1630   装置ログインの数が減らされました。

説明

ノードとストレージ・コントローラーとの間のポート間ファブリック接続 (つまり、ログイン) の数が減らされました。この状況は、SAN 上の問題、あるいは SAN の意図的な再構成が原因である可能性があります。

1630 のエラー・コードは、異なる多数のエラー ID で報告されます。エラー ID は、問題についてさらに具体的に示します。 イベント・ログのエントリーで報告されるデータは、状態が検出された場所を示しています。

010045 ノードからのアクセスが許可される、コントローラー・サイトからのデバイス・パスの数が減少しました。

  • ストレージ・コントローラーにアクセス可能なノードを割り振ったコントローラー・サイトからコントローラーへのログインが減少しました。
  • エラー・データは、ディスク・コントローラーの WWNN または IP アドレス、および各ノードからの現在のパス数を示しています。
  • コントローラーの障害あるいはファイバー・チャネル・ネットワーク・ファブリックの障害が、この状態の原因である可能性があります。

ユーザーの処置

  1. クラスター・イベント・ログのエラーを検査して、エラーに関連付けられているオブジェクト ID を確認します。
  2. lscontroller object_ID コマンド・ラインを使用して、障害のある装置の可用性を検査します。 コマンドの実行が失敗して、「CMMVC6014E 要求されたオブジェクトが無効か存在しないため、コマンドは失敗しました」というメッセージが表示された場合は、この装置がシステムから除去されたかどうか、お客様に問い合わせます。
    • 答えが「はい」の場合は、クラスター・イベント・ログでエラーに修正済みのマークを付けて、修復検査 MAP を続行します。
    • 答えが「いいえ」の場合、またはコマンドが障害のあるコントローラーの詳細をリストした場合は、次のステップに進みます。
  3. 装置が再度接続を獲得したかどうかを検査します。 獲得していない場合は、 リモート・デバイス・ポートへのケーブル接続を検査します。
  4. リモート・デバイス・ポートへのすべてのログインに障害があって、 ケーブルの変更では問題を解決できない場合は、 リモート・デバイス・ポートの状態とリモート・デバイスの状態を検査します。
  5. ファイバー・チャネル・ネットワークを再スキャンすることにより、クラスター・ディスカバリー操作を開始します。
  6. ディスク・コントローラーの状況を検査します。すべてのディスク・コントローラーの示す状況が「良好」ならば、修復したばかりのエラーに「修正済み」のマークを付けます。 「良好」の状況を示していないディスク・コントローラーがある場合は、開始 MAP へ進みます。このステップに戻った場合は、サポート・センターに連絡を取り、ディスク・コントローラーの問題を解決してください。
  7. 修復検査 MAP に進みます。

考えられる原因 - FRU またはその他:

  • なし

その他:

  • ファイバー・チャネル・ネットワーク・ファブリックの障害 (50%)
  • エンクロージャー/コントローラーの障害 (50%)