JMS および JMS プロセス・バインディングのマイグレーション

JMS および JMS プロセス・バインディングは、推奨 SCA 構成にマイグレーションすることができます。

WebSphere® Studio Application Developer Integration Edition では、このバインディング・タイプは、クライアントに対して、メッセージを MDB に送信することによって BPEL プロセスや他のサービスと通信する機能を与えます。 このバインディング・タイプは、長時間実行プロセスのオプションではなく、 必ず選択されていたことに注意してください。 事実、このバインディング・タイプは、 長時間実行プロセスの要求/応答インターフェース用に許可された、 唯一のバインディング・タイプでした。 その他のサービス・タイプについては、MDB が生成され、これが該当するサービスを呼び出します。

JMS バインディングによって使用される JNDI 名は、BPEL の名前、ターゲット名前空間、および開始日付タイム・スタンプの 組み合わせでした。

WebSphere Studio Application Developer Integration Edition では、JMS バインディングが BPEL プロセスのデプロイメント・タイプとして選択された場合、以下の オプションが与えられました。
  • JNDI 接続ファクトリー - デフォルトは jms/BPECF です (これは、ターゲット・ビジネス・プロセス・コンテナーの キュー接続ファクトリーの JNDI 名です)。
  • JNDI 宛先キュー - デフォルトは jms/BPEIntQueue です (これはターゲット・ビジネス・プロセス・コンテナーの 内部キューの JNDI 名です)。
  • JNDI プロバイダー URL: サーバー提供またはカスタム - アドレスを入力する必要があります。デフォルトは iiop://localhost:2809 です。
WebSphere Studio Application Developer Integration Edition JMS プロセス・バインディングのマイグレーションには、5 つのオプションがあります。 サービスにアクセスするクライアントのタイプによって、次のどのマイグレーション・オプションが実行されるかが決まります。
注: 手動マイグレーション・ステップの完了後、クライアントも新しいプログラミング・モデルにマイグレーションする必要があります。 次のクライアント・タイプについては、該当するトピックを参照してください。
表 1. クライアントのマイグレーションに関する詳細情報
クライアント・タイプ 詳細については以下を参照
JMS プロセス・バインディングを使用する WSIF クライアント Business Process Choreographer 汎用 Messaging API クライアントおよび JMS プロセス・バインディング・クライアントのマイグレーション
汎用 business process choreographer EJB API Business Process Choreographer 汎用 EJB API クライアントのマイグレーション
ビジネスをマイグレーションする汎用 business process choreographer Messaging API Business Process Choreographer 汎用 Messaging API クライアントのマイグレーション
同じモジュール内の他の BPEL プロセス N/A: コンポーネント・アセンブリー・エディターをともに使用するワイヤー BPEL コンポーネント
異なるモジュール内の別の BPEL プロセス N/A: 参照元モジュールに『SCA バインディング付きインポート』を作成して、次のオプション 1 で作成する 『SCA バインディング付きエクスポート』をポイントするようにそのバインディングを構成します。
重要な点として、ビジネス・プロセスが、 そのモジュールの外部に (サービス参照を介して) ビジネス・プロセス自体への参照を渡す場合は、 常に下記のオプション 1 に従って (常にこれらのオプションのうち複数を実行できます)、 そのビジネス・プロセスの SCA バインディング付きエクスポートを作成する必要があることに注意してください。 ビジネス・プロセスのエクスポートにはモジュールのデフォルト・エクスポートとしてマークを付ける必要があるため、 モジュールごとに 1 つのビジネス・プロセスのみが、そのサービス参照をモジュールの外部に渡すことができます。 これを行うには、次などの、エクスポートの「default」という名前の属性に「true」を指定します。
Default endpoint reference
「ビジネス・インテグレーション」ビューで「エクスポート」を右クリックし、 「アプリケーションから開く」を選択してから、 「テキスト・エディター」を選択して、 このビジネス・プロセスのエクスポートに手動でデフォルトのマークを付ける必要があります。
関連タスク
Business Process Choreographer 汎用 Messaging API クライアントおよび JMS プロセス・バインディング・クライアントのマイグレーション
Business Process Choreographer 汎用 EJB API クライアントのマイグレーション
JMS クライアントのマイグレーション

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