stopfcconsistgrp

stopfcconsistgrp コマンドは、処理状態が prepared、copying、stopping、または suspended のいずれかである FlashCopy® 整合性グループと関連したすべての処理を停止するために使用します。

構文

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>>- stopfcconsistgrp --+---------+-- fc_consist_group_id_or_name -><
                       +- -force-+                                  
                       '- -split-'                                  

パラメーター

-force
(オプション) 指定された整合性グループのマッピングに関連したすべての処理を即時に停止します。
注: このパラメーターを指定すると、このグループでのマッピング (lsfcmapdependentmaps コマンドでリストされる) に従属するすべての FlashCopy マッピングも停止されます。
-force パラメーターが指定されないと、FlashCopy 整合性グループのターゲット・ボリュームが入出力をミラーリングしている以下の状態の関係の 1 次である場合、このコマンドは拒否されます。
  • consistent_synchronized
  • consistent_copying
  • inconsistent_copying

-force パラメーターが指定されると、指定された整合性グループ内の FlashCopy マッピングのターゲット・ボリュームと関連付けられているすべてのメトロ・ミラー関係またはグローバル・ミラー関係は停止します。 ターゲットに関連付けられているリモート・コピー関係が、マップのコピー時に入出力をミラーリングしていた場合、差異記録機能が失われて、後続の再開時に完全再同期が必要になる可能性があります。

-split
(オプション) ターゲット・ボリュームにも従属しているすべてのマッピングのソース・ボリュームへの従属を解消します。 このパラメーターは、グループ内のすべてのマップの進行状況が lsfcmap コマンドで 100 と示される整合性グループを停止する場合にのみ指定できます。
fc_consist_group_id_or_name
(必須) 停止する整合性グループの名前または ID を指定します。

説明

このコマンドは、整合性グループ内のマッピングのグループを停止します。 コピー・プロセスが停止すると、ターゲット・ディスクに既にソースの完成したイメージが入っていない限り、ターゲット・ディスクは使用不可になります。 ソースの完全なイメージが含まれているディスクは、-lsfcmap コマンド出力の進行状況で 100 と示されます。 ターゲット・ボリュームは、完全なイメージを含んでいない場合、オフラインとして報告されます。 そのボリュームにアクセスするには、前もってマッピングのグループを準備し、再起動しておく必要があります。

整合性グループが idle_or_copied 状態にある場合、stopfcconsistgrp コマンドは効果がなく、整合性グループは idle_or_copied 状態のままで留まります。
注: SAN ボリューム・コントローラー 4.2.0 より前のバージョンでは、stopfcconsistgrp コマンドを実行すると、整合性グループは必ず停止状態になり、ターゲット・ボリュームはオフラインになりました。

split オプションは、グループ内のすべてのマップの進行状況が 100 のときに使用できます。 これによって、その他のすべてのマップの、ソース・ボリュームへの依存関係が除去されます。 このオプションは、そのターゲット・ディスクが、停止中のマッピングのソース・ディスクである別の FlashCopy 整合性グループを開始する前に使用できます。 整合性グループが split オプションにより停止されると、restore オプションを指定せずに他の整合性グループを開始できます。

注: このコマンドが指定された場合、rc_controlled 状態のマップはビューに表示されません。

呼び出し例

stopfcconsistgrp testmapone

結果出力

No feedback