charraymember

charraymember コマンドは、アレイ・メンバーの属性を変更したり、RAID アレイのメンバーを別のドライブのメンバーとスワップするのに使用します。

構文

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>>-charraymember-- -member --member_id-- ----------------------->

>--+- -balanced ---------------+-- --+- mdisk_id ---+----------><
   +- -newdrive --new_drive_id-+     '- mdisk_name -'   
   +- -immediate --------------+                        
   '- -unbalanced -------------'                        

パラメーター

-member member_id
アレイ・メンバー・インデックスを識別します。
-balanced
(オプション) アレイ・メンバーのスペアの目標を次のように強制的に設定します。
  • 現在のアレイ・メンバーの目標
  • 既存の交換の目標
  • 新規ドライブの目標
注: -balanced が指定され、関連するアレイ MDisk の目標が変更されると、アレイ MDisk の層は新規の目標に一致するように更新されます。
-newdrive new_drive_id
(オプション) アレイに追加するドライブを識別します。
分散アレイの場合:
  • -newdrive パラメーターが -immediate パラメーターと一緒に指定され、メンバーが再作成領域に関連付けられていない場合、コマンドは、再作成の終了直後にコピーバックが開始されるような方法で再作成領域への分散再作成を開始します。
  • -newdrive パラメーターが指定され、メンバーが既に再作成領域に関連付けられている場合、アレイは新規メンバーを使用するようにそのアレイ自体を構成し、コピーバックを開始することもあります。(これは、-immediate パラメーターが指定されたかどうかに関係なく実行されます。)
  • -immediate パラメーターが設定されず、-newdrive パラメーターが設定されている (しかし、そのアレイ・メンバーは再作成領域に割り振られていない) 場合、コマンドは失敗します。 -balanced パラメーターが設定されている場合、コマンドは失敗します。
-immediate
(オプション) 古いディスクがアレイから即時に除去され、新規ディスクが再作成されることを指定します。このオプションを選択しない場合、交換が使用されます。これは、再作成時の冗長性を保持します。
-unbalanced
(オプション) 新規ドライブがアレイ・メンバーの目標に適合しない場合、アレイ・メンバーを強制的に変更します。
mdisk_id
(ID または名前のいずれかが必須) MDisk コマンドが適用されるアレイの ID を識別します。
mdisk_name
(ID または名前のいずれかが必須) MDisk コマンドが適用されるアレイの名前を識別します。

説明

このコマンドは、アレイ・メンバーの属性を変更したり、RAID アレイのメンバーを別のドライブのメンバーとスワップします。
表 1 は、コマンドのオプションの組み合わせを示しています。
表 1. charraymember のオプションの組み合わせ
オプション 説明
-balanced
  • メンバーの目標は、既存のメンバーまたは交換ドライブの属性に設定されます。
  • ドライブがメンバーに存在しない場合、コマンドは失敗します。
  • メンバーの目標は、メンバーとしてアレイ・カウントに交換される現行メンバー・ドライブの属性に設定されます。
  • 交換が存在しない場合、既存メンバー・ドライブの目標が使用されます。
-newdrive drive_id
  • コマンドは交換を処理し、メンバーの目標を更新しません。
  • メンバーの目標と完全に一致する新規ドライブを指定する必要があります。
  • ドライブが完全に一致しないと、コマンドは失敗します。
-newdrive drive_id -balanced コマンドは交換を処理し、メンバーの目標を新規ドライブの属性に更新します。
-newdrive drive_id -unbalanced
  • コマンドは交換を処理し、メンバーの目標を更新しません。
  • これが許可されるのは、アレイが劣化し、メンバーが空である場合のみです。
  • これは -immediate がミュートであることを意味し、交換は常に即時に行われます。
  • 後で、ドライブがメンバーの目標と十分に一致する場合、アレイのバランスの取り直しにより、それらのドライブが選択されます。
  • バランシング交換により、メンバーの目標が再開されます。

交換を使用してメンバー 0 ドライブのスペアまたは候補ドライブをスワップする呼び出し例

charraymember -member 0 -newdrive 4 mdisk2

結果出力

No feedback

メンバー 1 ドライブのスペアまたは候補ドライブをスワップし、新規メンバーのコンポーネント再作成を開始する呼び出し例

charraymember -member 1 -newdrive 3 -immediate mdisk3

結果出力

No feedback

メンバー・インデックス 2 のスペアまたは候補ドライブをスワップする呼び出し例

ドライブが存在する場合は、交換が行われます。
charraymember -member 2 -newdrive 4 mdisk4

結果出力

No feedback

メンバー 4 がスペアの目標を関連ドライブに変更するように強制する呼び出し例

charraymember -member 4 -balanced mdisk6

結果出力

No feedback

交換を強制し、アレイに目標を新規ドライブに変更させる呼び出し例

charraymember -member 3 -newdrive 9 -balanced mdisk5

結果出力

No feedback

ドライブ 8 が目標と一致しない場合に非バランシング交換を強制する呼び出し例

charraymember -member 2 -newdrive 8 -unbalanced mdisk5

結果出力

No feedback

即時交換を強制し、アレイに目標を新規ドライブに変更させる呼び出し例

charraymember -member 3 -newdrive 9 -balanced -immediate mdisk5

結果出力

No feedback

分散再作成を使用する新規ドライブ 15 のメンバー 24 を再作成領域に変更するための呼び出し例

 svctask charraymember -member 24 -newdrive 15 -immediate 0

結果出力

No feedback