「変数」ビューでの変数のインスペクション

C、C++、または Java をデバッグしている場合、あるいは V5R3 以上のレベルで ILE COBOL または ILE RPG をデバッグしている場合は、「変数」ビューで変数のインスペクションを行うことができます。「変数」ビューには、常に現在選択済みの呼び出しスタック項目の変数が表示されます。

スレッドが中断されると、そのスレッドの最上位の呼び出しスタック項目が自動的に選択されます。呼び出しスタック項目が選択されると、その呼び出しスタック項目内の可視状態の変数が「変数」ビューに表示されます。複雑な変数は、展開して変数を構成するエレメントを表示できます。

ILE COBOL または ILE RPG プログラムの事前定義済み変数またはユーザー定義変数に対してフィルターをオンにすることができます。これは、ILE COBOL または ILE RPG のデバッグ時に、「変数」ビューに表示される変数が非常に多いことが原因でパフォーマンス上の問題が発生する場合に便利です。

ローカル変数にフィルターを設定するには、次のようにします。

  1. ビューに表示されるいずれかの変数を右クリックします。
  2. 「ローカルのフィルター」>「ユーザー定義変数」または「事前定義済み変数」を選択します。
    • プログラムで自分が定義した変数だけを表示したい場合は、「ユーザー定義変数」を選択します。
    • デバッグしようとしている言語で予約式として指定されている変数のみを表示する場合は、「事前定義済み変数」を選択します。
    選択したものの横にチェック・マークが表示されます。デフォルトでは、両方のオプションが選択されています。両方のオプションをクリアすると、フィルター操作は行われず、事前定義済み変数とユーザー定義変数の両方が表示されます。
「変数」ビューには、選択した呼び出しスタック項目のすべての変数が表示されます。デバッグ・セッション全体で 1 つまたは複数の変数の表示およびインスペクションを行うには、「モニター」ビューを使用します。 「変数」ビューから「モニター」ビューに変数を追加することもできます。「変数」ビューで変数を右クリックして、「ローカル変数のモニター」を選択します。
関連タスク
モニター・ビューへの変数または式の追加
変数の内容の変更
変数および式の参照解除
「モニター」ビューでの変数または式の内容の表示
モニターされた式の除去