方法
この方法は最も柔軟性に富んでいるため、ILE
アプリケーション・プログラムを作成する多くの方法を含んでいます。 以下のリストでは、ユーザーが行う必要がある主要なステップについて説明し
ます。
- 適切なコマンド (RPG ソースには CRTRPGMOD、CL ソースには CRTCLMOD など) を
使用して、各ソース・メンバーからモジュールを作成する。
-
アプリケーション・プログラムの、例えば次のような
ILE 特性を決定する。
- アプリケーション・プログラムの開始点となるプロシージャーをモジュールに含める
かどうかを決定する。 入り口モジュールとして選択するモジュールは、最初に制御を取得するモジュール
です。
OPM アプリケーション・プログラムでは、これはコマンド処理プログラムまたは
メニュー項目の選択によって呼び出されたプログラムです。
- アプリケーション・プログラムが実行される活動化グループを決めます (多くの場合ユーザーはアプリケーション・プログラムの名前に基づく名前を付けた活動化グル
ープ内で実行したいと思われます)。
- 使用すべきエクスポートおよびインポートを決定する。
- サービス・プログラムを作成するのになんらかのモジュールを一緒にバインドするかどうかを
決定する。バインドする場合は、CRTSRVPGM を使用してサービス・プログラムを作成する。
- 使用するバインディング・ディレクトリーがある場合は、それらの名前を
識別する。
このアプローチでは、バインディング・ディレクトリーを使用している場合、該当ディレクトリーは既
に作成済みのものと見なしています。 例えば自分のソースにバインドしたい、
サード・パーティーのサービス・プログラムがある場合もあります。 したがって、バインディング・ディレクトリーの名前だけは知っておく必要があります。
- CRTPGM を使い、ステップ 2 で決定された特性に基づいてパラメーターに値を
指定して、モジュールとサービス・プログラム
を一緒にバインドする。
この方法を使って作成されたアプリケーション・プログラムは完全に保護されて、すなわちそれ自身の活動化グループ内で
実行することができます。 さらに、UPDPGM または UPDSRVPGM コマンドの使用によって容易に更新するこ
とができます。 これらのコマンドによってユーザーは、プログラム・オブジェクトの再作成の
必要なく、1 つまたは複数のモジュールを追加または置き換えることができます。
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