変更を iSeries サーバーにアップロードし直す前に、ローカルの iSeries プロジェクトでメンバーをデバッグ (およびブレークポイントをソースに追加) することができます。ブレークポイントは、実行がそのポイントに達したときにはいつでもデバッガーを停止するように指示するために、ユーザーのプログラムに入れられる一時的なマーカーです。
たとえば、プログラム内の特定のステートメントが問題の原因となっている場合
には、そのステートメントが入っている行にブレークポイントを追加してから
プログラムを実行することができます。そのステートメントが実行される前に、ブレークポイントで実行が停止されます。
次に、変数および呼び出しスタックの内容を検査し、ステートメントをステップオーバー (実行) して、問題がどのように生じているかを参照することができます。
ブレークポイントを追加するには:
- ブレークポイントを追加したい行をシングルクリックして選択
します。(その行の横にあるマーカー域をダブルクリックしてブレークポイント
を追加することもできます。)
- その行を右クリックし、ポップアップ・メニューから
「ブレークポイントの追加」を選択して、「ブレークポイント」
ダイアログ・ボックスを呼び出します。
- ソース・メンバーが入っているライブラリーを「ライブラリー」入力フィールドに指定します。
- このメンバーがコンパイルするプログラムまたはサービス・プログラムを指定します。
- (オプション) ブレークポイントを追加したいモジュールの名前を
ダイアログ・ボックスの「モジュール」入力フィールドに入力します。この
モジュールがロードされている場合には、「モジュール」入力フィールドの
ドロップダウン・リストから選択できます。
この情報を変更する必要があった場合には、すべての iSeries ブレークポイントをソース・メンバーから除去する必要があります。情報を再び指定することを求めるプロンプトが出されます。
- 「OK」をクリックしてブレークポイントを追加して、
「ブレークポイント」ダイアログ・ボックスをクローズします。
注: プロジェクトがデバッグ可能な iSeries プロジェクトでない場合には、iSeries ブレークポイント情報は求められません。たとえば、Linux システム上の C ファイルをデバッグおよびコンパイルする必要がある場合などです。
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