L0 記入項目は、演算が必ず合計演算時間中に実行されるということを示す ために 7 から 8 桁目で使用されます。
標識 L1 から L9 が 7 から 8 桁目に指定されている場合、演算は、 指定されている標識がオンになっている場合のみ、 合計演算時間で処理されます。L1 から L9 が制御の切れ目によってオンに設定されている場合、 すべてのより低いレベル標識もオンに設定されます。7 から 8 桁目がブランクであれば、演算は明細時に実行されるか、サブルーチン 内のステートメントであるか、または宣言ステートメントであるか、または継続行です。
次の命令 PLIST、PARM、KLIST、KFLD、TAG、DEFINE、および ELSE は、7 から 8 桁目がブランクの状態で、 合計演算内で指定できます。(9 から 11 桁目の条件付け標識は、これらの命令では許可されていません。) また、TAG および ELSE を除くすべての事前命令は、1 つのサブルーチンの ENDSR 命令および次のサブルーチンの BEGSR 命令の間、または最後のサブルーチンの ENDSR 命令の後を含む、演算内のどの場所でも指定できます。
LR 標識が 7 から 8 桁目に指定されている場合は、演算は最後の合計演算時間中に実行されます。 LR 標識は、サブプロシージャーでは指定できないことに注意してください。
プログラムに 1 次ファイルが存在し、2 次ファイルが存在しない場合は、LR 標識は、 最後の入力レコードが読み込まれ、レコードに対して指定されている演算が実行され、 最後のレコード読み込みの明細出力が完了した後に設定されます。
複数の入力ファイル (1 次および 2 次) が存在している場合、プログラマーは、 ファイル記述仕様書の 19 桁目に E を入力することによって、どのファイルのファイルの終わりを検査するかを決定します。 ファイルの終わりが指定されているすべてのファイルの読み込み完了時、 これらのファイルの最後のレコードに対する明細出力完了時、およびすべての一致する 2 次レコードの処理後に、LR はオンに設定されます。
最後の入力レコードが読み込まれた後に LR 標識がオンに設定されている場合は、 プログラムに対して定義されているすべての制御標識 L1 から L9 もオンに設定されます。
オプションで、7 から 8 桁目の SR 記入項目は、文書補助としてサブルーチン内の命令に対して使用できます。 サブルーチン行は、合計演算仕様書の後に表示する必要があります。 命令コード BEGSR および ENDSR は、サブルーチンの区切り文字として機能します。
7 から 8 行目には、AN または OR を入力して、演算の追加の標識 (9 から 11 桁目) を定義できます。
1 つの AND/OR 行または AND/OR 行のグループの直前行の 7 から 8 桁目の記入項目は、いつ演算が処理されるのかを決定します。 グループの最初の行の 7 から 8 桁目の記入項目は、そのグループのすべての AND/OR 行に適用されます。 制御レベル標識 (L1 から L9、L0、または LR) は、合計演算用に入力され、SR またはブランクはサブルーチン用、およびブランクは明細演算用です。
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