圧縮ボリュームのサイズ制限のモニタリング

ソフトウェアのアップグレード時に、使用済みの物理スペースが 128 TB 近いボリュームを持つシステムでは、それらのボリュームが読み取り専用にならないように特定の対策を取るようアラートが出されます。

そのサイズ制限に近くなっている圧縮ボリュームは、データの整合性を保持するために、指定のしきい値でモニタリングされます。ボリュームが推奨された新しい制限内に収まるよう縮小できる場合は、縮小するよう提案されます。推奨される制限に適合するようボリューム容量を削減できない場合には、データの非圧縮ミラーを作成 (このミラーがまだ存在しない場合) して 1 次コピーを削除するよう提案されます。

サイズの制限

圧縮ボリュームには、以下のようなサイズの制限があります。新規または既存の圧縮ボリュームが最大サイズに近づいた場合、システムはアラートを発行します。

96 TB
個々の新規圧縮ボリュームの最大仮想サイズ。このサイズを超える新規圧縮ボリュームを作成することはできません。また、既存の圧縮ボリュームのサイズを、この値を超えて大きくすることはできません。クラスター内の 1 つ以上の圧縮ボリュームがこの限度を超えた場合、ユーザーはアラートを受け取ります。データの損失や破壊のリスクを減らすために、その圧縮ボリュームからデータを除去するアクションをすぐに実行してください。
120 TB
クラスター内の既存の圧縮ボリュームの最大仮想サイズ。クラスター内の圧縮ボリュームがこの値に近づくか、この値を超えた場合、システムはアラートを発行します。
重要: その圧縮ボリュームからすべてのデータを除去してデータの損失を防止するために、即時アクションが必要です。
128 TB
圧縮ボリュームの物理的な最大サイズ。

圧縮ボリュームからデータを移動する方法について詳しくは、フラッシュ、アラート、および情報の Web サイトを参照してください。