HP MA と EMA のマッピングおよび仮想化設定

Storwize® V3700 システムに接続する HP MA および EMA システムには、LU マッピングまたはマスキング、および仮想化の制限があります。

HP StorageWorks の構成インターフェースでは、各論理装置 (LU) を定義するときに、LU に装置番号を割り当てる必要があります。 デフォルトでは、LUN は装置番号です。 構成コマンドで使用される装置番号が連続していない場合、LUN の範囲にギャップが存在することが考えられます。 デフォルトでは、各 LUN は、両方のコントローラー上のすべてのコントローラー・ポート上で認識できます。

LUN マスキング (LUN masking)

HP MA および EMA システムは、接続名の概念をサポートしています。以下のパラメーターを含む最大 96 個の接続名をサポートします。
  • HOST_ID
  • ADAPTER_ID
  • CONTROLLER
  • PORT
  • REJECTED_HOST
注: Storwize V3700・ポートは、REJECTED_HOSTS リストに存在してはなりません。 このリストは、SHOW CONNECTIONS FULL コマンドで表示できます。

Storwize V3700・システムが、LU にアクセスするために使用する起動側ポートまたはターゲット・ポートを制限するのに LUN マスキングを使用することはできません。 このように LUN マスキングを使用する構成は、サポートされていません。 LUN マスキングを使用して、SAN 上の他のイニシエーターが、Storwize V3700 システムによって使用されている LU にアクセスできないようにすることができますが、そのようなアクセスを防止するための望ましい方法は、SAN ゾーニングです。

LU 仮想化

HP MA および EMA システムでは、ポート別および起動側別での LU 仮想化も提供されます。これは、接続に UNIT_OFFSET を指定することによって実現されます。 HSG80 コントローラーのターゲット・ポートと Storwize V3700の起動側ポート間の接続用に LU 仮想化を使用することは、サポートされていません。