SAN ファブリックの概要
SAN ファブリック は、ルーターとスイッチを含むネットワーク領域です。SAN は多数のゾーンで構成されます。SAN を使用している装置は、その装置が入っている同じゾーンに組み込まれている装置のみと通信できます。システムには、いくつかの特殊タイプのゾーン (システム・ゾーン、ホスト・ゾーン、およびディスク・ゾーン) が必要です。
SAN ファブリックの機能が使用できるのは、ファイバー・チャネル・オプションが取り付けられている場合のみです。 それ以外の場合は、この情報は適用されません。
注: オペレーティング・システムによっては、同じホスト・ゾーン内で別のオペレーティング・システムが作動することを許容できないものがありますが、SAN ファブリック内には複数のホスト・タイプが存在する場合もあります。
例えば、1 つのホストでは IBM® AIX® オペレーティング・システムが稼働し、別のホストでは Microsoft Windows オペレーティング・システムが稼働するような SAN 構成がありえます。
Storwize® V3700・ノード間のすべての通信は、同じコントロール・エンクロージャー内のノード用のエンクロージャー・ミッドプレーンを介して行われます。すべての Storwize V3700の構成コマンドおよびサービス・コマンドは、イーサネット・ネットワークを介してシステムに送信されます。