プログラム・オブジェクトおよびサービス・プログラムのデバッグ・セッションへの追加

デバッグ・セッションの開始後、 さらにプログラム・オブジェクトとサービス・プログラムをセッションに追加することができます。

ILE プログラム・オブジェクトおよびサービス・プログラムをデバッグ・セッションに追加するには、 オプション 1 (プログラムの追加) を使用し、 「モジュール・リストの処理」画面の最初の行にプログラム・オブジェクトの名前を入力します (図 34 を参照)。 「モジュール・リストの処理」画面は、 「モジュール・ソースの表示」画面で F14 (モジュール・リストの処理) を押すと表示されます。 サービス・プログラムを追加するには、デフォルト・プログラム・タイプを *PGM から *SRVPGM に変更します。 デバッグ・セッションに含めることのできる ILE プログラム・オブジェクトとサービス・プログラムの数に制限はなく、いつでもそれを実行できます。

OPM プログラム・オブジェクトをデバッグ・セッションに追加するには、OPMSRC の指定値に応じて 2 とおりの方法があります。 STRDBG、SET デバッグ・コマンド、または CHGDBG を使用することにより OPMSRC(*YES) を指定した場合、 「モジュール・リストの処理」画面で OPM プログラムを追加します。 (OPM プログラムのモジュール名はリストされないことに留意してください。) OPMSRC(*YES) が指定されていれば、 デバッグ・セッションに同時に含めることのできる OPM プログラムの数に制限はありません。 OPMSRC(*NO) を指定した場合、プログラムの追加 (ADDPGM) コマンドを使用する必要があります。 OPMSRC(*NO) が指定されているなら、 デバッグ・セッションに含めることのできる OPM プログラムは 20 個までに限定されます。

注:
デバッグ・データを含む OPM プログラムを、 ILE デバッグ・セッションと OPM デバッグ・セッションの両方からデバッグすることはできません。 OPM プログラムがすでに OPM デバッグ・セッションにある場合、まずそれをそのセッションから除去してからでなければ、 そのプログラムを ILE デバッグ・セッションに追加したり、呼び出しステートメントからそれに入ることはできません。 同様に、そのプログラムを OPM デバッグ・セッションからデバッグする場合も、 まずそれを ILE デバッグ・セッションから除去する必要があります。
図 34. ILE プログラム・オブジェクトをデバッグ・セッションに追加する
                          モジュール・リストの処理
                                              システム :   ISERIES
オプションを入力して、実行キーを押してください。
  1=プログラムの追加   4=プログラムの除去   5=モジュール・ソースの表示
  8=モジュール停止点の処理

OPT      PROGRAM/MODULE     LIBRARY        TYPE
 1        TEST________      TESTLIB___     *PGM___
 _        MYPGM1            TESTLIB        *PGM
 _          MYPGM1                         *MODULE     選択
 _        USERDSP           DSPLIB         *SRVPGM
 _          SAMPMDF                        *MODULE
 _          GETUSER                        *MODULE

                                                                    終わり
コマンド
===> ________________________________________________________________________
F3=終了   F4=プロンプト  F5=最新表示   F9=コマンド複写   F12=取り消し

プログラム・オブジェクトまたはサービス・プログラムのデバッグ・セッションへの追加が終了したら、 「モジュール・リストの処理」画面で F3 (終了) を押すと、「モジュール・ソースの表示」画面に戻ります。

注:
プログラムをデバッグ・セッションに追加するには、そのプログラムに対する *CHANGE 権限が必要です。 ILE サービス・プログラムをデバッグ・セッションに追加するには、 「モジュール・リストの処理」画面でオプション 1 を使用する方法しかありません。 ILE サービス・プログラムを STRDBG コマンドに指定することはできません。