CLI を使用したシステム構成のバックアップ
構成データは、 コマンド・ライン・インターフェース (CLI) を使用してバックアップできます。
始める前に
構成データをバックアップするには、 以下の前提条件が満たされている必要があります。
- バックアップ・コマンドの実行中は、構成を変更する独立した操作は実行できません。
- オブジェクト名の最初の文字が下線 (_) であってはなりません。
このタスクについて
svcconfig CLI コマンドのバックアップ機能は、ボリューム、ストレージ・プール、およびノードなどの、システム構成に関する情報をバックアップするように設計されています。 ボリュームに書き込んだ他のデータは、すべてバックアップされません。 システム上のボリュームをストレージとして使用しているすべてのアプリケーションは、適切なバックアップ方式を使用してそのアプリケーション・データをバックアップする必要があります。
システム構成に重大な変更を行った後などは、データ損失を避けるために、構成データおよびアプリケーション・データを定期的にバックアップする必要があります。
これらの説明は、いつでも手動のバックアップを生成するために使用します。重大な障害が発生すると、システムの構成データとアプリケーション・データの両方が失われる可能性があります。 構成データのバックアップを使用することで、システム構成を障害が発生する前と完全に同じ状態に復元することができます。 場合によっては、アプリケーション・データを自動的にリカバリーできることがあります。このバックアップは、システムのリカバリー手順 (Tier 3 (T3) 手順とも呼ばれる) を使用して試行することができます。アプリケーション・データのリカバリーを試行せずにシステム構成を復元するには、システム構成の復元手順 (Tier 4 (T4) リカバリーとも呼ばれる) を使用します。 これらの手順は、どちらも最近の構成データのバックアップが必要です。
構成データをバックアップするには、以下の手順を実行します。