動作方法: Visual Editor および Java Bean

ライブ Java Bean のモデルは Visual Editor で保守されるので、java.awt.Component サブクラスである Java Bean のグラフィカル表現を確認したり、設定解除プロパティーの値を「プロパティー」ビューに表示したりすることができます。

Visual Editor は、Visual Editor のインスタンスごとにターゲット VM を作成して、これを行います。 エディターで使用される Java Bean のクラスは、この VM にロードされ、インスタンス生成され、必要に応じて get および set メソッドが送信されます。

通常、ユーザーはこの VM について考慮する必要はありません。 ただし、この VM に特定な振る舞いを分析したり、デバッグするような状況が必要になることはあります。 例えば、ターゲット VM で例外が Java Bean によりスローされる場合は、デバッグすることが必要になることもあります。

ターゲット VM はコードの状態で実行しているため、 アプリケーションのパフォーマンスと精度の面でのオーバーヘッドがあります。 ターゲット VM で実行される Java Bean を開発し、Visual Editor 環境でその Java Bean の振る舞いをランタイム VM での振る舞いとは異なるようにしたい場合は、java.beans.Beans.isDesignTime() 静的メソッドを照会してください。 この照会は、Visual Editor のターゲット VM の場合は true の値が戻され、それ以外の場合は false の値が戻されます。

親トピック: Visual Editor for Java について

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