ILE COBOL 解説書

テーブルの定義

ILE COBOL コンパイラーでは、1 〜 7 次元のテーブルを使用できます。

1 次元のテーブルを定義するには、1 つの OCCURS 文節を含むグループ項目をセットアップします。 OCCURS 文節は、レベル番号が 01、66、77、または 88 であるデータ記述記入項目には入らないということに注意してください。

たとえば、次のとおりです。

01 TABLE-ONE.
05 ELEMENT-ONE OCCURS 3 TIMES.
   10 ELEMENT-A PIC X(4).
   10 ELEMENT-B PIC 9(4).

TABLE-ONE は、テーブルを含むグループ項目です。 ELEMENT-ONE は、3 回発生する 1 次元テーブルのエレメントです。 ELEMENT-A および ELEMENT-B は、ELEMENT-ONE に従属する基本項目です。

3 次元テーブルを定義するには、別の 1 次元テーブルの各オカレンス内にそれ自体が含まれている 1 次元テーブルの各オカレンス内に 1 次元テーブルを定義します。 たとえば、次のとおりです。

01 TABLE-THREE.
05 ELEMENT-ONE OCCURS 3 TIMES.
   10 ELEMENT-TWO OCCURS 3 TIMES.
      15 ELEMENT-THREE OCCURS 2 TIMES
         PICTURE X(8).

TABLE-THREE は、テーブルを含むグループ項目です。 ELEMENT-ONE は、3 回発生する 1 次元テーブルのエレメントです。 ELEMENT-TWO は、ELEMENT-ONE の各オカレンス内に 3 回発生する 2 次元テーブルのエレメントです。 ELEMENT-THREE は、ELEMENT-TWO の各オカレンス内に 2 回発生する 3 次元テーブルのエレメントです。 図 6 は、TABLE-THREE のストレージ・レイアウトを示しています。

図 6. TABLE-THREE のストレージ・レイアウト

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