段落は、段落名の後に分離文字のピリオドがあり、場合によってはその後にさらに 1 つまたは複数の文が続くという構成になっています。
段落名とは、段落を識別するためのユーザー定義語のことです。 段落名は修飾することができるので、固有なものにする必要はありません。 段落名は区域 A で始めなければなりません。段落は次の段落名かセクション・ヘッダーの直前で、あるいは手続き部の終わりで終了します。 また宣言においては、段落が終了するのは次の段落、次の USE ステートメント、あるいはキーワード END DECLARATIVES の直前です。 プログラム中にある段落がセクションに含まれている場合、そのプログラムのすべての段落はセクションに含まれていなければなりません。
文は、分離文字のピリオドで終わる 1 つまたは複数のステートメントで構成されています。
ステートメントとは、ID や記号 (リテラル、関係演算子など) の構文的に有効な組み合わせのことで、その先頭に COBOL verb が指定されているものです。
実行は、手続き部の宣言以外の最初のステートメントから始まります。 ステートメントは、規則によって別の実行順序が決まる場合を除いて、コンパイルに渡される順序で実行されます。
手続き部は、プログラムの物理的な終わり、つまりソース・プログラムにおいてこれ以上ステートメントが現れない物理的な位置で終わります。
ID とは、データ項目を指名する構文的に正しい組み合わせのデータ名に、 修飾子、添え字、および固有な参照ができるよう必要に応じて参照修飾子が指定されたものです。 手続き部の参照では必ず (クラス・テストまたはテスト組み込み関数内の関数引数の場合は除く)、ID の内容と PICTURE 文節または FORMAT 文節によって指定されたクラスと互換性がなければなりません。 そうでないと、予想し得ない結果になります。