ソート・マージ操作のエラー処理

SORT または MERGE 操作中のエラーを検出するには、SORT-RETURN 特殊レジスターを使用します。 SORT-RETURN 特殊レジスターには、SORT 操作や MERGE 操作が成功したか失敗したかを示す戻りコードが入れられます。 SORT-RETURN 特殊レジスターの戻りコードは、操作が成功した場合は 0、操作が失敗した場合は 16 です。

エラー宣言または入出力プロシージャー中で SORT-RETURN 特殊レジスターを 16 に設定することによって、 すべてのレコードの処理が終わる前に SORT/MERGE 操作を終了することができます。 レコードが戻されるか解放される前に、操作が終了します。

SORT-RETURN 特殊レジスターには、次のような暗黙の定義があります。

     01     SORT-RETURN  GLOBAL   PIC S9(4) USAGE BINARY VALUE ZERO.

ネストされたプログラムで使用する場合、SORT-RETURN 特殊レジスターは、最外部の ILE COBOL プログラムで暗黙のうちに GLOBAL として定義されます。

SORT-RETURN 特殊レジスターの詳細については、「WebSphere Development Studio: ILE COBOL 解説書」の SORT および MERGE ステートメントの部分を参照してください。