Visual Editor for Java について

Visual Editor for Java は、コード中心の Java エディターであり、グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) を持つアプリケーションの設計を支援します。Visual Editor は、JavaBeans コンポーネント・モデルに基づいており、Standard Widget Toolkit (SWT)、Abstract Window Toolkit (AWT)、または Swing を使用するビジュアル構築をサポートします。

Visual Editor は .java ソース・ファイルを処理するために設計されているので、ソースと設計の編集を同時に行うことができます。 Visual Editor は、独自のパースペクティブを持っていません。Java パースペクティブで Visual Editor を使用する場合、Visual Editor for Java は、「タスク」ビュー、「コンソール」ビュー、および「アウトライン」ビューの位置に対して行われたカスタマイズを使用します

Visual Editor for Java を使用すると、設計パレットのビジュアル・コンポーネントまたは Java Bean を使用してクラスを作成できます。このクラスは、実行可能アプリケーション (main メソッドを持つクラス) か、別のクラス内に組み込む予定の Java Bean になります。このクラスを Visual Editor for Java が Java Bean として使用するために、実装が必要なインターフェースはありません。唯一の要件は、Visual Editor がクラスのインスタンス化方法を認識しておくことだけです。 多くの場合、これは、クラスが public で、public ヌル・コンストラクターを持っている必要があるということを意味します。 java.awt.Dialog のサブクラスなど、Visual Editor for Java が認識している例外はいくつかありますが、ヌル・コンストラクターは明示的、または暗黙的であってもかまいません。 上述サブクラスは java.awt.Frame の引き数を取り込むコンストラクターを使用してインスタンス生成されます。 Visual Editor は、Java Bean の初期状態のセットアップに使用される初期化メソッドを呼び出す、明示的なコンストラクターを追加します。

ワークベンチには .java ソース・ファイルの編集に使用できる多くのエディターがあります。 Java エディターを使用すると、独自のソースを手作業で作成できます。これに対して、Visual Editor for Java を使用すると、「ソース」ビューと「設計」ビューを結合して、ビジュアル・コンポーネントをレイアウトし、プレビューすることができます。

親トピック: Visual Editor での Java の編集

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