トランザクション・ファイルの記述

ILE COBOL プログラムの中で TRANSACTION ファイルを使用するには、DATA DIVISION のファイル記述項目を使用してそのファイルを記述する必要があります。 ファイル記述項目の説明については、「WebSphere Development Studio: ILE COBOL 解説書」を参照してください。 TRANSACTION ファイルを記述するには、形式 6 のファイル記述項目を使用します。

DATA DIVISION の中で TRANSACTION ファイルを記述するファイル記述項目は、以下のようなものになります。

FD  CUST-DISPLAY.
01  DISP-REC.
    COPY DDS-ALL-FORMATS OF CUSMINQ.

ILE COBOL において TRANSACTION ファイルは、通常、外部的に記述されます。 使用する TRANSACTION ファイルの DDS を作成してください。 DDS の作成方法については データ記述仕様を使用してトランザクション・ファイルを定義するを参照してください。 その後、TRANSACTION ファイルを作成します。

TRANSACTION ファイルの DDS と TRANSACTION ファイルを作成したなら、 形式 2 の COPY ステートメントを使用して、TRANSACTION ファイルのデータ・レコードのレイアウトを記述してください。 ILE COBOL プログラムをコンパイルすると、形式 2 の COPY により、TRANSACTION ファイルを記述するためのデータ部 (DATA DIVISION) ステートメントが作成されます。 すべての様式に対して 1 つのストレージ域を生成するためには、 形式 2 の COPY ステートメントの DDS-ALL-FORMATS オプションを使用してください。