IBM WebSphere Adapter for SAP Software バージョン 6.1.0.1 の情報

この資料は、以下のセクションで構成されています。
機能強化およびフィックス
新規のコネクター・プロパティーおよび変更されたコネクター・プロパティー
アップグレード情報

この表では、フィックスパック・バージョン 6.1.0.1 での機能強化およびフィックスを示します。
機能強化
#CRAPARタイトル詳細
このフィックスパックには、機能強化はありません。
フィックス
#CRAPARタイトル詳細
186215部分的構文解析なしの IDOC ストリームへのサポート
症状: ALE Inbound インターフェースが、未解析ストリームとしての IDOC の処理をサポートしません。
解決: ALE Inbound インターフェースが、未解析ストリームとしての着信 IDOC の処理をサポートします。Enterprise Metadata Discovery (EMD) ウィザードも、このサポートを提供するために必要な成果物を生成するように変更されました。
289221セキュア・ネットワーク接続 (SNC) のサポート
症状: アダプターがセキュア・ネットワーク接続をサポートしません。
解決: このサポートが追加されました。
390957失敗したイベントに対する構成可能な再試行
症状: アダプターが、失敗したイベントの再配信を際限なく続行します。
解決: 新規プロパティー FailedEventRetryLimit が ActivationSpec に追加されました。FailedEventRetryLimit を使用すると、イベントの配信を「失敗」とマーク付けするまでにアダプターが再試行する回数を設定できます。これは、正常な再試行による失敗にのみ適用されます。データ・バインディング・エラーおよび関数セレクター・エラーは除外されます。アダプターまたはサーバーをシャットダウンして再始動すると、アダプターは初期状態から開始して、イベントの配信を指定回数だけ試行します。アダプターをシャットダウンする前の再試行回数はカウントしません。


この表では、新規のコネクター・プロパティーおよび変更されたコネクター・プロパティーを示します。
#バージョン追加または変更プロパティーロケーション
1 6.1.0.1 追加 SncMode - セキュア・ネットワーク接続 (SNC) モード、0 (オフ) または 1 (オン) SAPManagedConnectionFactory/SAPActivationSpecWithXID
2 6.1.0.1 追加 SncMyname - セキュア・ネットワーク接続 (SNC) の名前 SAPManagedConnectionFactory/SAPActivationSpecWithXID
3 6.1.0.1 追加 SncPartnername - セキュア・ネットワーク接続 (SNC) のパートナー。例: p:CN=R3、O=ABC-TES、C=EN SAPManagedConnectionFactory/SAPActivationSpecWithXID
4 6.1.0.1 追加 SncQop - セキュア・ネットワーク接続 (SNC) のセキュリティー・レベル。有効な値は 1 から 9 SAPManagedConnectionFactory/SAPActivationSpecWithXID
5 6.1.0.1 追加 SncLib - SNC サービスを提供するライブラリーへのパス SAPManagedConnectionFactory/SAPActivationSpecWithXID
6 6.1.0.1 追加 FailedEventRetryLimit SAPActivationSpec


フィックスパック・バージョン 6.1.0.1 にアップグレードするには、次の手順を実行します。
1. 最初に、ダウンロード・リンクの「インストールの説明 (Installation Instructions)」セクションを確認します。
2. EMD 用のフィックスパックを使用する必要がある場合は、WebSphere Integration Developer でコネクター・プロジェクトを削除し、新規 RAR ファイルをインポートして、エンタープライズ情報システム (EIS) 固有の依存関係ファイルを適用します。
   a. SCA モジュール用の Java ビルド・パスを開き、「プロジェクト」タブで選択されたコネクター・プロジェクトを削除します。
   b. 依存関係エディターを開き、コネクター・プロジェクトを削除します。
   c. ワークスペースからコネクター・プロジェクトを削除します。
   d. 新規 RAR ファイルをインポートします。必要に応じて、EIS 固有のアプリケーション固有情報から任意の依存関係ファイルを追加します。
   e. SCA モジュール用の Java ビルド・パスを開き、「プロジェクト」タブで選択されたコネクター・プロジェクトを選択します。
   e. 依存関係エディターを開き、コネクター・プロジェクトがまだ存在していない場合は追加し、「モジュールによるデプロイ (Deploy with Module)」を選択します。
3. WebSphere Process Server で配置済みアプリケーションを更新する必要がある場合は、以下の手順を実行します。
   a. WebSphere Process Server 管理コンソールで対応するアプリケーションの「更新」を選択します。
   b. RAR ファイル CWYAP_SAPAdapter.rar の名前として相対パスを指定し、「単一モジュール」を選択します。
   c. ローカル・ファイル・システムで「参照」をクリックして、変更があった更新済み RAR ファイルを選択します。
   d. 残りのステップでデフォルト値を選択して、「完了」をクリックします。これにより、例えば既存の構成は変更されず、JAR ファイルのみが更新されるようにすることができます。


2007 年 12 月 14 日 6:00 PM
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