IP 接続を介したリモート・コピー協力関係の作成

IPv4 および IPv6 アドレッシングを使用して、イーサネット・ポートを介してメトロ・ミラーまたはグローバル・ミラーの協力関係を構築する方法、リモート・コピー・ポート・グループの作成方法、およびベスト・プラクティス。

協力関係関係の作成

IP 接続を介してリモート・コピー協力関係を構築するには、以下のステップを実行します。
  1. 以下の手順を実行して、VLAN タグ付けを構成します。
    1. 管理 GUI で、「設定」 > 「ネットワーク」 > 「イーサネット・ポート」を選択します。
    2. VLAN を構成するポートを右クリックし、「処置」 > 「VLAN の変更」と選択します。
    3. 「VLAN の変更」ページで、リモート・コピー・グループの一部である IPv4 接続または IPv6 接続のいずれかに対して VLAN を有効にすることを選択します。
    4. VLAN タグを入力し、フェイルオーバー・ポートに同じ VLAN タグを使用するかどうかを選択します。
    5. 「変更」をクリックする。
  2. ローカル・システムとパートナー・システムの両方でリモート・コピー・グループを定義します。
    1. 1 次システムで、「設定」 > 「ネットワーク」 > 「イーサネット・ポート」を選択します。
    2. VLAN タグを構成したポートを右クリックし、「リモート・コピーの変更」を選択します。
    3. 使用している IP 接続のタイプに応じて、ポートに関連付けるリモート・コピー・グループを選択します。
    4. 「変更」をクリックする。
    5. 2 つのシステム間での接続を確実なものにするために、必ず、同じリモート・コピー・グループを使用するようにして、リモート・システムで以下の手順を繰り返します。
  3. 以下の手順を実行して、管理 GUI でローカル・システムの IP 協力関係を構成します。
    1. 「コピー・サービス」 > 「協力関係」を選択し、「協力関係の作成」を選択します。
    2. 「協力関係の作成」パネルで、「IP」を選択します。
    3. 協力関係を構成するには、以下の情報を入力してください。
      パートナー・システム IP アドレス
      リモート・コピー協力関係内の他のシステムの IP アドレスを入力します。
      リンク帯域幅
      協力関係内のシステム間の IP 接続に使用できる帯域幅の量を入力します。
      バックグラウンド・コピー率
      バックグラウンド・コピー操作に使用できるリンク帯域幅の最大パーセンテージを入力します。
      パートナー・システムの CHAP シークレット (オプション)
      チャレンジ・ハンドシェーク認証プロトコル (CHAP) を使用して、協力関係にあるシステム間の接続を認証する計画がある場合は、パートナー・システムに CHAP シークレットを指定します。
      圧縮の有効化
      ローカル・システム上のデータがパートナー・システムに送信される前に圧縮される場合は、このオプションを選択します。IP 協力関係全体で圧縮を有効にするには、各システムで圧縮を有効にする必要があります。
  4. 以下の手順を実行して、管理 GUI でパートナー・システムの IP 協力関係を構成します。
    1. 「コピー・サービス」 > 「協力関係」を選択し、「協力関係の作成」を選択します。
    2. 「協力関係の作成」パネルで、「IP」を選択します。
    3. 協力関係を構成するには、以下の情報を入力してください。
      パートナー・システム IP アドレス
      リモート・コピー協力関係内の他のシステムの IP アドレスを入力します。
      注: これは、ステップ 2 で構成したシステムです。
      リンク帯域幅
      協力関係内のシステム間の IP 接続に使用できる帯域幅の量を入力します。ステップ 2 で指定したのと同じ値を使用します。
      バックグラウンド・コピー率
      バックグラウンド・コピー操作に使用できるリンク帯域幅の最大パーセンテージを入力します。ステップ 2 で指定したのと同じ値を使用します。
      パートナー・システムの CHAP シークレット (オプション):
      チャレンジ・ハンドシェーク認証プロトコル (CHAP) を使用して、協力関係にあるシステム間の接続を認証する計画がある場合は、パートナー・システムに CHAP シークレットを指定します。ステップ 2 で指定したのと同じ値を使用します。
      圧縮
      ローカル・システム上のデータがパートナー・システムに送信される前に圧縮される場合は、このオプションを選択します。IP 協力関係全体で圧縮を有効にするには、各システムで圧縮を有効にする必要があります。

リモート・コピー・グループ作成のベスト・プラクティス

  • サイト間リンクが 1 つある場合は、リモート・コピー・ポート・グループを 1 つ構成します。
  • サイト間リンクが 2 つある場合は、リモート・コピー・ポート・グループを 2 つ構成します。
    注: 2 つを超えるサイト間リンクまたはリモート・コピー・ポート・グループはサポートされていません。
  • リモート・コピー・ポート・グループが 1 つある場合、そのリモート・コピー・ポート・グループ内の 1 つの入出力グループの各ノードからポートを少なくとも 1 つ構成します。2 つ以上の入出力グループを使用するシステムの場合は、2 つ目の入出力グループのポートをリモート・コピー・ポート・グループに追加します。
  • 2 つのリモート・コピー・ポート・グループと 1 つの入出力グループがある場合、1 つ目のリモート・コピー・ポート・グループ内の一方のノードから各システムに 1 つのポートを構成します。次に 2 つ目のリモート・コピー・ポート・グループ内の他方のノードから 1 つのポートを構成します。2 つの入出力グループを使用するシステムの場合は、2 次入出力グループのポートを 2 つのリモート・コピー・グループのそれぞれに追加します。