外部記述トランザクション・ファイルの処理

外部記述 TRANSACTION ファイルを処理する場合、オペレーティング・システムは、データを ILE COBOL プログラムから、そのファイルに指定されている形式に変換して、データを表示します。 データが ILE COBOL プログラムに渡される時点で、そのデータは ILE COBOL プログラムで使用される形式に変換されます。

オペレーティング・システムは、装置に対する入出力操作を実行するための装置制御情報を提供します。 ILE COBOL プログラムが装置からの入力レコードを要求すると、オペレーティング・システムはその要求を発行し、 データから装置制御情報を除去した後、データをプログラムに渡します。 それに加えて、オペレーティング・システムは ILE COBOL プログラムに、レコードに変更が加えられた場合に、 どのフィールドに変更が加えられたかを示す標識を渡すことができます。

ILE COBOL プログラムが出力操作を要求すると、オペレーティング・システムに出力レコードが渡されます。 オペレーティング・システムは、そのレコードを表示するのに必要な装置制御情報を提供します。 また、レコード様式に固定情報が指定されていれば、システムは レコードの表示時にそれも追加します。

レコードが ILE COBOL プログラムに渡されると、フィールドは DDS に指定されている順番に配置されます。 フィールドが表示される順番は、DDS 中でフィールドに割り当てられている表示位置 (行番号と位置) に基づいています。 そのため、DDS 中で指定されているフィールドの順番と、 ディスプレイ装置上でフィールドが表示される順番は必ずしも同じではありません。