トランザクション・ファイルの使用

この章では、ワークステーションおよびプログラム間通信をサポートする ILE COBOL 言語拡張機能について説明します。

TRANSACTION ファイル編成を使用すると、ILE COBOL プログラムで、以下のものと相互に通信を行えるようになります。

AS/400 システムでは、リモート・システム上のプログラムや装置 (非同期通信タイプのものなど) との通信が可能です。 それらの装置については、「ICF Programming」を参照してください。

ILE COBOL TRANSACTION ファイルは、通常、外部的に記述されます。 それらのファイルがプログラムによって記述されている場合は、単純な表示のフォーマット設定のみが行えます。 プログラムによって記述されているディスプレイ・ファイルの詳細については、Web サイト http://www.ibm.com/eserver/iseries/infocenter にある iSeries Information Center の「データベースおよびファイル・システム」カテゴリーを参照してください。

ILE COBOL TRANSACTION ファイルは、通常、ファイル情報とレコード内のフィールドについての記述が含まれている外部記述ファイルを使用します。 そのファイルの中のレコードは、形式 2 の COPY ステートメントを使用することによって、ILE COBOL プログラムの中に記述することができます。 形式 2 の COPY ステートメントの詳細については、「WebSphere Development Studio: ILE COBOL 解説書」を参照してください。

パック・データや 2 進データ (COMP、COMP-3、または COMP-4) は、出力データとしてディスプレイ装置に送らないでください。 そのようなデータの中にはディスプレイ装置の制御文字が含まれていることがあり、予測不能の結果になる可能性があります。