ILE COBOL 解説書

INSPECT ステートメント - 形式 4

INSPECT ステートメント - 形式 4
 
>>-INSPECT--ID-1--CONVERTING--+-ID-6-------+--TO---------------->
                              '-リテラル-4-'
 
>--+-ID-7-------+----------------------------------------------->
   '-リテラル-5-'
 
   .---------------------------------------------.
   V                                             |
>----+-----------------------------------------+-+-------------><
     '-+-BEFORE-+--+---------+--+-ID-4-------+-'
       '-AFTER--'  '-INITIAL-'  '-リテラル-2-'
 
 
ID-1
検査される項目、すなわち USAGE DISPLAY が指定された基本項目またはグループ項目です。

形式 1 の場合、ID-1 は送り出し項目です。 それ以外の形式の場合、これは長さを判別する目的で送り出しデータ項目として扱われます。

ID-2
基本数字データ項目でなければなりません。
ID-3 . . . ID-7
USAGE DISPLAY が指定された基本データ項目でなければなりません。

INSPECT ステートメントの中で使用する場合は、 ID-2 (カウント・フィールド) 以外のすべての ID で参照される各データ項目の内容は、次のように取り扱われます。

英字項目または英数字項目
文字ストリングとして取り扱われます。
英数字編集項目、数字編集項目、または符号のない数字 (外部 10 進) 項目
英数字項目として定義されたものとして取り扱われ、INSPECT ステートメントはその英数字項目を参照します。
符号付きの (外部 10 進) 項目
長さが同じで符号のない外部 10 進項目へ転送されたものとして取り扱われ、 その後で英数字項目を参照する INSPECT ステートメントを指定し、英数字項目として再定義されます。 符号が分離文字の場合には、この符号を含むバイトが検査されず、したがって、置き換えられません。
リテラル-1 . . . リテラル-5
リテラルは非数字でなければならず、ALL で始まらない任意の表意定数とすることができます。

リテラル-1、リテラル-2、またはリテラル-4 が表意定数の場合は、1 文字で構成される暗黙のデータ項目を参照します。


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