ILE COBOL 解説書
- 代替キーの順序付けは、基本キーと同じです。
基本キーが、ファイルにある複数の DDS キー・フィールドにわたる
場合、代替キー順序は、最初の基本キー・フィールドによって決定さ れます。永続
代替索引が使用される場合、論理ファイルのキー順序は、物理ファイルとも
同じでなければなりません。つまり、DDS キーワード DESCEND が物理ファイル DDS で
指定されている場合は、論理ファイル DDS でも指定されなければなりません。
その他の場合、ILE COBOL は永続代替索引を検出することができません。
- 代替キー付きのファイルは、外部で定義された基本レコード・ キー
を持つことはできません。
- 1 つのファイルに対して許可された代替キーの最大数は、253 です。
- ブロック化は、代替キー付きのファイルに対して、暗黙的に使用不可となっています。
- 指定変更コマンドで指定されたパラメーター値は、ILE COBOL が代替
索引を作成した場合は、TOFILE、MBR、LVLCHK、WAITRCD、SEQONLY、およ び INHWRT
以外については、無視されます。
- 代替レコード・キーを使用するためには、データベース・ファイル
は以下の要件を満たさなければなりません。 そうしないと、OPEN 操作が失
敗し、ファイル状況が 39 に設定されます。
- 代替キーとして使用されているデータベース・ファイルのフィール ド
(複数のフィールドの場合もあり) は、入力、出力、または入出力フィール
ドでなければなりません。
- データベース・ファイルは、分散データ管理機能 (DDM) ファイルとする
ことはできません。
- データベース・ファイルは、オープン・データ・パスを共有しては なりません。
- プログラムの各キーに対して指定された DUPLICATES 文節
は、データベース・ファイルの重複属性と一致しなければなりません。
これには、基本キーも含まれます。 永続代替索引を使用している場合、DDS
キーワード UNIQUE が、固有の キーを指定するために使用されます。
このキーワードがないと、ファイルが複写キーを
許可するということを暗黙指定します。 一時的な代替索引を使用し、DUPLICATES
文節が 指定されていない場合は、必ず、データベース・ファイルにある既存のレコ
ードが、プログラムでキーとして定義されているフィールドに、重複値を持
たないようにしなければなりません。
- 以下の場合、OPEN オペレーションが失敗し、ファイル状況が 90 に設定
されます。
- ILE COBOL は、それぞれの代替キーに対して 1 つの追加ファイルをオ
ープンします。 これらのファイルは、「QARK」で始まるオープン ID
でオープンします。 オープン ID
は、プログラムが実行中である活動化グループ内で固有の
ものでなければなりません。 OPEN 操作は、ILE COBOL が非固有のオープン ID
を検出した場 合に失敗します。 これが起こる可能性があるのは、ILE COBOL
プログラムと共に OPNDBF および/ま たは OPNQRYF
コマンドを使用し、「QARK」で始まるオープン ID を指定した 場合です。
- CRTARKIDX オプションが指定されておらず、ILE COBOL が永続索引を
検出できない場合、OPEN 操作は失敗します。
- 代替キーを形成するために使用できる連続する DDS フィールド の最 大数は 156
です。この限界を超えている場合、OPEN 操作は失敗し ます。
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