クラスター化システム 間のメトロ・ミラー関係およびグローバル・ミラー関係
システム間には、メトロ・ミラー関係およびグローバル・ミラー関係が同時に存在できます。 このタイプの構成では、メトロ・ミラーとグローバル・ミラーの両方の関係からの書き込みデータが、同じシステム間リンク上を移送されるため、パフォーマンスに影響することがあります。
メトロ・ミラー関係とグローバル・ミラー 関係では、重いワークロードを管理する方法が異なります。
- メトロ・ミラーは、一般的にはコピー中または同期化された状態にある関係を維持し、この結果、1 次ホスト・アプリケーションのパフォーマンスの低下が生じます。
- 非サイクル・グローバル・ミラーは、1 次ホスト・アプリケーションへの高水準の書き込みパフォーマンスを必要とします。 リンク・パフォーマンスが著しく低下すると、リンク許容度しきい値を超過したときに、リンク許容度機能が非サイクル・グローバル・ミラー関係を自動的に停止します。 その結果、メトロ・ミラー関係がシステム間リンクの機能のほとんどを使用する場合、非サイクル・グローバル・ミラーの書き込み操作でパフォーマンスの低下が生じる可能性があります。
- マルチサイクル・グローバル・ミラー関係では、ワークロードが重い状態でもパフォーマンスが低下することはありません。 代わりに、グローバル・ミラー関係は、ワークロードが減少するまで、2 次ボリュームが 1 次ボリュームのさらに後を追跡することを許可します。