サービス・プログラムの使用

一般に、サービス・プログラムは、 アプリケーション・プログラム内でアプリケーション・プログラムから頻繁に呼び出される共通ルーチンのために使用されます。 たとえば、ILE COBOL コンパイラーは、サービス・プログラムを使用して、 数値計算の機能や入出力ルーチンなどの実行時サービスを提供します。 サービス・プログラムを使用することによって、 ソース・プログラムの再使用が可能になり、保守が簡単になり、 さらにストレージ要件が小さくなります。 多くの点で、サービス・プログラムは、 サブルーチン・ライブラリーまたはプロシージャー・ライブラリーと類似しています。

インターフェースを変更しないようにするか、または上位互換でのみ変更するようにする限り、 サービス・プログラムは、 そのサービス・プログラムを使用する他のプログラム・オブジェクトまたはサービス・プログラムを作成し直すことなく、 更新することができます。 変更を、サービス・プログラムによって提供されている既存のサポートと互換性のあるものにするかどうかは、プログラマーが制御することです。 サービス・プログラムに互換性のある変更を行うには、 新しいプロシージャー名またはデータ名の追加はエクスポート・リストの最後にしなければならず、 またシグニチャーは同じに保たなければなりません。