J2EE の UML 可視化および編集 - リリース情報

1.0 概要
2.0 既知の問題
   2.1 既知の問題および回避方法

1.0 概要

このフィーチャーを使用して、Enterprise Java Beans (EJB) のビューおよび Java クラスとインターフェースを含む統一モデリング言語 (UML) クラス・ダイアグラムを作成できます。 このクラス・ダイアグラムは、J2EE アプリケーションを容易に理解し、J2EE アプリケーションの重要な特徴をより深く理解する ために使用できます。

ダイアグラムは、プロジェクト内のリソースとして作成されます。 それぞれのダイアグラムは、.dnx のファイル拡張子を持つファイルとしてプロジェクトに保管されます。 ダイアグラムは「クラス・ダイアグラム・エディター (Class Diagram Editor)」ウィンドウでオープンされ、このウィンドウでダイアグラムの内容と表示を編集します。EJB コンポーネントなどの新規プロジェクト・エレメントは、「クラス・ダイアグラム・エディター (Class Diagram Editor)」ツール・パレットを使用してダイアグラムから作成できます。 既存のエレメントは、UML 表記を使用して、ビュー (例えば、 「J2EE 階層」または「パッケージ・エクスプローラー (Package Explorer)」) から「クラス・ダイアグラム・エディター (Class Diagram Editor)」ウィンドウにドラッグ・アンド・ドロップすることで視覚化できます。 ダイアグラムの編集を終了すると、作業を保管できます。

新規 UML クラス・ダイアグラムを作成するには、次のことを行います。

  1. メインメニューで、「ファイル (File)」>「新規 (New)」>「クラス・ダイアグラム (Class Diagram)」とクリックする。 「新規クラス・ダイアグラム (New Class Diagram)」ダイアログ・ボックスがオープンします。
  2. フォルダーの入力または選択 (Enter or select the folder)」フィールドに、フォルダー名を入力する。
  3. ファイル名 (File name)」フィールドに、新規ダイアグラムのファイル名を入力する。
  4. 終了 (Finish)」をクリックする。

新規 UML クラス・ダイアグラムが作成され、「クラス・ダイアグラム・エディター (Class Diagram Editor)」ウィンドウにオープンします。

2.0 既知の問題

2.1 既知の問題および回避方法

以下のリストは、このバージョンの機能に関する既知の問題および回避方法です。

  1. コンテンツ・マージ・ビューアーの提供による現行のソリューションでは、 表示部分に選択されたファイルにダイアグラム・ファイル (*.dnx) と非ダイアグラム ASCII ファイルが含まれている場合には、 「Compare With Each Other」ユース・ケースは使用できません。 この場合には、Eclipse 内の compare/merge インフラストラクチャーは、ファイルの内容をインスペクションすることによって、 コンテンツ・マージ・ビューアーを決定します。 ダイアグラム・ファイルの内容のインスペクションによって、ファイル・タイプが ASCII であり、 このため Eclipse はデフォルトのテキスト・マージ・ビューアーを作成するということがわかります。 デフォルトのビューアーによって、ファイルを編集でき、個々の差異をマージできますが、 これを行うとダイアグラム・ファイルが破壊される場合があります。 このため、デフォルト・ビューアーではダイアグラム・ファイルの編集は行わないでください。
  2. (Linux 環境の場合のみ) 初めて UML クラス・ダイアグラムで形状が選択されたときに、 「プロパティー」ビューが表示されない場合には、例外が記録され、対応するエラー・メッセージが表示されます。 また、「プロパティー」ビューが表示される場合には、そのビューは取り込まれません。 回避方法は、「プロパティー」ビューの表示 / 可視化によって、形状を選択解除し、形状を再度選択することです。 これによって、そのビューは適切に初期化され、取り込まれます。そのセッション中は問題は再発しません。
  3. Windows 環境で ClearCase Xtools Type Manager を構成する場合には、オンライン・ヘルプの記述に従ってプロシージャーの順序を変更する (すなわち、ワークステーションを構成する前に VOB をセットアップする) と、MAGIC_PATH は設定されません。 この場合には、ダイアグラム・ファイル (*.dnx) は、text_file タイプとして扱われません。 回避方法として、ワークステーションをセットアップ後に、コンピューターをリブートし、ClearCase VOB に新規に作成されたダイアグラム・ファイルを xtools タイプとして扱います。 以前作成したダイアグラム・ファイルの場合には、.dnx ファイル場所に対して コマンド cleartool chtype -f xtools <element> を実行して、 ファイル・タイプを xtools (*.dnx) に変更する必要があります。
  4. 「CVS リポジトリー (CVS repository)」ビューを開き、ヘッド・ブランチ、またはその他のブランチを拡張し、 次にダイアグラム (.dnx) ファイルをダブルクリックすると、ダイアグラムは開かずに、エラー・メッセージが表示され、例外が記録されます。 ダイアグラムを表示するには、そのダイアグラムをワークスペースに持ち込む必要があります。 ただし、そのワークスペースに他のバージョンのダイアグラム・ファイルがすでに存在している場合には、 上書きしないように注意してください。 「リポジトリー (Repository)」ビューでダイアグラム・ファイルを保持するためにダミー・プロジェクトを作成できます。 制限があるため、2 つのバージョンのダイアグラムを、それらが異なるプロジェクトに存在する場合でも、同時に開く (表示する) ことはできません。 したがって、他のバージョンのダイアグラム・ファイルがワークスペースにある場合には、 「CVS リポジトリー (CVS Repository)」ビューで検索されたばかりのダイアグラム・ファイルを開く前に、 他のバージョンのファイルをクローズしてください。

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