混合言語の ILE アプリケーション・シナリオ

このシナリオでは、ユーザーは統合された混合言語のアプリケーション・プログラムを作 成します。 ある ILE 言語で書かれたメイン・モジュールは、別の ILE 言語で書かれたプロシージャーを呼び出します。 メイン・モジュールは、他のモジュールが共用するファイルをオープンします。 異なった 言語を使用しているために、一貫性のある動きを期待できない場合があります。 しかし、ILE はこれが可能です。

図 9 は、あるモジュールがバインド不可能な API、QUSCRTUS (ユーザー空間作成) を呼び出す、混合言語の ILE プログラムを含むアプリケーションの実行時のビューです。

図 9. 混合言語のアプリケーション・プログラム
混合言語のアプリケーション・プログラム

プログラム Y から OPM API への呼び出しは動的呼び出しです。 プログラム Y 内でのモジュール間の呼び出しは静的呼び出しです。

アプリケーションが、呼び出し、データ、ファイル、およびエラーを扱う方法に対して ILE が与える影響について詳しくは、ILE の影響を参照してください。