HDS Thunder、Hitachi AMS 200、AMS 500、および AMS 1000、WMS100、および HDS TagmaStore WMS システムの論理装置設定

論理装置 (LU) 設定は、HDS Thunder、Hitachi AMS 200、AMS 500、および AMS 1000、WMS100、および HDS TagmaStore WMS システムに構成されている個々の LU に適用されます。

システム LU は、論理装置番号 (LUN) が Storwize® V3700クラスター化システムにアクセス可能なスイッチ・ゾーン内のポートに関連付けられている場合は、表 1 に説明されているように構成する必要があります。
表 1. Storwize V3700・システムの HDS Thunder、Hitachi AMS 200、AMS 500、および AMS 1000、WMS100、および HDS TagmaStore WMS システム LU 設定
オプション 必須値 デフォルト設定
LUN default controller Controller 0 または Controller 1 すべて
注: これらの設定が適用されるのは、Storwize V3700・システムからアクセス可能な LU のみです。

回避する必要があるデータ破壊のシナリオ

シナリオ 1: 構成アプリケーションを使用して、LU のシリアル番号を変更することができます。 シリアル番号を変更すると、LU の固有のユーザー ID (UID) も変更されます。 シリアル番号は、コントローラー・ポートの WWPN を判別するのにも使用されるため、2 つの LUN が同じ SAN 上で同じ固有 ID をもつことはできません。2 つのコントローラーが同じ SAN 上で同じ WWPN をもつことはできないためです。

シナリオ 2: シリアル番号は、コントローラー・ポートの WWPN を決定するのにも使用されます。 したがって、2 つの LUN が同じ SAN 上で同じ ID をもつことはできません。その場合、2 つのコントローラーが同じ SAN 上で同じ WWPN をもつことになるためです。 これは、有効構成ではありません。

重要: Storwize V3700・システムによって管理される LU のシリアル番号を変更しないでください。これを変更すると、データ損失または予期せぬデータ破壊が発生する可能性があるためです。

シナリオ 3: 構成アプリケーションを使用して、LUN A の作成、LUN A の削除、LUN A と同じ固有 ID の LUN B の作成が可能です。LUN が Storwize V3700・システムによって管理されている場合、システムは LUN B が LUN A と異なっていることを認識しない場合があるため、このシナリオによって、データ破壊が発生する可能性があります。