レガシー・アダプターを使用して WebSphere® Process
Server に接続する場合、下のアルゴリズムを使用すると、どのようにして WebSphere Process
Sever DataObject が WebSphere InterChange Server XML から作成されたのかについて、
詳しく理解することができます。
この情報には、データ値が配置された場所や、WebSphere InterChange
Server で使用されていたデータ値を置換するために選択されたデータ値が示されます。
一般
- ChangeSummary に verb を設定する場合、設定はすべて markCreate/Update/Delete API を使用して行われます。
- ChangeSummary/EventSummary に verb を設定する場合、Create、Update、および Delete verb が ChangeSummary に設定され、
それ以外の verb はすべて EventSummary に設定されます。
- ChangeSummary から verb を取得する場合:
- ロギングを使用可能にしている場合、
意図した Update ではなく Create として DataObject が識別されることを避けるには、
次の操作を行う必要があります。
- DataObject の作成中はロギングを中断する。
- DataObject の更新の場合にロギングを再開する (または、markUpdated API を使用する)。
ロード (Loading)
「ロード中」では、WebSphere InterChange
Server ランタイム XML が WebSphere Business Integration BusinessGraph AfterImage インスタンスにロードされます。
- 該当する BusinessGraph のインスタンスが作成されます。
- ChangeSummary ロギングがオンになり、後でこのロギングをオンにしてエントリーをクリアすることがないようにします。
- 不要な情報が ChangeSummary に入力されないようにするため、ChangeSummary ロギングが一時停止されます。
- 最上位の BusinessObject の属性が DataObject に作成されます (下のセクション『属性処理』を参照してください)。
- 最上位の BusinessObject に子の BusinessObject がある場合、再帰的に処理が行われます。
- 子の BusinessObject の属性が DataObject に作成されます (下のセクション『属性処理』を参照してください)。
- 最上位の BusinessObject の verb が BusinessGraph の最上位の verb に設定され、要約内にも設定されます。
- 子の BusinessObject の verb が要約内に設定されます。
保管 (Saving)
「保管中」では、WebSphere Business
Integration BusinessGraph AfterImage インスタンスが WebSphere InterChange Server ランタイム XML に保管されます。
入力された BusinessGraph が AfterImage ではない場合、例外が throw されます。
属性処理
- 下で説明されていない値はすべて ASIS としてロード/保管されます。
- ObjectEventId は EventSummary にロードされ、EventSummary から保管されます。
- CxBlank および CxIgnore の場合:
- 変換の WebSphere Business
Integration BusinessObject の側では、CxBlank および CxIgnore は次のように設定/識別されます。
- CxIgnore - NULL の Java™ 値で設定解除/設定を行う
- CxBlank - 下の表にあるように従属値を入力する
- 変換の WebSphere InterChange
Server XML の側では、CxBlank および CxIgnore は次のように設定/識別されます。
表 1. CxBlank および CxIgnore の設定型 |
CxIgnore |
CxBlank |
整数 |
Integer.MIN_VALUE |
Integer.MAX_VALUE |
浮動 |
Float.MIN_VALUE |
Float.MAX_VALUE |
倍精度 |
Double.MIN_VALUE |
Double.MAX_VALUE |
ストリング/日付/長形式テキスト |
“CxIgnore” |
“” |
子の BusinessObject |
(空のエレメント) |
N/A |