この表では、フィックスパック・バージョン 6.1.0.3 での機能強化およびフィックスを示します。 |
機能強化 |
1 | 86210 | | BAPI 呼び出しの非同期 Inbound 処理のサポート。 |
症状: アダプターは、直前のリリースまで Inbound の同期処理をサポートしていました。アダプターは、イベントの非同期処理をサポートするようになりました。 |
解決: このフィックスパックにより、アダプターは、Inbound 処理で tRFC および qRFC 非同期プロトコルをサポートするようになりました。これらのプロトコルを使用する場合、クライアント SAP アプリケーションはアダプターからの応答を待機しません。この機能について詳しくは、アダプターの資料を確認してください。 |
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2 | 95726 | | BAPI 呼び出しの非同期 Outbound 処理のサポート。 |
症状: アダプターは、直前のリリースまで Outbound の同期処理をサポートしていました。アダプターは、イベントの非同期処理をサポートするようになりました。 |
解決: このフィックスパックにより、アダプターは、Outbound 処理で tRFC および qRFC 非同期プロトコルをサポートするようになりました。これらのプロトコルを使用すると、アダプターは SAP サーバーからの応答を待機しません。この機能について詳しくは、アダプターの資料を確認してください。 |
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フィックス |
1 | 96046 | JR28793 | ユーザー名とパスワードが基本プロパティーであるにもかかわらず、拡張構成セクションに保管される。 |
症状: SAP アダプター 6.1 では、WebSphere Message Broker で使用すると、ユーザー名とパスワードは必須プロパティーであるにもかかわらず、アダプター・プロパティーの拡張構成セクションに保管されます。 |
解決: これらは必須プロパティーであるため、基本プロパティー・セクションに移動されています。 |
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2 | 96221 | JR29142 | SAP アダプター・バージョン 6.1.0 がアプリケーション例外を組み込まない。 |
症状: SAP アダプター・バージョン 6.1.0 は、BAPI Outbound 呼び出しが失敗してもアプリケーション例外を FaultException に組み込みません。 |
解決: この問題に対応するようアダプターが修正されました。アダプターは、BAPI Outbound 呼び出しが失敗すると、アプリケーション例外を FaultException に組み込むようになりました。 |
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3 | 96094 | JR28825 | Ale Inbound が NullPointerException で失敗する。 |
症状: WPS フィックス (6.0.2.1 の APAR JR26701) の適用後に、ALE Inbound イベントが NullPointerException で失敗していました。 |
解決: この問題に対応するようアダプターが修正されました。 |
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4 | 96095 | JR28827 | Outbound イベントの失敗後に SAP への後続の呼び出しが失敗する。 |
症状: 一部のシナリオで、SAP アダプターからの Outbound BAPI 呼び出しが失敗すると、下部のテーブルがロックされ、後続のすべての BAPI 呼び出しが失敗していました。 |
解決: この問題に対応するようアダプターが修正されました。SAP への Outbound 呼び出しが失敗すると、アダプターは BAPI_TRANSACTION_ROLLBACK を呼び出すようになり、下部のリソースが SAP 内で解放されるようになりました。 |
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この表では、フィックスパック・バージョン 6.1.0.2 での機能強化およびフィックスを示します。 |
機能強化 |
1 | 95574 | |
ALE パススルー・インターフェースでの汎用 IDoc 型のサポート |
症状: アダプターが処理する予定の IDoc ごとに個別の IDoc 定義が必要です。
ALE パススルー・インターフェースを使用して各種の IDoc 型を処理する場合は、これが煩雑になる場合があります。 |
解決: ALE パススルー・インターフェースは、汎用 IDoc 定義をサポートします。
この定義をアダプターで使用すると、どの IDoc 型も処理することが可能です。
IDoc 型を指定するには、オブジェクト定義内の IDoc 型のフィールドを使用します。 |
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2 | 95236 | |
QISS インターフェースでのカスタム SAP 関数モジュールのサポート |
症状: QISS インターフェースは、SAP の RFC_READ_TABLE 関数モジュールを使用してデータを取得します。
SAP システムによっては、RFC_READ_TABLE が失敗し、SAP ショート・ダンプが発生する場合があります。
その結果、アダプターは、「プログラム SAPLSDTX の ASSIGN ステートメントのエラー
(Error in ASSIGN statement in the program SAPLSDTX)」例外をスローします。 |
解決: この問題を解決するために、SAP OSS 文書 #758278 では、
RFC_READ_TABLE の代わりに、カスタム関数モジュールを作成して使用することを推奨しています。
このカスタム関数モジュールを SAP システム上で作成すると、
外部サービス・ウィザードの実行中にカスタム関数モジュール名を入力できます。
アダプターは、このカスタム関数モジュールを実行時に使用します。 |
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3 | 95594 | |
ALE パススルー・インターフェースでのインバウンド分割 IDoc パケットのサポート |
症状: ALE パススルー・インバウンド・インターフェースが、分割 IDoc パケットをサポートしません。 |
解決: インバウンド・パケット内の各 IDoc を、個々のビジネス・オブジェクトとして送信するオプションを用意しています。 |
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4 | 95622 | |
ALE インバウンド操作におけるトランザクション ID (イベント ID) の伝搬 |
症状: トランザクション ID (イベント ID) がビジネス・オブジェクトに設定されません。 |
解決: トランザクション ID (イベント ID) がビジネス・オブジェクトに設定されます。 |
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