プッシュ操作で実行されるチェック

リモート・ソース物理ファイルまたはメンバーが iSeries プロジェクトにダウンロードされる場合は、 その最終変更タイム・スタンプが後からの比較に備えて内部的にキャッシュされます。 後で iSeries プロジェクト・レベルで「リモート・オブジェクトの表示」を 選択するか、または「選択済みをプッシュ」あるいは「変更をプッシュ」 アクションを選択したときに、リモート・サーバーでそのオブジェクトが変更されて いれば警告されます。

プッシュでの競合は次の 2 つの状態で起こる可能性があります。
  1. メンバーにローカルで保管されたメンバーのタイム・スタンプがなく、 メンバーがサーバー上に存在している。これは、次の場合に起こる可能性があります。
    • メンバーを最初にサーバーから検索することなしに、メンバーがワークスペースで新規に作成されている
    • メンバーが名前変更された
    • メンバーが (このソース・ファイルか別のソース・ファイルのいずれかの) 別のメンバーからコピーまたは移動されている
    • サーバーが接続中に変更されている
    • 接続が変更され、サーバーを変更する原因となっている
    • 関連ライブラリーが変更されている
    • 親ソース・ファイルが名前変更、コピー、または移動されている
  2. ローカル側で保管されたメンバーのタイム・スタンプがあり、メンバーがサーバーに存在し、また、そのタイム・スタンプが保管されたタイム・スタンプと異なっている。これは、次の場合に起こる可能性があります。
    • ワークスペースの片方に最後にプッシュされた時刻の後に、サーバー上のメンバーが更新されている
    • サーバー上のメンバーはバックアップ・コピーから復元されている
競合があった場合は、警告ダイアログによってプロンプトが出されます。

実際にプッシュされたすべてのメンバーは、その新規サーバー・タイム・スタンプがローカル側で記録されるので、それらをサーバー上で再度更新しない限り、再び競合することはありません。スキップされたすべてのメンバーは再び競合します。これは、メンバーを次回サーバーにプッシュするか、あるいはこのメンバーをサーバーから手動でコピーすることにより修正できます。

重要: メンバーまたはソース・ファイルを iSeries プロジェクト からサーバーにアップロードして、ローカルのレコード長がサーバーのレコード長より 長い場合には、データの切り捨てが起こる可能性のあることが警告されます。この警告は、ソース・ファイルがプッシュされるたびに出されます。これを修正するには、ホストのファイル・サイズに適合するようにデータを調整し、次に、ワークステーション上に新規のより短いレコード長で新規ソース・ファイルを作成して、すべてのメンバーをそこにコピーします。
関連タスク
関連ライブラリーへの変更のプッシュ