本書は、IBM Rational Developer for System z バージョン 7.1.1 (プログラム番号 5724-T07)、および、新しい版で明記されていない限り、これ以降のすべてのリリースおよびモディフィケーションに適用されます。
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第2版第1刷 2007.12
Developer for System z を使用する AIX(R) でサポートされる機能は、次のとおりです。
現在のところ、AIX 用の z/OS(R) プロジェクトはありません。
AIX RSE は RSE の 1 つのバージョンであり、Developer for System z を介して AIX 上のファイル・システムおよびコマンド・シェルにアクセスできます。
AIX RSE のインストールは非常に簡単で、Install Shield を使用します。
AIX RSE をインストールするステップは 4 つあります。
このファイルは Windows(R) システムから AIX システムに FTP でファイル転送するか (FTP モードをバイナリーに設定してください)、または CD からコピーすることができます。ディレクトリー /cdrom が既に存在する場合は、次の mount コマンドを使用して CD にアクセスできます。
AIX RSE サーバーのインストールが完了した後は、root ユーザーのみ RSE を使用してシステムにログインできます。他のユーザーが RSE を介して AIX システムにアクセスできるようにするには、AIX システム管理者が chmod コマンドを使用してこのようなユーザーにも許可を与える必要があります。 RSE インストールへのディレクトリー・パス、および RSE ディレクトリー内のファイルに対する読み取りおよび実行の許可が必要です。
AIX RSE サーバーがデフォルト・ディレクトリー /opt/IBM/RDz710 にインストールされた唯一の製品であるとします。次のコマンドを実行すると、所有ユーザー、root、および root のグループ内のすべてのユーザーは AIX RSE サーバーに接続できるようになります。
chmod -R ug+xr /opt/IBM
chmod -R ugo+xr /opt/IBM を使用して、システム上のすべてのユーザーに RSE を使用する許可を与えます。
デフォルトのインストール・ディレクトリー /opt/IBM/RDz710 内で、次のいずれかのコマンドを使用して RSE サーバーを起動します。
RSE サーバーが正常に起動するとき、下記の例のように表示されます。
# perl ./daemon.linux 4037 Use of uninitialized value in concatenation (.) or string at ./daemon.linux line 42. Daemon running on: RDzAIXServer.rtp.raleigh.ibm.com, port: 4037
SSL は、Developer for System z と AIX システムとの間の通信を保護するために使用できます。これは、Java(TM) キー・ストア・ファイルを作成し、この JKS ファイルを指すように RSE ssl.properties ファイルを設定することによって行います。 RSE サーバーが起動すると、プロパティー・ファイルが読み取られ、Developer for System z との接続が SSL によって保護されます。
RSE で SSL を使用可能にするために ssl.properties ファイルが使用されるようになってからは、インストールでシステム管理者が通信を保護する、または保護しないように設定できるようになりました。同じ RSE ディレクトリーから保護する場合と保護しない場合を両方設定することはできません。保護するポートと保護しないポートが必要な場合、インストール・ディレクトリーを新しいディレクトリーにコピーする必要があります。
cp -r /opt/IBM/RDz710 /opt/IBM/RDz710SSL
これにより、すべてのファイルがデフォルトのインストール・ディレクトリーから新しいディレクトリーにコピーされます。新しいディレクトリー内の ssl.properties ファイルを Java キー・ストア・ファイルを参照するように変更します。これで、RSE サーバーを別のポート 4039 で起動し、通信を SSL で保護することができます。
perl ./daemon.linux 4039
/opt/IBM/RDz710SSL ディレクトリーに作成された RDZRSE.jks という名前の Java キー・ストア・ファイルと、パスワード RDzisGreat を使用して、ssl.properties ファイルを編集し、次のスタンザを変更します。
# daemon_keystore_file=/opt/IBM/rse710SSL/RDZRSE.jks daemon_keystore_password=RDzisGreat #
SSL 認証を使用可能にするには、ssl.properties ファイルにある enable_ssl と disable_server_ssl の 2 つのスタンザを次のように変更します。
enable_ssl=true disable_server_ssl=false
SSL を使用する RSE サーバーが正常に起動するとき、下記の例のように表示されます。
# perl ./daemon.linux 4039
Use of uninitialized value in concatenation (.) or string at ./daemon.linux line 42.
SSL Settings
[daemon keystore: /opt/IBM/RDz710SSL/aixrse.jks] [daemon keystore pw: RDzisGreat] [server keystore: /opt/IBM/RDz710SSL/aixrse.jks] [server keystore pw: RDzisGreat] Daemon running on: RDzAIXServer.rtp.raleigh.ibm.com, port: 4039
AIX システムをブートするたびに RSE デーモンを起動するには、/etc/inittab ファイルを更新する必要があります。 chitab、mkitab、および rmitab の各コマンドを使用して /etc/inittab ファイルを更新します。
#!/bin/ksh cd /opt/IBM/RDz710 perl /opt/IBM/RDz710/daemon.linux 4037 2> /tmp/RDzRSE4037.log &
このファイルが非 SSL サーバーを起動します。
chmod u+wrx /opt/IBM/RDz710/RDzRSE4037.sh
#!/bin/ksh cd /opt/IBM/RDz710SSL perl /opt/IBM/RDz710SSL/daemon.linux 4039 2> /tmp/RDzRSESSL4039.log &
このファイルが、ポート 4039 上の SSL で保護された接続を処理するためにサーバーを起動します。
chmod u+wrx /opt/IBM/RDz710SSL/RDzRSESSL4039.sh
ブート時に 2 つのサーバーを起動するには、ファイル /etc/inittab を更新します。 AIX セッションから、次の 2 つの mkitab コマンドを実行します。
mkitab "RDzRSE710:2:once:/opt/IBM/RDz710/RDzRSE4037.sh" mkitab "RDzRSE710SSL:2:once:/opt/IBM/RDz710SSL/RDzRSESSL4039.sh"
mkitab コマンドが作動したかどうかを確認するには、"lsitab -a" を入力します。これにより、直前の 2 つの mkitab コマンドの結果が含まれた、/etc/inittab ファイルのリストが表示されます。
/etc/inittab から行を除去するには、rmitab Name コマンドを使用します。 rmitab RDzRSE710 を使用すると、最初の mkitab コマンドからエントリーが除去されます。
irmtdbgc -qhost=RDzSystem -quiport=8000 yourApp
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