chdrive
chdrive コマンドは、ドライブの属性を変更するために使用します。
構文
>>- chdrive --+- -use --+-----------+--+------------------+-+-- drive_id ->< | +-unused----+ '- -allowdegraded -' | | +-candidate-+ | | +-spare-----+ | | '-failed----' | '- -task --+-format +------------------------' +-certify + '-recover-'
パラメーター
- -use unused | candidate | spare | failed
- ドライブの役割を記述します。
- unused は、ドライブが使用中でなく、スペアとして使用されないことを示します。
- candidate は、ドライブがアレイでの使用に選択可能であることを示します。
- spare は、ドライブが、必要に応じてホット・スペアとして使用できることを示します。
- failed は、ドライブで障害が発生したことを示します。
注: メンバー・ドライブを作成するには、mkarray コマンドを使用して (新規) アレイにドライブを追加してください。分散アレイのドライブが障害を起こした場合、アレイは、障害ドライブが障害状態にある間、そのドライブと関連付けられたままになります。
- -allowdegraded
- (オプション) ホット・スペア・ドライブが、そのドライブがメンバーであるアレイに使用不可であっても、ドライブの用途の変更の続行を許可します。-allowdegraded と -task を一緒に指定することはできません。重要: -allowdegraded の使用は推奨されません。
- -task format | certify | recover
- ドライブにタスクを実行させます。
- format は、アレイで使用するためにドライブがフォーマットされることを示します。ドライブが候補であるか、妥当性検査に失敗した場合のみ許可されます。
- certify は、ドライブに含まれているデータの整合性を検証するために、ドライブが分析されることを示します。メンバーであるすべてのドライブに対して許可されます。
- recover データを失うことなく、オフラインのフラッシュ・ドライブをリカバリーします。ビルドが必要であるためにドライブがオフラインである場合、またはドライブが妥当性検査に失敗した場合に許可されます。
- drive_id
- ドライブの ID。
説明
ドライブの役割を変更したり、実行時間の長いドライブ・タスクを開始したりするのに、このコマンドを使用します。lsdriveprogress を使用すると、進行中のドライブ・タスクの進行状況 (パーセンテージ) や見積もり完了時刻を表示することができます。
分散アレイに関連付けられているドライブが member から failed に変更された場合、分散アレイに使用可能な再作成スペースがないと、ドライブは劣化状態 (degraded) になります。-allowdegraded が指定されていない場合、コマンドは再作成領域の不足によって失敗します。-allowdegraded パラメーターが指定されている場合、コマンドは成功し、アレイはそのドライブを入出力操作に使用しなくなります。ドライブが failed から別の構成に変更された場合、分散アレイはそのドライブのことを忘れ、メンバー・テーブルに属する欠落メンバーを作成します。欠落メンバーを取り替えるには、charraymember コマンドを使用します。
呼び出し例
chdrive -use spare 1
結果出力
No feedback
ドライブ 23 を認証するための呼び出し例
chdrive -task certify 23
結果出力
No feedback