RETURNCODE データ域のアクセス

CRTBNDRPG および CRTRPGMOD (CRTRPGMOD コマンドの使用を参照) コマンドはともに、最後のコンパイル時の 状況でデータ域を作成し更新します。 このデータ域の名前は RETURNCODE で、400 桁の長さでライブラリー QTEMP に入れられています。

RETURNCODE データ域をアクセスするには、*DTAARA DEFINE ステートメントの 演算項目 2 に RETURNCODE を指定します。

データ域 RETURNCODE の形式は以下のとおりです。

バイト
内容および意味
1
CRTRPGMOD では、文字 '1' はモジュールが指定したライブラリーに 作成されたことを意味します。CRTBNDRPG では、文字 '1' はプログラム名と同じ名前のモジュールが QTEMP に作成されたことを意味します。
2
文字 '1' はコンパイラー・エラーのためにコンパイルが正常に実行さ れなかったことを意味します。
3
文字 '1' は、ソース・エラーのために、コンパイルが正常に実行さ れなかったことを意味します。
4
未設定。 常に '0' です。
5
文字 '1' は OPTION(*NOGEN) が CRTRPGMOD または CRTBNDRPG コマンド で指定されたか、あるいは変換プログラムが呼び出される前にコンパイル が正常に実行されなかったために変換プログラムが呼び出されていないことを 意味します。
6 〜 10
ソース・ステートメントの数
11 〜 12
コマンドからの重大度レベル
13 〜 14
診断メッセージの最高の重大度
15 〜 20
モジュール (CRTRPGMOD) またはプログラム (CRTBNDRPG) で見つかったエラーの 数
21 〜 26
コンパイル日付
27 〜 32
コンパイル時刻
33 〜 100
未設定。 常にブランク
101 〜 110
モジュール (CRTRPGMOD) の名前またはプログラム (CRTBNDRPG) の名前
111 〜 120
モジュール (CRTRPGMOD) のライブラリー名またはプログラム (CRTBNDRPG) のライブラリー名
121 〜 130
ソース・ファイル名
131 〜 140
ソース・ファイル・ライブラリー名
141 〜 150
ソース・ファイル・メンバー名
151 〜 160
コンパイラー・リスト・ファイル名
161 〜 170
コンパイラー・リスト・ライブラリー名
171 〜 180
コンパイラー・リスト・メンバー名
181 〜 329
未設定。 常にブランク
330 〜 334
10 分の 1 秒単位での合計経過コンパイル時刻 (あるいは、この時間の計算中にエラーが発生した場合には -1)
335
未設定。 常にブランク
336 〜 340
10 分の 1 秒単位での経過コンパイル時刻 (あるいは、この時間の計算中にエラーが発生した場合には -1)
341 〜 345
10 分の 1 秒単位での変換プログラム経過時間 (あるいは、この時間の計算中にエラーが発生した場合には -1)
346 〜 379
未設定。 常にブランク
380 〜 384
10 分の 1 秒単位での合計コンパイル CPU 時間
385
未設定。 常にブランク
386 〜 390
10 分の 1 秒単位での、コンパイラーが使用する CPU 時間
391 〜 395
10 分の 1 秒単位での、変換プログラムが使用する CPU 時間
396 〜 400
未設定。 常にブランク