ILE COBOL 解説書

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DROP ステートメント

DROP ステートメントは、TRANSACTION ファイルによって獲得したプログラム装置を解放します。

DROP ステートメント - 形式
 
>>-DROP--+-ID-------+--FROM--ファイル名------------------------><
         '-リテラル-'
 
 
リテラル、ID
リテラルまたは ID の内容は、ドロップされる装置のプログラム装置名を示しています。 リテラルを指定する場合、非数字で、かつ、その長さが 10 文字以内でなければなりません。 ID を指定する場合は、長さが 10 文字以内の英数字データ項目でなければなりません。
ファイル名
ファイル名には、TRANSACTION 編成のファイルを指定しなければなりません。 これを DROP ステートメントの中で使用するためには、そのファイルがオープンされていなければなりません。 DROP ステートメントが出されなかった場合、TRANSACTION ファイルに接続されたプログラム装置は、そのファイルが最終的にクローズされるときに、暗黙のうちに解放されます。

DROP ステートメントで指定されたプログラム装置は、OPEN 時に明示的な ACQUIRE、または OPEN 時の暗黙的な ACQUIRE によって、TRANSACTION ファイルに前もって獲得されていなければなりません。

DROP ステートメントが正常に実行されると、そのプログラム装置は、TRANSACTION ファイルを介する入力操作または出力操作用に、使用できなくなります。 そのプログラム装置は、必要ならば再び獲得できます。 解放されたプログラム装置に関連したレコード域の内容は、その装置が再び獲得された場合でも、もはや使用できません。

DROP ステートメントが正常に終了しなかった場合、適用可能な USE AFTER EXCEPTION/ERROR プロシージャーが実行されます。

DROP ステートメントは、入出力エラーからの回復の補助手段としても使用できます。詳細については、「WebSphere Development Studio: ILE COBOL プログラマーの手引き」の『トランザクション・ファイルの回復手順』を参照してください。

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