iSeries プロジェクト

プロジェクトは、ワークベンチ内のリソースの編成上の最上位のものです。 プロジェクトには、ファイルおよびフォルダーが含まれます。 プロジェクトはリソースのビルド、バージョン管理、共用、および編成のために使用されます。 プロジェクトにはセッションおよび永続プロパティー、環境変数の設定値、ならびに他のプロジェクトへの参照を含むことができます。

iSeries プロジェクト・パースペクティブは、Windows プラットフォーム上での非接続環境における iSeries 開発に焦点を当てています。 プロジェクトは、ローカル・ソースのためのローカル・コンテナーであり、これらのリソースをローカル側で編集することが意図されています。ファイルおよびメンバーのローカル側での更新が完了した場合は、それらの変更を iSeries サーバーにプッシュし、プロジェクトのビルドを実行依頼できます。

切断中の作業

iSeries プロジェクト・パースペクティブは、切断時の開発を考慮したものです。 実際に接続が必要なのは、コードの更新またはビルドが必要な場合か、または プロジェクト用のリモート・リソースを表示する必要がある場合だけです。リモート・ラップトップで作業しようとする場合、あるいは自宅で低速接続を使用する場合は、切断モードでの作業を選択できます。 このオプションでは、ライブ接続の間にローカル側でファイルを明示的にコピーし、そのファイルを都合がよいときに処理して、その処理の完了後にサーバーへアップロードし戻します。 切断モードで作業するもう 1 つの利点は、接続していなくてもソース・コードの構文および意味エラーを検査し、接続時にのみコンパイルを実行依頼できることです。

iSeries プロジェクトは、チームの共用が必要であるかどうかにはかかわらず、すべての開発の開始点を表します。 これは、リソースのビルド、バージョン管理、共用、および編成に使用されます。 開発サイクルを使用可能にするために必要なプロパティー (属性) が 2 つあります。
  1. iSeries 接続: iSeries プロジェクトと関連付ける iSeries を指定する必要があります。この接続は、iSeries サーバーへのリモート・アクセスを考慮したもので、サーバーに対するユーザー ID およびパスワードの認証を管理します。
  2. 関連ライブラリー: 関連ライブラリーは、iSeries サーバー上の単一のリモート・ライブラリーで、プロジェクトのためのビルド・オブジェクトが入っています。iSeries プロジェクトは、ローカル側で行われた変更をサーバーにプッシュし、そのサーバーでビルドを実行するために、関連ライブラリーにマップされます。このライブラリーは、自身の個人用ライブラリーとして使用し、サーバー上で直接編集してはなりません。 このライブラリーを共用したり、サーバー上で変更すると、変更をサーバーにプッシュしたときにその矛盾が通知されます。