標準および永続予約
SCSI 予約コマンドおよび SCSI 永続予約コマンドは、SCSI 規格により指定されています。 サーバーはこれらのコマンドを使用して、他のサーバーのポートが 特定の LUN にアクセスするのを防ぎます。
LUN を予約すると、サーバーが他のサーバー上のデータを上書きする際の偶発的なデータ破壊が防止されます。 予約および永続予約コマンドは、Storwize® V3700 ボリュームへのアクセスを制御するために クラスター化ソフトウェアによって頻繁に使用されます。
制御された方法でサーバーがシャットダウンされないか、サーバー・システムから除去されない場合、サーバーの標準および永続予約が維持されます。予約すると、予約を維持しているサーバーが現在使用していないデータに、他のサーバーがアクセスできません。このような状態では、予約を解除し、新規サーバーがボリュームへアクセスすることを許可するようお勧めします。
可能な場合、予約を維持するサーバーにその予約を明示的に解除させて、サーバー・キャッシュを確実にフラッシュさせ、サーバー・ソフトウェアがボリュームへのアクセスが失われたことを認識するようにしてください。これが不可能な場合、オペレーティング・システム固有のツールを使用して、予約を除去してください。 詳細は、オペレーティング・システムの資料を参考にしてください。
rmvdiskhostmap CLI コマンドまたは管理 GUI を使用して、ホスト・マッピングを除去すると、Storwize V3700・ノードは、ホストがボリューム上に保持している標準および永続予約を除去できます。