Storwize V3700の操作環境

システムを使用するには、ハードウェアおよびマシン・コードの最小要件が満たされ、その他の操作環境基準が満たされていることを確認する必要があります。

エンクロージャー

RAID MDisk フィーチャー

Storwize® V3700 管理 GUI またはコマンド・ライン・インターフェース (CLI) を使用すると、ローカル・ドライブから RAID MDisk を作成できます。 RAID (RAID 0 以外) は、ドライブに物理的障害が発生した場合に、冗長性と、リカバリー機能を提供します。

RAID MDisk は、フラッシュ・ドライブまたはハード・ディスク (HDD) で構成できます。

RAID レベル 0、1、5、6、および 10 のシステムでは最大 120 のドライブがサポートされます。

分散アレイのフィーチャー

これらのアレイは 4 個から 128 個のドライブを格納でき、あるドライブが障害を起こした後に冗長性を維持するために使用される再作成領域も格納できます。

サポートされる RAID レベルは、分散 RAID 5 および分散 RAID 6 です。

分散アレイのパフォーマンスを強化するためには、すべてのドライブが同じ、または上位のドライブ・クラスに属している必要があります。各ドライブ・クラスは、drive_class_id によって識別されます。

ドライブ・フィーチャー

フラッシュ・ドライブと HDD の両方に、次のフィーチャーが組み込まれています。
  • 各ドライブは、2.5 型または 3.5 型のシリアル接続 SCSI (SAS) ドライブです。
  • ドライブは、ホット・プラグ可能、ホット・スワップ可能です。

サポートされるホスト

ホストは、取り付けられているオプションに応じて、さまざまな方式で接続することができます。
  • キャニスター・ポート 1 および 2、および 4 ポート 1 Gbps イーサネット・ホスト・インターフェース・アダプター 経由で 1 Gbps iSCSI 接続
  • 10 Gbps イーサネット・ホスト・インターフェース・アダプター 経由で 10 Gbps iSCSI 接続
  • 4 ポート 8Gbps ファイバー・チャネル・ホスト・インターフェース・アダプター 経由でファイバー・チャネル接続
  • 10 Gbps イーサネット・ホスト・インターフェース・アダプター 経由でイーサネット (FCoE) を介してファイバー・チャネル接続
  • 3 つのキャニスター SAS ポート経由および 4 ポート SAS ホスト・インターフェース・アダプター 経由で Serial Attached SCSI (SAS)

現在、ファイバー・チャネルは、ストレージ・エリア・ネットワーク (SAN) に加えて直接接続をサポートします。 直接接続をサポートしていない方式は、Fibre Channel over Ethernet のみです。

SAN ファブリックの機能が使用できるのは、ファイバー・チャネル・オプションが取り付けられている場合のみです。 それ以外の場合は、この情報は適用されません。

ストレージ・エリア・ネットワーク (SAN) 環境では、ホスト・システムは、SAN に接続されているストレージ・コントローラーからデータにアクセスするアプリケーション・サーバーです。 複数の稼働環境で稼働するホストは、 Storwize V3700 を使用してストレージに接続できます。

サポートされるホスト・オペレーティング・システムのリストについては、http://www-03.ibm.com/systems/support/storage/ssic/interoperability.wss を参照してください。

マルチパス・ソフトウェア

詳しくは、http://www-03.ibm.com/systems/support/storage/ssic/interoperability.wssを参照してください。

ユーザー・インターフェース

Storwize V3700 システムは、これらのユーザー・インターフェースを提供します。

  • 管理 GUI。これは、 ストレージ管理情報への柔軟で迅速なアクセスをサポートする、Web でアクセス可能なグラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) です。
  • セキュア・シェル (SSH) を使用したコマンド・ライン・インターフェース (CLI)。
  • サービス・アシスタント。これは、ノード・キャニスターの問題のトラブルシューティングと解決に役立つ Web アプリケーションです。

アプリケーション・プログラミング・インターフェース

Storwize V3700 ・システムは、Common Information Model (共通情報モデル: CIM) エージェントと呼ばれるアプリケーション・プログラミング・インターフェースを提供します。CIM エージェントは、CIM エージェントは Storage Network Industry Association のストレージ管理イニシアチブ仕様 (SMI-S) をサポートします。