ローカル・データとグローバル・データの比較

ローカル・データとグローバル・データの概念が適用されるのは、ネストされたプログラムだけです。

ローカル・データとは、そのデータを宣言したプログラム内からしかアクセスできないデータです。 ローカル・データは、それを宣言したプログラム以外からは見えずアクセスできません。 これは、含まれたプログラムと含むプログラムの両方に適用されます。

明示的にグローバル・データとして宣言する場合以外は、すべてのデータはローカル・データと見なされます。

グローバル・データとは、そのデータを宣言したプログラムからアクセス可能であり、 さらにそのデータを宣言したプログラムに直接または間接に含まれる他のネストされたプログラムからもアクセスできるデータです。

データ名、ファイル名、およびレコード名はグローバルとして宣言することができます。

データ名をグローバルとして宣言するには、 データ名を宣言するのに使用したデータ記述項目またはそのデータ記述項目が従属する他の項目で GLOBAL 文節を指定します。

ファイル名をグローバルとして宣言するには、そのファイル名のファイル記述項目で GLOBAL 文節を指定します。

レコード名をグローバルとして宣言するには、レコード名を宣言するのに使用したレコード記述項目で GLOBAL 文節を指定するか、 またはファイル・セクションのレコード記述項目の場合は、そのレコード記述項目が関連づけられたファイル名のファイル記述項目で GLOBAL 文節を指定します。

GLOBAL 文節の詳細については、「WebSphere Development Studio: ILE COBOL 解説書」を参照してください。