repairvdiskcopy

repairvdiskcopy コマンドは、一致しないすべてのボリューム・コピーを検出し、(オプションで) 訂正するために使用します。

構文

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>>-repairvdiskcopy-- --+- -medium---+-- ------------------------>
                       +- -resync---+      
                       '- -validate-'      

>--+--------------------+--+-vdisk_name-+----------------------><
   '- -startlba -- lba -'  '-vdisk_id---'   

パラメーター

-medium
(オプション) 異なる読取り可能なデータが含まれるセクターを、指定されたボリューム上の仮想メディア・エラーに置き換えます。1 つのボリューム・コピー上だけで検出された既存の中間エラーを、別のボリューム・コピーのデータで置き換えることによって、そのエラーを修正します。このパラメーターは、-validate および -resync パラメーターと一緒には使用できません。上記構文中の 3 つのパラメーターのいずれか 1 つを指定する必要があります。
-resync
(オプション) 1 次ボリューム・コピーから、指定されたボリューム上の他のコピーに内容をコピーすることによって、異な る読取り可能なデータが含まれるセクターを修正します。1 つのボリューム上だけで検出された既存の中間エラーを、別のボリュームのデータで置き換えることによって、そのエラーを修正します。このパラメーターは、-medium および -validate パラメーターと一緒には使用できません。上記構文中の 3 つのパラメーターのいずれか 1 つを指定する必要があります。
-validate
(オプション) 指定された -startlba 値以降にある指定されたボリュームの同期化されたオンライン・コピーで検出された読取り可能なデータの最初の差異を報告します。このパラメーターは、-medium および -resync パラメーターと一緒には使用できません。上記構文中の 3 つのパラメーターのいずれか 1 つを入力する必要があります。
-startlba lba
(オプション) コマンドを開始する開始論理ブロック・アドレス (LBA) を指定します。LBA は 0x 接頭部を付けた 16 進数で指定する必要があります。
vdisk_name | vdisk_id
(必須) 修復するボリュームを指定します。このパラメーターは、コマンド・ラインの最後に指定する必要があります。

説明

repairvdiskcopy コマンドは、一致しないすべてのボリューム・コピーを検出し、オプションとして訂正します。 比較すると、1 つのボリュームのみで検出された既存のメディア・エラーは無視されます。そして、そのエラーを別のボリューム・コピーのデータで置き換えることによって、修正済みとなります。結果は Storwize® V3700 のエラー・ログに記録されます。 -validate パラメーターは、指定されたボリューム上の同期化されたオンライン・コピーを比較します。-medium パラメーターは、一致しないすべてのセクターを仮想メディア・エラーに変更します。 -resync パラメーターは一致しないセクターを他のボリューム・コピーにコピーします。高速フォーマット中のボリュームに対して、このコマンドを使用することはできません。

-validate-medium、または -resync を指定する必要があります。

重要:
  1. repairvdiskcopy コマンドを実行する前に、すべてのボリューム・コピーが同期化されるようにします。
  2. 一度に 1 つの repairvdiskcopy コマンドのみをボリュームに対して実行できます。repairvdiskcopy コマンド処理の完了を待ってから、再度このコマンドを実行してください。
  3. repairvdiskcopy コマンドを開始した後、コマンドを使用して処理を停止することはできません。
  4. repairvdiskcopy -resync コマンドの実行中に、ミラーリングされたボリュームの 1 次コピーを変更できません。

-startlba パラメーターを使用して、開始論理ブロック・アドレス (LBA) を指定します。 0 からフル・ディスク・サイズより 1 小さい値までの範囲で LBA 値を入力します。このパラメーターは、検出された最初のエラーをログに記録してから、コマンドを停止します。 このパラメーターを繰り返し使用することによって、ボリューム・コピーが一致しないすべてのインスタンスを収集できます。

repairvdiskcopy コマンドの操作が実行される間、ボリュームはオンラインのままです。このコマンドの進行中に、入出力操作および同期化操作を行うことができます。

repairvdiskcopy コマンドの処理速度は、修復しているボリュームの同期化速度によって制御されます。修復処理を中断するには、chvdisk コマンドを使用して、ボリュームの同期化速度を 0 に設定します。

呼び出し例

repairvdiskcopy -resync -startlba 0x0 vdisk8

結果出力

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