メッセージ・ファイルの作成

iSeries サーバーでは、プロシージャーまたはプログラム間、ジョブ間、ユーザー間、 およびユーザーとプロシージャーまたはプログラムの間の通信は、メッセージを通じて行われます。 iSeries サーバーには、サーバー内のプログラム間およびサーバーとそのユーザーの間の通信を可能にする広範な事前定義メッセージのセットが付属しています。 オーダーされた各ライセンス・プログラムには、そのライセンス・プログラムに適用されるライブラリーと同じライブラリーの中に保管されたメッセージ・ファイルがあります。 たとえば、システム・メッセージは、ライブラリー QSYS のファイル QCPFMSG に保管されています。 システムは、メッセージ・ファイル内の各事前定義メッセージを 7 文字のコードによって固有に識別し、それをメッセージ記述によって定義します。 メッセージ記述には、メッセージ・テキストとメッセージ・ヘルプ・テキスト、重大度レベル、有効応答値とデフォルト応答値、およびその他各種の属性などの情報が含まれます。

メッセージ記述を保管するためのユーザー定義メッセージ・ファイルを作成する PDM の CRTMSGF コマンドと同様に、 リモート・システム・エクスプローラーでは iSeries サーバー上のライブラリーにメッセージ・ファイルを作成できます。 メッセージ記述をメッセージ・ファイルに追加し、メッセージ記述を編集し、また、記述を「iSeries テーブル」ビューに表示することができます。

メッセージ・ファイルを作成するには、以下のようにします。

  1. 「リモート・システム」ビューで、接続を展開し、次に、「iSeries オブジェクト」>「ライブラリー・リスト」を展開します。
  2. メッセージ・ファイルを作成したいライブラリーを右クリックして、「新規」>「メッセージ・ファイル」を選択します。
  3. 作成したいメッセージ・ファイルの名前を入力するか、あるいは「ブラウズ」をクリックして 特定のライブラリーからメッセージ・ファイルを選択します。 既存のメッセージ・ファイルを参照することを選択した場合には、それが「メッセージ・ファイル」フィールドに表示された後に名前変更する必要があります。
  4. (オプショナル) 説明を「テキスト」フィールドに追加します。
  5. (オプショナル) 「次へ」をクリックし、権限、コード化文字セット ID、ファイル・サイズなど、 メッセージ・ファイルの拡張オプションを定義します。
  6. 「完了」をクリックします。
これで、選択したライブラリーの下に新規メッセージ・ファイルが表示されます。
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