recovervdiskbysystem
recovervdiskbysystem コマンドは、fast_write_state が corrupt であるクラスター化システム (システム) 内のすべてのボリュームに対するデータ損失を認知し、ボリュームをオンラインに戻すために使用します。
パラメーター
このコマンドにパラメーターはありません。
説明
fast_write_state が corrupt であるシステム内のすべてのボリューム、およびすべてのコピー (ミラーリングされた場合) は、リカバリーされ、オンラインに戻されます。いずれかのボリュームがシン・プロビジョニング・ボリュームであるか、またはシン・プロビジョニング・コピーを含む場合、recovervdiskbysystem コマンドはシン・プロビジョニング修復処理を起動します。 ボリュームがミラーリングされている場合、このコマンドは同期化されたコピーから再同期を起動します。 再同期の進行状況は、lsvdisksyncprogress コマンドを使用してモニターできます。 ボリュームは、再同期処理中はオンラインのままです。
システム内のいずれのボリュームの fast_write_state も corrupt ではない場合は、recovervdiskbysystem コマンドは、ミラーリングされたボリュームのすべての破損コピーに対して修復処理を引き続き開始します。 この修復処理の進行は、lsrepairsevdiskcopyprogress コマンドを使用してモニターできます。 破損ボリュームがないか、またはコピーに対する修復が不要の場合は、エラーは戻されません。
recovervdiskbysystem コマンドのあとで修復されるため引き続きオフラインであるボリュームの fast_write_state は repairing です。修復処理が完了すると、ボリュームはオンラインになります。
呼び出し例
recovervdiskbysystem
結果出力
No feedback