WebSphere Integration Developer の追加フィーチャーのサイレント・インストール

WebSphere® Integration Developer には、 すべてのデフォルト・フィーチャーをサイレント・インストールするサンプルの応答ファイル が付属しています。 この応答ファイルは、responsefile.txt と呼ばれ、 ¥disk1¥util ディレクトリーにあります。 他のフィーチャーをインストールするように 応答ファイルを変更したい場合は、最初に responsefile.txt のバックアップ・コピーを取っておくことをお勧めします。

WebSphere Integration Developer のオプション・フィーチャーをインストールするように応答ファイルを更新することができます。 以下の表は、応答ファイルのオプションと応答ファイルの対応するエントリーを示したものです。
表 1. 応答ファイル・オプションのリスト
フィーチャー 応答ファイルのエントリー
製品インストール・ディレクトリー installLocation
統合テスト環境
  • WebSphere Process Server V6.0.1 プロファイル
  • WebSphere Enterprise Service Bus V6.0.1 プロファイル
feature_wps6_win32.active
  • profile_selection_panel_win32.wps
  • profile_selection_panel_win32.esb
このいずれかのオプション・フィーチャーをサイレント・モードでインストールするには、以下のようにします。
  1. responsefile.txt を新規ファイル (例えば、myresponsefile.txt) にコピーします。
  2. 応答ファイルのコピーを編集します。
  3. 上の表に示したインストール・フィーチャー名が含まれる行を見つけます。 例えば、統合テスト環境をインストールする場合は、 応答ファイル内で # -P feature_wps6_win32.active=<value> という行を見つけてください。
  4. この行に次の変更を加えます。
    1. 最初の桁の # を除去します。
    2. <value>true に変更します。
    この例では、この行は次のように変更されます。
    -P feature_wps6_win32.active=true
  5. 統合テスト環境フィーチャーがインストールされている場合、 少なくとも 1 つのサーバー・プロファイルを使用可能にする必要があります。
    • WebSphere Integration Developer の多くのエディターおよびウィザードで作成されたアプリケーションをテストし、 それらのアプリケーションを WebSphere Process Server にのみデプロイする (デフォルト) 場合は、 WebSphere Process Server を使用可能にします。
      -P profile_selection_panel_win32.wps=true
    • さらに、WebSphere Enterprise Service Bus サーバーへのデプロイメントのために、 メディエーション・フロー・エディターで作成したアプリケーションをテストする場合は、 両方とも使用可能にします。
    • メディエーション・フロー・エディターで作成したアプリケーションのみをテストし、 このアプリケーションを WebSphere Enterprise Service Bus サーバーにのみデプロイする場合は、 WebSphere Enterprise Service Bus のみを使用可能にします。
      -P profile_selection_panel_win32.esb=true
  6. 変更を保管します。
  7. ローカル・イメージのセットアップの説明に従って、イメージをコピーします (まだコピーしていない場合)。
  8. コマンド行から、前のセクションで作成した一時ディレクトリー (例えば、 network_drive:¥install_image¥disk1¥setup) の ¥disk1¥setup ディレクトリーに移動します。
  9. 応答ファイルを実行するとき、下記のように -options パラメーター と応答ファイルの完全修飾名を追加します。
    setup.exe -silent -options "Your_directory\myresponsefile.txt"
    ここで、Your_directory は、応答ファイルが存在するディレクトリーの完全修飾名です。
    注: 応答ファイルが使用されていることを確認するためには、-silent オプションを指定せずに、 最初に (すなわち、サイレント・インストールの実行前に) このコマンドを実行して、 設定がインストール・ウィザードで登録されていることを確認してください。 登録されていない場合は、応答ファイルの設定またはコマンド構文に問題があります。
  10. WebSphere Integration Developer のサイレント・インストールは、 完了するまでにしばらく時間がかかります。 いつインストールが完了したかを判別するために、 インストール・ディレクトリー内の ¥logs サブディレクトリーを定期的にモニターすることができます。 license.log ファイルが表示されていれば、サイレント・インストールは完了しています。

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