劣化したボリュームをもつ ServiceGuard パッケージの開始
HP 9000 または HP Integrity システム環境で ServiceGuard および PVLinks を使用する場合、劣化したボリュームが入っているパッケージを起動するのにコマンド vgchange -a e VolumeGroupName を使用すると、パッケージ起動時間が 20 分から 60 分かかることがあります。
注: 劣化しているボリュームがあるが、関連したノードと MDisk がすべてオンラインである場合は、IBM® サポートに連絡して支援を受けてください。
起動時間が長くなるのを避けるためには、以下の処置を行います。
- Storwize® V3700 システムの更新中に HP 9000 または HP Integrity システム上でパッケージを起動しない。
- 各入出力グループからのボリュームが 1 つ入っているパッケージが各ノードで実行されるように、HP 9000 または HP Integrity システムを構成する。 この構成により、自動フェイルオーバーおよびフェイルバックが妥当な 時間内に完了するようになります。
注: 以下の状況では、冗長な起動時間は発生しません。
- ホストに、同じ入出力グループからの劣化したボリュームが含まれているアクティブ・ボリューム・グループが既に存在する場合。
- ボリュームが劣化しているときにホストが開始された場合。