WebSphere® Integration
Developer では、イベント・モニターを使用してイベントの生成およびモニターを使用可能 (または使用不可) にできます。
イベント・モニターは、
アセンブリー・エディターやビジネス・プロセス・エディターなどの多くの WebSphere Integration Developer エディターで、
プロパティー・ページとしてアクセス可能です。
イベント・モニターの操作を開始する前に、
ビジネス・プロセス・イベントおよびヒューマン・タスク・イベントのモニターおよびロギングをサポートするように
WebSphere Process Server が構成されていることを確認する必要があります。
これは、トピック『WebSphere Integration
Developer におけるイベント・モニターをサポートするように WebSphere Process Server を構成』で説明されています。
また、WebSphere Integration Developer で
イベントをモニターできるコンポーネントとエレメントについて
十分に理解している必要があります。
モニター可能なコンポーネントとエレメントの完全なリストは、"WebSphere Integration Developer におけるモニター可能なコンポーネントおよびエレメント"
トピックにあります。
WebSphere Integration Developer でイベントの生成およびモニターを使用可能にするには、
以下の手順に従います。
- SCA レベル でイベントのモニターを使用可能にしたい場合、
以下のステップに従い、アセンブリー・エディターでイベント・モニターを開き、
モニターする 1 つ以上のコンポーネント・インターフェース操作を選択します。
- アセンブリー・エディターでアセンブリー図を開き、
イベントをモニターするインターフェース操作が含まれるビジネス・インテグレーション・コンポーネント (ビジネス・プロセスなど) を選択します。
- 「プロパティー」 タブをクリックします。「プロパティー」ビューが開きます。
- 「プロパティー」ビューで「詳細」タブをクリックします。
詳細ペインが開きます。
- 詳細ペインでインターフェースのリストを展開し、
イベントをモニターする操作を選択します。
「イベント・モニター」タブが詳細ペインに表示されます。
- 「イベント・モニター」タブをクリックします。
次の図に示すように、イベント・モニター・ペインが開き、
詳細ペイン上部にモニター可能なエレメントの名前が表示されます。

- コンポーネント・レベル でイベントのモニターを使用可能にしたい場合、
以下のステップに従い、コンポーネント・エディター (ビジネス・プロセス・エディターなど) でイベント・モニターを開き、
モニターする 1 つ以上のコンポーネント・エレメントを選択します。
- コンポーネント・エディターで、
ビジネス・インテグレーション・コンポーネント内にある、
イベントをモニターするモニター可能なエレメントを選択します。
例えば、ビジネス・プロセス・エディターでは、
プロセス・エディター・キャンバスでプロセス・アクティビティーを選択したり、
プロセス・エディター・トレイでプロセス全体を選択したりすることが可能です。
- 「プロパティー」 タブをクリックします。「プロパティー」ビューが開きます。
- 「イベント・モニター」タブをクリックします。
次の図に示すように、イベント・モニター・ペインが開き、
ペイン上部にモニター可能なエレメントの名前が表示されます。

- ビジネス・プロセス・エディターでイベント・モニターを開いて、
Process、Receive、Reply、Invoke、および Staff アクティビティーの定義済みのデフォルト・イベントを使用可能にしたい場合は、
プロセス・エディターのキャンバスの空白部分をクリックし、
プロセス・レベルでプロセスを選択してから、
「デフォルト・イベントを使用不可にする」チェック・ボックスをクリアします。
(これらのアクティビティーの定義済みデフォルト・イベントは、"ビジネス・プロセスのデフォルト・イベント"トピックでリストされています。)
- 次のステップを完了します。
- CEI イベントを生成する場合、「CEI」チェック・ボックスを選択します。
- ビジネス・プロセス・エディターまたはヒューマン・タスク・エディターのイベント・モニターで
作業しているときに、ビジネス・プロセスまたはヒューマン・タスクの監査イベントを生成する場合は、
「監査ログ」チェック・ボックスを選択します。
(「CEI」チェック・ボックスも選択する場合、
同じイベントが CEI イベントとしても生成されます。
特に監査イベントを扱う必要がない限り、監査イベントではなく、
CEI イベントの生成およびモニターを使用可能にすることをお勧めします。)
- 次のいずれかのラジオ・ボタンを選択します。
- 「なし」は、モニター対象に選択されたコンポーネント・エレメントに関連付けられている
すべてのイベントについて、生成もモニターも行わない場合に選択します。
(プロセス・レベルで「デフォルト・イベントを使用不可にする」チェック・ボックスをクリアすると、
ビジネス・プロセス・エディターのイベント・モニターで作業しているときに「なし」を選択しても、
Process、Receive、Reply、Invoke、Scope、および
Staff の各エレメントに対して、
定義済みのデフォルト・イベントが引き続き生成されることに注意してください。)
- 「すべて」は、モニター対象に選択されたコンポーネント・エレメントに関連付けられている
すべてのイベントを生成およびモニターする場合に選択します。
- 「選択」は、
モニター対象として選択されたコンポーネント・エレメントに関連付けられている個々のイベントを選択して、
生成およびモニターする場合に選択します。
- 「選択」ラジオ・ボタンを選択した場合、
選択したエレメントについて生成およびモニターする個々のイベントの横にあるチェック・ボックスを選択します。
- 「すべて」または「選択」ラジオ・ボタンを選択した場合、
「すべて」ラジオ・ボタンの横か、
または選択した個々のイベントの横にある以下のいずれかの「イベント・コンテンツ」レベルを選択します。
- 「フル」を選択すると、イベント内のすべてのビジネス・オブジェクト属性を
表示します。
- 「ダイジェスト」を選択すると、イベント内のビジネス・オブジェクト ID だけを
表示します。
- 「空」を選択すると、イベント内のビジネス・オブジェクト属性を
表示しません。
ビジネス・オブジェクトを持たないモニター可能なエレメントについて個々のイベントを選択した場合、
「空」を選択する必要があります。
- 1 つ以上のイベントを選択し、実行時にそのイベントを生成したい場合は、
それぞれのイベントで「オン」が選択されていることを確認します。
イベントは、実行時に、該当するレベルの情報とともに生成されます。
(選択されたイベントで「オン」が選択されていない場合、
そのイベントは引き続きモニター・ランタイムに登録されますが、
実行時に生成されることはありません。)
- イベント失敗時にロールバックをコントロールするためにトランザクション動作を選択する
場合は、「トランザクション」ドロップダウン・リストで次のエントリーのいずれかを選択します。
- 「既存」を選択すると、イベントが現在のトランザクションで送信されます。
現在のトランザクションが失敗した場合、イベントは生成されません。
- 「新規」を選択すると、イベントが新規トランザクションで送信されます。
この新規トランザクションが失敗した場合、イベントは生成されません。
- 「デフォルト」を選択すると、
基礎となるイベント・インフラストラクチャーによってサポートされるデフォルトのトランザクション値が使用されます。
この値は、「既存」または「新規」です。
- 選択したイベントのイベント設定に特定のコメントを追加したい場合は、
「ラベル」フィールドにコメントを入力します。
コメントは、開発時のドキュメンテーションの目的にのみ使用されます。
これは実行時には使用されず、生成されるイベントに書き込まれることはありません。
- モニターするエレメントごとに、これらのステップを繰り返します。
- Ctrl-S を押して、イベント・モニター設定を保管します。
モニター対象として選択したコンポーネント・エレメント上に、イベント・モニター・シンボル
が表示されます。また、イベント・モニターの仕様を保管するために、モニター (.mon) ファイルが生成されます。
- 「サーバー」ビューで、コンポーネントが含まれているモジュールを WebSphere Process Server のサーバーにデプロイしてから、
そのサーバーを始動します (または、サーバーがすでに実行中の場合は再始動します)。
次回、モニター対象コンポーネントを実行しおよび操作すると、
コンポーネント内でモニター対象として選択したモニター可能なエレメントごとにイベントが生成されます。
モニター対象コンポーネントの実行および操作が完了したら、
最も可能性の高い作業として、生成済みイベントの表示があります。
CEI イベントの生成を選択した場合、"CEI イベントの表示"トピックで説明したように、
共通ベース・イベント・ブラウザーを使用してイベントを表示できます。