Oracle SPARC ホストで、SAN ブート機能を利用するには、HBA を適切に構成する必要があります。
始める前に
HBA を構成する前に、以下の処置が完了していることを確認してください。
このタスクについて
HBA を SAN ブート用に構成する手順は、以下のとおりです。
手順
- 「OpenBoot」プロンプトに変えます。 例えば、次のようなコマンドを入力することができます。shutdown
-i0 -g0 -y
- 「OK」プロンプトで、setenv auto-boot? false と入力します。 このコマンドは、電源障害後またはリセット・コマンドの使用後にシステムが再始動しないように指定します。
- setenv use-nvramrc? true と入力して、スクリプト解釈を使用可能にします。
- reset-all と入力して、システムのレジスターを消去します。
- devalias と入力して、装置の別名と、システムに接続されている装置の関連パスを識別します。 HBA の装置の別名を書き留めてください。これは SAN ブート・ボリュームを表すものです。
- " /devicestring" select-dev と入力して、HBA 装置を選択します。ここで、/devicestring は、書き留めておいた装置別名ストリングです。 コマンドの例は次のとおりです。" /pci@1f,2000/JNI,FCR@1" select-dev
注: 始めの引用符とスラッシュの間にスペースが 1 つ入っています。
- set-pconfig と入力します。
- set-speed と入力します。
- probe-scsi-all を実行して、ブート・ボリュームと関連する WWPN を書き留めます。
- set-bootp-wwn と入力して、前のステップで書き留めた WWPN を入力します。
- set-nvp-valid と入力し、プロンプトが出されたら、オフセットとして FF と入力します。
- reset-all と入力します。
- boot vx-disk –rv と入力します。ここで、disk はブート・ディスクの名前です。