CLI を使用した FlashCopy マッピングの準備と開始

コマンド・ライン・インターフェース (CLI) を使用して FlashCopy® プロセスを開始する前に、FlashCopy マッピングを準備する必要があります。

このタスクについて

FlashCopy マッピングを開始すると、ソース・ボリューム上でデータのポイント・イン・タイム・コピーが作成され、マッピングのためにターゲット・ボリュームに書き込まれます。

以下の手順を実行して、FlashCopy マッピングを準備し、開始します。

手順

  1. prestartfcmap CLI コマンドを発行し、FlashCopy マッピングを準備する。

    次のコマンドを実行するには、FlashCopy マッピングが整合性グループに属することができません。

    prestartfcmap -restore main1copy

    ここで、main1copy は FlashCopy マッピングの名前です。

    このコマンドは、オプションの restore パラメーターを指定します。このパラメーターの使用により、ターゲット・ボリュームが別のアクティブな FlashCopy マッピングでソースとして使用されている場合でも、マッピングが強制的に準備されます。

    マッピングは準備中状態になり、準備ができると、準備済み状態に移行します。

  2. lsfcmap CLI コマンドを発行して、マッピングの状態を確認する。

    以下に、表示される出力の例を示します。

    lsfcmap -delim :
    id:name:source_vdisk_id:source_vdisk_name:target_vdisk_id:
    target_vdisk_name:group_id:group_name:status:progress:copy_rate
    0:main1copy:0:mainvdisk1:1:bkpvdisk1:::prepared:0:50
  3. startfcmap CLI コマンドを発行して、FlashCopy マッピングを開始する。

    以下に、FlashCopy マッピングを開始するときに発行する CLI コマンドの例を示します。

    startfcmap -restore main1copy

    ここで、main1copy は FlashCopy マッピングの名前です。

    このコマンドは、オプションの restore パラメーターを指定します。 このパラメーターの使用により、 ターゲット・ボリュームが別のアクティブな FlashCopy マッピングで ソースとして使用されている場合でも、マッピングが強制的に開始されます。

  4. FlashCopy マッピング名または ID を指定した lsfcmapprogress CLI コマンドを発行して、 マッピングの進行を確認する。

    表示される出力の例は次のとおりです。FlashCopy マッピング ID 0 は 47% 完了しています。

    lsfcmapprogress -delim :
    id:progress
    0:47

タスクの結果

これにより、ソース・ボリューム上でデータのポイント・イン・タイム・コピーが作成され、そのデータがターゲット・ボリュームに書き込まれます。ターゲット・ボリューム上のデータは、そこにマップされているホストのみが認識できます。