ILE COBOL は、他の ILE、OPM、および EPM 言語を呼び出したり、それらによって呼び出されたりすることができます。
この章では次のことについて説明します。
一般的に、次のことが言えます。
他の言語からの ILE COBOL プログラムの呼び出しについては、その言語のプログラミングの手引きを参照してください。
ILE COBOL 以外のプログラムとデータの受け渡しをするときに考慮しなければならない点の 1 つは、パラメーター・リストの一致です。 作成する ILE COBOL プログラムから ILE COBOL 以外のプログラムを呼び出す場合は、入力時に必要な手順を理解し、 それに応じてデータ項目をセットアップしなければなりません。 反対に呼び出される場合は、渡されるデータの内容を理解し、それを受け入れることができるようにリンケージ・セクションをセットアップする必要があります。
別の考慮事項として、RETURN-CODE 特殊レジスターの取り扱いがあります。 RETURN-CODE 特殊レジスターは、ILE COBOL 以外のプログラムでは設定できません。 呼び出し先プログラムから制御が戻された後に、RETURN-CODE 特殊レジスターに正しくない値が含まれていた場合、ILE COBOL プログラムが制御を呼び出し側プログラムに戻す前に RETURN-CODE 特殊レジスターの値を正しい値に設定しなければなりません。 そうしない場合は、正しくない戻りコードが呼び出し側プログラムに戻されます。
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