CLI を使用したオフライン・ボリュームからのリカバリー
Tier 3 リカバリー手順がオフライン・ボリュームを用いて完了した場合は、ノード・キャニスターの書き込みキャッシュ内にあったデータが、すべてのノード・キャニスターのブロック・ストレージ・システム・クラスター状態が失われた原因となった障害の際に失われた可能性があります。コマンド・ライン・インターフェース (CLI) を使用して、書き込みキャッシュから失われたデータ脱落があることを確認したり、データ損失の処理を試みるためにボリュームをオンラインに戻したりできます。
このタスクについて
リカバリー手順を実行したもののオフラインのボリュームが存在する場合は、以下のステップを実行して、ボリュームをオンラインに戻すことができます。すべてのノード・キャニスターがクラスター状態を失う原因となったイベントでの書き込みキャッシュ・データの損失やメタデータの損失のために、一部のボリュームがオフラインになっている場合もあります。 書き込みキャッシュから失われたデータはリカバリーすることはできません。これらのボリュームでは、該当のボリュームをオンラインに戻した後に、追加のリカバリー・ステップが必要になる場合があります。
注: オフライン・アレイに関連するリカバリー手順を実行した後にエラー・ログにエラーが記録されている場合は、オフライン・ボリューム・エラーを修正する前に、修正手順を使用してオフライン・アレイ・エラーを解決してください。
例
以下のステップを実行して、リカバリー手順の完了後にオフラインのボリュームをリカバリーします。
- オフライン・ボリュームを使用する IBM FlashCopy® 機能マッピングをすべて削除する。
- repairsevdiskcopy コマンドを実行します。(この処置では、データ損失の処理を試みることができるようにボリュームをオンラインに戻します。)
- 書き込みキャッシュからのデータ損失によって壊されたボリュームの処理方法については、システムのリカバリー実行後に検査する内容を参照してください。
- ボリュームを使用する FlashCopy マッピングをすべて再作成する。