標識

標識は、オン ('1') またはオフ ('0') のいずれかが入る 1 バイ トの文字フィールドです。 これは演算の結果を表示するため、または演算処理を条件付ける (制御する) ために 使用されます。標識は、プログラムの論理フローにおけるスイッチに類似しています。 標識がどのように設定され使用されるかによって、処理中にプログラムが取るパスが決定 されます。

標識は定義仕様書の変数として定義することができます。また RPG IV 標識を使うこともできます。この標識は仕様書上の項目、または RPG IV プログラム自身のいずれかによって定義されます。

各 RPG IV 標識は 2 文字の名前 (例えば、LR、01、H3) を持ちます。これらの標識は 2 文字の名前 だけで、任意の仕様書の任意の項目で参照されたり、あるいは特殊名 *INxx (xx は 2 文字の名前) により他で参照されます。 ユーザーは複数のタイプの標識を使用することができ、 各タイプはそれぞれ異なったことを示します。 プログラマーが標識を定義する仕様書上の位置により、標識の 使用法が決まります。 プログラム中で標識を定義すると、演算および出力操作を制限または制御する ことができます。

標識変数は *INxx 形式の標識が使える任意の場所で使用することができますが、ファイル仕様書 の OFLIND および EXTIND キーワードは除きます。

RPG プログラムは、プログラム・サイクル中の特定の時点である標識を設定したり、 リセットしたりします。 さらに、標識の状況を演算操作の中で明示的に変更することができます。