変数の初期化

データは、定義仕様書の INZ{(初期値)}キーワードによって初期化することが できます。 初期値を INZ キーワードのパラメーターとして指定するか、あるいはパラメータ ーのないキーワードを指定してデフォルトの初期値を使用してください。INZ キーワードを使用して表すには初期化が複雑すぎる場合には、初期化 サブルーチンの中でそのデータをさらに初期化することができます。

各種のデータ・タイプのデフォルトの初期値については、データ・タイプおよびデータ形式で説明 されています。 配列の初期化については、配列およびテーブルの使用を参照してください。

プログラムの実行中にデータを再初期化するためには、CLEAR および RESET 命 令を使用してください。

CLEAR 命令コードは、レコード様式または変数 (フィールド、サブフィールド、 標識、データ構造、配列、またはテーブル) をそのデフォルトの値に設定します。 レコード様式、データ構造、または配列内のすべてのフィールドは、それらが宣 言された順に消去されます。

RESET 命令コードは、変数をそのリセット値に復元します。 グローバル変数のリセット値は、初期化サブルーチンが呼び出された後に、RPG IV サイクルの 初期化ステップの終了時にそのグローバル変数が持ってい た値です。

初期化サブルーチンを使用してグローバル変数に初期値を割り当て、後で RESET を使用して、変数をこの値に設定し戻すことができます。 これは、初期化ステップの一部として自動的に実行される初期化サブルーチ ンに対してだけ適用されます。

ローカル変数の場合のリセット値は、サブプロシージャーが初めて呼び出された 時の、演算が開始される前のその変数の値です。