この例では、バインダー言語を使用することによって、金融計算を実行するためのサービス・プログラムを作成する方法を示します。
サービス・プログラムを構成するモジュール・オブジェクトは、次の ILE COBOL ソース・プログラムから構成されるものとします。
貸付金額、支払期日、および支払金額を入力すると、利率が計算されます。
利率、支払期日、および支払金額を入力すると、貸付金額が計算されます。
利率、支払期日、および貸付金額を入力すると、支払金額が計算されます。
利率、貸付金額、および支払金額を入力すると、支払期日が計算されます。
FILE: MYLIB/QSRVSRC MEMBER: FINANCIAL STRPGMEXP PGMLVL(*CURRENT) EXPORT SYMBOL('TERM') EXPORT SYMBOL('RATE') EXPORT SYMBOL('AMOUNT') EXPORT SYMBOL('PAYMENT') ENDPGMEXP
SEU を使用して、バインダー言語ソース・ステートメントを入力することができます。 BND ソース・タイプを指定すると、SEU 内の構文検査機能は、 バインダー言語を入力するようプロンプトで要求し、その入力の妥当性を検査します。 バインダー言語ソースを入力するために編集セッションを開始するには、次のように入力します。
STRSEU SRCFILE(MYLIB/QSRVSRC) SRCMBR(FINANCIAL) TYPE(BND) OPTION(2)
そして、実行キーを押します。
サービス・プログラムを作成するには、次のコマンドを使用することによって、 必要なバインダー・ステートメントを実行することができます。
CRTSRVPGM SRVPGM(MYLIB/FINANCIAL) MODULE(MYLIB/TERM MYLIB/RATE MYLIB/AMOUNT MYLIB/PAYMENT) EXPORT(*SRCFILE) SRCFILE(MYLIB/QSRVSRC) SRCMBR(*SRVPGM)
バインダー言語の使用およびサービス・プログラムの作成に関するさらに多くの例が、「ILE 概念」に記載されています。
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