i5/OS システムでは、ジョブの実行中に使用するファイルをロック状態 (排他読み取り可能、更新共用、更新不可共用、または読み取り共用) に置くことができます。ジョブ内のプログラムは、ファイルのロック状態による影響を 受けません。 ファイルのロック状態は、別のジョブのプログラムがファイルを同時に使用し ようとした時にのみ適用されます。 ファイルのロック状態は、CL コマンド ALCOBJ (オブジェクト割り振り) によっ て割り振ることができます。 リソースの割り振りとロック状態についての詳細は、Web サイト http://www.ibm.com/eserver/iseries/infocenter で iSeries Information Center の中の 『データベース』カテゴリーの『DB2 Universal Database for AS/400(R)』の節を参照してください。
i5/OS システムではデータベース・ファイルのオープン時に、次のロック状態がデータベースに設定されます。
ファイル・タイプ | ロック状態 |
---|---|
入力 | 読み取り共用 |
更新 | 更新用共用 |
追加 | 更新用共用 |
出力 | 更新用共用 |
読み取り共用ロック状態では、別のユーザーが読み取り共用、更新共用、更新不可 共用、または排他読み取り可能の各ロック状態でファイルをオープンすることは できますが、そのユーザーはファイルの排他使用を指定することはできません 。 更新共用ロック状態は、別のユーザーは読み取り共用または更新共用ロック状態 でこのファイルをオープンすることができます。
RPG プログラムは装置ファイルを排他読み取り許可ロック状態に置きます。 別のユーザーはこのファイルを読み取り共用ロック状態でオープンすることが できます。
オブジェクト割り振りコマンドを使用すると、RPG プログラムによって設定され たロック状態を変更することができます。
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