標準 COBOL (本書についてで定義されているもの) は、12 の機能処理モジュールで構成されており、 そのうちの 7 つは必須であり、5 つはオプションです。
7 つの必須モジュールは、中核、順次入出力、相対入出力、 索引付き入出力、プログラム間連絡、ソート・マージ、およびソース・テキスト操作です。 5 つのオプショナルのモジュールは、組み込み関数、報告書作成機能、通信、デバッグ、セグメント化です。
モジュール内の言語エレメントは、レベル 1 エレメントとレベル 2 エレメントにクラス分けされます。 9 つのモジュール内のエレメントは、レベル 1 エレメントとレベル 2 エレメントに分けられます。 3 つのモジュール (SORT-MERGE、 REPORT WRITER、および INTRINSIC FUNCTION) に含まれるものは、すべてレベル 1 エレメントです。 たとえば、中核レベル 1 エレメントは、基本的な内部操作を実行します。 中核レベル 2 エレメントは、より拡張された高度な内部処理を行います。
標準 COBOL には、上位サブセット、中位サブセット、および最小サブセットの 3 つのサブセットがあります。 各サブセットは、7 つの必須モジュール (中核、順次入出力、相対入出力、 索引付き入出力、プログラム間連絡、ソート・マージ、 およびソース・テキスト操作) のレベルで構成されています。 5 つのオプショナルのモジュール (組み込み関数、 報告書作成機能、通信、デバッグ、およびセグメント化) は、 標準 COBOL の 3 つのサブセットでは必要とされません。
5 つのオプショナルのモジュールは、どのサブセットでも、不可欠な部分ではありません。 ただし、オプショナルのモジュールのすべて、または任意の組み合わせを、 任意のサブセットに関連付けるか、あるいはまったく関連付けないこともできます。
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