EJB および EJB プロセス・バインディングのマイグレーション

EJB および EJB プロセス・バインディングは、推奨 SCA 構成にマイグレーションすることができます。

WebSphere® Studio Application Developer Integration Edition で、このバインディング・タイプは、EJB を呼び出すことによって、 クライアントによる BPEL プロセスや他のサービスとの通信を可能にしました。 マイクロプロセスの場合、このバインディング・タイプはオプションではなかったことに注意してください。 生成済み EJB が他のバインディング・タイプによって内部的に使用されるために、必ず選択されていました。

生成済み EJB の JNDI 名は、BPEL の名前、ターゲット名前空間、および開始日付タイム・スタンプの組み合わせとして 自動的に生成されました。 例えば、これらの属性は、「説明」および「サーバー」のコンテンツ・タブにおいて BPEL エディターで BPEL プロセスの プロパティーを調べることによって見つけることができます。

表 1. 生成済み名前空間
プロセス名 MyService
ターゲット名前空間 http://www.example.com/process87787141/
開始日付 Jan 01 2003 02:03:04

この例の生成済み名前空間は com/example/www/process87787141/MyService20030101T020304 です。

WebSphere Studio Application Developer Integration Edition では、EJB バインディングがデプロイメント・タイプとして選択された場合、指定される オプションはありませんでした。

WebSphere Studio Application Developer Integration Edition プロセス・バインディングをマイグレーションするには、4 つのオプションがあります。 サービスにアクセスするクライアントのタイプによって、次のどのマイグレーション・オプションが実行されるかが決まります。
注: 手動マイグレーション・ステップの完了後、クライアントも新しいプログラミング・モデルにマイグレーションする必要があります。 次のクライアント・タイプについては、該当するトピックを参照してください。
表 2. クライアントのマイグレーションに関する詳細情報
クライアント・タイプ 詳細については以下を参照
生成済みセッション Bean を呼び出す EJB クライアント。 このようなクライアントは、呼び出す BPEL 操作に対応する EJB メソッドを呼び出します。 EJB クライアントのマイグレーション
EJB プロセス・バインディングを使用する WSIF クライアント EJB プロセス・バインディング・クライアントのマイグレーション
汎用 business process choreographer EJB API Business Process Choreographer 汎用 EJB API クライアントのマイグレーション
汎用 business process choreographer Messaging API Business Process Choreographer 汎用 Messaging API クライアントのマイグレーション
同じモジュール内の他の BPEL プロセス N/A: コンポーネント・アセンブリー・エディターをともに使用するワイヤー BPEL コンポーネント
異なるモジュール内の別の BPEL プロセス N/A: 参照元モジュールに SCA バインディング付きインポートを作成して、 次のオプション 1 で作成する SCA バインディング付きインポートをポイントするようにその バインディングを構成します。
重要な点として、ビジネス・プロセスが、 そのモジュールの外部に (サービス参照を介して) ビジネス・プロセス自体への参照を渡す場合は、 常に下記のオプション 1 に従って (常にこれらのオプションのうち複数を実行できます)、 そのビジネス・プロセスの SCA バインディング付きエクスポートを作成する必要があることに注意してください。 ビジネス・プロセスのエクスポートにはモジュールのデフォルト・エクスポートとしてマークを付ける必要があるため、 モジュールごとに 1 つのビジネス・プロセスのみが、そのサービス参照をモジュールの外部に渡すことができます。 これを行うには、次などの、エクスポートの「default」という名前の属性に「true」を指定します。
Default endpoint reference
「ビジネス・インテグレーション」ビューで「エクスポート」を右クリックし、 「アプリケーションから開く」を選択してから、 「テキスト・エディター」を選択して、 このビジネス・プロセスのエクスポートに手動でデフォルトのマークを付ける必要があります。
関連タスク
EJB クライアントのマイグレーション
EJB プロセス・バインディング・クライアントのマイグレーション
Business Process Choreographer 汎用 EJB API クライアントのマイグレーション
Business Process Choreographer 汎用 Messaging API クライアントおよび JMS プロセス・バインディング・クライアントのマイグレーション

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