1.0 概要
2.0 従来のリリースからの変更点
3.0 既知の問題
3.1 データベース・パラメーターの設定
3.2 ターゲット・プラットフォーム
3.3 カスタマイズされたデータベース
3.4 データベース列の型のサポート
3.5 データベースの更新
3.6 データベースの列名
3.7 フォーム入力の検証
3.8 命名制限
3.9 GTK 使用時のウィザードの特性
3.10 Cloudscape データベースへの接続の問題
3.11 生成アプリケーション
アプリケーション・テンプレート・ウィザードは、一連のテンプレートを導入します。各テンプレートにはアプリケーションの説明がカスタマイズされた設定と共に保管されます。 アプリケーション・テンプレートは、単なるアプリケーションのスケルトンです。 テンプレートには、アプリケーション全体が組み込まれ、 完全に構成されているか、または今後の構成のために特定の設定がマークされています。 これらの設定によって、パラメーターのウィザード指向の指定、およびコードの自動生成によって、 完全に作動可能なアプリケーションが生成できます。
- 新規のオプションによって、生成されたアプリケーションをプレビューできます。 ウィザードを進めることによって、プレビューには、ユーザーの入力に従ってアプリケーションをさらに カスタマイズしたバージョンが表示されます。
- ウィザード・ページは、より直感的な方法で構成されたアプリケーションを表示するために再構成されました。 メニューおよび Web ページのラベルは、対応のウィザード・ページで直接変更できます。 アプリケーションの内部ロジックでのみ使用されるデータ・フィールドは、別のウィザード・ページにマップできます。
- Web ページのウィジェットは、中間的な段階を必要とすることなく、データベースのテーブルおよび列に直接マップされます。 また、調整可能な場所では、Web ページのウィジェットの順序を変更し、ウィジェットのタイプを変更できます。
- タスクのウィザード・ロードマップがクリックできるようになりました。 以前完了したタスクをアクセスするには、オープンしたいページのロードマップ・アイコンをクリックします。
- 生成されたアプリケーションに対して、改良されたスタイルが使用できます。
ウィザードの「データベース接続 (Database Connection)」ページで「データベースの設定 (Set Database)」ボタンをクリックすると、 最後に接続したデータベースのデータベース・パラメーターがダイアログ・ボックスに表示されます。 これはウィザードを使用して自動的に接続したデータベースのパラメーターとは限りません。
テンプレート・アプリケーション・ウィザードは、現在 Struts アプリケーションのみを生成します。
テンプレート・アプリケーション・ウィザードでは、カスタマイズ中に接続するデータベースは、生成されたアプリケーションからアクセスするデータベースと同じであると想定しています。
データベースの型のサポートには制限があり、BLOB、INTERVAL、および REAL 型はサポートされていません。 また、Oracle の TimeStamp もサポートされていません。 SQL の型定義の細分性をサポートしていないベンダーのデータベースを使用すると、生成されたアプリケーションが失敗することがあります。
フォーム B と同じデータ・テーブルにマップされているフォーム A からデータベースを更新する際に、 あらかじめフォーム B にのみ新規フィールドを追加していた場合、そのデータベースのフィールドの内容は破壊される場合があります。 両方のフォームの新規フィールドを表示することによって、この問題を避けることができます。
データベースに値を追加する際に、そのデータベース・テーブルにヌルにできない列が含まれている場合、 操作が失敗することがあります。 対応するビューの、ヌルにできないすべての列を表示し、それらに値を埋め込むことによって、この問題を避けることができます。
サンプル・データベースに使用されている列名には、特定のベンダーのデータベースでは予約済みの名前となっているために使用できないものがあります (INDEX など)。
フォーム入力の検証が一部インプリメントされています。 無効なデータが入力されると (整数フィールドに空ストリングを入力するなど)、生成されたアプリケーションは失敗します。
データベースの列名には、いくつかの制限があります。 任意の文字およびスペースを組み合わせてデータベース・テーブルおよび列に名前を付ける際に、Java 予約済み ID (if、int など) は使用しないでください。 データベース・テーブルおよび列の名前に、英語以外の文字は使用しないでください。 これらの制限は、現行バージョンで必要とされる制限よりは厳しいものです。 ただし、これらのガイドラインに従うことによって、生成されたアプリケーションが期待通りに実行することが保証されます。
GTK でウィザードを使用する場合には、他の WebSphere 機能にまだアクセスできる場合があります。 ウィザードの実行中は、問題が発生することがありますので、他の機能の使用は控えてください。
ウィザードを使用すると、複数の接続および切断アクションが行われます。 Cloudscape データベースへの接続における固有の問題によって、ウィザード・ユーザーは、列を持たないテーブルを検出することがあります。 この問題が発生した場合には、WebSphere Studio を再始動してください。
生成 アプリケーションをサーバーで実行し、その後サーバーを停止すると、このアプリケーションに よって使用されるデータベースへの接続をウィザードで確立できないことがあります。この問題が発生した場合には、WebSphere Studio を再始動してください。
リソースの変更時にビルドが自動的に行われないように WebSphere Studio を設定する と、生成アプリケーションが適切に起動しないことがあります。この問題を防止する には、自動ビルドのオプションが必ず選択されているようにしてください。
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