プログラム・オブジェクトは、 問題にアドレスするため、または変更要件を満たすために、作成後に変更が必要になる場合があります。 プログラム・オブジェクトはモジュール・オブジェクトから作成されるので、 プログラム・オブジェクト全体を変更する必要はありません。 変更する必要があるモジュール・オブジェクトだけを特定してからそれを変更し、再びプログラム・オブジェクトをバインドすることができます。 モジュール・オブジェクトを変更する方法は、何を変更する必要があるかによって異なります。
モジュール・オブジェクトを変更するには、以下の 5 つの方法があります。
モジュール・オブジェクトの最適化レベルまたはプログラム識別情報を変更したい場合、 再びプログラム・オブジェクトを作成する必要はありません。 これは、プログラム・オブジェクトをデバッグしたい場合や、 プログラム・オブジェクトを実行用にする準備ができている場合などによくあることです。 そのような変更は、モジュール・オブジェクトを再作成するよりも迅速に行うことができ、 システム・リソースの使用量も少なくて済みます。
そのような状況では、多くのモジュール・オブジェクトを同時に作成することができます。 モジュール処理 (WRKMOD) コマンドを使用して、ライブラリー、名前、 総称記号、または *ALL によって選択されたモジュール・オブジェクトのリストを入手することができます。 また、ILE COBOL コンパイラーによって作成されたモジュール・オブジェクトだけのリストに限定することもできます。
モジュール・オブジェクトに変更を加えると、CRTPGM コマンドまたは UPDPGM コマンドを使用して、 プログラム・オブジェクトを再バインドしなければなりません。
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