ILE COBOL 解説書

+----------------------------------IBM 拡張----------------------------------+


COMMITMENT CONTROL 文節

COMMITMENT CONTROL 文節は、オープン時にコミットメント制御のもとに置かれることになるファイルを指定します。

COMMITMENT CONTROL 文節 - 形式
 
                                      .--------------.
                       (1)            V              |
>>-COMMITMENT--CONTROL-------+-----+----ファイル名-6-+---------><
                             '-FOR-'
 
 

注:

  1. IBM 拡張

ファイル名-6 は、COMMITMENT CONTROL 文節のある I-O-CONTROL 段落と同じプログラムの FILE CONTROL 段落に指定しなければなりません。

そのように指定すると、これらのファイルは、COMMIT や ROLLBACK ステートメントによって影響を受けます。 COMMIT ステートメントにより、データベース・レコードに対する変更の同期化が可能になるとともに、COMMIT が完了するまでは別のジョブによってこれらのレコードを修正することができなくなります。 ROLLBACK ステートメントを使えば、データベース・ファイルに行われた変更を永続化してはならないときにそれを取り消せます。

COMMITMENT CONTROL 文節は、装置タイプが DATABASE と割り当てられたファイルにだけ指定できます。 コミットメント制御下に置かれたファイルは、順次、相対、または索引付きの編成でもよく、それぞれの編成に許される任意のアクセス・モードが使用可能です。

システムは、コミットメント制御のもとに置かれたファイルの中に収められたレコードをアクセスする際、これらのレコードが他から使用されるのを禁止します。 レコードは、COMMIT または ROLLBACK ステートメントによって解放されるまではロックされたままです。 コミットメント制御下のファイルに対するレコード・ロックの詳細は、「WebSphere Development Studio: ILE COBOL プログラマーの手引き」を参照してください。

注:
常に首尾一貫した方法でファイルを使用するようにして、レコードのロックで問題が起きたり、まだデータベースに対して永続的にコミットされていないレコードを読み取ったりしないようにします。 通常、ファイルは常に、コミットメント制御のもとでアクセスするか、またはコミットメント制御のもとではアクセスしないかを明確にしておくことが必要です。

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