内部標識には次のものがあります。
1 ページ目 (1P) 標識は、プログラムの実行開始時に RPG IV プログラムに よってオンに設定され、明細時出力の後で RPG IV プログラムによってオフ に設定されます。 明細時出力の後で、最初のレコードが処理されます。 1P 標識は、1P 時に書き出される見出しまたは明細レコードの条件付けに使用す ることができます。 1P 標識は、次のいずれかの方法では使用しないようにしてください。
1 次ファイルが含まれているプログラムで、最終レコード標識 (LR) は、1 次/2 次ファイルからの最後のレコードが処理さ れた後にオンに設定されるか、あるいはプログラマーがそれをオンに設定す ることができます。
LR 標識は、プログラムの終わりで実行される演算または出力命令を条件付けす るために使用することができます。 LR 標識がオンに設定された場合には、他の すべての制御レベル標識 (L1 から L9) もオンに設定されます。 標識 L1 から L9 の中で制御レベル標識として、レコード識別標識として、結果の標 識として、あるいは *INxx によって定義されていない標識は、LR がオンに設定された時にはオンに設定されますが、他の仕様では使用することができません。
1 次ファイルが含まれていないプログラムでは、プログラムを終了 する方式の 1 つとして LR 標識をオンに設定することができます。 (1 次ファイルのないプログラムの終了方法の詳細については、 プログラム・サイクル を参照してください。) LR 標識をオンに設定するために、LR 標識をレコード識別標識または結果の標 識として指定することができます。 明細演算時に LR がオンに設定されると、 次のサイクルの始めに、他のすべての制御レベル標識がオンに設定されます。 残りの明細サイクルの間、LR 標識とレコード識別標識はどちらもオンのままです が、レコード識別標識は、LR の合計時の前にオフに設定されます。
突き合わせレコード標識 (MR) は、突き合わせフィールドの M1 から M9 の指定と対応して います。 これは、突き合わせフィールドが 1 次ファイルと少なくとも 1 つの 2 次ファイルに定義されている場合にだけ、プログラム中で使用することが できます。
MR 標識は、2 次ファイルのレコード中のすべての突き合わせフィール ドが 1 次ファイル中のレコードのすべての突き合わせフィールドと一致し た時にオンに設定されます。 これは、1 次と 2 次のレコードが完全に処理されるまでオンの ままです。 MR 標識は、これらのレコードに対する合計演算、合計出力、およびオーバーフロ ーがすべて処理された時点でオフに設定されます。
明細時の MR は、常に処理のために選択されたばかりのレコードの突き合わせ状況 を示します。合計時には、前のレコードの突き合わせ状況を反映します。 すべての 1 次ファイル・レコードがすべての 2 次ファイル・レコード と一致している場合には、MR 標識は常にオンになっています。
MR 標識は、フィールドとレコードの関連標識として、あるいはレコードが一 致する場合にだけ処理したい命令を指示するための演算仕様書または出力仕様書 の条件付け標識として使用してください。 MR 標識を結果の標識として使用することはできません。
突き合わせフィールドおよび複数ファイル処理の詳細について は、ファイルに関する一般的な考慮事項を参照してください。
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