ソース成果物を WebSphere®
Studio Application Developer Integration Edition から WebSphere Integration Developer にマイグレーションする前に、環境が適切に準備されていることを
最初に確認する必要があります。
以下のステップでは、ソース成果物を WebSphere Studio Application Developer Integration Edition から WebSphere Integration Developer に
マイグレーションする前に環境を準備する方法について説明します。
- マイグレーションを試行する前に、5.1 のワークスペース全体のバックアップ・コピーを取っていることを確認します。
- Rational® Application Developer Information Center (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/rtnl0600/ topic/com.ibm.etools.rad.migration.doc/topics/tmigratefrom51x.html) のマイグレーションのセクションを確認して、
ワークスペース内の非 WBI 固有のプロジェクトをマイグレーションする最適な方法を決定します。
- Rational Application Developer によって提供される Web サービス機能の背景情報について、
Rational Application Developer Information Center (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/rtnl0600/ topic/com.ibm.webservices.rad.nav.doc/developingweb.html) の Web サービスのセクションを確認します。
- 該当するすべての WebSphere Integration Developer フィーチャーが使用可能になっていることを確認します。
これらのフィーチャーが使用可能になっていないと、
以下で説明するメニュー・オプションが表示されないことがあります。
重要なフィーチャーを使用可能にするには、以下を行います。
- WebSphere Integration Developer で、「ウィンドウ」メニュー項目に進み、
「設定 (Preferences)」を選択します。
- 「ワークベンチ」に進み、
「ケイパビリティー (Capabilities)」カテゴリーを選択します。
- 以下のカテゴリーの下のすべてのフィーチャーを選択します。
- 拡張 J2EE
- エンタープライズ Java™
- Integration Developer
- Java デベロッパー
- Web デベロッパー (標準)
- Web サービス・デベロッパー
- XML デベロッパー
- 「OK」をクリックします。
- WebSphere Integration
Developer 用に新しいワークスペース・ディレクトリーを使用します。
サービス・プロジェクトが含まれている古い WebSphere Studio Application Developer Integration Edition ワークスペースで
WebSphere Integration Developer を
開くことはお勧めしません。
このプロジェクトは、WebSphere
Integration Developer が読み取ることができるフォーマットに最初にマイグレーションする必要があるためです。
これを行うための推奨ステップは、以下のとおりです。
- すべての非サービス・プロジェクトを古いワークスペースから新しいワークスペースにコピーします。
5.1 のサービス・プロジェクト用にデプロイメント・コードが生成されたときに作成された 5.1 の EJB、Web、および EAR プロジェクトはコピーしないでください。
新しい 6.0 のデプロイメント・コードは、BI モジュールがビルドされるときに自動的に生成されます。
- ブランクのワークスペースで WebSphere Integration Developer を開き、を
クリックしてすべての非サービス・プロジェクトをインポートし、新しいワークスペースにコピーしたプロジェクトを選択します。
- プロジェクトが J2EE プロジェクトである場合、Rational Application Developer マイグレーション・ウィザードを使用して、
以下のように、そのプロジェクトを 1.4 レベルにマイグレーションする必要があります。
- プロジェクトを右クリックして、を選択します。
- 最初のページの警告文を確認して、「次へ」をクリックします。
- プロジェクト・リスト内の「J2EE プロジェクト (J2EE project)」にチェック・マークが付いていることを確認します。
「プロジェクト構造をマイグレーションする」および「J2EE 仕様レベルをマイグレーションする (Migrate J2EE specification level)」は、
チェック・マークが付いたままにしてください。
J2EE バージョン 1.4 および「ターゲット・サーバー WebSphere Process Server v6.0 (Target Server WebSphere Process Server v6.0)」を選択します。
- J2EE プロジェクトに適切なその他のオプションがあれば選択して、
「終了」をクリックします。
このステップが正常に完了すると、
「マイグレーションが正常に終了しました (Migration finished successfully)」というメッセージが表示されます。
- マイグレーション後に J2EE プロジェクトにエラーがある場合は、
v5 の .jar ファイルまたはライブラリーを参照しているすべてのクラスパス・エントリーを除去して、
代わりにクラスパスに JRE システム・ライブラリーおよび WPS サーバー・ターゲット・ライブラリーを追加する必要があります (下記に説明があります)。
これで、多くのエラーが解決されるはずですが、
一部のエラーが解決されない場合もあります。
- 拡張メッセージング (CMM) または Container Managed Persistence over Anything (CMP/A) を使用する WebSphere Business Integration EJB プロジェクトの場合、
5.1 のプロジェクトが 6.0 のワークスペースにインポートされた後で、IBM® EJB JAR 拡張記述子ファイルをマイグレーションする必要があります。
詳しくは、『WebSphere Business Integration EJB プロジェクトのマイグレーション』を参照してください。
- ワークスペースにインポートした非サービス・プロジェクトごとにクラスパスを修正します。
クラスパスに JRE および WebSphere Process Server ライブラリーを追加するには、
インポートしたプロジェクトを右クリックして、「プロパティー」を選択します。
「Java のビルド・パス」エントリーに移動して、「ライブラリー」タブを
選択します。
次に、以下を行います。
- を選択します。
- 次に、を選択します。
- 最適の結果を得るために、マイグレーション・ウィザードを実行する
前に、「プロジェクト」メニュー項目に移動して、「自動的にビルド (Build Automatically)」に
チェック・マークが付いていないことを確認します。
WebSphere Integration Developer は、
サービス・デプロイメント・オプションが設計時に指定されるという点で、WebSphere Studio Application Developer Integration Edition と異なります。
プロジェクトがビルドされると、デプロイメント・コードは、生成済み EJB と Web プロジェクトで自動的に更新されるため、
手動で「デプロイメント・コードの生成」を行うためのオプションはなくなりました。
- サービス・プロジェクト内の .bpel ファイルを完全にマイグレーションするために、.bpel ファイルによって
参照されるすべての .wsdl および .xsd ファイルが新しいワークスペースのビジネス・インテグレーション・プロジェクトで
解決可能であることを確認する必要があります。
- .wsdl および/または .xsd ファイルが .bpel ファイルと同じサービス・プロジェクトにある場合は、これ以上の
アクションは不要です。
- .wsdl ファイルまたは .xsd ファイル (あるいは、その両方) が、
マイグレーションしているサービス・プロジェクトとは異なるサービス・プロジェクト内にある場合、
マイグレーションの前に WebSphere Studio Application Developer Integration Edition を使用して、5.1 の成果物を再編成する必要があります。
これを行う理由は、ビジネス・インテグレーション・モジュールのプロジェクトが成果物を共用できないためです。
以下は、5.1 の成果物を再編成するための 2 つのオプションです。
- WebSphere Studio Application Developer Integration Edition で、
すべての共通成果物を保持する新規 Java プロジェクトを作成します。
複数のサービス・プロジェクトによって共用されるすべての .wsdl ファイルおよび .xsd ファイルを、
この新規 Java プロジェクト内に置きます。
この新規 Java プロジェクトの依存関係を、
これらの共通成果物を使用するすべてのサービス・プロジェクトに追加します。
WebSphere Integration Developer で、
サービス・プロジェクトをマイグレーションする前に、5.1 の共用 Java プロジェクトと同じ名前を持つ、
新規ビジネス・インテグレーション・ライブラリー・プロジェクトを作成します。
古い .wsdl ファイルと .xsd ファイルを、5.1 の共用 Java プロジェクトからこの新規 BI ライブラリー・プロジェクト・フォルダーに手動でコピーします。
これは、BPEL サービス・プロジェクトのマイグレーションを行う前に行う必要があります。
- もう 1 つのオプションは、
サービス・プロジェクト間での依存関係がない各サービス・プロジェクトで、
これらの共用の .wsdl 成果物と .xsd 成果物のローカル・コピーを保持することです。
- .wsdl および/または .xsd ファイルが他のタイプのプロジェクト (通常、他の Java プロジェクト) にある場合は、
5.1 のプロジェクトと同じ名前を持つビジネス・インテグレーション・ライブラリー・プロジェクトを作成する必要があります。
また、新しいライブラリー・プロジェクトのクラスパスもセットアップする必要があります。
このとき、5.1 の Java プロジェクトからのエントリーがあればそれを追加します。
このタイプのプロジェクトは、共用成果物の保管に役立ちます。
これでマイグレーション・プロセスを開始する準備ができました。