Storwize V3700 システムを NEBS 準拠に構成

Network Equipment-Building System (NEBS) 準拠のインストール済み環境で動作させる場合、Storwize® V3700 システムを構成することによって、NEBS 動作温度要件に適合するように動作温度範囲を拡張することができます。

注: Storwize V3700 システムが拡張温度範囲で動作中に電源障害が発生すると、システムはキャッシュ・データおよび状態データを保存できない場合があります。これは、温度が上がるにつれてバッテリー容量が低下するためです。キャッシュ・データおよび状態データの保存が完全にできない場合、システムをリカバリーするための拡張サービス・アクションが必要になり、データが失われる可能性があります。可能な場合は、温度を正常動作範囲に保ち、信頼性のある電源機構を維持してください。
  • システム内のすべてのエンクロージャーの動作温度範囲を NEBS 動作温度要件に合わせて拡張するには、以下の CLI コマンドを入力します。
    chsystem -hightempmode on
    設定されると、high_temp_mode はシステム内のすべてのエンクロージャーに適用されます。
  • デフォルトの動作温度範囲を構成するには、以下の CLI コマンドを入力します。
    chsystem -hightempmode off
  • 構成されているモードを判別するには、lssystem 出力で high_temp_mode パラメーターの値を読み取ります。
注:
  1. Storwize V3700 システムを NEBS 準拠に構成しても、上昇した温度にシステムが応答する方法が変更されるだけです。ラックへのシステムの設置方法、および動作環境が NEBS 要件に準拠していることも確認する必要があります NEBS 準拠のアース接続を参照してください。
  2. Storwize V3700構成のガイドラインおよび制約事項について詳しくは、以下の Web サイトを参照してください。http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=ssg1S1005421