コンパイラーは、データ項目に対して指定された値がその項目の PICTURE および USAGE 文節に有効なものであると見なし、 指定された値の妥当性検査を行わず、そのまま代入します。 ある項目に、そのデータ記述部と互換性のない値を指定すると、PROCEDURE DIVISION にあるその項目への参照は未定義になり、 結果は予測不能です。
値がプログラムに渡されて、データ記述部にその値との互換性のない項目に代入されることがよくあります。 たとえば、非数値データが、プログラムの中で符号なし数値として定義されているフィールドに移動されたり、 渡されたりすることがあります。 いずれの場合も、それらのフィールドの内容は無効なデータです。 データ項目の処理ステップを進める前に、データ項目の内容がその PICTURE および USAGE 文節と一致していることを確認するようにしてください。
(C) Copyright IBM Corporation 1992, 2006. All Rights Reserved.