CLI を使用したクラスター化システムへのコントロール・エンクロージャーの追加

コマンド・ライン・インターフェース (CLI) を使用して、除去またはリジェクトされたコントロール・エンクロージャーをシステム内に追加できます。

このタスクについて

重要: システムにコントロール・エンクロージャーを追加する前に、スイッチ・ゾーニングを構成してください。追加するコントロール・エンクロージャーは、システム内のその他のすべてのコントロール・エンクロージャーと同じゾーンになければなりません。スイッチが、スイッチ・ポートではなくワールド・ワイド・ポート名 (WWPN) によってゾーニングされている場合は、コントロール・エンクロージャーを交換できます。同じ WWPN を使用するには、この保守手順に注意深く従ってください。

手順

システムにコントロール・エンクロージャーを追加するには、以下の手順を実行します。

  1. 次の CLI コマンドを発行して、コントロール・エンクロージャーの候補をリストします。
    lscontrolenclosurecandidate

    以下の出力は、lscontrolenclosurecandidate コマンドを実行したときの表示例です。

    serial_number product_MTM
    G00F7GY       2076-124
  2. 次の CLI コマンドを発行して、コントロール・エンクロージャーを追加します。

    addcontrolenclosure -iogrp 1 -sernum G00F7GY

    0 は、コントロール・エンクロージャーを追加する入出力グループです。値 2361443 は、コントロール・エンクロージャーのシリアル番号です。

    注: サービス状態では、元のコントロール・エンクロージャー名を使用して、コントロール・エンクロージャーをシステムに戻します。入出力グループ内のパートナーのコントロール・エンクロージャーが削除されていない場合、-name 値が指定されないと、入出力グループ名はデフォルトになります。

    次の例のような出力が表示されます。

    Enclosure containing Node, id [x], successfully added
    重要: 複数の候補コントロール・エンクロージャーが存在する場合は、削除される前に属していたのと同じ入出力グループに追加します。そうでないと、データ破壊が発生する可能性があります。 その入出力グループに属しているコントロール・エンクロージャーが明確でない場合は、先へ進む前に、このシステムにアクセスするすべてのホスト・システムをシャットダウンしてください。 すべてのコントロール・エンクロージャーをシステムに追加した後、各システムをリブートします。
  3. 次の CLI コマンドを発行して、ノードが正常に追加されたことを確認します。
    svcinfo lsnodecanister

    以下の出力は、lsnodecanister コマンドを実行したときの表示例です。

タスクの結果

id name   UPS_serial_number WWNN             status  IO_group_id IO_group_name config_node UPS_unique_id    hardware
1  node1  1000877059        5005076801000EAA online  0           io_grp0       yes         20400002071C0149 8G4
2  node2  1000871053        500507680100275D online  0           io_grp0       no          2040000207040143 8G4

これで、すべてのコントロール・エンクロージャーがオンラインになりました。