ビジネス・ルール

ビジネス・ルールは、ビジネス・プロセスとステート・マシンを補完します。 例えば、変数に関する条件がある場合、ビジネス・ルール によって、実行時に変数の値を変更できます。 ビジネス・ルールはビジュアル・プログラミング言語によって作成され、 コンテキストに基づいた決定を行います。 決定には、単純なものもあれば、複雑なものもあります。 ビジネス・ルールはプロシージャー型ではないため、 ルールはアプリケーションとは無関係に変更できます。

ビジネス・ルールは、コンテキストに基づいてプロセスの結果を決定します。 ビジネス・ルールは毎日のビジネスの局面で使用され、具体的な一連の事情に基づいて決定を行います。 この決定は、すべての事情をカバーするために多くのルールを必要とする場合があります。 ビジネス・プロセス内のビジネス・ルールを使用して、アプリケーションはビジネス条件の変更に素早く対応することができます。 例えば、ある保険会社は、申込者に自動車保険を承認するためのビジネス・ルールとして、申込者が 25 歳を超える男性で、自動車のカテゴリーがスポーツ・カーで、 過去 5 年間弊社の保険に入っていれば、毎月 100 ドルの料金で保険を承認する と定めることができます。

WebSphere Integration Developer は、ビジネス・ルールを作成するための多数のアプローチを提供します。 If-Then ルールまたはデシジョン・テーブルを作成できます。 これらのすべてがプロセスの結果を決定します。 これらのルールはプロセス自体から独立していることに注意してください。 つまり、プロセスを再実行せずに、いつでもルールを変更できます。 例えば、ビジネスを行う場所によっては、 日付が 12 月 26 日から 1 月 1 日の間である場合、20% 割引の歳末セールを行う というルールを設定できます。 しかも、売り上げの不振が続いている場合は、いつでも割引率を 40% に変更できます。


ビジネス・ルールのタイプ

ビジネス・ルールをメディエーション・モジュールで使用することはできません。 これは、WebSphere Process Server にのみデプロイ可能です。

関連概念
Java オブジェクト
BPEL プロセス
ステート・マシン
セレクター
ヒューマン・タスク
インターフェース・マップ
メディエーション・フロー
スタンドアロン参照

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