リモート・ソース物理ファイルまたはメンバーが iSeries プロジェクトにダウンロードされる場合は、
その最終変更タイム・スタンプが後からの比較に備えて内部的にキャッシュされます。
後で iSeries プロジェクト・レベルで「リモート・オブジェクトの表示」を
選択するか、または「選択済みをプッシュ」あるいは「変更をプッシュ」
アクションを選択したときに、リモート・サーバーでそのオブジェクトが変更されて
いれば警告されます。
プッシュでの競合は次の 2 つの状態で起こる可能性があります。
- メンバーにローカルで保管されたメンバーのタイム・スタンプがなく、
メンバーがサーバー上に存在している。これは、次の場合に起こる可能性があります。
- メンバーを最初にサーバーから検索することなしに、メンバーがワークスペースで新規に作成されている
- メンバーが名前変更された
- メンバーが (このソース・ファイルか別のソース・ファイルのいずれかの) 別のメンバーからコピーまたは移動されている
- サーバーが接続中に変更されている
- 接続が変更され、サーバーを変更する原因となっている
- 関連ライブラリーが変更されている
- 親ソース・ファイルが名前変更、コピー、または移動されている
- ローカル側で保管されたメンバーのタイム・スタンプがあり、メンバーがサーバーに存在し、また、そのタイム・スタンプが保管されたタイム・スタンプと異なっている。これは、次の場合に起こる可能性があります。
- ワークスペースの片方に最後にプッシュされた時刻の後に、サーバー上のメンバーが更新されている
- サーバー上のメンバーはバックアップ・コピーから復元されている
競合があった場合は、警告ダイアログによってプロンプトが出されます。
- 「はい」を選択した場合、サーバーのメンバーを上書きします。
- 「すべてはい」を選択した場合は、このプッシュ操作の期間中に競合しているすべてのメンバーが上書きされ、
それ以上の警告は出されません。
- 「いいえ」を選択した場合は、このメンバーはサーバーにプッシュされません。
- 「すべていいえ」を選択した場合は、この特定のプッシュ操作の期間中に競合しているすべてのメンバーはスキップされ、
それ以上警告は出されません。
- 「キャンセル」を選択した場合は、プッシュ操作はキャンセルされます。
実際にプッシュされたすべてのメンバーは、その新規サーバー・タイム・スタンプがローカル側で記録されるので、それらをサーバー上で再度更新しない限り、再び競合することはありません。スキップされたすべてのメンバーは再び競合します。これは、メンバーを次回サーバーにプッシュするか、あるいはこのメンバーをサーバーから手動でコピーすることにより修正できます。
重要: メンバーまたはソース・ファイルを iSeries プロジェクト
からサーバーにアップロードして、ローカルのレコード長がサーバーのレコード長より
長い場合には、データの切り捨てが起こる可能性のあることが警告されます。この警告は、ソース・ファイルがプッシュされるたびに出されます。これを修正するには、ホストのファイル・サイズに適合するようにデータを調整し、次に、ワークステーション上に新規のより短いレコード長で新規ソース・ファイルを作成して、すべてのメンバーをそこにコピーします。
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