報告書簡易作成機能ソース・メンバーの変換

報告書簡易作成機能ソース・メンバー (タイプ RPT または RPT38) が RPG III または OPM RPG/400(R) ソース・プログラムで検出された場合には、変換援助プログラムが CRTRPTPGM コマンドを呼び出してこれらのソース・メンバーを展開し、それを変換します。(これは、報告書簡易作成機能が ILE RPG によってサポートされないためです。)

報告書簡易作成プログラムは、変換援助プログラムによって呼び出されるたび に、スプール・ファイルを作成します。 これらのエラーは変換報告書に含まれないので、報告書簡易作成機能の展開で エラーが起こったかどうかを調べるために、このファイルを検査したい場合が あります。

特に、/COPY メンバーが見付からなかったことを示すエラー・メッセージにつ いて、報告書簡易作成機能スプール・ファイル を検査したい場合があります。 変換援助プログラムは、これらのファイルが抜けているかどうかは認識できませ ん。 しかし、これらのファイルがない場合には、ソースを正常に変換することができ ないことがあります。

注:
変換するメンバーのソース・メンバー・タイプが RPT でも RPT38 でもないが 、そのメンバーが報告書簡易作成ソース・メンバーである 場合には、 変換前にそのメンバーに適切なソース・メンバー・タイプ (RPT または RPT38) を割 り当ててください。そうしないと、変換エラーが起こることがあります。

報告書簡易作成機能は、/COPY メンバー内のコンパイル時データをサポートします。RPG IV はこれをサポートしません。いくつかのプログラムが使用できるように、/COPY メンバー内にコンパイル時データを保持している場合は、このコンパイル時データをユーザー・スペースに移してユーザー・スペース API を介してアクセスすることを検討してください。