稼働中のシステムへの 2 つの 8 GB キャッシュ・更新の追加
システムの稼働中に、8 GB キャッシュ更新オプションを取り付けることができます。
このタスクについて
注:
- キャニスターが欠落しているときは、エンクロージャーの稼働時間を可能な限り短くしてください。 キャニスターが欠落している場合、エンクロージャー内の空気の流れが乱れます。その結果、システムをそのまま長時間放置すると、システムがオーバーヒートする可能性があります。
- メモリー・モジュールは、静電気の影響を受けやすいデバイスです。
手順
システムが入出力操作の実行を続行した状態で 1 組のオプションを取り付けるには、以下のステップを実行します。
- 管理 GUI で、「推奨アクション」イベント・ログ・ビューを確認します。 何か問題があれば、手順を続行する前に解決しておいてください。 入出力を中断せずに安全にノード・キャニスターを取り外すには、手順: ノード・キャニスターの取り外しを参照してください。
- キャニスターからふたを取り外します。 手順については、手順: ノード・キャニスターのふたの取り外しおよび再取り付けを参照してください。
- メモリー・モジュールをメモリー・スロット 2 に挿入します。このスロットは既存のメモリー・モジュールとバッテリーの間にあります (図 1)。 図 1. キャッシュ・メモリー・更新の取り付け
- DIMM コネクターの両端にある保持クリップを開きます。 重要: 保持クリップを破損したり、DIMM コネクターを損傷しないように、クリップの開閉は丁寧に行ってください。
- DIMM が入っている帯電防止パッケージを、キャニスター外側の塗装されていない金属面に接触させます。
- パッケージから DIMM を取り外します。
- DIMM の切り欠きがコネクターの位置に正しく合うように、DIMM の方向を合わせます。
- DIMM の両端を DIMM コネクターの両端のスロットと位置合わせして、DIMM をコネクターに挿入します。DIMM は直立せず、斜めに寝かせて装着します。
- DIMM の両端に同時に圧力を加えて、DIMM をコネクターにまっすぐ押し下げ、しっかり押し込みます。 DIMM がコネクターにしっかり装着されると、カチッと音がして保持クリップがロック位置に収まります。
注: DIMM と保持クリップの間にすき間がある場合は、DIMM が正しく挿入されていません。保持クリップを開いて DIMM を取り外し、再度 DIMM を挿入します。
- キャニスターにふたを再取り付けします。 手順については、手順: ノード・キャニスターのふたの取り外しおよび再取り付けを参照してください。
- エンクロージャーにキャニスターを再取り付けし、取り外したケーブルを再度取り付けます。 指示されるまでは、ホスト・システムの再始動を試行しないでください。 キャニスターが再始動します。 ハードウェア構成が変更されているため、ノード・エラー (841) と関連アラート (1199) がシステム・イベント・ログに記録されます。
- 管理 GUI のモニター・ページの「推奨アクション」を使用して、ハードウェア変更を確認し、受け入れます。 ノード・キャニスターは、このプロセスの一環として再始動します。 システムが再始動すると、アラート 1470 によってノード・キャニスターのハードウェアが一致していないことが示されます。 このアラートは無視してかまいません。
- 2 つ目のキャニスターについて、ステップ 2 から 11 を繰り返します。 ホスト・システムが最初のキャニスターを再検出しており、2 つ目のキャニスターが取り外されたときにフェイルオーバーできるようになっていることを確認します。
- 管理 GUI のモニター・ページの推奨アクションを使用して、1199 エラーで報告されたハードウェア変更を確認して受け入れます。 ノード・キャニスターが再始動します。不一致ハードウェア・エラー 1470 は自動的に消去されます。
- 以前に停止したホスト・アプリケーションがあれば、それらを再始動します。 不一致ハードウェア・エラー 1470 が自動的に消去された後、両方のノードが 8G RAM を使用して正常に稼働します。イベント・ログが 2050 イベント (システム更新完了が必要です) を報告してきました。このイベントは、8G RAM が使用可能になり、ソフトウェアを 64 ビット・モードで実行する必要があることを示しています。
- 「管理 GUI モニター」ページの「推奨アクション」を使用して、システム更新手順を完了します。
- イベント・ログに新規アラートがないかを確認します。新規アラートは、「推奨アクション」の情報を使用して解決してください。