アクセス可能なデータ項目には通常、保管されたデータの一定の表示が必要です。 ファイル・コネクターには通常、保管されたファイルについての情報が必要です。 データ項目またはファイル・コネクターに関連したストレージは、オブジェクトを宣言したプログラムの外部または内部に取ることができます。
オブジェクトに関連したストレージが、実行単位内の特定プログラムではなく実行単位に関連している場合、データ項目またはファイル・コネクターは外部オブジェクトです。 外部オブジェクトは、オブジェクトを記述する実行単位内のプログラムによって参照されることがあります。 同一の名前を持つオブジェクトの個々の記述を使って、異なるプログラムから外部オブジェクトを参照するとき、それらのオブジェクトは常に同一になります。 実行単位には、ただ 1 つの外部オブジェクトの表示だけがあります。
オブジェクトに関連したストレージがオブジェクトを記述するプログラムにだけ関連する場合は、内部オブジェクトです。
外部および内部オブジェクトはグローバル名かローカル名のいずれかを持つことができます。
EXTERNAL 文節がそのデータ記述記入項目に存在することによって、作業用ストレージ・セクションに記述されたデータ・レコードには外部属性が与えられます。 さらにデータ記述記入項目 (外部レコードを記述している記入項目に従属する) で記述したデータ項目には、外部属性が与えられます。 レコードまたはデータ項目に外部属性がない場合、それは記述したプログラムの内部データの一部です。
関連ファイル記述記入項目に EXTERNAL 文節がある場合は、ファイル・コネクターに外部属性が与えられます。 ファイル・コネクターに外部属性がない場合、ファイル・コネクターは関連ファイル名を記述したプログラムに対して内部です。 ソート・マージ・ファイルに対して EXTERNAL 文節を指定することはできません。
EXTERNAL 文節を含んでいないファイル記述記入項目に従属するように記述されたデータ・レコードや、ソート・マージ・ファイル記述記入項目に従属するように記述されたデータ・レコードは、 そのようなデータ・レコードに対するデータ記述記入項目に従属するように記述されたあらゆるデータ項目同様に、ファイル名を記述するプログラムに対して常に内部です。 EXTERNAL 文節がファイル記述記入項目にある場合、データ・レコードおよびデータ項目には、外部属性が与えられます。
プログラムのリンケージ・セクションに記述されたデータ・レコードや従属データ項目は、そのデータを記述するプログラムに対して常に内部と見なされます。 特別な考慮事項がリンケージ・セクションに記述したデータに適用され、記述されたデータ・レコードと別のプログラムにアクセス可能な他のデータとを関連させます。