ILE COBOL 解説書

二分検索

形式 2 の SEARCH ALL ステートメントでは、二分検索が実行されます。

検索指標は、その設定値が最初のテーブル・エレメントの値より小さくならず、 また最後のテーブル・エレメントの値より大きくならないように検索操作中に変化するので、SET ステートメントによって初期設定する必要はありません。 使用される指標は、常に、OCCURS 文節で指定された最初の指標名に関連する指標です。

ID-1
OCCURS 文節を含むデータ項目に従属するデータ項目を指定できます。 つまり、2 〜 7 次元テーブルの一部を指定できます。 この場合には、データ記述記入項目で、テーブルの各次元について INDEXED BY 句が指定されていなければなりません。

検索を行う前に、特定のテーブルの ID-1 のエレメントを定義するために、すべての指標の値をより高い次元のテーブル用に設定することが必要です。

ID-1 は、テーブル・エレメント内のすべてのオカレンスを指していなければなりません。 つまり、添え字付けまたは指標付けされてはなりません。

ID-1 は、ポインター・データ項目またはプロシージャー・ポインター・データ項目にすることはできません。

+----------------------------------IBM 拡張----------------------------------+

ID-1 は、浮動小数点データ項目にすることができません。

ASCENDING/DESCENDING KEY が DBCS データ項目として定義される場合、 ID-1 は DBCS データ項目にすることができます。

ASCENDING/DESCENDING KEY が日時データ項目として定義される場合、 ID-1 は日時データ項目にすることができます。

+------------------------------End of IBM 拡張-------------------------------+

ID-1 のデータ部の記述には、INDEXED BY オプションを伴う OCCURS 文節が入っていなければなりません。 形式-2 の場合は、データ部の記述の OCCURS 文節に KEY IS 句も入っていなければなりません。


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