システムの高可用性

Storwize® V3700 クラスター化システム には、Single Point of Failure がない高可用性ストレージ・サブシステムを配置するのに使用できるいくつかの機能があります。

例えば、災害復旧のために、メトロ・ミラー機能およびグローバル・ミラー機能を使用して、物理的に異なる場所にあるシステム間でデータのミラーリングを行うことができます。

コントロール・エンクロージャーには、1 組のノード・キャニスターが収容されています。 1 台のノード・キャニスターで障害が発生した場合、もう一方のノード・キャニスターが、障害を起こしたノード・キャニスターの入出力と管理の機能を引き継ぎます。

Storwize V3700・ノード・キャニスターには、冗長構成のホスト接続ポートがあります。 高可用性を確保するために、これらのポートを使用して、各ホスト・システムと各ノード・キャニスターの間で少なくとも 2 つの独立した接続を確立します。 システムは、以下のホスト接続オプションをサポートします。
  • キャニスターのポート 1 と 2 経由で 1 Gbps iSCSI 接続
  • 6 Gbps SAS ポートのポート 1 または 2
  • 4 ポート 8Gbps ファイバー・チャネル・ホスト・インターフェース・アダプター 経由でファイバー・チャネル接続
  • イーサネット (FCoE) 経由で 10 GB iSCSI/ファイバー・チャネル接続 (オプションで ホスト・インターフェース・アダプター を使用)
    注: 10 GB iSCSI/FCoE ホスト・インターフェース・アダプター が事前にインストールされているシステムでは、ファイバー・チャネル ホスト・インターフェース・アダプター をシステムからアンインストールする必要があります。

例えば、ファイバー・チャネル SAN 接続ホストを使用する場合は、ノード・キャニスターを少なくとも 2 つの SAN ファブリックに接続して、各ホスト・システムを両方のファブリックに接続します。

マルチパス・ソフトウェアを使用するようにファイバー・チャネル・ホスト・システムを構成してください。 SAN ファブリック障害またはノード・キャニスター障害が発生した場合、ファイバー・チャネル・ホスト・システムと Storwize V3700・ノード・キャニスター間の入出力操作が再試行されます。サブシステム・デバイス・ドライバー (SDD) マルチパス・ソフトウェアは、Storwize V3700で使用するために IBM®® から追加料金なしで入手できます。サブシステム・デバイス・ドライバー (SDD) について詳しくは、「Support for IBM Systems」Web サイトを参照してください。

Storwize V3700 ノード には、ノードを複数の SAN ファブリックに接続するために使用できる 4 つのファイバー・チャネル・ポートがあります。高可用性を確保するために、システム内のノードを少なくとも 2 つのファブリックに接続してください。高可用性を確保するために、システム内のノードを少なくとも 2 つのファブリックに接続してください。高可用性を確保するために、システム内の ノード・キャニスターを少なくとも 2 つのファブリックに接続してください。Storwize V3700 マシン・コードには、Storwize V3700 ノードと通信するためのマルチパス・ソフトウェアが組み込まれています。このソフトウェアは、Storwize V3700 ノードおよびストレージ・システム間の入出力操作にも使用されます。SAN ファブリック障害により通信または入出力操作が中断されると、マルチパス・ソフトウェアは操作をリカバリーし、代替通信パスを使用して再試行します。 高可用性のために、マルチパス・ソフトウェアを使用するように、ファイバー・チャネル・ホスト・システムを構成してください。 SAN ファブリック障害またはノード障害が発生した場合、ファイバー・チャネル・ホスト・システムと Storwize V3700 ノード間の入出力操作が再試行されます。サブシステム・デバイス・ドライバー (SDD) マルチパス・ソフトウェアは、Storwize V3700で使用するために IBM から追加料金なしで入手できます。 サブシステム・デバイス・ドライバー (SDD) について詳しくは、「Support for IBM Systems」Web サイトにアクセスし「製品ファインダー」フィールドに製品名を入力してください。

ibm.co/U06Fbb

iSCSI 接続ホストは、ノード・イーサネット・ポートを使用して、システムに接続されます。ノードに障害が発生した場合、システムは、入出力グループ内のパートナー・ノードに IP アドレスをフェイルオーバーすることによって、ボリュームへのアクセスを維持します。