Visual Editor を使用したテキスト・ストリングの外部化

異なる言語で使用する目的でデプロイされるアプリケーションを作成する場合は、ユーザーから可視のすべてのテキストを翻訳する必要があります。

Java では、Java ソース・ファイル内のストリングを翻訳して、 各言語ごとに新しい実行可能ファイルを作成するのではなく、 リソース・バンドルを使用して、プロパティー・ファイルからストリングをリダイレクト します。ストリングの外部化について、詳しく は『ストリングの外部化』を参照してください。

Visual Editor for Java は外部化ストリングの表示をサポートします。通常、この ストリングは、リソース・ファイルに保管された実際の値を表します。 ただし、外部化後にテキスト・プロパティーを変更すると、外部化は上書きされますが、 リソース・ファイルは変更されません。 この変更をリソース・ファイルに反映するには、Visual Editor を閉じてから再度開く必要が あります。外部化するストリングの選択は慎重に行ってください。デフォルトでは、 すべてのストリングが外部化され、GUI 上には表示されないストリングも外部化されます。 例えば、フォント名もそうです。

ストリングは、外部化される前にリテラルとしてソース内に示されます。例:

ivjJFrame.setTitle("Hello World");

「ストリングの外部化」ウィザードを使用すると、ストリング はファイルの静的ルックアップから取り出されます。このルックアップは、リソース・バンドル から目的の値を検索します。

ivjJFrame.setTitle(Messages.getString("Hello_World_1"));
//$NON-NLS-1$

setTitle メソッド呼び出しに対する引き数であるストリングは外部化されますが、 バンドル・キーを表すストリングは、ユーザー可視ストリングではないため外部化されません。 「ストリングの外部化」ウィザードによってバンドルから取り出されることを防ぐため、 ステートメントにコメント //$NON-NLS-1$ が追加され、 このストリングがユーザー可視ストリングではないことが示されます。 ここで、1 は、その行におけるそのストリングの最初のオカレンスであることを 表します。

親トピック: Visual Editor を使用した Java クラスの開発

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