コンポーネントのプロパティーの変更

「プロパティー」ビューを使用して、コンポーネントのプロパティーを変更できます。

「プロパティー」ビューの項目には、選択したコンポーネントで使用可能なプロパティーが表示されます。これは、クラスのイントロスペクションにより判別されます。デフォルトでは、このビューに表示されるプロパティーは、get メソッドと set メソッドの両方を持ちます。つまり、これらのプロパティーは、読み取り、書き込みのいずれも可能です。

コンポーネントのプロパティーを表示および変更する方法:

  1. Visual Editor で Java クラスを開きます。
  2. 「設計」ビューまたは「Java Bean」ビューで、プロパティーを表示または変更するコンポーネントを選択します。
    ヒント: 以下に、「プロパティー」ビューを操作する際のヒントを示します。
    • プロパティー名の隣の正符号 (+) は、そのプロパティー自体が他のプロパティーを持つことを示します。正符号 (+) をクリックすると、ビューが展開して、すべての Bean プロパティーが表示されます。正符号のクリック操作のキーボード・ショートカットは、右矢印キーです。
    • プロパティー名の隣の右不等号括弧 (>) は、プロパティーが明示的にコードに設定されており、ライブ Bean から戻されたものでないことを示します。> 記号でフラグが立てられたプロパティーを選択した場合、値を設定する Java コードの行が「ソース」ビューに強調表示されます。> 記号のオン/オフを切り替えるには 、「プロパティー」ビュー・メニューから「設 定値の表示」を選択します。
    • ヌル値を空の値から区別するには、「プロパティー」ビュー・メニューから「ヌル値の表示」を選択します。Java Bean 上のプロパティーの get メソッドを呼び出した結果としてヌルが戻されると、「値」列に文字 <null> が表示されます。
    • さらに高度なプロパティーを表示するには、「プロパティー」メニ ュー・ボタンをクリックして、「プロパティー」ビュー・メニューから「拡張プロパティーの表示」を選択します。
    • 読み取り専用のプロパティー (get メソッドのみを持つ) を選択するには、「プロパティー」ビューのメニューから「読み取り専用プロパティーの表示」を選択します。
  3. 更新するプロパティーを選択し、新しいプロパティー値で「値」列を更新します。
    • 明示的に値をヌルに設定するには、「プロパティー」ビュー・ツールバーの「編集中のアクティブ・プロパティーをヌルに設定」ボタンをクリックします。set メソッドがヌル引き数を使用して呼び出されます。
    • プロパティーをデフォルト値に戻すには、「プロパティー」ビュー・ツールバーの「デフォルト値の復元」ボタンをクリックします。値がそのデフォルト値に復元されると、set メソッドを送信するステートメントはソースから削除され、元のデフォルト値を使用して set メソッドが明示的に呼び出され、コンポーネントがデフォルトの状態に戻ります。「ソース」ビューで set メソッドを削除した場合にも、元の値がコンポーネントに送信されます。
    • 色など一部のプロパティーには、値列の楕円ボタンをクリックすると表示される、独自のカスタム・プロパティー・エディターがあります。メインのワークベンチ・ウィンドウの前面にプロパティー・エディターが表示されない場合は、タスクバーからプロパティー・エディターを選択して復元します。

親トピック: Visual Editor を使用した Java クラスの開発

関連概念
Visual Editor の「プロパティー」ビュー

関連タスク
クラスへのコンポーネントの追加
クラスからのコンポーネントの削除
クラスでのコンポーネントの再配列
ビジュアル・コンポーネントのサイズ変更

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