システムが Linux ホストのマルチパス指定機能をサポートできるようにすることができます。
始める前に
システムは、iSCSI ホスト接続用の Linux 装置マッパー・マルチパス・ドライバーをサポートします。 iSCSI 装置がディスカバーされたら、マルチパス指定機能を使用可能にすることができます。
このタスクについて
Linux ホストでマルチパス指定機能を使用可能にするには、以下の手順を実行します。
手順
- デーモンが既に実行中である場合は、service multipathd stop コマンドを使用して、マルチパス・デーモンを停止します。
- マルチパス構成ファイル /etc/multipath.conf を編集して、システムの項目を追加します。 DMMP 構成ファイル /etc/multipath.conf で、デフォルト設定にLinux ホストの設定で説明されている値が含まれていることを確認してください。
注: 装置のブラックリスト作成を完全に使用不可にするか、blacklist_exceptions セクションに該当する項目を追加することによって、IBM 2145 装置がブラックリストに載ることを防止してください。
- このファイルを保存します。
- service
multipathd start コマンドを使用してマルチパス・デーモンを再始動します。
Linux Enterprise
Server 10 Service Pack 2 以降を使用する場合は、
行 prio "/sbin/mpath_prio/alua /dev/%n" を prio
"alua" に置き換えて、Using deprecated
prio メッセージを無効にしてください。
注: Linux は通常、自動的にマルチパスを有効にしますが、ただし、RH 6.3 SAN ブート・インストールなどの場合は、マルチパスは正しく構成されません。正しく構成されない場合は、
/etc/multipath.conf ファイルを手動で編集する必要があります。
DM マルチパスについては、Linux プロバイダーからのカーネルのための Linux「
Storage Administration Guide」または「
DM-Multipathing
Installation and Configuration Guide」を参照してください。Linux システム構成について詳しくは、次の Web サイトをご覧ください。
http://www.ibm.com/support/knowledgecenter/linuxonibm/liaab/ic-homepage.htm