FlashCopy 保全性に関するホスト考慮事項
The FlashCopy® 機能は、ソース・ボリュームのポイント・イン・タイム・コピーを、指定されたターゲット・ボリュームに転写します。 コピーを転送するには、ターゲット・ボリュームを作成するか、ターゲット・ボリュームが既に存在していることが必要です。 ターゲット・ボリュームが、転送されるデータ量をサポートできるだけの十分なスペースを持っているかを確認することも必要です。
マッピングが開始した後、ソース・ボリュームに保管されているすべてのデータに、ターゲット・ボリュームからアクセスできます。 このデータには、ソース・ボリュームに保管されているすべてのオペレーティング・システム制御情報、アプリケーション・データ、およびメタデータが含まれます。その結果、オペレーティング・システムによっては、ソース・ボリュームとターゲット・ボリュームを同じホスト上でアドレス可能にできない場合もあります。
コピーの保全性を確保するには、未完了の読み取りまたは書き込みのホスト・キャッシュをすべて完全にフラッシュしてから、FlashCopy 操作に進む必要があります。ホスト・キャッシュをフラッシュするには、FlashCopy 操作を開始する前に、ソース・ホストからソース・ボリュームをアンマウントします。
ターゲット・ボリュームは、ソース・ボリュームの完全なイメージでオーバーライドされます。FlashCopy マッピングが開始される前に、ターゲット・ボリュームのホスト・オペレーティング・システム (またはアプリケーション) キャッシュに保持されているデータがすべて破棄されることが重要です。これらのキャッシュにデータが保持されないようにする最も簡単な方法は、FlashCopy 操作の開始前にターゲット・ボリュームをアンマウントすることです。
一部のオペレーティング・システムおよびアプリケーションは、入出力操作を停止し、ホスト上のキャッシュからすべてのデータがフラッシュされるようにする機能を備えています。 これらの機能が使用可能であれば、それらを使用して FlashCopy 操作を準備して開始することができます。 詳しくは、ホストおよびアプリケーションの資料を参照してください。
オペレーティング・システムによっては、synthesis なしにボリュームのコピーを使用できない場合があります。 synthesis は、ターゲット・ボリューム上でオペレーティング・システム・メタデータの変換を行って、オペレーティング・システムがそのディスクを使用可能に設定します。コピーされたボリュームの検出とマウントの方法については、ホストの資料を参照してください。