コンポーネントのイベントの表示

「Java Bean」ビューは、ビジュアル・クラスのコンポーネント上で設定されるすべてのイベントを表示します。

イベントは 「Java Bean」ビュー を使用して見ることができます。このビューは、編集中のクラス、Java Bean、 および子として表示されるそのコンポーネントを持つコンテナー・クラスを示すツリー構造になっています。

さらに、JavaBean とそのコンテナー/コンポーネントの関係を示すために、 「Java Bean」ビューはイベントを表示するための以下の 3 つのモードを持っています。

コンポーネント上のイベントの表示

  1. 「Java Bean」ビュー・ツールバーで、 メニュー (矢印ボタン) をクリックします。
  2. 次のオプションのいずれかを選択してください:
    • イベントの表示
    • エキスパート・イベント

    「イベントの表示」を選択すると、それぞれの コンポーネントで使用されるイベントは、子としてツリーに表示されます。コンポーネント で使用されるイベントには、リスナーを登録する必要があり、コールバック・メソッドは その中にいくつかのコードを持っている必要があります。 Visual Editor で使用される認識済みソース・コードのパターン・リストについては、 イベントのソース・コード・パターンに関するセクションで説明しています。 下図の 「Java Bean」ビューはイベントを表示しています。この図の JFrame に windowOpened イベントがあり、 ボタンには actionPerformedEvent があります。 ボタンには、使用可能にされたプロパティー 用の PropertyChangeListener があります。これは緑色ではなく、青色の矢印で 示されます。
    基本イベント

    それぞれのイベントは、ソース・コンポーネント (この例では JFrame または JButton が 使用されています)、addXXXListener(XXXListener) を使用してソースに追加されるリスナー・ インターフェースを実装するクラス、およびコールバック・メソッドの本体内にあるいくつかの コードで構成されています。「イベントの表示」モードでは、 コンポーネント・ソースは、子として表示されるそのコールバック・メソッドとともに表示 されます。項目がプロパティー変更イベント用である場合、イベント・ツリー内でこの項目は 緑色の矢印 緑色の矢印、および青色の矢印 青色の矢印アイコン で示されます。

    「エキスパート・イベント」モードでは、 コンポーネント用の各リスナーは子ツリー・ノードとして表示され、 イベントは各リスナーの下に表示されます。 これにより、ツリーの項目数を増加させ、イベントをコンポーネントに付加する方法に ついて、より詳しく示します。 2 つのモードのオプションにより、処理する詳細レベルを決めることができます。

    エキスパート・モードでは、リスナーに使用されるアイコンによって、リスナー・クラスのタイプが 示されます。リスナーがリスナー・インターフェースを実装する無名インナー・クラスの場合は、イベント表現アイコン アイコンが使用され、リスナーがリスナー・アダプター・クラスを拡張する無名インナー・クラスの場合は、イベント表現クラス アイコンが使用されます。

    また、Visual Editor では、リスナーに使用される無名インナー・クラスだけでなく、 名前付きクラスと共用リスナーを構文解析して認識することもできます。 エキスパート・モードでリスナーが無名でない場合、アイコンは 汎用リスナー・アイコン です。リスナーが複数のコンポーネントで共用される場合には、共用クラス・オブジェクト が使用されます。リスナー・クラスが単一イベントで使用される場合、これらはリスナーの子 としてリストされます。 ただし、コンポーネントの複数のイベント・リスナー・インターフェースがリスナー・クラス を使用する場合、これらのリスナー・インターフェースは、エキスパート・モードでは、 リスナー・クラスの別々の子として以下のように表示されます。
    共用エキスパート・イベント

    このソースを以下のコード・ステートメントに示します。 内部リスナー・クラス IvjEventHandler は、keyPressedEvent の最初のボタン (this) で 1 回、 「キャンセル」ボタンで 2 回、keyPressed (キー・イベントのパーツ) で 1 回、 および actionPerformed (アクション・イベントのパーツ) でさらにもう 1 回使用されます。

    class IvjEventHandler implements java.awt.event.ActionListener, java.awt.event.KeyListener {    public void actionPerformed(java.awt.event.ActionEvent e) {      
       if (e.getSource() == VCEStyle2.this.getCancelButton())     
       connEtoC3(e);   
    };    
     public void keyPressed(java.awt.event.KeyEvent e) {      
        if (e.getSource() == VCEStyle2.this.getCancelButton())     
        connEtoC2(e);   
    if (e.getSource() == VCEStyle2.this)     
        connEtoC1(e);   
    };    
     public void keyReleased(java.awt.event.KeyEvent e) {};    
     public void keyTyped(java.awt.event.KeyEvent e) {}; 
    }; 

親トピック: Visual Editor を使用したイベントの処理

関連概念
「Java Bean」ビュー

関連タスク
コンポーネントへのイベントの追加
コンポーネントからのイベントの削除
イベントのソースの表示

(C) Copyright IBM Corporation 1999, 2004. All Rights Reserved.