レプリカ・ターゲット・ストレージ・ボリュームの作成

既存のストレージ・ボリュームのレプリカであるターゲット・ストレージ・ボリュームを作成することができます。

このタスクについて

新規のターゲット・ストレージ・ボリュームとは、ソース・ストレージ・ボリュームのレプリカです。

手順

  1. 望ましい FlashCopy 関係のソース・ボリュームとして IBMTSSVC_StorageVolume インスタンスを選択する。
  2. 選択した IBMTSSVC_StorageVolume インスタンスが属する IBMTSSVC_Cluster インスタンスに関連付けられた IBMTSSVC_StorageConfigurationService インスタンスを検索する。
  3. 以下のパラメーターを指定して、IBMTSSVC_StorageConfigurationService.CreateReplica() メソッドを呼び出す。
    1. SourceElement を、ソースの IBMTSSVC_StorageVolume の参照 (CIMObjectPath) に設定する。
    2. オプションで、TargetSettingGoal を、ターゲット・ストレージ・ボリューム設定の IBMTSSVC_StorageVolumeSetting の参照 (CIMObjectPath) に設定する。 CIM クライアントは、該当する IBMTSSVC_StorageVolumeSetting の参照を設定することで、シン・プロビジョニング・ターゲット・ボリュームのレプリカ、あるいはシン・プロビジョニング圧縮ターゲット・ボリュームのレプリカを作成することができます。

      TargetSettingGoal が NULL の場合は、ソース・ストレージ・ボリュームと同じ属性を使用してターゲット・ストレージ・ボリュームが作成されます。

    3. オプションで、ElementName を同期の名前に設定する。
    4. オプションで、TargetPool を、ターゲット・ストレージ・ボリュームを作成するターゲット・ストレージ・プールの IBMTSSVC_ConcreteStoragePool の参照 (CIMObjectPath) に設定する。
    5. オプションで、次のように、FlashCopy マッピングを自動的に削除するかどうかをコントロールするように CopyType を設定する。
      • バックグラウンド・コピーの完了後に FlashCopy マッピングを自動的に削除するには、CopyType を 5 に設定します。 この設定により、AutoDelete が true に設定されます。
      • FlashCopy マッピングを自動的に削除しない場合は、CopyType を 4 に設定します。

タスクの結果

TargetElement によって、ターゲット・ストレージ・ボリュームが CIM クライアントに返されます。これによって、ターゲット・ストレージ・ボリュームは、IBMTSSVC_LocalStorageSynchronized 関連を介してソースの IBMTSSVC_StorageVolume に接続された状態になります