さて、Java アプリケーションを実行して外観をプレビューする準備ができました。 ワークベンチとビジュアル・エディターを使用すると、対象のアプリケーションを簡単に素早く実行できます。 開発中は、この操作を何回でも繰り返して、実際のランタイム外観とクラスの動作を確認することができます。
Java ビジュアル・エディターには、main() メソッドがなくても、 クラスの実行が可能な Java Bean ランチャーが備わっています。 ビジュアル・クラスで実行する場合は、個別の仮想マシン (VM) でアプリケーションを起動します。 ビジュアル・クラスを Java アプリケーションとして実行すると、ランチャーは クラス内の main() メソッドの実行を試行します。 このチュートリアルでは、アプリケーションは、DirectoryApp JFrame の呼び出しと表示を行う main() メソッドをインクルードしているため、これをアプリケーションまたは Java Bean として実行できます。
DirectoryApp.java ファイルを Java Bean として実行するには、以下の手順を実行します。
ルック・アンド・フィールに関するヒント: アプリケーションは、 ご使用のビジュアル・エディター設定 (「ウィンドウ」 >「設定」>「Java」>「ビジュアル・エディター」) に定義した Swing ルック・アンド・フィールを使用して、 デスクトップ上で開くことができます。 その代替策として、「実行」 >「ファイル名を指定して実行」」をクリックし、 この Java Bean を起動するための固有の起動構成のルック・アンド・フィールを定義します。 このアプリケーションを、Bean ではなくアプリケーションとして 実行する場合、 この main() メソッド内に定義されているため、Windows ルック・アンド・フィールも使用します。 このチュートリアルで使用されたスクリーン・ショットは、 Windows ルック・アンド・フィールを表示しています。
インターフェースをデザインしましたが、 まだ何のデータ接続またはイベント機能もプログラムしていないため、このアプリケーションでは何もできません。 しかし、基本的なレイアウトや外観はユーザーが見る場合と同じように見えます。 いくつかのボタンをクリックすることはできますが、なにも変化しません。 「ファイル」メニューと「ヘルプ」メニューは、既にインプリメントされています。 これらの動作内容を確認したり、 Java コードを調べて actionPerformed イベントのインプリメント状態を確認することができます。
このモジュールでは、Java ビジュアル・エディターを使用して、 リッチ・クライアントのインターフェースをデザインする方法を説明しました。 ただし、クライアントのビジュアル外観をデザインする以外に、 クライアントを実際に有用なものにするためには、さらにいろいろなことを行う必要があります。 このような場合、通常、イベント動作、またはその他のロジックを組み込んだり、 ビジュアル・エレメントをある種のデータ・ソースにバインドする必要があります。
次のモジュールの「」では、 単純な「」インターフェースを使用して、 これを強力なリッチ・クライアントに変えます。 このインターフェースは、Web サービスの各メソッドにアクセスして、 会社の登録簿にある従業員レコードについて、作成、検索、更新、削除を行います。