ILE COBOL 解説書
コンパイラーが混合関数を固定小数点演算として処理すると、
結果は、整数または小数部付きの固定小数点になります
(いずれかの引数が浮動小数点である場合、
関数は浮動小数点関数となり、浮動小数点の規則に従います)。 MAX、MIN、
RANGE、REM、および SUM に関しては、outer-dmax は常に inner-dmax
と等しくなります。 これらの関数に戻される結果の精度を判別するためには、
関数結果を計算するために使用されるアルゴリズムの各ステップにおいて、固定小数点演算に関する規則を適用してください。
- 関数結果に最初の引数を割り当てます。
- 残りのそれぞれの引数について、次のことを行います。
- 関数結果の代数値を引数と比較します。
- 2 つのうち大きい方を関数結果に割り当てます。
- 関数結果に最初の引数を割り当てます。
- 残りのそれぞれの引数について、次のことを行います。
- 関数結果の代数値を引数と比較します。
- 2 つのうちの小さい方を関数結果に割り当てます。
- MAX のステップを使用して、最大引数を選択します。
- MIN のステップを使用して、最小引数を選択します。
- 最大引数から最小引数を減算します。
- 差を関数結果に割り当てます。
- 引数-1 を引数-2 で除算します。
- ステップ 1 の結果からすべての非整数桁を除去します。
- ステップ 2 の結果に引数-2 を乗算します。
- 引数-1 からステップ 3 の結果を減算します。
- 差を関数結果に割り当てます。
- 関数結果に値 0 を割り当てます。
- それぞれの引数について、次のことを行います。
- 関数結果に引数を加算します。
- 関数結果に合計を割り当てます。
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