ソース・デバッグ用のプログラムの作成

この例では、ソース・デバッガーを使ってデバッグできるよう、プログラム EMPRPT を作 成します。CRTBNDRPG または CRTRPGMOD のどちらかの DBGVIEW パラメーターが コンパイルの間にどのタイプのデバッグ・データを作成するかを決定します。このパラメーターには必要なビューを選択できる 6 個のオプションが あります。

EMPRPT のソース・ステートメントは 図 28 に示されています。

  1. オブジェクトを作成するには、以下のとおり入力してください。
    CRTBNDRPG PGM(MYLIB/EMPRPT) DBGVIEW(*SOURCE) DFTACTGRP(*NO)

    プログラムはそれが基礎になっているソース・メンバーと同じ名前、すなわち EMPRPT のライブラリー MYLIB に作成されます。 デフォルトに より、QILE という名前のデフォルトの活動化グループで実行す るということに注意してください。 このプログラム・オブジェクトはソース・ビューを使ってデバッグすることができ ます。

  2. プログラムをデバッグするには、以下のとおり入力してください。
    STRDBG EMPRPT

    図 31 は、上記のコマンドを入力したあとで表示される画面です。

    図 31. EMPRPT 用のモジュール・ソースの表示画面
                                 モジュール・ソースの表示
     PROGRAM:   EMPRPT         LIBRARY:   MYLIB          MODULE:   EMPRPT
          1        *==============================================================*
          2        * MODULE NAME:    EMPRPT
          3        * RELATED FILES:  EMPMST   (PHYSICAL FILE)
          4        *                 QSYSPRT  (PRINTER FILE)
          5        * DESCRIPTION:    This program prints employee information
          6        *                 from the file EMPMST.
          7        *==============================================================*
          8       FQSYSPRT   O    F   80        PRINTER
          9       FEMPMST    IP   E           K DISK
         10
         11       D TYPE            S              8A
         12       D EMPTYPE         PR             8A
         13       D   CODE                         1A
         14
         15       IEMPREC        01
                                                                            続く...
     デバッグ . . _________________________________________________________________
    _______________________________________________________________________________
     F3=終了プログラム  F6=停止点の追加/消去  F10=ステップ  F11=変数の表示
     F12=再開           F17=ウォッチ変数      F18=ウォッチの処理    F24=キーの続き

    ユーザーは、この画面 (モジュール・ソースの表示画面) からデバッグ・コマンド を入力して、フィールド値の表示および変更を行ったり、デバッグ中のプロ グラムの流れを制御するために停止点を設定することができます。

デバッグの詳細については、プログラムのデバッグを参照してください。