順次ファイルの指定

ファイル仕様書の 36 〜 42 桁目に入力された順次 (SEQ) 装置仕様書は、 入力または出力が順次編成ファイルと関連していることを示しています。 図 183を参照してください。 プログラムの実行中にファイルと関連付けられる実際の装置は、i5/OS 一時変更コマンドによるか、またはファイル名で指示されるファイル記述によって指定することができます。 プログラム内で SEQ が指定された場合には、スペース/スキップなどの装置依 存の機能、または CHAIN は指定することができません。

次の図には、SEQ ファイルに使用できる命令コードを示しています。

表 44. 順次ファイルに有効なファイル命令コード
ファイル仕様書の桁 演算仕様書の桁
17 18 26 〜 35
I P/S CLOSE、FEOD
I F READ、OPEN、CLOSE、FEOD
O WRITE、OPEN、CLOSE、FEOD
注:
順次ファイルには印刷制御仕様書は使用できません。

順次ファイルの指定例

図 183 は、ILE RPG ソース・メンバーに SEQ ファイルを指定する方法の例を示します。

図 183. SEQ 装置
*.. 1 ...+... 2 ...+... 3 ...+... 4 ...+... 5 ...+... 6 ...+... 7 ...+ ...*
FFilename++IPEASFRlen+LKlen+AIDevice+.Keywords+++++++++++++++++++++++++++++
FTIMECDS   IP   E             DISK
FPAYOTIME  O    F  132        SEQ
 *

SEQ 装置が PAYOTIME ファイルに指定されています。 プログラムを実行する時には、i5/OS 一時変更コマンドを使用して、プログラムの実行中にファイルと関連付けられる実際の装置 (プリンター、テープ、またはディスケットなど) を指定することができます。例えば、あるプログラムの実行用にディスケットを指定する一方 、別のプログラムの実行にプリンターを指定することができます。 ファイル名によって指示されるファイル記述で実際の装置を指定することが でき、この場合には、一時変更コマンドを使用する必要はありません。