ファイル記述のタイプ

iSeries サーバーでのすべての入出力操作にとって重要な要素は、ファイルです。 プログラムが使用する各ファイルの記述は、オペレーティング・システムによって保持されます。 オペレーティング・システムに対するファイルの記述には、ファイルのタイプ (データベースやデバイスなど) に関する情報、ファイル内のレコードの長さ、および各フィールドとその属性の記述が含まれています。 ファイルは、IDDU、SQL/400(R) コマンド、または DDS によって、オペレーティング・システムに対してフィールド・レベルで記述されます。 (例えば、CRTPF コマンドを使用して) DDS を指定せずにファイルを作成した場合でも、そのファイルにはまだ 1 つのフィールド記述が含まれています。 その単一フィールドの名前は、そのファイルと同じで、そのレコード長は、作成コマンドで指定したレコード長です。

ファイルは、以下の 2 つの方法で定義できます。

外部記述ファイルおよびプログラム記述ファイルはどちらも、ILE COBOL プログラムの INPUT-OUTPUT SECTION および FILE SECTION 内で定義する必要があります。 外部記述ファイルの FILE SECTION 内のレコード記述は、形式 2 の COPY ステートメントで定義されています。抽出されるのは、フィールド・レベルの記述だけです。EXTERNALLY-DESCRIBED-KEY が RECORD KEY として指定されている場合、RECORD KEY を構成しているフィールドも DDS から抽出されます。 形式 2 の COPY ステートメントの詳細については、「WebSphere Development Studio: ILE COBOL 解説書」を参照してください。

ファイルが外部記述またはプログラム記述されている場合は、プロシージャー部 (Procedure Division) 内の実際のファイル処理は同じになります。