ILE COBOL 解説書

CONVERTING 句 (形式 4)

置換値のストリングは、この句で表現できます。受け入れ側 (ID-7 またはリテラル-5) のサイズは、 送り出し側 (ID-6 またはリテラル-4) のサイズと同じでなければなりません。 表意定数をリテラル-5 として使用するときには、表意定数のサイズは、リテラル-4 または ID-6 のサイズと等しくなります。 リテラル-4 または ID-6 のどちらの場合も、同じ文字が複数回現れてはなりません。

形式 4 の INSPECT ステートメントは、あたかも形式 2 の INSPECT ステートメントが同じ ID-1 を指定する一連の ALL 句 (リテラル-4 の各文字ごとに 1 つ) を使用して書かれているかのように解釈され、実行されます。 その結果、リテラル-4 の各単一文字は、あたかもリテラル-1 として参照されているかのようになり、 また、対応するリテラル-5 の各単一文字はリテラル-3 として参照されているかのようになります。 リテラル-4 の文字とリテラル-5 の文字との間の対応は、データ項目中の順位によります。

ID-4、ID-6、または ID-7 が、ID-1 と同じ記憶域を使用している場合には、 たとえ記憶域が同じデータ記述記入項目によって定義されていても、このステートメントの実行結果は未定義となります。


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