iSCSI 用の複数の Linux ホスト・イーサネット・ポートの構成

iSCSI 用に複数の Linux ホスト・イーサネット・ポートを構成する場合、動的ディスカバリーでルーティング機能を向上させ、最適な冗長性を維持するための方法が用意されています。

このタスクについて

以下の 2 つの方法のいずれかを使用できます。
  • ホスト・ポートとシステム・ポートに異なるサブネット IP アドレスを構成します。システム・ノードの各ターゲット IP は、対応するサブネットの 1 つのホスト IP からのみアクセスできます。その結果、ホストとシステム・ポートのペアは別々のサブネット内に存在します。
  • /etc/iscsi/ifaces サブディレクトリー内に、セッションのバインド先にするネットワーク・オブジェクトごとに別々の iface 構成ファイルを作成します。各 iface 構成ファイルには、長さが 64 文字以下の固有の名前を付ける必要があります。

次の iface の例は、2 つのネットワーク・デバイス (eth0 と eth1) を使用した単純な事例を示しています。

手順

  1. 次のように /etc/iscsi/ifaces/eth0 ファイルを編集して、iface.net_ifacename を指定します。
    iface.net_ifacename = eth0
  2. 同様に、/etc/iscsi/ifaces/eth1 ファイルを次のように編集します。
    iface.net_ifacename = eth1