状況によっては、WebSphere Studio のクローズ後、この製品の実行に使用されるプロセスが正しく終了しないしません。 WebSphere Studio を連続して何度も呼び出すと、これらのプロセスがシステム操作に影響するほど多くのメモリーを消費する可能性があります。
このような状況だと思われる場合は、以下のステップを実行してください。
- WebSphere Studio のすべてのインスタンスを終了する。
- Windows のタスク マネージャの「プロセス」タブに移動する。
- イメージ名 (プロセス名) で表示をソートする。
- eclipse.exe プロセスを見つける。
- 各 eclipse.exe プロセスを右マウス・ボタンでクリックして、「プロセス ツリーの終了」を選択する。
- (オプション) 上記のステップを行った後に、この問題が再発しないようにするために、 システムを再始動する必要がある場合がある。 これらのアクションがデータまたはシステム操作に悪影響を与えることはありません。 万一、この後でさらに問題が発生した場合は、IBM サポートに連絡してください。
専用 HTTP ヘッダーを信頼するかどうかを管理者が指定できるようにする構成オプションの導入により、 WebSphere Application Server のセキュリティーがより一層強化されました。 実働環境で WebSphere Application Server 内部 HTTP サーバーを トラステッド・モードで使用可能にするかどうかを慎重に評価し、 十分な信頼を確立しなければなりません。 トラステッド・モードを使用可能にすると、WebSphere Application Server 内部 HTTP サーバーは、 クライアント証明書を HTTP ヘッダーに追加することによるユーザー識別の申告を許可します。 Web サーバー・プラグインはこの機能を使用して、クライアント証明書の認証をサポートします。 HTTP ヘッダーは、クライアント証明書を申告する サーバー ID を WebSphere Application Server が判別するための証明情報を持っていません。 HTTP ヘッダー・スプーフィングを避けるために、Web サーバー・プラグインと WebSphere Application Server との間の トランスポート・レベル認証のあるセキュア通信チャネルを確立する必要があります。 トラステット・モードは HTTP ポートごとに別々に構成することができ、 クライアント・マシンがインターネットとイントラネットの両方から直接アクセスできる ポートを使用不可にすることができます。 クライアント証明書認証を持つ Secure Sockets Layer (SSL) 接続を確立するために Web サーバー・プラグインを要求すると、 確実に、トラステッド Web サーバー・プラグインのみがユーザー証明書を申告するようになります。 さらに、自己署名証明書を使用する必要があります。 これにより、自己署名証明書を持つサーバーのみが、信頼されている内部 HTTP ポートへのセキュア接続を確立できます。 自己署名認証証明書認証での SSL 接続のセットアップについて詳しくは、Web サイト http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/index.jsp?topic=/com.ibm.wasee.doc/info/ee/ae/tsec_httpserv.html にアクセスしてください。 SSL 以外では、仮想私設網 (VPN) や IPsec などのメカニズムを使用して、 無許可ユーザーによるアクセスから内部 HTTP トランスポートを保護することができます。
トラステッド・モードは、デフォルトで true に設定されます。 トラステッド・モードを使用不可にするためにカスタム・トランスポート・プロパティーを追加するには、 次のステップを実行します。 1. 管理コンソールを使用して「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」> <server name> >「Web コンテナー (Web Container)」>「HTTP トランスポート」> <host> >「カスタム・プロパティー」をクリックする。 2. 「新規」をクリックして、値が false のプロパティー名 Trusted を入力する。 3. サーバーを再始動する。 4. サーバーの再始動後、Trusted が false に設定されたトランスポートはクライアント証明書の申告を受け入れず、 「WebSphere webserver プラグインなどのプロキシーを介した要求は、このポートでは許可されません。 ポート 9080 の HTTP トランスポートは信頼されるように構成されていません。」などのようなエラー・メッセージをログ・ファイルに記録して、 HTTP エラー 403 を戻します。
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