recovervdisk

recovervdisk コマンドは、ボリュームのデータ損失を認知し、ボリュームをオンラインに戻すために使用します。

構文

構文図を読む構文図をスキップする
>>-recovervdisk-- --+--------------------+-- --+-vdisk_name-+--><
                    '- -copy-- --copy_id-'     '-vdisk_id---'   

パラメーター

vdisk_name | vdisk_id
(必須) リカバリーするボリュームを指定します。
-copy copy_id
(オプション) リカバリーするコピーの ID を指定します。

説明

指定されたボリューム、およびすべてのコピー (ミラーリングされた場合) は、リカバリーされ、オンラインに戻されます。 ボリュームが、シン・プロビジョニング・ボリュームであるか、またはシン・プロビジョニング・コピーを含んでいる場合、このコマンドは、シン・プロビジョニング修復処理を起動します。ボリュームがミラーリングされている場合、recovervdisk コマンドは同期化されたコピーから再同期を起動します。 再同期の進行状況は、lsvdisksyncprogress コマンドを使用してモニターできます。 ボリュームは、再同期処理中はオンラインのままです。

recovervdisk コマンドは、fast_write_state が corrupt であるすべてのシン・プロビジョニング・コピーの修復も開始します。この修復処理の進行は、lsrepairsevdiskcopyprogress コマンドを使用してモニターできます。

recovervdisk コマンドのあとで修復されるため引き続きオフラインであるボリュームの fast_write_state は修復です。 修復処理が完了すると、ボリュームはオンラインになります。

(ボリューム 45 をリカバリーするための) 呼び出し例

recovervdisk vdisk45

(ボリューム 45 のコピー 0 をリカバリーするための) 呼び出し例

recovervdisk -copy 0 vdisk45