Visual Editor で JTable を使用すると、データを行と列に配置できます。
javax.swing.JTable クラスには、データの取り出しとフォーマットを担当するモデル・プロパティーがあります。このモデル・プロパティーは、javax.swing.table.DefaultTableModel モデルに関連付けられています。独自の Java コードを作成して、テーブル・モデルを割り当てると、Visual Editor がそのソースを構文解析して、テーブル・モデルをインスタンス化し、「設計」ビューの JTable のインスタンスに適用しようとします。
JTable の列は明示的に JTable に追加されるか、またはテーブル・モデルの列数を基準にして計算されます。 ブール・プロパティー autoCreateColumnsFromModel のデフォルト値は「真」です。 真のときは、テーブル・モデルが getColumnCount() メソッドから 戻す列と同じ数の列を、JTable が作成します。
テーブル列をさらに制御したい場合は、autoCreateColumnsFromModel プロパティーを「偽」に設定してから、手動で列を追加します。各列は、javax.swing.table.TableColumn クラスのインスタンスであり、パレットから選択できます。 新規 TableColumn は、「Java Bean」ビューにドロップすることで JTable に追加できます。 「Java Bean」ビューで TableColumn を選択して、「プロパティー」ビューでプロパティーを変更することもできます。
「設計」ビューを使用すると、プレビュー・データ付きの列を表示できます。 これは、列のサイズを決定する場合に役立ちますが、「設計」ビューで列を選択したり、 列のサイズを変更することはできません。 「Java Bean」ビューで列を選択して、そのプロパティーを変更する必要があります。 JTable のテーブル・モデルがデフォルト値に設定されている場合、5 つの空行からなる「ダミー・データ」を持つテーブル・モデルがプレビュー・データを表示するために使用されます。 Visual Editor が構文解析するコード内で、または JTable の値がオーバーライドされたために、テーブル・モデルが明示的に提供されている場合は、ダミーのテーブル・モデルは使用されません。テーブル・モデルを「設計」ビューで正常にプレビューするためにコードにテーブル・モデルが提供されている場合、そのテーブル・モデルは Visual Editor が認識する構造の規則に従う必要があります。 JTable は表示されるテーブル・ヘッダーの JScrollPane になければなりません。 さらに、 パレット上で JScrollPane オプションについて、JTable を使用することもできます。
親トピック: Visual Editor での Swing の操作