detectmdisk
detectmdisk コマンドを使用して、iSCSI ネットワークまたはファイバー・チャネル・ネットワークを手動で再スキャンし、追加された新規管理対象ディスク (MDisk) の有無を調べ、使用可能なすべてのコントローラー・デバイス・ポートにわたって、MDisk へのアクセスのバランスを調整し直すことができます。
パラメーター
- -scope scope_id
- (オプション) ドメイン・インデックスを指定します。値は 0 から 6 の数値でなければなりません。例えば、値 0 は FC を示し、6 は iSCSI を示します。
説明
このコマンドにより、クラスター化システム (システム) は FC ネットワークまたは iSCSI ネットワークを再スキャンします。この再スキャンで、システムに追加された新規 MDisk をすべて発見し、使用可能なコントローラー装置ポート間の MDisk アクセスのバランスを取り直します。また、このコマンドは、コントローラー・ポートの可用性が失われたかどうかを検出し、その変更も反映されるように Storwize® V3700の構成を更新することもできます。
通常、システムは、ディスクがネットワーク上に出現すると自動的にそれらを検出します。ただし、FC コントローラーによっては、新規ディスクを自動的に発見するのに必要な SCSI プリミティブを送信しないものもあります。
新規ストレージを接続していて、システムがそれを検出しない場合は、システムがその新規ディスクを検出する前に、このコマンドを実行する必要がある場合があります。
使用可能な MDisk を識別するには、detectmdisk コマンドを発行して、MDisk があるかどうか、FC または iSCSI ネットワークをスキャンします。検出が完了したら、lsmdiskcandidate コマンドを発行して、非管理対象 MDisk を表示します。それらの MDisk は、ストレージ・プールに割り当てられていません。 代わりに、lsmdisk コマンドを発行すると、すべての MDisk を表示できます。
1630 装置ログインの数が減らされました。
エラーが解決されず、冗長性に危険が生じた場合は、次のさらに深刻なエラーが報告されます。1627 ディスク・コントローラーの接続について冗長度が不十分です
detectmdisk コマンドを発行して、強制的に Storwize V3700に構成を更新させ、コントローラー・ポートへの変更を受け入れさせる必要があります。呼び出し例
detectmdisk
結果出力
No feedback
呼び出し例
detectmdisk -scope 1
結果出力
No feedback