仮想ボリュームに関する既知の問題および制限
VMware vSphere 仮想ボリュームを使用するようにシステムを構成する際、問題および制限が生じる場合があります。
このページの情報に加えて、VMware Web サイトで VMware Knowledge Base 情報を検索して、ご使用の仮想ボリューム構成の検証およびトラブルシューティングを行うことができます。
仮想ボリューム構成でサポートされない機能
仮想ボリュームのサポートは、以下の構成では使用できません。
- メトロ・ミラー
- グローバル・ミラー
- SAS 接続のホスト (VMware vSphere 仮想ボリュームの制約)
仮想マシンの削除
仮想マシン (VM) の削除が試行されると、VMware vSphere Web クライアントで、その VM にオーファンまたはアクセス不能のマークが付けられます。その仮想マシンに関連付けられている仮想ボリュームはシステムに残ります。
この問題は、IBM® Spectrum Control Base Edition サーバーがシステムで削除タスクを正常に完了できないという稀なシナリオで起こることがあります。この問題の原因として、ネットワーク接続の問題や、管理 CLI の機能が意図的に (Tier 2 リカバリーの後など) 限定されているシナリオが考えられます。
VM および関連する仮想ボリュームを完全に削除するには、以下の手順を実行します。
- 問題の原因を設定して、IBM Spectrum Control Base Edition とシステムの間の完全な通信を復元します。
- VMware vSphere Web クライアントで、オーファンまたはアクセス不能の VM をインベントリーから削除します。
- 仮想マシンをホストに再登録します。
- 仮想マシンを右クリックして、「ディスクから削除 (Delete from Disk)」を選択し、このマシンに関連付けられている仮想ボリュームをシステムから削除します。
VMware vSphere Web クライアントによってアクセス不能のマークが付けられた VM
Tier 2 リカバリーの後など、コマンド・ライン・インターフェース (CLI) を長期間にわたって使用できなくなります。 イベントの前に電源をオフにされた VM は、VMware vSphere Web クライアントによってアクセス不能のマークを付けられる可能性があります。これらのマシンをインベントリーから削除して、再登録する必要があります。