標識は、'1' (オン) または '0' (オフ) のいずれかが入れられる 1 バイトの文字 です。 これは、一般に、命令の結果を示すか、あるいは命令の処理を 条件付け (制御) するために使用されます。
標識形式は、標識変数を定義するために定義仕様書で指定することができます。 標識形式で文字データを定義する方法について は、文字形式および 40 桁目 (内部データ・タイプ)を参照してください。 この章では、定義済みの RPG IV 標識 (*INxx) の特殊な設定について説明します。
RPG IV 標識は、仕様書の記入項目か RPG IV プログラム自体 のいずれかによって定義されます。標識が定義された仕様書上の桁によって、 標識の使用法が決まります。 定義された標識は、その後、演算および出力命令の条件付けに使用することがで きます。
RPG IV プログラムは、プログラム・サイクル中の特定の時点に、ある種の 標識を設定およびリセットします。さらに、多くの標識の状態を、演算命令 によって変更することができます。MR、1P、KA から KN、および KP から KY を除くすべての 標識は、SETON 命令コードによってオンに設定することができ、MR および 1P を除くすべての 標識は、SETOFF 命令コードによってオフに設定することができます。
この章は、以下のトピックに分けられています。
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