国別言語分類順序 (NLSS)

非数値のブレークポイント条件式は次の 2 つのタイプに分かれます。

NLSS はタイプ Char-8 の非数値のブレークポイント条件式に対してだけ適用されます。 非数値のブレークポイント条件式の可能な組み合わせについては、表 32を参 照してください。

ソース・デバッガーにより使用されるタイプ Char-8 の式の分類順序テーブル は、CRTRPGMOD または CRTBNDRPG コマンドの SRTSEQ パラメーターで指定され る分類順序テーブルです。

解決された分類順序テーブルが *HEX の場合には、分類順序テーブルは使用さ れません。 したがって、ソース・デバッガーは分類順序を決定するのに その文字の 16 進数値の桁を使用します。 そうでない場合には、比較する前に各バイトに重みを割り当てるために、 指定された分類順序テーブルが使用されます。 シフトアウト / シフトインの文字間、およびそれを含むバイトには重みは割 り当てられません。 これは ILE RPG が比較を扱う方法とは異なります。 シフトアウト/シフトイン文字を含めすべての文字に重みが割り当てられます。

注:
  1. 制御仕様書の ALTSEQ (*SRC) によって指定されるもう 1 つの順序は、ILE ソース・デバッガーには使えません。代わりに、ソース・デバッガーは *HEX 分類順序テーブルを使用します。
  2. 分類順序テーブルの名前はコンパイル時に保管されます。 デバッグ時に、分類順序テーブルをアクセスするためソース・デバッガーは コンパイルで保管された名前を使用します。 コンパイル時に指定された分類順序テーブルが *HEX または *JOBRUN 以外の何 かに解決された場合には、この分類順序テーブルがデバッグの開始前に変えら れない ということが重要です。 損傷があるか、あるいは削除されていてテーブルをアクセスできない場合には 、ソース・デバッガーは *HEX 分類順序テーブルを使用します。
表 32. 非数値条件付きブレークポイントの式
タイプ 可能な式
Char-8
  • 文字フィールドと文字フィールドの比較
  • 文字フィールドと文字リテラル 1 の比較
  • 文字フィールドと 16 進リテラル 2 の比較
  • 文字リテラル 1 と文字フィールドの 比較
  • 文字リテラル 1 と 文字リテラル 1 の比較
  • 文字リテラル 1 と 16 進リテラル 2 の 比較
  • 16 進リテラル 2 と文字フィールド 1 の 比較
  • 16 進リテラル 2 と文字リテラル 1 の 比較
  • 16 進リテラル 2 と 16 進リテラル 2 の 比較
Char-16
  • 図形フィールドと図形フィールドの比較
  • 図形フィールドと図形リテラル 3 の比較
  • 図形フィールドと 16 進リテラル 2 の比較
  • 図形リテラル 3 と図形フィールドの比較
  • 図形リテラル 3 と図形リテラル 3 の 比較
  • 図形リテラル 3 と 16 進リテラル 2 の 比較
  • 16 進リテラル 2 と図形フィールドの比較
  • 16 進リテラル 2 と図形リテラル 3 の 比較
注:
  1. 文字リテラルは 'abc' の形式になっています。
  2. 16 進リテラルは X'16 進数字'の形式になっています。
  3. 図形リテラルは G'oK1K2i' の形式となっています。 シフトアウトは o で、シフトインは i で 表されます。