活動化グループの管理

活動化グループとはジョブのサブ構造であり、1 つ以上の ILE または OPM プログラムを実行するために割り当てられるシステム資源 (例えば記憶域、コミットメント定義、オープン・ファイルなど) から構成されます。 活動化グループによって同じジョブ内で実行中の ILE プログラムは、互いに干渉されることなく (例えば、コミットメント制御や一時変更に影響されることなく) 独立して実行できるようになります。 基本的な考え方は、1 つの活動化グループ内で活動状態になるすべての プログラムが 1 つの連携アプリケーションとして開発されるということです。

プログラムの作成時に、ILE プログラムが実行される活動化グループを指定します。 プログラム・オブジェクトの作成時に、ACTGRP パラメーターで指定された値に よって活動化グループが決められます(OPM プログラムは常にデフォルトの値の活動化グループで実行します。 これらの活動化グループの仕様書を変更することはできません)。 いったん ILE プログラム (オブジェクト・タイプ *PGM) が活動状態になると、 活動化グループが削除されるまで活動状態のままです。

この節の残りの部分では活動化グループの指定方法と削除方法について説明します。 活動化グループについて詳しくは、「ILE 概念」を参照してください。