本書は、互換性、インストール、マイグレーション、アップグレード、および構成の問題に対処するための資料です。
IBM® WebSphere® Integration Developer は、サービス指向アーキテクチャー (SOA)におけるエンドツーエンド統合のために「1 つのツールで 1 セットのスキルを提供する」ソリューションです。 Eclipse テクノロジーを採用した WebSphere Integration Developer 6.1 を使用すると、WebSphere Process Server、WebSphere ESB、および WebSphere Adapters で SOA に基づいたビジネス・プロセス・マネージメント (BPM) および統合ソリューションをビルドすることができます。このツールは、SOA の導入を促進する豊富なフィーチャーを備えており、それにより既存の IT 資産をサービス・コンポーネントとして提供して再利用および効率を向上させることで、統合を単純化しています。プロセス、メディエーション、アダプター、またはコード・コンポーネントのいずれであっても、複雑なビジネス・ソリューションを簡単に組み立てられる役立つツールです。WebSphere Integration Developer では、ドラッグ・アンド・ドロップのテクノロジーを用いてプロセスおよび統合ソリューションを組み立て、ご利用のビジネス・プロセスの順序およびフローを視覚的な方法で定義します。
WebSphere Integration Developer 6.1 の発表内容は以下で入手できます。
http://www-01.ibm.com/cgi-bin/common/ssi/ssialias?infotype=an&subtype=ca&htmlfid=897/ENUS207-230
以前のバージョンの WebSphere Integration Developer はバージョン 6.1 にアップグレードできません。 例えば、WebSphere Integration Developer 6.0.2 を WebSphere Integration Developer 6.1 にアップグレードすることはできません。異なるバージョンの WebSphere Integration Developer の共存がご利用のワークステーションで可能ですが、それらを同じディレクトリーにインストールしてはなりません。
WebSphere Integration Developer 6.1 は Microsoft® Windows® 2000 をサポートしません。
WebSphere Integration Developer 6.1 のシステム要件は、 WebSphere Integration Developer detailed system requirements に説明があります。
IBM サポート・アシスタントを使用してその他のインストール情報を利用できます。WebSphere Integration Developer インフォメーション・センターから「トラブルシューティングおよびサポート」>「知識ベースの検索」をクリックしてください。
IBM サポート・アシスタントを使用してその他のマイグレーション情報を利用できます。WebSphere Integration Developer インフォメーション・センターから「トラブルシューティングおよびサポート」>「知識ベースの検索」をクリックしてください。
既知の問題は、WebSphere Integration Developer 製品サポートにあるサポート知識ベースの技術情報で個別に文書化されています。 制限および問題が発見および解決されると、IBM サポート・チームが知識ベースを更新します。 知識ベースを検索すると、問題に対する次善策または解決策を迅速に見つけることができます。
次のリンクは、実際のサポート知識ベースのカスタマイズされた照会を起動します (WebSphere Integration Developer の既知の問題をすべて表示)。
独自の照会を作成するには、IBM ソフトウェア・サポート Web サイトの「アドバンス検索」ページにアクセスしてください。
インストール
公開時にインストールに関する既知の問題はありませんでした。
マイグレーション
公開時にマイグレーションに関する次の問題が既知でした。
WebSphere Integration Developer 6.1 で導入されたのは、新しいエディターと、メディエーション・モジュールで使用される XML マップの新しいファイル形式です。 以前のリリースでは、XML マップの拡張子は *.xmx でした。 WebSphere Integration Developer 6.1 では拡張子が新しく *.map になっています。 6.0.x リリースの WebSphere Integration Developer で作成された XML マップは 6.1 に持ち込むことができ、WebSphere Integration Developer 6.1 で実行されます。ただし、このようなマップを変更する必要がある場合は (古いマップが依存する他の成果物をリファクタリングした結果、必要が生じたときに加える変更を含む)、最初にマイグレーション・ツールを使用して XML マップを *.map 形式にマイグレーションしなければなりません。 WebSphere Integration Developer のヘルプ文書に、6.0.x の XML マップを 6.1 形式にマイグレーションする方法の説明があります。
アップグレード
公開時にアップグレードに関する次の問題が既知でした。
WebSphere Integration Developer 6.0.2 および 6.1 のプロジェクトは WebSphere Integration Developer 6.0.1 で使用できません。WebSphere Integration Developer 6.0.2 または 6.1 にアップグレードした場合は、プロジェクトを WebSphere Integration Developer 6.0.1.x に戻せません。 サポートも利用不可になる場合として、6.0.2 または 6.1 を使用してコードをリポジトリーで確認したとき、またはプロジェクトをエクスポートしてそのプロジェクトを WebSphere Integration Developer 6.0.1 ユーザーと共用したときがあります。
構成
公開時に構成に関する次の問題が既知でした。
WebSphere Integration Developer 6.1 および WebSphere Process Server 6.1 の更新、 制限、および既知の問題と次善策は、IBM ソフトウェア・サポート Web サイトにある他の技術文書または技術情報でも文書化されています。