ILE COBOL 解説書

条件付き GO TO

条件付き GO TO ステートメントは ID により参照されるデータ項目の値によって、連続したプロシージャーの 1 つに制御を移します。

GO TO ステートメント - 形式 2 - 条件付き
 
               .--------------------.
               V                    |
>>-GO--+----+----プロシージャー名-1-+--DEPENDING--+----+--ID---><
       '-TO-'                                     '-ON-'
 
 
プロシージャー名-1
手続き部にあるセクションまたは段落でなければなりません。
ID
ID は基本データ項目の整数値でなければなりません。

+----------------------------------IBM 拡張----------------------------------+

浮動小数点データ項目であってはなりません。

+------------------------------End of IBM 拡張-------------------------------+

1 であれば、最初のプロシージャー名-1 で名前を設定されたプロシージャー中の先頭ステートメントへ制御が移ります。

2 の場合は、2 番目のプロシージャー名-1 で名前を指定されたプロシージャー中の先頭ステートメントへ制御が移ります。

ID の値が 1 〜 n (n はこの GO TO ステートメントで指定されたプロシージャー名の数です) の範囲内にない場合には、 制御の移動は起こりません。 そのかわり、制御は正規の実行順序でステートメントへ移ります。


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