PROCESS ステートメントを使用したコンパイラー・オプションの指定

PROCESS ステートメントは、ILE COBOL ソース・プログラムのオプショナルの部分です。 PROCESS ステートメントを使用して、通常はコンパイル時に指定するオプションを指定することができます。

PROCESS ステートメントで指定されたオプションは、CRTCBLMOD または CRTBNDCBL CL コマンドで指定された対応するオプションを指定変更します。

次の規則が適用されます。

指定できる PROCESS ステートメントのオプション、 およびそれに相当する CRTCBLMOD または CRTBNDCBL コマンド・パラメーターとそのオプションについては、次の表を参照してください。 デフォルトには下線が付けられています。 PROCESS ステートメント・オプションの説明は CRTCBLMOD コマンドのパラメーターにあるパラメーターとオプションの説明と同じです。

注:
CRTCBLMOD および CRTBNDCBL コマンドのすべてのパラメーターに、 それに対応する PROCESS ステートメントがあるとは限りません。 さらに、いくつかのオプションは、PROCESS ステートメントでのみ使用可能です。 PROCESS ステートメントにのみ使用可能なオプションについては PROCESS ステートメントのオプションを参照してください。
PROCESS ステートメントのオプション CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
OUTPUT パラメーターのオプション
OUTPUT
NOOUTPUT
*PRINT
*NONE
PROCESS ステートメントのオプション CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
GENLVL パラメーターのオプション
GENLVL(nn) nn
PROCESS ステートメントのオプション CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
OPTION パラメーターのオプション
SOURCE
SRC
NOSOURCE
NOSRC
*SOURCE
*SRC
*NOSOURCE
*NOSRC
NOXREF
XREF
*NOXREF
*XREF
GEN
NOGEN
*GEN
*NOGEN
NOSEQUENCE
SEQUENCE
*NOSEQUENCE
*SEQUENCE
NOVBSUM
VBSUM
*NOVBSUM
*VBSUM
NONUMBER
NUMBER
LINENUMBER
*NONUMBER
*NUMBER
*LINENUMBER
NOMAP
MAP
*NOMAP
*MAP
NOOPTIONS
OPTIONS
*NOOPTIONS
*OPTIONS
QUOTE
APOST
*QUOTE
*APOST
NOSECLVL
SECLVL
*NOSECLVL
*SECLVL
PRTCORR
NOPRTCORR
*PRTCORR
*NOPRTCORR
MONOPRC
NOMONOPRC
*MONOPRC
*NOMONOPRC
RANGE
NORANGE
*RANGE
*NORANGE
NOUNREF
UNREF
*NOUNREF
*UNREF
NOSYNC
SYNC
*NOSYNC
*SYNC
NOCRTF
CRTF
*NOCRTF
*CRTF
NODUPKEYCHK
DUPKEYCHK
*NODUPKEYCHK
*DUPKEYCHK
NOINZDLT
INZDLT
*NOINZDLT
*INZDLT
NOBLK
BLK
*NOBLK
*BLK
STDINZ
NOSTDINZ
STDINZHEX00
*STDINZ
*NOSTDINZ
*STDINZHEX00
NODDSFILLER
DDSFILLER
*NODDSFILLER
*DDSFILLER
該当せず
*NOIMBEDERR
*IMBEDERR
STDTRUNC
NOSTDTRUNC
*STDTRUNC
*NOSTDTRUNC
CHGPOSSGN
NOCHGPOSSGN
*CHGPOSSGN
*NOCHGPOSSGN
該当せず
*NOEVENTF
*EVENTF
MONOPIC
NOMONOPIC
*MONOPIC
*NOMONOPIC
NOCRTARKIDX
CRTARKIDX
*NOCRTARKIDX
*CRTARKIDX
PROCESS ステートメントのオプション CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
CVTOPT パラメーターのオプション
NOVARCHAR
VARCHAR
*NOVARCHAR
*VARCHAR
NODATETIME
DATETIME
*NODATETIME
*DATETIME
NOCVTPICXGRAPHIC
CVTPICXGRAPHIC
CVTPICGGRAPHIC
NOCVTPICGGRAPHIC
*NOPICXGRAPHIC
*PICXGRAPHIC
*PICGGRAPHIC
*NOPICGGRAPHIC
NOCVTPICNGRAPHIC
CVTPICNGRAPHIC
*NOPICNGRAPHIC
*PICNGRAPHIC
NOFLOAT
FLOAT
*NOFLOAT
*FLOAT
NODATE
DATE
*NODATE
*DATE
NOTIME
TIME
*NOTIME
*TIME
NOTIMESTAMP
TIMESTAMP
*NOTIMESTAMP
*TIMESTAMP
NOCVTTODATE
CVTTODATE
*NOCVTTODATE
*CVTTODATE
PROCESS ステートメントのオプション CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
OPTIMIZE パラメーターのオプション
NOOPTIMIZE
BASICOPT
FULLOPT
*NONE
*BASIC
*FULL
PROCESS ステートメントのオプション CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
FLAGSTD パラメーターのオプション
NOFIPS
MINIMUM
INTERMEDIATE
HIGH
*NOFIPS
*MINIMUM
*INTERMEDIATE
*HIGH
NOOBSOLETE
OBSOLETE
*NOOBSOLETE
*OBSOLETE
PROCESS ステートメントのオプション EXTDSPOPT(a b c) CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
EXTDSPOPT パラメーターのオプション
DFRWRT
NODFRWRT
*DFRWRT
*NODFRWRT
UNDSPCHR
NOUNDSPCHR
*UNDSPCHR
*NOUNDSPCHR
ACCUPDALL
ACCUPDNE
*ACCUPDALL
*ACCUPDNE
PROCESS ステートメントのオプション CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
FLAG パラメーターのオプション
FLAG(nn) nn
PROCESS ステートメントのオプション CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
LINKLIT パラメーターのオプション
LINKPGM
LINKPRC
*PGM
*PRC
PROCESS ステートメントのオプション SRTSEQ(a) CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
SRTSEQ パラメーターのオプション
HEX
JOB
JOBRUN
LANGIDUNQ
LANGIDSHR
"LIBL/ソート順序テーブル名"
"CURLIB/ソート順序テーブル名"
"ライブラリー名/ソート順序テーブル名"
"ソート順序テーブル名"
*HEX
*JOB
*JOBRUN
*LANGIDUNQ
*LANGIDSHR
*LIBL/ソート順序テーブル名
*CURLIB/ソート順序テーブル名
ライブラリー/ソート順序テーブル名
ソート順序テーブル名
PROCESS ステートメントのオプション LANGID(a) CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
LANGID パラメーターのオプション
JOBRUN
JOB
"言語 ID 名"
*JOBRUN
*JOB
言語 ID 名
PROCESS ステートメントのオプション ENBPFRCOL(a) CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
ENBPFRCOL パラメーターのオプション
PEP
ENTRYEXIT
FULL
*PEP
*ENTRYEXIT
*FULL
PROCESS ステートメントのオプション PRFDTA(a) CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
PRFDTA パラメーターのオプション
NOCOL
COL
*NOCOL
*COL
PROCESS ステートメントのオプション CCSID(a b c d) CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
CCSID パラメーターのオプション
a = ロケールの 1 バイト・データ CCSID
JOBRUN
JOB
HEX
コード化文字セット-id
*JOBRUN
*JOB
*HEX
コード化文字セット-id
b = 非ロケールの 1 バイト・データ CCSID
CCSID
(上の "a" に指定されている CCSID を
使用する)

JOBRUN
JOB
HEX
コード化文字セット-id
該当せず
c = 非ロケール 2 バイト・データ CCSID
CCSID
(上の "a" に指定されている CCSID を
使用する)

JOBRUN
JOB
HEX
コード化文字セット-id
該当せず
d = XML GENERATE 1 バイトデータ出力 CCSID
JOBRUN
CCSID (上の "a" に指定されている CCSID
を使用する)
JOB
HEX
コード化文字セット-id
該当せず
PROCESS ステートメントのオプション DATTIM(a b) CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
4 桁の基本年 (デフォルトは 1900)
2 桁の基本年 (デフォルトは 40)
該当せず
PROCESS ステートメントのオプション THREAD(a) CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
NOTHREAD
SERIALIZE
該当せず
PROCESS ステートメントのオプション    ARITHMETIC(a) CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
ARITHMETIC パラメーターのオプション
NOEXTEND
EXTEND31
EXTEND63
*NOEXTEND
*EXTEND31
*EXTEND63
PROCESS ステートメントのオプション CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
NOGRAPHIC
GRAPHIC
該当せず
PROCESS ステートメントのオプション CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
NONATIONAL
NATIONAL
該当せず
PROCESS ステートメントのオプション CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
NOLSPTRALIGN
LSPTRALIGN
該当せず
PROCESS ステートメントのオプション CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
NOCOMPASBIN
COMPASBIN
該当せず
PROCESS ステートメントのオプション CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
DBGVIEW パラメーターのオプション
NOCOMPRESSDBG
COMPRESSDBG
*NOCOMPRESSDBG
*COMPRESSDBG
PROCESS ステートメントのオプション OPTVALUE(a) CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
NOOPT
OPT
該当せず
PROCESS ステートメントのオプション CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
NOADJFILLER
ADJFILLER
該当せず
PROCESS ステートメントのオプション NTLPADCHAR(a b c) CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
NTLPADCHAR パラメーターのオプション
a = 1 バイト文字から国別文字へ移動する場合の埋め込み文字
NX"0020"
1 つの国別文字を示す
国別 16 進リテラル
NX"0020"
国別文字
b = 2 バイト文字から国別文字へ移動する場合の埋め込み文字
NX"3000"
1 つの国別文字を示す
国別 16 進リテラル
NX"3000"
国別文字
c = 国別文字から国別文字へ移動する場合の埋め込み文字
NX"3000"
1 つの国別文字を示す
国別 16 進リテラル
NX"3000"
国別文字
PROCESS ステートメントのオプション LICOPT(a) CRTCBLMOD/CRTBNDCBL
LICOPT パラメーターのオプション
ライセンス内部コード・オプション・ストリング ライセンス内部コード・オプション・ストリング

PROCESS ステートメントの EXTDSPOPT、SRTSEQ、LANGID、ENBPFRCOL、 PRFDTA、CCSID、DATTIM、ARITHMETIC、 および THREAD オプションは、FLAG(nn) 構文と同様に、 関連オプションを括弧に入れてコーディングする必要があります。

EXTDSPOPT オプションの括弧内には複数のオプションを指定できます。 たとえば、DFRWRT と UNDSPCHR を指定するには、次のように入力します。

EXTDSPOPT(DFRWRT UNDSPCHR)

EXTDSPOPT または EXTDSPOPT( ) という指定も有効です。

PROCESS ステートメントで EXTDSPOPT だけが指定される場合、追加オプションのすべてのデフォルト値が有効になります。

EXTDSPOPT( ) を指定しても、プログラムに影響はありません。

DATTIM および CCSID 処理ステートメントのオプションでは、それぞれの括弧内に複数の値を入れることができます。 これら 2 つのオプションでは、それぞれの括弧内の値の順序は重要です。 たとえば、DATTIM オプションには値が 2 つあります。 最初の値は基本世紀で、2 つ目は基本年です。 これは、基本年を指定するためには基本世紀を指定する必要があるということを意味しています。