I-O-FEEDBACK 域

システムは、ブロックがオペレーティング・システムとプログラムの間で転送されるたびに、I-O-FEEDBACK 域を更新します。 1 つのブロックには、1 つまたは複数のレコードを入れることができます。

COBOL によって複数のレコードのブロック化または非ブロック化が行われるファイルの場合、I-O-FEEDBACK 域は、読み取りまたは書き込みごとには更新されません。 プログラム中のそれぞれの読み取りまたは書き込み操作の後に、I-O-FEEDBACK 情報が必要な場合には、次のどちらかの処置をとることができます。

コンパイラーがブロック化および非ブロック化コードを生成しないようにする方が、SEQONLY(*NO) を指定するよりも効果的です。

コンパイラーがブロック化および非ブロック化コードを生成する場合でも、 特定の i5/OS の制限によって、ブロック化および非ブロック化が処理されないようにすることができます。 この場合、際立ったパフォーマンスの向上はありません。 しかし、各読み取りまたは書き込み操作の後で、I-O-FEEDBACK 域は更新されます。

I-O-FEEDBACK 域には、最後に正常に実行された入出力操作に関する情報が入れられます。 その情報には、装置名、装置タイプ、AID 文字、および一部の装置に関するエラー情報が含まれます。 この区域は、共通域と装置依存域の 2 つの部分から構成されています。 装置依存域の長さと内容は、ファイルに関連する装置タイプによって異なります。 この区域は I-O-FEEDBACK 共通域の後にあり、 共通域および該当する装置依存域を入れるために十分な大きさの受け取り側 ID を指定することによって、入手することができます。

OPEN-FEEDBACK 域と I-O-FEEDBACK 域にあるデータ域のレイアウトと説明については、Web サイト http://www.ibm.com/eserver/iseries/infocenter にある iSeries Information Center の「データベース」カテゴリーを参照してください。