splitvdiskcopy

splitvdiskcopy コマンドを使用して、ミラーリングされたボリュームの同期化されたコピーから独立したボリュームを作成します。

構文

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>>-splitvdiskcopy-- -- -copy -- id -- -------------------------->

>--+-----------------------------+------------------------------>
   '- -iogrp --+-io_group_id---+-'   
               '-io_group_name-'     

>--+---------------------------------------+-------------------->
   '- -accessiogrp --+- iogrp_id_list ---+-'   
                     '- iogrp_name_list -'     

>--+-----------------------------+------------------------------>
   '- -node -- --+- node_id ---+-'   
                 '- node_name -'     

>--+------------------------+--+---------------------------+---->
   '- -name -- -- new_name -'  '- -cache --+- readwrite -+-'   
                                           +- readonly --+     
                                           '- none ------'     

>-- --+--------------------+-- -- --+----------+---------------->
      '- -udid -- -- udid -'        '- -force -'   

>--+- vdisk_name -+--------------------------------------------><
   '- vdisk_id ---'   

パラメーター

-copy id
(必須) 分割するコピーの ID を指定します。
-iogrp io_group_id | io_group_name
(オプション) 新しいボリュームを追加する入出力グループを指定します。 デフォルトは指定されたボリュームの入出力グループです。
-accessiogrp iogroup_id_list | iogroup_name_list
(オプション) ボリュームへのアクセス権限を付与する入出力グループを指定します。 -accessiogrp パラメーターを使用する場合、指定された入出力グループは、そのセットに元のボリュームのキャッシュ入出力グループあるいは新規ボリュームのキャッシュ入出力グループが含まれている場合でも、アクセス権限を付与します。 フラグが指定されず、元のボリュームが (元のボリュームへのアクセス権限が付与されている) 入出力グループのセット内にキャッシュ入出力グループしか持っていない場合、新規ボリュームには、アクセス権限を付与する唯一の入出力グループとして、そのボリュームのキャッシュ入出力グループが割り当てられます (これは、元のボリュームのキャッシュ入出力グループと同じではない場合があります)。 それ以外の場合は、新規ボリュームは、元のミラーリングされたボリュームで使用されていたものと同じ入出力グループのセットを使用して、アクセス権限を付与します。
注: 指定した入出力グループにキャッシュ入出力グループが含まれている必要はありません。
-node node_id | node_name
(オプション) このボリュームへの入出力操作の優先ノード ID またはノード名を指定します。-node パラメーターを使用して、優先アクセス・ノードを指定できます。
-name new_name
(オプション) 新規ボリュームに名前を割り当てます。
-cache readwrite | readonly | none
(オプション) 新しいボリュームのキャッシング・オプションを指定します。 (オプション) ボリュームのキャッシング・オプションを指定します。 有効な項目には、以下のものがあります。
  • readwrite ボリュームのキャッシュを有効にする
  • readonly ボリュームの読み取りキャッシュは許可するが、書き込みキャッシュは無効にする
  • none ボリュームのキャッシュ・モードを無効にする
デフォルトは readwrite です。
要確認: -cache パラメーターを指定しないと、デフォルト値 (readwrite) が使用されます。
-udid udid
(オプション) 新しいボリュームudid を指定します。 udid は OpenVMS ホストの必須 ID です。他のホストは、このパラメーターを使用しません。サポートされる値は 10 進数の 0 から 32 767、または 16 進数の 0 から 0x7FFF です。16 進数の場合、必ず 0x を前に付ける必要があります (例: 0x1234)。デフォルトの udid 値は 0 です。
-force
(オプション) 指定されたコピーが同期化されていない場合や、キャッシュ・フラッシュが失敗する可能性がある場合でも、分割処理を進めることを許可します。 新しく作成されたボリュームは整合しない場合があります。

説明

splitvdiskcopy コマンドは、指定されたボリュームのコピーから、指定された入出力グループ内に新しいボリュームを作成します。

分割対象のコピーが同期化されていない場合は、-force パラメーターを使用する必要があります。 同期化されたコピーのみを除去しようとすると、コマンドは失敗します。 コマンドの失敗を防ぐには、コピーが同期化されるのを待つか、-force パラメーターを使用して、ボリュームから非同期コピーを分離させます。いずれかのボリューム・コピーがオフラインであれば、このコマンドを実行できます。

注: リモート・コピー用に割り振ることができる十分なビットマップ・スペースが入出力グループにあり、リモート・コピー用に割り振り済みのスペースが新しい関係を収容するのに十分な大きさでない場合は、自動的にスペースが追加されます。(リモート・コピーには、グローバル・ミラー関係、メトロ・ミラー関係、およびアクティブ - アクティブ関係が含まれます。)

入出力グループのアクセス・セットに入出力グループ 23 を持つボリュームを作成するための呼び出し例

splitvdiskcopy -copy 1 -iogrp 2 -node 7 -accessiogrp 2:3 DB_Disk

結果出力

Virtual Disk, copy [1], successfully created.

呼び出し例

splitvdiskcopy -copy 1 vdisk8

結果出力

Virtual Disk, id [1], successfully created.