chrcconsistgrp
chrcconsistgrp コマンドを使用して、整合性グループの名前を変更するなど、既存のメトロ・ミラーまたはグローバル・ミラーの整合性グループの属性を変更します。
構文
>>- chrcconsistgrp -- --+---------------------------------+-----> +- -name -- new_name_arg ---------+ +- -cycleperiodseconds -- period -+ '- -cyclingmode --+- none --+-----' '- multi -' >--+-----------+-- --+- rc_consist_group_name -+--------------->< +- -global -+ '- rc_consist_group_id ---' '- -metro --'
パラメーター
- -name new_name_arg
- (オプション) 整合性グループに割り当てる新規名を指定します。
- -cycleperiodseconds period
- (オプション) サイクル期間を秒単位で指定します。最小サイクル期間の値は 60 秒で、デフォルトは 300 秒です。
- これは、サイクル・モード multi のグローバル・ミラー関係に適用されるオプションのサイクル期間を定義します。multi cycling_mode を使用するグローバル・ミラー関係は、期間ごとに完全なサイクルを実行します。 どの関係に対しても指定できますが、メトロ・ミラー関係またはグローバル・ミラー関係で none が指定されている場合には使用できません。
- -cyclingmode none | multi
- (オプション) この関係に対するグローバル・ミラーの動作を指定します。
- デフォルトの none を指定すると、グローバル・ミラーの動作は、旧バージョンの Storwize® V3700 と同じになります。
- multi を指定すると、サイクル・プロトコルが使用されます。
注: cycling_mode を変更できるのは、関係が停止していて、consistent_stopped 状態または inconsistent_stopped 状態になっている場合だけです。 - -metro
- (オプション) 整合性グループのコピー・タイプの変更を指定し、グローバル・ミラー (変更ボリュームの有無に関係なく) 関係をメトロ・ミラー関係に変換します。
要確認: このパラメーターを使用するには、整合性グループが停止している必要があります (inconsistent_stopped、consistent_stopped、または idling)。
- -global
- (オプション) 整合性グループのコピー・タイプの変更を指定し、メトロ・ミラー関係をグローバル・ミラー関係に変換します。
このパラメーターは、-cyclingmode と一緒に指定できます。
-cyclingmode を指定しないときに、関係がメトロ・ミラーである場合、cycling_mode 値は none です。要確認: このパラメーターを使用するには、整合性グループが停止している必要があります (inconsistent_stopped、consistent_stopped、または idling)。
- rc_consist_group_name | rc_consist_group_id
- (必須) 変更する整合性グループの ID または既存の名前を指定します。
説明
このコマンドは、指定した整合性グループの指定した属性を一度に 1 つずつ変更します。
すべてのパラメーターは相互に排他的です。ただし -cyclingmode を除きます。このパラメーターは、-global 以外のすべてのパラメーターと相互に排他的です。
注: いずれかのオプション・パラメーターが指定されている必要があります。
サイクル・モードが multi に設定されているグローバル・ミラー整合性グループを開始するには、その前に、グループ内の各関係の 1 次ボリュームおよび 2 次ボリュームに変更ボリュームが定義されている必要があります。
システム間関係の場合、以下のようになります。
- パラメーター -cycleperiodseconds および -cyclingmode を指定できるのは、2 つのシステムが接続されている場合だけです。コマンドの処理中に 2 つのシステムが切断されると、タスク呼び出しを受信したシステムでのみ変更が実行された状態でコマンドが完了する可能性があります (もう一方のシステムは再接続時に更新されます)。
整合性グループ名を rc_testgrp から rctestone に変更する呼び出し例
chrcconsistgrp -name rctestone rc_testgrp
結果出力
No feedback