イベント通知規則の更新
rule_update コマンドを使用して、イベント通知規則を更新します。
rule_update rule=RuleName [ min_severity=<INFORMATIONAL|WARNING|MINOR|MAJOR|CRITICAL|NONE> ]
[ codes=Codes ] [ except_codes=EventCodes ] [ escalation_only=<yes|no> ]
[ dests=dest1,dest2,... ] [ snooze_time=SnoozeTime ] [ escalation_time=EscalationTime ]
[ escalation_rule=EscalationRule ] [ domain=DomainList ]
パラメーター
| 名前 | タイプ | 説明 | 必須かどうか | デフォルト |
|---|---|---|---|---|
| rule | オブジェクト名 | 規則の名前。 | はい | 該当なし |
| min_severity | 列挙型 | 規則をフィルターに掛けるための最小のイベント重大度。 | いいえ | 無変更のままにします。 |
| codes | 該当なし | このコードを持つイベントのみをフィルターに掛けます。 | いいえ | 無変更のままにします。 |
| except_codes | 該当なし | 他のコードを持つイベントのみをフィルターに掛けます。 | いいえ | 無変更のままにします。 |
| escalation_only | ブール値 | この規則をエスカレーションにのみ使用できることを指定します。 | いいえ | no |
| dests | オブジェクト名 | イベント通知の宛先および宛先グループのコンマ区切りリスト。 | いいえ | 無変更のままにします。 |
| snooze_time | 整数 | 分単位のスヌーズ時間。 | いいえ | 無変更のままにします。 |
| escalation_time | 整数 | 分単位のエスカレーション時間。 | いいえ | 無変更のままにします。 |
| escalation_rule | オブジェクト名 | エスカレーション規則。 | いいえ | 無変更のままにします。 |
| domain | 該当なし | 規則は、指定したドメインに接続されます。複数のドメインを指定するには、ドメインをコンマで分離します。既存のすべてのドメインを指定するには、「*」を使用します。 | いいえ | 無変更のままにします。 |
このコマンドは、イベント通知規則の構成を更新します。すべてのパラメーターとその説明は、『イベント通知規則の作成』コマンドと同じです。
指定されていないパラメーターは変更されません。
例:
rule_update rule=critical_alerts min_severity=critical destinations=john-cell,itstaff
snooze_time=30
出力:
Command executed successfully.
アクセス制御
| ユーザー・カテゴリー | 許可 |
|---|---|
| ストレージ管理者 | 許可 |
| ストレージ統合管理者 | 不許可 |
| アプリケーション管理者 | 不許可 |
| セキュリティー管理者 | 不許可 |
| 読み取り専用ユーザー | 不許可 |
| 技術員 | 不許可 |
戻りコード
- EVENT_RULE_NAME_DOES_NOT_EXIST
イベント規則名が存在しません。
- CANNOT_CHANGE_EVENT_CONF_WITH_ALERTING_EVENTS
アラート・イベントが存在する間は、イベント構成を変更できません。
トラブルシューティング: イベント構成を変更する前に、すべてのアラート・イベントをクリアしてください。
- EVENT_RULE_CANNOT_ESCALATE_TO_ITSELF
イベント規則をそれ自体のエスカレーション規則にすることはできません。
- EVENT_RULE_CANNOT_ESCALATE_TO_NON_ALERTING_RULES
イベント規則をアラート以外の規則にエスカレートすることはできません。
トラブルシューティング: アラート規則は別のエスカレーション規則にのみエスカレートできます。
- DEST_APPEARS_TWICE
宛先または宛先グループが 2 回出現します。
- EVENT_RULE_MISSING_ESCALATION_RULE
アラート・イベント規則はエスカレーション規則を持つ必要があります。
トラブルシューティング: エスカレーション時間を指定する場合は、エスカレーション規則も指定する必要があります。
- EVENT_RULE_MISSING_ESCALATION_TIME
アラート・イベント規則はエスカレーション時間を持つ必要があります。
トラブルシューティング: エスカレーション規則を指定する場合は、エスカレーション時間も指定する必要があります。
- NAME_IS_NEITHER_DEST_NOR_GROUP
指定された名前は、宛先グループ名でも宛先名でもありません。
- ESCALATION_TIME_MUST_BE_LARGER_THAN_SNOOZE_TIME
エスカレーション時間は、スヌーズ時間より長くする必要があります。
- RULE_MAX_DESTS_REACHED
規則の宛先および宛先グループの最大許容数に既に達しています。
- EVENT_RULE_MUST_HAVE_FILTER
アラート・イベント規則には、イベント・コードまたは重大度で表されるフィルターが必要です。
- CYCLIC_ESCALATION_RULES_DEFINITION
イベント規則のエスカレーションを循環させることはできません。
- EVENT_RULE_USED_FOR_ESCALATION_MUST_BE_ALERTING
イベント規則は別のイベント規則のエスカレーション規則であり、したがって、アラート規則でなければなりません。
- EVENT_RULE_CANNOT_REFER_TO_INTERNAL_EVENT_CODES
ユーザー・イベント規則で内部イベント・コードを参照することはできません。
- ESCALATION_EVENT_RULE_CANNOT_HAVE_FILTER
エスカレーション専用のイベント規則は、コードまたは min_severity の指定を持つことはできません。
- EVENT_RULE_CANNOT_HAVE_A_CATEGORY
ユーザー・イベント規則は、カテゴリー定義を持つことはできません。
- EVENT_RULE_CANNOT_HAVE_BOTH_CODES_AND_EXCEPTION_CODES
イベント規則は、コードと例外コードの両方を持つことはできません。
- ESCALATION_EVENT_RULE_MUST_BE_ALERTING
エスカレーション専用イベント規則はアラート規則にする必要があります。
- TOO_MANY_EVENT_CODES
最大で Maximum 個の戻りコードを定義できます。
- EVENT_CODE_APPEARS_TWICE
戻りコード「Code」がリスト内に 2 回出現します。
トラブルシューティング: 各戻りコードがリストで 1 回のみ出現するようにしてください。
- UNRECOGNIZED_EVENT_CODE
「String」は、戻りコードとして認識されません。
トラブルシューティング: 資料で戻りコードのリストを参照してください。
- DOMAIN_DOESNT_EXIST
ドメインが存在しません。
- DESTINATION_IS_NOT_IN_RULE_DOMAINS
規則ドメインには、宛先が含まれている必要があります。
- DESTGROUP_IS_NOT_IN_RULE_DOMAINS
規則ドメインには、宛先グループが含まれている必要があります。
- ESCALATION_RULE_NOT_IN_RULE_DOMAINS
エスカレーション規則は、規則ドメインに属している必要があります。
- EVENT_RULE_MUST_NOT_HAVE_SNMP_DEST
現在のシステム構成状態 (snmp_type = NONE) では、イベント規則に SNMP 宛先があってはなりません。