複数ファイルの変換

複数のファイルについて同じファイル変換テーブルが必要であるが、すべてのフ ァイルについて必要というわけではない場合には、2 つのタイプのレコードを指 定することが必要です。 最初のタイプのレコードは、テーブルを使用するファイ ルを指定し、2 番目のタイプのレコードは、テーブルを指定します。 これらのレ コードの各タイプについて、複数のレコードを指定することができます。 ファイ ル名を変えて、複数の変換テーブルの区切りに使用することができます。

ファイルの指定

ファイル変換テーブル・レコードは、次のように形式設定されていなければな りません。

レコード
位置
 
記入
1 から 7 *EQUATE
8 から 10 これらの桁はブランクのままにしておきます。
11 から 80 変換するファイル (複数も可) の名前を記入します。 複数のファイルを変換す る場合には、ファイル名をコンマで区切らなければなりません。

追加のファイル名は、後にコンマが続いていないファイル名が見付かるまで、こ のテーブルと関連付けられます。 ファイル名を 2 つのレコードに分割することは できません。ファイル名の後のコ ンマは、ファイル名と同じレコードになければなりません。 *EQUATE を使用して 作成することができるファイル変換テーブルは 1 つだけです。

テーブルの指定

ファイル変換テーブル・レコードは、次のように形式設定されていなければな りません。

レコード
位置
 
記入
1 から 7 *EQUATE
8 から 10 これらの桁はブランクのままにしておきます。
11 から 12 入力から、または出力へ変換する文字の 16 進数値を記入します。
13 から 14 RPG IV 言語が処理する内部文字に相当する 16 進数値を記入します。 この 文字は、入力では 11 から 12 桁目の文字に置き換わり、出力では 11 から 12 桁目の文 字によって置き換えられます。
15 から 18
19 から 22
23 から 26
...
77 から 80
15 桁目から始まる 4 桁のグループは、すべて 11 から 14 桁目と同じように使用 されます。 各グループの最初の 2 桁には、置き換えられる文字の 16 進数値を記 入します。 後の 2 桁には、置き換わる文字の 16 進数値を記入します。

レコードは、最初のブランク・レコードの位置で終了します。 記入項目の数が 80 桁を超えた場合には、1 から 10 桁目を次のレコードにコピーし、11 から 80 桁目に は前と同様に変換文字の対を続けてください。 1 つのファイルのテーブル・レコ ードは、すべて 1 つにまとめて保存してください。

ファイル変換テーブルを記述するレコードの前には、1 から 3 桁目 に **  (  = ブランク) または **FTRANS の入ったレコードが なければなりません。 このレコードの残りの桁は、注記に使用することができます。

      HKeywords++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
       * In this example several files are translated with the
       * same translation table.  FILE2 is not translated.
      H FTRANS
      FFilename++IPEASFRlen+LKlen+AIDevice+.Keywords++++++++++++++++++++++
      FFILE1     IP   F   10        DISK
      FFILE2     IS   F   10        DISK
      FFILE3     IS   F   10        DISK
      FFILE4     IS   F   10        DISK
 **FTRANS
 *EQUATE   FILE1,FILE3,FILE4
 *EQUATE   81C182C283C384C485C586C687C788C889C98ACA8BCB8CCC8DCD8ECE8F
 *EQUATE   91D192D2