EXTFMT(コード)
EXTFMT キーワードは、コンパイル時および実行時前数値配列およびテーブルの外
部データ・タイプを指定するために使用されます。 外部データ・タイプは、ファイル中のレコードの中のデータの形式です。 この指定によって、プログラムの中で配列またはテーブルの内部処理に使用され
る形式 (内部形式) が影響を受けることはありません。
注:
EXTFMT に指定された値は、TOFILE と FROMFILE の両方のキーワードによっ
て指定された名前が異なっていても、それらのキーワードで識別されたファイル
に適用されます。
パラメーターに使用できる値は次のとおりです。
- B
- 配列またはテーブルのデータは 2 進数形式です。
- C
- 配列またはテーブルのデータは UCS-2 形式です。
- I
- 配列またはテーブルのデータは整数形式です。
- L
- 数値配列またはテーブル要素のデータには先行 (左側) のプラス符号または
マイナス符号があります。
- R
- 数値配列またはテーブル要素のデータには後書き (右側) のプラス符号また
はマイナス符号があります。
- P
- 配列またはテーブルのデータはパック 10 進数形式です。
- S
- 配列またはテーブルのデータはゾーン 10 進形式です。
- U
- 配列またはテーブルのデータは符号なし形式です。
- F
- 配列またはテーブルのデータは浮動数値形式です。
注:
- EXTFMT キーワードが指定されていない場合、外部形式のデフォルトの値として、
非浮動配列およびテーブルの場合は 'S' が使用され、浮動実行前配列
およびテーブルの場合は外部表示浮動表現が使用されます。
- コンパイル時配列およびテーブルの場合は、
データ・タイプが浮動でない限り、使用できる値は S、L、および R です。
データ・タイプが浮動の場合は、EXTFMT キーワードは使用できません。
- EXTFMT(I) または EXTFMT(U) を使用すると、1 から 5 桁
となるように定義された配列は、要素ごとに 2 バイトを
占めます。
6 から 10 桁となるように定義された配列は、要素ごとに 4 バイトを
占めます。11 から 20 桁となるように定義された配列は、要素ごとに 8 バイトを
占めます。
- UCS-2 配列のデフォルトの外部形式は文字です。
UCS-2 コンパイル時データに使用できる文字数は、UCS-2 配列内
の 2 バイト文字の数です。
データの中に図形データが組み込まれている場合に、そのデータの
中に 2 バイト・データとシフトアウト文字およびシフトイン文字がある
と、配列要素内に配置できる実際のデータ量は少なくなり、要素の残りの
部分にはブランクが埋め込まれます。
たとえば、4 文字の UCS-2 配列の場合、コンパイル時データ内
に指定できる 2 バイト文字は 1 つだけです。コンパイル時データ
が 'oXXi' (ただし 'XX' は UCS-2 文字の U'yyyy' に変換されます) の
場合、UCS-2 要素には、値 U'yyyy002000200020' が入ります。
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