資源再利用コマンド

資源再利用 (RCLRSC) コマンドは、もはや活動状態ではないプログラムの資源を解放するように設計されています。 プログラムの作成方法によって、このコマンドは異なる処理を行います。 プログラムが OPM プログラムであるか、あるいは DFTACTGRP(*YES) で 作成されている場合には、RCLRSC コマンドはオープンされているファイルを クローズし、静的記憶域を解放します。

*CALLER で作成されたため OPM デフォルトの活動化グループ内で活動化された ILE プログラム、またはサービス・プログラムの場合、RCLRSC コマンドが出されるとファイルはクローズされます。 プログラムの場合、記憶域は再初期化されますが、解放はされません。 サービス・プログラムの場合は、記憶域が再初期化されることも解放されることもありません。

注:
これは、デフォルトの活動化グループで実行しファイルをオープンにした まま (LR をオフにして戻る) のサービス・プログラムがあり、そのサービス・プログラムを 再度呼び出した時に RCLRSC を出すと、そのファイルはまだオープンした状態となり、 何か入出力命令を出すとエラーが起こるという意味です。

名前の付いた活動化グループと関連を持つ ILE プログラムの場合、RCLRSC コマンドは影響力を持ちません。 名前の付いた活動化グループの資源を解放するためには、RCLACTGRP コマンドを使用しなければなりません。

RCLRSC コマンドについての詳細は、Web サイト http://www.ibm.com/eserver/iseries/infocenteriSeries Information Center の 中の『プログラミング』カテゴリーの『CL および API』の 節を参照してください。RCLRSC と活動化グループについて詳しくは、「ILE 概念」を参照してください。