lsarraylba

lsarraylba コマンドは、アレイの論理ブロック・アドレス (LBA) がドライブおよび LBA から検出されることを許可するために使用します。

構文

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>>- lsarraylba --+----------+-- --+-----------------------+----->
                 '- -nohdr -'     '- -delim -- delimiter -'   

>-- -- -drivelba -- lba -- -drive -- drive_id -- --------------><

パラメーター

-nohdr
(オプション) デフォルトでは、見出しは、簡略形式のビューではデータの列ごとに、詳細形式のビューではデータの項目ごとに表示されます。-nohdr パラメーターは、これらの見出しの表示を抑止します。
注: 表示するデータがない場合、見出しは表示されません。
-delim delimiter
(オプション) デフォルトでは、簡略形式のビューのデータのすべての列がスペースで区切られます。 各列の幅は、データの各項目の最大可能幅に設定されています。 詳細ビューでは、データの項目ごとに 1 行が使用されます。見出しが表示される場合は、データと見出しはスペースで区切られます。 -delim パラメーターは、この動作を指定変更します。-delim パラメーターでは、1 バイトの文字を入力できます。コマンド・ラインに -delim : と入力すると、簡略ビューのすべてのデータ項目がコロン (:) で区切られます。例えば、列の間の空白は発生しません。 詳細ビューでは、データと見出しは指定の区切り文字で区切られます。
-drivelba lba
アレイ LBA に変換する、ドライブ上の LBA。lba 値は、0x 接頭部を付けた 16 進数で指定する必要があります。
-drive drive_id
表示するドライブの ID。

説明

このコマンドは、アレイ LBA がドライブおよび LBA 上で検出されることを許可します。

システムは、512 バイトのブロック・サイズ用の LBA を備えたボリュームを提供しますが、ブロック・サイズが 512 バイトと 4096 バイトのどちらのバックエンド・ディスクでも使用することができます。ドライブは、その物理サイズでリストされます。

lsdrive コマンドを使用してドライブ・ブロック・サイズを表示し、lsdrive コマンドまたは lsarray コマンドを使用して各オブジェクト (ドライブおよび MDisk) をリストします。

表 1 は、可能な出力を示しています。
表 1. lsarraylba の出力
属性
type MDisk エクステント割り振りのタイプ。
  • allocated
  • unallocated
分散アレイの場合のみ:
  • LBA が未使用の再作成領域である場合は、この値には rebuild_area が示されます。
  • LBA が使用済みの再作成領域である場合は、この値には allocated が示されます。
mdisk_lba アレイ MDisk 上の LBA (ない場合はブランク)。
mdisk_start アレイ MDisk 上の LBA (ストリップ) の範囲の開始 (ない場合はブランク)。
mdisk_end アレイ MDisk 上の LBA (ストリップ) の範囲の終わり (ない場合はブランク)。
drive_start ドライブ上の LBA (ストリップ) の範囲の開始 (ない場合はブランク)。
drive_end ドライブ上の LBA (ストリップ) の範囲の終わり (ない場合はブランク)。

ドライブ 2 LBA -xff を MDisk 2 LBA 0xff にマップするための呼び出し例

lsarraylba -delim : -drivelba 0xff -drive 2

結果出力

mdisk_id:mdisk_name:type:mdisk_lba:mdisk_start:mdisk_end:drive_start:drive_end
0:mdisk2:allocated:0x00000000000001ff:0x0000000000000100:0x00000000000001ff:0x0000000000000000:0x00000000000000ff

割り振り済みスペースの呼び出し例

lsarraylba -drivelba 0x00 -drive 2

結果出力

mdisk_id mdisk_name type      mdisk_lba          mdisk_start        mdisk_end          drive_start        drive_end
1        mdisk1     allocated 0x0000000000000000 0x0000000000000000 0x00000000000001FF 0x0000000000000000 0x00000000000001FF

未使用の再作成領域の場合の呼び出し例

lsarraylba -drivelba 0x00 -drive 16

結果出力

mdisk_id mdisk_name type         mdisk_lba          mdisk_start        mdisk_end          drive_start        drive_end
3        mdisk3     rebuild_area                                                          0x0000000000000000 0x0000000000000A1F