ILE COBOL 解説書


CLASS 文節

CLASS 文節は、その文節にリストされた指定文字セットに名前を関連付けます。

CLASS 文節 - 形式
 
>>-CLASS--クラス名-1--+----+------------------------------------>
                      '-IS-'
 
   .-----------------------------------------.
   V                                         |
>----リテラル-4--+-------------------------+-+-----------------><
                 '-+-THROUGH-+--リテラル-5-'
                   '-THRU----'
 
 
クラス名-1
クラス名-1 はユーザー定義語であって、少なくとも 1 つの英字が入っていなければなりません。 CLASS 文節のクラス名は、DBCS ユーザー定義語とすることができます。 クラス名-1 は、クラス条件においてのみ参照できます。 詳細は クラス条件を参照してください。 この文節のリテラルの値により指定される文字は、このクラス名を構成する限られた文字セットを定義します。
リテラル-4、リテラル-5
数字の場合は、符号なしの整数で 1 〜 256 の値になります (EBCDIC 文字セットの最大文字数)。

各リテラルの値は、EBCDIC 文字セット内での文字の相対位置、または順序番号を指定します。 EBCDIC 照合順序の各文字の順序番号は 付録 C, EBCDIC および ASCII 照合順序にリストされています。

+----------------------------------IBM 拡張----------------------------------+

浮動小数点リテラル、DBCS リテラル、または国別 16 進リテラルとして指定できません。

+------------------------------End of IBM 拡張-------------------------------+

非数字の場合は、リテラルは EBCDIC 文字セット内の実際の文字です。 非数字リテラルの値に複数の文字が入っている場合には、リテラル中の各文字はクラス名によって識別される文字セットに含まれます。

非数字リテラルが THROUGH 句に関連付けられている場合は、1 文字の長さでなければなりません。

THROUGH、THRU
THROUGH を指定すると、クラス名にはリテラル-4 の値で始まり、リテラル-5 の値で終わる文字が入ります。 さらに、THROUGH 句によって指定される文字は、昇順または降順のいずれかで文字を指定することができます。


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