ILE COBOL 解説書


作業用ストレージ・セクション

作業用ストレージ・セクションは、外部データ・ファイルの一部ではなく、そのプログラムが内部で作成および処理するデータ・レコードを記述します。 タイプ名は WORKING-STORAGE SECTION 内で定義できます。

レコード記述記入項目
詳細は、ファイル・セクションを参照してください。 作業用ストレージ・セクション内にあり、相互に一定の階層関係にあるデータ記入項目は、レベル番号によって構造化されるレコードにグループ化される必要があります。
データ項目記述記入項目
作業用ストレージ・セクション内にあり、相互に階層関係をもたない独立した項目は、それ以上、細分化する必要がない限り、レコードにグループ化する必要はありません。 すなわち、それぞれがレベル番号 77 または 01 のいずれかで始まる別々のデータ項目記述記入項目の中で定義されます。 データ項目記述記入項目で必要とされる形式と文節については データ部 -- データ記述記入項目を参照してください。

作業用ストレージ・セクションにあるすべてのデータ項目 (指標データ項目を除く) の初期値は、VALUE 文節をその項目と関連付けることにより指定されます。 任意の指標データ項目、すなわち VALUE 文節と関連のない任意のデータ項目の初期値は未定義です。

注:
グループ項目 (テーブルを含む) には、最大 16 711 568 バイトが許されます。


[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 | 索引 ]