ILE COBOL 解説書

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LIKE 文節

LIKE 文節を使用すると、すでに定義済みのデータ項目から PICTURE、USAGE、SIGN、および FORMAT をコピーすることにより、データ項目のこれらの特性を定義することができます。 また、LIKE 文節を使用して、データ項目の長さを元の項目の長さとは異なるものに定義できます。

LIKE 文節 - 形式
 
        (1)
>>-LIKE-------データ名-1--+--------+---------------------------><
                          '-(整数)-'
 
 

注:

  1. IBM 拡張

データ名-1
基本項目、グループ項目、指標名、またはタイプ名を参照することができます。 データ名-1 によって参照される項目は、LIKE 文節のオブジェクト として認識されます。
整数
新しい項目と既存項目との長さの差を指定します。

これには符号を付けることができます。

整数の前にブランクまたは + がある場合、この新しい項目は長くなります。- が整数の前にある 場合、新しい項目は短くなります。

整数オプションを使用して、以下に示す変更はできません。

項目の属性に BLANK WHEN ZERO が入っていると、その項目は編集項目として扱われることに注意してください。

LIKE 文節は、新しいデータ項目に既存データ項目の特性を継承させます。 これらの特性は、既存の項目の PICTURE、USAGE、SIGN、BLANK WHEN ZERO、および FORMAT の属性です。

コンパイラーはコメントを生成して、新しい項目の特性を識別します。 このコメントは、LIKE 文節を含むステートメントの後に現れます。

デフォルトの USAGE IS DISPLAY および SIGN IS TRAILING の特性はコメントとして印刷されないことに注意してください。

継承可能な FORMAT 特性には、以下のものがあります。

FORMAT 文節の詳細については、FORMAT 文節を参照してください。

関連情報


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