COBOL および XML

Extensible Markup Language (XML) は、World Wide Web Consortium (W3C) によって開発された SGML のサブセットです。XML の目的は、現在の HTML で可能な方法で、汎用 SGML による Web 上における サービスの提供、受け取り、処理を可能にすることです。XML の設計目的は、インプリメンテーションの容易さだけでなく、SGML および HTML との 相互運用性です。XML は、データ・ストアと入出力の両方の機構として使用することができます。

XML 整形式パーサーが ILE COBOL に追加されました。詳しくは、XML 入力の処理を参照してください。

XML の詳細については、http://www.w3.org/XML を参照してください。

IBM では、XML と COBOL のプログラムを統合するために使用できる、2 つのツールを開発しました。 IBM の XML for C++ パーサー (XML4C) は、C++ の移植可能なサブセットで書かれた XML パーサーの妥当性検査を行います。 これは、3 つの共用ライブラリー (2 つがコード用で、1 つがデータ用) からなり、XML 文書の解析、生成、操作、 および妥当性検査のためのクラスを提供します。

C、COBOL、および RPG などの手順型言語でパーサーを使用するためには、RPG に対する XML インターフェースも必要です。 このラッパー・インターフェースによって、iSeries サーバー上の ILE C、RPG、および COBOL プログラムは、XML パーサーとのインターフェースが可能となります。

これらの製品は、どちらも常に進化しています。 これらは alphaWorks を介して入手でき、 これによって、IBM の新しい『アルファ・コード』テクノロジーへの直接アクセスと早期の採用が可能になります。 アルファ・コードをダウンロードして、IBM の研究者および開発者とのオンライン・ディスカッションに参加することができます。 これらのアルファ・テクノロジーに関する最新情報は、 ハードウェアとソフトウェアの要件を含めて、http://www.alphaWorks.ibm.com/ を参照してください。