CLI でのワイルドカードの使用

Storwize® V3700のコマンド・ライン・インターフェース (CLI) でワイルドカードを使用できます。

The CLI は、特定のパラメーターの引数の中で、ワイルドカードとしてアスタリスク文字 (*) の使用をサポートします。ワイルドカードを使用する際の予期しない結果を防止するには、 考慮しておく必要のある行動上の問題がいくつかあります。 これらの行動上の問題、およびそれらの問題を回避する方法は、以下のとおりです。
  1. ノードにログオンされている間にコマンドを実行する。

    特殊文字がエスケープされていない (前に円記号が付いていない) 場合、シェルはそれらすべての特殊文字を解釈しようとします。ワイルドカードと一致するファイルが存在する場合、 ワイルドカードはファイルのリストに展開されます。 一致するファイルが存在しない場合、 ワイルドカードはそのまま Storwize V3700のコマンドにパスされます。

    ワイルドカードが展開されないようにするには、 以下のコマンドをいずれかのフォーマットで発行します。

    cleardumps -prefix '/dumps/*.txt' 単一引用符
    ('') を使用する、または

    cleardumps -prefix /dumps/¥*.txt 円記号 (¥) を使用する、
    または

    cleardumps -prefix "/dumps/*.txt" 二重引用符を使用する
    ("").

  2. セキュア・シェル (SSH) を介して (例えば、ホストから) コマンドを実行する。

    この方法はやや複雑です。その理由は、コマンド・ラインが SSH を介してクラスター化システム (システム)上のシェルに渡される前に、ホスト・シェルがコマンド・ラインを処理するためです。 これは次のことを意味します。ホスト・シェルが保護引用符をすべて取り除くため、ワイルドカードの前後に余分の保護層が必要となります。そうしないと、ワイルドカードがシステム・シェルに渡され、そのワイルドカードがシステム・シェルで展開されることになってしまいます。

    ワイルドカードが展開されないようにするには、 以下のコマンドをいずれかのフォーマットで発行します。

    cleardumps "'/dumps/*.txt'" 単一引用符
    ('') を
    二重引用符
    ("") の内部で使用する、または

    cleardumps '/dumps/¥*.txt' 円記号 (¥) を
    単一引用符
    ('') の内部で使用する、または

    cleardumps '"/dumps/*.txt"' 二重引用符
    ("") を
    単一引用符
    ('') の内部で使用する。