PuTTY pscp (または scp) には、セキュア・シェル (SSH) で構成ノード上の 2 つの登録簿間、または構成ノードと他のホストとの間でファイルをコピーする場合のファイル転送アプリケーションがあります。
始める前に
PSCP アプリケーションを使用するには、
それぞれのホスト上のソース・ディレクトリーおよび宛先ディレクトリーに対して、適切な許可を持っている必要があります。
このタスクについて
PSCP アプリケーションまたは SCP アプリケーションは、ご使用のホスト・システムに SSH クライアントをインストールすると使用可能になります。
PSCP アプリケーションには、Microsoft Windows コマンド・プロンプト
を介してアクセスできます。
Linux ユーザーの場合、SCP は openssh パッケージと一緒にインストールされます。
PSCP アプリケーションを使用するには、以下のステップを実行します。ステップ 6 以降、SCP でのプロセスも同様です。
手順
- PuTTY セッションを開始する。
- PuTTY セッションを構成して Storwize® V3700 クラスター化システム (システム) にアクセスする。
- PuTTY の構成セッションを保管する。
例えば、保管したセッションに SVCPUTTY という名前を付けることができます。
- コマンド・プロンプトを開く。
- 以下のコマンドを発行して、パス環境変数が PuTTY ディレクトリーを組み込むよう設定する。
set path=C:¥Program Files¥putty;%path%
ここで、C:¥Program Files¥putty は、PuTTY がインストールされているディレクトリーです。
- 次のコマンドを発行して、CLI を実行しているノードにパッケージをコピーする。
pscp -load saved_putty_configuration
directory_software_upgrade_files/software_upgrade_file_name
username@cluster_ip_address:/home/admin/update
ここで、saved_putty_configuration は PuTTY 構成セッションの名前、
directory_software_upgrade_files は
マシン・コード 更新ファイルの場所、
software_upgrade_file_name は
マシン・コード 更新ファイルの名前、
username は
Storwize V3700で使用するユーザー名、
cluster_ip_address は
クラスター化システムの IP アドレスです。
注: ステップ 3 の PuTTY 構成セッションの保存、およびステップ 6 の PuTTY 構成セッションのロードは、オプションです。
PuTTY 構成セッションをロードせずにコピーするには、次の構文を使用します。
pscp directory_software_upgrade_files/software_upgrade_file_name
username@cluster_ip_address:/home/admin/update
システム上にマシン・コード 更新ファイルを保管するスペースが不十分であると、コピー処理は失敗します。このケースでは、以下の手順を実行します。
- pscp を使用して、/home/admin/update ディレクトリーから保存したいデータをコピーする。
- 次のコマンドを使用して、/home/admin/update ディレクトリー内のダンプ・ファイルを削除する。
cleardumps -prefix /home/admin/update
- ステップ 6 を繰り返します。