このセクションでは、アーキテクチャーに関連したいくつかのトピックについて説明します。
.NET サービスで使用されるサービスの開発を行う場合は、 いくつかの特別の考慮事項について認識しておく必要があります。 これらの考慮事項には、.NET 開発環境で開発した WSDL ファイルを WebSphere Integration Developer 開発環境に取り込むこと、 および .NET サービスで使用できるように WebSphere Integration Developer から WSDL ファイルをエクスポートすることという、2 つの局面があります。 2 つの開発環境の主な相違点は、.NET 環境がインライン・スキーマを使用するのに対して、 WebSphere Integration Developer はインライン・スキーマを使用しないという点です。 インライン・スキーマとは、 スキーマを個別のファイルとしてインポートするよう指定するのではなく、 WSDL ファイルに組み込む方法のことです。 WebSphere Integration Developer には、この両方の場合に役立つ情報が提供されています。
『インターフェースの作成』のセクションの『インライン・スキーマ』では、 .NET WSDL ファイルなどのインライン・スキーマを含む WSDL ファイルをインポートする方法を示しています。
『ビジネス・サービスの組み立て』のセクションの『.NET サービスで使用するプロキシーの作成』では、 .NET で使用できるように、サービスを外部に公開する方法を示しています。 このトピックでは、特に、.NET サービスで使用するプロキシーの作成を中心に説明しています。
WebSphere Integration Developer は、マルチリンガル環境で動作します。 このことは、さまざまな言語で表されるデータを表示したり操作したりできることを意味します。 このサポートには、書き方が双方向である言語 (例えば、アラビア語やヘブライ語) がいくつか含まれています。 これらの言語は右から左に書かれますが、 数字およびラテン語 (またはキリル文字やギリシャ語など) のテキストの部分は、 このテキストに左から右に組み込まれます。
『IBM WebSphere Integration Developer の双方向スクリプト・サポートの概説』では、 必要な構成、このサポートを使用する場合のいくつかの特定の技術的ポイント、および制限など、 双方向言語のサポートについて説明しています。