サービス・エントリー・ポイントを設定するときには、ユーザー ID が指定される必要があります。通常、
これは、「リモート・システム」ビューの iSeries 接続のユーザー・プロファイルに一致している必要があります
(デフォルト値 *CURRENT が、このユーザー・プロファイルに解決されます)。
サービス・エントリー・ポイントは、このユーザー ID に
基づいて起動します。つまり、サービス・エントリー・ポイントが設定されているプログラムまたはサービス・プログラムが
別のプロファイル下で実行しているジョブで実行されている場合、そのサービス・エントリー・ポイントは
起動しません。これにより、複数のユーザーが同時に同じアプリケーションを実行することができても、
アプリケーションをデバッグできるのは 1 ユーザーだけになります。しかし、一般的には、
ユーザー・プロファイルの設定時に指定されたユーザー ID は、iSeries 接続の
ユーザー・プロファイルに一致する必要はありません。サービス・エントリー・ポイントを起動させたい任意の
ユーザー・プロファイルを指定することができます。ただし、次の要件を満たす必要があります。
- iSeries 接続ユーザー・プロファイルは、指定されたユーザー ID の下で実行するジョブにサービスを提供するのに十分な
権限を持っていなければなりません。
- 「リモート・システム」ビュー内の iSeries 接続のもの以外のユーザー・プロファイルに対して
サービス・エントリー・ポイントを設定する場合、iSeries 接続プロファイルには以下の権限が必要です。
- そのサービス・エントリー・ポイントを含むことになるプログラムをデバッグする権限。
- 指定されたユーザー ID のユーザー・プロファイルへの *ALLOBJ 権限または *USE 権限。
「iSeries サービス・エントリー・ポイント」ビューでのサービス・エントリー・ポイントのクリア
サービス・エントリー・ポイントをクリアするということは、
サービス・エントリー・ポイントを作成したときのユーザー ID (つまり、
サービス・エントリー・ポイントを設定したときに「リモート・システム接続」に関連付けられたユーザー ID) に対する
サービス・エントリー・ポイントをクリアするということです。したがって、サービス・エントリー・ポイントをクリアする際には、
ホスト名と iSeries 接続ユーザー・プロファイルとの組み合わせを指定する必要があります。
サービス・エントリー・ポイントのクリアについて詳しくは、
サービス・エントリー・ポイントの削除に関連する下記のトピックを参照してください。
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