コピー・サービス・サポート
複数のホストでシステムに IBM® FlashCopy®、メトロ・ミラー、およびグローバル・ミラーのコピー・サービス機能を使用すると、操作の単純化に役立ちます。
コピー・サービスには、以下の要件および制約事項が適用されます。
- ソースおよびターゲットのボリューム両方に対する並行読み取り/書き込みアクセスが必要な場合は、必ず、ソース・ボリュームとターゲット・ボリュームを異なるホスト上に置くようにします。 同一ホスト上のソース・ボリュームからターゲット・ボリュームへのコピー操作を開始すると、ソース・ボリュームと同じ ID を持つターゲット・ボリュームが作成されます。ホスト上に 2 つの同一ボリュームが出来上がります。
- コピー操作でソース・ボリュームと同じ ID を持つターゲット・ボリュームが作成されると、両者の区別がつきません。 したがって、元のデータにアクセスできなくなります。
- コピー・サービス操作でターゲット・ボリュームとソース・ボリュームを同じホスト・システムに置くことができるのは、以下の条件がある場合のみです。
- IBM AIX® オペレーティング・システムの場合は、ホストが recreatevg コマンドで論理ボリューム・マネージャー (LVM) を使用しているとき。
- Hewlett-Packard (HP) の場合は、ホストが vfchigid -f コマンドで LVM を使用しているとき。
- AIX および Oracle オペレーティング・システムの場合は、ホストが LVM を使用していないとき。
- VERITAS Volume Manager を実行するホスト・システムの場合、システムは照会データ内にビットを設定します。 ソースおよびターゲットのボリュームが同一コピーになる可能性があるマッピング状態では、このビットにより VERITAS Volume Manager がソースおよびターゲットのボリュームを区別できます。
- 任意のホスト・システムの場合、ホスト・システムが、同じ ID を持つソース・ボリュームとターゲット・ボリュームを区別できるとき。