EMC VMAX 上の LU の作成および削除
EMC VMAX によってエクスポートされる論理装置 (LU)、つまりホストで表示できる LU は、VMAX デバイス またはメタ・デバイス のいずれかです。
VMAX デバイス
制約事項: Storwize® V3700・システムは、容量が 64 MB 以下の LU を無視します。
VMAX デバイス は、EMC VMAX によってホストされる LU を表す EMC 用語です。 これらは、すべて、エミュレートされたデバイスで、以下の、まったく同じ特性をもちます。 以下に、VMAX デバイスの特性を示します。
- N 個のシリンダー
- シリンダー当たり 15 のトラック
- トラック当たり 64 の論理ブロック
- 論理ブロック当たり 512 バイト
- ハイパーはミラーリングが可能 (2-way、3-way、4-way)
- ハイパーから RAID-S グループを作成可能
メタ・デバイス
メタ・デバイス は、連結された EMC VMAX デバイスのチェーンを表す EMC 用語です。 EMC VMAX は、メタ・デバイスを使用して、ハイパーより大きい LU を提供します。 最大 255 のハイパーを連結して、1 つのメタ・デバイスを構成できます。 SYMCLI から form meta コマンドおよび add dev コマンドを使用して、メタ・デバイスを作成できるので、非常に大きい LU を作成することができます。 ただし、Storwize V3700・システムにエクスポートする場合は、最初の 1 PB のみが使用されます。
重要: 管理対象ディスク (MDisk) 用に使用されるメタ・デバイスを拡張または削減しないでください。 MDisk 用に使用されるメタ・デバイスを再構成すると、リカバリー不能なデータ破壊の原因となります。