標準の開発では、例外が Java Bean からスローされることがあります。Visual Editor には、例外を示すアイコンおよびビジュアル・マーカーが表示されます。
例えば、ビジュアル・クラスがインスタンス生成されたとき、またはプロパティーの値が適用されたときに、ビジュアル・クラスが例外をスローすることがあります。プロパティー値が適用されたときに例外がスローされると、その Java Bean は再作成され、その他のすべての有効なプロパティーが適用されます。
「設計」ビューおよび「Java Bean」ビューに警告符号が表示されて、例外が発生したことを示します。
警告が出ているコンポーネントを選択すると、状況表示行に、例外をスローしたプロパティーおよび例外メッセージが表示されます。
例えば、ボタンの text プロパティーがランタイム例外をスローした場合、状況バーは次のようになります。
プロパティー値が適用されるときに例外がスローされると、Java Bean は再作成され、プロパティーは無視されます。 誤ったプロパティーは適用されていないので、警告符号は、「設計」ビューまたは「プロパティー」ビューに表示されるライブ Java Bean の表示が不完全であることを示しています。
プロパティー値が適用される場合にスローされる例外だけでなく、 Java Bean のインスタンス化中にスローされる例外である場合もあります。 この場合、プロパティー値が正しくないと Java Bean を部分的に作成することができないため、 ライブ Java Bean が存在しません。 このことを示すために、Java Bean のインスタンス化中にスローされたエラーの場合は、「設計」ビューおよび「Java Bean」ビューに赤い X が示されます。 この Java Bean を選択すると、状況表示行に例外メッセージを表示することができます。
プロパティーの初期化ストリングが複雑すぎて、Visual Editor が理解できない場合、「複雑すぎます」というエラーが発生します。このエラーは、感嘆符付きの青い円で表されます。
親トピック: Visual Editor でのテストおよびデバッグ