CLI を使用したボリュームの縮小

コマンド・ライン・インターフェース (CLI) を使用して、圧縮または非圧縮ボリュームのサイズを削減することができます。

このタスクについて

ボリュームは、必要に応じて、サイズを小さくすることができます。FlashCopy® マッピングの作成時に、ターゲット・ボリュームまたは補助ボリュームをソース・ボリュームまたはマスター・ボリュームと同じサイズにすることができます。ただし、ボリュームにデータが含まれている場合は、 ディスクのサイズを縮小しないでください。選択されたボリュームが現在即時初期化を実行している場合、システムはボリュームの縮小を不可にします。 即時初期化が完了した後にボリュームを縮小できます。

重要:
  1. システムは、ボリュームに割り振られた容量から 1 つ以上のエクステントを除去することにより、ボリュームの容量を任意に減らします。 除去されるエクステントを制御することはできないため、未使用のスペースが除去されるようにすることは保証できません。
  2. ボリュームに使用中のデータが入っている場合は、どのような場合でも、ボリュームの縮小は、まずデータをバックアップしてから行ってください
  3. パフォーマンス上の理由から、オペレーティング・システムまたはファイル・システムの中には、ディスクの外部端を使用するものがあります。

shrinkvdisksize コマンドを使用すると、特定のボリュームに割り振られる物理容量を指定量まで縮小することができます。また、ボリュームに割り当てられている物理容量を変更せずに、シン・プロビジョニング・ボリューム (thin-provisioned volume)の仮想容量を縮小することもできます。

コマンド・パラメーターについて詳しくは、「shrinkvdisksize」を参照してください。

手順

以下のステップを実行して、ボリュームを縮小します。

  1. ボリュームがホスト・オブジェクトにマップされていないことを確認する。ボリュームがマップされる場合、データが表示されます。
  2. ソースまたはマスター・ボリュームの正確な容量を判別できます。 以下のコマンドを発行します。

    lsvdisk -bytes vdisk_name

  3. 必要な量だけボリュームを縮小する。 次のコマンドを入力します。

    shrinkvdisksize -size size_change -unit
    b | kb | mb | gb | tb | pb vdisk_name

    ここで、size_change は、指定する単位でのボリュームのサイズ縮小を示し、vdisk_name は縮小するボリュームです。