ILE COBOL 解説書

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TRIM

TRIM 関数は、与えられたストリングを前後のブランクを除去して、または、与えられたストリングを前後の指定した文字を除去して戻します。

関数のタイプはその引数のクラスに応じて英数字、DBCS または国別です。

形式:
 
>>-FUNCTION TRIM--(--引数-1--+--------+--)---------------------><
                             '-引数-2-'
 
 
引数-1
非数値リテラル、またはクラス英字、英数字、DBCS または国別のデータ項目でなければなりません。 引数-1 は、トリムのソース・ストリングを識別します。
引数-2
指定された場合、非数値リテラル、または引数-1 と同じクラスのデータ項目でなければなりません。切り取る文字を指定します。指定しない場合、トリム文字がブランクにデフォルト設定されます。

引数-2 が指定されない場合、戻り値は、すべての前後ブランクを除去した引数-1 の文字で構成される英数字、DBCS または国別文字ストリングです。ブランク文字は、引数-1 がクラス英数字である場合、1 バイト・スペース文字 (' ' または X'40')、引数-1 がクラス DBCS である場合、2 バイト・スペース (X'4040')、または 引数-1 がクラス国別の場合、国別スペース (X'0020' または X'3000') です。

引数-2 が指定された場合、引数-2 のすべての文字はストリングの両側から切り取られます。戻り値は、引数-2 で指定したすべての前後文字を除去した引数-1 の文字で構成される英数字、DBCS または国別文字ストリングです。

戻されるストリングの長さは、コンテントおよび引数-1 のクラスによって異なります。文字位置の数で戻されるストリングの長さになります。引数-1 が DBCS または国別データ項目である場合には、 長さは、DBCS 文字位置または国別文字位置の数です。


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