VALUE 文節 - 形式 1 - リテラル値 >>-VALUE--+----+--リテラル------------------------------------->< '-IS-'
形式 1 は、データ項目の初期値を指定します。 初期設定は、BLANK WHEN ZERO または JUSTIFIED 文節の指定とは無関係に行われます。
OCCURS 文節を含むか、あるいはそれに従属するデータ記述記入項目に指定された形式 1 の VALUE 文節は、それに関連するデータ項目の各オカレンスに、指定された値を割り当てます。 OCCURS 文節の DEPENDING ON 句を含むすべての構造は、VALUE の初期設定のための最大数のオカレンスを含むものと見なされます。
EXTERNAL 文節または REDEFINES 文節を含む記入項目が入っているか、またはそれに従属するデータ記述記入項目に、VALUE 文節を指定してはなりません。 この規則は、条件名記入項目には適用されません。
VALUE 文節をグループ・レベルで指定する場合、リテラルは NULL または複数の NULLS 以外の非数字リテラルまたは表意定数でなければなりません。 そのグループ内の従属記入項目は考慮されずに、グループ域が初期設定されます。 また、このグループ内の従属記入項目に対して VALUE 文節を指定してはなりません。
グループ記入項目の場合、その記入項目に USAGE (USAGE DISPLAY を除く) 文節も含まれていれば VALUE 文節を指定してはなりません。
VALUE 文節は、データ記述記入項目の中にある他の文節や、この記入項目の階層のデータ記述の中にある他の文節と矛盾するものであってはなりません。
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COMPUTATIONAL-1 または COMPUTATIONAL-2 (内部の浮動小数点) 項目と関連付けられている任意の VALUE 文節では、浮動小数点リテラルを指定しなければなりません。 条件名 VALUE 句も、浮動小数点リテラルを指定しなければなりません。 さらに、表意定数 ZERO と、ゼロ・リテラルの整数および 10 進小数点形式は、浮動小数点 VALUE 文節または条件名 VALUE 句に指定できます。
浮動小数点リテラル値の詳細については 浮動小数点リテラルを参照してください。
VALUE 文節は、外部浮動小数点項目に対して指定することができません。
DBCS 項目に関連付けられている VALUE 文節には、DBCS リテラルまたは表意定数 SPACE または SPACES が含まれていなければなりません。
国別項目に関連付けられている VALUE 文節には、国別 16 進リテラルまたは表意定数 SPACE または SPACES が含まれていなければなりません。
VALUE 文節は、タイプ名のデータ記述記入項目内に指定できます。 このような VALUE 文節は、 このようなタイプ名を参照する TYPE 文節を使用して定義した任意の (タイプ名ではない) データ名を初期設定するために使用されます。 TYPE 文節のサブジェクトのデータ記述内に VALUE 文節を指定すると、 この記入項目に関しては、関連付けられているタイプ名の記述内に指定されている VALUE 文節はすべて無視されます。
先のデータ項目に DEPENDING ON 句を伴う OCCURS 文節が含まれている場合、データ項目は VALUE 句を含むことができません。 位置が固定でない項目は VALUE 文節を含むことができません。
日付、時刻、またはタイム・スタンプの項目に関連付けられている VALUE 文節は、非数値リテラルでなければなりません。 このリテラルは位置合わせ規則に従って位置合わせされます。 変換指定子または LOCALE の定義に合わせるためにリテラルのフォーマット設定が行われることはありません。 ただし、当該の項目の USAGE に PACKED-DECIMAL が指定されている場合は例外であり、非数字リテラルはパック 10 進数に変換されます。
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関連情報
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項目がブールの場合、VALUE 文節はブール・リテラルでなければなりません。
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