888   ノード間のファイバー・チャネル・ログイン数が多すぎます。

説明

システムは、ユーザーが行ったファブリックのゾーニングにより、このノードが受け取った、別のノードまたはノード・キャニスターからのマスキングされないログインの数が 16 を超えることになったと判断しました。別のノードまたはノード・キャニスターは、ローカル・クラスター内、または協力関係にあるリモート・クラスター内の、任意の非保守モード・ノードまたはキャニスターの場合が考えられます。 マスキングされないログインは、FC ポート・マスク内の対応するビットが「1」であるポートから行われます。 ローカル・クラスター内のノードに対するエラーが報告された場合、それは、適用されているローカル FC ポート・マスクのエラーです。 リモート・クラスター内のノードに対するエラーが報告された場合、それは、適用されている両方のクラスターのパートナー FC ポート・マスクのエラーです。

ログイン数が 16 を超える構成はサポートされません。これにより、ノード間通信が増加し、帯域幅とパフォーマンスに影響が生じる可能性があるためです。 例えば、ノード A に 8 つのポートがあり、ノード B に 8 つのポートがあって、これらのノードが異なるクラスター内にある場合、ノード A のパートナー FC ポート・マスクが 00000011、ノード B のパートナー FC ポート・マスクが 11000000 であれば、4 つのマスクされないログイン (1,7、1,8、2,7、2,8) が可能になります。ファブリックのゾーニングを使用すると、この数量をさらに減らすことが可能です。すなわち、ノード B のポート 8 をゾーンから削除すると、ログイン数は 2 つ (1,7 および 2,7) のみになります。マスクとゾーニングを組み合わせることで、残っている、可能なログイン数を 16 以下にする必要があります。

注: この数には、FC ログインと Fibre Channel over Ethernet (FCoE) ログインの両方が含まれます。ログイン数には、マスクされたポートは含まれません。

このイベントがログに記録されるとき、ローカル・ノード上でログイン数がこの限度を超えた最初のノードのクラスター ID とノード ID が報告され、当該ノードの WWNN も報告されます。 ログイン数が変更されると、エラーは自動的に修正され、該当する場合は別のエラーがログに記録されます (このエラーについては、同じノードが引き続き許容最大数を超えている場合、センス・データ内で報告するために、その同じノードが選択される場合も、選択されない場合もあります)。

データ

テキスト・ストリングは以下を示します。

  • もう一方のノードの WWNN
  • 他ノードのクラスター ID
  • このロードにログインしている、1 つの他ノードの任意のノード ID。 (lsnode で表示されるとおりのノード ID)

ユーザーの処置

このエラーを解決するには、システムを再構成してポートで許容される接続タイプを変更するか、またはポートが同じゾーン内でなくなるように、SAN ファブリック構成を変更します。 両方のオプションを組み合わせて使用することもできます。

システムの再構成では、ファイバー・チャネル・ポート・マスクを変更して、ノード間通信に使用できるポートを減らします。

報告対象のクラスター ID が、エラーが記録されているノードのクラスター ID と一致する場合、ローカルのファイバー・チャネル・ポート・マスクを変更する必要があります。

報告対象のクラスター ID が、エラーが記録されているノードのクラスター ID と一致しない場合、パートナーのファイバー・チャネル・ポート・マスクを変更する必要があります。 パートナーのファイバー・チャネル・ポート・マスクの変更は、一方のクラスターまたは両方のクラスターで必要になる可能性があります。

SAN ファブリックの構成は、スイッチ構成ユーティリティーを使用して設定します。

ノード間の現行ログイン数を表示するには、lsfabric コマンドを使用します。

考えられる原因 - FRU またはその他の原因:
  • なし
サービス・エラー・コード

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