Java Web サービスの作成: オプション 2

考慮すべき代替オプションは、Java™ クラスに Web サービスを作成できる、Rational® Application Developer Web サービス・ツールです。

注: この方法を使用してマイグレーションを試みる前に、 サイト http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/ rtnl0600/topic/com.ibm.etools.webservice.was.creation.ui.doc/tasks/twsbeanw.html の情報を参照してください。
注: このオプションでは、Web サービス・ウィザードを呼び出す前に、WebSphere® Integration Developer を介して Web サービス・ランタイムが構成されていることが必要です。
WebSphere Studio Application Developer Integration Edition でボトムアップのアプローチを使用して Java クラスに WSDL を生成する場合は、 以下のステップを実行してください。
  1. 新しい Web プロジェクトを作成し、この Web プロジェクトの Java ソース・フォルダーに、サービスをビルドする Java クラスをコピーします。
  2. サービスを作成している Java クラスのコンテナーであるエンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトを右クリックします。
  3. 「プロパティー」を選択し、 「サーバー」プロパティーで、 「ターゲット・ランタイム (Target runtime)」が、「WebSphere Process Server v6.0」に設定され、 「デフォルト・サーバー」が、インストール済みの「WebSphere Process Server v6.0」に設定されていることを確認します。
  4. テスト・サーバーを開始し、そのサーバーにこのアプリケーションをデプロイして、 正常に開始されるようにします。
  5. 次に、サービスを作成したい Java クラスを右クリックして、「Web サービス」 > 「Web サービスの作成」を選択します。
  6. 「Web サービス・タイプ (Web Service Type)」について、 「Java Bean Web サービス (Java bean Web Service)」を選択し、 Web サービスを今すぐにデプロイしたい場合を除き、 「Web プロジェクトの Web サービスを開始」オプションのチェック・マークを外します。 オプションで、クライアント・プロキシーの生成も選択できます。 「次へ」をクリックします。
  7. 右クリックした Java クラスが表示されるので、 「次へ」をクリックします。
  8. ここで、サービス・デプロイメント・オプションを構成する必要があります。 「編集...」ボタンをクリックします。 サーバー・タイプには、 「WPS Server v6.0」を選択し、 Web サービス・ランタイムには、「IBM WebSphere」 および「J2EE バージョン 1.4 (J2EE version 1.4)」を選択します。 これを行うことで有効な組み合わせを選択できない場合は、 v1.4 レベルへの J2EE プロジェクトのマイグレーションについて、 セクション『マイグレーションの準備』を参照してください。 「OK」をクリックします。
  9. サービス・プロジェクトについて、Web プロジェクトの名前を入力します。 また、該当する EAR プロジェクトも選択します。 「次へ」をクリックします。 このとき、数分間待たなければならない場合があります。
  10. 「Web サービス Java Bean の識別」パネルで、 WSDL 定義を入れる WSDL ファイルを選択します。 Web サービスで公開したいメソッドを選択し、該当するスタイル/エンコード (文書/リテラル、RPC/リテラル、または RPC/エンコード) を選択します。 「パッケージから名前空間へのカスタム・マッピングを定義する」オプションを選択し、この Java クラスのインターフェースで使用するすべての Java パッケージについて、マイグレーションされる Java クラス内で固有な名前空間を選択します (デフォルトの名前空間は、パッケージ名が固有ですが、同じ Java クラスを使用する別の Web サービスを作成する場合に、競合が発生する可能性があります)。 適宜、その他のパラメーターを入力します。
  11. 「次へ」をクリックし、 「Web サービスのパッケージから名前空間へのマッピング」パネルで、 「追加」ボタンをクリックし、 作成される行に Java Bean のパッケージ名を入力してから、 この Java クラスを一意的に識別するカスタム名前空間を追加します。 Java Bean インターフェースで使用するすべての Java パッケージに対して、マッピングの追加を続行します。
  12. 「次へ」をクリックします。 このとき、数分間待たなければならない場合があります。
  13. 「終了」をクリックします。 サービス・プロジェクトが Java サービスのコンシューマーであった場合には、ウィザードが完了した後、 Java サービスを記述する生成済み WSDL ファイルをビジネス・インテグレーション・モジュール・プロジェクトにコピーする必要があります。 このプロジェクトは、 フォルダー WebContent/WEB-INF/wsdl の下の生成済みルーター Web プロジェクトの中にあります。 ビジネス・インテグレーション・モジュール・プロジェクトの更新/再ビルドを行ってください。
  14. ビジネス・インテグレーション・パースペクティブに切り替え、 モジュールを展開して、 次に「Web サービス・ポート」論理カテゴリーを展開します。
  15. 前のステップで作成されたポートを選択し、 そのポートをアセンブリー・エディターにドラッグ・アンド・ドロップして、 Web サービス・バインディング付きインポートの作成を選択します。 プロンプトが出されたら、Java クラスの WSDL インターフェースを選択します。 これで、5.1 で Java コンポーネントを利用する SCA コンポーネントをこのインポートにワイヤリングして、 手動による再ワイヤリングのマイグレーション・ステップを完了することができます。

このインターフェースは 5.1 のインターフェースと多少の違いがあり、 5.1 コンシューマーと新しいインポートの間にインターフェース・メディエーション・コンポーネントを挿入することが必要な場合があります。 これを行うためには、アセンブリー・エディターでワイヤー・ツールをクリックして、 SCA ソース・コンポーネントを、この新しい Web サービス・バインディング付きインポートにワイヤリングします。 インターフェースが異なるため、 「ソース・ノードとターゲット・ノードにマッチング・インターフェースがありません。」というプロンプトが出されます。 ソース・ノードとターゲット・ノードの間にインターフェース・マッピングを作成することを選択します。 アセンブリー・エディターで作成されたマッピング・コンポーネントをダブルクリックします。 これにより、マッピング・エディターが開きます。 インターフェース・マッピングの作成についての説明は、 インフォメーション・センターを参照してください。

WebSphere Studio Application Developer Integration Edition でトップダウンのアプローチを使用していた場合は、 WSDL 定義から Java クラスを生成した後、以下のステップを実行してください。
  1. 新しい Web プロジェクトを作成し、Java スケルトンにしたい WSDL ファイルを、 この Web プロジェクトのソース・フォルダーにコピーします。
  2. Java スケルトンの生成元にしたいポート・タイプが含まれている WSDL ファイルを右クリックして、 「Web サービス」 > 「Java bean スケルトンを生成 (Generate Java bean skeleton)」を選択します。
  3. Web サービスのタイプ「スケルトン Java bean Web サービス (Skeleton Java bean Web Service)」を選択して、 ウィザードを完了します。
ウィザードを完了した後は、サービス・インターフェースを実装する Java クラスが作成され、それは WSIF API に依存したものではないはずです。

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