バージョン 3.1
このファイルには、資料またはオンライン・ヘルプの発行後に入手可能となった情報が入っています。また、このファイルには、重要な支援情報も含まれています。
1.0 構文チェック
2.0 ホスト・セッション関連の問題
3.0 サーバー・エレメント・スピリット・オプション
1.0 構文チェック
- 一部の従属情報は、キャッシュ SCLM プロジェクト情報の一部として保管されます。 キャッシュ・プロジェクト情報がリフレッシュされた場合、チェックアウトされるメンバーの依存関係もリフレッシュする必要があります。
- SCLM Developer Toolkit は、チェックアウトされ、キャッシュされたファイルを、SCLMConfigProject と呼ぶ Eclipse プロジェクトに保存します。チェックアウトされないメンバーの現行の内容を反映しているようには見えないコンパイル・エラーが生じた場合は、Syntax Check コンテキスト・メニュー項目を使用してダウンロード・キャッシュをクリアし、 構文チェックの対象であるメンバーの依存関係をリフレッシュしてください。 これを行っても問題が解決しない場合は、廃されたファイルが SCLMConfigProject プロジェクト内に存在するかもしれません。チェックアウトしたファイルすべてをチェックインしてそのプロジェクトを削除するか、またはチェックアウトされていないことが分かっているすべてのファイルを手動で削除してください。
2.0 ホスト・セッション関連の問題
- RSE ユーザー: (Rational Developer for System z のみ) ホストとのコミュニケーションが停止している場合、または予期しないファイルが使用中とのメッセージが表示された場合、SCLM Developer Toolkit ユーザーに代わって実 行中のホスト・プロセスのいくつかを手動で停止することが必要になる場合があります。これを行うには、以下のようにします。
- もし可能であれば、まずパッケージ・エクスプローラー・ビューのプロジェクト・ノードまたは SCLM ビューのロケーション・ノードから入手できる 「ホスト削除セッション (Remove Host session)」オプションを使用します。
- これでも問題が解決しない場合は、RSE から完全に切断します。
- RSE に再接続した後で問題が再発する場合は、SCLM 設定ページを使用して、「ISPF セッションの再使用 (Reuse ISPF session」)」を選択解除します。
- これでも問題が修正できない場合は、z/OS ホストのプロセスを手動でキャンセルしなければなりません。これは、システム・モニター・プログラム (例えば、SDSF の PS 表示) を介して行うことができます。
- ホスト・プロセスをキャンセルできるようになるためには (Rational Developer for System z のみ)、SCLM Developer Toolkit ユーザーは、UNIX プロセスをキャンセルするための「kill」コマンドを使用する権限を持っていなければなりません。「kill」コマンドが失敗した場合は、SDSF を使用して CANCEL コマンドを発行してみてください。
3.0 サーバー・エレメント・スピリット・オプション
サーバー・サイドのメモリー消費を抑える、新しい機能が使用可能になりました。
その機能とは、「スピリット」エレメントの概念です。
スピリット・エレメントは、ホストが追跡しないようにサーバー・キャッシュから削除されたエレメントで、クライアント上には存続します。
クライアント上のエレメントには「スピリット済み」のマークが付けられるため、エレメントでコマンドを呼び出す必要がある場合、スピリット済みエレメントは
サーバー上で再作成されます。
この機能は、Rational Developer for System z の rsed.envvars 構成ファイルで行われたカスタマイズを持つ RSE 上の SCLMDT で使用可能です。
Rational Developer for System z は最新のサービス・レベルにあることが必要です。
最新のサービス・レベルでは、この機能をアクティブまたは非アクティブにするために必要なパラメーターの事前定義も行われます。
この機能は、rsed.envvars で次のパラメーターによって設定されます。
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -DDSTORE_SPIRIT_ON=true"
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -DSPIRIT_EXPIRY_TIME=6"
-DDSTORE_SPIRIT_ON が true の場合、この機能は、この機能をサポートするリソースによって使用されます。
false の場合、この機能は使用されず、その他のオプションには効力がありません。
-DSPIRIT_EXPIRY_TIME パラメーターは、エレメントがスピリットのためにキューに入れられてから実際にスピリットが行われるまでに、サーバーが待機する
時間 (秒) を示す数値です。
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