IBM® Rational® Software 開発プラットフォームは、
検証済み、オープン、完全、モジュラー方式の 4 拍子がそろったソリューションです。
チームによるソフトウェアおよびソフトウェア・ベースのシステムのビルド、
統合、拡張、およびデプロイを支援します。
IBM Rational Software 開発プラットフォームは、
以下をはじめとするいくつかの製品によって共用される共通開発環境です。
- Rational Web
Developer
- Rational Application
Developer
- Rational Software
Architect
- Rational Software
Modeler
- Rational Functional
Tester
- Rational Performance
Tester
- WebSphere® Integration
Developer
これらの製品のいずれかをインストールすると、Rational Software 開発プラットフォームが製品の一部として
自動的にインストールされます。
2 つ以上の Rational Software 開発プラットフォーム製品をインストールする場合、
開発プラットフォームは一度しかインストールされません。
これらの製品はすべて、ワークベンチと呼ばれる
同じユーザー・インターフェースを持ち、それぞれの製品はプラグイン を提供することで
ワークベンチに機能を追加します。
プラグイン は、既存のプログラムまたはアプリケーションに機能を追加するソフトウェア・モジュールです。
重要: WebSphere Integration Developer 6.0.1 は、
Rational Software Development Platform 6.0.1 (例えば、Rational Application Developer 6.0.1) をベースにした製品とのみ互換性があります。
WebSphere Integration Developer 6.0.1 のインストール中に異なるバージョンの Rational Application Developer が検出された場合は、
Rational Application Developer を 6.0.1 (
http://www.ibm.com/support で入手可能) にアップグレードするか、Rational Application Developer をアンインストールして、WebSphere Integration Developer 6.0.1 を正常にインストールできるようにする必要があります。
マイグレーションおよび共存
下の図表は、同一マシン上に
Rational Software 開発プラットフォームに
共通の複数の製品をインストールしようとした場合にどうなるかを示したものです (下の図表では、垂直軸がすでにインストール済みの
製品を示し、水平軸がインストールしようとしている製品を示しています)。
インストールを試行 |
WebSphere Integration
Developer |
Rational Software
Modeler |
Rational Web
Developer |
Rational Application
Developer |
Rational Software
Architect |
Rational Functional
Tester |
Rational Performance
Tester |
WebSphere Integration Developer |
N/A |
共用 |
共用 |
共用 |
共用 |
共用 |
共用 |
Rational Software Modeler |
共用1 ブロック2 |
N/A |
共用 |
共用 |
アップグレード |
共用 |
共用 |
Rational Web Developer |
共用1 ブロック2 |
共用 |
N/A |
アップグレード |
アップグレード |
共用 |
共用 |
Rational Application Developer |
共用1 ブロック2 |
共用 |
ブロック |
N/A |
アップグレード |
共用 |
共用 |
Rational Software Architect |
共用1 ブロック2 |
ブロック |
ブロック |
ブロック |
N/A |
共用 |
共用 |
Rational Functional Tester |
共用1 ブロック2 |
共用 |
共用 |
共用 |
共用 |
N/A |
共用 |
Rational Performance Tester |
共用1 ブロック2 |
共用 |
共用 |
共用 |
共用 |
共用 |
N/A |
注: - Rational 製品のバージョン 6.0.1 がインストールされている場合。
- バージョン 6.0.1 より新しい
Rational 製品がインストールされている場合。
定義:
- ブロック - 製品のインストールがブロックされる
場合 (例えば、Rational Software Architect が
インストール済みなのに、Rational Application Developer をインストールしようとしている
場合)、1 番目の製品をインストールしたままで 2 番目の製品をインストールすることはできません。
これは現在インストールされている製品よりも
少ない機能を提供する製品をインストールしようとした場合に発生します。
- アップグレード - 現行製品に含まれるすべての機能のほかに
追加機能も含まれる製品をインストールすると (例えば、Rational Web Developer がインストール済みで、Rational Application Developer を
インストールしたい場合は)、より高い機能を持つ製品にアップグレードされます。
1 番目の製品はアンインストールされますが、
ユーザー・インターフェースと、1 番目の製品での作業が含まれているワークスペースの両方は同じ場所に残されます。
- 共用 - この場合は、2 つ以上の製品が
ユーザー・インターフェースのインストールを共用します。
2 番目の製品はユーザー・インターフェースのコピーをもう一つインストールせずに、既存の製品の機能を拡張します。
したがって、例えば Rational Performance Tester をインストールして、次に Rational Application Developer を
インストールすると、両方ともユーザー・インターフェースの同一コピーを共用し、
ユーザー・インターフェースには Rational Performance Tester と Rational Application Developer の
両方が提供するすべての機能が含まれます。
アンインストール
- アップグレード製品 - 製品がアップグレードされると、
その製品は除去されて、より高い機能を持つ製品に置換されます。
新たにアップグレードされた製品が
その後アンインストールされると、製品全体がシステムから除去されます。例えば、Rational Application Developer を
インストールし、次に Rational Software Architect にアップグレードし、
その後で Rational Software Architect を
アンインストールするように選択すると、共通のユーザー・インターフェースを含め、すべてのプラグインが
アンインストールされます。
Rational Application Developer には戻りません。
Rational Application Developer を置換するには、再インストールが必要になります。
- 共用製品 - 共用シナリオで 2 つ以上の製品が
インストールされている場合は、最後の製品がアンインストールされるまでは
ユーザー・インターフェースはその位置に残されます。
例えば、Rational Application Developer と Rational
Performance Tester がインストールされていて、Rational Application Developer をアンインストールすると、Rational Performance Tester (および
ユーザー・インターフェース) はまだシステム上に残されています。
注: ユーザー・インターフェースは、最初にインストールされた Rational Software 開発プラットフォーム
を基にする製品のインストール・ディレクトリーにインストールされます。
これは他の製品と共に
再インストールされないため、1 番目の製品をアップグレードした場合、
アップグレード完了後に 1 番目のインストール・ディレクトリーを除去しないでください。
そのディレクトリーにはまだユーザー・インターフェースの内容が含まれています。