CL コマンド

CL コマンド

CRTCBLPGM コマンドに代わる CRTCBLMOD および CRTBNDCBL コマンド

OPM COBOL/400 コンパイラーは CRTCBLPGM CL コマンドによって呼び出されます。 CRTCBLPGM CL コマンドは *PGM オブジェクトを作成します。

ILE COBOL コンパイラーは、CRTCBLMOD または CRTBNDCBL の CL コマンドによって呼び出されます。 CRTCBLMOD CL コマンドは *MODULE オブジェクトを作成し、CRTBNDCBL CL コマンドは *PGM オブジェクトを作成します。

次の CRTCBLPGM のパラメーターおよびオプション (およびそれらに関連した PROCESS ステートメントのオプション) は、CRTCBLMOD および CRTBNDCBL にはありません。

次のパラメーターおよびオプションが変更されました。

次のパラメーターおよびオプションは、CRTCBLMOD および CRTBNDCBL コマンドで新しく使用されるようになったものです。

パラメーターおよびオプションに対するすべての削除、変更、および追加は、PROCESS ステートメントのオプションに対する関連した変更にも反映されます。

NOGRAPHIC PROCESS ステートメントのオプションは、PROCESS ステートメントの GRAPHIC オプションのデフォルト値として、ILE COBOL に追加されています。

以下の OPM COBOL/400 の PROCESS ステートメントのオプションは、ILE COBOL には存在しません。

コード化文字セット ID (CCSID)

ILE COBOL では、コンパイルでのソース・メンバーの CCSID の標準化が、1 次ソース・ファイルの CCSID に対して行われます。 OPM COBOL/400 の場合は、コンパイル時ジョブの CCSID に対して行われます。

デフォルトのソース・メンバー・タイプ

ILE COBOL では、デフォルトのソース・メンバー・タイプは CBLLE です。 OPM COBOL/400 では、デフォルトのソース・メンバー・タイプは CBL です。

エラー・メッセージ

ILE COBOL では、コンパイル時のエラー・メッセージに接頭部 LNC が付きます。 また、メッセージ・メンバーによっては、必ずしも OPM COBOL/400 の場合と同じではありません。

GENLVL パラメーター

ILE COBOL は、GENLVL に指定された重大度より大きいか等しい 重大度レベルのエラーが生じた場合、コードを生成しません

OPM COBOL/400 は、GENLVL に指定された重大度より大きい 重大度レベルのエラーが生じた場合、コードを生成しません

SAA 標識機能

SAA(R) 標識機能は ILE COBOL ではサポートされていません。

STRCBLDBG および ENDCBLDBG CL コマンド

STRCBLDBG コマンドと ENDCBLDBG コマンドは、ILE COBOL ではサポートされていません。