ディスケット装置に保管されているファイルの記述

環境部 (ENVIRONMENT DIVISION) で順次ファイルの名前を指定した後で、 データ部 (DATA DIVISION) の中でファイル記述項目を使用してファイルを記述しなければなりません。 ファイル記述項目の説明については、「WebSphere Development Studio: ILE COBOL 解説書」を参照してください。 ディスケット・ファイルを使用してアクセスする順次ファイルを記述するには、形式 2 のファイル記述項目を使用します。

ディスケット・ファイルにはデータ記述仕様 (DDS) がありません。 ディスケット装置に保管されている順次ファイルは、プログラム記述ファイルでなければなりません。 ILE COBOL プログラムでは、ディスケット装置との間で受け渡しされるデータをディスケット・ファイル記述に指定された方法で配置できるようなレコード様式で、 フィールドを記述する必要があります。

DATA DIVISION の中で、ディスケット・ファイルによってアクセスする順次ファイルを記述する簡単なファイル記述項目は、以下のようなものになります。

FD  sequential-file-name.
01  sequential-file-record.
    05  record-element-1   PIC ... .
    05  record-element-2   PIC ... .
    05  record-element-3   PIC ... .

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