データベース・ファイルを使用することにより、情報をシステムに永続的に保管できます。 データベース・ファイルは、メンバーと呼ばれるレコードのグループに分けられます。 データベース・ファイルは、物理ファイルと論理ファイルの 2 つのタイプに分かれます。
物理ファイルは、他のシステムのディスク・ファイルと同様に、データ・レコードを含むファイルです。
論理ファイルは、1 つまたは複数の物理ファイルのデータにアクセスするために使用するデータベース・ファイルです。
このデータの形式および編成は、物理ファイル内のデータのものとは異なっています。 各論理ファイルは、物理ファイル内のデータに別のアクセス・パス (索引) を定義でき、物理ファイルに定義されているフィールドを除外して、その番号を付け直すことができます。
分散ファイルを使用すると、単一データベースの外観および機能を保ったまま、1 つのデータベース・ファイルを複数の iSeries システム上に分散させることができます。 データベース要求を分割して複数のシステムで処理することにより、大規模な照会の処理効率を向上させることが可能です。 分散ファイルは、多くの点で DATABASE ファイルと同様の振る舞いをします。 ただし、ファイルは複数システムにまたがって分散されているため、その到着順序や相対番号を信頼することはできず、 リモート・システムがアクセスされるたびにシステム間でデータを渡すためのデータ・リンクが必要となり、その分だけ時間がかかります。
分散ファイルへのアクセスの詳細については、「WebSphere Development Studio: ILE COBOL プログラマーの手引き」を参照してください。