次の例は、ALPHABET 文節のいくつかの使用法を示したものです。
PROGRAM COLLATING SEQUENCE IS USER-SEQUENCE の場合に、USER-SEQUENCE IS "D"、"E"、"F" と英字名文節を指定し、2 つのデータ部を次のように定義するとします。
77 ITEM-1 PIC X(3) VALUE "ABC". 77 ITEM-2 PIC X(3) VALUE "DEF".
上記の場合、次の比較は真になります。
IF ITEM-1 > ITEM-2
文字 D、E、および F はこの照合順序の順序位置の 1、2、および 3 です。 文字 A、B、および C はこの照合順序の順序位置の 197、198、および 199 です。
英字名文節が USER-SEQUENCE IS 1 THRU 247、251 THRU 256、"7"、ALSO "8"、ALSO "9" の場合に、256 個の EBCDIC 文字がすべて指定されていて、 そして 2 つのデータ部を次のように定義するとします。
77 ITEM-1 PIC X(3) VALUE HIGH-VALUE. 77 ITEM-2 PIC X(3) VALUE "789".
上記の場合、次の比較は真になります。
IF ITEM-1 = ITEM-2 . . . IF ITEM-2 = HIGH-VALUE . . .
これらは、値 "7"、"8"、および "9" がすべてこの USER-SEQUENCE 照合順序で同じ位置 (HIGH-VALUE) を占めるので、真として比較します。
英字名文節を USER-SEQUENCE IS "E", "D", "F" と指定し、データ部のテーブルを次のように定義するとします。
05 TABLE A OCCURS 6 ASCENDING KEY IS KEY-A INDEXED BY INX-A. 10 FIELD-A ... 10 KEY-A ...
上記の場合に、KEY-A の各オカレンスの昇順の内容が A、B、C、D、E、G であると、 このテーブルの SEARCH ALL ステートメントの実行結果は、KEY-A の内容が昇順でないので無効になります。 正しい昇順は、E、D、A、B、C、G です。