コード化文字セット ID (CCSID) は、エンコード・スキーム ID、 文字セット ID、コード・ページ ID、および使用されるコード化図形文字を固有に識別する追加コード関連情報の特定のセットを識別する番号です。
$、@、および # を除くすべての有効な ILE COBOL 文字は、Syntactic/Invariant 文字セット 640 に含まれます。 このセットの文字のコード・ポイントは、 すべての 1 バイト文字 EBCDIC コード・ページのコード・ポイントと同じです。 ただし、コード・ページ 290 (ここでは、他のコード・ページで小文字の英字に使用されるコード・ポイントが、カタカナ文字に割り当てられます)、 および " (引用符) 文字として異なるコード・ポイントを使用する特定のコード・ページを除きます。
ILE COBOL コンパイラーは、コード・ページ 290 に基づくもの (たとえば、CCSID 290 または CCSID 930) を除いて、 すべての 1 バイト文字または混合バイト文字の EBCDIC CCSID で書かれたソース・コードを受け入れます。 ソース・コードがストリーム・ファイル中に保管されている場合は、 EBCDIC でない CCSID を持っている可能性があります。 その場合は、コンパイラーは、ストリーム・ファイルを ストリーム・ファイルの CCSID に関連した EBCDIC CCSID に変換してからソース・コードをコンパイルします。
CCSID はシステム全体で文字データの整合性を維持するために役立ちます。
Character Data Representation Architecture (CDRA) は、文字を表すのに使用されるコード・ポイントを識別するため、 およびその文字の意味を保持するのに必要なコードを変換するための CCSID 値を定義します。
拡張 ACCEPT および DISPLAY ステートメントは CCSID 変換をサポートしていません。
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