システム・リカバリー手順を実行する状況

リカバリー手順は、システム障害の原因を完ぺきかつ徹底的に調査した後にのみ試行してください。 他の保守手順を使用して、これらの問題の解決を試みてください。

重要: システム・リカバリー手順の実行中に障害が発生した場合は、IBM® サポートに連絡してください。それ以上のリカバリー・アクションを試行すると、サポートがシステムを作動可能な状態に復元できなくなる可能性があるため、絶対に行わないでください。
リカバリー手順を実行する前に、特定の条件を満たす必要があります。以下の項目を使用して、リカバリー手順を実行すべき状況を判断してください。
  1. システム内にアクティブなノードがないこと、および管理 IP がアクセス不能であることを確認します。アクティブ状況のノードがある場合、システムのリカバリーは必要ありません。
  2. 存在するノード・エラーが 578 またはノード・エラー 550 のみになるよう、ノード内のすべてのハードウェア・エラーを解決します。このようにならない場合は、ハードウェア・エラーの修正に進んでください。
  3. システム・リカバリー手順を実行する前に、システムによって管理されているバックエンド・ストレージがすべて存在することを確認します。
  4. いずれかのノードが交換されている場合、交換用ノードの WWNN が交換されたノードの WWNN に一致していること、および前のシステム・データがこのノード上に残っていないことを確認します。(手順: ノード・キャニスターからシステム・データを削除するを参照してください。)