このフィールドは、プログラム・オブジェクトに対して特定権限がないか、権限リストにないか
、またはそのグループがプログラム・オブジェクトに対して特定権限のないユーザーに与えられる
権限を指定します。プログラム・オブジェクトが作成された後でも、GRTOBJAUT
(オブジェクト権限 認可) または RVKOBJAUT (オブジェクト権限取り消し)
コマンドによって、すべてのユーザーの権限
または特定のユーザーの権限を変更できます。このボックスの値は、CRTCBLPGM、CRTCBLMOD、およ
び CRTBNDCBL コマンドの AUT パラメーターの値と同じです。
権限リストを指定するには、名前 (最大 10 桁の SBCS 文字)
を入力するか、あるいは下矢印をクリックして、次の有効な選択項目の 1
つを選択してください。
- *CMDDFT
- ホストへ何のパラメーターも渡されない場合にホスト定義のデフォルトが
使用されます。
- *LIBCRTAUT
- 宛先ライブラリー
(作成されるプログラム・オブジェクトが入れられるライブラリー) の CRTAUT
キーワードからオブジェクトの共通認可が取られます。この値はプログラム・オブジェクト
が作成される時点で決定されます。プログラム・オブジェクトが作成された後でライブラリーの
CRTAUT
の値が変更された場合でも、既存のオブジェクトは新しい値の影響を受けません。
- *ALL
- 所有者にのみ限定されている操作、または権限リスト管理権限によって管理されている操作以
外の、プログラム・オブジェクトに対するすべての操作の権限を提供します。ユーザーは、プログ
ラム・オブジェクトの存在にかかわる管理的な操作、プログラム・オブジェクトのセキュリティーの指定
、変更、その基本機能の実行ができますが、所有権の移動はできません。
- *CHANGE
- 所有者にのみ限定されている操作、またはオブジェクト権とオブジェクト管理権限
によって管理されている操作以外の、プログラム・オブジェクトに対するすべての操作
を実行する権限と、すべてのデータ権限を提供します。ユーザーは、オブジェクトの
変更および、プログラム・オブジェクトの実行やデバッグなどその基本機能を実行できます。
- *USE
- オブジェクトの操作権限および読み取り権限を提供します。つまり、プログラムの実行など、プログラム
・オブジェクトに対する基本操作の権限です。ユーザーはオブジェクトを変更することができません。
- *EXCLUDE
- ユーザーはプログラム・オブジェクトにアクセスできません。
- 権限リスト名
- プログラムに追加されるユーザーと権限の、権限リストの名前 (SBCS 文字のみ)
を入力してく
ださい。プログラム・オブジェクトはこの権限リストによって保護され、プログラム・オブジェク
トの共通権限は *AUTL に設定されます。権限リストは、COBOL
コンパイル・コマンドが出された時 点でシステムに存在しなければなりません。
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