ILE COBOL 解説書

関数 ID

関数 ID は、関数の評価で得られるデータ項目を固有に参照する、文字ストリングと分離文字の構文的に正しい文字ストリングです。

形式
 
>>-FUNCTION--関数名-1--+------------------+--+------------+----><
                       |    .--------.    |  '-参照修飾子-'
                       |    V        |    |
                       '-(----引数-1-+--)-'
 
 
引数-1
ID、リテラル (表意定数以外)、または算術式でなければなりません。
関数名-1
関数名-1 は、組み込み関数名の 1 つでなければなりません。

詳細は 組み込み関数を参照してください。

参照修飾子
英数字関数、DBCS 関数、または国別関数にだけ指定できます。

英数字項目への参照

英数字関数を参照する関数 ID は、ID が認められていて、関数への参照が特に禁じられていない場合は、どの場所においても指定できますが、次の場合を除きます。

整数への参照

整数または数字関数への参照を行う関数 ID は、算術式が使用できるところであればどこででも使用できます。

+----------------------------------IBM 拡張----------------------------------+

DBCS 項目への参照

DBCS ID が認められていて、一般形式に関する規則で特に関数への参照が禁止されていない場合は、一般形式のどの場所においても DBCS 関数を指定できますが、次の場合を除きます。

DBCS 関数の参照変更が認められています。 関数に参照変更が指定されている場合には、参照変更の評価は、関数の評価の直後に行われます。

DBCS 関数は、DBCS 引数を認めている関数の引数として参照できます。

+------------------------------End of IBM 拡張-------------------------------+

+----------------------------------IBM 拡張----------------------------------+

国別項目への参照

国別 ID が許可されており、一般形式に関連する規則で特に関数への参照が禁止されていない場合は、 一般形式のどの場所においても国別 ID を指定できますが、次の場合を除きます。

国別関数の参照変更が認められています。 関数に参照変更が指定されている場合には、参照変更の評価は、関数の評価の直後に行われます。

国別関数は、国別引数を認めている関数の引数として参照できます。

+------------------------------End of IBM 拡張-------------------------------+

+----------------------------------IBM 拡張----------------------------------+

日時項目への参照

日時 ID が許可されており、一般形式に関連する規則で特に関数への参照が禁止されていない場合は、 一般形式のどの場所においても日時関数を指定できますが、次の場合を除きます。

日時関数は、日時を引数として取ることができる関数の引数として参照できます。

+------------------------------End of IBM 拡張-------------------------------+

+----------------------------------IBM 拡張----------------------------------+

ブール項目への参照

ブール ID が許可されており、一般形式に関連する規則で特に関数への参照が禁止されていない場合は、 一般形式のどの場所においてもブール関数を指定できますが、次の場合を除きます。

ブール関数は、ブール値を引数として取ることができる関数の引数として参照できます。

+------------------------------End of IBM 拡張-------------------------------+


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