以下のいずれかまたはすべての方法によってコンパイラー・リストをカスタマイズする ことができます。
ページ見出し情報にはプロダクト情報行および /TITLE 指示によって指定され たタイトルが含まれます。プロダクト情報行には ILE RPG コンパイラーとライブラリー著作権表示、 ソースのメンバー、およびライブラリー、モジュールが作成された 日時、それにリストのページ数が入っています。
/TITLE コンパイラー指示の使用によってコンパイラー・リストの見出し情報を 指定することができます。この指示により、コンパイラー・リストの各ページの最上部に表示されるテキス トを指定することができます。この通知は通常のページ見出し情報に先行して出てきます。指示がソース・メンバーの最初のレコードである場合には、この情報もプロローグ・ セクションに表示されます。
また、ページ見出しやその他の情報ボックスで使用される日付区切り記号、 日付の形式、および時刻区切り文字をリスト全体について変更することができます。通常、コンパイラーがジョブ属性を見て、これらを決定します。これらのどれかを変更するには、ジョブ変更 (CHGJOB) コマンドを使用してく ださい。 このコマンドの入力後、以下のことが可能です。
リスト出力のどこに現れても、日付または時刻フィールドにはこれらの値が 使用されます。
リスト出力の各セクションは通常、改ページで開始します。すなわち、 ソース・メンバーに /TITLE 指示が入っていなければリスト出力の各ページは プロダクト情報で始まります。 この場合、プロダクト情報は 2 行目に表示され、タイトルは最初の行に表示さ れます。
/EJECT および /SPACE コンパイル指示を使用することによって、コンパイラー・リストのスペーシングおよび ページ編集を制御することができます。/EJECT 指示はページ替えを 行います。/SPACE 指示はリスト出力内の行スペーシングを 制御します。これらの指示の詳しい情報については、「WebSphere Development Studio: ILE RPG 言語解説書」を 参照してください。
ソースの仕様に構造化命令が含まれている場合には (DO-END または IF-ELSE-END など)、 ソース・リストで字下げされたものが必要なことがあります。INDENT パラメーターによって、字下げの表示をするかどうかを指定し、字下げの 印付けをする文字を指定することができます。 字下げをしたくない場合には、INDENT(*NONE) を指定してください。 これがデフォルト値です。 字下げをしたい場合には、字下げに印付けをするために最大 2 桁を指定してく ださい。
例えば、構造化命令を字下げして縦線 (|) とそれに続くスペースで印付け したいことを指示するには、INDENT('| ') と指定しま す。
字下げを要求する場合には、情報ソース・リストに現れる通知のいくつかが 字下げを認めるために除去されます。次の欄はリスト出力に表示されません。
字下げを指定し、さらにリスト・デバッグ・ビューも指定した場合には、 デバッグ・ビューには字下げは現れません。
図 33 は、字下げして作成されたソース・リストの一部を示したものです。字下げの印は '| ' です。
行 <--------------------------ソースの仕様 ---------------------------------------------------><------ 注記 -----> SRC SEQ 番号 ....1....+....2....+<-------- 26 - 35 -------->....4....+....5....+....6....+....7....+....8....+....9....+...10 ID 番号 33 C******************************************************************** 002000 34 C* メインライン * 002100 35 C******************************************************************** 002200 36 C WRITE FOOT1 002300 37 C WRITE HEAD 002400 38 C EXFMT PROMPT 002500 39 C* 002600 40 C DOW NOT *IN03 002700 41 C CSTKEY | SETLL CMLREC2 ----20 002800 42 C | IF *IN20 002900 43 C | | MOVE '1' *IN61 003000 44 C | ELSE 003100 45 C | | EXSR SFLPRC 003200 46 C | END 003300 47 C | IF NOT *IN03 003400 48 C | | IF *IN04 003500 49 C | | | IF *IN61 003600 50 C | | | | WRITE FOOT1 003700 51 C | | | | WRITE HEAD 003800 52 C | | | ENDIF 003900 53 C | | | EXFMT PROMPT 004000 54 C | | ENDIF 004100 55 C | ENDIF 004200 56 C ENDDO 004300 57 C* 004500 58 C SETON LR---- 004600
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