一般に、ほとんどの算術演算の評価には、ADD、SUBTRACT、MULTIPLY、および DIVIDE ステートメントではなく、COMPUTE ステートメントを使用します。 それは、複数の個別のステートメントに相当するものを、1 つの COMPUTE ステートメントでコーディングできることが多いためです。
COMPUTE ステートメントは、次のようにして演算式の結果をデータ項目に代入します。
COMPUTE Z = A + B / C ** D - E
また、次のように複数のデータ項目にも代入できます。
COMPUTE X Y Z = A + B / C ** D - E
ある種の演算では、その他の演算ステートメントを使用するほうがもっと直感的である場合があります。 たとえば、
ADD 1 TO INCREMENT.
上記のほうが、次のものより直感的です。
COMPUTE INCREMENT = INCREMENT + 1.
また、
SUBTRACT OVERDRAFT FROM BALANCE.
上記のほうが、次のものより直感的です。
COMPUTE BALANCE = BALANCE - OVERDRAFT.
また、
ADD 1 TO INCREMENT-1, INCREMENT-2, INCREMENT-3.
上記のほうが、次のものより直感的です。
COMPUTE INCREMENT-1 = INCREMENT-1 + 1 COMPUTE INCREMENT-2 = INCREMENT-2 + 1 COMPUTE INCREMENT-3 = INCREMENT-3 + 1
このほか、DIVIDE ステートメント (とその REMAINDER 句) を使用して除算の剰余を処理する場合も考えられます。 剰余は、REM 組み込み関数でも処理できます。
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