WebFacing プロジェクトのマイグレーション

バージョン 6.0.1 の IBM WebFacing Tool は、Web に対応していない 5250 アプリケーションとの相互運用を可能にする拡張機能を提供します。 このような 5250 アプリケーションはブラウザーで実行されますが、テストを目的とする 2 つのランタイム接続のみに制限されます。 相互運用アプリケーションを実稼働環境でデプロイするためには、IBM WebFacing Deployment Tool for WebSphere Development Studio バージョン 6.0.1 (5725-N52) が必要です。

重要:
WebSphere® Development Studio Client for iSeries™ バージョン 6.0.1 以降では、WebFacing 4.0 および 5.0 プロジェクトのマイグレーションはサポートされません。 バージョン 6.0.1 へのプロジェクトのマイグレーションについては、WebFacing の「インポート」ウィザードの使用および IBM® テクニカル・サポート文書を参照してください。

バージョン 5.1 以降を使用して作成された既存のワークスペースがある場合は、バージョン 6.0.1 を使用して開くことができ、WebFacing プロジェクトを現状のままで 実行できます。 ただし、プロジェクトの表示は完全ではない場合があります。 たとえば、前のリリースからのレコード JSP ファイルおよび一部のスタイル・ファイルは、プロジェクトを再変換するまで、バージョン 6.0.1 ツリー・ビューには表示されません。 初めて DDS ファイルを変換した場合は、5.1.2 で設定された新規レイアウトを反映するようにプロジェクト構造が更新されます。 たとえば、新しいランタイム jar ファイルおよびテンプレート・ファイルがインポートされます。 このインポートは、インポート・ウィザードを使用してプロジェクトをインポートした場合と同じです。

WebFacing の「インポート」ウィザードの使用

WebSphere Development Studio Client バージョン 5.1.x またはそれ以降のバージョンからの WebFacing プロジェクトがある場合は、「インポート」ウィザードを使用して、そのプロジェクトを WebSphere Development Studio Client for iSeriesバージョン 6.0.1 にマイグレーションすることができます。 以下のステップに従ってください。

  1. 「ファイル」 > 「インポート」を選択します。
  2. 「WebFacing プロジェクト」を選択します。 「次へ」をクリックします。
  3. バージョン 6.0.1 にマイグレーションする WebFacing プロジェクトが入っているフォルダーを参照します。「次へ」をクリックします。
    注:
    WebFacing プロジェクトは、バージョン 6.0.1 にアップグレードしても、元のワークスペース・ディレクトリーで引き続き使用できます。
    • Development Studio Client 5.1 または 5.1.2 からマイグレーションする場合は、複数の製品バージョンの保守にあるワークスペースの検索に関するセクションを参照してください。
  4. ウィザードが検出した WebFacing プロジェクトは、「検出された WebFacing プロジェクト」ペインにリストされます。 インポートするプロジェクトを選択してください。 ウィザードが、そのプロジェクト用の EAR ファイルを作成します。 EAR ファイルは、J2EE エンタープライズ・アプリケーション・アーカイブ・ファイルです。 デフォルトでは、EAR ファイルは WebFacing プロジェクトの名前を使用して、その名前に _EAR を追加します。 別の名前を使用するか、複数のプロジェクトを 1 つの EAR ファイルに統合する場合は、「エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクト」フィールドで名前を変更できます。
  5. 「完了」をクリックして、プロジェクトをバージョン 6.0.1 ワークスペースにマイグレーションします。
  6. 「WebFacing」パースペクティブでプロジェクトを表示するには、「ウィンドウ」 > 「パースペクティブを開く」 > 「WebFacing」を選択します。

プロジェクトにカスタマイズ済みのファイルがある場合の手動ステップ

元のファイルには、filename +_601_bak という形式の新しい名前が付けられます。

WebFacing プロジェクトをカスタマイズした場合は、必要に応じて、元のファイルにあるカスタマイズを以下のファイルにマージしてください。