仮想ボリューム

システムは、VMware vCenter でボリュームやプールなどのシステム・オブジェクトの管理を自動化できるようにする VMware vSphere 仮想ボリューム (VVOL と呼ばれる場合があります) をサポートします。

システム管理者は、VASA プロバイダー・セキュリティー役割を持つユーザーを作成することによって、IBM® Spectrum Control Base Edition仮想ボリュームの所有権を割り当てることができます。IBM Spectrum Control Base Edition は、VMware vSphere インフラストラクチャーとシステム間の通信を提供します。 システム管理者は、VASA プロバイダー・セキュリティー役割が所有するボリュームおよびプールに対して特定のアクションを実行できますが、仮想ボリュームに対する管理責任は、IBM Spectrum Control Base Edition が保持します。 IBM Spectrum Control Base Edition について詳しくは、IBM Spectrum Control Base Edition の資料を参照してください。

システムで 仮想ボリューム が有効にされている場合、VMware vCenter アプリケーションのメタデータを保管するためにユーティリティー・ボリュームが作成されます。 システム管理者は、ユーティリティー・ボリュームの容量を提供するプールを選択します。VASA プロバイダーによって作成される新規ボリュームごとに、VMware vCenter は、ユーティリティー・ボリュームに保管される数キロバイトのメタデータを定義します。 ユーティリティー・ボリュームを 2 番目のストレージ・プールにミラーリングすることにより、1 つのストレージ・プールの障害によってメタデータへのアクセスが失われることがないようにすることができます。ユーティリティー・ボリュームは、VASA プロバイダー専用として使用されるもので、削除したり、その他のホスト・オブジェクトにマップしたりすることはできません。