上記の COMPUTE の例で、等号の右辺はどれも演算式を表しています。 演算式を構成するのは、単一の数字リテラル、単一の数値データ項目、または単一の組み込み関数の参照です。 また、それらの項目のいくつかを算術演算子で結合したもので構成されることもあります。 このような演算子は、階層順に評価されます。
演算子 | 意味 | 評価順序 |
---|---|---|
単項 + または - | 代数符号 | 最初 |
** | 累乗 | 2 番目 |
/ または * | 除算または乗算 | 3 番目 |
2 項 + または - | 加算または減算 | 最後 |
同じレベルの演算子は、左から右へ評価されますが、演算子に括弧を使用すれば評価順序を変更できます。 括弧内の式は、個々の演算子に先だって評価されます。 必要かどうかを別としても、括弧があるとプログラムが読みやすくなります。
演算式は、COMPUTE ステートメント以外でも、数字データ項目を指定できる他の場所でも使用できます。 たとえば、演算式を比較条件での被比較項目として使用できます。
IF (A + B) > (C - D + 5) THEN...
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