21 から 22 桁目 (レコード識別標識、または **)

記入
説明
ブランク
標識は使用されません。
01 から 99
一般標識
L1 から L9 または LR
レコード識別標識に使用される制御レベル標識。
H1 から H9
停止標識。
U1 から U8
外部標識。
RT
戻り標識。
**
先読みレコード (標識ではありません)。 先読みは、1 次または 2 次ファイルでのみ使用することがで きます。

これらの桁に指定された標識は、レコード識別コード (23 から 46 桁目) と一緒に 使用されます。

標識

21 から 22 桁目は、標識をこの行で定義されたレコード・タイプと関連付けるも のです。 通常の指定は標識 01 から 99 の 1 つですが、制御レベル標識 L1 から L9 および LR を 使用して、特定の合計ステップを処理することができます。 制御レベル標識を指定しても、より低い制御レベル標識はオンに設定されませ ん。 停止標識 H1 から H9 を使用して、処理を停止することができます。 戻り標識 (RT) は、呼び出し側プログラムに戻るために使用されます。

レコードが処理のために選択され、レコード識別コードによって示された条件を 満たしている場合には、該当するレコード識別標識がオンに設定されます。 この標識は、演算および出力命令を条件付けするために使用することができます。 レコード識別標識は、プログラマーがオンまたはオフに設定することができます。 しかし、サイクルの終わりでは、別のレコードが選択される前にすべてのレコード 識別標識がオフに設定されます。

先読みフィールド

** の記入項目は、先読み機能のために使用されます。 この機能によって、ファイ ル内の次のレコードの中の情報を見ることができます。 現在処理するために選択 されているファイルだけでなく、存在はしていてもこのサイクルでは選択されて いない他のファイルも見ることができます。

フィールド記述行には、レコード内のフィールドの開始位置と終了位置、フィー ルド名、およびフィールドが数値フィールドの場合には小数点以下の桁数が含ま れていなければなりません。 先読みフィールドは、入力仕様書にフィールド名として、定義仕様書にデータ構 造名として、あるいは演算仕様書に結果のフィールドとして指定することはでき ないことに注意してください。

17 から 18 桁目には英字項目が含まれていなければなりません。 先読みフィールドは 、21 から 22 桁目に ** が入っている行の次の行の 49 から 62 桁目に定義されます。 63 から 80 桁目はブランクでなければなりません。

レコード内のフィールドは、どれでもまたはすべて先読みフィールドとして定義 することができます。 この定義は、ファイル内のすべてのレコードにそのタイプ と無関係に適用されます。フィールドを先読みフィールドと通常の入力フィール ドの両方として使用する場合には、異なる名前で 2 回定義しなければなりません。

先読み機能は、1 次および 2 次ファイルについてのみ、1 つ のファイルに一度だけ指定することができます。 これは、全手順ファイル (ファイル仕様書の 18 桁目の F で識別される) に 対して、あるいは AND または OR 行では使用することができません。

入出力共用ファイルまたは更新ファイルのレコードが処理されている場合には、 先読みフィールドのデータは次のレコードのデータではなく、処理中のレコード のデータと同じになります。

先読み機能によって、ファイル情報データ構造内の情報は、現行 1 次 レコードと関連したデータではなく、先読みレコードと関連したデータにより更 新されます。

配列要素を先読みフィールドとして指定すると、配列全体が先読みフィールドと して分類されます。

ファイルの終わりが認識できるように、先読みフィールドには、ファイル内のすべ てのレコードが処理された時に特殊値が埋め込まれます。 文字フィールドの場合には、この値はすべてが '9' となり、その他すべてのデー タ・タイプの場合には、この値は *HIVAL と同じになります。