EMC VMAX のポート設定

ターゲット・ポートの特性は、Symmetrix Command-Line Interface (SYMCLI) から set port コマンドを使用して設定できます。

ターゲット・ポートの特性は、SYMCLI から symcfg コマンドを使用して表示できます。

表 1 には、システムで使用する必要のあるオプションをリストしてあります。

表 1. 推奨されるディレクター・ビット設定
  VMAX 10K、20K、40K VMAX3 100K、200K、400K (SAN ボリューム・コントローラーまたは Storwize® ファミリー バージョン 7.3 以降)
ディレクター・ビット SCSI のフラグ
Negotiate_Reset(N) 使用不可 使用不可  
Soft_Reset(S) 使用不可 使用不可  
Environ_Set(E) 使用不可 使用不可  
HP3000_Mode(B) 使用不可 使用不可  
Common_Serial_Number(C) 使用可能 使用可能  
Disable_Q_Reset_on_UA(D) 使用不可 使用不可  
Sunapee(SCL) 使用不可 使用不可  
Siemens(S) 使用不可 使用不可  
Sequent(SEQ) 使用不可 使用不可  
Avoid_Reset_Broadcast(ARB) 使用不可 使用不可  
Server_On_AS400(A4S) 使用不可 使用不可  
SCSI_3(SC3) 使用可能 使用可能
  1. EMC では SC3 フラグと SPC2 フラグが必要であるため、出荷時のデフォルト設定は変更できません。
  2. SC3 および SPC2 は、公示されているものであり、構成不可です。
SPC2_Protocol_Version(SPC2) 使用可能 使用可能
  1. EMC では SC3 フラグと SPC2 フラグが必要であるため、出荷時のデフォルト設定は変更できません。
  2. SC3 および SPC2 は、公示されているものであり、構成不可です。
  3. 7.1 より前のバージョンの SAN ボリューム・コントローラーまたは Storwize ファミリーを使用している場合は、SPC-2 ビットを「Disabled」に設定します。
  4. 7.1 より前のバージョンから 7.1 以降のバージョンに移動する場合は、実動システム上の SPC-2 ビットを変更しないでください。SPC-2 ビットは「Disabled」のままにします。
  5. 5977 を備えた VMAX3 の場合、SPC-2 ビットは「Enabled」に設定され、構成不可です。VMAX3 がサポートされるのは、バージョン 7.3 以降のみです。
  6. 7.1 以降を実行しており、新しい VMAX ストレージ・システムをインストールする場合、SPC-2 ビットは、デフォルト設定「Enabled」のままにすることができます。 実動システム上での SPC-2 ビットの設定変更はサポートされていないため、問題の原因となる可能性があります。
SCSI_Support1(OS2007) 使用可能 使用可能 このディレクター・ビットは、ターゲット・ポート単位またはイニシエーター単位でオプションの場合は、必須設定または必要設定に適合するように変更できます。
WP_Bypass(WPBP) 使用不可 使用不可  
ディレクター・ビット・ファイバー・チャネルのフラグ
Volume_Set_Addressing(V) 使用不可 使用不可  
Non_Participating(NP) 使用不可 使用不可  
Init_Point_to_Point(PP) 使用可能 使用可能  
Access_Logix(ACLX) 使用可能 使用可能  
OpenVMS(OVMS) 使用不可 使用不可  
AS400(AS4) 使用不可 使用不可  
Auto_Negotiate(EAN) 使用可能 使用可能  
VNX_Gateway_Direct_Attach 使用不可 使用不可  
Show_ACLX_Device N/A 使用不可 このビットを、システム接続に対して使用可能に設定しないでください。