GridBag レイアウトに、複数の行または列にスパンするコンポーネントを設定できます。これは、プロパティーの制約で設定するか、視覚的にコンポーネントを「設計」ビューでドラッグすることで設定できます。
デフォルトでは、GridBag レイアウトにコンポーネントをドロップすると、Visual Editor が x 値および y 値を設定して、セルに割り当てます。
ただし、コンポーネントには、gridheight および gridwidth の 2 つの追加で制約を使用できます。これらは、それぞれのコンポーネントに対してインスタンス化される、GridBagConstraints オブジェクトのプロパティーです。
- gridheight 制約は、そのコンポーネントがスパンする行数を示す整数です。
- gridwidth 制約は、そのコンポーネントがスパンする列数を示す整数です。
「設計」ビューを使用して、コンポーネントを GridBag の複数の行および列に視覚的にスパンさせる方法は、以下のとおりです。
- GridBag レイアウトで、複数の行または列にスパンするコンポーネントを選択します。コンポーネントの周りに黒の選択ボーダーが表示され、右と下に 2 つの緑のボックス (ハンドル) が表示されます。
- コンポーネントを複数のグリッド・セルにスパンさせるには、緑のハンドルのいずれかをクリックおよびドラッグします。 カーソルは、スパンするグリッド・セルの x,y 座標を表示します。以下のイメージは、単一のセルを占有している JTable を示しています。
右側にある緑のハンドルを使用すると、コンポーネントは複数の列をスパンできます。

- マウス・ボタンを放すと、スパンを完了します。
グリッド幅およびグリッドの高さの制約は、スパンする行数または列数に基づいて設定されます。
以下のイメージは、3 つの列にスパンした後の、同じ JTable を示しています。
このコンポーネントの gridwidth は、これで 3 に設定されました。

「プロパティー」ビューを使用して、GridBay レイアウト内の特定のコンポーネントのグリッドの高さとグリッド幅を、手動で設定することもできます。