対話環境では、メッセージはワークステーションのディスプレイ装置に表示されます。 それらは、プログラムの実行結果として、またはプロンプト、メニュー、コマンド入力画面、または IBM WebSphere Development Studio for iSeries のツールに対するキー入力への応答として、現在の画面に表示されます。 メッセージは、DISPLAY コマンドやメニューのオプションの結果として、要求に応じて表示させることもできます。
ILE COBOL ライセンス・プログラムのメッセージは、LNC または LNR という接頭部から始まります。
LNC メッセージは、ILE COBOL ソース・コードの入力に原始ステートメント入力ユーティリティー (SEU) が使用された場合に、ILE COBOL 構文検査機能によって出されるものです。 たとえば、PROGRAM-ID 段落に正しくないプログラム名を入力すると、次の画面が表示されます。
桁 . . . . . : 1 71 編集 XMPLIB/QCBLLESRC SEU==> _________________________________________________________ TESTPR FMT CB ......-A+++B+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ *************** データの始め ********** 0000.10 IDENTIFICATION DIVISION. 0000.20 PROGRAM-ID. #TESTPR. 0000.70 ENVIRONMENT DIVISION. 0000.90 SOURCE-COMPUTER. IBM-ISERIES. ***************** データの終わり ************************************** F3=終了 F4=プロンプト F5=最新表示 F9=コマンドの複写 F10=カーソル F11= 切り替え F16=検索の反復 F17=変更の反復 F24=キーの続き COBOL 文字が正しくない。20 桁目の '#' から無視されます。
LNC メッセージは、プログラムをコンパイルしているときにも出されます。 そのことについては コンパイル・メッセージを参照してください。
LNR メッセージは、実行時のシステム操作に関する追加情報を提供するものです。 たとえば、実行時エラーがあると次のような画面が表示されます。
プログラム・メッセージの表示 QSYS のサブシステム QINTER のジョブ 008529/TESTLIB/QPADEV0003 が 94/04/08 15: (C D F G) ライブラリー TESTLIB のプログラム・オブジェクト SAMPDUMP にメッセージ MCH1202 応答を入力して、実行キーを押してください。 応答 . . . _________________________________________________________________ ______________________________________________________________________________ F3=終了 F12=取り消し
メッセージ番号 MCH1202 が示されている行にカーソルを移動させて HELP キーまたは F1 キーのいずれかを押すと、 次のような LNR メッセージ情報が表示されます。
追加のメッセージ情報 メッセージ ID. . . . . : LNR7200 重大度 . . . . . . . : 50 メッセージ・タイプ. . : 照会 送信日付 . . . . . . : 96/11/08 送信時刻 . . . . . . : 15:33:31 メッセージ. . . . . . : (C D F G) ライブラリー TESTLIB のプログラム・オブ ジェクト SAMPDUMP にメッセージ MCH1202。 原因 ‐ ライブラリー TESTLIB のプログラム・オブジェクト SAMPDUMP の COBOL プログラム SAMPDUMP の COBOL ステートメント 42 でメッセージ MCH1202 が検出 されました。 回復手順‐次の MI 命令からプログラムを続行するために G を入力するか、 ダンプが必要な場合に C を入力するか、COBOL ID のダンプが必要な場合に D を 入力するか、あるいは COBOL ID とファイル情報の両方をダンプするために F を 入力してください。 MCH1202 のメッセージ・テキストは次の通りです。10 進数データ・エラー メッセージに応答するための選択可能な項目 : C -- 定様式ダンプは取られない。 D -- COBOL ID のダンプが取られる。 続く... 続行するには、実行キーを押してください。 F3= 終了 F6= 印刷 F9= メッセージ詳細の表示 F10= ジョブ・ログ中のメッセージ表示 F12= 取り消し F21= 援助レベルの選択
追加のメッセージ情報 メッセージ ID. . . . . : LNR7200 重大度 . . . . . . . : 50 メッセージ・. . . . . : 照会 F -- COBOL ID とファイル情報のダンプが取られる。 G -- 次の MI 命令からプログラムを続行する。 終わり 続行するには、実行キーを押してください。 F3= 終了 F6= 印刷 F9= メッセージ詳細の表示 F10= ジョブ・ログ中のメッセージの表示 F12= 取り消し F21= 援助レベルの選択
メッセージへの応答では、2 次レベル・メッセージ・テキストを表示させたり、メッセージに応答したりする方法について説明します。
LNM メッセージ 0001〜0050 は、ILE COBOL 定様式ダンプの際に出力される情報のヘッディングとして使用されます。
(C) Copyright IBM Corporation 1992, 2006. All Rights Reserved.