ILE COBOL 解説書


関数のタイプ

関数には次の 7 つのタイプがあります。

英数字関数のクラスおよびカテゴリーは英数字です。 戻り値は DISPLAY を暗黙に使用し、標準データ・フォーマットの文字です。戻り値の文字位置の数は、関数定義によって決まります。

数字関数のクラスおよびカテゴリーは数字です。 戻り値は、常に演算符号を持っているものと見なされ、数字中間結果となります。 詳細は、「WebSphere Development Studio: ILE COBOL プログラマーの手引き」を参照してください。

+----------------------------------IBM 拡張----------------------------------+

DBCS 関数のクラスおよびカテゴリーは DBCS です。 戻り値は、DISPLAY-1 を暗黙に使用します。戻り値の文字位置の数は、関数定義によって決まります。

国別関数のクラスおよびカテゴリーは NATIONAL です。 戻り値は、NATIONAL を暗黙に使用します。 戻り値の文字位置の数は、関数定義によって決まります。

日時関数は日時クラスの関数であり、そのカテゴリーは日付、時刻、またはタイム・スタンプです。 戻り値は DISPLAY を暗黙に使用します。 戻り値の文字位置の数は、関数定義によって決まります。

ブール関数のクラスおよびカテゴリーはブールです。 戻り値は DISPLAY を暗黙に使用します。 ブール値の真 (B"1") または偽 (B"0") のいずれかが戻されます。

+------------------------------End of IBM 拡張-------------------------------+

整数関数のクラスおよびカテゴリーは数字です。 戻り値は、常に演算符号を持っているものと見なされ、整数の中間結果となります。 戻り値の桁位置の個数は、関数定義によって決まります。 詳細は、「WebSphere Development Studio: ILE COBOL プログラマーの手引き」を参照してください。


[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 | 索引 ]