Hitachi HUS VM システムのスイッチ・ゾーニング
Hitachi HUS VM システムのスイッチ・ゾーニングの構成には、ファブリック・ゾーニング、ターゲット・ポートの共有、ホスト分割、およびコントローラー分割などが含まれます。
Hitachi HUS VM システムには、ゾーニングの制限がありません。ただし、Hitachi HUS VM システムはストレージ自体を仮想化できるので、Storwize® V3700の LUN での問題を防止するために、Storwize V3700で検出できる他のストレージとは別個にゾーニングする必要があります。
Hitachi HUS VM・システムは、デフォルトでは、Storwize V3700・システムへゾーニングされたポートごとに別々のコントローラーとして、Storwize V3700・システムに対して提示されます。例えば、これらのストレージ・システムの 1 つが、Storwize V3700・システムにゾーニングされた 4 つのポートを持っている場合、各ポートは、4 つの WWPN を持つ 1 台のコントローラーではなく、別々のコントローラーとして表示されます。特定の 1 つの論理装置 (LU) は、同じ論理装置番号 (LUN) を使用して Storwize V3700・システムにゾーニングされたすべてのコントローラー・ポートを介して、Storwize V3700・システムにマップされている必要があります。
ファブリック・ゾーニング
Hitachi HUS VM ストレージ・システムを Storwize V3700のバックエンド・ポートにゾーニングするときは、マルチパスを有効にするために、必ず、複数のゾーン、またはゾーンごとに複数の Hitachi HUS VM ストレージ・システムおよび Storwize V3700のポートが存在するようにしてください。
ターゲット・ポートの共有
Hitachi HUS VM ストレージ・システム は、 複数のサーバーが共通のコントローラー・ポートを使用して別々の LUN にアクセスできるようにする LUN マスキングをサポートできます。 このセットアップでは、ワークロードやサーバー・タイプを混合しても問題はありません。
ホスト分割
マルチパス・ドライバーの非互換性の問題を防止するために、1 つのホストを Storwize V3700・システムと Hitachi HUS VM・システムの両方に同時に接続するのは避けてください。