ILE バインド可能 API を使う戻り

ILE バインド可能 API CEETREC を使ってプロシージャーを正常に終了することができます。 しかし、この API は、同じ活動化グループにある すべての 呼び出しスタック項目を制御の境界まで終了させます。 プロシージャーが CEETREC を使用して終了した場合には、 メイン・プロシージャーおよびサブプロシージャー用に上で説明した 正常な 終了処理に従います。 このプロシージャーを次回に呼び出す時には、最新コピーを処理に使用するこ とができます。

同様に、ILE バインド可能 API CEE4ABN を使ってプロシージャーを異常終了させることができます。この場合には、プロシージャーは上述の異常終了処理に従います。

注:
DFTACTGRP(*YES) によって作成したプログラム中では、プロシージャー内で プロシージャー呼び出しを使用できないので、これらの API のどち らも使用することはできません。

メイン・プロシージャーが活動状態でない場合、あるいは メイン・プロシージャーがない場合には、何もクローズまたは 解放されないことに注意してください。 この場合は CEERTX を使って、ILE 取り消し処理プログラムを使用可能にする必要があります。取り消し処理プログラムが 同一のモジュールにある場合には、このプログラムはファイルをクローズし、 データ域をアンロックし、その他の終了処置を実行することができます。

CEETREC および CEE4ABN についての詳細は、Web サイト http://www.ibm.com/eserver/iseries/infocenteriSeries Information Center の 中の『プログラミング』カテゴリーの『CL および API』の節を参照してください。