システムの iSCSI タイムアウト構成設定
ディスクのタイムアウト値を設定できます。
ディスク・タイムアウトは、/sys/block/<device>/device/timeout ファイルで設定されます。オペレーティング・システムと OS バージョンに応じて、30 秒または 60 秒のデフォルト値を、ほとんどの状況では 120 秒に増やしてください。
例えば、装置が /dev/sdc の場合は下記を使用します。
[root@R64SRV6 ~]#echo -n 60 > /sys/block/sdc/device/timeout
システムの SCSI コマンド・タイムアウトを増やすには、以下の udev 規則を作成して、マップ済みのディスクごとに手動でタイムアウトを設定する必要がなくなるようにします
udev rules file
cat /etc/udev/rules.d/99-ibm-2145.rules
# Set SCSI command timeout to 120s (default == 30 or 60) for IBM 2145 devices
SUBSYSTEM=="block", ACTION=="add", ENV{ID_VENDOR}=="IBM",
ENV{ID_MODEL}=="2145", RUN+="/bin/sh -c 'echo 120 > /sys/block/%k/device/timeout'"
システムを再始動した後、設定を再確認します。ボリュームをセットアップした後、multipath -ll | grep sd を使用して、ブロック・デバイス・パスを見つけます。また、cat /sys/block/sd<x>/device/timeout で 120 秒間検査します。ここで、<x> は 2145 パスです。例えば、次のとおりです。
edam:~ # multipath -ll | grep sd | tail -1
`- 10:0:0:4 sdl 8:176 active ready running
edam:~ # cat /sys/class/block/sdl/device/timeout
120
edam:~ #