lsvdisklba

lsvdisklba コマンドは、ボリュームおよび指定されたストレージ・プール LBA の論理ブロック・アドレス (LBA) をリストするために使用します。

構文

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>>- lsvdisklba -- -- -mdisklba -- mdisklba -- ------------------>

>--+-----------------------+-- --+----------+-- ---------------->
   '- -delim -- delimiter -'     '- - nohdr-'      

>-- -mdisk -+- mdisk_id ---+-----------------------------------><
            '- mdisk_name -'   

パラメーター

-mdisklba mdisklba
(必須) MDisk 上の LBA を 64 ビットの 16 進数で指定します。LBA は 0x 接頭部を付けた 16 進数で指定する必要があります。
-nohdr
(オプション) デフォルトでは、見出しは、簡略形式のビューではデータの列ごとに、詳細形式のビューではデータの項目ごとに表示されます。-nohdr パラメーターは、これらの見出しの表示を抑止します。
注: 表示するデータがない場合、見出しは表示されません。
-delim delimiter
(オプション) デフォルトでは、簡略形式のビューのデータのすべての列がスペースで区切られます。 各列の幅は、データの各項目の最大可能幅に設定されています。 詳細ビューでは、データの各項目は別の行に表示され、見出しが表示される場合、データと見出しの間には、スペースが 1 つ入ります。 -delim パラメーターは、この動作を指定変更します。-delim パラメーターでは、1 バイトの文字を入力できます。コマンド・ラインに -delim : と入力すると、簡略ビューのすべてのデータ項目がコロン (:) で区切られます。例えば、列の間の空白は発生しません。 詳細ビューでは、データと見出しは指定の区切り文字で区切られます。
-mdisk mdisk_id | mdisk_name
(必須) MDisk の名前または ID を指定します。

説明

lsvdisklba コマンドは、MDisk LBA に関連付けられたボリュームの LBA を返します。

該当する場合、このコマンドは、同じエクステントにマップされた、あるいは同じグレーンにマップされた (シン・プロビジョニング・ディスクの場合) ボリュームと MDisk 両方の LBA 範囲もリストします。

vdisk_lba フィールドには、入力 LBA の仮想容量に対応する LBA が示されます。 圧縮ボリューム・コピーの場合は、このフィールドはブランクになります。また、システムは、入力 LBA に圧縮されている仮想 LBA の範囲を提供します。

表 1 は、いくつかの変数に依存するコマンド出力を示しています。
表 1. lsvdisklba コマンド出力のシナリオ
フィールド 代表的なシナリオ クォーラム・ディスク シン・プロビジョニング・メタデータ エクステント割り振りなし フォーマット設定エクステント シン・プロビジョニング・ディスクに割り振られたエクステント。シン・プロビジョニング・ディスクでは LBA は使用されません。
copy_id あり なし あり なし あり あり
vdisk_id あり なし あり なし あり あり
vdisk_name あり なし あり なし あり あり
type allocated metadata metadata unallocated formatting unallocated
vdisk_lba あり なし なし なし なし なし
vdisk_start あり なし なし なし なし なし
vdisk_end あり なし なし なし なし なし
mdisk_start あり あり あり あり あり あり
mdisk_end あり あり あり あり あり あり

呼び出し例

lsvdisklba -mdisk 1 -mdisklba 0x100123

結果出力

vdisk_id vdisk_name copy_id type      vdisk_lba  vdisk_start vdisk_end  mdisk_start        mdisk_end
0        vdisk0     0       allocated 0x00000123 0x00000000  0x000FFFFF 0x0000000000100000 0x00000000001FFFFF