CLI を使用した iSCSI 用の VLAN ID の構成

コマンド・ライン・インターフェース (CLI) を使用して、ノード・ポート IP アドレス用の仮想ローカル・エリア・ネットワーク (VLAN) ID を複数の方法で構成できます。

手順

  1. 指定されたイーサネット・ポートに対してポート IPv4 アドレスと共に VLAN ID を構成するには、次のコマンド・ライン・インターフェース (CLI) コマンドのように、cfgportip コマンドで -vlan パラメーターを使用します。
    cfgportip -node node_name | node_id -ip ipv4addr
    -gw ipv4gw -mask subnet_mask -vlan vlan_id port_id

    ここで、node_name | node_id は構成中のノードの名前または ID を指定し、ipv4addr はイーサネット・ポートの IPv4 アドレス、ipv4gw は IPv4 ゲートウェイ IP アドレス、subnet_mask は IPv4 サブネット・マスクを示し、port_id はイーサネット・ポート ID を指定します。-vlanパラメーターは、仮想ローカル・エリア・ネットワーク (VLAN) ID を、vlan_id 変数で指定された値に設定します。 0 から 4095 の数値を指定できます。この構成を表示するには、lsportip コマンドを使用します。

  2. ポート IPv6 アドレスと共に VLAN ID を構成するには、次のコマンドを入力します。
    cfgportip -node node_name | node_id -ip_6 ipv6addr
    -gw_6 ipv6gw -prefix_6 prefix -vlan_6 vlan_id |-novaln_6  port_id

    ここで、node_name | node_id は構成中のノードの名前または ID を指定し、ipv6addr はイーサネット・ポートの IPv6 アドレス、ipv6gw は IPv6 ゲートウェイ IP アドレス、subnet_mask は IPv6 サブネット・マスクを示し、port_id はイーサネット・ポート ID を指定します。-vlan_6 パラメーターは、VLAN ID を、vlan_id で指定された値に設定します。 この構成を表示するには、lsportip コマンドを使用します。

  3. IPv4 アドレスを持つ構成済みのポート用に VLAN ID を構成するか、VLAN ID を新しい値に変更するには、次のコマンドを入力します。
    rmportip -node node_name | node_id -vlan vlan_id port_id

    ここで、node_name | node_id は、これらの変更が行われるノードの名前または ID を指定し、port_id は既に構成されているイーサネット・ポート ID を指定します。-vlan パラメーターは、ポート上の IPv4 アドレス用の VLAN ID を設定または変更します。

  4. IPv6 アドレスを持つ構成済みのポート用に VLAN ID を構成するには、次のコマンドを入力します。
    cfgportip -node node_name | node_id -vlan_6 vlan_id port_id

    ここで、node_name | node_id は、これらの変更が行われるノードの名前または ID を指定し、port_id は既に構成されているイーサネット・ポート ID を指定します。-vlan_6 パラメーターは、ポート上の IPv6 アドレス用の VLAN ID を設定または変更します。

  5. IPv4 アドレスを持つフェイルオーバー・ポート用に VLAN ID を構成するには、次のコマンドを入力します。
    cfgportip -node node_name | node_id -ip ipv4addr
    -gw ipv4gw -mask subnet_mask -failover -vlan vlan_id | -novlan port_id

    -vlan-failover パラメーターと一緒に組み込まれている場合、-vlan パラメーターはパートナー・ノードの IPv4 アドレスに関連付けられます。指定されているノードが入出力グループ内の唯一のオンライン・ノードである場合は、このノードによって IP アドレスおよび VLAN ID が構成および提示されます。入出力グループ内のもう 1 つのノードがオンラインになると、そのノードによってフェイルオーバー IP アドレスおよび VLAN ID が提示されます。

  6. IPv6 アドレスを持つフェイルオーバー・ポート用に VLAN ID を構成するには、次のコマンドを入力します。
    cfgportip -node node_name | node_id -ip_6 ipv6addr
    -gw_6 ipv6gw -prefix_6 prefix -failover -vlan_6 vlan_id | -novlan_6 port_id

    -vlan-failover パラメーターと一緒に組み込まれている場合、-vlan パラメーターはパートナー・ノードの IPv6 アドレスに関連付けられます。指定されているノードが入出力グループ内の唯一のオンライン・ノードである場合は、このノードによって IP アドレスおよび VLAN ID が構成および提示されます。入出力グループ内のもう 1 つのノードがオンラインになると、そのノードによってフェイルオーバー IP アドレスおよび VLAN ID が提示されます。

  7. 既存の IPv4 アドレスの構成済みポートで VLAN ID のみを除去するには、次のコマンドを入力します。
    cfgportip -node node_name | node_id -novlan  port_id

    ここで、node_name | node_id は、これらの変更が行われるノードの名前または ID を指定し、port_id は、この変更が行われるイーサネット・ポート ID を指定します。

    -novlan パラメーターは、イーサネット・ポートの IPv4 アドレスに対して VLAN タグ付けを無効にします。これは、そのポートに VLAN タグが関連付けられていないことを意味します。

  8. 既存の IPv6 アドレスの構成済みポートで VLAN ID のみを除去するには、次のコマンドを入力します。
    cfgportip -node node_name | node_id -novlan_6 port_id

    ここで、node_name | node_id は、これらの変更が行われるノードの名前または ID を指定し、port_id は、この変更が行われるイーサネット・ポート ID を指定します。

    -novlan_6 パラメーターは、イーサネット・ポートの IPv6 アドレスに対して VLAN タグ付けを無効にします。これは、そのポートに VLAN タグが関連付けられていないことを意味します。

    注: パラメーター (-vlan-vlan_6-novlan、または -novlan_6) は、2 つ一緒に使用できません。
  9. ノード・イーサネット・ポートから VLAN ID および IPv4 アドレスを除去するには、次のコマンドを入力します。
    rmportip -node node_name | node_id port_id

    ここで、node_name | node_id は、IP アドレスが除去されるイーサネット・ポートを持つノードの名前または ID を指定し、port_id はイーサネット・ポート ID を指定します。

  10. ノード・イーサネット・ポートから VLAN ID および IPv6 アドレスを除去するには、次のコマンドを入力します。
    rmportip -ip_6 -node node_name | node_id port_id

    ここで、node_name | node_id は、IP アドレスが除去されるイーサネット・ポートを持つノードの名前または ID を指定し、port_id はイーサネット・ポート ID を指定します。