iSCSI サポート
以下の一般的な iSCSI サポートの考慮事項に注意してください。
一般的な iSCSI パラメーターは、オペレーティング・システムに関係なく適用可能です。
- システムは以下をサポートします。
- 標準 iSCSI ポート (3260)
- 最大 256 個のホスト
- サポートされているすべてのノード・タイプで、入出力グループ当たり最大 256 個のホスト。
- さまざまな iSCSI ホストからのシステム iSCSI ターゲット当たり最大 1024 セッション。iSCSI ホストからの入出力グループ当たり最大 2048 件のセッション (1 つの iSCSI ホストから各システム iSCSI ターゲットへの最大 4 つのセッション)。
- 異なるホスト内のファイバー・チャネルおよび iSCSI イニシエーターから同じボリュームへの入出力注: システムは、同じホスト内のファイバー・チャネルおよび iSCSI イニシエーターから同じボリュームへの入出力をサポートしません。
- iSCSI ホストからの複数セッション (1 つの iSCSI ホストから各システム iSCSI ターゲットへの最大 4 つのセッション)
- ブランクのユーザー名フィールドを受け入れるイニシエーターによる BI-CHAP 認証
- 同じホスト内の異なるイニシエーターから同じ入出力グループへの入出力
- 異なるホスト内の異なるイニシエーターから同じボリュームへの入出力
- iSNS プロトコル (iSCSI イニシエーターがインターネット・ストレージ・ネーム・サービスを使用する適切なストレージ・リソースを見つけることを可能にする) および CHAP ベース認証 (iSCSI 認証情報をホスト・オブジェクトに関連付ける) の両方
- 各ノードが iSCSI ターゲットの役目をする iSCSI ホスト接続
- iSCSI は、iSCSI 修飾名 (IQN) (223 バイト) または拡張固有 ID (EUI) (64 ビット) 名のどちらかを使用します。注: 入出力グループ内で IP テークオーバー機能が有効になっていることを確認してください。その場合、iSCSI ターゲットとして機能しているノードに障害が起きると、パートナー・ノードが障害ノードの IP アドレスを引き継ぐことにより、操作が続行されます。テークオーバーのとき、iSCSI イニシエーターは障害ノードからログアウトします。新しいセッションまたはログインは、障害ノードの IP アドレスを使用するパートナー (稼働中) ノードを使用して再確立されます。
- 1 GB および 10 GB の両方のイーサネット・ポートを iSCSI トラフィックのために使用できますが、管理トラフィックのために使用できるのは 1 GB イーサネット・ポートだけです。
- 各 iSCSI ターゲットは、IPv4 および IPv6 の両方を並行してサポートできます。
- ボリュームは、ファイバー・チャネル接続と同じホスト・マッピング・メカニズムを使用するホストにマップされます。ボリュームは、ファイバー・チャネル・ホストまたは iSCSI ホストにマップできます。 iSCSI とファイバー・チャネル の両方を使用して同じホストにボリュームをマップすることはサポートされていません。
- クラスター化システムのイーサネット・ポートに関連したすべての IP アドレス (サービスと構成) は、同じサブネット上になければなりません。 ただし、iSCSI トラフィックに使用されるノードのイーサネット・ポートに関連した IP アドレスは、別々のサブネットに属するように構成することができます。