プログラムとファイルとの代表的な関係の例
図 150. iSeries システムでの RPG プログラムとファイルの代表的な関係
- 1
- プログラムは、オペレーティング・システムに定義されているファイルの
フィールド・レベル記述を使用します。 外部記述ファイルは、ファイル仕様書の 22 桁目の E によって識別されます。 コンパイル時に、外部フィールド・レベル記述がコンパイラーによって
コピーされます。
- 2
- 外部記述ファイル (すなわち、フィールド・レベル外部記述のある
ファイル) は、プログラム内でプログラム記述ファイルとして使用されます。 プログラム記述ファイルは、ファイル仕様書の 22 桁目の F によって識別されま
す。
この項目によって、外部フィールド・レベル記述にコピーしないように
コンパイラーに通知します。
このファイルはコンパイル時に存在する必要はありません。
- 3
- ファイルは、オペレーティング・システムに対して、レコード・レベルでのみ記述されます。
レコードのフィールドはプログラムの中で記述されます。したがって、ファイル仕様書
の 22 桁目は F を含まなければなりません。このファイルはコンパイル時に存在する必要は
ありません。
- 4
- ファイル名はコンパイル時に指定 (すなわち、RPG ソース・メンバー内で
コーディング) することができ、別のファイル名を実行時に指定することができま
す。 ファイル仕様書の 22 桁目の E は、ファイルの外部記述がコンパイル時にコピー
されることを指示します。 実行時には、プログラムによって別のファイルをアクセスするように、
ファイル一時変更コマンドを使用することができます。 実行時にファイルを一時変更するためには、両方のファイルのレコード名が
間違いなく同じでなければなりません。 RPG プログラムは READ 命令などの入出力命令でレコード様式名を使用します
が、その命令ではこのレコード様式名が必要なレコード・タイプを指定します。
詳細については、ファイル入出力の一時変更および指定変更を参照してください。
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