HP P2000 G3 システム上の論理装置およびターゲット・ポート
HP P2000 G3 システムの最大 LUN サイズは 60 TB です。
LUN
ボリュームは、ボリューム名によって参照されます。
HP P2000 G3 は 512 個の LUN を Storwize® V3700・システムにエクスポートすることができます (限界)。Storwize V3700は、2 TB より大きい LUN をサポートします。
HP P2000 G3 アレイまたはボリュームは、ボリュームとして区画化することができます。通常、Storwize V3700・システムに対するプレゼンテーションには、1 対 1 のディスク対ボリューム・サイズが使用されます。
LUN ID
HP P2000 G3 システムは、SCSI 識別記述子タイプ 3 によって、エクスポートされる論理装置を識別します。論理装置の 64 ビット NAA IEEE Registered Extended Identifier (NAA=6) の形式は、6-OUI-VSID です。 HP P2000 G3 IEEE 企業 ID は 00C0FF (Dot Hill) です。企業 ID の残りの部分は、ベンダー固有の ID です。
HP P2000 G3 SVC MDisk 出力の例:
# lsmdisk 36
id 36
name mdisk36
status online
mode managed
mdisk_grp_id 7
mdisk_grp_name P2000-grp
capacity 156.5GB
quorum_index 0
block_size 512
controller_name hp-P2000-g3
ctrl_type 4
ctrl_WWNN 208000C0FF15DBFA
controller_id 10
path_count 8
max_path_count 8
ctrl_LUN_# 000000000000000E
UID 600c0ff00015f5cd4d8b45520100000000000000000000000000000000000000
preferred_WWPN
active_WWPN 217000C0FF15DBFA
fast_write_state empty
raid_status
raid_level
redundancy
strip_size
spare_goal
spare_protection_min
balanced
tier generic_hdd
#
論理ドライブおよびホストを含む HP の構成
設定値は、特に指定がなければ一般的なデフォルトです。
HP P2000 G3 Vdisk を作成するには、必要に応じて要件を選択します。GUI では、 を選択します。例えば、1 つのスペア、およびボリュームへの 1:1 マッピングを使用して 4 + P RAID-5 アレイを作成した場合、Storwize V3700・データはコントローラー・ストレージ・プール内のすべての LUN にわたってストライピングされます。パフォーマンスと頑強性のために、あまり大きなディスク・メンバー・アレイ (Vdisk) は推奨されません。
HP P2000 G3 LUN は、コントローラー上のすべてのポートへデフォルトでボリューム・マッピングされます。このマッピングは、コントローラーが Storwize V3700・ノードに対してのみ、別個にゾーニングされている場合に便利です。 そうでない場合は、Storwize V3700・ポートごとの、時間がかかる個別のマッピングが必要です。LUN を共有することはできません。アクセスは、Storwize V3700・ポートのみに制限する必要があります。
コントローラーを検出するために、svctask detectmdisk コマンドおよび svcinfo lsdiscoverystatus コマンドを実行することが必要な場合もあります。
標準的なホスト・プロファイルと FC ホスト・タイプを選択します。ディスク・スピンダウンは、サポートされていません。ディスクが応答しない結果、ストレージ・プールがオフラインになることがあるためです。
- HP P2000 G3 ストレージ・システム上の LUN を削除する前に、そのストレージ・プールが Storwize V3700・システム上で unmanaged (いずれかのストレージ・プールから削除済み) であることを確認してください。
- 動的アレイは、Storwize V3700・システムで使用中の LUN 上には展開しないでください。アレイが Storwize V3700・システムによって認識されるためには、最初に、ストレージ・プールから LUN をマイグレーションするか削除することにより、ストレージ・プールを非管理にする必要があります。
LUN プレゼンテーション
LUN は、HP P2000 G3 ストレージ・システムの使用可能な FC ポートを介してエクスポートされます。 これらの LUN を default mapping または explicit として構成してください。
特殊な LUN
論理装置の番号付けには、特別な考慮事項はありません。 LUN 0 は、必要な場所にエクスポートできます。
ターゲット・ポート
HP P2000 G3 ストレージ・システムは、合計 4 つの 8 GB ファイバー・チャネル・ポートを備えています。
# lscontroller
id controller_name ctrl_s/n vendor_id product_id_low product_id_high
0 hp-p2000-g3 CAPIPTAAf HP P2000 G3 FC
# lscontroller 0
id 10
controller_name hp-p2000-g3
WWNN 208000C0FF15DBFA
mdisk_link_count 16
max_mdisk_link_count 16
degraded no
vendor_id HP
product_id_low P2000 G3
product_id_high FC
product_revision T240
ctrl_s/n CAPIPTAAf
allow_quorum yes
WWPN 207000C0FF15DBFA
path_count 32
max_path_count 32
WWPN 247000C0FF15DBFA
path_count 32
max_path_count 48
WWPN 217000C0FF15DBFA
path_count 32
max_path_count 40
WWPN 257000C0FF15DBFA
path_count 32
max_path_count 40
#
P2000 G3 WWNN and WWPN settings look like this:
2PPP00C0FFVVVVVV
2 - IEEE 803.2 extended 48-bit ID NAA format,
PPP - vendor specific code used to identify specific ports
00C0FF - IEEE unique VSID of OEM Dot Hill for HP.
SSSSSS - unique vendor-supplied serial number for the device.
WWNN 208000C0FF15DBFA
WWPN 207000C0FF15DBFA
WWPN 247000C0FF15DBFA
WWPN 217000C0FF15DBFA
WWPN 257000C0FF15DBFA
LU アクセス・モデル
すべてのシステムは Active/Active です。 システム障害からの停止を回避するためには、ファイバー・チャネル・スイッチ間でポートを相互接続します。すべてのモデルの HP P2000 G3 ストレージ・システムは優先順位が等しいので、特定の LU に排他的なセットを使用しても利点がありません。
LU 優先アクセス・ポート
すべてのポートがすべてのシステムにわたって Active/Active であるので、モデル HP P2000 G3 上で優先されるアクセス・ポートはありません。
所有権の検出
所有権の検出は、モデル HP P2000 G3には適用されません。