Hitachi TagmaStore AMS 2000 ファミリーのシステム上の論理装置の作成および削除

Hitachi TagmaStore AMS 2000 ファミリーのシステム Storage Navigator Modular Graphical User Interface (GUI) を使用すると、LUN を作成および削除することができます。 データ破壊を防止するために、特定の作成と削除のシナリオを避ける必要があります。

作成および削除のシナリオ

例えば、Storage Navigator Modular GUI を使用すると、LUN A を作成し、LUN A を削除してから、LUN A と同じ固有 ID の LUN B を作成できます。Storwize® V3700 クラスター化システム が接続されている場合は、LUN B が LUN A とは異なっていることをシステムが認識しない場合があるため、データ破壊が発生する可能性があります。

重要: Storage Navigator Modular GUI を使用して LUN を削除する前に、それが含まれるストレージ・プールからその LUN を除去しておいてください。

LUN の動的な追加

LUN の動的追加時に既存の LUN が入出力操作を拒否するのを回避するために、以下の手順を実行します。
  1. Storage Navigator Modular GUI を使用して、新規 LUN を作成する。
  2. すべての入出力操作を静止する。
  3. Storage Navigator Modular GUI を使用して、コントローラー上のすべての新規 LUN のオフライン・フォーマットまたはオンライン・フォーマットのいずれかを行う。 フォーマットが完了するまで待ちます。
  4. Storage Navigator Modular GUI の LUN マッピング機能に進む。 新規 LUN のマッピングを、ファブリック上の Storwize V3700・システムで使用可能なすべてのストレージ・システム・ポートに追加します。
  5. ストレージ・システムを再始動する。(モデル 9200 のみ)
  6. ストレージ・システムが再始動した後で、入出力操作を再始動する。

LUN マッピングに関する考慮事項

LUN マッピングのトピックに説明されているとおりに LUN マッピングを使用する場合、新規 LUN マッピング構成を有効にするためにコントローラーを再始動する必要があります。 システム上の LU によってサポートされる MDisk が入っているストレージ・プールごとに、これらのストレージ・プール内のすべてのボリュームがオフラインになります。