保守のためのコンパイラー・リストの使用
エラーのないプログラムのコンパイラー・リストは、以下のための文書として使
用することができます。
- 新人プログラマーへのプログラム研修
- 後日のプログラム更新
いずれの場合にも完全なリスト出力、すなわち OUTPUT(*PRINT) および
OPTION(*XREF *SHOWCPY *EXPDDS *EXT *SHOWSKP) を指定して作成されたリストが望まれ
ます。
注:
*SHOWSKP を除いて、どちらの作成コマンドにおいても、これらの
パラメーターのおのおのに対して、これがデフォルトの設定値です。
プログラム保守のための特別の値が、リストのプロローグ・セクションにあり
ます。 このセクションでは、以下のことをユーザーに知らせます。
- モジュール/プログラムをだれがコンパイルしたか
- モジュール/プログラムを作成するためにどのソースが使用されたか
- モジュール/プログラムをコンパイルするときどのオプションが使用され
たか
プログラムを後から変更する際に、コマンド・オプション (例えば、
選択されたデバッグ・ビュー、あるいは使用されたバインディング・ディレクトリー) について
知ることが必要な場合があります。
OPTION パラメーターに対する以下の指定により、説明されている追加情報が
提供されます。
- *SHOWCPY および *EXPDDS により、/COPY メンバーからのすべての仕様書、
および外部記述ファイルから生成された仕様書を含む、プログラムの完全な記述
が提供されます。
- *SHOWSKP により、/IF、/ELSEIF、/ELSE、または /EOF 指示の結果
としてコンパイラーによって無視されるステートメントを表示することができます。
- *XREF によりユーザーは、モジュール/プログラム内での、ファイル、
フィールド、および標識の使用をチェックすることができます。
- *EXT によって、どのプロシージャーおよびフィールドが
モジュール/プログラムでインポートまたはエクスポートされるかを知ることができます。 これはまた、
外部記述ファイルおよびデータ構造の記述の生成に使用された実際のファイルを指定します。
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