インテグレーション・アプリケーションを開発およびデプロイするときに、 モジュール、メディエーション・モジュール、およびライブラリーの依存関係を宣言しなければならない場合があります。 これらの必要なリソースを管理するには、 依存関係エディターを使用します。
新規モジュールまたはライブラリーが作成されたときには、依存関係はありません。 依存関係エディターを使用すると、ライブラリーと Java™ プロジェクトで依存関係を追加できます。 モジュールおよびメディエーション・モジュールについては、J2EE プロジェクトで依存関係を追加することもできます。
メディエーション・モジュールの場合は、依存関係エディターを使用するか、またはモジュールを作成するときに、ライブラリーの依存関係を追加できます。 詳細については、関連タスク『メディエーション・モジュールの作成』を参照してください。
ライブラリーでの依存関係
モジュール、メディエーション・モジュール、またはライブラリーが別のライブラリーからのリソースを使用する必要がある場合、依存関係エディターを使用してそのモジュールまたはライブラリーを開き、 必要なライブラリーに依存関係を追加する必要があります。 共用するリソースの例として、ビジネス・オブジェクトとインターフェースがあります。 依存ライブラリーを持つモジュールの場合、通常、実行時にリソースを使用できるように、 モジュールと共にライブラリーをデプロイします。 デフォルトでこのオプションは選択されています。 ただし、モジュールと共にライブラリーをデプロイしない ことも選択できます (例えば、 グローバルに共用されたユーティリティーとしてライブラリーがすでにサーバーでセットアップされているという理由がある場合)。
依存関係エディターを使用して開いた CustomerQuery モジュールを次に示します。 ライブラリー SharedLib があり、 ライブラリー依存関係リストに追加されています。
ライブラリーはそれ自体ではデプロイできませんが、ライブラリーを、モジュールまたはメディエーション・モジュールに依存するものとして追加し、そのモジュールと共にデプロイすることはできます。
Java プロジェクト依存関係
モジュール、メディエーション・モジュール、またはライブラリーの場合、Java プロジェクトで依存関係を追加すると、 その依存関係がモジュールまたはライブラリーのビルド・パスに自動的に追加されます。 デフォルトでは、依存 Java クラスはそのモジュールと共にデプロイされます。 ライブラリーの場合、依存 Java プロジェクトは、 ライブラリーがモジュールと共にデプロイされるとデプロイされます。 依存 Java プロジェクトをモジュールまたはライブラリーと共にデプロイしない ことを選択できます。例えば、サーバーが Java プロジェクトをグローバル・ユーティリティーとして別個にデプロイされる場合、 ビルドの目的でモジュールに依存するものであるとして Java プロジェクトを追加して、 これをモジュールと共にデプロイしないことを選択できます。
Java プロジェクトおよびライブラリーの詳細については、 関連参照の『ベスト・プラクティス』トピックを参照してください。
J2EE プロジェクト依存関係
モジュールまたはメディエーション・モジュールの依存 J2EE プロジェクトを指定することもできます。 依存関係には、ビルドの目的またはデプロイメントの目的、あるいはこの両方の目的があります。 モジュールが J2EE プロジェクトに依存している場合、J2EE プロジェクトをモジュールと共に デプロイしたいが、実際には Java ビルド・パスは J2EE プロジェクトに依存していないため、 J2EE プロジェクトをモジュールのクラスパスの一部にしたくない ことがあります。 この場合、依存関係エディターを使用してデプロイメント用に J2EE プロジェクトをモジュールに追加できます。 例えば、モジュールから使用できるヒューマン・タスク・サービス用のヒューマン・タスク・クライアント・アプリケーションがある場合、 ヒューマン・タスク・クライアントを持つ J2EE プロジェクトをモジュールの依存関係リストに追加し、 それをモジュールと共にデプロイするためのオプションを選択することのみが必要であることがあります。
J2EE プロジェクトおよび Web プロジェクトの詳細については、 関連参照の『ベスト・プラクティス』トピックを参照してください。
未解決の依存関係
モジュールの未解決の依存関係が「未解決のプロジェクト」の下にリストされます。 この依存関係を選択して除去するか、または欠落しているプロジェクトを復元するためのその他の適切なアクションを実行できます。