一般のリリース情報

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リリース情報

1.0 説明
2.0 制限事項
   2.1 XSD スキーマ・インポート解決動作
3.0 既知の問題と次善策
   3.1 見つからないオブジェクトに関する予期しないエラー
   3.2 ビジネス主導型開発の考慮事項に関する資料が利用可能に

1.0 説明

このリリース情報ファイルには、 以下のいずれかのツールに関連する制限および既知の問題と次善策に関する最新情報が記載されています。

2.0 制限事項

2.1 XSD スキーマ・インポート解決動作

XML カタログは主に、インターネットにあるスキーマへの不要な Web アクセスを回避することによってパフォーマンスを向上させるための キャッシュとして使用されます。 そのため、Web ベースのすべての XSD インポートでは、schemaLocation 属性が Web アドレスを指している場合、インポートの解決には必ず XML カタログが最初に使用されます。 カタログにエントリーがない場合は、Web からアクセスされます。 ファイル関連のインポートでは、schemaLocation 属性がファイルを指している場合、インポートの解決にはスキーマ・ロケーションが使用されます。  

また XML カタログは、数多くのスキーマで参照されるシステム固有のスキーマを保管するために使用することもできます。 例えば、BusinessGraph.xsd です。このような場合、XSD インポート schemaLocation 属性がファイル・システムにないファイルを指していても、 スキーマがカタログにある場合は、カタログ・バージョンが使用されます。   

その結果、XML カタログに登録されているシステム・スキーマを使用する XSD を共用する場合は、共用 XSD にシステム・スキーマを 組み込むか、XML カタログのコンテンツを共用する必要があります。

3.0 既知の問題と次善策

3.1 見つからないオブジェクトに関する予期しないエラー

WSDL オブジェクトまたはビジネス・オブジェクト (XSD 型) が見つからないことを示すエラーが表示されることがありますが、オブジェクトを含む ファイルは従属プロジェクト内にあるため、エラーの理由がわかりません。 通常、これらのエラーは「問題」ビューに表示されます。 また、ワークベンチ・ログ・ファイルに記録されるか、メッセージ・ダイアログ・ボックスに表示されることもあります。

オブジェクトを Java プロジェクトから WebSphere Integration Developer エディターにドラッグして、編集中のファイルでその成果物への参照を 作成した場合にこのエラーを受け取ることがあります。

ファイルが WebSphere Integration Developer モジュールまたは WebSphere Integration Developer ライブラリー内にあることを確認してください。 プロジェクトが従属プロジェクトであっても、オブジェクトのファイルが Java プロジェクト内にある場合は、オブジェクトが見つからない可能性があります。

この問題を回避するには、ファイルを WebSphere Integration Developer ライブラリーまたは WebSphere Integration Developer モジュールに移動します。 複数の WebSphere Integration Developer モジュールでオブジェクトを共用する必要がある場合は、ファイルを WebSphere Integration Developer ライブラリーに 移動してください。

3.2 ビジネス主導型開発の考慮事項に関する資料が利用可能に

ビジネス主導型開発では、ソリューションのモデル化、ソリューションの実装、ソリューションのランタイム・サーバーへのデプロイ、および サーバーでのソリューションのモニターを行うことができます。

ビジネス・アナリストは、統合デベロッパーが WebSphere Integration Developer で実装し、ランタイム・サーバーにデプロイするビジネス・プロセスを WebSphere Business Modeler でモデル化します。 統合プロセス中に、ソリューションには、ビジネス・パフォーマンス情報を収集するために注釈を付けることができます。 これは、WebSphere Business Monitor を使用してモニターすることが可能です。  

ビジネス主導型開発を円滑に行うためのガイドとヒントについては、Web サイト http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=2308&context=SSQQFK&uid=swg27008813 にある 「Business-driven development considerations」を参照してください。