宣言には、例外条件が発生した場合に実行する 1 つまたは複数の特別な目的のセクションを記述します。
宣言セクションを指定するときは、手続き部の始めに一連の宣言セクションとしてまとめて指定しなければならず、 また手続き部の全体もいくつかのセクションに分割する必要があります。
各宣言セクションの先頭にはそのセクションの関数を示す USE 文があり、 それ以降の部分に記述される一連のプロシージャーは、例外条件が発生した 場合に取るべき処置を指定するものです。 それぞれの宣言セクションは、別のセクション名とその後の USE 文で終わるか、または END DECLARATIVES というキーワードで終わります。 USE ステートメントの詳細は USE ステートメントを参照してください。 GLOBAL 句の使用については ネストされたプログラムについての優先順位規則を参照してください。
宣言セクションのグループ全体の前にはキーワード DECLARATIVES が、手続き部ヘッダーの下の行に指定されています。 また、このグループの終わりにはキーワード END DECLARATIVES が指定されています。 キーワード DECLARATIVES と END DECLARATIVES は区域 A から始め、キーワードの後には分離文字としてピリオドを指定する必要があります。 同じ行に他のテキストがあってはなりません。
手続き部の宣言部分において、各セクション・ヘッダー (オプショナルであるセグメント番号のある) の後には分離文字のピリオド、USE 文、そして分離文字のピリオドの順に指定する必要があります。 同じ行に他のテキストがあってはなりません。
USE 文自体は実行されることはありません。 その代わり、USE 文にはその後ろにあるプロシージャーの段落を実行する条件を定義し、取るべき処置を指定します。 この プロシージャーの実行後に、それを実行したルーチンに制御が戻されます。
宣言プロシージャーの中では、非宣言のプロシージャーに対する参照があってはなりません。
USE ステートメントに関連したプロシージャー名は、別の宣言セクションで参照したり、または PERFORM ステートメントだけが指定されている非宣言プロシージャーで参照できます。
宣言は別の宣言からの、または COBOL プログラムの非宣言からの別個の呼び出しとして実行されます。 「WebSphere Development Studio: ILE COBOL プログラマーの手引き」のエラー処理の章に記載されている宣言の使用に関するセクションを参照してください。
宣言プロシージャーの中では、以前に呼び出されてまだ呼び出しルーチンに制御を戻していない USE プロシージャーを実行させるようなステートメントがあってはなりません。
宣言プロシージャーは最後のステートメントが実行されると、そのプロシージャーは終了します。