リテラルの中で DBCS 文字を使用する

混合リテラルは、2 バイト文字セット (DBCS) と 1 バイト文字セット (SBCS) 文字とで構成されます。

PROCESS ステートメントの GRAPHIC オプションは、混合リテラルの中の DBCS 文字の処理に使用できます。 GRAPHIC オプションを指定する場合、混合リテラルは、16 進 0E および 16 進 0F が、 それぞれシフトアウト文字およびシフトイン文字であると見なして処理され、 それらで混合リテラルの DBCS 文字が囲まれます。 NOGRAPHIC が明示的または暗黙のうちに指定されると、ILE COBOL コンパイラーは、16 進数 0E および 16 進数 0F を含む非数字リテラルを、SBCS 文字しか含まれていないものとして扱います。 16 進 0E および 16 進 0F はシフトイン文字およびシフトアウト文字として処理されず、SBCS 文字ストリングの一部であると見なされます。

DBCS リテラルは、2 バイト文字セットの文字だけで構成されているものであり、常に DBCS 文字ストリングとして扱われます。

注:
PROCESS ステートメントの GRAPHIC オプションのことを、DDS 記述から 2 バイト・グラフィック・データを指定するために使用する PROCESS ステートメントの CVTPICXGRAPHIC および CVTPICGGRAPHIC オプションや、CRTCBLMOD または CRTBNDCBL コマンドの CVTOPT パラメーターの *PICXGRAPHIC または *PICGGRAPHIC の値と混同しないようにしてください。 グラフィック・データの指定の詳細については DBCS グラフィック・フィールドを参照してください。