データ・タイプと値の範囲

コマンド・ラインに入力できる単一のパラメーターの最大長は 2176 バイトです。

注: 新しいオブジェクトの作成時に名前が指定されていない場合、クラスター化システム (システム) はデフォルトの -type 名を割り当てます。デフォルトの -type 名は、オブジェクト接頭部と、0 から始まる使用可能な最小の整数 (1 から始まるノードを除く) で構成されます (例えば、vdisk23)。デフォルトの -type 名は固有であることが必要です。

表 1 は、データ・タイプとそれぞれの値の範囲をリストしています。

表 1. データ・タイプ
データ・タイプ 値の範囲
filename_arg

これは最大 169 文字のファイル名です (完全修飾名を使用することもできます)。 有効な文字は、以下のとおりです。

  • . (ピリオド。このフィールドは、先頭文字あるいは終了文字にピリオドを使用したり、2 つの連続したピリオドを含んでいてはなりません)
  • / (スラッシュ)
  • - (ハイフン)
  • _ (アンダースコアー)
  • a–z (小文字の a から z)
  • A–Z (大文字の A から Z)
  • 0–9 (数値の 0 から 9)
directory_or_file_filter

ディレクトリー、ファイル名フィルター、あるいはディレクトリーとそのディレクトリー内のファイル名フィルターの両方を指定します。有効なディレクトリー値は次のとおりです。

  • /dumps
  • /dumps/audit
  • /dumps/configs
  • /dumps/elogs
  • /dumps/feature
  • /dumps/iostats
  • /dumps/iotrace
  • /dumps/software
ファイル名フィルターには、最大 128 文字で任意の有効なファイル名を指定することができ、ワイルドカード (*) の有無は問いません。また、ディレクトリー値の最後に追加することもできます。 有効な文字は、以下のとおりです。
  • * (アスタリスク/ワイルドカード)
  • . (このフィールドは、先頭文字あるいは終了文字にピリオドを使用したり、2 つの連続したピリオドを含んでいてはなりません)
  • /
  • -
  • _
  • a–z
  • A–Z
  • 0–9
filename_prefix

最大 128 文字のファイル名の接頭部。 有効な文字は、以下のとおりです。

  • -
  • _
  • a–z
  • A–Z
  • 0–9
name_arg
名前は、create 機能および modify機能を使用して指定または変更できます。ビュー・コマンドを使用すると、オブジェクトの名前と ID の両方が表示されます。
注: システム名は、システムの作成時に設定されます。

name_arg の先頭文字は非数値でなければなりません。 オブジェクト名の先頭文字を (ダッシュ) にすることはできません。これは、CLI (コマンド・ライン・インターフェース) によって次のパラメーターとして解釈されるからです。

有効な文字は、以下のとおりです。
  • . (ピリオド 1 個 - このフィールドには、先頭や末尾、または途中に 2 つの連続したピリオドがあってはなりません。)
  • /
  • -
  • _
  • スペース
  • a から z
  • A から Z
  • 0 から 9
password
これは、最大 15 文字のユーザー定義のパスワードです。 有効な文字は、以下のとおりです。
  • - (先頭文字として使用することはできません)
  • _
  • a–z
  • A–Z
  • 0–9
serial_number

シリアル番号は 7 桁です。最初の 2 桁は製造地域、残りの 5 桁は製品を示します。

ip_address_arg

引数は、小数点付き 10 進表記の標準規則に従います。

以下のインターネット・プロトコル 4 (IPv4) およびインターネット・プロトコル 6 (IPv6) のアドレス・フォーマットがサポートされています。
IPv4 (ポート・セットなし、Storwize® V3700はデフォルトを使用します)
1.2.3.4
特定ポートを含む IPv4
1.2.3.4:22
デフォルト・ポートを含む完全な IPv6
1234:1234:0001:0123:1234:1234:1234:1234
デフォルト・ポートを含み、先行ゼロが抑止された完全な IPv6
1234:1234:1:123:1234:1234:1234:1234
ポートを含む完全な IPv6
[2002:914:fc12:848:209:6bff:fe8c:4ff6]:23
デフォルト・ポートを含み、ゼロが抑止された IPv6
2002::4ff6
ポートを含み、ゼロが抑止された IPv6
[2002::4ff6]:23
dns_name

これは、システム・サブネットのドット付きドメイン・ネームです。

hostname

システムに割り当てられたホスト名。 この名前は、システム名と異なっていても構いません。また、変更することが可能です。

ホスト名と dns_name の組み合わせを使用して、システムにアクセスします (例: https://hostname.)。

capacity_value

512 バイトから 2 ペタバイト (PB) の範囲内で表された容量。

ヒント: 容量は、メガバイト (MB)、キロバイト (KB)、ギガバイト (GB)、または PB で指定します。 MB を使用する場合、値は 512 バイトの倍数で指定します。 容量 0 は、ストライプまたは順次ボリュームに有効です。 サポートされる最小バイト数は、512 です。
node_id

ノード ID は他の ID と異なり、システムの作成にノードが使用される時またはシステムにノードが追加されるときに、割り当てられる固有の ID です。node_id 値がシステム内で再使用されることはありません。

ノード ID は内部的には 64 ビットの数値で表され、他の ID と同様にユーザー・コマンドでは変更できません。

xxx_id

すべてのオブジェクトは、オブジェクトの作成時にシステムによって割り当てられる固有の整数 ID によって参照されます。 すべての ID は、内部では 32 ビットの整数で表現されます (ノード ID は例外)。

以下の範囲の ID によって、オブジェクトのさまざまなタイプを識別します。
  • node_id: 1 以上の正の 10 進整数
  • mdisk_grp_id: 0 から 127
  • io_grp_id: 0 から 3 (「注」を参照)
  • mdisk_id: 0 から 4095
  • vdisk_id: 0 から 8191
  • copy_id: 0 から 1
  • host_id: 0 から 1023
  • flash_const_grp_id: 0 から 255
  • remote_const_grp_id: 0 から 255
  • fcmap_id: 0 から 4095
  • rcrel_id: 0 から 8191
  • controller_id: 0 から 63
注: io_group 4 は、存在しますが、特定のエラー・リカバリー手順でのみ使用されます。
これらの ID は、ノード ID と同様にユーザー・コマンドでは変更できません。
注: ID は実行時にシステムによって割り当てられますが、その後、例えば構成回復後に、そのまま同じ ID が維持されるとは限りません。 オブジェクトを処理するときは、ID よりもオブジェクト名を優先して使用してください。
xxx_list コロンで区切られて列挙された、タイプ xxx の値。
wwpn_arg
64 ビット 16 進数 (0-9、a-f、および A-F から構成される) で表されるファイバー・チャネルのワールド・ワイド・ポート名 (WWPN)。例:

1A2B30C67AFFE47B

注: コマンド・ストリング WWPN 0 を入力すると、コマンドは失敗します。
panel_name

これは、最大 6 文字のストリングで、システム内のノードのフロント・パネルのディスプレイの下の印刷ラベルに記載されている番号に対応しています。

sequence_number

32 ビットの符号なし整数、10 進形式で表記。

csi_num_arg

32 ビットの符号なし整数、10 進形式で表記。

percentage_arg

8 ビットの符号なし整数、10 進形式 (0 から 100) で表記。

extent_arg

32 ビットの符号なし整数、10 進形式で表記。

num_extents_arg

32 ビットの符号なし整数、10 進形式で表記。

threads_arg

8 ビットの符号なし整数、10 進形式で表記。有効値は、1、2、3、または 4 です。

velocity_arg

ファブリック速度、ギガバイト/秒 (GBps) 単位。有効値は、1 または 2 です。

timezone_arg

lstimezones コマンドの出力で詳述されている ID。

timeout_arg

コマンドのタイムアウト期間。0 - 600 (秒) の整数です。

stats_time_arg

統計が収集される頻度。有効値は、1 分を増分として 1 分から 60 分までです。

directory_arg
ディレクトリー、ファイル名フィルター、あるいはディレクトリーとそのディレクトリー内のファイル名フィルターの両方を指定します。有効なディレクトリー値は次のとおりです。
  • /dumps
  • /dumps/audit
  • /dumps/cimom
  • /dumps/configs
  • /dumps/elogs
  • /dumps/feature
  • /dumps/iostats
  • /dumps/iotrace
  • /home/admin/upgrade
ファイル名フィルターには、最大 128 文字で任意の有効なファイル名を指定することができ、ワイルドカード (*、アスタリスク) は指定することもしないこともできます。これは、ディレクトリー値の最後に追加されます。有効な文字は、以下のとおりです。
  • *
  • . (このフィールドは、先頭文字あるいは終了文字にピリオドを使用したり、2 つの連続したピリオドを含んでいてはなりません)
  • /
  • -
  • _
  • a–z
  • A–Z
  • 0–9
locale_arg
システムのロケール設定。有効な値は以下のとおりです。
  • 0 en_US: 米国英語 (デフォルト)
  • 1 zh_CN: 中国語 (簡体字)
  • 2 zh_TW: 中国語 (繁体字)
  • 3 ja_JP: 日本語
  • 4 fr_FR: フランス語
  • 5 de_DE: ドイツ語
  • 6 it_IT: イタリア語
  • 7 es_ES: スペイン語
key_arg

セキュア・シェル (SSH) 鍵のユーザー定義 ID (最大 30 文字)。

user_arg

ユーザーを指定 (admin または service) します。

copy_rate

0 から 100 の数値。

copy_type

ミラー・コピー・タイプ (メトロかグローバル) を指定します。

コロン区切りリストに入力できる値の最大数は 128 です。この最大数を超えるとエラーが返されます。