データをマイグレーションするためのストレージ・システムの構成
パフォーマンスの問題を回避するには、SAN 接続のストレージ・システムおよびスイッチを必ず正しく構成して、Storwize® V3700 を使用して効率的に作動できるようにする必要があります。
管理 GUI を使用すると、仮想化に使用される内部接続ストレージを検出して構成することができます。 外部ストレージの場合は、データを内部ストレージにマイグレーションすることのみが可能です。システムでは、SAS 接続と iSCSI 接続を介するストレージ・システムのマイグレーションがサポートされますが、ファイバー・チャネル接続によって接続されているストレージ・システムと通信するために、オプションの適切なホスト・インターフェース・アダプターが必要です。システムでは、それ自体のコントロール・エンクロージャーと拡張エンクロージャーについてはライセンスは必要ありません。ただし、仮想化される外部ストレージ・システムのエンクロージャーごとにライセンスが必要です。 例えば、システムが 1 つのコントロール・エンクロージャー、1 つの拡張エンクロージャー、および 1 つの仮想化ストレージ・システム (それ自体 2 つのエンクロージャーから構成されている) で構成されている場合は、2 つのライセンスが必要です。
仮想化には、直接接続または直接 SAN 接続のストレージ・システムを上回る多数の利点があります。 しかし、仮想化は、直接接続ストレージに比べて、パフォーマンス・ホットスポットに影響を受けやすくなります。 ホットスポットが生じると、ホストで入出力エラーが発生して、データへのアクセスが失われる可能性があります。