ストレージ・ハードウェア ID へのボリュームの割り当て

IBMTSDS_ControllerConfigurationService. ExposePaths メソッドを使用して、IBM FlashSystem A9000 または IBM FlashSystem A9000R システムでホストまたはクラスターを表す StorageHardwareID インスタンスにボリュームを割り当てます。

ExposePaths は、1 つのメソッド呼び出しでマッピングとマスキング操作を開始します。これは、1 つ以上の SCSIProtocolController インスタンス (SPC) を介して、ボリュームのリストをイニシエーターのリストに生成します。指定された異なるパラメーターに応じて、SPC の作成または変更をサポートします。

次の表は、ExposePaths のユース・ケースの概要と、関連したパラメーターおよびパラメーター値を示しています。

表 1. ExposePaths のユース・ケース、パラメーター、およびパラメーター値
ユース・ケース LUNames
イニシ
エーター
PortIDs
TargetPortIDs DeviceNumbers DeviceAccesses ProtocolControllers (入力時)
ビューの作成 オプション オプション NULL オプション オプション NULL
ビューへの LUN の追加 必須かどうか   NULL オプション オプション 単一 SPC 参照を含む
ビューへのイニシエーター ID の追加 NULL 必須かどうか NULL NULL NULL 単一 SPC 参照を含む

パラメーター (詳細)

以下のリストは、IBMTSDS_ControllerConfigurationService. ExposePaths メソッドのパラメーターをさらに詳しく説明しています。

LUNames (必須)
SPC にマップするボリュームを表す、ストリング配列の入力パラメーター。これらは、ボリューム・インスタンスへの参照ではなく、IBMTSDS_SEVolume (CIM_StorageVolume) インスタンスの Name プロパティー (これは IBM FlashSystem A9000 または IBM FlashSystem A9000R ボリュームの WWN) に一致するストリングです。
InitiatorPortIDs (StorageHardwareID に前もってボリュームがマップされていない場合は必須)
SPC に追加するイニシエーター・ポートを表す、ストリング配列の入力パラメーター。これらは StorageHardwareID への参照ではなく、IBMTSDS_StorageHardwareID インスタンスの StorageID プロパティーです。
DeviceNumbers (必須)
LUN ID を表すストリング配列の入力パラメーター。この配列内の各項目は、0 から 511 までの間の数値である必要があります。項目の数は、LUNames パラメーターで指定された項目の数と同じです。指定しない場合、共通情報モデル (CIM)はその操作に対して未使用の LUN ID を割り当てます。
DeviceAccesses
StorageHardwareID インスタンスに与える、LUNames で指定されたボリュームへのアクセス権限を表す unit16 配列の入力パラメーター。読み取り/書き込みアクセスがサポートされます。これは、それぞれの値が 2 である、LUNames について指定されたものと同じサイズの配列であることが必要です。
ProtocolControllers (既にボリュームにマップされている StorageHardwareID にボリュームを追加する場合は必須)
入力パラメーターとしては、これは変更する SCSIProtocolController インスタンスを表します。出力パラメーターとしては、これは変更または作成されている SCSIProtocolController インスタンスを表します。