イベント・ログ内のフィールドの説明

イベント・ログには、問題の診断に使用できる情報が記載されたフィールドが組み込まれています。

表 1 で、問題の診断に役立つ、いくつかのフィールドについて説明します。

表 1. イベント・ログのデータ・フィールドの説明
データ・
フィールド
説明
イベント ID この番号は、イベントがログに記録された理由を正確に識別します。
説明 イベントの簡単な説明。
状況 イベントになんらかの注意が必要かどうかを示します。

アラート: 十字が付いた赤いアイコンが表示される場合は、修正手順またはサービス・アクションに従って、イベントを解決し、状況を緑色に変えます。

モニター: このイベントはまだ問題ではありません。

期限切れ: このイベントは問題ではなくなりました。

メッセージ: システムのアクティビティーに関する役立つ情報を提供します。

エラー・コード イベントが、エラー・コードによって識別された修正手順またはサービス・アクションに従うことで修正可能なシステム内のエラーを表していることを示します。 すべてのイベントにエラー・コードがあるわけではありません。異なるイベントであっても同じサービス・アクションが必要な場合は、異なるそれぞれのイベントに同じエラー・コードがあります。
シーケンス番号 システム内のイベントを識別します。
イベント・カウント このイベント・ログ・レコードに合体されたイベントの数。
オブジェクト・タイプ イベントが関連するオブジェクト・タイプ。
オブジェクト ID イベントが関連する、システム内のオブジェクトを一意的に識別します。
オブジェクト名 イベントが関連する、システム内のオブジェクトの名前。
コピー ID オブジェクトがボリュームであり、イベントがそのボリュームの特定のコピーを参照する場合、このフィールドは、そのイベントが関連するコピーの番号です。
報告ノード ID 通常、イベントが関連するオブジェクトを担当するノードを識別します。 ノードに関連するイベントの場合、イベントをログに記録したノードを識別します。これは、オブジェクト ID で識別されるノードとは異なる場合があります。
報告ノード名 通常、イベントが関連するオブジェクトを含むノードを識別します。 ノードに関連するイベントの場合、イベントをログに記録したノードを識別します。これは、オブジェクト名で識別されるノードとは異なる場合があります。
修正済み エラー状態または警告状態のアラートが表示される場合、ユーザーがイベントに修正済みのマークを付けたか、修正手順を完了したか、状態が自動的に解決されたことを示します。メッセージ・イベントの場合、このフィールドをメッセージの確認に使用できます。
最初のタイム・スタンプ このエラー・イベントが報告された時刻。類似タイプのイベントが合体され、そのため 1 つのイベント・ログ・レコードが複数のイベントを表す場合、このフィールドは、最初のエラー・イベントがログに記録された時刻です。
最後のタイム・スタンプ このエラー・イベントの最後のインスタンスがこのイベント・ログ・レコードに記録された時刻。
ルート・シーケンス番号 設定した場合には、このイベントが報告された原因として考えられるエラーを表すイベントのシーケンス番号です。最初に、ルート・イベントを解決してください。
センス・データ イベントがログに記録される原因となった状態の詳細を示す追加データ。