ILE COBOL でのエラー処理のレベルには 2 つあります。 まず、各優先順位で登録されている異常事態処理ルーチンに、条件を処理する機会が与えられます。 管理境界に達した時点で条件が未処理のままであれば、機能チェック条件が送られます。 各 ILE COBOL ILE プロシージャーには、ILE 異常事態処理ルーチンが機能チェック処理用に優先順位 205 で登録されています。 この機能チェック異常事態処理ルーチンは、次のバインド可能 API による処理が行われないと、COBOL 照会メッセージを出します。
COBOL エラー・ハンドラー検索 (QlnRtvCobolErrorHandler) API は、 この API の呼び出し側である活動化グループの現行の ILE COBOL エラー処理プロシージャーの名前を検索するためのものです。
COBOL エラー・ハンドラー設定 (QlnSetCobolErrorHandler) API は、 この API の呼び出し側である活動化グループの ILE COBOL エラー処理プロシージャーの ID を指定するためのものです。
上記の API は、ILE COBOL プログラム内の例外処理にのみ影響を与えます。 これらのすべての API の詳細については、Web サイト http://www.ibm.com/eserver/iseries/infocenter にある iSeries Information Center の「プログラミング」カテゴリーの中の 『CL および API』セクションの COBOL API に関するセクション を参照してください。
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