chfcmap
chfcmap コマンドは、既存のマッピングの属性を変更するために使用します。
構文
>>- chfcmap -- --+-------------------------+-- -----------------> '- -name -- new_name_arg -' >--+- fc_map_id ---+------------------------------------------->< '- fc_map_name -'
>>- chfcmap -- --+-----------------------------------------+----> +- -consistgrp --+- consist_group_id ---+-+ | '- consist_group_name -' | '- -force --------------------------------' >-- --+----------------------+-- -------------------------------> '- -copyrate -- rate -' >--+-------------------------+--+--------------------------+----> '- -autodelete --+-on--+-' '- -cleanrate ---- rate ---' '-off-' >--+- fc_map_id ---+-- ---------------------------------------->< '- fc_map_name -'
パラメーター
- -name new_name_arg
- (オプション) マッピングに割り当てる新規名を指定します。 -name パラメーターを他のオプション・パラメーターと一緒に使用することはできません。
- -force
- (オプション) マッピングが独立型マッピングに変更されることを指定します (整合性グループ ID なしでマッピングを作成するのと同等)。 -force パラメーターは、-consistgrp パラメーターと一緒に指定することはできません。
- -consistgrp consist_group_id | consist_group_name
- (オプション) マッピングを変更したい整合性グループを指定します (オプション)。
-consistgrp パラメーターは、-force パラメーターと一緒に指定することはできません。注: 指定した整合性グループが preparing、prepared、copying、suspended、stopping のいずれかである場合、整合性グループを変更することはできません。.
- -copyrate rate
- (オプション) コピー速度を指定します。rate 値は 0 から 100 までです。 デフォルト値は 50 です。0 の値は、バックグラウンド・コピー・プロセスを実行しないことを示します。 サポートされる -copyrate 値および対応する速度については、表 1 を参照してください。
- -autodelete on|off
- (オプション) 指定したマッピングについて、autodelete 機能をオンまたはオフにすることを指定します。-autodelete on パラメーターを指定した場合、マッピングはバックグラウンド・コピーが完了した後に削除されます。 バックグラウンド・コピーが既に完了している場合は、マッピングは即時に削除されます。
- -cleanrate rate
- (オプション) マッピングのクリーニング速度を設定します。rate 値は 0 から 100 までです。 デフォルト値は 50 です。
- fc_map_id | fc_map_name
- (必須) 変更するマッピングの ID または名前を指定します。 この ID または名前は、コマンド・ラインの最後に入力します。
説明
chfcmap コマンドは、既存のマッピングの属性を変更します。
同じアプリケーションのデータ・エレメントを含んでいる 1 つのボリューム・グループ用に複数の FlashCopy® マッピングを作成した場合は、それらのマッピングを単一の FlashCopy 整合性グループに割り当てることができます。その後、グループ全体に対して単一の準備コマンドと単一の開始コマンドを発行することができ、これにより、例えば、特定のデータベース用のすべてのファイルを同時にコピーすることができます。
-copyrate パラメーターは、コピー速度を指定します。 0 を指定した場合、バックグラウンド・コピーは使用不可になります。-cleanrate パラメーターは、ターゲット・ボリュームのクリーニング率を指定します。 クリーニング・プロセスがアクティブになるのは、マッピングがコピー中状態でバックグラウンド・コピーが完了している場合か、マッピングがコピー中状態でバックグラウンド・コピーが使用不可の場合、またはマッピングが停止中状態の場合のみです。 -cleanrate パラメーターを 0 に設定することにより、マッピングがコピー中状態のときにクリーニングを使用不可にすることができます。-cleanrate を 0 に設定すると、クリーニング・プロセスはマッピングが停止中状態のときにデフォルトの率である 50 で実行され、停止操作は確実に完了します。
以下の表に、コピー速度 (copyrate) およびクリーニング速度 (cleaningrate) の値と、1 秒当たりに分割が試行されるグレーン数の関係を示します。グレーンは、単一のビットによって表されるデータの単位です。
ユーザー指定のクリーニング率の属性値 | コピーされるデータ/秒 | 256 KB グレーン/秒 | 64 KB グレーン/秒 |
---|---|---|---|
1 から 10 | 128 KB | 0.5 | 2 |
11 から 20 | 256 KB | 1 | 4 |
21 から 30 | 512 KB | 2 | 8 |
31 から 40 | 1 MB | 4 | 16 |
41 から 50 | 2 MB | 8 | 32 |
51 から 60 | 4 MB | 16 | 64 |
61 から 70 | 8 MB | 32 | 128 |
71 から 80 | 16 MB | 64 | 256 |
81 から 90 | 32 MB | 128 | 512 |
91 から 100 | 64 MB | 256 | 1024 |
呼び出し例
chfcmap -name testmap 1
結果出力
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