統合開発者は、WebSphere Integration Developer の主要なユーザーです。 基礎実装についての詳細な知識がなくても、 統合開発者はビジュアル・ツールを使用して複雑な統合アプリケーションを作成できます。
WebSphere Integration Developer は、アプリケーションおよびビジネス・プロセスをコンポーネント として表示します。 コンポーネントの実装は非表示のままで、インターフェースによってコンポーネントが相互操作されます。 このため、統合開発者は、コンポーネントの基礎実装についての詳細な知識を必要とせずに、 これらのコンポーネントを使用する統合アプリケーションを作成できます。 ただし、統合開発者はおそらく統合分野についての幅広い技術知識を持っています。 これは、統合開発者は EIS システム、ビジネス・プロセス、 および Java またはその他の言語でコード化されたアプリケーションについて理解する必要があるためです。 例えば、設計者はそれぞれのコンポーネントの機能を詳しくは知らずに、システムがどのように機能するかについて幅広く理解しています。 設計者と同様に、統合開発者は、組織内でアプリケーション全体を設計する担当者となり、 別の担当者に特定のコンポーネントの実装をコード化させることができます。