エンクロージャー間で SAS ケーブルを接続する際に、ご使用の構成が必ず有効になるようにガイドラインのリストに従う必要があります。
コネクターの向き
SAS ケーブルを挿入する場合、コネクター (図 1) の向きが正しいことを確認してください。
- コネクターをポートに押し込む前に、コネクターの向きがポートの向きと一致していることを確認する必要があります。ケーブルのコネクターとソケットには切り欠きがあり、ケーブルの挿入時にその切り欠きを正しく位置合わせすることが重要です。
- 青色のプルタブはコネクターの下側になければなりません。
- カチッと音がして所定の位置に収まるまで、コネクターを慎重に挿入します。
抵抗を感じる場合は、おそらくコネクターが誤った方向を向いています。 無理に押し込まないでください。
- 正しく挿入された場合、タブを引っ張ることによってしかコネクターを取り外すことができません。
- SAS ケーブルの両端が正しく挿入されると、接続された SAS ポートの横にある緑色のリンク LED が点灯します。
ガイドライン
SAS ポートにケーブルを接続する場合は、以下のガイドラインに留意してください。
- ノード・キャニスターのポート 4 にチェーニングできる拡張エンクロージャーは 9 個までです。
- 左側のキャニスターのポートと右側のキャニスターのポートとの間をケーブルで接続することはできません。
- 同じエンクロージャー内のポート間でケーブルを接続してはなりません。
- コントロール・エンクロージャーのポート 4 が別のコントロール・エンクロージャーにケーブル接続されることはありません。
- エンクロージャー間をケーブルで連続的に接続します。エンクロージャーをスキップしてはなりません。
- チェーン内の最後のエンクロージャーでは、キャニスター 1 のポート 2 およびキャニスター 2 のポート 2 にケーブルを接続してはなりません。
- ノード・キャニスター上の接続ポートは、拡張キャニスター上の単一ポートに接続する必要があります。コネクターを別の物理接続に分割するケーブル接続はサポートされません。
- 交換可能ユニットの取り外しまたは挿入時にケーブルが損傷するリスクを軽減するために、ケーブルが適切に取り付けられていることを確認してください。
- 次のものにアクセスできるようにケーブルを配置します。
- USB ポート
- システムを構成するために USB フラッシュ・ドライブ を使用する場合、USB ポート・アクセスが必要です。
- エンクロージャー
- 保守を行う場合および 2 人以上の人員で安全にコンポーネントの取り外しおよび交換を行う場合は、そのハードウェアに手を伸ばして作業できる必要があります。