環境部 (ENVIRONMENT DIVISION)
OPM COBOL/400 では、DATA DIVISION と ENVIRONMENT DIVISION の順序が混合していてもあまり問題はありません。 OPM COBOL/400 では、文節、句、セクション、および部が適切な順序になっていないことが検出されると、重大度 10 および重大度 20 のメッセージが出ます。
ILE COBOL では、DATA DIVISION と ENVIRONMENT DIVISION との順序が混合していてはなりません。 ILE COBOL では、文節、句、セクション、および部が適切な順序になっていないことが検出されると、重大度 30 のメッセージが出ます。
FILE-CONTROL 項目または I-O-CONTROL 項目に重複した文節が存在していて、 使用できる文節が 1 つだけである場合、OPM COBOL/400 は最後に指定された文節を使用します。
同じ状況下で、ILE COBOL は最初に指定された文節を使用します。
OPM COBOL/400 コンパイラーでは、指定された属性に一貫性があれば、1 つのファイル名を参照する複数の SELECT 文節を使用できます。 エラー・メッセージが出されない場合もあります。 それ以外の場合、重大度 10 または重大度 20 のメッセージが出されます。 指定された属性に一貫性がない場合、重大度 30 のメッセージが出されます。
ILE COBOL コンパイラーでは、1 つのファイル名を参照する複数の SELECT 文節に対して、必ず重大度 30 のメッセージが出されます。
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