iSCSI ホストでの同質キュー項目数の計算
iSCSI ホストの計算値に対して同質キュー項目数を設定する必要があります。
同質キュー内の待機コマンドは、サーバーに追加リソースを与えるのではなく、すべてのパスで共有されていなければならない。
以下の計算方法を使用して、サーバー上の各ボリュームのキュー項目数を設定します。
- q = (n/(v * c)) * 0.75
ここで、
- n = 入出力グループあたりの許可されたコマンド・プール。この値は 4000 に固定されています。
- v = 検討中の特定の入出力グループについて、サーバーあたりのボリューム数。
- c = 入出力グループ内のサーバー数。
したがって、q = (4000/(v * c)) * 0.75 になります。
例
20 個のホスト・サーバーがあり (c = 20)、各サーバーに 20 個のボリュームがマップされている (v = 20) システムを検討します。 この構成では、キュー項目数の値は q = (4000/(20 * 20)) * 0.75 = 7.5 (または下限の 7) です。
特定のホスト・オペレーティング・システムで、派生されるキュー項目数の値が許可される最大値を超える場合、最小値 2 を使用してください。
各ホスト・サーバーに 20 個のボリュームがマップされているとして、いくつかの一般的なホスト・サーバー構成が表 1 にまとめられています。
入出力グループあたりの iSCSI ホスト数 | <20 | 20-40 | 64 |
---|---|---|---|
推奨されるキュー項目数 | 7 つ (またはホスト OS によって許可される最大数の、どちらか小さい数) | 3 つから 4 つ (またはホスト OS によって許可される最大数の、どちらか小さい数) | 2 つ |