EMC VMAX 上の LU の作成および削除

EMC VMAX によってエクスポートされる論理装置 (LU)、つまりホストで表示できる LU は、VMAX デバイス またはメタ・デバイス のいずれかです。

VMAX デバイス

制約事項: Storwize® V3700・システムは、容量が 64 MB 以下の LU を無視します。
VMAX デバイス は、EMC VMAX によってホストされる LU を表す EMC 用語です。 これらは、すべて、エミュレートされたデバイスで、以下の、まったく同じ特性をもちます。 以下に、VMAX デバイスの特性を示します。
  • N 個のシリンダー
  • シリンダー当たり 15 のトラック
  • トラック当たり 64 の論理ブロック
  • 論理ブロック当たり 512 バイト
VMAX デバイスは、EMC Symmetrix Command Line Interface (SYMCLI) から create dev コマンドを使用して作成できます。 LU の構成は、SYMCLI から convert dev コマンドを使用して変更できます。 EMC VMAX 内の各物理ストレージ・デバイスは、1 から 128 のハイパーボリューム (ハイパー) に分割されます。 各ハイパーのサイズは、最大 16 GB にすることができます。 VMAX デバイスは、構成方法に応じて、1 つ以上のハイパーにマップされます。 以下の構成は、ハイパー構成の例です。
  • ハイパーはミラーリングが可能 (2-way、3-way、4-way)
  • ハイパーから RAID-S グループを作成可能

メタ・デバイス

メタ・デバイス は、連結された EMC VMAX デバイスのチェーンを表す EMC 用語です。 EMC VMAX は、メタ・デバイスを使用して、ハイパーより大きい LU を提供します。 最大 255 のハイパーを連結して、1 つのメタ・デバイスを構成できます。 SYMCLI から form meta コマンドおよび add dev コマンドを使用して、メタ・デバイスを作成できるので、非常に大きい LU を作成することができます。 ただし、Storwize V3700・システムにエクスポートする場合は、最初の 1 PB のみが使用されます。

重要: 管理対象ディスク (MDisk) 用に使用されるメタ・デバイスを拡張または削減しないでください。 MDisk 用に使用されるメタ・デバイスを再構成すると、リカバリー不能なデータ破壊の原因となります。