Hitachi HUS 100 ファミリー・システム上の論理装置およびターゲット・ポート

Hitachi HUS 100 ファミリー・システムの最大 LUN サイズは 128 TB です。

LUN

ボリュームは、H-LUN の ID または名前によって参照されます。

Hitachi HUS 100 ファミリーは、1 システム当たり 2048 個から 4096 個の LUN を Storwize® V3700・システムにエクスポートできます。Storwize V3700・システムは、2 TB より大きい LUN をサポートします。

LUN ID

Hitachi HUS 100 ファミリー・システムは、SCSI 識別記述子タイプ 3 によって、エクスポートされる論理装置を識別します。論理装置の 64 ビット NAA IEEE Registered Extended Identifier (NAA=5) の形式は、5-OUI-VSID です。 HDS の IEEE 企業 ID は 000E8 です。企業 ID の残りの部分は、ベンダー固有の ID です。

 :~ # lsmdisk 2

id 2

name mdisk3

status online

mode managed

mdisk_grp_id 2

mdisk_grp_name HUS_grp

capacity 20.0GB

quorum_index 0

block_size 512

controller_name HUS_2B

ctrl_type 4

ctrl_WWNN 50060E80105D6039

controller_id 0

path_count 2

max_path_count 2

ctrl_LUN_# 0000000000000002

<HLUN>

UID 60060e80105d603005705e930000000300000000000000000000000000000000 

<HDS >< Serial No     ><Volume>

preferred_WWPN

active_WWPN 50060E80105D6033

fast_write_state empty

raid_status 

raid_level 

redundancy 

strip_size 

spare_goal 

spare_protection_min 

balanced 

tier generic_hdd

:~ # 

ボリュームに対して必要なアクションを実行します。「グループ」 > 「ボリューム」を選択します。

LUN の作成と削除

ボリュームおよびそれに対応する論理装置 (H-LUN) は、ブラウザーを介して作成、変更、および削除されます。ボリュームは、作成時にすべてゼロにフォーマット設定されます。

ボリュームは、RAID グループ内に作成されるか、動的プロビジョニング (DP) プール内に作成されます。GUI で、「ボリューム」 > 「RAID グループ /DP プール」を選択します。「RAID グループ/DP プール」から、必要な「プール/グループ番号」 > 「ボリューム」を選択します。ここで、「ボリュームの作成」を選択できます。

さらに、このプロセスでホスト・グループを作成し、割り当てることができます。区画は、その区画に手動または自動で割り当てられた論理装置番号 (H-LUN) を使用して、ボリュームとしてエクスポートされます。Storwize V3700・システムの場合、通常は 1 つの RAID アレイにつき 1 つの LUN です。

LUN を変更、サイズ変更、または削除するには、以下のガイドラインに従います。
  1. ボリュームをマップ解除します。「グループ」 > 「ホスト・グループ」を選択してから、ホスト・グループのポートを選択します。「ホスト・グループの編集」を選択します。
    Host Group Property
     choose; <name>
     select; Ports, to select all ports
     select; Forced set to all available ports
    Second Tab; Volumes
     select, remove the volume and confirm
  2. ボリュームに対して必要なアクションを実行します。「グループ」 > 「ボリューム」を選択します。「ボリューム」タブを選択し、ボリュームを選択してから「削除」または「変更」を選択します。
注:
  1. Hitachi HUS 100 ファミリー SAN ストレージ・システム上の LUN を削除する前に、その MDisk が Storwize V3700・システム上で unmanaged (いずれかのストレージ・プールから削除済み) であることを確認してください。
  2. 動的アレイは、Storwize V3700・システムで使用中の LUN 上には展開しないでください。システムがアレイを認識するには、最初にストレージ・プールから LUN をマイグレーションするか削除して、MDisk を非管理にする必要があります。

LUN プレゼンテーション

LUN は、Hitachi HUS 100 ファミリーストレージ・システムの使用可能な FC ポートを介してエクスポートされます。 それらのポートをホスト・グループ別に構成します。

特殊な LUN

論理装置の番号付けには、特別な考慮事項はありません。 LUN 0 は、必要な場所にエクスポートできます。

ターゲット・ポート

Hitachi HUS 100 ファミリーストレージ・システムには、合計 8 つのファイバー・チャネル・ポートがあります。

例えば、次のとおりです。
id controller_name ctrl_s/n             vendor_id            product_id_low       product_id_high 

0  HUS_2B          912503230001 2B      HITACHI              DF600F                               

1  HUS_1B          912503230001 1B      HITACHI              DF600F                               

2  controller0     912503230001 1A      HITACHI              DF600F                               

3  controller1     912503230001 1C      HITACHI              DF600F                               

4  controller2     912503230001 2A      HITACHI              DF600F                               

5  controller3     912503230001 1D      HITACHI              DF600F                               

6  controller4     912503230001 2C      HITACHI              DF600F                               

7  controller5     912503230001 2D      HITACHI              DF600F      

 lscontroller 0

id 0

controller_name HUS_2B

WWNN 50060E80105D6039

mdisk_link_count 19

max_mdisk_link_count 19

degraded no

vendor_id HITACHI  #

product_id_low DF600F  

product_id_high         

product_revision 0000

ctrl_s/n 912503230001 2B     

allow_quorum yes

WWPN 50060E80105D6039

path_count 6

max_path_count 18

evt110934:~ # 
デフォルト設定の WWNN と WWPN は、完全に同じように表示されます。Hitachi HUS 100 ファミリーの WWNN は、以下のように表示されます。
500060E8MMSSSSPP
50          -   NAA format 5, Vendor responsible for address
0060E8      -   ieee unique VSID of Hitachi Computer Products (America), inc.
MM          -   model range
SSSS        -   Hex for serial number
PP          -   Port Number 

LU アクセス・モデル

すべてのシステムは Active/Active です。 システム障害からの停止を回避するためには、ファイバー・チャネル・スイッチ間でポートを相互接続します。すべてのモデルの Hitachi HUS 100 ファミリーストレージ・システムは優先順位が等しいので、特定の LU に排他的なセットを使用しても利点がありません。

LU グループ化

LU のグループ化は、Hitachi HUS 100 ファミリー・システムには適用されません。

LU 優先アクセス・ポート

すべてのポートがすべてのシステムにわたって Active/Active であるので、モデル Hitachi HUS 100 ファミリー・システム上で優先されるアクセス・ポートはありません。

LUN セキュリティー

LUN セキュリティーは、起動側ポートのワールド・ワイド・ノード名 (WWNN) による LUN マスキングを使用可能にします。 この機能は、Storwize V3700・システムによって使用される論理装置 (LU) に対してサポートされます。

所有権の検出

所有権の検出は、モデル Hitachi HUS 100 ファミリー・ストレージ・アレイには適用されません。