付録H. 略語の用語集

略語 意味 説明
AG 活動化グループ (Activation Group) ジョブ内のリソースの区分化。 1 つの活動化グループは、1 つ以上のプログラムに割り当てられたシステム・リソース (プログラムまたはプロシージャー値のためのストレージ、コミットメント定義、およびオープン・ファイル) から構成されます。
API アプリケーション・プログラミング・インターフェース (Application Programming Interface) オペレーティング・システムまたは別途注文可能なライセンス・プログラムにおいて提供される機能インターフェースで、 高水準言語で記述されたアプリケーション・プログラムが、オペレーティング・システムまたはライセンス・プログラムの特定のデータや機能を使用できるようにするためのもの。
ANSI 米国規格協会 (American National Standards Institute) 認可を受けた組織が米国での自主業界基準を作成および保守するためのプロシージャーの確立を目的とした、 生産者、消費者、および一般関係者で構成される組織。
ASCII 情報交換用米国標準コード (American National Standard Code for Information Interchange) データ処理システム、データ通信システム、および関連装置で情報交換を行うための、米国規格協会が開発したコード。 ASCII 文字セットは 8 ビットで構成され、そのうちの 7 ビットは制御文字およびシンボリック文字で、1 ビットはパリティー検査ビットです。
CICS(R)(R) 顧客情報管理システム (Customer Information Control System) リモート・ワークステーションで入力されたトランザクションをユーザー作成のアプリケーション・プログラムで同時に処理することを可能にする、IBM(R) ライセンス・プログラム。 このライセンス・プログラムには、データベースを作成、使用、および保守する機能、 および他のオペレーティング・システム上にある CICS と通信する機能が含まれます。
CL 制御言語 (Control Language) ユーザーがシステム機能を要求するためのすべてのコマンドの集まり。
DBCS 2 バイト文字セット (Double-Byte Character Set) 各文字が 2 バイトで表されている文字の集まり。 日本語、中国語、および韓国語などのように、256 個のコード点では表現できないほど多くの記号を含む言語では、2 バイト文字セットが必要です。 1 文字に 2 バイトが必要なので、DBCS 文字の入力、表示、および印刷には、DBCS をサポートするハードウェアおよびソフトウェアが必要です。 システムでは日本語、韓国語、中国語簡体字、および中国語繁体字の 4 つの 2 バイト文字セットがサポートされています。 1 バイト文字セット (SBCS) と対比される語。
DDM 分散データ管理機能 (Distributed Data Management) あるシステム上のアプリケーション・プログラムまたはユーザーがリモート・システム上に保管されたデータ・ファイルを使用できるようにするためのオペレーティング・システムの機能。 それらのシステムが通信ネットワークで接続されていること、およびリモート・システムでも DDM が実行されていることが必要です。
DDS データ記述仕様 (Data Description Specifications) 定形様式でシステムに入力される、ユーザーのデータベースまたは装置ファイルの記述。 ファイルの作成においては、その記述が使用されます。
EBCDIC 拡張 2 進化 10 進コード (Extended Binary-Coded Decimal Interchange Code) 256 個の 8 ビット文字で構成されるコード化文字セット。
EPM 拡張プログラム・モデル (Extended Program Model) iSeries 上で高水準言語によってソース・コードのコンパイルおよびプログラムの作成を行うための機能の集まりで、プロシージャー呼び出しを定義するもの。
FIPS 連邦情報処理標準 (Federal Information Processing Standard) ビジネスで使用するコンピューターおよびデータ処理の使用および管理を向上させるための公式標準規格。
HLL 高水準言語 (high-level language) 概念および構造が人間の思考になじみやすいプログラミング言語。 例として、C、COBOL、および RPG などがあります。 高水準言語は、コンピューターの構造および操作構造からは独立しています。
i5/OS i5/OS iSeries のオペレーティング・システム。以前は OS/400 と呼ばれていました。
ICF システム間通信機能 (Intersystem Communications Function) プログラムが他のプログラムまたはシステムと対話式に通信できるようにするためのオペレーティング・システムの機能。
ILE Integrated Language Environment すべての ILE 対応の高水準言語に、共通の実行時環境と、実行時バインドが可能なアプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) とを提供する、 構成およびインターフェースの集まり。
I/O 入出力 (Input/Output) コンピューターに供給されるデータ、またはコンピューター処理の結果のデータ。
LVLCHK レベル検査 (Level Checking) オープンするファイルのレコード様式レベル ID と、 コンパイルされたプログラムの一部であるファイル記述とを比較して、 ファイルのレコード様式がプログラムのコンパイル後に変更されたかどうかを調べる機能。
ODP オープン・データ・パス (open data path) ファイルがオープンされると作成される制御ブロック。 ODP には、マージされたファイル属性に関する情報、および入出力操作から戻された情報が含まれます。 ODP が存在するのは、ファイルがオープンされている間だけです。
ODT オブジェクト定義テーブル (Object Definition Table) コンパイル時にシステムによって作成されるテーブルで、プログラムで宣言されたオブジェクトを記録するためのもの。 このテーブル内のプログラム・オブジェクトには、 変数、定数、ラベル、オペランド・リスト、および例外記述が含まれます。 このテーブルは、コンパイルされたプログラム・オブジェクト内に存在しています。
OPM オリジナル・プログラム・モデル (original program model) Integrated Language Environment (ILE) モデルの導入前に、iSeries システム上でソース・コードのコンパイルおよび高水準言語プログラムの作成を行うための機能の集まり。
PEP プログラム入り口プロシージャー (program entry procedure) 動的プログラム呼び出しの ILE プログラムの入り口点となる、コンパイラーによって提供されるプロシージャー。 ユーザー入り口プロシージャー (UEP) と対比。
SDA 画面設計機能 (Screen Design Aid) ライセンス・プログラム用の適用業務開発ツール・セット機能の 1 つで、ユーザーが画面やメニューを設計、作成、および保守する際に役立つもの。
SEU 原始ステートメント入力ユーティリティー ライセンス・プログラム用の適用業務開発ツール・セット機能の 1 つで、ソース・メンバーを作成したり変更したりするために使用するもの。
SQL/400 構造化照会言語 /400 (Structured Query Language/400) リレーショナル・データベースをサポートする IBM ライセンス・プログラムで、 データベースに情報を入力したり、データベースから選択した情報を出力および編成したりするために使用するもの。
UEP ユーザー入り口プロシージャー (user entry procedure) 動的プログラム呼び出しのターゲットとなる、アプリケーション・プログラマーによって作成された入り口プロシージャー。 このプロシージャーは、プログラム入り口プロシージャー (PEP) によって呼び出されます。 プログラム入り口プロシージャー (PEP) と対比。
UPSI ユーザー・プログラム状況標識スイッチ (User Program Status Indicator switch) ハードウェア・スイッチの機能を実行する外部プログラム・スイッチ。 UPSI 0 〜 7 の 8 つのスイッチが用意されています。
注:
オペレーティング・システムのコマンドの省略形については、ここでは取り上げていません。 i5/OS コマンドとその使用法については、Web サイト http://www.ibm.com/eserver/iseries/infocenter にある iSeries Information Center の 「プログラミング」カテゴリーの中の『CL および API』セクションを参照してください。