呼び出しスタックとは、呼び出しスタック項目のリストであり、後入れ 先出し (LIFO) 順序に従います。 呼び出しスタック項目は、プログラムまたはプロシージャーの呼び出し です。 1 つのジョブにつき 1 つの呼び出しスタックがあります。
ILE プログラムが呼び出されると、最初にプログラム入力プロシージャーが呼び出しスタックに追加されます。するとシステムは自動的にプロシージャー呼び出しを実行し、関連したユー ザーのプロシージャー (メイン・プロシージャー) が追加されます。 プロシージャーが呼び出される時に、ユーザーのプロシージャー (メイン・プロシージャーまたはサブプロシージャー) だけが追加されます。すなわちプログラム入力プロシージャーのオーバーヘッドはありません。
図 59 は、ILE プログラムを呼び出す OPM プログラムから構成されるアプリケーションの呼び出しスタックを示します。ILE プログラムの RPG メイン・プロシージャーは RPG サブプロシージャーを 呼び出し、次に C プロシージャーを呼び出します。本書の図では、最新項目がスタックの下部にあるということ に注意してください。
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