COBOL 実行単位

COBOL 実行単位とは、実行時に問題解決の 1 つの単位として機能する 1 つまたは複数のプログラムの集まりです。 COBOL 実行単位は他の実行単位から独立したエンティティーなので、実行時に他の実行単位と通信または調整をする必要はありません (他の実行単位によって使用されるデータ・ファイルとメッセージの処理や、 スイッチの設定およびテストをする場合は除く)。 さらに実行単位には、ILE COBOL 以外の言語で作成されたプログラムをコンパイルして作成されたモジュール・オブジェクトから作成したプログラム・オブジェクトとサービス・プログラムも含めることができます。

ILE では、1 つの COBOL 実行単位は、単一の ILE 活動化グループの中で実行されるプログラム・オブジェクトおよびサービス・プログラムで構成されます。 OPM COBOL/400 と互換性のある実行単位のセマンティクスを保つためには、ILE COBOL アプリケーションは次の条件を満たさなければなりません。

上記の条件が満たされていない場合、STOP RUN の有効範囲をバインドする管理境界が生じて、 アプリケーション全体の状態がリフレッシュされない可能性があります。

注:
上記の条件のために、*DFTACTGRP で実行される ILE COBOL プログラムは、 一般的に OPM COBOL/400 実行単位とは互換性のない実行単位で実行されます。