ソース・ファイルの使用

この章では、RPG ソース・ステートメントの入力に必要な事項について説明します。また、このステップを完結するのに必要なツールについても簡単に説明します。

RPG ソース・ステートメントをシステムに入力するには、次のいずれかの方法を 使用します。

WebSphere Development Studio Client for iSeries を使用します。 これは推奨される方法であり、ソースの編集に関する説明は、製品のオンライン・ヘルプに記載されています。 Remote Systems LPEX エディターを使用すると、プログラムの編集タスクが単純化されます。 このエディターは、ワークステーション上または iSeries サーバー上のソース・ファイルにアクセスできます。 コンパイルでエラーが発生した場合には、コンパイラーのメッセージからソースを含むエディターに直接ジャンプできます。 問題のソース・ステートメントにカーソルが置かれた状態でエディターが開き、訂正を行うことができます。

最初に、ソース・ステートメントを QRPGLESRC と呼ばれるファイルに入れる必要があ ります。 ファイル QRPGLESRC の新しいメンバーは、自動的に RPGLE のデフォルトのタイプを受け取り ます。 さらに、モジュールを作成しプログラム・オブジェクトに それをバインドする ILE RPG コマンドのデフォルトのソース・ファイルは QRPGLESRC です。IBM(R) は、 ライブラリー QGPL のソース・ファイル QRPGLESRC を提供します。 このファイルのレコード長は 112 桁です。

注:
ソース・ステートメントの入力時には、大文字と小文字を混ぜて使用することができます。 しかし、ILE RPG コンパイラーは、ほとんどのソース・ステートメントを コンパイルの時に大文字に変換します。リテラル、配列データ、あるいは表データは変換されません。

ソース・ファイルには次の 2 つの形式があります。

  1. ソース物理ファイル
  2. IFS (Integrated File System) ファイル