ビット操作

ビット命令には次のものがあります。

表 50. ビット操作
命令 従来型の構文 自由形式構文
ビットをオンに設定 BITON %BITOR
ビットをオフに設定 BITOFF %BITAND と %BITNOT
ビットのテスト TESTB %BITAND (図 174 の例を参照)

BITOFF および BITON 命令によって、結果のフィールドに指定したフィール ドの特定のビットをオフまたはオンに変えることができます。 結果フィールドは 1 桁の文 字フィールドでなければなりません。

TESTB では、演算項目 2 で識別されるビットが結果フィールドとして指定さ れたフィールドの対応するビットと比較されます。

1 バイトの中のビットは、左から右へ番号が付けられます。 一番左のビットが ビット番号 0 です。これらの命令では、演算項目 2 にはビット・パターン (ビット番号) を指定し、 結果のフィールドには命令が実行される 1 バイトの文字フィールドを指定します。 演算項目 2 にビット番号を指定するためには、1 バイトの 16 進数リテラルまた は 1 バイトの文字フィールドを使用することができます。 ビット番号は、この リテラルまたはフィールドの中でオンにされるビットによって示されます。また、ビット番号が入っている文字リテラルを演算項目 2 に指定することもで きます。

BITAND 命令では、引数内の対応するビットがすべてがオンの場合、結果のビットはオンになり、それ以外の場合は、 結果のビットはオフになります。

BITNOT 命令では、引数内の対応するビットがオフの場合、結果のビットはオンになり、それ以外の場合は、結果のビット はオフになります。

BITOR 命令では、引数内の対応するビットのいずれかがオンの場合、結果のビットはオンになり、それ以外の場合は、結 果のビットはオフになります。

BITXOR 命令では、引数内の対応するビットの 1 つのみがオンの場合、結果のビットはオンになり、それ以外の場 合は、結果のビットはオフになります。