アプリケーション用の現行ロケールの設定

AS/400 上で実行し、タイプ *LOCALE のロケールを使用している ILE COBOL アプリケーションはすべて、 そのプログラムの活動化グループを有効範囲とする現行ロケールをもっています。 現行ロケールは、ロケールに基づく数字編集データ項目、ロケールに基づく日付と時刻のデータ項目、およびロケール組み込み関数の動作を決定します。 ただし、それらがロケール簡略名を指定することはありません。 現行ロケールは、SET LOCALE ステートメントを使用して明示的に設定できます。 SET LOCALE ステートメントの使用法については、「WebSphere Development Studio: ILE COBOL 解説書」を参照してください。

現行ロケールが SET LOCALE を使用して明示的に設定されない場合には、 プログラムを活動化する時に ILE COBOL ランタイムによって暗黙的に設定されます。 これは、SET ステートメントの形式 8 にキーワード DEFAULT を使用して設定できるものと同じデフォルト・ロケールです。 以下に、プログラムが活動化されるときに ILE COBOL ランタイムが現行ロケールを設定する方法について示します。

ILE COBOL が使用する現行ロケールは、ILE C コンパイラーおよび ILE C++ コンパイラーで共用されます。 これは、ILE C コンパイラー・プログラムの現行ロケールを変更する ILE C コンパイラーの setlocale 関数が ILE COBOL プログラムの現行ロケールにも影響し、 その逆もあることを意味します。

タイプ *LOCALE のロケールを使用可能にする方法については コード化文字セット ID の使用を参照してください。