プロファイル基準の指定

前提条件

次のアクションはすべて、アプリケーションの起動時、またはアプリケーションへの接続時に 作成したプロファイル構成の、「プロファイル」タブの下で実行されます。

プロファイル・セットを指定して、プロファイル・フィルターを作成すると、 分析する情報のサブセットを指定できるようになります。プロファイル・セット で収集するデータのタイプを指定し、フィルターで関連する詳細のみがビューに表示されるよう 絞り込みます。フィルターの使用は、速度および効率性が重要視される場合には特に効 果的です。 データの数が少ないほど、システムに与える影響は少なく、収集速度も向上します。

アプリケーションのプロファイル基準の構成は、以下のセクションに分かれています。

プロファイル概説の構成

  1. プロファイル構成の「プロファイル」タブの下で、「概説」タブを選択します。
  2. 追加」をクリックして、独自のプロファイル・セットを追加します。 「プロファイル・セットの追加」ダイアログ・ウィンドウが開きます。
  3. プロファイル・セットに名前と説明を指定して、「OK」をクリックします。 プロファイル・セット・リストに、新規のプロファイル・セットが作成されます。
  4. 新規作成したプロファイル・セットを選択し、「編集」をクリックします。 「プロファイル・セットの編集」ダイアログが開きます。
  5. 収集する情報を指定するには、該当するチェック・ボックスを選択 します。 さまざまなビューを生成するために有効にする必要のあるプロファイル・セットについては、 『プロファイル・セットと使用可能なビュー』を参照してください。
  6. 次へ」をクリックします。
  7. 「フィルターの編集」ページで、適用するフィルター・セットを「フィルター・セットの選択」リストから選択して指定します。 デフォルト・セットを使用できます。
  8. 選択されたフィルター・セットの内容」の下で、「追加」をクリックして データを収集したいパッケージを追加します。 「フィルターの追加」ダイアログが開きます。
    注: 一部のクラスは、フィルターの設定に関係なく、プロファイル・ビューで 常に表示されます。プロファイル・エージェントは、タスクに固有のデータの収集中に 検査されるタスクに関連するオブジェクトまたはクラスに対するデータを常に収集します。例えば、 単一のクラス MyUserClass に対するデータを収集するためのフィルターを指定し、java.lang.* クラスを 除外するための別のフィルターを指定します。MyUserClass のインスタンスがロードされるときには、 関連するクラス定義がロードされます。このクラス定義には、java.lang.Class 型の クラス・オブジェクトが関連付けられています。この場合は、MyUserClass クラスだけで なく java.lang.Class に対するデータも収集されます。
    この動作は、スレッドに対しても適用されます。プロファイル・エージェントは 実行中のすべてのスレッドを追跡し、したがってそのスレッドに関連するオブジェクトまたは クラスに対するデータを収集するので、java.lang.Thread クラスはプロファイル・ビューに 常に表示されます。
  9. パッケージまたはクラス」、「メソッド名」を指定して、「ルール」リスト から「組み込み」を選択します。
    ヒント: パッケージやメソッド名を指定する際には、例えば、org.eclipse.**.sample.myapplication のように、 * をワイルドカードとして使用できます。
  10. OK」をクリックします。 フィルター基準がコンテンツ・リストに追加されます。
  11. フィルター・コンテンツ・リストからその他の既存のパッケージを除外するには、 パッケージの「ルール」列の下で「組み込み」をクリックして 「除外」に変更します。
  12. 終了」をクリックします。
  13. 適用」をクリックして、変更を保管します。
  14. 実行」をクリックして、アプリケーションのプロファイルを開始します。

プロファイル制限の構成

メソッド呼び出しで制限を指定する、または時間で制限することにより、 収集されるデータの量を指定できます。

  1. プロファイル構成において、「プロファイル」タブの下で「制限」タブを選択します。
  2. 収集されるデータをメソッド呼び出しで制限するには、「指定回数メソッドを呼び出し後にプロファイルを停止する (Stop profiling after specified number of method invocations)」チェック・ボックスを選択します。 示される入力ボックスで、メソッド呼び出しの回数を指定します。
  3. 収集されるデータを時間で制限するには、「指定の時間経過後にプロファイルを停止する (Stop profiling after specified amount of time)」 チェック・ボックスを選択します。示される入力ボックスに、時間を秒単位で指定します。

プロファイル・データの宛先の構成

プロファイル・セッションで使用するプロジェクトやモニターを指定できます。 また、ファイルにプロファイル・データを書き込むこともできます。

  1. プロファイル構成において、「プロファイル」タブの下で、「宛先」タブを選択します。
  2. プロファイル・セッションで使用する「プロファイル・プロジェク ト」を指定します。
  3. 使用する「モニター」を指定します。
  4. プロファイル・データをファイルに保管したい場合には、「ファイルへのプロファイル・データの送信」 を選択して、「プロファイル・ファイル」入力ボックスにそのファイル名を指定します。
  5. 適用」をクリックして、変更を保管します。
  6. 実行」をクリックして、アプリケーションのプロファイルを開始します。
ヒント: フィルター操作時には、適用可能な最初のフィルターのみが適用されます。 フィルターを指定する際には、最も特定的なフィルター基準を必ず最初に宣言してください。

関連概念
プロファイル・ツールの概説

関連タスク
アプリケーションのプロファイル
プロファイルの設定