ILE COBOL 解説書

BY REFERENCE 句

BY REFERENCE 句を通して渡されるパラメーター値は、CALL ステートメントの実行時に評価されます。 この値は、呼び出し先プログラムの対応パラメーターに割り当てられます。 各パラメーターの文字数は等しくなければなりませんが、データ記述は同一である必要はありません。

ILE COBOL パラメーターに BY REFERENCE が渡されると、元のデータ項目に対するポインターが、呼び出し先プログラムに渡されます。 このため、呼び出し先プログラムのパラメーターを変更すると、呼び出し側プログラムのデータ項目が変更されることになります。

ID-2
ファイル・セクション、作業用ストレージ・セクシ ョン、ローカル・ストレージ・セクションまたはリンケージ・セクション で、レベル 01、レベル 77、または基本データ項目として定義する必要があります。関数 ID であってはなりません。

+----------------------------------IBM 拡張----------------------------------+

この句は下記のものになります。

+------------------------------End of IBM 拡張-------------------------------+

+----------------------------------IBM 拡張----------------------------------+

ADDRESS OF 特殊レジスター
この特殊レジスターについては "ADDRESS OF 特殊レジスター" ページを参照してください。この場合には計算された ADDRESS OF が使用できない点に注意してください。
ファイル名-1
ファイル名-1 は、FD 記入項目内に示さなければなりません。 これはヌル・ポインター・データ項目を渡します。
OMITTED
パラメーターに BY REFERENCE が渡されるときの標準のパラメーターの場合、 元のデータ項目へのポインターは、呼び出し先プログラムに渡されます。 OMITTED が指定されていると、呼び出し先プログラムに NULL ポインターが渡されます。 この場合には、呼び出し先プログラムはそのデフォルト値を使用します。

OMITTED を指定できるのは、プロシージャーの LINKAGE TYPE を指定したプログラムに対する呼び出しに限られます。

+------------------------------End of IBM 拡張-------------------------------+


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