+----------------------------------IBM 拡張----------------------------------+
RETURN-CODE 特殊レジスターは、 プログラムから呼び出し側 (呼び出し側プログラムまたはシステム) に戻りコード情報 (つまり、数値) を渡すために使用できます。
RETURN-CODE 特殊レジスターは、EXIT PROGRAM、GOBACK、または STOP RUN ステートメントを実行する前に設定できます。
RETURN-CODE には、次の暗黙定義があります。
01 RETURN-CODE GLOBAL PICTURE S9999 USAGE BINARY VALUE 0
この特殊レジスターは、PICTURE S9999 USAGE BINARY のデータ定義を持つデータ項目が許容される場所であれば、プログラム内のどこででも使用できます。 ネストされたプログラムの中で使用される際には、RETURN-CODE 特殊レジスターは、最外部のプログラム内で GLOBAL として暗黙に定義されます。 COBOL サブプログラムが終了すると、そのサブプログラムの RETURN-CODE 特殊レジスターの内容が、 呼び出し側プログラムの RETURN-CODE 特殊レジスターに転送されます。 主 COBOL プログラムが終了し、制御権がオペレーティング・システムに戻される際には、特殊レジスターの内容がユーザー戻りコードとしてオペレーティング・システムに戻されます。
プログラムの最初の呼び出しの場合、RETURN-CODE 特殊レジスターはゼロに初期設定されます。 これは、正常終了を表す正常な戻りコードです。 フィールドは、取り消されているかまたは INITIAL 属性を持つプログラムの後続の呼び出しの際にゼロにリセットされます。 それ以外の場合には、RETURN-CODE 特殊レジスターはリセットされず、 前の呼び出しの後に入った値のまま変更されません。
整数の引数が認められている関数内ではどこでも、RETURN-CODE 特殊レジスターを指定できます。
戻りコードの受け渡しの詳細は、「WebSphere Development Studio: ILE COBOL プログラマーの手引き」を参照してください。
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