ILE COBOL 解説書

+----------------------------------IBM 拡張----------------------------------+

形式 5 - ポインター・データ項目

形式 5 の SET ステートメントが実行されると、受け入れフィールド の現行値が送り出しフィールドに含まれるアドレス値によって置き換えら れます。

SET ステートメント - 形式 5
 
        .----------------------.
        V                      |
>>-SET----+-ID-4-------------+-+--TO--+-ID-6-------------+-----><
          '-ADDRESS OF--ID-5-'        +-ADDRESS OF--ID-7-+
                                      +-NULL-------------+
                                      '-NULLS------------'
 
 
ID-4
受け入れフィールド。

これは、USAGE IS POINTER として記述されていなければなりません。

ADDRESS OF ID-5
受け入れフィールド。

これは ADDRESS OF 特殊レジスターです。

リンケージ・セクションで定義されたレベル 01 またはレベル 77 の項目でなければなりません。 TO 句で指定されたオペランドの値に設定されます。 添え字付けまたは参照変更することはできません。

ID-6
送り出しフィールド。

これは、USAGE IS POINTER として記述されていなければなりません。

プログラム自体の作業用ストレージ・セクション、ローカル・ストレージ・セクションまたはファイル・セクション内のアドレスが入っていてはなりません。

ADDRESS OF ID-7
送り出しフィールド。

データ部のセクションのレベル 66 または 88 以外の項目でなければなりません。

ADDRESS OF ID-7 には、ID の内容ではなく、そのアドレスが入ります。 ID-7 は、添え字付けまたは参照変更 (あるいはその両方) が可能です。

NULL、NULLS
送り出しフィールド。

受け入れフィールドを、無効なアドレスの値を含むように設定します。

+------------------------------End of IBM 拡張-------------------------------+


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