目的 1: アプリケーションの開発および保守

Development Studio Client は、iSeries アプリケーションの開発および保守のライフ・サイクル全体を容易にするように設計されています。 従来のグリーン・スクリーン・アプリケーションに対して作業を行う場合でも、Web アプリケーションとしてアクセス可能な 既存の iSeries プログラムを作成する場合でも、以下のタスクを行うときの生産性が大幅に向上されます。

ILE および ILE 以外のアプリケーションの編集、コンパイル、およびデバッグ

リモート・システム・エクスプローラーおよび iSeries プロジェクトを使用して、iSeries サーバー上での開発プロジェクトの 作成および管理を Windows ベースのワークステーションから行うことができます。 これらのツールを使用すると、iSeries ライブラリー、ファイル、およびメンバーを表示できます。また、サーバー・コンパイラー、ワークステーション・エディター、およびさまざまなデバッガーも起動できます。リモート・システム LPEX エディターはプログラム編集タスクを簡略化します。 このエディターは、ワークステーションまたは iSeries サーバー上のソース・ファイルにアクセスできます。

統合 iSeries デバッガーを使用すると、iSeries サーバー上で実行されているプログラムをワークステーション上の グラフィカル・ユーザー・インターフェースからデバッグすることが可能です。 また、デバッガーを実行する前にソース内にブレークポイントを直接設定することができます。 さらに、統合 iSeries デバッガー・クライアント・ユーザー・インターフェースを使用して、 プログラム実行を制御することもできます。 たとえば、プログラムを実行し、行、監視、およびサービス入り口点ブレークポイントを設定し、プログラム命令をステップスルーし、変数を調べ、さらに呼び出しスタックを調べることができます。また、 複数のアプリケーションがさまざまな言語で作成されている場合でも、1 つのデバッガー・ウィンドウから アプリケーションをデバッグすることもできます。

Java での iSeries ビジネス・ロジックの開発

iSeries Java 開発ツールを使用すると、iSeries データにアクセスできる Java アプリケーションを作成できます。 さらに具体的に言うと、ネイティブ iSeries アプリケーションを Java コードから 呼び出すこともできます。

DDzS 定義の容易な作成および編集

オンラインまたはオフラインであるときに、CODE 設計機能を使用して、ディスプレイ装置ファイル、印刷装置ファイル、および物理ファイルの DDS 定義を作成および更新できます。このツールは DDS ファイルを定義して、ローカルに保管するか、または iSeries サーバーに直接アップロードできる グラフィカル・ユーザー・インターフェースを提供します。 DDS 画面を視覚的に作成することにより、 (時間の多くがビジュアル設計に費やされ、正確な構文作成に費やす時間が少なくなるため) その使いやすさとプログラミング生産性を向上させることができます。