IBM WebFacing Tool

IBM WebFacing Tool を使用すると、DDS ディスプレイ・ファイルのソース・メンバーをすばやく変換できるので、 iSeries プログラムのユーザー・インターフェースをブラウザーで実行できるようになります。DDS ディスプレイ・ファイルを 変換するときには、JSP および XML ファイルが生成され、これらが DDS コードの代わりとなり Web アクセスを可能にします。

「WebFacing プロジェクト」ウィザードで、変換する 1 つ以上の DDS ソース・メンバーを選択し、複数の 事前定義スタイルの 1 つから Web の外観を選択するか、あるいはアプリケーションで使用するユーザー独自の Web スタイルをデザインすることができます。 このツールは、 レコード・フォーマットにつき 3 つの JSP および XML ファイルを作成します。 XML ファイルはレコード・フォーマットのデータを保持したり、その外観または他の特性を制御します。 JSP は画面の Web バージョンの表示、データのプロンプト、および入力エラーの処理を扱います。 ウィザードは、プログラムの Web 対応バージョンを立ち上げるアプリケーション・ホーム・ページを生成します。

ユーザーがブラウザーから変換済みアプリケーションを呼び出すと、iSeries サーバー上の WebFacing サーバーがアプリケーションを開始します。 ディスプレイ・ファイルに対する Read、Write、および Exfmt 操作の呼び出しはすべてサーバーがインターセプトするため、多くの場合、プログラムは、変更しなくても、またそれが WebFacing Tool を使用してアクセスされていることを検出しなくても実行することができます。 アプリケーションが WebFacing でサポートされていない DDS キーワードを使用している場合や、 Web 形式に変換することでさらに魅力的な結果または一貫性のある結果が得られるように DDS 画面を変更したい場合には、 コーディング変更が必要な場合があります。

WebFacing Tool は以下も提供します。