ストレージ構成計画
すべてのストレージ構成計画タスクを完了してから、ご使用の Storwize® V3700環境を構成します。
ホストの計画
ホスト・マッピングを使用すると、ホストはストレージ・システム内の特定の論理装置 (LU) にアクセスできます。 以下について決定します。
- SCSI over Fibre Channel 接続を使用するホストの場合、ホスト上のファイバー・チャネル (HBA) ポートのワールド・ワイド・ポート名 (WWPN)
- iSCSI over Ethernet 接続を使用するホストの場合、ホストの iSCSI 修飾名 (IQN) および認証資格情報。
- ホストに割り当てる名前
- ホストに割り当てるボリュームの数
ボリュームの計画
個々のボリュームは、1 つのストレージ・プールと 1 つの入出力グループ のメンバーです。 ストレージ・プールは、どの MDisk がボリュームを作成するバックエンド・ストレージを提供するかを定義します。 どのノードがボリュームへの入出力アクセスを提供するかは、入出力グループによって定義されます。 管理 GUI は、システム上のストレージを構成するためのウィザードを提供します。これにより、構成に対するほとんどの要件が満たされます。
ボリュームを作成する前に、以下について決定します。
- 保存が必要なデータが入った管理対象ディスクからイメージ・モードでボリュームを作成するかどうか。注: 外部ストレージ・システムからイメージ・モード管理対象ディスクとして提示された論理装置番号 (LUN) をマップすることができます。 その後、データをボリュームからシステムにマイグレーションすることができます。
- ボリューム名。
- ボリューム・ストレージ・プール。 例えば、ストレージ・プールが異なれば、そのストレージ・プールに含まれているストレージに応じて、パフォーマンス特性が異なる場合があります。
- ボリューム容量。
- ボリュームをストレージ・プール全体にわたってミラーリングして、一層の冗長性を提供するかどうか。 例えば、ボリューム・ミラーリング機能を使用して、複数のストレージ・プールにまたがって冗長性を提供できます。
- 完全割り振りボリュームを作成するか、それともシン・プロビジョニング・ボリュームを使用するか。
- ボリュームのキャッシュ・モードを readwrite、readonly、none のどれにするか。デフォルトは readwrite です。
FlashCopy®およびシン・プロビジョニング・ボリュームがパフォーマンスに与える影響を考慮します。影響は、入出力のタイプによって異なり、加重係数を使用して計算されます。