HDS USP および NSC 上のクォーラム・ディスク
HDS USP および NSC ストレージ・システムでクォーラム・ディスクをホストするには、 これらのストレージ・システムのクォーラム・ディスクを設定するためのシステム要件に精通している必要があります。
注: Storwize® V3700の
クォーラム・ディスクをホストするための、Oracle StorEdge システムのサポートはありません。
Storwize V3700のクラスター化システムは、クォーラム・ディスクを使用して重要なシステム構成データを保管し、SAN で障害が発生した場合はタイを解決します。システムは自動的に 3 つの管理対象ディスク (MDisk) をクォーラム・ディスク候補として選択します。各ディスクには索引番号 (0、1、または 2) が割り当てられます。システムは、最大 3 つのクォーラム・ディスクを使用するように構成できますが、競合状態を解決するために、1 つのクォーラム・ディスクのみが選択されます。それ以外のクォーラム・ディスクの目的は、システムが分割される前にクォーラム・ディスクに障害が起きた場合の冗長性を提供することです。
HDS TagmaStore USP、HP XP10000/12000、および NSC55 の要件:
これらの HDS TagmaStore USP、HP XP10000/12000、または NSC55 ストレージ・システムで 3 つのクォーラム・ディスクのいずれかをホストするには、
以下の条件のそれぞれが満たされていることを確認してください。
- ファームウェア・バージョン Main 50-09-72 00/00 以降が実行されている。 正しいファームウェア・バージョンのインストール方法と構成方法の詳細については、HDS または HP サポートに連絡を取ってください。
- System Option 562 が使用可能になっている。 System Option 562 に関する詳細については、HDS または HP サポートに連絡を取ってください。
- すべての Storwize V3700・ポート が、1 つの HDS または HP ホスト・グループに構成されている。
HDS TagmaStore USPv、USP-VM、および HP XP20000/24000 の要件:
これらの HDS TagmaStore USPv、USP-VM、または HP XP20000/24000 システムで、3 つのクォーラム・ディスクのいずれかをホストするには、
以下の各要件を必ず満たしてください。
- ファームウェア・バージョン Main 60-04-01-00/02 以降が実行されている。 正しいファームウェア・バージョンのインストール方法と構成方法の詳細については、HDS または HP サポートに連絡を取ってください。
- Host Option 39 が使用可能になっている。
Host Option 39 に関する詳細については、HDS または HP サポートに連絡を取ってください。注: このオプションは、Storwize V3700 システムに使用される HDS または HP ホスト・グループに 適用する必要があります。
- すべての Storwize V3700・ポート が、1 つの HDS または HP ホスト・グループに構成されている。
該当するストレージ・システムについてこれらの要件を確認したら、
Storwize V3700のコマンド・ライン・インターフェースで以下のステップを実行して、
クォーラム・ディスクを設定します。
- chcontroller コマンドを発行する。
ここで、controller_id or controller_name は、 関連する HDS または HP ストレージ・システムに対応するコントローラーです。chcontroller -allowquorum yes controller_id or controller_name
- 関連する HDS または HP ストレージ・システムの一部をなすコントローラーのそれぞれについて、 ステップ 1 を繰り返す。
- setquroum コマンドを発行する。
ここで、mdisk_id or mdisk_name は、HDS または HP システム上の関連する MDisk です。setquroum -quorum [0|1|2] mdisk_id or mdisk_name
重要: これらの条件を満たさない場合、あるいは、これらのステップを実行しない場合は、データ破壊をもたらす可能性があります。
次のサポート Web サイトに、クォーラム・サポートについての現行情報があります。