Hitachi HUS VM システム上の論理装置およびターゲット・ポート
Hitachi HUS VM システムの最大 LUN サイズは 60 TB で、8 つのファイバー・チャネル・ポートがあります。
LUN
ボリュームは、LDEV の ID または名前によって参照されます。
Hitachi HUS VMは、1 システム当たり 4096 個の LUN を Storwize® V3700・システムにエクスポートできます。Storwize V3700・システムは、2 TB より大きい LUN をサポートします。
LUN ID
Hitachi HUS VM システムは、SCSI 識別記述子タイプ 3 によって、エクスポートされる論理装置を識別します。論理装置の 64 ビット IEEE Registered Extended Identifier (NAA=5) の形式は、5-OUI-VSID です。 HDS の IEEE 企業 ID は 00060E8 です。企業 ID の残りの部分は、ベンダー固有の ID です。
[11:19:00]:~ # lsmdisk 3
id 3
name mdisk2
status online
mode managed
mdisk_grp_id 2
mdisk_grp_name pool1
capacity 256.0GB
quorum_index 1
block_size 512
controller_name controller3
ctrl_type 4
ctrl_WWNN 50060E801329EB30
controller_id 0
path_count 2
max_path_count 2
ctrl_LUN_# 0000000000000003
UID 60060e801329eb00502029eb0000000400000000000000000000000000000000
preferred_WWPN
active_WWPN 50060E801329EB10
fast_write_state empty
raid_status
raid_level
redundancy
strip_size
spare_goal
spare_protection_min
balanced
tier generic_hdd
[11:19:03]:~ #
Hitachi 論理ドライブ、ホスト・グループ、およびパスの構成
Storwize V3700 のポートは、Hitachi HUS VM システム上で表示することができます。
- 「Ports/Host Groups」をクリックします。
- 「Edit Ports」をクリックして、Storwize V3700・システムで使用される各 ポート ID 上のポート・セキュリティーを有効にします。
- ナビゲーターの「General Tasks」セクションで「Create Host Groups」をクリックして、Storwize V3700・システム用のホスト・グループを作成します。
- 必要なホスト (ホスト・バス・アダプター WWN) 項目を持つ Storwize V3700・システム用のホスト・グループができるまで、このプロセスを続行します。
ボリュームおよびそれに対応する論理装置 (LDEV) は、Web ブラウザーを介して作成、変更、および削除されます。ボリュームは、作成時にすべてゼロにフォーマット設定されます。
ボリュームは、論理装置としてパリティー・グループ内または動的プロビジョニング (DP) プール内に作成されます。
プールは、構成されたパスがない論理装置から作成されます。詳しくは、Hitachi の説明書を参照してください。
- Hitachi Storage Navigator で、Storwize V3700・システムに提示する装置を作成します。 を選択して、
- パリティー・グループを選択してから、作成する装置の容量と数を選択します。
- 使用するパスを選択してから、「Add」をクリックします。
- 「Next」、「Apply」、および「Finish」を順にクリックします。進行中のタスクが表示されます。 さらに先へ進む前に、デバイスの完全なフォーマットが必要です。
- Storwize V3700・システムで、追加された MDisk を検出するか、使用可能なすべてのコントローラー・デバイス・ポート全体で MDisk アクセスを再平衡化します。CLI の detectmdisk コマンドを実行するか、管理 GUI を使用することができます。
LUN のサイズ変更または削除
- Hitachi HUS VM SAN ストレージ・システム上の LUN を削除する前に、その MDisk が Storwize V3700・システム上で unmanaged (いずれかのストレージ・プールから削除済み) であることを確認してください。
- 動的アレイは、Storwize V3700・システムで使用中の LUN 上には展開しないでください。アレイが Storwize V3700・システムによって認識されるためには、最初に、ストレージ・プールから LUN をマイグレーションするか削除することにより、MDisk を非管理にする必要があります。
LUN プレゼンテーション
LUN は、Hitachi HUS VM ストレージ・システムの使用可能な FC ポートを介してエクスポートされます。 それらのポートをホスト・グループ別に構成します。
特殊な LUN
論理装置の番号付けには、特別な考慮は必要ありません。LUN 0 は、必要な場所にエクスポートできます。
ターゲット・ポート
次の例に示すように、Hitachi HUS VM ストレージ・システムには合計 8 つのファイバー・チャネル・ポートがあります。
lscontroller
id controller_name ctrl_s/n vendor_id product_id_low product_id_high
0 controller3 502029EB0001 4A HITACHI OPEN-V
1 controller2 502029EB0001 1A HITACHI OPEN-V
2 controller1 502029EB0001 2A HITACHI OPEN-V
3 controller0 502029EB0001 3A HITACHI OPEN-V
lscontroller 0
id 0
controller_name controller3
WWNN 50060E801329EB30
mdisk_link_count 15
max_mdisk_link_count 15
degraded no
vendor_id HITACHI
product_id_low OPEN-V
product_id_high
product_revision 7302
ctrl_s/n 502029EB0001 4A
allow_quorum yes (See section on Manual Quorum)
WWPN 50060E801329EB30
path_count 8
max_path_count 26
500060E8MMSSSSPP
50 - NAA format 5, Vendor responsible for address
0060E8 - ieee unique VSID of Hitachi Computer Products (America), inc.
MM - model range
SSSS - Hex for serial number
PP - Port Number
LU アクセス・モデル
すべてのシステムは Active/Active です。 システム障害からの停止を回避するためには、ファイバー・チャネル・スイッチ間でポートを相互接続します。すべてのモデルの Hitachi HUS VM ストレージ・システムは優先順位が等しいので、特定の LU に排他的なセットを使用しても利点がありません。
LU グループ化
LU のグループ化は、Hitachi HUS VM システムには適用されません。
LU 優先アクセス・ポート
すべてのポートがすべてのシステムにわたって Active/Active であるので、モデル Hitachi HUS VM 上で優先されるアクセス・ポートはありません。
LUN セキュリティー
LUN セキュリティーは、起動側ポートのワールド・ワイド・ノード名 (WWNN) による LUN マスキングを使用可能にします。 この機能は、Storwize V3700・システムによって使用される論理装置 (LU) に使用されます。
所有権の検出
所有権の検出は、モデル Hitachi HUS VM ストレージ・アレイには適用されません。