ブレークポイントの使用可能化および使用不可化

ブレークポイントを削除するのではなく使用不可にして、実行されているプログラムが停止しないようにすることができます。

ブレークポイントを使用不可にしても、「ブレークポイント」ビューには残ります。使用不可にしたブレークポイントでプログラムを停止させたい場合は、そのブレークポイントを選択して使用可能にします。ブレークポイントを削除する代わりに使用不可にすることの利点は、 ソース内の位置を探さなくても同じブレークポイントを再び設定できることです。さらに、 使用不可にされたブレークポイントは、そのブレークポイントに対して設定された追加設定 (タイプ、 位置、条件、頻度など) をすべて保管しています。

使用可能なブレークポイントが黒丸で示されるのに対して、使用不可のブレークポイントは塗りつぶされていないドットで示されます。ブレークポイントが使用不可である場合は、 そのポップアップ・メニューから「使用可能にする」を選択でき、 「使用不可にする」メニュー項目は選択できません。ブレークポイントが使用可能のときは、ポップアップ・メニューから 「使用不可にする」を選択でき、 「使用可能にする」は選択できません。

以下のように、「ブレークポイント」ビューから、単一のブレークポイントを使用可能にすることも、使用不可にすることもできます。

  1. 「ブレークポイント」ビューをクリックして、前景に表示します。
  2. 使用可能または使用不可にしたいブレークポイントが表示されるまで、ブレークポイントのリストをスクロールします。
  3. 使用可能または使用不可にしたいブレークポイントを右クリックします。
  4. ポップアップ・メニューから「使用可能にする」または「使用不可にする」を選択します。

エディターからは、以下のようにして単独の行ブレークポイントを使用可能または使用不可にすることができます。

  1. エディターのマーカー・バーで、使用不可にしたいブレークポイントを位置指定します。
  2. エディター内のブレークポイントのポップアップ・メニューからかまたはマーカー・バー内のブレークポイントのポップアップ・メニューから、使用不可になっている場合は「ブレークポイントを使用可能にする」を選択し、それが使用可能になっている場合は「ブレークポイントを使用不可にする」を選択します。
  3. ブレークポイントが使用可能であるかまたは使用不可であるかを示すように、ブレークポイント標識が変更されます。
関連概念
ブレークポイント
スレッド特定およびジョブ・ワイドの行ブレークポイント
監視ブレークポイント
行ブレークポイント
関連タスク
行ブレークポイントの設定
行ブレークポイント・プロパティーの編集
条件付き行ブレークポイントの設定
監視ブレークポイントの設定
ブレークポイント・ビューの使用
ブレークポイントの除去
関連資料
監視の特性
オプションのブレークポイント・パラメーター
デバッガー・パフォーマンスの考慮