IBM WebSphere Integration Developer

インストール・ガイド

バージョン 6.0.2
お願い

本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、『特記事項』に記載されている情報をお読みください。

IBM 発行のマニュアルに関する情報のページ

http://www.ibm.com/jp/manuals/

こちらから、日本語版および英語版のオンライン・ライブラリーをご利用いただけます。 また、マニュアルに関するご意見やご感想を、上記ページよりお送りください。今後の参考にさせていただきます。

(URL は、変更になる場合があります)

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原 典:

WebSphere(R) Integration Developer

Installation Guide

Version 6.0.2

発 行:
日本アイ・ビー・エム株式会社

担 当:
ナショナル・ランゲージ・サポート

第1刷 2006.12

(C)Copyright International Business Machines Corporation 2006. All rights reserved.

(C)Copyright IBM Japan 2006

目次

WebSphere Integration Developer のインストール要件

WebSphere(R) Integration Developer をインストールする前に、 ハードウェアおよびソフトウェアの要件をすべて検討してください。

製品インストールを計画し、共存する製品の互換性を評価します。 IBM Rational Software Development Platform とシェル共用に記載された情報は、WebSphere Integration Developer およびその他の IBM(R) Rational(R) Software Development Platform (RSDP) 製品のインストール、更新、トラブルシューティング、アンインストール、および再インストールに関するガイドを提供することで、 互換性問題の低減に役立ちます。

ハードウェア要件

WebSphere Integration Developer をインストールするためには、 事前に以下のハードウェアをインストールしておく必要があります。

ソフトウェア要件

オペレーティング・システム

WebSphere Integration Developer をインストールするためには、 事前に以下のソフトウェアをインストールしておく必要があります。

その他のソフトウェア要件

IBM Rational Software Development Platform とシェル共用

IBM Rational Software Development Platform は、 実績があり、オープンで、すべての機能を備えたモジュール方式のソリューションです。 チームによるソフトウェアおよびソフトウェア・ベースのシステムの作成、統合、拡張、およびデプロイを支援します。

IBM Rational Software Development Platform (RSDP) は、 以下をはじめとするいくつかの製品によって共用される共通開発環境です。

これらの製品のいずれかをインストールすると、Rational Software Development Platform が製品の一部として 自動的にインストールされます。 2 つ以上の Rational Software Development Platform 製品をインストールする場合、開発プラットフォームは一度しかインストールされません。 これらの製品はすべて、ワークベンチと呼ばれる 同じユーザー・インターフェースを持ち、それぞれの製品はプラグイン を提供することで ワークベンチに機能を追加します。 プラグイン は、既存のプログラムまたはアプリケーションに機能を追加するソフトウェア・モジュールです。

重要:
WebSphere Integration Developer 6.0.2 は、 Rational Software Development Platform 6.0.1.x (例えば、Rational Application Developer 6.0.1.1) をベースにした製品とのみ互換性があります。 WebSphere Integration Developer 6.0.2 のインストール中に異なるバージョンの Rational Application Developer が検出された場合は、 Rational Application Developer を 6.0.1.x (http://www.ibm.com/support で入手可能) にアップグレードするか、Rational Application Developer をアンインストールして、WebSphere Integration Developer 6.0.2 を正常にインストールできるようにする必要があります。

いずれかの IBM Rational Software Development Platform 製品をインストールする前に、ご使用の製品のインストール済み環境を 調査および計画してください。 最初に、インストールする必要のある製品が単一か複数かを見積もります。 例えば、WebSphere Integration Developer がすべてのニーズを満たす場合もあります。 この製品は、Web、Web サービス、Java(TM) 2 Enterprise Edition (J2EE) などと同様に、ビジネス・インテグレーション機能を、その カスタマイズ可能ワークベンチ (「WebSphere Integration Developer ワークスペース」>「ウィンドウ」>「設定」>「ワークベンチ」>「機能」) を通じて提供します。

プロジェクトにポータルおよび Service Component Architecture (SCA) 開発の両方が含まれている場合など、複数の製品のインストールが必要になることが あります。 Portal Toolkit は Rational Application Developer とともに実行されるため、WebSphere Integration Developer、Rational Application Developer、および Portal Toolkit を並列で実行することが必要になります。 十分なリソースを持つワークステーションの数が限られている場合は、2 つの開発環境を 1 つのワークステーション上で共存させることを考慮してください。

マイグレーションおよび共存

下の図表は、同一マシン上に Rational Software Development Platform に 共通の複数の製品をインストールしようとした場合にどうなるかを示したものです 垂直軸がすでにインストール済みの 製品を示し、水平軸がインストールしようとしている製品を示しています。

インストールを試行 WebSphere Integration Developer Rational Software Modeler Rational Web Developer Rational Application Developer Rational Software Architect Rational Functional Tester Rational Performance Tester
WebSphere Integration Developer N/A 共用 共用 共用 共用 共用 共用
Rational Software Modeler 共用1 ブロック2 N/A 共用 共用 アップグレード 共用 共用
Rational Web Developer 共用1 ブロック2 共用 N/A アップグレード アップグレード 共用 共用
Rational Application Developer 共用1 ブロック2 共用 ブロック N/A アップグレード 共用 共用
Rational Software Architect 共用1 ブロック2 ブロック ブロック ブロック N/A 共用 共用
Rational Functional Tester 共用1 ブロック2 共用 共用 共用 共用 N/A 共用
Rational Performance Tester 共用1 ブロック2 共用 共用 共用 共用 共用 N/A
注:
  1. Rational 製品のバージョン 6.0.1.1 がインストールされている場合。
  2. バージョン 6.0.1.x より新しい Rational 製品がインストールされている場合。

定義:

シェル共用環境

Rational ソフトウェア製品と WebSphere Integration Developer が 1 つのシステムにインストールされている場合、これらは 1 つの共通フレームワークを共用します。 この方法は、シェル共用 として知られています。 インストールする最初の製品は、共通フレームワークもインストールします。 追加の製品をインストールするとき、既存のフレームワークが使用され、製品特定のプラグインのみがインストールされます。 シェル共用は強制的に使用され、非活動化することはできません。

共通フレームワークは、スペースと、インストールにかかる時間を節約します。 インストール済み製品に関連するワークベンチは互いに統合されているため、サポートされているすべての機能を単一セッションで表示し、アクセスすることが できます。

シェル共用では、インストールするすべての製品が RSDP の互換レベルに基づいていることが必要です。 インストールしている製品が互換レベルに基づいていない場合は、インストールで、既存の Rational インストール済み環境でその製品が機能できない ことが報告され、既存のインストール済み環境を更新する必要があることが指示されます。

WebSphere Integration Developer 6.0.2 のインストール要件

すでに Rational Application Developer を インストール済みの場合は、WebSphere Integration Developer 6.0.2 と互換性を持たせるために V6.0.1.x があることを確認してください。 Rational Application Developer の以前の、または以後のバージョンがある場合は、WebSphere Integration Developer 6.0.2 を インストールする前に、IBM Rational Product Updater とのこの非互換を訂正してください。

シェル共用環境でのアンインストールおよび再インストール

シェル共用環境では、Rational Product Updater での制限のために、製品のうち 1 つだけをアンインストールおよび再インストールする ことはできません。

以下の説明には、製品の再インストール後に環境を不安定にする成果物を除去するために、製品ディレクトリーを手動で削除する手順が含まれています。 この説明は、WebSphere Integration Developer がインストールされている唯一の製品であっても、インストール済みの多くの Rational Software Development Platform 製品のうちの 1 つであっても、読む必要があります。

Rational Software Development Platform 製品をアンインストールするには、以下の手順に従ってください。

  1. すべてのシェル共用製品をアンインストールします。
  2. WebSphere Integration Developer、WebSphere Process Server Integrated Test Environment、および Rational Application Developer などの、シェル共用製品のすべての製品ディレクトリーを削除します。 個別のディレクトリーまたは 1 つの場所のどちらに製品をインストールした場合でも、このステップは実行する必要があります。
  3. WebSphere Process Server Integrated Test Environment が正しくアンインストールできない場合は、以下を行います。
    1. テキスト・エディターを使用して C:¥Documents and Settings¥username¥.WASRegistry および C:¥Documents and Settings¥username¥.WBIRegistry を開きます。
    2. 旧パスをすべて削除します。
    3. テキスト・エディターで C:¥Windows¥vpd.properties ファイルを開きます。
    4. 旧パス名を含むすべての行を削除します。 これらの行は一般に、WSBAA および WSEAA で始まります。

      このステップを実行しないと、WebSphere Process Server Integrated Test Environment は、WebSphere Integration Developer の 再インストール時に正しくインストールされない場合があります。

  4. 製品を再インストールします。

製品がアップグレードされると、 その製品は除去されて、より高い機能を持つ製品に置換されます。 新たにアップグレードされた製品がその後アンインストールされると、製品全体がシステムから除去されます。 例えば、Rational Application Developer をインストールし、次に Rational Software Architect にアップグレードし、その後で Rational Software Architect をアンインストールするように選択すると、共通のユーザー・インターフェースを含め、すべてのプラグインが アンインストールされます。 Rational Application Developer には戻りません。 Rational Application Developer を置換するには、再インストールが必要になります。

共用シナリオで 2 つ以上の製品が インストールされている場合は、最後の製品がアンインストールされるまでは ユーザー・インターフェースはその位置に残されます。 例えば、Rational Application Developer と Rational Performance Tester がインストールされていて、Rational Application Developer をアンインストールすると、Rational Performance Tester (および ユーザー・インターフェース) はまだシステム上に残されています。

注:
ユーザー・インターフェースは、最初にインストールされた Rational Software Development Platform ベースの製品のインストール・ディレクトリーにインストールされます。 これは他の製品と共に再インストールされないため、最初の製品をアップグレードした場合、 最初のインストール・ディレクトリーにはまだユーザー・インターフェースの内容が含まれているので、 アップグレード完了後に削除しないようにしてください。

Windows オペレーティング・システムでの WebSphere Integration Developer のインストールおよびアンインストール

このセクションでは、 Windows で WebSphere Integration Developer を正常にインストールまたはアンインストールするために必要なステップについて説明します。

WebSphere Integration Developer は、 CD-ROM またはダウンロードした電子イメージのいずれかからインストールできます。 インストール・ウィザードが提供されていますが、本ドキュメンテーションで後述するように、 コマンド・プロンプトから WebSphere Integration Developer をインストールしたり、 サイレント・インストールを実行したりすることもできます。

インストール・プログラムは対話式コンソール・モードでも実行できます。 このモードはユーザー補助が必要な人に適しています。アクセシビリティ・モードのコマンド行オプション:

-accessibility は、 ランタイム・コンソール・モード・ウィザードをスクリーン・リーダー・プログラムでより使いやすくします。 コンソール・モードで実行するには、最初の WebSphere Integration Developer のインストール CD 上の ¥setup ディレクトリーから次のコマンドを実行します。

setup.exe -is:javaconsole -log @NONE -accessibility

画面のプロンプトに従って、インストールを完了します。「-accessibility」オプションを 指定するときは「-is:javaconsole」オプションが重要です。 このオプションを指定しないと、 インストール・プログラムが停止します。「-log @NONE」オプションは ロギングをオフにして、コマンド・プロンプト・ウィンドウにログ情報を リストしないようにします。 インストール中に問題が発生した場合は、ログ情報を収集するために、 このオプションを外さなければならない場合があります。

マイグレーション、アップグレード、および共存の問題

WebSphere Studio Application Developer Integration Edition v4.x.x. または 5.0.x から WebSphere Integration Developer にマイグレーションすることはできません。 しかし、WebSphere Integration Developer は、 これらの製品のいずれとも共存することができます。 必要に応じて、ワークスペース、成果物、およびプロジェクトを Rational ClearCase(R)、Clear Case LT、 および CVS から WebSphere Integration Developer に手動でマイグレーションすることができます。

ソース成果物を WebSphere Studio Application Developer Integration Edition 5.1.1 から WebSphere Integration Developer にマイグレーションすることは可能であり、 またはこれらの共存を選択することもできます。 詳しいマイグレーション情報については、 「マイグレーション・ガイド」 の PDF またはインフォメーション・センターの『マイグレーション』 トピックを参照してください。

IBM Rational Software Development Platform と この開発プラットフォームを基にした他の製品との共存について詳しくは、IBM Rational Software Development Platform とシェル共用を参照してください。

CD-ROM からのインストール

製品インストール CD ディスク 1 から WebSphere Integration Developer をインストールするには、 以下のステップに従ってください。

  1. インストール手順を開始する前に、マイグレーション、アップグレード、および共存の問題を参照します。
  2. 使用するユーザー ID に 2 バイト文字が含まれていない ことを確認します。 製品インストーラーは、これを検査し、2 バイト文字のあるユーザー ID が使用されている場合はメッセージを表示します。
  3. ディスク 1 を CD ドライブに挿入します。
  4. システムで自動実行が使用可能になっている場合は、インストール・ランチパッド・プログラムが 自動的に開きます。 システム上で自動実行が使用不可にされている場合は、ディスク 1 のルートから launchpad.exe を実行して、 「WebSphere Integration Developer Launchpad」ウィンドウを表示します。
    1. オプション: ランチパッドをバイパスし、ディスク 1 の ¥setup ディレクトリーから setup.exe を 実行して WebSphere Integration Developer インストール・ウィザードに直接進むことができます。 グラフィカル・インターフェースを使用せずにコマンド・プロンプトから WebSphere Integration Developer を インストールしたい場合は、ディスク 1 の ¥setup ディレクトリーから setup.exe -console コマンドを 実行します。
      注:
      WebSphere Integration Developer のインストールをコンソール・モードでキャンセルすることは制限されています。 WebSphere Integration Developer のインストールが開始された後は、 インストールはキャンセルできません。 インストールのキャンセルはインストール・プロセスの準備ステップ中に行うことができますが、ハード・ディスクへのファイルの コピーが始まった後は、サポートされるインストール・キャンセル方法はありません。 Ctrl+C をクリックするとインストール・プロセスが終了しますが、これはお勧めできません。
    WebSphere Integration Developer Launchpad
  5. WebSphere Integration Developer インストール・ランチパッドから、 「IBM WebSphere Integration Developer V6.0.2 のインストール」を選択します。
  6. インストール・ウィザードが開くのを待ち、「次へ」をクリックしてインストールを継続します。
  7. ご使用条件の参照やターゲット・インストール・ディレクトリーの指定などの作業について、画面に表示される指示に従います。
    • デフォルトのターゲット・インストール・ディレクトリーは system_drive:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥ID¥602 です (ここで、system_drive は Windows がインストールされているハード・ディスクです)。インストール・ディレクトリーを変更することを選択する場合、 パスに 2 バイト文字または High-ASCII 文字を含めることはできません。 製品インストーラーは、これを検査し、インストール・ディレクトリーが無効である場合はメッセージを表示します。
      注:
      WebSphere Integration Developer をインストールする場合、デフォルト・パスをなるべく少ない文字数に短縮することを強くお勧めします。 そうしないと、 ファイル・パスの長さが Windows 制限である 256 文字を超えた場合に、問題が発生することがあります。

      短いインストール・パスを使用しないと、アプリケーションのビルド、デプロイ、 または削除に問題が発生する可能性があります。 問題が発生してからそれを訂正するよりも、最初にパスを短くしておく方がはるかに簡単です。

    • インストール・プログラムは、他に Rational Software Development Platform 製品が インストールされていないかを確認します。 詳しくは、IBM Rational Software Development Platform とシェル共用を参照してください。
  8. 「フィーチャー (Features)」ウィンドウで、インストールする WebSphere Integration Developer のフィーチャーを選択できます。 インストール・ウィザードに戻って、 オプション・フィーチャーを後でインストールすることができます。
    • インストール・プログラムはデフォルトで、統合開発環境をインストールします。
      WebSphere Integration Developer とともにインストールするオプション・フィーチャーの選択
    • オプションで、テスト用ランタイム環境として統合テスト環境を選択できます。 このフィーチャーを選択する場合は、以下のようにして、 少なくとも 1 つのサーバー・プロファイルを選択する必要があります。
      • WebSphere Integration Developer の大部分のエディターおよびウィザードで作成されたアプリケーションをテストし、 それらのアプリケーションを WebSphere Process Server にのみデプロイしたい場合は、WebSphere Process Server を選択します。
      • さらに、WebSphere Enterprise Service Bus サーバーへのデプロイメントのために、 メディエーション・フロー・エディターで作成したアプリケーションをテストしたい場合は、 両方とも選択します。
      • メディエーション・フロー・エディターで作成したアプリケーションのみをテストし、このアプリケーションを WebSphere Enterprise Service Bus サーバーにのみデプロイしたい場合は、WebSphere Enterprise Service Bus のみを選択します。
        統合テスト環境フィーチャーのサーバー・プロファイルの選択
      ランタイム環境のインストールが完了するまでに 60 分から 90 分かかります。
  9. 「次へ」をクリックして、 WebSphere Integration Developer インストールの要約情報を表示します。
    注:
    表示されるディスク・スペース所要量は、すべてのファイルに必要なバイト数の合計数です。 実際に必要なディスク・スペースがこれを大幅に上回ることがあるので注意してください。 特にディスクが FAT32 でフォーマットされている場合は、小さなファイルが数多くあると、FAT32 が使用する ディスク・ブロック構造によりディスク・スペースの使用効率が低下します。
  10. 「次へ」をクリックして、 WebSphere Integration Developer をインストールします。

    インストールの終了時にライセンス登録の問題について警告を受け取った場合は、以下のステップに従います。

    1. インストール・ディレクトリーの ¥logs サブディレクトリーに移動します。
    2. テキスト・エディターで license.log を開きます。
    3. license.log に次のいずれかの行が含まれる場合:
      486604803  要求されたライセンスは期限切れです
      (The requested license has expired)
      486604805  すべてのライセンスの開始日がまだ発生していません
      (The start dates for all licenses have not yet occurred)
      システム・クロックが正しく設定されていることを確認してから、 WebSphere Integration Developer を開始します。
  11. インストール・プログラムでは、開発環境のセットアップと Eclipse の初期化にしばらく時間がかかります。 最後に、インストールの完了を確認するメッセージが表示されます。 「次へ」をクリックしてインストールを完了します。 WebSphere Integration Developer インストールの正常終了の確認

注:

電子イメージからのインストール

WebSphere Integration Developer 用の 4 つのダウンロード可能なパーツがあります。 少なくとも、最初の 3 つのパーツをダウンロードする必要があります。 4 番目のパーツはオプションです。

製品をインストールするには、ダウンロード可能なイメージのフル・セットの保管用に約 4 GB のディスク・スペースと、さらに イメージの解凍用に 4 GB のディスク・スペースが必要です。

電子インストール・イメージをダウンロードして作成するには、次の手順を実行します。

  1. すべての必要なパーツと必要なオプション・パーツを同じ一時 ディレクトリーにダウンロードします。後でオプション・パーツが必要になった場合は、 インストールを試行する前に、追加のオプション・パーツをダウンロードして、 抽出ツールを再実行してください。
  2. 一時ディレクトリーにある Extractor_WID602_Win32.exe ファイルを 起動します。インストール・イメージを作成するためのウィザードが開始されます。
  3. ウィザードの指示に従って、イメージの作成先と組み込むフィーチャーを指定します。
  4. イメージの作成後、即時に製品をインストールする場合は、「終了」をクリックします。 あるいは、「インストール・ウィザードの開始 (Start the installation wizard)」チェック・ボックスをクリアし、 後で、インストール・イメージを作成したディレクトリーから disk1¥launchpad.exe を起動してインストール・プログラムを実行することができます。
  5. CD-ROM からのインストールセクションに記載されている指示に従います。

ネットワーク・インストール・イメージの作成

ユーザーがネットワーク上からインストールできるように、インストール・イメージのコピーを ネットワーク・ドライブに置くことができます。

ネットワーク・ドライブからインストール・プログラムを実行するには、 ダウンロードした WebSphere Integration Developer の電子イメージを使って作業するか、 または以下のように CD の内容をコピーする必要があります。

CD の内容をディスクに保管するには、約 4 GB のディスク・スペースが必要です。 CD からファイルをコピーするには、次のようにします。

  1. 1 枚目の WebSphere Integration Developer のインストール CD を CD ドライブに挿入します。
  2. イメージを保管したい一時ディレクトリーをネットワーク・ドライブ上に作成します (例えば、network_drive:install_image)。
  3. 一時ディレクトリーの下に、disk1 という名前のサブディレクトリーを作成します。 このサブディレクトリーは、disk1 という小文字の名前にする必要があります。
  4. 1 枚目のインストール CD 上のすべてのファイルとディレクトリーを、 一時ディレクトリー内の disk1 サブディレクトリーにコピーします。
  5. ステップ 3 と 4 を繰り返して、他の 5 枚の CD の内容を disk2disk3disk4disk5、および disk6 という名前のサブディレクトリーにコピーします。

注:

サイレント・インストールの起動

インストール・ウィザードと対話したくない場合、 WebSphere Integration Developer インストール・プログラムをサイレント・モードで実行できます。

ローカル・イメージのセットアップ

WebSphere Integration Developer のサイレント・インストールを実行する前に、 以下に従ってローカル・イメージをセットアップする必要があります。

  1. インストール手順を開始する前に、マイグレーション、アップグレード、および共存の問題を参照します。
  2. 使用するユーザー ID に 2 バイト文字が含まれていない ことを確認します。製品インストーラーは、これを検査し、2 バイト文字のあるユーザー ID が使用されている場合はメッセージを表示します。
  3. ネットワーク・インストール・イメージの作成の説明に従って、ローカルまたはネットワークのインストール・イメージを作成します。 WebSphere Integration Developer をインストールしたいだけであれば、 最初の 5 枚の CD からの情報をコピーすることだけが必要です。

デフォルト・ディレクトリーへのデフォルト・フィーチャーのサイレント・インストール

以下のフィーチャーは、 WebSphere Integration Developer のサイレント・インストール時にデフォルトでインストールされます。

デフォルトで選択されているフィーチャーのみと一緒に WebSphere Integration Developer をデフォルト・ディレクトリー system_drive:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥ID¥602 にサイレント・インストールするには、 以下の手順に従います。

  1. ローカル・イメージのセットアップの説明に従って、イメージをコピーします (まだコピーしていない場合)。
  2. コマンド行から、前のステップで作成した一時ディレクトリー (例えば、 network_drive:¥install_image¥disk1¥setup) の ¥disk1¥setup ディレクトリーに移動します。
  3. 次のコマンドを実行します。
    setup.exe -silent 
  4. WebSphere Integration Developer のサイレント・インストールは、 完了するまでにしばらく時間がかかります。 いつインストールが完了したかを判別するには、デフォルト・インストール・ディレクトリー内の ¥logs ディレクトリーを定期的にモニターすることができます。license.log ファイルが表示されていれば、サイレント・インストールは完了しています。

別のディレクトリーへのサイレント・インストール

installLocation パラメーターを変更することで、 WebSphere Integration Developer を別のディレクトリーにインストールできます。 例えば、"d:¥my softdev" をインストール・ディレクトリーにする場合は、デフォルト・ディレクトリーへのデフォルト・フィーチャーのサイレント・インストールに記されている手順に従いますが、 次のコマンドを実行してください。

setup.exe -silent -P installLocation="d:¥my softdev"

この例では、デフォルト・フィーチャーのみがインストールされます。

WebSphere Integration Developer の追加フィーチャーのサイレント・インストール

WebSphere Integration Developer には、 すべてのデフォルト・フィーチャーをサイレント・インストールするサンプルの応答ファイル が付属しています。 この応答ファイルは、responsefile.txt と呼ばれ、 ¥disk1¥util ディレクトリーにあります。 他のフィーチャーをインストールするように 応答ファイルを変更したい場合は、最初に responsefile.txt のバックアップ・コピーを取っておくことをお勧めします。

WebSphere Integration Developer のオプション・フィーチャーをインストールするように応答ファイルを更新することができます。 以下の表は、応答ファイルのオプションと応答ファイルの対応するエントリーを示したものです。

表 1. 応答ファイル・オプションのリスト
フィーチャー 応答ファイルのエントリー
製品インストール・ディレクトリー installLocation
統合テスト環境
  • WebSphere Process Server V6.0.2 プロファイル
  • WebSphere Enterprise Service Bus V6.0.2 プロファイル
feature_wps6_win32.active
  • profile_selection_panel_win32.wps
  • profile_selection_panel_win32.esb

このいずれかのオプション・フィーチャーをサイレント・モードでインストールするには、以下のようにします。

  1. responsefile.txt を新規ファイル (例えば、myresponsefile.txt) にコピーします。
  2. 応答ファイルのコピーを編集します。
  3. 上の表に示したインストール・フィーチャー名が含まれる行を見つけます。 例えば、統合テスト環境をインストールする場合は、 応答ファイル内で # -P feature_wps6_win32.active=<value> という行を見つけてください。
  4. この行に次の変更を加えます。
    1. 最初の桁の # を除去します。
    2. <value>true に変更します。

    この例では、この行は次のように変更されます。

       -P feature_wps6_win32.active=true
  5. 統合テスト環境フィーチャーがインストールされている場合、 少なくとも 1 つのサーバー・プロファイルを使用可能にする必要があります。
    • WebSphere Integration Developer の多くのエディターおよびウィザードで作成されたアプリケーションをテストし、 それらのアプリケーションを WebSphere Process Server にのみデプロイする (デフォルト) 場合は、 WebSphere Process Server を使用可能にします。
         -W profile_selection_panel_win32.wps=true
    • さらに、WebSphere Enterprise Service Bus サーバーへのデプロイメントのために、 メディエーション・フロー・エディターで作成したアプリケーションをテストする場合は、 両方とも使用可能にします。
    • メディエーション・フロー・エディターで作成したアプリケーションのみをテストし、 このアプリケーションを WebSphere Enterprise Service Bus サーバーにのみデプロイする場合は、 WebSphere Enterprise Service Bus のみを使用可能にします。
         -W profile_selection_panel_win32.esb=true
  6. 変更を保管します。
  7. ローカル・イメージのセットアップの説明に従って、イメージをコピーします (まだコピーしていない場合)。
  8. コマンド行から、前のステップで作成した一時ディレクトリー (例えば、 network_drive:¥install_image¥disk1¥setup) の ¥disk1¥setup ディレクトリーに移動します。
  9. サイレント・インストールが開始される前に、応答ファイルをテストし、その設定がインストール・ウィザードに登録されているかを確認することを お勧めします。 登録されていない場合は、応答ファイルの設定またはコマンド構文に問題があります。 応答ファイルをテストするには、-silent オプションを指定せずに setup.exe を実行します。
    setup.exe -options "Your_directory¥myresponsefile.txt"
    ここで、Your_directory は、応答ファイルが存在するディレクトリーの完全修飾名です。
  10. setup.exe-silent オプションを指定して実行します。
    setup.exe -silent -options "Your_directory¥myresponsefile.txt"
    ここで、Your_directory は、応答ファイルが存在するディレクトリーの完全修飾名です。
  11. WebSphere Integration Developer のサイレント・インストールは、 完了するまでにしばらく時間がかかります。 いつインストールが完了したかを判別するために、 インストール・ディレクトリー内の ¥logs サブディレクトリーを定期的にモニターすることができます。 license.log ファイルが表示されていれば、サイレント・インストールは完了しています。

WebSphere Integration Developer の開始

WebSphere Integration Developer を開始するは、以下の手順に従います。

  1. 「スタート」>「プログラム」>「IBM WebSphere」>「Integration Developer 6.0.2」>「WebSphere Integration Developer」を選択します。
  2. WebSphere Integration Developer を初めて開始すると、 すでにデフォルトのワークスペース・ディレクトリーが指定されているダイアログ・ボックスが開きます。 デフォルトでユーザーの作業は、C:¥Documents and Settings¥youruserid¥IBM¥wid6.0 にある workspace という名前のディレクトリーに保管されます。 作業内容をどこか他の場所に保管したい場合は、ワークスペースの名前とロケーションを変更することができます。
    注:
    ワークスペースを新規作成する場合、デフォルト・パスをなるべく少ない文字数に短縮することを強くお勧めします。 そうしないと、 ファイル・パスの長さが Windows 制限である 256 文字を超えた場合に、問題が発生することがあります。

    短いワークスペース・ファイルのパスを使用しないと、アプリケーションのビルド、デプロイ、 または削除に問題が発生する可能性があります。 問題が発生してからそれを訂正するよりも、最初にパスを短くしておく方がはるかに簡単です。

  3. 「これをデフォルトとして使用し、次回からこのメッセージを表示しない」チェック・ボックスは、 デフォルトでクリアされています。 デフォルト値を保持すると、WebSphere Integration Developer を開始するたびにダイアログ・ボックスが開き、 ワークスペースを切り替えることができます。 例えば異なるプロジェクトに異なる ワークスペースを維持するよう選択した場合に、このデフォルト値を保持することができます。
    ヒント:
    「これをデフォルトとして使用し、次回からこのメッセージを表示しない」チェック・ボックスを選択すると、このダイアログ・ボックスが再び 開くことはなくなり、WebSphere Integration Developer は前のセッションからのワークスペースを使用し始めます。 デフォルト値は、「ウィンドウ」>「設定」>「ワークベンチ」>「開始およびシャットダウン」ページで製品を開始した後に変更することができます。
  4. 「OK」をクリックします。 ワークスペース構造の作成中に一回限りの遅延が発生します。

最初にワークベンチでは、製品の概説や新機能についての情報のほか、チュートリアル、サンプル、 外部 Web リソースへのリンクを提供する一連の「ようこそ」ページが開きます。 しばらく時間を取ってこれらのオプションを探索してください。 また、「ヘルプ」メニューから選択可能な情報のソースにも注目してください。

デフォルトで、 オンライン・ヘルプには、 WebSphere Integration Developer ブックのみが表示されます。 Rational Application Developer オンライン・ヘルプは、 ヘルプ・ブラウザーで「すべてのトピックを表示 (Show all topics)」アイコンをクリックすることで使用可能にできます。 同様に、他の Rational Software Development Platform 製品がインストールされている場合は、 同じ方法でその製品のオンライン・ヘルプを使用可能にできます。

WebSphere Integration Developer 始動時の "-clean" オプションの使用

-clean オプションを WebSphere Integration Developer の始動時に使用することができます。 このオプションはいくつかの機能を実行します。

WebSphere Integration Developer は、より高速なロードのためにすべての plugin.xml ファイルを単一リポジトリーに キャッシュする、Eclipse プラットフォームに基づいています。 新しいプラグインをインストールする前に WebSphere Integration Developer を使用した場合は、一度 -clean オプションを 指定して WebSphere Integration Developer を始動する必要があります。

  1. コマンド行で、WebSphere Integration Developer をインストールしたディレクトリー (例えば drive:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥ID¥602) に変更します。
  2. コマンド wid.exe -clean を実行して WebSphere Integration Developer を始動します。

この -clean オプションは、WebSphere Integration Developer に Eclipse リポジトリーの再作成を強制します。 これは、plugins フォルダーに解凍することで、Eclipse にインストールされたものすべてに適用されます。 このオプションはまた、以下を行います。

さらに、-clean が使用されたときに何が行われるかは、構成ディレクトリーにリストされた各プラグインに応じて異なります。

暫定修正を適用後、-clean オプションを使用して WebSphere Integration Developer を始動するのは、良い方法です。 これにより、適用された修正からの変更を反映するように、プラグイン・レジストリーが再生成されることが保証されます。 -clean を指定した実行はプラグイン・レジストリーの再生成でかなりの時間を要するため、これは暫定修正の適用後に一度だけ行う 必要があります。

WebSphere Integration Developer のアンインストール

WebSphere Integration Developer をアンインストールするには、以下の手順に従います。

  1. サーバーが停止していることを確認します。
    1. 「ビジネス・インテグレーション」パースペクティブで、「サーバー」タブをクリックして、「サーバー」ビューを開きます。
    2. 「サーバー」ビューで、サーバーを右クリックして、「停止」を選択します。
    3. アンインストールを続行する前に、「サーバー」ビューの「状況」域で、サーバーの状況が停止であることを 確認します。
  2. WebSphere Integration Developer を閉じます。
  3. 「コントロール パネル」を開いて、「プログラムの追加と削除」ウィンドウを開きます。 「IBM WebSphere Integration Developer 6.0.2」を選択し、 「変更と削除」をクリックしてアンインストールします。

plug-ins または features ディレクトリー内のファイルは、 これらのディレクトリーにあるユーザー・データおよびサード・パーティーのプラグインを含め、 すべて自動的に削除されます。 ユーザーの作業データを含むワークスペース・ディレクトリーは削除されません。 その他のディレクトリーについては、以下のディレクトリーが残されます。

WebSphere Integration Developer の必須フィーチャーの 1 つ以上を部分的にアンインストールしようとすると、 次のようなエラー・メッセージが表示されます。

無効な選択:
ide_required をアンインストールできません: アンインストール用に root が設定されていません
(Unable to uninstall ide_required: root is not set for uninstall)

この問題に対処するには、「WebSphere Integration Developer V6.0.2」チェック・ボックスを選択します。 アンインストール・パネルが再初期化されます。 ここで、WebSphere Integration Developer 全体をアンインストールしたり、 アンインストールしたくない フィーチャーの選択をクリアしたりすることができます。

WebSphere Integration Developer のサイレント・アンインストール

WebSphere Integration Developer をサイレント・アンインストールするには、 以下の手順に従います。

  1. サーバーが停止していることを確認します (WebSphere Integration Developer のアンインストールを参照)。
  2. コマンド・プロンプトから、インストール・ディレクトリーに移動し、次を入力します。
    wid_prod¥_uninst¥uninstall.exe -silent

既知の問題と制限事項

このセクションでは、Windows での WebSphere Integration Developer のインストールおよびアンインストールに関する既知の問題と制限事項について説明します。 この製品の実際の使用に影響を与える問題と制限については、 製品の README ファイルまたはオンライン・ヘルプを参照してください。

失敗したインストールからのリカバリー

インストールが失敗した場合は、 インストールされた WebSphere Integration Developer ファイルを除去する必要があります。 WebSphere Integration Developer をインストールしようとしたディレクトリーが空の場合は、 インストールされたファイルはすでにインストール・プロセスによって除去されているため、 ユーザーは空のディレクトリーを削除することができます。

WebSphere Integration Developer のアンインストールおよび再インストールにより使用不可状態になる

WebSphere Integration Developer をアンインストールし、同じ場所に再インストールすると、使用不可状態になる場合があります。 再インストール中にこの問題を示すエラー・メッセージは出されません。

この問題には 2 つの解決策があります。 WebSphere Integration Developer のアンインストール後、再インストールを行う前にインストール・ディレクトリー全体を削除するか、または WebSphere Integration Developer を別の場所に再インストールする方法があります。

アンインストールが失敗する

WebSphere Integration Developer のアンインストール時、アンインストール・ウィザードの終わりに次のようなエラー・メッセージが出されることが あります。

アンインストール中にエラーが発生しました。
エラーが発生し、製品のアンインストールは失敗しました。
詳しくは、ログ・ファイル wid_install_dir¥logs¥wid_v602_uninstall.log  を参照してください。

この問題は、アンインストール中にアンインストール・ウィザードが特定のディレクトリー・パスを削除できないために発生します。 これは、インストール・パスが長いこと、またはディレクトリーに対してロックを持つプロセスが原因と考えられます。

問題を解決するには、アンインストール・ウィザードをクローズして、WebSphere Integration Developer インストール・ディレクトリーを削除してください。

WebSphere Integration Developer のインストールが Windows Server 2003 SP1 または Windows XP SP2 で失敗する

問題

WebSphere Integration Developer を Microsoft Windows Server 2003 SP1 または Windows XP SP2 に インストールすると、<installdir>/updater/workspace/.metadata/.log ファイルに次のような例外が 発生する場合があります。

!ENTRY org.eclipse.update.core 4 0 May 24, 2006 16:18:53.797
!MESSAGE Unable to remove C:¥WID¥wid_prod¥update¥eclipse¥features¥com.ibm.websphere.integration.developer.update_6.0.2"
from the file system. [java.lang.Exception]
!STACK 0
java.lang.Exception
at org.eclipse.update.internal.core.UpdateManagerUtils.removeEmptyDirectoriesFromFileSystem(UpdateManagerUtils.java:305)
at org.eclipse.update.internal.core.SiteFileContentConsumer.abort(SiteFileContentConsumer.java:239)
at org.eclipse.update.internal.core.FeatureExecutableContentConsumer.abort(FeatureExecutableContentConsumer.java:152)
at org.eclipse.update.core.Feature.install(Feature.java:511)
at org.eclipse.update.internal.core.SiteFile.install(SiteFile.java:78)
at org.eclipse.update.internal.core.ConfiguredSite.install(ConfiguredSite.java:121)
at org.eclipse.update.internal.core.ConfiguredSite.install(ConfiguredSite.java:85)
at org.eclipse.update.internal.operations.InstallOperation.execute(InstallOperation.java:73)
at org.eclipse.update.internal.operations.BatchInstallOperation.execute(BatchInstallOperation.java:85)
at com.ibm.orca.updater.actions.InstallUpdates.installFeatures(InstallUpdates.java:202)
at com.ibm.orca.updater.actions.InstallUpdates$1.run(InstallUpdates.java:156)
at org.eclipse.jface.operation.ModalContext$ModalContextThread.run(ModalContext.java:101) 

インストール・プロセスはライセンス登録の最終ステップを完了せずに終了します。

原因

この問題は、Microsoft Windows XP SP2 または Windows Server 2003 SP1 のもとで、Athlon 64 プロセッサー (または Hardware-Enforced 機能を 持つ CPU) に組み込まれた Data Execution Protection (DEP) フィーチャーが原因で発生します。 Advanced Micro Devices(TM) (AMD) および Intel(R) Corporation はどちらも、DEP との互換性がある Windows 互換アーキテクチャーを定義および 提供しています。 これらの CPU はデータ実行保護 (非実行保護としても知られています) を使用可能にするため、Memory Manager はデータを含むページを非実行としてマークし、 データをコードとして実行するのを防ぐことができます。

このフィーチャーは、悪意のあるコードがコンピューターのシステム・ファイルおよびレジストリーを悪用するのを防ぐために役立ちます。 ただし、このフィーチャーは有効な実行可能ファイルがそれらを更新するのも停止します。 この結果、DEP 対応の WebSphere Integration Developer を実行するにはファイル wid.exe の実行が必要になるため、ユーザーはこれを 実行できなくなりました。 また、インストール後にライセンスを手動で登録するにはファイル enroll.exe の実行が必要であるため、その実行もできなくなります。

DEP を使用可能および使用不可にするために、非表示システム・ファイル C:¥boot.ini で指定できるオプションを以下に示します。

/NOEXECUTE=OPTIN - コア・システム・イメージと、DEP 構成ダイアログで指定されたイメージに対して DEP を使用可能にします。

/NOEXECUTE=OPTOUT - DEP 構成ダイアログで指定されたものを除き、すべてのイメージに対して DEP を使用可能にします。

/NOEXECUTE=ALWAYSON - すべてのイメージに対して DEP を使用可能にします。

/NOEXECUTE=ALWAYSOFF - DEP を使用不可にします。

解決策

方法 1

  1. 非表示 C:¥boot.ini システム・ファイルでの設定 /NOEXECUTEALWAYSOFF に変更 (または /NOEXECUTE=OPTOUT/EXECUTE=OPTOUT に置換) します。
  2. ファイルを保管し、コンピューターを再始動します。
  3. コンピューターの再始動後、WebSphere Integration Developer を実行します。

ただし、この方法は、悪意のある実行可能ファイルからの攻撃に対してコンピューターをオープンにしてしまうため、コンピューターの セキュリティーを低下させます。 DEP を使用不可にしている間は、ファイアウォールおよびアンチウィルス・ソフトウェアをオンにすることが重要です。

方法 2

  1. C:¥boot.ini ファイルで /NOEXECUTEOPTOUT に設定することにより、DEP を 使用可能にしておきます。 これにより、DEP 構成ダイアログで指定されたイメージを除き、すべてのイメージに対して DEP を使用可能にします。
  2. デスクトップで「マイ コンピュータ」を右クリックし、「プロパティ」>「詳細設定」を選択し、 「パフォーマンス」の下にある「設定」を クリックして、「パフォーマンス オプション」ダイアログ・ボックスで「データ実行防止」タブを選択します。
  3. 「次に選択するものを除くすべてのプログラムおよびサービスについて DEP を有効にする」というラジオ・ボタンを選択します。 <installdir>¥wid.exe と <installdir>¥setup¥lum¥wid¥enroll.exe の両方を例外リストに追加します。

統合テスト環境のインストールに失敗する

WebSphere Integration Developer をインストールするときに統合テスト環境のインストールを選択して、 インストールが失敗した場合、次のメッセージが表示されます。

統合テスト環境のインストールに失敗しました。
IBM WebSphere Integration Developer は引き続き実行されますが、統合テスト環境は使用できない可能性が
あります。

この失敗の原因を判別するには、installdir¥logs ディレクトリーにある ログ・ファイル (具体的には、接頭部が wps_v602 であるログ・ファイル) が役立つ場合があります。 典型的な失敗には、前提条件がないことや前のインストールの情報が残っていることなどが含まれます。 失敗の原因の判別および訂正が終わったら、WebSphere Integration Developer Uninstaller を実行し、 統合テスト環境のみを選択してアンインストールします。 次に、WebSphere Integration Developer Installer を再実行し、統合テスト環境フィーチャーを再度選択します。

統合テスト環境はデフォルトで、WebSphere Integration Developer がインストールされている ¥runtimes¥bi_v6 サブディレクトリーにインストールされることに注意してください。

統合テスト環境が Windows Server 2003 でアンインストールに失敗する

Windows Server 2003 では、 Terminal Server がインストールされて構成されている場合、 WebSphere Integration Developer をアンインストールするときに統合テスト環境が除去されないことがあります。 これを除去するには、製品をインストールしたディレクトリー (例えば、C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥ID¥602) から次のコマンドを実行してください。

¥runtimes¥bi_v6¥_uninstwbi¥uninstall.exe -silent

Linux での WebSphere Integration Developer のインストールおよびアンインストール

このセクションでは、 Linux で WebSphere Integration Developer を正常にインストールまたはアンインストールするために必要なステップについて説明します。

このセクションでは、 WebSphere Integration Developer を Linux にインストールする作業について説明します。 WebSphere Integration Developer は、 CD-ROM またはダウンロードした電子イメージのいずれかからインストールできます。 インストール・ウィザードが提供されていますが、本ドキュメンテーションで後述するように、 コマンド・プロンプトから WebSphere Integration Developer をインストールしたり、 サイレント・インストールを実行したりすることもできます。

インストール・プログラムは対話式コンソール・モードでも実行できます。 このモードはユーザー補助が必要な人に適しています。アクセシビリティ・モードのコマンド行オプション:

-accessibility は、 ランタイム・コンソール・モード・ウィザードをスクリーン・リーダー・プログラムでより使いやすくします。 コンソール・モードで実行するには、次のコマンドを 1 行で入力します。

CD_device/setup/setup.bin -is:javaconsole -log @NONE -accessibility

デフォルトで CD_device は、 SuSE の場合は /media/cdrom、 Red Hat の場合は /mnt/cdrom です。

画面のプロンプトに従って、インストールを完了します。「-accessibility」オプションを 指定するときは「-is:javaconsole」オプションが重要です。 このオプションを指定しないと、 インストール・プログラムが停止します。「-log @NONE」オプションは ロギングをオフにして、コンソール・ウィンドウにログ情報を リストしないようにします。 インストール中に問題が発生した場合は、ログ情報を収集するために、 このオプションを外さなければならない場合があります。

重要:
WebSphere Integration Developer では多数のファイルの実行が必要なため、 システムはそれに多数のファイル・ハンドルを割り振ります。 実行される WebSphere Integration Developer のツールごとに、 さらにファイル・ハンドルが必要になります。 1 プロセス当たり 1024 ファイル・ハンドルの デフォルト限度を超えることは珍しくなく、その結果としてツールが失敗し、 さらにワークスペースが失われることがあります。この失敗を回避するには、 製品の操作を行う前にユーザーがシステム管理者に連絡して、 WebSphere Integration Developer ユーザーが使用できるファイル・ハンドル数を増やしてもらうことをお勧めします。 ハンドル数を増やす場合の説明については、使用可能なファイル・ハンドル数を増やすを参照してください。

マイグレーション、アップグレード、および共存の問題

ソース成果物を WebSphere Studio Application Developer Integration Edition v5.1.1 から WebSphere Integration Developer にマイグレーションすることが可能です。 または WebSphere Integration Developer との共存を選択することもできます。 詳しいマイグレーション情報については、 「マイグレーション・ガイド」 の PDF またはインフォメーション・センターの『マイグレーション 』 トピックを参照してください。

WebSphere Studio Application Developer Integration Edition v4.x.x. または 5.0.x から WebSphere Integration Developer にマイグレーションすることはできません。 しかし、WebSphere Integration Developer は、 これらの製品のいずれとも共存することができます。 必要に応じて、ワークスペース、成果物、およびプロジェクトを Rational ClearCase、 Clear Case LT、および CVS から WebSphere Integration Developer に手動でマイグレーションすることができます。

IBM Rational Software Development Platform と この開発プラットフォームを基にした他の製品との共存について詳しくは、IBM Rational Software Development Platform とシェル共用を参照してください。

CD-ROM からのインストール

製品をインストールする前に、製品のインストールに使用される端末セッションの umask 設定が 0022 に設定されていることを確認してください。 この設定により、root 以外のユーザーが製品を 使用することができます。この変数を設定するには、root ユーザーとしてログインして 端末セッションを開始し、umask 0022 と入力してください。

注:
ご使用のシステムで自動実行が使用可能になっている場合は、 製品のインストールを試行する前に umask 設定が 0022 に設定されていることを確認してください。 umask 設定が 0022 に設定されていない場合は、システムによって自動的に開かれた ランチパッドから製品をインストールしないでください。代わりに、ランチパッドを閉じ、 以下のステップに従ってインストール CD から製品をインストールしてください。

製品インストール CD ディスク 1 から WebSphere Integration Developer をインストールするには、 以下のステップに従ってください。

  1. インストール手順を開始する前に、マイグレーション、アップグレード、および共存の問題を参照します。
  2. root ユーザーとしてログインします。
  3. 端末セッションを開始します。
  4. root 以外のユーザーが使用できるように、umask 0022 と入力します。
  5. ディスク 1 を CD ドライブに挿入します。 インストール中に次の CD を挿入する必要があります。 CD-ROM を開いて次の CD を挿入することができない場合は、次のことを確認してください。
    • 現行作業ディレクトリーとして CD_device を持つ端末がある。 デフォルトで CD_device は、SuSE の場合は /media/cdrom、Red Hat の場合は /mnt/cdrom です。
    • 別のアプリケーション (インストール・プログラム以外のプログラム) が CD-ROM を使用している。 その場合は、そのアプリケーションを停止します。

    まだ次の CD の挿入に問題がある場合は、以下のステップに従ってください。

    1. インストール・プログラムがまだ実行中であれば、「キャンセル」をクリックします。
    2. root ユーザーとしてログインします。
    3. Linux のディストリビューション CD にある psmisc RPM パッケージがまだマシンにインストールされていない場合はインストールします。
    4. インストール・プログラムを開始します。
    5. まだ問題がある場合は、別の端末から /sbin/fuser CD_device と入力して、 CD-ROM を使用しているプロセスを表示します。
    6. このプロセスの詳細については、ps <process_id> と入力します。
  6. CD-ROM がマウントされていない場合には、次のように入力してマウントします。
    mount CD_device
  7. CD_device/launchpad.bin と入力し、 「WebSphere Integration Developer Launchpad」ウィンドウを表示します。
    1. オプション: インストール・プログラムを直接起動するには、ディスク 1CD_device/setup/setup.bin を実行することができます。グラフィカル・インターフェースを使用せずにコンソールまたは Telnet 端末から WebSphere Integration Developer をインストールする場合は、 ディスク 1 から CD_device/setup/setup.bin -console コマンドを実行します。
      注:
      WebSphere Integration Developer のインストールをコンソール・モードでキャンセルすることは制限されています。 WebSphere Integration Developer のインストールが開始された後は、 インストールはキャンセルできません。 インストールのキャンセルはインストール・プロセスの準備ステップ中に行うことができますが、 ハード・ディスクへのファイルのコピーが始まった後は、サポートされるインストール・キャンセル方法はありません。 Ctrl+C をクリックするとインストールを強制的に終了しますが、これはお勧めできません。
    WebSphere Integration Developer Launchpad
  8. WebSphere Integration Developer インストール・ランチパッドから、 「IBM WebSphere Integration Developer V6.0.2 のインストール」を選択します。
  9. インストール・ウィザードが開くのを待ち、「次へ」をクリックしてインストールを継続します。
  10. ご使用条件の参照やターゲット・インストール・ディレクトリーの指定などの作業について、画面に表示される指示に従います。
    • デフォルトのターゲット・インストール・ディレクトリーは、/opt/ibm/Websphere/ID/602 です。重要: 名前に 2 バイト文字またはドル記号などの特殊文字が含まれるディレクトリーへはインストールしないでください。 そのようなディレクトリーへインストールすると、WebSphere テスト環境で、クラスパスの問題など、予期しない結果が生じることがあります。 インストール・ディレクトリーは、ローカル・ドライブまたはマップされたドライブ上にあることが必要です。 製品インストーラーは、インストール・ディレクトリーを検査し、有効でない場合はメッセージを表示します。
    • インストール・プログラムは、他に Rational Software 開発製品が インストールされていないかを確認します。 詳しくは、IBM Rational Software Development Platform とシェル共用セクションを 参照してください。
  11. 「フィーチャー (Features)」ウィンドウで、インストールする WebSphere Integration Developer のフィーチャーを選択できます。 インストール・ウィザードに戻って、 オプション・フィーチャーを後でインストールすることができます。
    • インストール・プログラムはデフォルトで、統合開発環境をインストールします。
      WebSphere Integration Developer とともにインストールするオプション・フィーチャーの選択
    • オプションで、テスト用ランタイム環境として統合テスト環境を選択できます。 このフィーチャーを選択する場合は、以下のようにして、 少なくとも 1 つのサーバー・プロファイルを選択する必要があります。
      • WebSphere Integration Developer の大部分のエディターおよびウィザードで作成されたアプリケーションをテストし、 それらのアプリケーションを WebSphere Process Server にのみデプロイしたい場合は、WebSphere Process Server を選択します。
      • さらに、WebSphere Enterprise Service Bus サーバーへのデプロイメントのために、 メディエーション・フロー・エディターで作成したアプリケーションをテストしたい場合は、 両方とも選択します。
      • メディエーション・フロー・エディターで作成したアプリケーションのみをテストし、このアプリケーションを WebSphere Enterprise Service Bus サーバーにのみデプロイしたい場合は、WebSphere Enterprise Service Bus のみを選択します。
        統合テスト環境フィーチャーのサーバー・プロファイルの選択
      ランタイム環境のインストールが完了するまでに最大で 60 分かかります。
  12. 「次へ」をクリックして、 WebSphere Integration Developer インストールの要約情報を表示します。
  13. 「次へ」をクリックして、 WebSphere Integration Developer のインストールを継続します。
  14. 次の CD を要求された場合は、以下のステップに従ってください。
    1. CD-ROM を開くには、eject CD_device と入力します。
    2. 次の CD を CD-ROM に挿入します。
    3. 自動マウントが使用可能ではない場合は、mount CD_device と入力して CD-ROM をマウントします。
    4. 「OK」をクリックしてインストールを継続します。

    インストールの終了時にライセンス登録の問題について警告を受け取った場合は、以下のステップに従います。

    1. インストール・ディレクトリーの /logs サブディレクトリーに移動します。
    2. テキスト・エディターで license.log を開きます。
    3. license.log に次のいずれかの行が含まれる場合:
      486604803  要求されたライセンスは期限切れです
      (The requested license has expired)
      486604805  すべてのライセンスの開始日がまだ発生していません
      (The start dates for all licenses have not yet occurred)
      システム・クロックが正しく設定されていることを確認してから、 WebSphere Integration Developer を開始します。
  15. WebSphere Integration Developer がインストールされたら、 「次へ」をクリックしてインストールを完了します。
    WebSphere Integration Developer インストールの正常終了の確認

注:

電子イメージからのインストール

WebSphere Integration Developer 用の 4 つのダウンロード可能なパーツがあります。 少なくとも、最初の 3 つのパーツをダウンロードする必要があります。 4 番目のパーツはオプションです。

製品をインストールするには、ダウンロード可能なイメージのフル・セットの保管用に約 4 GB のディスク・スペースと、さらに イメージの解凍用に 4 GB のディスク・スペースが必要です。

電子インストール・イメージをダウンロードして作成するには、次の手順を実行します。

  1. すべての必要なパーツと必要なオプション・パーツを同じ一時 ディレクトリーにダウンロードします。後でオプション・パーツが必要になった場合は、 インストールを試行する前に、追加のオプション・パーツをダウンロードして、 抽出ツールを再実行してください。
  2. 次のように入力してこの一時ディレクトリーにある Extractor_WID602_Linux.bin ファイル に対するアクセス権を変更します。
    chmod +x Extractor_WID602_Linux.bin
  3. ./Extractor_WID602_Linux.bin と入力してファイルを起動します。 インストール・イメージを作成するためのウィザードが開始されます。
  4. ウィザードの指示に従って、イメージの作成先と組み込むフィーチャーを指定します。
  5. イメージの作成後、即時に製品をインストールする場合は、「終了」をクリックします。 あるいは、「インストール・ウィザードの開始 (Start the installation wizard)」チェック・ボックスをクリアし、 後で、インストール・イメージを作成したディレクトリーから disk1/launchpad.bin を起動してインストール・プログラムを実行することができます。
  6. CD-ROM からのインストールセクションに記載されている指示に従います。

ネットワーク・インストール・イメージの作成

ユーザーがネットワーク上からインストールできるように、インストール・イメージのコピーを ネットワーク・ドライブに置くことができます。

ネットワーク・ドライブからインストール・プログラムを実行するには、 ダウンロードした WebSphere Integration Developer の電子イメージを使って作業するか、 または以下のように CD の内容をコピーする必要があります。

CD の内容をディスクに保管するには、約 4 GB のディスク・スペースが必要です。 CD からファイルをコピーするには、次のようにします。

  1. root ユーザーとしてログインします。
  2. ネットワーク・ドライブ上にイメージを保管する一時ディレクトリー (例えば、install_image) を作成します。
  3. 1 枚目の WebSphere Integration Developer のインストール CD を CD ドライブに挿入します。
  4. 一時ディレクトリーの下に、disk1 という名前のサブディレクトリーを作成します。 このサブディレクトリーは、disk1 という小文字の名前にする必要があります。
  5. 1 枚目のインストール CD 上のすべてのファイルとディレクトリーを、 一時ディレクトリー内の disk1 サブディレクトリーにコピーします。
  6. ステップ 4 と 5 を繰り返して、他の 5 枚の CD の内容を disk2disk3disk4disk5、および disk6 という名前のサブディレクトリーにコピーします。

注:
ネットワーク・インストール・イメージからのインストール中に マシンが待機モードになると、インストールが失敗することがあります。

サイレント・インストールの起動

インストール・ウィザードと対話したくない場合、 WebSphere Integration Developer インストール・プログラムをサイレント・モードで実行できます。

ローカル・イメージのセットアップ

WebSphere Integration Developer のサイレント・インストールを実行する前に、 以下に従ってローカル・イメージをコピーする必要があります。

  1. インストール手順を開始する前に、マイグレーション、アップグレード、および共存の問題を参照します。
  2. ネットワーク・インストール・イメージの作成の説明に従って、ローカルまたはネットワークのインストール・イメージを作成します。 WebSphere Integration Developer をインストールしたいだけであれば、 最初の 5 枚の CD からの情報をコピーすることだけが必要です。

デフォルト・ディレクトリーへのデフォルト・フィーチャーのサイレント・インストール

以下のフィーチャーは、 WebSphere Integration Developer のサイレント・インストール時にデフォルトでインストールされます。

デフォルトで選択されているフィーチャーのみと一緒に WebSphere Integration Developer をデフォルト・ディレクトリー /opt/ibm/WebSphere/ID/602 にサイレント・インストールするには、 以下の手順に従います。

  1. root ユーザーとしてログインします。
  2. ローカル・イメージのセットアップの説明に従って、イメージをコピーします (まだコピーしていない場合)。
  3. コマンド行から、前のセクションで作成した一時ディレクトリー (例えば、 /tmp/install_image/disk1/setup) の /disk1/setup ディレクトリーに移動します。
  4. 次のコマンドを実行します。
    ./setup.bin -silent
  5. WebSphere Integration Developer のサイレント・インストールは、 完了するまでにしばらく時間がかかります。 インストールがいつ完了したかを判別するために、 インストール・ディレクトリー内の /logs サブディレクトリーを定期的にモニターすることができます。 license.log ファイルが表示されていれば、サイレント・インストールは完了しています。

別のディレクトリーへのサイレント・インストール

installLocation パラメーターを変更することで、 WebSphere Integration Developer を別のディレクトリーにインストールできます。 たとえば、「/my_softdev」をインストール・ディレクトリーにしたい場合は、 直前に説明したステップと同じステップに従ってください。 ただし、以下のコマンドを実行してください。

./setup.bin -silent -P installLocation="/my_softdev"

この例では、デフォルト・フィーチャーのみがインストールされます。

WebSphere Integration Developer の追加フィーチャーのサイレント・インストール

WebSphere Integration Developer には、 サンプルの応答ファイル が付属しています。 この応答ファイルは、responsefile.txt と呼ばれ、 /disk1/util ディレクトリーにあります。 他のフィーチャーをインストールするように 応答ファイルを変更したい場合は、最初に responsefile.txt のバックアップ・コピーを取っておくことをお勧めします。

WebSphere Integration Developer の 1 つ以上のオプション・フィーチャーをインストールするように応答ファイルを更新することができます。 以下の表は、応答ファイルのオプションと応答ファイルの対応するエントリーを示したものです。

表 2. 応答ファイル・オプションのリスト
フィーチャー 応答ファイルのエントリー
製品インストール・ディレクトリー installLocation
統合テスト環境
  • WebSphere Process Server V6.0.2 プロファイル
  • WebSphere Enterprise Service Bus V6.0.2 プロファイル
feature_wps6_linux.active
  • profile_selection_panel_linux.wps
  • profile_selection_panel_linux.esb

このいずれかのオプション・フィーチャーをサイレント・モードでインストールするには、以下のようにします。

  1. responsefile.txt を新規ファイル (例えば、myresponsefile.txt) にコピーします。
  2. 応答ファイルのコピーを編集します。
  3. 上の表に示したインストール・フィーチャー名が含まれる行を見つけます。 例えば、統合テスト環境をインストールする場合は、 応答ファイル内で # -P feature_wps6_linux.active=<value> という行を見つけてください。
  4. この行に次の変更を加えます。
    1. 最初の桁の # を除去します。
    2. <value>true に変更します。

    この例では、この行は次のように変更されます。

       -P feature_wps6_linux.active=true
  5. 統合テスト環境フィーチャーがインストールされている場合、 少なくとも 1 つのサーバー・プロファイルを使用可能にする必要があります。
    • WebSphere Integration Developer の多くのエディターおよびウィザードで作成されたアプリケーションをテストし、 それらのアプリケーションを WebSphere Process Server にのみデプロイする (デフォルト) 場合は、 WebSphere Process Server を使用可能にします。
         -W profile_selection_panel_linux.wps=true
    • さらに、WebSphere Enterprise Service Bus サーバーへのデプロイメントのために、 メディエーション・フロー・エディターで作成したアプリケーションをテストする場合は、 両方とも使用可能にします。
    • メディエーション・フロー・エディターで作成したアプリケーションのみをテストし、 このアプリケーションを WebSphere Enterprise Service Bus サーバーにのみデプロイする場合は、 WebSphere Enterprise Service Bus のみを使用可能にします。
         -W profile_selection_panel_linux.esb=true
  6. 変更を保管します。
  7. root ユーザーとしてログインします。
  8. ローカル・イメージのセットアップの説明に従って、イメージをコピーします (まだコピーしていない場合)。
  9. コマンド行から、前のステップで作成した一時ディレクトリー (例えば、 /tmp/install_image/disk1/setup) の /disk1/setup ディレクトリーに移動します。
  10. サイレント・インストールが開始される前に、応答ファイルをテストし、その設定がインストール・ウィザードに登録されているかを確認することを お勧めします。 登録されていない場合は、応答ファイルの設定またはコマンド構文に問題があります。 応答ファイルをテストするには、-silent オプションを指定せずに ./setup.bin を実行します。
    ./setup.bin -options "Your_directory/myresponsefile.txt"
    ここで、Your_directory は、応答ファイルが存在するディレクトリーの完全修飾名です。
  11. ./setup.bin を -silent オプションを指定して実行します。
    ./setup.bin -silent -options "Your_directory/myresponsefile.txt"
    ここで、Your_directory は、応答ファイルが存在するディレクトリーの完全修飾名です。
  12. WebSphere Integration Developer のサイレント・インストールは、 完了するまでにしばらく時間がかかります。 インストールがいつ完了したかを判別するために、インストール・ディレクトリー内の /logs サブディレクトリーを定期的にモニターすることができます。 license.log ファイルが表示されていれば、サイレント・インストールは完了しています。

使用可能なファイル・ハンドル数を増やす

製品を使用する前に、システム管理者に連絡して、 WebSphere Integration Developer ユーザーが使用できるファイル・ハンドルの数を、 デフォルト限度の 1024 個/プロセスから増やしてもらうことをお勧めします。

以下のステップを使用して Linux でファイル記述子を増やす場合は、慎重に行ってください。 正しく指示に従わないと、 マシンが正しくブートしなくなることがあります。できれば、システム管理者に この作業を代行してもらってください。

ファイル記述子を増やすには、以下の手順に従います。

  1. root としてログインします。root アクセスがない場合は、継続する前に 獲得する必要があります。
  2. /etc ディレクトリーに移動します。
  3. vi エディターを使用して /etc ディレクトリー内の initscript ファイルを編集します。 この ファイルがない場合は、vi initscript と入力して作成してください。
    重要:
    ファイル・ハンドルの数を増やす場合は、マシン上に空の initscript ファイルを残さないでください。残した場合、次回マシンがブートしなくなります。
  4. 1 行目に ulimit -n 4096 と入力する (ここで重要なのは、 この数が多くの Linux マシンでのデフォルトである 1024 よりもかなり大きな数である点です)。
    注意:
    この数をあまり大きく設定しないでください。 システム全体のパフォーマンスに重大な影響を及ぼす可能性があります。
  5. 2 行目に eval exec "$4" と入力します。
  6. ステップ 4 と 5 の両方を完了したことを確認した後、ファイルを保管して 閉じる。
    重要:
    ステップを正しく実行したことを確認してください。 正しく実行しないと、マシンがブートしなくなります。
  7. (オプション) etc/security ディレクトリーにある limits.conf ファイルを変更してユーザーまたはグループを制限します。 SuSE Linux Enterprise Server (SLES) バージョン 9 と Red Hat Enterprise Linux バージョン 3.0 の両方とも、 デフォルトでこのファイルを持っています。 何らかの理由によりこのファイルがない場合は、 ステップ 4 でもっと控えめな数 (2048 など) を指定することができます。 これは、プロセスごとに許容できるオープン・ファイルに対して 比較的低い制限をほとんどのユーザーが持てるようにするために必要です。 ステップ 4 で比較的低い数字を使用した場合は、これを行うことは それほど重要ではありません。ただし、ステップ 4 で大きい数字を設定することにした場合は、 これを行わないとマシンのパフォーマンスに重大な影響が及ぶ可能性があります。

    以下は、 すべてのユーザーを制限して、後で異なる限度を設定した場合に、 サンプルの limits.conf ファイルがどのように見えるかを示したものです。このサンプルでは、 前述のステップ 4 で 8192 を使用したことを想定しています。

    *      soft nofile 1024
    *      hard nofile 2048
    root    soft nofile 4096
    root    hard nofile 8192
    user1   soft nofile 2048
    user1 hard nofile 2048

    上記サンプルの * は、 最初にすべてのユーザーの限度を設定するために使用されます。 これらの限度は、 その後の限度よりも低くなっています。root ユーザーにオープンされている許容記述子の数は これより高くなり、user1 はその 2 つの間になります。変更を行う前に、limits.conf ファイルに 含まれているドキュメンテーションを必ず読んで理解しておいてください。

ulimit

コマンドについて 詳しくは、ulimit のマニュアル・ページを参照してください。

WebSphere Integration Developer の開始

WebSphere Integration Developer を開始するには、以下のステップに従います。

  1. WebSphere Integration Developer をコマンド行から開始するには、 インストール・ディレクトリーに移動してコマンド ./wid.bin を実行します。
  2. Gnome (Red Hat のデフォルト) で作業している場合、 製品のショートカットは「プログラミング (Programming)」>「WebSphere Integration Developer」の下のメインメニューにあります。 KDE (SuSE のデフォルト) で作業している場合、 製品のショートカットは 「IBM WebSphere」> 「Integration Developer V6.0.1」>「WebSphere Integration Developer V6.0.2」になります。
  3. WebSphere Integration Developer を初めて開始すると、 すでにデフォルトのワークスペース・ディレクトリーが指定されているダイアログ・ボックスが開きます。 デフォルトでユーザーの作業は、$HOME/IBM/wid6.0 ディレクトリーにある workspace という名前のディレクトリーに保管されます。 作業内容をどこか他の場所に保管したい場合は、ワークスペースの名前とロケーションを変更することができます。
  4. 「これをデフォルトとして使用し、次回からこのメッセージを表示しない」チェック・ボックスは、 デフォルトでクリアされています。 デフォルト値を保持すると、WebSphere Integration Developer を開始するたびにダイアログ・ボックスが開き、ワークスペースを 切り替えることができます。 例えば異なるプロジェクトに異なる ワークスペースを維持するよう選択した場合に、このデフォルト値を保持することができます。
    ヒント:
    「これをデフォルトとして使用し、次回からこのメッセージを表示しない」チェック・ボックスを選択すると、このダイアログ・ボックスが再び 開くことはなくなり、WebSphere Integration Developer は前のセッションからのワークスペースを使用し始めます。 デフォルト値は、「ウィンドウ」>「設定」>「ワークベンチ」>「開始およびシャットダウン」ページで製品を開始した後に変更することができます。

最初にワークベンチでは、製品の概説や新機能についての情報のほか、 チュートリアル、サンプル、外部 Web リソースへのリンクを提供する 一連の「ようこそ」ページが開きます。しばらく時間を取ってこれらのオプションを 探索してください。また、「ヘルプ」メニューから選択可能な情報のソースにも注目してください。

デフォルトで、 オンライン・ヘルプには、 WebSphere Integration Developer ブックのみが表示されます。 Rational Application Developer オンライン・ヘルプは、 ヘルプ・ブラウザーで「すべてのトピックを表示 (Show all topics)」アイコンをクリックすることで使用可能にできます。 同様に、他の Rational Software Development Platform 製品がインストールされている場合は、 同じ方法でその製品のオンライン・ヘルプを使用可能にできます。

WebSphere Integration Developer 始動時の "-clean" オプションの使用

-clean オプションを WebSphere Integration Developer の始動時に使用することができます。 このオプションはいくつかの機能を実行します。

WebSphere Integration Developer は、より高速なロードのためにすべての plugin.xml ファイルを単一リポジトリーに キャッシュする、Eclipse プラットフォームに基づいています。 新しいプラグインをインストールする前に WebSphere Integration Developer を使用した場合は、一度 -clean オプションを 指定して WebSphere Integration Developer を始動する必要があります。

  1. コマンド行で、WebSphere Integration Developer をインストールしたディレクトリー (例えば /opt/ibm/WebSphere/ID/602) に変更します。
  2. コマンド ./wid.bin -clean を実行して WebSphere Integration Developer を始動します。

この -clean オプションは、WebSphere Integration Developer に Eclipse リポジトリーの再作成を強制します。 これは、plugins フォルダーに解凍することで、Eclipse にインストールされたものすべてに適用されます。 このオプションはまた、以下を行います。

さらに、-clean が使用されたときに何が行われるかは、構成ディレクトリーにリストされた各プラグインに応じて異なります。

暫定修正を適用後、-clean オプションを使用して WebSphere Integration Developer を始動するのは、良い方法です。 これにより、適用された修正からの変更を反映するように、プラグイン・レジストリーが再生成されることが保証されます。 -clean を指定した実行はプラグイン・レジストリーの再生成でかなりの時間を要するため、これは暫定修正の適用後に一度だけ行う 必要があります。

WebSphere Integration Developer のアンインストール

Linux 上の WebSphere Integration Developer をアンインストールするには、 以下のステップに従います。

  1. サーバーが停止していることを確認します。
    1. 「ビジネス・インテグレーション」パースペクティブで、「サーバー」タブをクリックして、「サーバー」ビューを開きます。
    2. 「サーバー」ビューで、サーバーを右クリックして、「停止」を選択します。
    3. アンインストールを続行する前に、「サーバー」ビューの「状況」域で、サーバーの状況が停止であることを 確認します。
  2. WebSphere Integration Developer をクローズします。
  3. root としてログインします。
  4. インストール・ディレクトリーの wid_prod/_uninst/ サブディレクトリーに移動します。
  5. コマンド ./uninstall.bin を入力して、 WebSphere Integration Developer をアンインストールします。 ファイル・マネージャーで作業を行っている場合は、ファイルをクリックして アンインストーラーを起動することができます。

plug-ins または features ディレクトリー内のファイルやフィーチャーは、これらのディレクトリーに常駐するユーザー・データおよび サード・パーティーのプラグインを含め、すべて自動的に削除されます。 ユーザーの作業データを含むワークスペース・ディレクトリーは削除されません。 その他のディレクトリーについては、以下のディレクトリーが残されます。

WebSphere Integration Developer の必須フィーチャーの 1 つ以上を部分的にアンインストールしようとすると、 次のようなエラー・メッセージが表示されます。

無効な選択:
ide_required をアンインストールできません: アンインストール用に root が設定されていません
(Unable to uninstall ide_required: root is not set for uninstall)

この問題に対処するには、「WebSphere Integration Developer V6.0.2」チェック・ボックスを選択します。 アンインストール・パネルが再初期化されます。 ここで、WebSphere Integration Developer 全体をアンインストールしたり、 アンインストールしたくない フィーチャーの選択をクリアしたりすることができます。

WebSphere Integration Developer のサイレント・アンインストール

WebSphere Integration Developer をサイレント・アンインストールするには、 以下の手順に従います。

  1. サーバーが停止していることを確認します (WebSphere Integration Developer のアンインストールを参照)。
  2. コマンド・プロンプトから、インストール・ディレクトリーに移動し、次を入力します。
    wid_prod/_uninst/uninstall.bin -silent

既知の問題と制限事項

このセクションでは、Linux での WebSphere Integration Developer のインストールおよびアンインストールに関する既知の問題と制限事項について説明します。 この製品の実際の使用に影響を与える問題と制限については、 製品の README ファイルまたはオンライン・ヘルプ・ファイルを参照してください。

Novell NetWare ディスクの制限事項

WebSphere Integration Developer のアンインストールおよび再インストールにより使用不可状態になる

WebSphere Integration Developer をアンインストールし、同じ場所に再インストールすると、使用不可状態になる場合があります。 再インストール中にこの問題を示すエラー・メッセージは出されません。

この問題には 2 つの解決策があります。 WebSphere Integration Developer のアンインストール後、再インストールを行う前にインストール・ディレクトリー全体を削除するか、または WebSphere Integration Developer を別の場所に再インストールする方法があります。

アンインストールが失敗する

WebSphere Integration Developer のアンインストール時、アンインストール・ウィザードの終わりに次のようなエラー・メッセージが出されることが あります。

アンインストール中にエラーが発生しました。
エラーが発生し、製品のアンインストールは失敗しました。
詳しくは、ログ・ファイル wid_install_dir/logs/wid_v602_uninstall.log を参照してください。

この問題は、アンインストール中にアンインストール・ウィザードが特定のディレクトリー・パスを削除できないために発生します。 これは、インストール・パスが長いこと、またはディレクトリーに対してロックを持つプロセスが原因と考えられます。

問題を解決するには、アンインストール・ウィザードをクローズして、WebSphere Integration Developer インストール・ディレクトリーを削除してください。

統合テスト環境のインストールに失敗する

WebSphere Integration Developer をインストールするときに統合テスト環境のインストールを選択して、 インストールが失敗した場合、次のメッセージが表示されます。

統合テスト環境のインストールに失敗しました。
IBM WebSphere Integration Developer は引き続き実行されますが、統合テスト環境は使用できない可能性が
あります。

この失敗の原因を判別するには、installdir/logs ディレクトリーにある ログ・ファイル (具体的には、接頭部が wps_v602 であるログ・ファイル) が役立つ場合があります。 典型的な失敗には、前提条件がないことや前のインストールの情報が残っていることなどが含まれます。 失敗の原因の判別および訂正が終わったら、WebSphere Integration Developer Uninstaller を実行し、 統合テスト環境のみを選択してアンインストールします。 次に、WebSphere Integration Developer Installer を再実行し、統合テスト環境フィーチャーを再度選択します。

統合テスト環境はデフォルトで、WebSphere Integration Developer がインストールされている /runtimes/bi_v6 サブディレクトリーにインストールされることに注意してください。

root 以外のユーザーが「ビジネス・インテグレーション」パースペクティブを見ることができない

制限付きユーザー・アカウント (root 以外のユーザー) で Linux プラットフォームを使用している場合に、 「ビジネス・インテグレーション」パースペクティブを表示できないことがあります。

このパースペクティブを見るには、以下の手順に従います。

  1. ワークベンチが開始されている場合はシャットダウンします。
  2. /home/user_id/.eclipse をバックアップ・ロケーションにコピーします。 user_id は制限付きユーザー・アカウントです。
  3. wid.bin を、WebSphere Integration Developer インストール・ロケーションから -clean オプション指定で起動します。

更新のインストール

Rational Product Updater は、 システム上にインストールされているすべての Rational Software Development Platform 製品の状況を常に把握し、 製品更新とオプションの新規フィーチャーを検索してインストールするツールです。

Product Updater は、WebSphere Integration Developer と共に (または、最初にインストールされる Rational Software Development Platform 製品と共に) 自動的にインストールされます。 これ以降にインストールされるすべての Rational Software Development Platform 製品は、 自動的にこのツールに登録されます。 これらの製品について、以下の種類の 更新を検索し、自動的にインストールすることができます。

更新間の依存関係がある場合は、自動的に強制されます。Product Updater を使用すると、 単一ロケーションからすべての Rational Software Development Platform 製品の更新を管理することができます。 Product Updater は自身の更新も行います。

また、Product Updater の使用により、以下のタスクも実行することができます。

ツールの使用については、Product Updater のヘルプ・システムを参照してください。 このヘルプには以下の方法でアクセスすることができます。

  1. Product Updater を起動するには、WebSphere Integration Developer で「ヘルプ」>「ソフトウェア更新」>「IBM Rational Product Updater」を選択します。
  2. Product Updater で「ヘルプ」>「ヘルプの内容」を選択します。

以下は、製品更新とオプション・フィーチャーを探してインストールする手順です。

  1. 使用可能な更新を検索するには、「更新の検索」ボタンをクリックします。 新しいオプション・フィーチャーを検索するには、「オプション・フィーチャーの検索」ボタンをクリックします。 (「更新」タブをクリックして「オプション・フィーチャー」タブをそれぞれクリックしても、同じ結果が 得られます。) 進行標識で、検索している更新サイトが示されます。
  2. 製品更新 の場合:
    1. 「更新」ページに、インストールされた製品およびフィーチャーのそれぞれについて、使用可能な更新のタイプと番号が 示されます (それぞれが 製品更新 アイコンで示されます)。 各更新をクリックして、その説明と詳細情報を表示することができます。 更新をインストールする前に、詳細情報を確認してください。
    2. 推奨される更新は、デフォルトで選択されています。 相互前提条件の更新は、自動的に一緒に選択および選択解除されます。 選択を変更した場合、「推奨される更新を設定」ボタンをクリックして、デフォルトに戻すことができます。
    3. 更新のインストール」をクリックして、更新の選択されたリストをインストールします。
  3. オプション・フィーチャー の場合:
    1. 「オプション・フィーチャー」ページに、使用可能な新しいオプション・フィーチャーの名前とバージョンが示されます (それぞれが オプション・フィーチャー アイコンで示されます)。
    2. 新しいフィーチャーをインストールする前に、その名前をクリックして、詳細情報を確認します。
    3. インストールするフィーチャーのリストを選択します。 フィーチャーをインストールする前にインストールする必要のある製品更新がある場合は、警告メッセージを受け取ります。
    4. フィーチャーのインストール」をクリックして、選択したオプション・フィーチャーをインストールします。
  4. ダイアログ・ボックスに、選択した製品更新またはオプション・フィーチャーのご使用条件が示されます。 ご使用条件を読んで同意したら、「OK」をクリックしてインストールを開始します。 インストールする項目を複数選択すると、インストールを開始する前に複数のご使用条件に同意することが必要になる場合があります。

インストールが終了すると、進行標識がクローズし、操作の成功を知らせるメッセージが Product Updater の上部ペインに表示されます。 インストールした製品更新またはオプション・フィーチャーはそれぞれのページから除去され、「インストール済み製品」ページに追加されます。 フィックスパックは累積されているため、最高レベルのフィックスパックのみが表示されます。 暫定修正がある場合は、それが適用される製品またはフィーチャーの下にリストされます。

特記事項

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商標

http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml を参照してください。