SQL プロシージャーのデバッグ

SQL プロシージャーのデバッグは、生成済み SQL プロシージャーが *PGM オブジェクトであることから、 *PGM オブジェクトのデバッグに似ています。SQL プロシージャーのデバッグ時には、 ソース・レベル・デバッグ・ビューが作成された後、デバッガー・エディターにソース・ビューを表示させることができます。

SQL プロシージャーをデバッグするには、まず、統合 iSeries デバッガーを立ち上げる必要があります。デバッグ・セッションの開始に ついて詳しくは、下記の関連トピックを参照してください。

常にデバッガー・エディターを使用するようにデバッグの設定を設定してください。デバッグの設定を行うには、「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「実行/デバッグ」 > 「コンパイル済みデバッグ」を選択します。 「デバッグ中は常にデバッガー・エディターを使用」チェック・ボックスを選択します。

SQL プロシージャーの生成済み *PGM オブジェクトのサービス・エントリー・ポイントを設定します。これを行うには、*PGM オブジェクトを右クリックして、「デバッグ (サービス・エントリー)」 > 「サービス・エントリー・ポイントの設定」を選択します。次に、SQL プロシージャーを呼び出すプログラムを実行します。SQL プロシージャーが呼び出されると、デバッグ・セッションが自動的に開始されます。

あるいは SQL プロシージャーを起動する呼び出し元プログラムがある場合は、ワンステップ・デバッグを実行できます。これを行うには、リモート・システム・エクスプローラーで呼び出し元プログラムを検索し、そのプログラムを右クリックして、ポップアップ・メニューから「指定してデバッグ」> <アプリケーションのタイプ>を選択します。デバッグ・セッションが立ち上がった後、SQL プロシージャーを 呼び出す行まで実行させることができます。この後、SQL プロシージャーへのステップインによって、SQL プロシージャーの ソース・ステートメントがデバッガー・エディターに表示されます。この段階で、 通常のデバッグ作業、例えば、ブレークポイントの設定、 ステップインまたはステップオーバーの実行、ステップ・リターンの発行、変数のモニターなどを行うことができます。

SQL プロシージャーの呼び出し元プログラムがない場合、 対話式 SQL のプロシージャーを起動できます。これを行うには、以下のように、フル・プロンプトでデバッガーを立ち上げます。

  1. 5250 対話式ジョブを開始します。
  2. 「デバッグ」起動構成ダイアログ・ボックスをオープンします。 これを行う方法は、デバッグの開始に説明されています。
  3. 「iSeries ジョブ」起動構成を作成します。
  4. 起動構成の「デバッグ対象」タブで、5250 ジョブのジョブ属性を指定し、 生成済み SQL プロシージャー *PGM オブジェクトをプログラムとして 入力します。起動構成の他の使用方法は、フル・プロンプトによるジョブのデバッグに説明されています。
  5. デバッグ・セッションが立ち上がった後、5250 セッションに戻し、 対話式 SQL を使用して SQL CALL ステートメントを発行します。
  6. SQL プロシージャーのソース・ステートメントがデバッガー・エディターで開き、 通常のデバッグ作業、例えば、ブレークポイントの設定、 ステップインまたはステップオーバー、変数のモニターなどを行うことができます。
関連タスク
SQL プロシージャーのデバッグ時のデバッガー・エディター *SOURCE ビューの使用
デバッグの開始
関連資料
デバッガー制限