RAID アレイの作成

ローカル・ドライブを使用して RAID アレイを作成することができます。

このタスクについて

RAID アレイの作成は、次の手順で行います。

手順

  1. 以下の 2 つのメソッドのいずれかを使用して、新規 RAID アレイの作成先となる IBMTSSVC_Cluster に関連付けられている IBMTSSVC_StorageConfigurationService インスタンスの参照 (CIMObjectPath) を取得する。
    • IBMTSSVC_StorageConfigurationService インスタンスの参照を直接取得する。 CIMOM はクラスター化システムに組み込まれているため、列挙により取得されるインスタンスは 1 つだけです。
    • IBMTSSVC_HostedStorageConfigurationService 関連をトラバースして、IBMTSSVC_StorageConfigurationService インスタンスの参照を取得する。
  2. IBMTSSVC_StorageConfigurationService CreateOrModifyElementFromElements メソッドを呼び出す。

    以下のパラメーターを指定する必要があります:

    • IBMTSSVC_DiskDriveExtent インスタンスのリストを指定した InElements [] パラメーター。 Extent[] パラメーターは、IBMTSSVC_ DiskDriveExtent への CIMObjectPath の表現を含むストリング・アレイです。 アレイで使用できるのは、候補の役割を持つディスク・ドライブのみです。 ディスク・ドライブの役割を変更するには、次のステップを実行します。
      1. IBMTSSVC_Cluster に関連付けられた IBMTSSVC_StorageConfigurationService インスタンスの参照 (CIMObjectPath) を取得する。
      2. IBMTSSVC_StorageConfigurationService ChangeDriveRole メソッドを呼び出す。 IBMTSSVC_DiskDrive の参照では DiskDrive パラメーターを指定し、Use パラメーターを 1 に設定する必要があります。
    • 作成された RAID アレイの追加先となるストレージ・プールを識別する IBMTSSVC_ConcreteStoragePool のインスタンスを指定した StoragePool パラメーター。
    • RAID- レベル情報を含む IBMTSSVC_RAIDSetting のインスタンスを指定した Goal パラメーター。

    StripSize、WriteVerifyおよび SpareGoal も指定できます。 詳細については、BlockServices.mof ファイルも参照してください。 Managed Object Format (MOF) の資料の詳細を表示するには、以下の Web サイトから資料情報を選択してください。

    www.ibm.com/storage/support/storwize/v3700