サービス・アシスタントを使用したシステム・リカバリーの実行

システムのメンバーであったすべてのノード・キャニスターがオンラインで、候補状態であるときに、サービス・アシスタントを使用してリカバリーを開始することができます。 エラー・コード 550 またはノード・エラー 578 を表示するノードがある場合は、システム内のすべてのノードを認識でき、候補状態にする前にすべての推奨アクションが完了していることを確認します。ノードを候補状態にするには、そのノード・キャニスターのシステム情報を除去します。同じシステム内の別のノード・キャニスターでリカバリー手順を実行しないでください。

始める前に

注: Web ブラウザーがポップアップ・ウィンドウを妨害していないことを確認してください。妨害していると、進行を示すウィンドウを開くことができません。

この手順を開始する前に、システムのリカバリー手順の入門情報をお読みください (システムのリカバリー手順を参照してください)。

このタスクについて

重要: このサービス・アクションは、適切に実行しないと、重大な影響が生じます。 この手順で説明されていないエラーが発生した場合、必ず停止してサポート・センターに連絡してください。

システム内のすべてのノード・キャニスターからリカバリーを実行します。他のシステムに参加しているノード・キャニスターを使用することはできません。

システムが USB 暗号化されている場合は、システム内の、暗号鍵が入っている USB フラッシュ・ドライブを挿入した任意のノード・キャニスターからリカバリーを実行します。

注: 特定の構成によっては、リカバリー手順の各ステージは、完了するのにかなりの時間がかかる場合があります。

手順

  1. ブラウザーで、いずれかのノード・キャニスターのサービス IP アドレスを指定します。

    IP アドレスが不明な場合や構成されていない場合は、初期化ツールを使用して IP アドレスを割り当てます。手順: ノード・キャニスターのサービス IP アドレスを変更するを参照してください。

  2. サービス・アシスタントにログオンします。
  3. システムのメンバーであるすべてのノード・キャニスターがオンラインであり、候補状態であることを確認します。

    エラー・コード 550 または 578 を表示するノードがある場合は、それらのシステム・データを除去し、ノードを候補状態にします。手順: ノード・キャニスターからシステム・データを削除するを参照してください。

  4. ナビゲーションから「システムのリカバリー」を選択します。
  5. オンラインの指示に従い、リカバリー手順を完了します。
    1. 最後のクォーラム時の日時を確認します。タイム・スタンプは、障害の 30 分前以内でなければなりません。 タイム・スタンプのフォーマットは YYYYMMDD hh:mm です。YYYY は年、MM は月、DD は日付、hh は時間、mm は分を示します。
      重要: タイム・スタンプが障害の発生より 30 分以上前である場合は、サポート・センターに連絡してください。
    2. 最後のバックアップ日の日時を確認します。タイム・スタンプは、障害の 24 時間前以内でなければなりません。 タイム・スタンプのフォーマットは YYYYMMDD hh:mm です。YYYY は年、MM は月、DD は日付、hh は時間、mm は分を示します。
      重要: タイム・スタンプが障害の発生より 24 時間以上前である場合は、サポート・センターに連絡してください。

      このバックアップ日付の時以降に行われた変更は復元されない可能性があります。

タスクの結果

以下のいずれかのカテゴリーのメッセージが表示される場合があります。
  • T3 の成功
    ボリュームがオンラインに戻りました。最終確認を行って、環境を再び作動可能にしてください。
  • T3 のリカバリーはエラーで終了しました
    T3 のリカバリーはエラーで終了しました: キャッシュに高速書き込みデータがあったため、ボリュームの 1 つ以上がオフラインです。ボリュームをオンラインにする場合、詳細については、CLI を使用したオフライン・ボリュームからのリカバリーを参照してください。
  • T3 の失敗
    サポート・センターに連絡してください。これ以上、アクションを試行しないでください。
システムのリカバリー実行後に検査する内容に記載された検査を実行して、環境が作動可能であることを確認します。

システム・リカバリー手順の完了後にエラー・ログにエラーが記録される場合は、修正手順を使用してこれらのエラー (特にオフライン・アレイに関連するエラー) を解決してください。

リカバリーが完了したがオフラインのボリュームが存在している場合は、コマンド・ライン・インターフェース (CLI) svctask recovervdisk コマンドを実行して、そのボリュームにアクセスします。