HP StorageWorks MSA システム用の論理装置の作成、削除、およびマイグレーション

論理装置の作成、削除、またはマイグレーションを行う前に、このシステムに付属の HP StorageWorks MSA1000 または MSA1500 の資料に指定されているストレージ構成に関する指示をお読みください。

アレイの作成

アレイは物理ディスクの集合です。 Storwize® V3700クラスター化システムのストレージ構成ガイドラインを使用して、HP StorageWorks MSA でアレイを作成してください。

論理ドライブの作成

以下のタイプの RAID (Redundant Arrays of Independent Disks) がサポートされます。
  • RAID 1+0
  • RAID 1
  • RAID 5
  • RAID 6 (ADG)
RAID 0 は、障害保護を提供しないため、サポートされません。

すべてのストライプ・サイズがサポートされますが、HP StorageWorks MSA には整合性のあるストライプ・サイズを使用してください。

論理ドライブには以下の設定値を使用します。
  • 最大ブート数を使用不可に設定する。
  • アレイ・アクセラレーターを使用可能に設定する。
    注: CLI を使用する場合は、キャッシュを使用可能 (cache=enabled) に設定してください。

論理装置のホストへの提示

選択的ストレージ提示 (SSP) (ACL とも呼ばれる) を使用可能に設定します。

以下のホスト・プロファイル設定値を使用します。
Mode 0 = Peripheral Device LUN Addressing
Mode 1 = Asymmetric Failover
Mode 2 = Logical volumes connect as available on Backup Controller
Mode 3 = Product ID of 'MSA1000 Volume'
Mode 4 = Normal bad block handling
Mode 5 = Logout all initiators on TPRLO
Mode 6 = Fault management events not reported through Unit Attention
Mode 7 = Send FCP response info with SCSI status
Mode 8 = Do not send Unit Attention on failover
Mode 9 = SCSI inquiry revision field contains the actual version
Mode 10 = SCSI inquiry vendor field contains Compaq
Mode 11 = Power On Reset Unit Attention generated on FC Login or Logout
Mode 12 = Enforce Force Unit Access on Write
ホスト・プロファイル設定値を設定するには、組み込まれた Linux プロファイルまたはデフォルト・プロファイルを使用できます。 デフォルト・プロファイルを使用する場合は、次のシリアル・ポート CLI コマンドを発行して、ホスト・プロファイル設定値を変更する必要があります。
change mode Default mode number
ここで、mode number は、変更するモードを表す数値です。

追加情報については、HP StorageWorks MSA に付属の資料を参照してください。

重要: 構成が完了した後、シリアル・ポート CLI または SSP を使用して、接続オブジェクトを再チェックする必要があります。

論理装置のマイグレーション

標準のマイグレーション手順を使用して、HP StorageWorks MSA から Storwize V3700・システムに論理装置をマイグレーションできます。ただし、以下の制限があります。
  • ホストと Storwize V3700・システム間で HP StorageWorks MSA を共有することはできません。 すべてのホストを同時にマイグレーションする必要があります。
  • サブシステム・デバイス・ドライバー (SDD) と securepath は、QLogic ドライバー要件が異なるため共存できません。
  • HP が提供する QLogic ドライバーを除去し、IBM® が 提供するドライバーをインストールする必要があります。