ボリューム保護

アクティブなボリュームやホスト・マッピングが誤って削除されるのを防止するために、システムは、最近入出力アクティビティーがあったことを検出した場合、それらのオブジェクトが削除されるのを防ぐグローバル設定をサポートしています。

ユーザーがボリュームを削除すると、システムはそのボリュームがホスト・マッピング、FlashCopy® マッピング、またはリモート・コピー関係の一部であるかどうかを検査します。これらのケースでは、-force パラメーターが指定されていない限り、システムはボリュームの削除に失敗します。-force パラメーターを使用すると、まだアクティブなボリュームを意図せずに削除する可能性があります。 アクティブとは、システムがいずれかのホストからそのボリュームへの最近の入出力アクティビティーを検出したことを意味します。

アクティブ・ボリュームが誤って削除されるのを防止するには、管理者は、グローバル・システム設定を使用してボリューム保護を有効にすることができます。ボリュームが削除できるようになるまでにアイドル状態でいなければならない期間を指定することもできます。ボリューム保護が有効になっていて、その期間が満了していない場合は、-force パラメーターが使用されていても、ボリュームの削除は失敗します。

この設定によって影響を受けるコマンドは、以下のとおりです。
  • rmvdisk
  • rmvdiskcopy
  • rmvdiskhostmap
  • rmmdiskgrp
  • rmhostiogrp
  • rmhost
  • rmhostport