iSCSI バックエンド・セッションのデバッグ
iSCSI バックエンド・セッションをデバッグするには、以下の手順を実行します。
MDisk が劣化/オフライン状態
- コマンド lseventlog を実行して、システム・イベント・ログを確認します。指定保守手順 (DMP) に従うことでこの問題が解決した場合、これ以上のアクションは不要です。問題が解決されない場合は、以下の手順を実行して iSCSI セッションをデバッグしてください。
- 劣化/オフライン状態の MDisk に対してコマンド lsmdisk mdisk_id | mdisk_name を実行します。詳細ビューで、フィールド preferred_iscsi_port_id および active_iscsi_port_id の値を書き留めます。
- svcinfo lsiscsistorageport コマンドを発行し、ステップ 2 で得た値をマップして、status フィールドを確認します。
- 状況が「full」でない場合には、コマンド svcinfo lsiscsistorageport および sessions_row_id を使用して、その特定のセッションの詳細ビューを取得します。
- ステップ 4 で得た lsiscsistorageport の詳細ビューで、フィールド connected の値を確認します。これは、どのノード (src_ip) に問題があるかを示します。詳細ビューでは、src_port_id 属性および node_id 属性も表示されます。
- コマンド svcinfo lsportip を使用して、src_port_id、node_id、および src_port_ip の各タプルのリンク状況を確認します。
- リンク状況がアクティブでない場合は、ケーブル/SFP (Small Form-factor Pluggable) トランシーバーの物理接続を確認します。
- スイッチ上の特定のポートのポート状況を確認します。
コントローラーが劣化/オフライン状態
- コマンド lseventlog を実行して、システム・イベント・ログを確認します。指定保守手順 (DMP) に従うことでこの問題が解決した場合、これ以上のアクションは不要です。問題が解決されない場合は、以下の手順を実行して iSCSI セッションをデバッグしてください。
- 劣化/オフライン状態の MDisk に対してコマンド lscontroller controller_id | controller_name を実行します。詳細ビューで、フィールド iscsi_port_id の値を書き留めます。
- コマンド svcinfo lsiscsistorageport を発行し、ステップ 2 で得た値をマップして、status フィールドを確認します。
- 状況が「full」でない場合には、コマンド svcinfo lsiscsistorageport および sessions_row_id を使用して、その特定のセッションの詳細ビューを取得します。
- ステップ 4 で得た lsiscsistorageport の詳細ビューで、フィールド connected の値を確認します。これは、どのノード (src_ip) に問題があるかを示します。詳細ビューでは、src_port_id 属性および node_id 属性も表示されます。
- コマンド svcinfo lsportip を使用して、src_port_id、node_id、および src_port_ip の各タプルのリンク状況を確認します。
- リンク状況がアクティブでない場合は、ケーブル/SFP (Small Form-factor Pluggable) トランシーバーの物理接続を確認します。
- スイッチ上の特定のポートのポート状況を確認します。