lspotentialarraysize
lspotentialarraysize コマンドは、指定された MDisk グループ内の指定されたドライブ数、ドライブ・クラス、および RAID レベルの潜在的なアレイのサイズを表示するために使用します。
構文
>>- lspotentialarraysize -- --+----------+----------------------> '- -nohdr -' >--+-----------------------+-- -- -drivecount -- 3- 128 -- -----> '- -delim -- delimiter -' >-- -driveclass -- drive_class_id -- -- -level --+-raid1--+-----> +-raid5--+ +-raid6--+ '-raid10-' >-- -- -stripewidth -- 2 - 16 -- -------------------------------> >--+--------------------------+-- --+---------------------+-----> '- -rebuildareas --+- 1 -+-' '- -strip --+- 128 -+-' +- 2 -+ '- 256 -' +- 3 -+ '- 4 -' >--+- mdiskgrp_id ---+----------------------------------------->< '- mdiskgrp_name -'
パラメーター
- (オプション) デフォルトでは、見出しは、簡略形式のビューではデータの列ごとに、詳細形式のビューではデータの項目ごとに表示されます。-nohdr パラメーターは、これらの見出しの表示を抑止します。注: 表示するデータがない場合、見出しは表示されません。
- (オプション) デフォルトでは、簡略ビューのデータのすべての列がスペースで区切られます。各列の幅は、データの各項目で最大幅に設定されます。詳細ビューでは、データの各項目は別の行に表示されます。見出しが表示される場合は、データと見出しがスペースで区切られます。-delim パラメーターは、この動作を指定変更します。-delim パラメーターでは、1 バイトの文字を入力できます。コマンド・ラインに -delim : と入力すると、簡略ビューのすべてのデータ項目がコロン (:) で区切られます (例えば、列の間の空白は発生しません)。詳細ビューでは、delimiter で指定された区切り文字によってデータと見出しが区切られます。
- (必須) ドライブの数を指定します。値は、3 から 128 までの数値であることが必要です。
- (必須) ドライブ・クラスを指定します。driveclass_id 値は数値でなければなりません。
- (必須) 作成するアレイに、以下のいずれかの RAID レベルを指定します。値は次のとおりです。
- raid1
- raid5
- raid6
- raid10
- (必須) 分散ドライブ・セット内の冗長性の単一単位の幅を示します。値は、以下のようになります。
- RAID-1: 2 から 16
- RAID-5: 3 から 16
- RAID-6: 5 から 16
- RAID-10: 2、4、6、8、10、12、14、16 (RAID-10 を分散アレイと一緒に使用することはできません。)
- (オプション) アレイ内の再作成領域の数を指定します。RAID-5 アレイおよび RAID-6 アレイの場合、この値は、1 以上 4 以下であることが必要です。
注: このパラメーターは、分散アレイにのみ適用できます。
- (オプション) 構成するアレイのストリップ・サイズを KiB 単位で指定します。値は、128 または 256 です。
- (必須) MDisk アレイの ID または名前を示します。
説明
このコマンドは、指定されたドライブ数、クラス、および RAID レベルの潜在的なアレイのサイズを表示します。
このコマンドを使用して、非分散アレイおよび分散アレイの潜在的なサイズを定義することができます。(分散アレイの記述は、-rebuildareas を使用することによってトリガーされます。) このコマンドはアレイ作成時に提供される構成オプションを支援し、アレイが構成された場合の単なるアレイ容量の見積もりです。
表 1 は、出力ビュー・データとして表示できる属性値を示します。
属性 | 可能な値 |
---|---|
capacity | 1 つ以上のアレイについて、仮想化で予期される使用可能容量を示します。 |
分散アレイで少数のドライブを使用する呼び出し例
lspotentialarraysize -driveclass 4 -drivecount 40 -level raid5 -stripewidth 6 -rebuildareas 2 mdiskgrp1
詳細な結果出力
capacity
115.2TB
異なるクラスと、なるべく少ない再作成領域を使用する呼び出し例
lspotentialarraysize -driveclass 4 -drivecount 100 -level raid5 -stripewidth 8 -strip 128 -rebuildareas 1 mdiskgrp1
詳細な結果出力
capacity
172.4TB
同じクラスを使用し、再作成領域を使用しない呼び出し例
lspotentialarraysize -driveclass 4 -drivecount 100 -level raid5 -stripewidth 8 -strip 128 1
詳細な結果出力
capacity
184.3TB