を自動的に送信することができます。
次の制限が、アラート規則の構成に適用されます。
- 規則は非アラート規則までエスカレートできません。これは、エスカレーションまたはスヌーズ、あるいはその両方がない規則を意味します。
- エスカレーション時間は、スヌーズ時間より短い時間として定義してはなりません。
- エスカレーション規則は、ループ (サイクル・エスカレーション) それ自体まで、またはループまでエスカレートする別の規則までエスカレートすることにより、ループを作成してはなりません。
- アラート規則の構成は、その時点で未解決のアラート・イベントがあるときに変更することはできません。