ILE COBOL 解説書

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TYPEDEF 文節

TYPEDEF 文節は、新規のユーザー定義データ・タイプ (タイプ名) を作成します。 この新しいユーザー定義データ・タイプの名前が TYPEDEF 文節のサブジェクトです。 データ名-1 は TYPEDEF 文節を使用して指定する必要があります。 したがって、FILLER は使用できません。 TYPEDEF 文節は、データ名-1 の直後に続けて指定する必要があります。 TYPEDEF 文節で新規データ・タイプを定義した後は、TYPE 文節を使用してデータ項目をこの新規データ・タイプとして宣言できます。 TYPE 文節の詳細は TYPE 文節を参照してください。

>>-+----+--TYPEDEF---------------------------------------------><
   '-IS-'
 
 

TYPEDEF 文節を指定できるのはレベル 01 の記入項目に対してだけです。 対象とする記入項目がグループ項目であっても構いません。 グループ項目を指定する場合、そのグループのすべての従属項目はタイプ宣言の一部となります。 タイプ宣言用にストレージが割り振られることはありません。

TYPEDEF 文節は、以下の文節と同じデータ記述記入項目に指定することはできません。

上記以外のすべてのデータ記述文節は、指定すると、(TYPE 文節内で) ユーザー定義データ・タイプを使用して定義したあらゆるデータ項目に対して指定されたものと想定されます。

TYPEDEF は、複合 OCCURS DEPENDING ON とともに使用することはできません。 これは、TYPEDEF の一部であるテーブル内では、OCCURS DEPENDING ON 文節を指定できないことを意味します。 詳細は 付録 H, 複合 OCCURS DEPENDING ONを参照してください。

TYPEDEF 文節を指定できるのは、プログラムの作業用ストレージ・セクション、 ローカル・ストレージ・セクション、リンケージ・セクション、またはファイル・セクションの中だけです。

TYPE 文節は TYPEDEF 文節と同じデータ記述記入項目に指定することができます。

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