V5R3 での変更点

V5R3 で ILE RPG に対して加えられた機能拡張について、以下に記載します。

表 3. V5R2 以降に変更された言語要素
言語単位 要素 説明
制御仕様書キーワード
CCSID(*GRAPH:パラメーター|
*UCS2:数値|
*CHAR:*JOBRUN)
最初のパラメーターとして *CHAR を、2 番目のパラメーターとして *JOBRUN を使用して、 実行時に文字データをどのように扱うのかを制御できるようになりました。
組み込み関数 %DEC(expression {format}) タイプ Date、Time または Timestamp のパラメーターを使用できるようになりました。
%TRIM(式:式) トリミングする文字のセットを示す 2 番目のパラメ ーターを指定できるようになりました。
定義仕様書キーワード OPTIONS(*TRIM) 渡されるパラメーターからブランクをトリミングすることを指示します。
定義仕様書 長さと小数部の桁数入力 パック・フィールドおよびゾーン・フィールドでは、長さおよび小数点以下の桁数として 63 桁まで指定できます。
入力仕様書 長さ入力 パック・フィールドの長さとして 32 まで、ゾーン・フィールドの長さとして 63 まで指定できます。
小数部の桁数入力 パック・フィールドおよびゾーン・フィールドのフィールドの場合、少数位の桁数は 63 桁まで可能になりました。
演算仕様書 長さと小数部の桁数入力 パック・フィールドおよびゾーン・フィールドでは、長さおよび小数点以下の桁数として 63 桁まで指定できます。
CHAIN、READ、READE、 READP、および READPE 命令 演算項目 2 が外部記述ファイルの名前である場合、データ構造を結果フィールドに指定することができます。
CHAIN、READ、READC、 READE、READP、READPE、 WRITE、UPDATE 命令 演算項目 2 が外部記述レコード様式の名前である場合、 外部記述データ構造を結果フィールドに指定することができます。
SORTA 命令 演算項目 2 が拡張され、%SUBARR を指定できるようになりました。
表 4. V5R2 以降の新しい言語要素
言語単位 要素 説明
組み込み関数 %SUBARR(array:starting element {:number of elements}) 配列のセクションを戻したり、配列のセクションを変更できるようにしたりします。