PRTCTL キーワードは、動的印刷装置制御の使用を指定します。 「データ構造」パラメーターとして指定されたデータ構造によって、用紙制御情 報および行カウント値が参照されます。 PRTCTL キーワードが有効なのは、プログラム記述ファイルの場合だけです。
任意指定パラメーター *COMPAT は、データ構造のレイアウトに RPG III との互 換性があることを指示します。 *COMPAT が指定されないデフォルトの場合には、拡張された長さのデータ構造を使用 することが必要になります。
このデータ構造には最小でも 15 バイトが必要です。 PRTCTL データ構造のレイアウトは次のとおりです。
拡張された長さのデータ構造の最初の 4 つのサブフィールドに含まれる値は、出 力仕様の 40 から 51 桁目 (スペースおよびスキップ記入項目) に使用できるもの と同じ値です。 出力仕様書のスペースおよびスキップ記入項目 (40 から 51 桁目) がブランクでサ ブフィールド 1 から 4 もブランクであった場合には、デフォルトの値は印刷後 1 行スペ ースになります。 PRTCTL オプションが指定されている場合には、40 から 51 桁目がブランクの出力レ コードにのみ使用されます。 PRINTER ファイルのスペースとスキップの値 (サブフィールド 1 から 4) は、プログ ラムの実行中にこれらのサブフィールドの値を変更することによって制御するこ とができます。
サブフィールド 5 には、現在の行カウント値が入れられます。 ILE RPG コンパイラーは最初の出力行が印刷された後までサブフィールド 5 を初期化しません。 その後、コンパイラーは、ファイルに対する各出力操作の後にサブフィールド 5 を変更します。
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