このセクションでは、アプリケーションのニーズに応じて、
どのような場合に特定のバインディングがより適切になるかについて説明します。
WebSphere Integration Developer で使用可能なバインディングには、選択の幅があります。
以下に挙げる一覧は、アプリケーションのニーズに応じて、
どのような場合に、あるバインディングが別のタイプのバインディングよりも適切となり得るかを識別するのに役立ちます。
以下の要因が当てはまる場合は、
SCA バインディングを検討してください。
- すべてのサービスが WebSphere Integration Developer モジュールの中に含まれている場合、
つまり、外部モジュールーがない場合
- パフォーマンスを重視している場合
- モジュールが密結合されている場合
以下の要因が当てはまる場合は、
Web サービス・バインディングを検討してください。
- インターネットを介して外部のサービスにアクセスしたり、
インターネットによりサービスを提供する必要がある場合
- サービスが疎結合されている場合
- アクセスする外部のサービスまたは提供するサービスのプロトコルが SOAP/HTTP または
JMS/HTTP である場合
以下の要因が当てはまる場合は、
EIS バインディングを検討してください。
- リソース・アダプターを使用して EIS システム上のサービスにアクセスする必要がある場合
- 信頼性よりもパフォーマンスを重視している場合、
つまり、非同期データ伝送よりも同期データ伝送が好まれる場合
以下の要因が当てはまる場合は、
JMS バインディングを検討してください。
- メッセージング・システムにアクセスする必要がある場合
- サービスが疎結合されている場合
- パフォーマンスよりも信頼性を重視している場合、
つまり、同期データ伝送よりも非同期データ伝送が好まれる場合
以下の要因が当てはまる場合は、
ステートレス・セッション EJB バインディングを検討してください。
- バインディングが、それ自体が EJB であるインポートされたサービス用である場合
- インポートされたサービスが疎結合されている場合
- EJB の状態が重要でない場合