イベント通知

Storwize® V3700は、重大なイベントが検出された場合に、Simple Network Management Protocol (SNMP) トラップ、syslog メッセージ、E メール、およびコール・ホームを使用して、ユーザーおよび IBM® Remote Technical Support に通知することができます。これらの通知方式を任意に組み合わせて、同時に使用することができます。 通知は、通常、イベントが出された直後に送信されます。 ただし、いくつかのイベントが、実行されているサービス・アクションのために発生する可能性があります。 推奨サービス・アクションがアクティブである場合、これらのイベントが通知されるのは、サービス・アクションが完了するときにこれらのイベントが引き続き未修正である場合のみです。

通知することができるのは、イベント・ログに記録されるイベントのみです。一部の CLI コマンドに対する応答で示されるほとんどの CLI メッセージは、イベント・ログに記録されないため、イベント通知は行われません。

表 1 は、イベント通知のレベルを記述します。

表 1. 通知レベル
通知レベル 説明
エラー エラー通知は、できるだけ早く修正する必要がある問題を示すために送信されます。

この通知は、システムに重大な問題があることを示しています。例えば、レポートされているイベントが、システムに冗長度が失われており、 このため、もうひとつ障害が起こるとデータへのアクセスができなくなる可能性があることを示している場合があります。 このタイプの通知が送信される最も典型的な理由はハードウェア障害ですが、 この通知レベルには、ある種の構成エラーまたはファブリック・エラーも含まれます。 エラー通知は、サポート・センターにコール・ホーム・メッセージとして送信されるように構成できます。

警告 警告通知は、システムに問題または予期していなかった状態が生じていることを示すために送信されます。このタイプの通知は、 操作に影響があるか判別し、必要な修正を行うために、常に即時に調べる必要があります。

警告通知では交換パーツは必要でないため、サポート・センターの支援は不要です。 「警告」通知タイプが割り振られても、そのイベントが「エラー」通知レベルのイベントより重大度が低いことを意味しているわけではありません。

情報 情報通知は、予期されたイベントが発生したこと、例えば、FlashCopy® 操作が完了したことを示すために送信されます。このような通知が送信された場合、修正アクションは必要ありません。