Storwize V3700 の TCP/IP 要件
TCP/IP アドレス要件およびサービス・アクセスを考慮して、インストールを計画します。
インストールを計画する場合、表 1 を使用して、Storwize® V3700クラスター化システムの TCP/IP アドレス要件、および他のサービスにアクセスするための Storwize V3700の要件について検討する必要があります。さらに、イーサネット・アドレス割り振りの計画と、イーサネット・ルーター、ゲートウェイ、およびファイアウォールの構成の計画も行う必要があります。
Service | トラフィックの方向 | Protocol | ポート | サービス・タイプ |
---|---|---|---|---|
E メール (SMTP) 通知とインベントリー・レポート | アウトバウンド | TCP | 25 | オプション |
SNMP イベント通知 | アウトバウンド | UDP | 162 | オプション |
Syslog イベント通知 | アウトバウンド | UDP | 514 | オプション |
ネットワーク・タイム・サーバー (NTP) | アウトバウンド | UDP | 123 | オプション |
コマンド・ライン・インターフェース (CLI) アクセス用 SSH | インバウンド | TCP | 22 | 必須 |
GUI アクセス用 HTTPS | インバウンド | TCP | 443 | 必須 |
CIMOM (HTTPS) | インバウンド | TCP | 5989 | オプション |
CIMOM SLPD | インバウンド | UDP | 427 | オプション |
リモート・ユーザー認証サービス - HTTP | アウトバウンド | TCP | 16310 | オプション |
リモート・ユーザー認証サービス - HTTPS | アウトバウンド | TCP | 16311 | オプション |
リモート・ユーザー認証サービス - Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) | アウトバウンド | TCP | 389 | オプション |
iSCSI | インバウンド | TCP | 3260 | オプション |
iSCSI iSNS | アウトバウンド | TCP | 3260 | オプション |
IP 協力関係管理の IP 通信 | インバウンド | TCP | 3260 | オプション |
IP 協力関係管理の IP 通信 | アウトバウンド | TCP | 3260 | オプション |
IP 協力関係データ・パス接続 | インバウンド | TCP | 3265 | オプション |
IP 協力関係データ・パス接続 | アウトバウンド | TCP | 3265 | オプション |
IPv4 アドレスおよび IPv6 アドレスの両方がサポートされています。Storwize V3700 は、 どちらか一方のインターネット・プロトコルでも、同時に両方のインターネット・プロトコルでも 作動します。
構成と管理のため、IP アドレスをシステムに割り振る必要があります。これは管理 IP アドレスと呼ばれます。 フォールト・トレランス機能を高めるために、ノードの 2 番目のイーサネット・ポートに対して 2 番目の IP アドレスを構成できます。これらのアドレスは固定アドレスでなければなりません。 IPv4 および IPv6 の両方が同時に作動している場合、それぞれのプロトコルのアドレスが必要です。
管理 IP アドレスに加えて、システムには 1 つ以上のサービス IP アドレスも構成されます。 サービス IP アドレスは、ノードがシステムの一部として正しく作動していない場合にサービス・アシスタントにアクセスするために使用されます。 管理 IP アドレスと同様に、保守 IP アドレスは IPv4 アドレス、IPv6 アドレス、またはその両方が可能です。 各イーサネット・ポートごとに固定 IP アドレスを選択してください。
SNMP、syslog または E メールによるイベント通知のために、Storwize V3700 を構成できます。通知を構成するためには、SNMP エージェント、syslog IP アドレス、または SMTP E メール・サーバー IP アドレスが、すべての Storwize V3700 の管理アドレスからアクセスできることを確認する必要があります。
他のデバイスを見つけるのに、Storwize V3700 はネーム・サーバーを使用しません。 デバイスの数値 IP アドレスを提供する必要があります。 デバイスを見つけるには、 そのデバイスに固定 IP アドレスがなければなりません。
Storwize V3700 ・システム内のノードはネイティブ IPv4 パケットまたは IPv6 パケットを受信できます。 それらのノードは、IPv4 パケットに IPv6 ペイロードがある、または IPv6 パケットに IPv4 ペイロードがあるトンネルのエンドポイントとしては作動できません。