フリーおよび予約済みのボリューム・プールの作成

IBM® System Storage® Support for Microsoft Volume Shadow Copy Service および Virtual Disk Service ソフトウェアは、ボリュームのフリー・プールおよびボリュームの予約済みプールを維持します。 これらのオブジェクトは Storwize® V3700上には存在しないため、フリー・プールと予約済みプールは、仮想ホスト・システムとして実装されます。 これらの 2 つの仮想ホスト・システムを Storwize V3700 上に定義する必要があります。

このタスクについて

シャドー・コピーが作成されると、IBM System Storage Support for Microsoft Volume Shadow Copy Service および Virtual Disk Service ソフトウェアは、フリー・プール内のボリュームを選択し、それを予約済みプールに割り当ててから、フリー・プールから除去します。 これにより、他の Volume Shadow Copy Service ユーザーがボリュームを上書きするのを防止します。

Volume Shadow Copy Service 操作を正しく実行するには、フリー・プールに十分なボリュームをマップする必要があります。 ボリュームは、ソース・ボリュームと同じサイズにする必要があります。

管理 GUI または Storwize V3700・コマンド・ライン・インターフェース (CLI) を使用して、以下のステップを実行します。

手順

  1. ボリュームのフリー・プールにホストを作成する。
    • デフォルト名の VSS_FREE を使用するか、または別の名前を指定する。
    • ホストにワールド・ワイド・ポート名 (WWPN) の 5000000000000000 (15 個のゼロ) を関連付ける。
  2. ボリュームの予約済みプールについて、仮想ホストを作成する。
    • デフォルト名の VSS_RESERVED を使用するか、または別の名前を指定する。
    • ホストに WWPN の 5000000000000001 (14 個のゼロ) を関連付ける。
  3. 論理装置 (ボリューム) をボリュームのフリー・プールにマップする。
    制約事項: ボリュームは、他のホストにはマップしないでください。
    • ボリュームのフリー・プールに既にボリュームを作成してある場合は、そのボリュームをフリー・プールに割り当てる。
  4. ステップ 3 で選択したボリュームと VSS_FREE ホストの間に、ホスト・マッピングを作成して、ボリュームをフリー・プールに追加する。 あるいは、ibmvcfg add コマンドを使用して、ボリュームをフリー・プールに追加します。
  5. ボリュームがマップされていることを検証する。

次のタスク

デフォルト WWPN の 5000000000000000 および 5000000000000001 を使用しない場合は、WWPN で、IBM System Storage Support for Microsoft Volume Shadow Copy Service および Virtual Disk Service ソフトウェアを構成する必要があります。