1700 未復旧のリモート・コピー関係
説明
このエラーは、クラスター化システム障害または完全な入出力グループ障害のリカバリー・アクションの後で報告される可能性があります。 制御データが入出力グループによって保管されている、一部のリモート・コピー関係がリカバリーできなかったために、エラーが報告されています。
ユーザーの処置
このエラーを修復するには、リカバリーできなかった関係をすべて削除してから、関係を再作成する必要があります。
- エラーがログに記録されている入出力グループ・インデックスをメモします。
- この入出力グループのマスター・ボリュームまたは補助ボリュームのいずれかを含む関係をすべてリストします。ボリューム・ビューを使用して、メモした入出力グループ内の、関係が定義されているボリュームを判別します。
- リストされた関係の詳細をメモして、再作成できるようにします。
影響を受けている入出力グループに、整合性グループ内にあるアクティブ - アクティブ関係がある場合、リカバリーされなかったアクティブ - アクティブ関係ごとにコマンド chrcrelationship -noconsistgrp rc_rel_name を実行します。次に、ボリューム・ラベルが変更される場合に備えて、1 次属性の値を確認するために、コマンド lsrcrelationship を使用します。
- マスター・ボリュームの固有 ID を介して補助ボリュームを使用するホスト・アプリケーションがあるアクティブ - アクティブ関係を除いて、ステップ 2 でリストされたすべての関係を削除します (つまり、lsrcrelationship からの出力で、1 次属性の値が補助ボリュームになっているもの)。
1 次属性の値が補助ボリュームになっているアクティブ - アクティブ関係の場合は、rmvolumecopy CLI コマンドを使用します (このコマンドも関係を削除します)。例えば、rmvolumecopy master_volume_id/name です。
注: 入出力グループ上の最後の関係が削除されると、エラーには自動的に「修正済み」のマークが付けられます。エラーが修正されるまでは、新しい関係を作成してはなりません。 - ステップ 3 でメモした詳細を使用して、削除したすべての関係を再作成します。注: メトロ・ミラー関係またはグローバル・ミラー関係の場合、関係の削除はマスター・システムまたは補助システムのいずれからでも実行できますが、関係の再作成はマスター・システムで行う必要があります。ただし、このサービス・アクションを完了するには、別のシステムに移動することが必要な場合があります。
考えられる原因 - FRU またはその他:
- なし