構文検査機能には、リテラルを含む行を処理する際に、プログラムのコンパイル時のユーザーが GRAPHIC オプションを指定する意向かどうかを知る方法はありません。 したがって、デフォルト・オプションの NOGRAPHIC が有効と見なします。 すなわち、GRAPHIC オプションを指定してコンパイルした場合に有効な特定の混合リテラルが、構文エラーのフラグが付けられることを意味します。 たとえば、次のとおりです。
"ABC0EK1K"0FDEF"
は、GRAPHIC オプションが指定されれば有効です。 なぜなら、シフトアウト文字とシフトイン文字の間に置かれた二重引用符は DBCS 文字の 1 つのエレメントとして扱われるためです。 しかし、構文検査機能は、この二重引用符をリテラルの終了文字と取り違え、 残りの文字 (シフトイン文字 (SI) で始まる) にはエラーのフラグが付けられます。 混合リテラルを、SBCS 非数値リテラルと純粋の DBCS リテラルの組み合わせに置き換えれば、これを避けることができます。
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