ILE COBOL 解説書

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ADDRESS OF

ADDRESS OF は、データ項目の計算アドレスを参照します。 そのデータ項目は、修正済みまた添え字付き参照にすることができます。 タイプ名またはタイプ名の従属項目ではなく、そのレベル番号 が 66 または 88 ではない任意のデータ部項目に対して ADDRESS OF を使用できます。 そのようなアドレスを参照することはできますが、変更することはできません。

ADDRESS OF 項目は、USAGE IS POINTER として暗黙定義されています。

ADDRESS OF 特殊レジスター

ADDRESS OF 特殊レジスターは、データ構造の開始アドレスであり、すべての計算アドレスはそのアドレスから決定されます。

互いに再定義するレコードを除いて、リンケージ・セクション内のレコード (レベル番号 01 または 77) ごとにアドレスが存在します。 再定義する場合、この特殊レジスターも同様に再定義されます。

特殊レジスターは、暗黙に USAGE IS POINTER として定義されますが、これは変更できます。

参照で ADDRESS OF ID を変更した場合、特殊レジスターはもはやデータ構造の開始アドレスではなくなります。 計算アドレスになります。

ユーザーは、ADDRESS OF または ADDRESS OF 特殊レジスターを、LENGTH 関数への引数として指定できます。 ADDRESS OF または ADDRESS OF 特殊レジスターを LENGTH 関数への引数として使用した場合、その結果は常に 16 となり、ADDRESS OF に指定された ID に依存しません。

関数 ID は、ADDRESS OF または ADDRESS OF 特殊レジスターのどちらにおいても使用できません。

日時データ項目は ADDRESS OF または ADDRESS OF 特殊レジスターを使用する式の中で使用できます。

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