lssasportcandidate

lssasportcandidate コマンドは、ログイン済みの、SAS ワールド・ワイド・ポート名 (WWPN) またはホスト・オブジェクトに追加できる未構成の Serial Attached SCSI (SAS) ポートをリストするのに使用します。

構文

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>>- lssasportcandidate -- --+----------+-- --------------------->
                            '- -nohdr -'      

>--+-----------------------+-----------------------------------><
   '- -delim -- delimiter -'   

パラメーター

-nohdr
(オプション) デフォルトでは、見出しは、簡略形式のビューではデータの列ごとに、詳細形式のビューではデータの項目ごとに表示されます。-nohdr パラメーターは、これらの見出しの表示を抑止します。
注: 表示するデータがない場合、見出しは表示されません。
-delim delimiter
(オプション) デフォルトでは、簡略形式のビューのデータのすべての列がスペースで区切られます。 各列の幅は、データの各項目の最大可能幅に設定されています。 詳細ビューでは、データの各項目は別の行に表示され、見出しが表示される場合、データと見出しの間には、スペースが 1 つ入ります。 -delim パラメーターは、この動作を指定変更します。-delim パラメーターでは、1 バイトの文字を入力できます。コマンド・ラインに -delim : と入力すると、簡略ビューのすべてのデータ項目がコロン (:) で区切られます。例えば、列の間の空白は発生しません。 詳細ビューでは、データと見出しは指定の区切り文字で区切られます。

説明

このコマンドは、未構成のログイン済み SAS ポートのリストを戻します。

注: lssasportcandidate コマンドは、ノードにログインされているホスト SAS ポートのリストを表示します。ただし、このリストには、既に SAN ファブリックにログインしていないホスト SAS ポート、または SAN ファブリックの一部ではなくなったホスト SAS ポートが含まれる場合があります。例えば、ホスト SAS ポートがスイッチから切り離されても、lssasportcandidate はすべてのノードにログインしている WWPN を示している場合、取り外したホスト SAS ポートを前に収納していた同じスイッチ・ポートに別のデバイスが接続されると、誤った項目が削除されます。
次に、可能な出力を示します。
表 1. lssasportcandidate の出力
属性 説明
sas_WWPN ログインしている SAS WWPN が未構成である (ホストに割り当てられていない) ことを示しています。 この値は 16 桁の 16 進文字であることが必要です。

呼び出し例

lssasportcandidate

結果出力

sas_WWPN
200600A0B813B7AC
200600A0B813B7AD