サービス・アシスタントを使用する状況
サービス・アシスタントが主に使用されるのは、コントロール・エンクロージャー内のノード・キャニスターがサービス状態にある場合です。 サービス状態にあるノード・キャニスターをシステムの一部としてアクティブにすることはできません。
重要: 修正手順で指示された場合にのみ、ノード・キャニスター上でサービス・アクションを実行してください。 不適切に使用されると、サービス・アシスタントで使用可能なサービス・アクションによって、データへのアクセスが失われたり、場合によってデータ損失が発生します。
ノード・キャニスターがサービス状態にある原因として、ハードウェアの問題が発生しているか、破損したデータがあるか、構成データが失われたことが考えられます。
次の状態の場合は、サービス・アシスタントを使用してください。
- 管理 GUI からシステムにアクセスできず、Storwize® V3700にアクセスして推奨アクションを実行できない場合。
- 推奨アクションでサービス・アシスタントの使用を指示された場合。
ストレージ・システムの管理 GUI は、オンライン・システムがある場合にのみ作動します。 システムを作成できない場合、あるいはコントロール・エンクロージャー内の両方のノード・キャニスターがサービス状態にある場合は、サービス・アシスタントを使用します。
サービス・アシスタントは、拡張エンクロージャーを保守するための機能は提供しません。拡張エンクロージャーの保守には、必ず管理 GUI を使用してください。
サービス・アシスタントは、詳細な状況およびエラーの概要を示します。
以下のサービス関連アクションを実行することもできます。
- ログを収集して、サポート担当員に送信するためのファイルのパッケージを作成およびダウンロードする。
- ノードからシステムのデータを削除する。
- システムに障害が発生している場合はリカバリーする。
- サポート・サイトからコード・パッケージをインストールする、あるいは他のノードからコードをレスキューする。
- 標準的な更新手順を実行するのではなく、手動でノード・キャニスターのコードを更新する。
- コントロール・エンクロージャー・シャーシを交換後に構成する。
- 現行ノード・キャニスターのイーサネット・ポート 1 に割り当てられているサービス IP アドレスを変更する。
- SSH 鍵がインストールされておらず、CLI アクセスが必要な場合に、一時的な鍵をインストールする。
- システムによって使用されているサービスを再開する。
サービス・アシスタントは、ノード・キャニスターの再起動の原因となるいくつかのタスクを実行します。再起動すると、ノード・キャニスターへのサービス・アシスタント接続を維持することはできません。 タスクが実行されている現行ノード・キャニスターがブラウザーの接続先でもあり、その接続が失われた場合は、タスクを実行した後にサービス・アシスタントに再接続して再度ログオンしてください。