CCSID(*GRAPH : パラメーター | *UCS2 : 番号 | *CHAR : *JOBRUN)
CCSID(*GRAPH) および CCSID(*UCS2) は、モジュールにデフォルトの
図形 (*GRAPH) CCSID および UCS-2 (*UCS2) CCSID を
設定します。
これらのデフォルト値は、CCSID キーワードがコーディングされて
いない、リテラル、コンパイル時データ、プログラム記述入力フィールドおよび
出力フィールド、そしてデータ定義に使用されます。
CCSID(*CHAR) は、実行時にそのモジュールの文字データに使用される CCSID を設定します。
- CCSID(*GRAPH : *IGNORE | *SRC | 番号)
- モジュールにデフォルトの図形 CCSID を設定します。指定できる値は次の
とおりです。
- *IGNORE
- これはデフォルトです。モジュール内の図形フィールド
と UCS-2 フィールド間での変換は許可されません。
%GRAPH 組み込み関数は使用できません。
- *SRC
- ソース・ファイルの CCSID に関連した図形 CCSID が使用されます。
- 番号
- 図形 CCSID。有効な図形 CCSID は、65535 か、EBCDIC 2 バイト・コード化体系 (X'1200') の CCSID で
す。
- CCSID(*UCS2 : 番号)
- モジュールにデフォルトの UCS-2 CCSID を設定します。この
キーワードが指定されていない場合のデフォルトの UCS-2 CCSID は 13488 です。
番号は UCS-2 CCSID でなければなりません。有効
な UCS-2 CCSID は UCS-2 コード化体系 (x'7200') になっています。
CCSID(*GRAPH : *SRC) または CCSID(*GRAPH : 番号) が指定されている場合、
- 外部記述データ構造の図形フィールドおよび UCS-2 フィールド
は、外部ファイル内の CCSID を使用します。
- プログラム記述図形フィールドまたは UCS-2 フィールド
は、デフォルト値として、それぞれモジュールの図形 CCSID または UCS-2 CCSID を
使用します。
この指定は、そのフィールドの定義上の CCSID(番号) キーワードを
使用して一時変更できます。
(CCSID(番号 | *DFT)を参照してください。)
- プログラム記述図形または UCS-2 の入出力フィールドとキー
には、モジュールのデフォルト CCSID があると想定されています。
- CCSID(*CHAR : *JOBRUN)
- CCSID(*CHAR:*JOBRUN) を指定すると、実行時に文字データが CCSID 形式のジョブに入っているものと想定されます。
文字 X'0E' は、ランタイム・ジョブ CCSID が混合バイト CCSID である場合にのみ、
シフトアウト文字であると想定されます。
CCSID(*CHAR : *JOBRUN) を指定しない場合には、文字データの CCSID がジョブ CCSID に関連する
混合バイト CCSID になるものと想定されます。
文字データに文字 X'0E' が含まれる場合、この文字はシフトアウト文字として解釈されます。
これにより、文字データが UCS-2 データに変換された場合に、誤った結果が生じることがあります。
注:
CCSID(*CHAR:*JOBRUN) を指定しても、X'0E'を含む文字リテラルに関するコンパイラーの振る舞いは変更されません。
文字リテラルに X'0E' が含まれる場合、CCSID(*CHAR) キーワードの有無にかかわらず、
コンパイラーは常にこの文字をシフトアウト文字として扱います。
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