戻りコード

Common Information Model (CIM) 戻りコードから、CIM エージェント操作の状況に関する情報が提供されます。

Common Information Model

表 1 は、発行される可能性のある CIM 戻りコードの要約リストです。

表 1. Common Information Model 戻りコード
CIM 戻りコード 説明 メソッド 説明
0 成功。

GetFreeExtends()
ListConfiguration
Backups()

パラメーターが有効です。 メソッドが正常に完了しました。
   
CheckValidity() 証明書情報を正常に取得しました。
DeleteAccount() アカウントは正常に削除されました。

GenerateCIMOM
Certificate()
EnableAuto
Generation()
DisableAuto
Generation()

証明書は正常に削除されました。
CreateCode() 新規アカウントが正常に作成されました。

SetDefault
Validity()

有効期間が正常に設定されました。

GrantGlobal
Access()
GrantSystem
Access()

役割は正常に変更されました。

CreateGatewayID()
AddHardwareIDs
ToCollection()

コレクションは正常に作成されました。

DeleteStorage
HardwareID()

StorageHardwareID は正常に削除されました。

CreateStorage
HardwareID()

StorageHardwareID は正常に作成されました。
0 成功 (続き)。 AttachDevice() ボリュームは正常に追加されました。

DeleteProtocol
Controller()

コントローラーは正常に削除されました。

CreateProtocol
ControllerWith
Ports()

複製が正常に作成されました。

DeleteRemote
Cluster
Partnership()

クラスター化システムの協力関係は正常に削除されました。

CreateRemote
Cluster
Partnership()

クラスター化システムの協力関係は正常に確立されました。

DeleteHardwareID
Collection()

コレクションは正常に作成されました。
DeleteCertificate() 証明書は正常に削除されました。

DeleteSynchronized
Set()

SynchronizedSet は正常に削除されました。

Modify
Synchronisation()

メソッドが正常に実行されました。
EvictNode() ノードは正常に除去されました。
0 成功 (続き)。 RestartService() CIMOM はリブートされます。
Shutdown() ノード/クラスター化システムのシャットダウンが正常に開始しました。
SetLocale() ロケールが設定されました。
SetTimezone() クラスター化システムの時間帯が正常に設定されました。

SetPasswords()
ModifyReset
Password
ChangeFeature()

パスワードは変更されました。

GetResetPassword
ChangeFeature
Status()

機能の状況が正常に取り出されました。

StartStatistics
Collection()

統計の収集が開始されました。
DetachDevice() ボリュームは正常に切り離されました。

StopStatistics
Collection()

統計の収集が停止されました。

Backup
Configuration()

バックアップが正常に作成されました。

Reload
Configuration()

構成が再ロードされました。

Restore
Configuration()
Delete
Configuration
Backup()

復元が正常に行われました。
AttachReplica() コピー関係は正常に確立されました。

CreateSynchronized
Set()

SynchronizedSet は正常に作成されました。
SetPassword() パスワードは正常に変更されました。
0 エラーなしでジョブが完了しました。

CreateOrModify
StoragePool()

プールは正常に作成されました。

CreateOrModify
ElementFrom
StoragePool()

ボリュームは正常に作成されました。 プールは正常に変更されました。

DeleteStorage
Pool()

プールは正常に削除されました。

ReturnToStorage
Pool()

ボリュームは正常に削除されました。
RequestDiscovery() BackendVolume ディスカバリーは正常に終了しました。
SetIOGroup() 変更は正常に終了しました。
SetQuorum() メソッドは正常に終了しました。

IncludeBackend
Volume()

ボリュームは正常に組み込まれました。

ModifySynchronized
Set()

CLI コマンドが正常に実行されました。
0 ジョブが正常に開始されました。

MigrateVolume()
MigrateVolumeTo
lmageMode()

マイグレーション・ジョブが開始されました。
1 サポートされていない SetLocales() クラスター化システムはロケールをサポートしていません。
SetPasswords() クラスター化システムはパスワードの変更をサポートしていません (CISCO)。

ModifyReset
PasswordChange
Feature()
GetResetPassword
ChangeFeature
Status()

クラスター化システムは、パスワード変更リセット機能をサポートしていません。
Upgrade() メソッドがクラスター化システム構成サービスで呼び出されました。
2 失敗。 Dump() Clean() Enter() Exit() Clean() GetDump() ClearLog() GetRecord() GetAllRecords() FixRecord() UnfixRecord()

ModifyError
Settings()
Create2062
Cluster()

予期しないエラーが発生しました。 CLI コマンドが失敗しました。
GetDump() コマンドの処理中に障害が発生しました。 ファイルがありません。

Reload
Configuration()

構成の再ロードに失敗しました。
CreateCode() アカウントの作成に失敗しました。

GrantGlobal
Access()
GrantSystem
Access()

役割の変更に失敗しました。
SetPassword() パスワードの変更に失敗しました。
DeleteAccount() アカウントの削除に失敗しました。
2 不明エラー。

GenerateCIMOM
Certificate()
DeleteCertificate()

プロバイダー内部の理由により、新規証明書の生成に失敗しました。

EnableAuto
Generation()
DisableAuto
Generation()

プロバイダー内部の理由により、失敗しました。

SetDefault
Validity()

有効期間の設定に失敗しました。
CheckValidity() 証明書情報の取得に失敗しました。
4 失敗。

GenerateCIMOM
Certificate()
DeleteCertificate()

予期しないエラーが発生しました。 トラストストアの問題により、新規証明書の生成に失敗しました。
5 正しくないパラメーター設定。

Delete
Configuration
Backup()

正しくない数または型のパラメーターが渡されました。 指定されたバックアップがありません。

Modify
Synchronisation()

正しくない数または型のパラメーターが渡されたか、または他のパラメーターの確認が失敗しました。

CreateCode()
GrantGlobal
Access()
SetPassword()
GrantSystem
Access()
DeleteAccount()
DeleteCertificate()
SetDefault
Validity()
CheckValidity()

パラメーターのいずれかが無効です。
5 パラメーターが無効です。

Dump()、
GetDump()
PositionToFirst
RecordRoot()
GetRecord()
FixRecord()
UnfixRecord()

必要パラメーターの 1 つが欠落しています。

ModifyIP
Address()
Create2062
Cluster()
Add2062Cluster()
Add2145Cluster()
Reset2062Node()
Reload2062Node()

必須パラメーターの 1 つが欠落しているか、または無効です。

CreateOrModify
StoragePool()
CreateOrModify
ElementFrom
StoragePool()
Delete
StoragePool()
ReturnTo
StoragePool()

少なくとも 1 つのパラメーターが無効です。

CreateGatewayID()
GenerateCIMOM
Certificate()

パラメーターのいずれかが無効でした。
PositionAtRecord() 必須パラメーターの 1 つが欠落しているか、またはサポートされていない負の数値のレコードをもっています。
6 CopyType がサポートされていません。

ModifySynchronized
Set()

渡されたコピーのタイプが 3 または 4 とは異なります。
6 命令がサポートされていません。

ModifySynchronized
Set()

サブミットされた命令コードが、同期化済みセットのコピー・タイプに対して無効です。
6 SynchronizedSet が空ではありません。

DeleteSynchronized
Set()

セットにまだ StorageSynchronized 関連が残っています。 セットの削除を実行するには、すべての StorageSynchronized 関連を除去する必要があります。または、Force フラグを設定する必要があります。
6 ユーザー ID がすでに存在します。 CreateCode() サブミットしたユーザー ID が別のアカウントに存在しています。
6 使用中。

GenerateCIMOM
Certificate()

新規証明書の生成に失敗しました。 既存の証明書がまだ有効で、使用中になっています。
7 StorageSynchronized がセット内にありません。   同期化済みストレージがセット内に存在しません。
8 StorageSynchronized がすでにセット内にあります。   同期化済みストレージがすでにセット内に存在し、追加することができません。
9 StorageSynchronized がセットと互換性がありません。   同期化済みストレージはセットと互換性がありません。 例えば、FlashCopy は同期コピー・セットに同期化済みです。
0x1000 パラメーター検査済み – ジョブ開始済み   CLI コピー・コマンドが実行され、ジョブ・オブジェクトが戻されました。
0x1000 他の ProtocolControllers に関連する LogicalDevices が削除されていません。

DeleteProtocol
Controller()

接続されているストレージ・ボリュームのうちの少なくとも 1 つが別のコントローラーに接続されているため、削除できませんでした。
0x1000 LogicalDevice インスタンスが無効です。 AttachDevice() 装置は、コントローラーの RedundancyGroup のボリュームではありません。
0x1000 LogicalDevice がコントローラーに関連付けられていません。 DetachDevice() 装置には、このコントローラーへの ProtocolControllerForUnit 関連がありません。
0x1000 ID がすでに作成されています。

CreateStorage
HardwareID()

WWPN はすでに既存のストレージ・ハードウェア ID に割り当てられています。
0x1000 指定したインスタンスがありません。

DeleteStorage
HardwareID()

ストレージ・ハードウェア ID が見つかりません。
0x1000 HardwareID インスタンスが無効です。

CreateGateway
ID()
AddHardwareIDs
ToCollection()

ストレージ・ハードウェア ID が見つからないか、またはすでに別のコレクションのメンバーになっています。
0x1001 サイズがサポートされていません。

CreateOrModify
ElementFrom
StoragePool()

要求されたサイズが、最初のプールによってサポートされていません。 Size パラメーターには、要求されたサイズより大きく、サポートされる値のうちで最も近い値が含まれています。 要求されたサイズが 512 の倍数ではありませんでした。 要求可能な最も近いサポートされるサイズが、Size に戻されます。
0x1001 装置番号の競合。 AttachDevice() 指定した装置番号は、すでに使用されています。
0x1001 指定した IDType がハードウェア・インプリメンテーションによってサポートされていません。

CreateStorage
HardwareID()

ID のタイプが 2 ではありません。
0x8000 ComputerSystem が無効です。    
EvictNode() サブミットされた ComputerSystem が IBMTSSVC_Node ではありませんでした。
Shutdown() サブミットされた ComputerSystem が IBMTSSVC_Cluster の IBMTSSVC_Node ではありませんでした。
0x8000 Locale が無効です。 SetLocale() サブミットされた Locale が 9 より大きい値でした。
0x8000 Type が無効です。 Dump() 2 より大きいタイプが渡されました。
0x8000 接続が拒否されました。 GetDump() クラスター化システムへの接続が失われたか、またはノードへの接続に失敗しました (CISCO の場合のみ)。
0x8000 バックアップがありません。

Restore
Configuration()

指定されたバックアップがありません。
0x8000 削除が失敗しました。

Delete
Configuration
Backup()

バックアップ・ディレクトリーの削除が失敗しました。 この失敗は 共有違反が原因である可能性があります。
0x8000 IOGroup に Nodes が集約されている必要があります。 SetIOGroup() 入出力グループにノードがありません。
0x8000 ID が無効です。 SetQuorum() クォーラム ID が 2 より大きい数です。
0x8000 Volume が無効です。

IncludeBackend
Volume()

ボリュームは除去されていません。
0x8000 CopyType がサポートされていません。 AttachReplica() 渡されたコピーのタイプが 2 または 3 とは異なります。
CreateReplica() 渡されたコピーのタイプが 3 または 4 とは異なります。
0x8000 ポートが複数の IOGroup のものです。

CreateProtocol
ControllerWith
Ports()

すべてのポートが同じ入出力グループに属している必要があります。
0x8000 HardwareID がまだ AuthorizationSubject に結合されています。 Force が必要です。

DeleteStorage
HardwareID()

ハードウェア ID にストレージ・ボリュームへのアクセスが認可されており、Force が指定されていませんでした。
0x8000 ホストが LUN マッピングのメンバーです。

DeleteHardware
IDCollection()

このホストを削除するには、このホストを使用して、このホストが関連付けられている各特権とコントローラーに対して RemoveAccess メソッドを実行するか、または「Force」を「True」に設定します。
0x8000 レコードがありません。 GetRecord() GetAllRecords() レコードが見つかりません。
0x8000 クラスター化システムに接続できません。

Create2062
Cluster()
Add2062
Cluster()

クラスター化システムに接続できません。
0x8000 クラスター化システムへの接続が拒否されました。 Add2145Cluster() クラスター化システムへの接続が拒否されました。
0x8000 スイッチへの接続が拒否されました。

Reset2062Node()
Reload2062Node()

スイッチへの接続が拒否されました。
0x8000 管理 IP がありません。 RemoveCluster() クラスター化システムの IP が見つかりません。
       
0x8001 Prefix が無効です。 Dump() ファイル接頭部とフィーチャー・ログ・タイプが同時に渡されました。
0x8001 ファイルが見つかりません。 GetDump() 指定されたファイル・パスがありません (CISCO)。
0x8001 バックアップ・スクリプトが失敗しました。

Backup
Configuration()

バックアップ・スクリプトがエラーを出して戻りました。
0x8001 復元スクリプトが失敗しました。

Restore
Configuration()

バックアップ・スクリプトがエラーを出して戻りました。
0x8001 現行状態で操作がサポートされていません。

Modify
Configuration()

サブミットされた操作は、同期化済みストレージの現行状態ではサポートされません。 例えば、「同期化済み」状態で、同期化済みストレージに対して「準備」操作を行うことはできません。
0x8001 現行の SyncState で操作がサポートされていません。

Modify
Synchronized
Set()

セットの現行の SyncState では、操作がサポートされていません。
0x8001 サポートされないプロトコル。

CreateProtocol
ControllerWith
Ports()

プロトコルは、! = 2 です。
0x8001 ClusterName の構文エラー。

Create2062
Cluster()
Add2062Cluster()
Reset2062Node()
Reload2062Node()

構文エラーのため、クラスター化システム名が無効です。
       
0x8002 セキュア・コピーが失敗しました。

Backup
Configuration()

セキュア・コピーを使用したバックアップ・ファイルの ダウンロードが失敗しました。
0x8002 セキュア・コピーが失敗しました。

Upload
Configuration()

セキュア・コピーを使用したバックアップ・ファイルの アップロードが失敗しました。

CreateStorage
HardwareID()

エレメントの名前および設定はヌルである必要があります。
0x8002 ノードの構文エラーまたはノードが無効です。

Create2062
Cluster()
Add2062Cluster()
Reset2062Node()
Reload2062
Node()

ノードに構文エラーが含まれているか、または指定されたノードが無効です。
       
0x8003 バックアップ・ディレクトリーの作成に失敗しました。

Backup
Configuration()

バックアップ・ディレクトリーが作成できません。
0x8003 消去コマンドが失敗しました。

Upload
Configuration()

クラスター化システム/tmp/ ディレクトリーを消去できません。
0x8003 無効なユーザー名またはパスワード (ResetNode のみ)。

Add2062Cluster()
Reset2062Node()
Reload2062Node()

ユーザー名またはパスワードが無効です。
0x8004 古いバックアップ・ファイルの削除/名前変更が失敗しました。 N/A バックアップ・ディレクトリーを名前変更または削除できません。
0x8004 正しくない SwitchIP。スイッチに接続できません。

Create2062
Cluster()
Add2062Cluster()

スイッチの IP が正しくないため、スイッチに接続できません。
0x8004 SwitchIP が構成されていません。 Reset2062Node() Reload2062Node() スイッチの IP が構成されていません。
0x8005 クラスター化システムの IP の構文エラー。 N/A クラスター化システムの IP に構文エラーが含まれています。
0x8006 スロットが無効です。 N/A スロットが無効です。
0x8007 公開鍵をスイッチにアップロードできません。 N/A 公開鍵をスイッチにアップロードできません。
0x8100 クラスター化システムの有効範囲の違反。 N/A 1 つ以上のパラメーターがクラスター化システム有効範囲を超えています。
0x8200 N/A N/A メソッドは正常に実行されましたが、1 つ以上のパラメーターが無視されました。