パフォーマンス統計

リアルタイム・パフォーマンス統計は、Storwize® V3700・システムの短期間の状況情報を提供します。 統計は、管理 GUI にグラフで表示されます。

システム統計を使用して、システム上で使用中のすべてのボリューム、インターフェース、および MDisk の帯域幅をモニターできます。システム全体の CPU 使用率もモニターできます。これらの統計は、システム全体のパフォーマンス・ヘルスを要約し、帯域幅および CPU 使用率での傾向をモニターするために使用できます。ボリュームと MDisk 間の待ち時間などの、関連統計間の安定した値または差分への変化をモニターできます。これらの差分は、次にパフォーマンス診断ツールによってさらに評価できます。

さらに、システム・レベル統計を使用すると、ボリューム、インターフェース、および MDisk の帯域幅を瞬時に表示することができます。これらのグラフはそれぞれ、メガバイト/秒単位の現行の帯域幅と、長期にわたる帯域幅のビューを表示します。 各データ・ポイントにアクセスして、個々の帯域幅の使用状況を判別し、特定のデータ・ポイントがパフォーマンスへの影響を示しているかどうか評価することができます。 例えば、ファイバー・チャネル・インターフェースまたは SAS インターフェースなどのインターフェースをモニターして、ホストのデータ転送速度が予想される速度と異なるかどうか判断することができます。

また、ノード・レベルの統計を選択することもできます。これは、特定のノードによるパフォーマンスへの影響を判断する上で役立ちます。 システム統計と同様に、ノード統計は、ノードが正常なパフォーマンス・メトリック内で作動しているかどうか評価するのに役立ちます。

CPU 使用率のグラフは、現在の CPU 使用量のパーセンテージと、使用率のピークをグラフ上に示す特定のデータ・ポイントを示します。 圧縮が使用されている場合、圧縮に使用されている CPU リソースの量、および残りのシステムで使用可能な量をモニターすることができます。

インターフェースのグラフには、圧縮と非圧縮の両方の接続についてファイバー・チャネル (FC)、iSCSI、Serial Attached SCSI (SAS)、および IP リモート・コピー・インターフェースのデータ・ポイントが表示されます。この情報を使用して、パフォーマンスに影響を与える可能性がある接続の問題を判別する上で役立てることができます。ファイバー・チャネル・インターフェースには、ファイバー・チャネル・ホストからの読み取りおよび書き込みワークロード、およびその他のシステムからのリモート・コピー複製が含まれます。

「パフォーマンス」パネルのボリュームおよび MDisk のグラフには、読み取り、書き込み、読み取り待ち時間、および書き込み待ち時間という 4 つのメトリックが示されます。 これらのメトリックを使用して、システム上のボリュームおよび MDisk の全体的なパフォーマンス・ヘルスを判別する上で役立てることができます。 予期しない結果が連続して示される場合は、構成のエラー、システム障害、または接続の問題を示している可能性があります。

これらのパフォーマンス統計にアクセスするには、管理 GUI「モニター」 > 「パフォーマンス」をクリックします。