グローバル・ミラー関係またはメトロ・ミラー関係の再開前に、整合したイメージを作成するための FlashCopy の使用
災害時回復の目的で、グローバル・ミラー関係を再起動する前に、FlashCopy® 機能を使用して、整合したイメージのコピーを作成できます。
整合した関係が停止すると、関係は整合停止済み (consistent_stopped) 状態に入ります。 この状態の間も、1 次サイトにおける入出力操作は続けて行われます。 しかし、2 次サイトへの更新のコピーは行われません。 関係の再開時、新規データの同期化処理が開始します。 この処理の間、関係は不整合コピー中 (inconsistent_copying) 状態にあります。 コピー処理が完了し、関係が整合した状態に戻るまで、関係の 2 次ボリュームは使用できません。 これが発生したときは、関係の再起動前に、2 次ボリュームの FlashCopy 操作を開始します。このサイクル・モードでは、再同期中は常に整合したイメージが維持されるため、マルチサイクル・グローバル・ミラー関係ではこの処理は不要です。関係がコピー中状態の間、FlashCopy 機能はデータの整合コピーを提供できます。 関係が同期化された状態に到達しない場合は、2 次サイトで FlashCopy ターゲット・ボリュームを使用できます。
IBM® developerWorks® Web サイトで入手できる SVCTools パッケージには、FlashCopy 処理の管理方法を説明したスクリプトの例があります。SVCTools パッケージに入っているコピー・マネージャー・スクリプトを参照してください。 developerWorks スクリプトを使用するには、CLI を使用して自動再平衡化機能と Easy Tier を使用不可にする必要があります。
SVCTools パッケージは、以下の Web サイトからダウンロードできます。