ILE COBOL 解説書
+----------------------------------IBM 拡張----------------------------------+
LOCALE 句を PICTURE
文節に指定すると、編集はロケールの指定に従って行われます。次の規則が適用されます。
- BLANK WHEN ZERO 文節はロケール編集よりも高い優先順位を持つ。
- 簡略名-1 が指定されている場合は、項目の編集および編集解除には
SPECIAL-NAMES 段落内の簡略名-1 に関連付けられているロケールが使用される。
これ以外の場合は現行ロケールが使用されます。
- 注:
- 編集ステージと編集解除ステージとでロケールを切り替えると、予測不能な結果を生じる可能性があります。
項目の編集に使用されるロケールと項目の編集解除に使用されるロケールが同一であることを必ず確認する必要があります。
- 通貨記号 (cs)
がピクチャー・ストリングに指定されている場合は、その通貨記号の位置、長さ、および文字ストリングはロケールから判別される。
- 小数点、3
桁ごとの分離文字、およびグループ化の方法はロケールから判別される。
- 小数点の位置合わせおよびゼロへの置き換えは 位置合わせの規則で説明されている規則に従って行われる。
- PICTURE 文字ストリングに +
が指定されている場合は、正数および負数の表示方法はロケールから判別される。
- 送信データは小数点の位置に合わせられ、(必要ならば)
受信データ項目の先頭または末尾の受信文字位置のいずれかにおいて切り捨てあるいはゼロの埋め込みが行われる。
このデータに対しては右寄せも行われます。
その際、ロケールの指定に従ってグループ化および分離文字の設定が行われます。
先行ゼロはブランクに置き換えられます。
フォーマット設定後、PICTURE 文字ストリングに指定した桁数が受け入れ
側の項目に合わず、送る側の項目に余分な桁が存在する場合は、左側の桁が
切り捨てられ、オペレーティング・システムのエスケープ・メッセージが発行
されます。
+------------------------------End of IBM 拡張-------------------------------+
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