ハードウェア・コンポーネントの識別

以下のグラフィックスでは、Storwize® V3700 システム上の コントロール・エンクロージャーおよび拡張エンクロージャーのハードウェア・コンポーネントおよびポートの位置を示します。

コントロール・エンクロージャーのコンポーネント

図 1 は、コントロール・エンクロージャーの背面図を示したものであり、電源機構装置およびノード・キャニスターの位置を示しています。

図 1. Storwize V3700コントロール・エンクロージャーの背面図
ノード・キャニスターと電源機構装置が識別されたコントロール・エンクロージャー背面を示す図
注: 図 1 および図 2 は、交流 (AC) 電源機構が装備されたエンクロージャーを示しています。一部のエンクロージャー・モデルには、交流ではなく直流 (DC) 電源機構が装備されています (型式番号は出荷伝票の確認 を参照)。DC 電源機構装置について詳しくは、直流電源機構装置を参照してください。
注: 図 1 は、ホスト・インターフェース・アダプター・オプションが取り付けられていない初期構成のノード・キャニスターを示しています。

データ・ポート

図 2 は、Storwize V3700 コントロール・エンクロージャーの背面図を示したものであり、ポートの位置を示しています。

図 2. Storwize V3700 コントロール・エンクロージャーの背面のデータ・ポート
コントロール・エンクロージャーの背面にあるデータ・ポートの図
  •  1  USB ポート。 各キャニスターには、2 つの USB ポートがあります。 1 つのポートが取り付け時に使用されます。
  •  2  イーサネット・ポート。 各キャニスターには、2 つの 1 Gbps イーサネット・ポートがあります。
    ポート 1
    システム管理用に接続する必要があります。オプションで iSCSI ホスト接続に使用することができます。
    ポート 2
    オプション。iSCSI ホスト接続あるいは代替 (冗長) 管理アドレスを提供するために使用することができます。
  •  3  シリアル接続 SCSI (SAS) ポート。 各キャニスターには、4 つの SAS ポートがあります。 オプションとして、ポート 1 から 3 はホスト・システムとの接続に使用されます。ポート 4 は、オプションとして、拡張エンクロージャーへの接続に使用されます。

コントロール・エンクロージャー、サポート・レール

左右のコントロール・エンクロージャー・サポート・レール (図 3) は、コントロール・エンクロージャーの取り付け専用に設計されています。
  • レールの内側の出っ張りは、コントロール・エンクロージャーの全長を支えます。
  • コントロール・エンクロージャー・サポート・レールの後部端は、挿入されたコントロール・エンクロージャーの上端を取り込むために湾曲しています。 これにより、ラックが揺れたり振動したりしても、取り付けられたコントロール・エンクロージャーが上下振動することはありません。
  • コントロール・エンクロージャーのサポート・レールは、前面のラック・レールから背面のラック・レールまでの計測で奥行き 685 mm から 765 mm のラックに対応できるように調整します。
図 3. Storwize V3700・システムのコントロール・エンクロージャー、サポート・レール
Storwize V3700のコントロール・エンクロージャーのサポート・レールの図

拡張エンクロージャーのコンポーネント

図 4 は、電源機構装置および拡張キャニスターの位置を示しています。
  •  1  拡張キャニスター
  •  2  電源機構装置
図 4. Storwize V3700 拡張エンクロージャーの背面図
拡張キャニスターと電源機構装置が識別された拡張エンクロージャーの背面を示す図
注: 図 4は、交流 (AC) 電源機構が装備されたエンクロージャーを示しています。一部のエンクロージャー・モデルには、代わりに直流 (DC) 電源が付いています (モデル番号については、出荷伝票の確認 を参照)。DC 電源機構装置について詳しくは、直流電源機構装置を参照してください。
図 5 は、拡張キャニスターの背面から見た LED および SAS ポートの位置を示しています。
  •  1  LED
  •  2  SAS ポート
図 5. Storwize V3700 拡張キャニスターの背面から見た SAS ポートおよび LED
拡張キャニスター背面の SAS ポートおよび LED の図

各キャニスターには 2 つの SAS ポートがあり、左側のポートには 1、右側のポート には 2 という番号が付けられています。 ポート 1 は、常に使用されています。ポート 2 は、これがチェーン内の最後のエンクロージャーではない場合にのみ使用されています。

拡張エンクロージャー、サポート・レール

左右の拡張エンクロージャー・サポート・レール (図 6) は、拡張エンクロージャーの取り付け専用に設計されています。
  • 各レールの内側の出っ張りは、拡張エンクロージャーの全長を支えます。
  • 拡張エンクロージャー・サポート・レールは、挿入された拡張エンクロージャーの左右の後部の端を取り込みます。これにより、ラックが揺れたり振動したりしても、取り付けられたコントロール・エンクロージャーが上下振動することはありません。
  • コントロール・エンクロージャーのサポート・レールは、前面のラック・レールから背面のラック・レールまでの計測で奥行き 595 mm から 755 mm のラックに対応できるように調整します。
図 6. Storwize V3700の拡張エンクロージャーのサポート・レール
Storwize V3700の拡張エンクロージャーのサポート・レールの図

各種ハードウェア

USB フラッシュ・ドライブ (図 7) は、資料に同梱されており、初期システム構成を実行するための初期化ツールが入っています。

図 7. USB フラッシュ・ドライブ
USB フラッシュ・ドライブの図