マルチスレッド化環境での制御転送

マルチスレッド化環境の ILE COBOL プログラムを作成する場合、 以下の制御転送における問題に注意してください。

CALL および CANCEL
単一スレッド化環境においては、呼び出されたプログラムは、それが実行単位内で最初に呼び出され、 しかも、呼び出されたプログラムの CANCEL の後に最初に呼び出される、初期状態にあります。
EXIT PROGRAM
EXIT PROGRAM は、すべての場合にスレッドを終了することなしに、プログラムの呼び出し側に戻ります。 メイン・プログラムからの EXIT PROGRAM は、コメントとして処理されます。
GOBACK
メイン・プログラムからの GOBACK が呼び出し側に戻ることを除いては、EXIT PROGRAM と同じです。 実行単位内で呼び出された ILE COBOL プログラムすべてが GOBACK または EXIT PROGRAM 経由でそれぞれの呼び出し側に戻った場合、 この判別をすることができます。