精度の確認
- 算術演算で指定するフィールドの長さは 63 桁を超えることができません。
結果が 63 桁を超えると、小数点の位置によって、いずれか一方または両方の末端から数字が脱落します。
- TRUNCNBR オプション (コマンド・パラメーターまたは制御仕様書上
のキーワード) によって、数値オーバーフローで切り捨てが左から起こるか、
あるいは実行時エラーになるかが決まります。TRUNCNBR は、式の中で行われる計算には適用されないことに注意してくだ
さい。 式の計算の中でオーバーフローが起こると、実行時メッセージが出されます。 また、TRUNCNBR は整数または符号なしの形式で行われる算術演算にも
適用されません。
- 四捨五入は、
結果のフィールドに最後に指定された小数点の 1 桁右に 5 (フィールドが負の場合には -5) を
加えて行われます。 四捨五入を指定できるのは算術演算の場合だけですが、
MVR 命令または MVR 命令が後に続く DIV 命令の場合には指定できません。 四捨五入が結果に影響を与えるのは、計算結果の小数点以下の桁数が結果の
フィールドの小数点以下の桁数より大きい場合だけです。四捨五入は、この命令の後で結果のフィールドに結果が入れられる前に行われます。
結果の標識は、四捨五入が行われた後で、結果のフィールドの値に応じて設定されます。
結果フィールドが浮動である場合、四捨五入は使用できません。
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