CLI を使用したエクステントのマイグレーション
パフォーマンスを改善するために、コマンド・ライン・インターフェース (CLI) を使用してエクステントをマイグレーションすることができます。
このタスクについて
システムは、各種のデータ・マイグレーション機能を提供します。これらの機能を使用して、親プール内 と親プール間 の両方でデータの配置を移動できます。これらの機能は、入出力操作と同時に使用することもできます。次のいずれかの方法を使用して、データをマイグレーションできます。
- 1 つの MDisk から (同じ親プール内の) 別の MDisk へのデータ (エクステント)のマイグレーション。 この方法を使用して、使用率の高い MDisk を除去できます。
- ボリュームを 1 つの親プールから別のストレージ・プールへのマイグレーション。この方法を使用して、使用率の高い親プールを除去できます。例えば、MDisk のプールの使用を減らすことができます。容量を親プールから受け取る子プールは、子プールにマイグレーションされるエクステントを持つことができません。
注:
- ソース MDisk は、他のエクステント・マイグレーション操作のソース MDisk として使用することは現在できません。
- 宛先 MDisk は、他のエクステント・マイグレーション操作の宛先 MDisk として使用することはできません。
ターゲットまたはソース・ボリュームがオフラインである場合、クォーラム・ディスクが定義されていない場合、あるいは定義されたクォーラム・ディスクが使用不可の場合、マイグレーション・コマンドは失敗します。 オフライン状態またはクォーラム・ディスクの状態を訂正して、コマンドを再発行してください。
ノード、MDisk、 およびボリュームに関する入出力 (I/O) 統計を収集することにより、特定の MDisk の使用を判別できます。 このデータを収集した後、それを分析して、使用頻度の高い MDisk を判別できます。手順に従って、エクステントを照会し、同じ親プール内の別の場所にエクステントをマイグレーションします。この手順は、コマンド・ライン・インターフェースを使用してのみ実行できます。
パフォーマンス・モニター・ツールによって、プール内の MDisk が過剰使用されていることが示された場合、同じ親プール内の別の MDisk にデータをマイグレーションすることができます。