WebSphere® MQ Workflow から WebSphere Integration Developer にマイグレーションする前に、環境が適切に準備されていることを最初に確認する必要があります。
マイグレーション・ウィザードは、実行可能なビジネス・プロセス・エディター成果物に手動で適用する必要のある、 マイグレーションされない WebSphere MQ Workflow 構成 (PEA または PES プログラム・アクティビティー、動的スタッフ割り当てなど) に対しても、構文的に正しい ビジネス・プロセス・エディター構成を作成します。
下の表に、適用されるマッピング・ルールの概要を示します。
WebSphere MQ Workflow | Business Process Choreographer |
---|---|
プロセス | 実行モードのプロセス: longRunning; プロセスのインバウンドおよびアウトバウンドのインターフェースのパートナー・リンク |
ソースおよびシンク | プロセス入力およびプロセス出力の 変数; 受信 アクティビティーおよび応答 アクティビティー |
プログラム・アクティビティー | 呼び出し アクティビティー |
プロセス・アクティビティー | 呼び出し アクティビティー |
空のアクティビティー | 空の アクティビティー |
ブロック | 組み込み BPEL アクティビティーを持つスコープ |
アクティビティーの終了条件 | While アクティビティー (実アクティビティーを囲む) |
アクティビティーの開始条件 | アクティビティーの結合条件 |
アクティビティーのスタッフ割り当て | ヒューマン・タスク ・アクティビティー |
アクティビティーの入力コンテナーおよび出力コンテナー | 呼び出し アクティビティーの入出力の指定に使用する変数 |
コントロール・コネクター; 遷移状態 | リンク; 遷移状態 |
データ・コネクター | 割り当て アクティビティー |
グローバル・データ・コンテナー | 変数 |
可能であれば、最初は小さなプロジェクトのマイグレーション・プロセスを試してください。 マイグレーション・ウィザードを使用すると、WebSphere MQ Workflow プロセス・モデルをビジネス・プロセス・エディターのプロセス・モデルに 簡単に変換できますが、新しいプログラミング・モデルを作成するときと同じようにプロセスを 1 対 1 でマッピングすることは できません。 基礎をなすプロセス仕様言語 (FDL および BPEL) のセマンティック・スコープは、交差するエリアを共用しますが、完全に 重なり合うことはありません。 そうでないと、ビジネス・プロセス・エディターの新しい利点が期待できなくなります。 Web サービスは、使用すべきではないソリューションを新しいソリューションに置き換えることを要求する、新しいテクノロジーを 表します。
一般に、生成された成果物は常時検討し、必要に応じて変更する必要があります。 マイグレーションを正常に終了するため、またはマイグレーション・タスクを完了するために、さらに作業が必要になることも あります。