マージ操作は、2 つ以上のソート済みのファイルを比較して、それらのファイルを順序を保って結合します。
マージ操作の後に使用される出力プロシージャーにアクセスすることにより、MERGE...OUTPUT PROCEDURE ステートメントを使用して出力レコードを変更できます。
SORT ステートメントの場合と異なり、MERGE ステートメントでは入力プロシージャーは指定できません。 MERGE...USING ステートメントを使用しなければなりません。
マージ操作の前に入力ファイルを順番に並べる必要はありません。 マージ操作が、それらのファイルを順番に並べて結合し、順序よく並んだ 1 つのファイルにします。
手続き部 (PROCEDURE DIVISION) に MERGE ステートメントがあると、マージ処理が開始されます。 このマージ操作は入力ファイルのレコードのキーを比較し、 出力プロシージャーの RETURN ステートメントまたは GIVING 句に名前を指定されているファイルに、 順序よくレコードを一度に 1 つずつ渡します。
マージ済みレコードを処理したい場合には、出力プロシージャーの中で RETURN ステートメントを使用することによって、ILE COBOL プログラムで一度に 1 つずつ処理できます。 マージ済みレコードの変更や処理を行わない場合には、MERGE ステートメントの GIVING 句を使用することにより、 マージ済みレコードの書き込み先としてマージ出力ファイルの名前を指定できます。
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