1330 クォーラム・ディスクとして使用する適切な管理対象ディスク (MDisk) またはドライブが見つかりません。
説明
クォーラム・ディスクは、欠落したクラスター・メンバーがあるときに、 タイ・ブレーク (tie-break) を使用できるようにするのに必要です。 通常は 3 つのクォーラム・ディスクが定義されます。デフォルトでは、クラスターは、管理対象ディスクの作成時に自動的にクォーラム・ディスクを割り当てますが、手動でクォーラム・ディスクを割り当てるためのオプションもあります。管理対象ディスクまたはイメージ・モード・ディスクがあるがクォーラム・ディスクが何もない場合、このエラーが報告されます。
クォーラム・ディスクになるには、以下のことが必要です。
- MDisk が、クラスター内のすべてのノードからアクセス可能でなければならない。
- MDisk は管理対象でなければならない。つまり、ストレージ・プールのメンバーであることが必要です。
- MDisk にフリー・エクステントがなければならない。
- MDisk はクォーラム・サポートが使用可能なコントローラーと関連付けられていなければならない。コントローラーに複数の WWNN がある場合、すべてのコントローラー・コンポーネントのクォーラム・サポートが使用可能であることが必要です。
クォーラム・ディスクは、 ファイバー・チャネル・ネットワーク障害、または、 ファイバー・チャネル・スイッチのゾーニング問題のために使用できなくなる場合があります。
ユーザーの処置
- 既知のファイバー・チャネル・ネットワーク問題があれば解決してください。
- お客様に依頼して、MDisk がストレージ・プールに追加されていること、およびこれらの MDisk にはフリー・エクステントがあり、かつクォーラム・ディスクの提供者として使用可能なコントローラー上にあることを確認します。複数の WWNN を持つコントローラーは、そのすべてのコンポーネントがクォーラム・ディスクを提供するために使用可能であるようにします。適切な MDisk を作成するか、または可能であれば、既存の MDisk が関連付けられているコントローラー上のクォーラム・サポートを有効に設定するかのいずれかを行います。少なくとも 1 つの管理対象ディスクが「管理対象 (managed)」のモードを示し、ゼロ以外のクォーラム索引を持っている場合は、いま修復したエラーに「修正済み」のマークを付けます。
- お客様が適切な変更を行えない場合は、ソフトウェア・サポートの支援を依頼してください。
- 修復検査 MAP に進みます。
考えられる原因 - FRU またはその他:
- なし
その他:
構成エラー (100%)