ILE COBOL 解説書
SAME SORT-MERGE AREA 文節を使えば、特定の SORT または MERGE ステー
トメントに対する記憶域の割り当てを最適化できます。
SAME SORT-MERGE AREA
文節は構文検査されますが、文書化のための記述として処理されます。
SAME SORT-MERGE AREA 文節 - 形式
(1)
>>-SAME--SORT-MERGE-------+------+--+-----+--ファイル名-3------->
'-AREA-' '-FOR-'
.--------------.
V |
>----ファイル名-4-+--------------------------------------------><
注:
- 構文検査だけ行われます。
SAME SORT-MERGE AREA 文節を指定する場合、指定するファイル名の少なくとも 1
つはソート・ファイルまたはマージ・ファイルでなければなりません。
ソート・ファイルまたはマージ・ファイルでないファイルも指定できます。次の規則が適用されます。
- SAME SORT-MERGE AREA 文節を複数指定できます。 ただし、特定の 1
つのソート・ファイルまたはマージ・ファイルをそのような複数の文節の中で指名してはなりません。
- ソート・ファイルまたはマージ・ファイルでないファイルが、SAME AREA 文節と 1
つまたは複数の SAME SORT-MERGE AREA 文節の両方で指定されている場合は、SAME
AREA 文節内のすべてのファイルがその SAME SORT-MERGE AREA
文節の中になければなりません。
- SAME SORT-MERGE AREA
文節で指定される複数のファイルは、同じ編成またはアクセスである必要はありません。
- SAME SORT-MERGE AREA
文節で指定された、ソート・ファイルまたはマージ・ファイル以外のファイルは、ユーザーがそれらを
SAME RECORD AREA 文節で指定しない限り、相互にストレージを共用しません。
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