無条件スレッド停止点の設定と除去

無条件スレッド停止点を設定したり除去したりするには、以下のものを使用します。

設定

「モジュール停止点の処理」画面の使用

「モジュール停止点の処理」画面を使用して無条件スレッド停止点を設定するには、次のように行います。

注:
スレッド・フィールドは、SPAWN コマンドの DEBUG オプションが 1 またはそれ以上である場合に表示されます。 詳しくは マルチスレッド化環境での ILE COBOL の使用例を参照してください。
TBREAK コマンドの使用

TBREAK デバッグ・コマンドの構文は、BREAK デバッグ・コマンドと同じです。 BREAK デバッグ・コマンドはすべてのスレッド内の同じ位置にジョブ停止点を設定しますが、TBREAK デバッグ・コマンドは単一のスレッド、 すなわち現行スレッド内にスレッド停止点を設定します。

現行スレッドとは、現在デバッグ中のスレッドのことです。 デバッグ・コマンドはこのスレッドに対して出されます。 停止点など、デバッグ停止が発生した時点で、現行スレッドはデバッグ停止が発生したスレッドに設定されます。 現行スレッドの変更は、デバッグ THREAD コマンドおよび「デバッグ済みスレッドの処理」画面を使用して行えます。

除去

無条件スレッド停止点を除去するには、CLEAR デバッグ・コマンドを使用します。 スレッド停止点が消去されるときは、現行スレッドについてのみ消去されます。