ILE COBOL プログラムの終了

ILE COBOL プログラムは、以下のものによって終了することがあります。

メイン ILE COBOL プログラムにその次の実行可能ステートメントがない場合 (ILE COBOL サブプログラムの場合は暗黙の EXIT PROGRAM)、すなわちプログラムの最後のステートメントまで処理が実行された場合は、暗黙のうちに STOP RUN ステートメントが実行されます。

照会メッセージは、ILE COBOL ステートメント (すなわち STOP リテラル) に応じて出されることもありますが、 通常はプログラムで重大エラーが起きた場合や、ILE COBOL 操作が正常に完了しない場合に出されます。 (例: LNR7205、 LNR7207、および LNR7208。) 照会メッセージを調べることによって、例外エラーが起きた後に取るアクションを判別できます。

COBOL 照会メッセージに対する一般的な応答として、C、D、F、および G (取り消し、取り消しおよびダンプ、取り消しおよびすべてのダンプ、続行) の 4 つがあります。 最初の 3 つの応答を (最終ステップとして) 行うと、異常な STOP RUN が暗黙のうちに実行されます。

メイン ILE COBOL プログラム中の暗黙または明示の STOP RUN ステートメント、または GOBACK ステートメントによって、最も近い管理境界に緊急終了条件が通知されます。 次の 2 つの方法でその緊急終了条件を処理できます。

この管理境界がハード管理境界である場合は、活動化グループ (実行単位) が終了します。

STOP RUN が正常に実行されず、ハード管理境界に達した場合は、 管理境界の前のプログラムに CEE9901 エスケープ・メッセージが出されます。