SDD と一緒に使用するための LUN の構成

Oracle SPARC ホストで、マルチパス指定サポート用にサブシステム・デバイス・ドライバー (SDD) を使用する場合は、以下の手順に従って、LUN を構成する必要があります。

このタスクについて

以下の手順は、Oracle OS 5.8 Generic_108528-16 バージョンに基づいています。パスを正しく構成するには、bash シェルをルートとして使用します。

以下の手順は、SDD で使用されるすべての HBA に使用できます。

手順

  1. 以下のファイルを削除します。
    • /etc/vpathsave.cfg
    • /etc/vpath.cfg
  2. format コマンドを使用して、ディスクを検査します。
    1. ディスクが見つかったら、次のステップへ進みます。
    2. ディスクが見つからなければ、HBA の構成とクラスター化システム構成を調べて再試行します。
    3. ディスクが見つからなければ、reboot -- -rv コマンドを発行して、マシンをリブートします。
    注: フォーマットを初めて実行するときに、ディスクごとに「モード・センス・エラー (mode sense error)」がリストされることがあります。 このエラーは正常であり、ディスクにラベルが付けられると起こらなくなります。
  3. cfgvpath -c コマンドを発行して、SDD を構成します。
  4. devfsadm -C -v コマンドを発行して、ディスクをスキャンします。
  5. devfsadm コマンドが完了したら、vpathmkdev コマンドを発行して、新しいディスクのための vpath を作成します。
  6. format コマンドを発行して、戻された vpath のリストをブラウズします。

タスクの結果

これで、装置は /dev/dsk/vpath# からアクセス可能になります。