iSeries 開発者用ロードマップは、開発者およびアプリケーションを将来の優れた最新化環境の実装へと導く、実現可能な個別ステップについて概説するものです。 さまざまなステップを通じて、また、さまざまなパッケージを使用して、ビジネスの要件および業界のニーズを満たすことができます。
iSeries プラットフォームを使用する IT ショップおよびビジネス・パートナーは、現在、ほとんどがロードマップの左側にあります。 通常、日常の開発作業には、現在もプログラム開発管理機能 (PDM)、ソース・エントリー・ユーティリティー (SEU)、および画面設計機能 (SDA) などの従来からの 5250 ツールを使用してグリーン・スクリーン・アプリケーションを作成し、保守するという作業が伴います。
最新化の最初のステップ「生産性の向上」では、グラフィカル表示、デスクトップ機能、統合テストおよびデバッグを備えた統合開発環境を使用します。 このステップでは、開発者が、ビジネス・ロジック、新機能、および包括的な新規テクノロジーに専心して、以前に PDM、SEU、および SDA で行ったときと同じ開発作業を行うことができます。
次のステップは、エンド・ユーザーには緊急とされるもので、このステップでは旧式のグリーン・スクリーン上で「最終ユーザー・エクスペリエンスを強化」します。 ほとんどのアプリケーションでは、ブラウザー・ベースのインターフェースへの移行が最適ですが、その他のアプリケーションでは、クライアント/サーバー・アーキテクチャー、場合によっては普及しているテクノロジーを使用したモバイル・デバイスが解決策になります。
「モジュラー・アーキテクチャーの作成」は重要なステップです。このステップでは、最初から、またはカット・アンド・ペーストを使用して、Web アプリケーション、アプリケーション機能拡張、または新規 Web サービスさえも作成します。 ビジネス・ロジックをユーザー・インターフェースから分離する ことは非常に重要な技術で、ロジックの再利用を可能にする上位アーキテクチャーには欠かせません。
「アプリケーションの統合」ステップでは、新しいテクノロジーを採用し、アプリケーション、ビジネス・ロジック、およびデータベース情報を統合し、再利用を最大限に活用するアプリケーションへのアクセスを最適化します。 たとえば、アプリケーションを統合する共通の方法は、Web サービス・インターフェースを使用して、アプリケーション間の通信を行うことです。
最後に、一番右にあるステップは「ビジネス・プロセスの統合」です。 これは、システムおよびアプリケーションを連携させ、サプライヤーおよびお客様との連絡によって、プロセスの効率化、通信の改善、およびサービスの向上を達成することを意味します。
詳細については、開発者ロードマップの Web サイト (http://www-03.ibm.com/servers/eserver/iseries/roadmap/) を参照してください。このサイトには、研修リソースへのリンクも含まれています。
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