外部浮動小数点 (USAGE DISPLAY) 項目

浮動小数点形式でコーディングされた表示可能数値のことを、外部浮動小数点項目と呼びます。 外部 10 進数項目と同様、外部浮動小数点項目の定義は、USAGE DISPLAY を使用して明示的に行うか、USAGE 文節を省略することで暗黙に行います。

次の例では、COMPUTE-RESULT が外部浮動小数点項目として暗黙定義されています。 ストレージのバイトごとに 1 つの文字が入れられます (V は除く)。

05 COMPUTE-RESULT     PIC -9V(9)E-99.

VALUE 文節は、外部浮動小数点項目のデータ記述部では使用できません。 また、負符号 (-) は、必ずしも小数部および指数が負の数値であることを示すものではなく、 表示においてこの記号は、正ならブランク、負なら負符号となります。 正符号 (+) を使用している場合、正数は正符号で、負数は負符号でそれぞれ表示されます。

外部 10 進数数値の場合と同様、外部浮動小数点数値は数値の内部表記に変換 (コンパイラーで自動的に行う) してからでなければ演算できません。 外部浮動小数点数値は、必ず長精度内部浮動小数点形式に変換されます。