550 クラスター化システムのリソース不足のため、クラスター化システムを形成できません。
説明
ノード・キャニスターは十分なクラスター化システム・リソースに接続できないため、クラスター化システムでアクティブになりません。 クラスター化システム・リソースは、システム内のノード・キャニスターおよびアクティブ・クォーラム・ドライブです。ノード・キャニスターは、そのグループがオンライン・クラスター化システムを形成する前に大半のリソースに接続できる必要があります。これにより、クラスター化システムが複数のアクティブな部分に分割され、両方の部分が独立して入出力を実行する状況を防止できます。
エラー・データに欠落リソースがリストされます。これには、ノード・キャニスターと、オプションでクォーラム・ドライブとして作動しているドライブが含まれます。
システム・エンクロージャーの 1 つのスロットにあるドライブが欠落クォーラム・ディスクである場合、enclosure:slot[パーツ ID] としてリストされます。enclosure:slot はノードがシャットダウンされたときのドライブのロケーションで、enclosure はエンクロージャーの 7 桁の製品シリアル番号を示し、slot は 1 から 24 の間の番号を示します。パーツ ID は、ドライブのラベルに記載されている、「11S」で始まる 22 文字のストリングです。パーツ ID は、ドライブをエンクロージャーから取り外すまで見えません。
ユーザーの処置
トラブルシューティングの手順に従い、システム・キャニスターとクォーラム・デバイスの間の接続の問題を修正します。
- システム内の他のノード・キャニスターの状況を調べて、障害があれば解決します。
- システム内のすべてのエンクロージャーの電源がオンになっていること、およびエンクロージャー間の SAS ケーブル接続に支障がないことを確認します。配線に何らかの変更が加えられている場合、すべてのケーブルがしっかりと接続されていること、およびケーブル接続の規則に従っていることを確認します。
システム内のすべてのノードがサービス・アシスタントに表示されるか、サービス・コマンド sainfo lsservicenodes を使用して表示されることを確認します。欠落しているノードがあるかどうかを調べてください。
- エラー・データに表示されるすべてのノードおよびクォーラム・ディスクを確認し、このノードからそれらのノードおよびクォーラム・ディスクへの通信リンクを確認します。
- システム・エンクロージャー内のクォーラム・ドライブの欠落が示される場合、ドライブを見つけて、機能していることを確認します。示されている場所からドライブが移動された可能性があります。その場合は、ドライブを見つけて、それが取り付け済みで機能していることを確認します。ドライブがコントロール・エンクロージャー内に配置されていない場合、コントロール・エンクロージャーへの移動を試行してください。
この問題は、SAS 接続の問題である可能性があります。
注: システムの操作を再確立できる場合、システムが提供する追加の診断機能を使用して、SAS ケーブルと拡張エンクロージャーの問題を診断できるようになります。
- 外部ストレージ・システム上のクォーラム・ディスクの欠落が示される場合、ストレージ・コントローラーを見つけて、LUN が使用可能であることを確認します。ストレージ・コントローラーと 2076 の間のファイバー・チャネル接続が機能していること、および SAN 構成およびゾーニングに対する変更が接続に影響を与えていないことを確認します。ノード上のファイバー・チャネル・ポートの状況を調べて、問題があれば解決します。
- システム・エンクロージャー内のクォーラム・ドライブの欠落が示される場合、ドライブを見つけて、機能していることを確認します。示されている場所からドライブが移動された可能性があります。その場合は、ドライブを見つけて、それが取り付け済みで機能していることを確認します。ドライブがコントロール・エンクロージャー内に配置されていない場合、コントロール・エンクロージャーへの移動を試行してください。
この問題は、SAS 接続の問題である可能性があります。
- すべてのキャニスターでノード・エラー 578 またはノード・エラー 550 が発生している場合、ノード・エラー 578 を示しているノードに対する保守手順に従い、クラスター化システムの再確立を試行します。 これを正常に実行できない場合は、システムのリカバリー手順に従います。