外部ストレージ・システムの構成の詳細 (iSCSI)
Storwize® V3700・クラスター化システムとの iSCSI 接続を介する外部ストレージ・システムの構成について計画します。
外部ストレージは、Storwize V3700で既存のシステムからデータをマイグレーションするためにのみ使用することができ、継続的なデータ・ストレージには使用できません。
最新のサポート情報については、次の Web サイトを参照してください。
システムに対して iSCSI 接続ストレージを構成するには、以下のガイドラインを使用してください。
- ファイバー・チャネル接続とは異なり、ソース・システムとターゲット外部ストレージ・システムとの間の接続は手動で構成する必要があります。
- ターゲット IP のディスカバリーおよびセッション確立は、手動により、入出力グループ全体 (指定された入出力グループに属するノードのディスカバーと確立のセッション) またはシステム全体 (すべてのノードのディスカバーと確立のセッション) のいずれかで構成します。
- ディスカバリーが正常に完了した後、ソース・システムからターゲット・ストレージ・システムに対するイニシエーター・セッションを、特定の入出力グループに属するノードまたはシステム全体のすべてのノードを使用して、手動で確立する必要があります。
- ソース・ポートからターゲット・ポートへの 1 対 1 のマッピングが必要です。各ソース・システムまたはノード上の同じ番号が付いたポートは、各ターゲット・システムまたはノード上の 1 つのポートだけに接続します。同じシステム・ノード上にある複数のイニシエーター・ポートを、同じターゲット・ポートに接続すること (多対 1 の接続) はできません。 同様に、1 つのイニシエーター・ポートを、同じターゲット・ストレージ・システム上にある複数のターゲット・ポートに接続すること (1 対多の接続) はできません。このような操作を行おうとすると、CLI コマンドは失敗します。
- ゾーニングは必要ありません。
- iSCSI 接続ではHyperSwap®・トポロジー・システムがサポートされます。
- システムと外部ストレージ・システムの間の直接接続はサポートされておらず、システムと外部ストレージの間にはイーサネット・スイッチが必要です。
- Single Point of Failure を回避するために、デュアル・スイッチ構成にすることをお勧めします。 完全な冗長性を実現するには、各イニシエーター・ノードとターゲット・ノードの間に最低でも 2 つパスを設け、それぞれのパスが別個のスイッチを経由するように構成する必要があります。
- イニシエーター・ノードとターゲット・ノードが両方とも追加のポートをサポートする場合、追加のパスを構成することでスループットを向上できます。