データ域の作成

データ域は、システムで実行中のジョブによるアクセスに備えてデータを保持するために使用されるサーバー・オブジェクトのタイプです。 データ域は、プロシージャーまたはファイルの存在とは無関係に、限られたサイズの情報を保管する必要がある場合にいつでも使用することができます。 たとえば、1 つのデータ域を使用してジョブ内で情報を渡すための領域 (おそらくは各ジョブの QTEMP ライブラリー内) を用意したり、あるいは税率または配布リストなど、いくつかのジョブで使用するための定数フィールドを用意することができます。

リモート・システム・エクスプローラーでは、PDM の CRTDTAARA コマンドと同様に、iSeries サーバー上のライブラリーにデータ域を作成できます。

データ域を作成するには、以下のようにします。

  1. 「リモート・システム」ビューで、接続を展開し、「iSeries オブジェクト」>「ライブラリー・リスト」を展開します。
  2. データ待ち行列を作成したいライブラリーを右クリックして、「新規」>「データ域」を選択します。
  3. 作成したいデータ域の名前を入力するか、あるいは「ブラウズ」をクリックして特定のライブラリーからデータ域を選択します。 既存のデータ域を参照する選択をした場合には、それが「データ域」フィールドに表示された後に名前変更する必要があります。
  4. 作成したいデータ域のタイプを選択します。
  5. (オプショナル) 説明を「テキスト」フィールドに追加します。
  6. (オプショナル) 「次へ」をクリックし、権限、長さ情報、または初期値など、データ待ち行列の拡張オプションを定義します。
  7. 「完了」をクリックします。
これで、選択したライブラリーの下に新規データ域が表示されます。
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