PROCESS ステートメント内での COPY の使用

COPY ステートメントは、ソース・プログラムで文字ストリングや区切り文字が使用できるところではどこでも使用することができます。 各 COPY ステートメントは、その前に 1 個のスペースと、その後にピリオドまたはスペースがなければなりません。 COPY ステートメントの詳細については、「WebSphere Development Studio: ILE COBOL 解説書」の『COPY ステートメント』のセクションを参照してください。

PROCESS ステートメント内で形式 1 の COPY ステートメントを使用すると、 それ以前にソース・ライブラリーに保管されたコンパイラー・オプションを検索し、PROCESS ステートメントにそれらを含めることができます。 COPY を使用することにより、コンパイラーによってデフォルトとして指定されたオプションを指定変更するオプションを含めることができます。 どの PROCESS ステートメントのオプションも、COPY ステートメントで検索できます。

コンパイラー・オプションは、PROCESS ステートメント内の COPY ステートメントの前後のどちらにでも置くことができます。 あるオプションが複数指定された場合、そのオプションの最後に見つかったものが、 先行するそのオプションのすべての指定を指定変更します。

次の例は PROCESS ステートメント内の COPY ステートメントの使用法を示したものです。 この例では、NOMAP がライブラリー・メンバーの対応するオプションを指定変更していることにも注意してください。

図 9. PROCESS ステートメント内での COPY の使用
 5722WDS V5R4M0  060210 LN  IBM ILE COBOL                 CBLGUIDE/COPYPROC        ISERIES1  06/02/15 11:39:37     ページ  2
                                     ソ ー ス
  STMT PL SEQNO  -A 1 B..+....2....+....3....+....4....+....5....+....6....+....7..IDENTFCN  S コピー名   変更日付
           000100 PROCESS XREF
           000200 COPY PROCDFLT.
          +000100         MAP, SOURCE, APOST                                                   PROCDFLT
          +000200                                                                              PROCDFLT
           000300         NOMAP, FLAG(20)
     1     000400 IDENTIFICATION DIVISION.
     2     000500 PROGRAM-ID. COPYPROC.
     3     000600 ENVIRONMENT DIVISION.
     4     000700 CONFIGURATION SECTION.
     5     000800   SOURCE-COMPUTER. IBM-ISERIES.
     6     000900   OBJECT-COMPUTER. IBM-ISERIES.
     7     001000 PROCEDURE DIVISION.
           001100 MAINLINE.
     8     001200     DISPLAY "HELLO WORLD".
     9     001300     STOP RUN.
           001400
                           * * * * *   ソ ー ス 仕 様 の 終 わ り   * * * * *