Microsoft Hyper-V ホストに関する既知の問題および制限

必ず、Microsoft Hyper-V ホスト接続要件を十分に理解し、ご使用の構成の検証およびトラブルシューティングを行えるようにしてください。

コピー・オフロード機能を有効にするには、IBM® Subsystem Device Driver Device Specific Module (SDDDSM) バージョン 2450 以降がインストールされている必要があります。正しいバージョンの SDDDSM をインストールできるように、ODX はデフォルトで無効になっています。正しい SDDDSM バージョンがインストールされたら、chsystem -odx on CLI コマンドを入力して、ODX を有効にします。

Microsoft ODX はサポートされていますが、ODX のオンラインのサポートについて、Windows 側からの制限があります。ホストにマップされているボリュームは、いったんマップ解除してから再度マップするまで、Windows で ODX 対応になりません。

ボリュームをマップ解除してマップするには、以下の手順を実行します。
  1. アプリケーションがボリュームの使用を停止するように、ボリュームを使用してアプリケーションを終了する
  2. ストレージからホストを切り離すか、ログアウトする
  3. サーバー マネージャーからボリュームを再度ディスカバーする (ボリュームは見えなくなります)
  4. ホストをストレージに再接続するか、ログインする
  5. サーバー マネージャーからボリュームを再度ディスカバーする (ディスクが再表示されます)
  6. アプリケーションを開始する
注: これらの LUN が 4 KB 未満の割り振り単位サイズでフォーマット設定されている場合、ODX はそれらの LUN で機能しない可能性があります。サブページ調整された入出力 (4 KB 未満) は許可されません。

ODX 対応アプリケーションを使用するために、Windows ホストに新規 LUN を追加することができます。Windows ホストにエクスポートされる LUN が 32 KB の NTFS クラスター・サイズでフォーマット設定されていると、Storwize® V3700 アレイは ODX と最良の状態で連動します。したがって、NTFS (New Technology File System) の割り振り単位サイズは、必ず 32 KB 以上にしてください。Windows Server 2012 リリース 2 でのデフォルトは 4 KB ですが、これでは、Storwize V3700 システムが実現できるパフォーマンスが得られない可能性があります。