デバッガー・パフォーマンスの考慮

デバッガーから最適のパフォーマンスを得るには、以下の点を考慮してください。

式の評価

ステップ・パフォーマンス

ステップ・パフォーマンスは、モニターでの使用可能変数の数または式の数と、式の複雑さに影響を受けます。ステップ・パフォーマンスは、以下によって向上できます。

iSeries ソース・メンバーの代わりに PC ファイルを使用

非 C++ または Java プログラムの場合、ファイルを iSeries プロジェクトのクライアント・マシンまたはワークスペースにコピーし、デバッグ・ビューから「テキスト・ファイルの変更」選択項目を使用して、ローカル・ファイルのパス名を指定すると、パフォーマンスが向上します。

ソース・ビューまたはリスト・ビューのストリングを検索

ストリング検索は、以下によって高速化できます。

行ブレークポイントでオプショナル・パラメーター入力フィールドを使用

これらのオプションに値を指定すると、ブレークポイントのためにデバッガーが停止されて、そのたびに From/To/Every 文節を評価する必要があるので、プログラムを非常にスローダウンさせることになります。プログラムの停止が示されない場合であっても、実際には停止されるので、デバッガーは停止条件を評価します。

可能な場合は、式を指定することによって条件付きブレークポイントを代わりに設定してください。

監視回数を多く設定しない

監視を設定すると、各命令の後に監視している変数または式の値が変更されているかどうかをシステムが検査します。監視回数を多く設定すると、パフォーマンスが下がることになります。

関連概念
ブレークポイント
スレッド特定およびジョブ・ワイドの行ブレークポイント
監視ブレークポイント
行ブレークポイント
関連タスク
プログラム実行の制御およびブレークポイントの処理
デバッグ前のソース行ブレークポイントの設定
プログラム実行の再開およびロケーションまでの実行
監視ブレークポイントの設定
行ブレークポイントの設定
ブレークポイント・ビューの使用
ブレークポイントの除去
ブレークポイントの使用可能化および使用不可化
行ブレークポイント・プロパティーの編集
条件付き行ブレークポイントの設定
プログラムのステップスルー
モニター内容の表記の設定
関連資料
デバッガー制限