CLI を使用した E メール・イベント通知とインベントリー・レポートのセットアップ

コマンド・ライン・インターフェース (CLI) を使用して、指定した受信者および IBM® サポート にイベント通知とインベントリー・レポートを送信するよう、システムをセットアップできます。

始める前に

CLI を使用してコール・ホームを構成できます。

このタスクについて

E メールによるイベント、インベントリー、およびコール・ホームの通知をセットアップ、管理、およびアクティブ化するには、以下のステップを実行します。

手順

  1. システムが E メール通知機能を使用できるようにします。 これを行うには、mkemailserver CLI コマンドを発行します。最大 6 つの SMTP E メール・サーバーを構成して、 外部 E メール・ネットワークに冗長アクセスを提供できます。
    この例では、E メール・サーバー・オブジェクトを作成します。 これにより、SMTP E メール・サーバーの名前、IP アドレス、およびポート番号が指定されます。 次のコマンドが発行されると、E メール・サーバーが正常に作成されたことを示すメッセージが表示されます。
    mkemailserver -ip ip_address -port port_number
    ここで、ip_address は、リモート E メール・サーバーの IP アドレスを指定し、 port_number は、E メール・サーバーのポート番号を指定します。
  2. E メールによるイベント通知およびインベントリー通知の受信者を、 E メール・イベント通知機能に追加する。 これを行うには、mkemailuser CLI コマンドを発行します。
    次の例では、E メール受信者 manager2008 を追加し、この受信者が、E メール・エラー・タイプ・イベント通知を受信することを指定します。
    mkemailuser -address manager2008@ibm.com
     -error on -usertype local
    重要: IBM サポートから特別に指示されている場合を除き、常に local ユーザー・タイプを選択してください。通常、support ユーザー・タイプはコール・ホーム機能でのみ使用されます。
  3. E メール・イベント通知機能が使用する連絡先情報を設定する。 これを行うには、chemail CLI コマンドを発行します。 E メール・イベント通知機能を開始する場合は、以下のパラメーターが設定されなければなりません。
    • reply
    • contact
    • primary
    • location
    • organization
    • address
    • city
    • zip code
    • country
    E メール・イベント通知機能が使用する連絡先情報を変更するには、パラメーターを少なくとも 1 つ指定する必要があります。
    次の例は、E メール受信者 manager2008 の連絡先情報を設定します。
    chemail -reply manager2008@ibm.com -contact manager2008  -primary 0441234567 -location 'room 256 floor 1 IBM' -organization IBM -address '1022 IBM St' -city 'New York' -zip 102 -country US
  4. オプションとして、 すべての E メール受信者の E メール・イベント通知の設定値をリストするレポートを生成したり、E メール受信者を変更または削除します。
    • すべての E メール受信者、個々の E メール受信者、 または指定されたタイプの E メール受信者 (ローカルまたはサポート) の E メール・イベント通知の設定値をリストするレポートを 生成するには、lsemailuser CLI コマンドを発行します。
    • 受信者用に定義されている設定値を変更するには、chemailuser CLI コマンドを発行します。設定を変更する対象の E メール受信者のユーザー ID または名前を指定する必要があります。
    • 既に定義されている E メール受信者を削除するには、rmemailuser CLI コマンドを発行します。削除する E メール受信者のユーザー ID または名前を指定する必要があります。
  5. E メールおよびインベントリー通知機能をアクティブにします。 これを行うには、startemail CLI コマンドを発行します。 このコマンドにパラメーターはありません。
    注: エラー・レポート作成を活動化すると、在庫情報はサービス担当員に自動的に報告されます。
  6. オプションとして、E メール通知機能をテストしてこの機能が正しく作動していることを確認し、インベントリー E メール通知を送信します。 Storwize® V3700は、 エラーが発生した場合に通知設定値を使用してコール・ホームを実行します。
    • 1 人以上の受信者にテスト E メール通知を送信するには、testemail CLI コマンドを発行します。all を指定するか、テスト E メールを送信する先の E メール受信者のユーザー ID またはユーザー名を指定する必要があります。
    • インベントリー E メール通知を受信可能に設定されているすべての受信者に、インベントリー E メール通知を送信するには、sendinventoryemail CLI コマンドを発行します。このコマンドにパラメーターはありません。
    • stopemail コマンドは、E メールおよびインベントリー通知機能を停止するために使用します。このコマンドにパラメーターはありません。