detectiscsistorageportcandidate

detectiscsistorageportcandidate コマンドは、指定された入出力グループ内のいずれかのノードから、ディスカバーされたバックエンド Internet Small Computer Systems Interface (iSCSI) ターゲット・コントローラーへの iSCSI ログイン・セッションを確立するために使用します。

構文

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>>- detectiscsistorageportcandidate -- ------------------------->

>-- -–srcportid -- source_port_id -- --------------------------->

>--+----------------------------+-- ---------------------------->
   '- -iogrp --+- iogrp_id ---+-'      
               '- iogrp_name -'        

>--+- -targetip -- ipv4_addr --+-- ----------------------------->
   '- -targetip6 -- ipv6_addr -'      

>--+---------------------------------+-- ----------------------->
   '- -username -- target_user_name -'      

>--+------------------------------+----------------------------->
   '- -chapsecret -- target_chap -'   

>--+-------------------------------------+---------------------><
   '- -site ---- site_id ---- site_name -'   

パラメーター

-srcportid source_port_id
(必須) ターゲット・コントローラーのディスカバリーを行うために使用するソース・イーサネット・ポート ID (lsportip の出力に示されたもの) を指定します。 この値は 1 から 8 までの数値でなければなりません。
  • -iogrp も指定すると、入出力グループのすべてのノードに指定されている source_port_id を使用した、イーサネット・ポートを介するディスカバリーがトリガーされます。
  • -iogrp を指定しない場合、クラスター化システム (システム) のすべてのノードに指定されている source_port_id を使用した、イーサネット・ポートを介するディスカバリーがトリガーされます。
-iogrp iogrp_id | iogrp_name
(オプション) 検出する入出力グループの ID または名前を指定します。iogrp_id の値は、012、または 3 でなければなりません。iogrp_name の値には英数字ストリングを指定する必要があります。

このパラメーターを指定すると、指定された入出力グループの両方のノードの source_port_id を使用したディスカバリーがトリガーされます。 値を指定しない場合、システム内のすべてのノードの source_port_id を使用したディスカバリーがトリガーされます。

-targetip ipv4_addr
(-targetip6 を指定しない場合は必須) 指定された入出力グループのすべてのノードの source_port_id を使用したターゲット・ディスカバリー要求を受け取る、検出対象のターゲット iSCSI コントローラーの IPv4 アドレスを指定します。
-targetip6 ipv6_addr
(-targetip を指定しない場合は必須) 指定された入出力グループのすべてのノードの source_port_id を使用したターゲット・ディスカバリー要求を受け取る、検出対象のターゲット iSCSI コントローラーの IPv6 アドレスを指定します。
-username target_user_name
(オプション) 検出するターゲット・コントローラーのユーザー名を指定します。 この値は、最大 256 文字の英数字ストリングでなければなりません。

ターゲット・コントローラーがディスカバリーのために target_user_name target_chap を必要とする場合は、ターゲットのユーザー名と chap を使用してターゲット・コントローラーをディスカバーします。

一部のコントローラーでは、ディスカバリーに iSCSI 修飾名 (IQN) のユーザー名を使用することが必要になる場合があります。 各ノードの IQN は、必要に応じて自動的に選出され、使用されます。

-chapsecret target_chap
(オプション) 検出するターゲット iSCSI コントローラーのディスカバリーに必要な target_chap を指定します。 この値は、最大 79 文字の英数字ストリング (大/小文字の区別あり) でなければなりません。
-site site_id | site_name
(オプション) 検出またはディスカバリーするターゲット iSCSI コントローラーのサイト ID またはサイト名を指定します。入出力グループが指定されない場合、ディスカバリーは指定されたサイト内に存在するすべてのノードから実行され、入出力グループが指定されている場合、ディスカバリーは指定されたサイトと入出力グループに含まれるノードからのみ実行されます。 サイト ID は 1 (デフォルト) または 2 でなければなりません。 サイト名は英数字の値でなければなりません。

説明

このコマンドでは、マイグレーションおよび仮想化の対象となる iSCSI バックエンド・ストレージ・コントローラーを検出します。このコマンドは、ターゲット iSCSI コントローラーのディスカバリーに役立ちます。 lsiscsistorageportcandidate コマンドは、ディスカバーされた候補の iSCSI ターゲット・コントローラーに関する情報をリストするために使用します。

別のディスカバリーが完了するかシステムがリカバリー手順を実行すると、前のディスカバリー・データがクリアされるため、ターゲット・データを取得できるのはこれらが行われる時点までです。 このコマンドは、すべてのソース・ノードからのディスカバリーが完了するかコマンドが失敗すると完了します。

addiscsistorageport コマンドは、指定された入出力グループ内のいずれかのノードから、ディスカバーされたバックエンド iSCSI コントローラーへのセッションを確立するために使用します。 lsiscsistorageportcandidate コマンドは、候補の iSCSI ターゲット・コントローラーに関する情報をリストするために使用します。

ターゲット iSCSI コントローラーおよびソース・ポート ID 1 における、IPv4 IP アドレスを使用したターゲット・ディスカバリーの表示

detectiscsistorageportcandidate –srcportid 1 -targetip IP1 

詳細な結果出力

No feedback

ターゲット iSCSI コントローラーおよびソース・ポート ID 1 における、IPv6 アドレスを使用した入出力グループ 3 からのターゲット・ディスカバリーの表示

detectiscsistorageportcandidate –srcportid 3 -targetip6 IP3 -iogrp 3 –username delluser –chapsecret password1

詳細な結果出力

No feedback