2 進数 (USAGE BINARY または COMP-4) 項目

2 進数形式は、2、4、または 8 バイトのストレージを占有し、 演算においては左端ビットが演算符号である固定小数点数値として処理されます。 バイト配置が逆の 2 進数データの場合、符号ビットは右端バイト中の左端ビットになります。

BINARY が占有するストレージ量

4 桁以下の 10 進数の PICTURE 記述部は 2 バイト、5 〜 9 桁は 4 バイト、10 〜 18 桁は 8 バイトになります。

2 進数項目は、添え字や参照変更の開始位置および長さを入れるのに適しています。

しかし、BINARY 形式は小数点位置合わせには適していないので、ILE COBOL では、 演算式中の BINARY 数値は PACKED DECIMAL 形式に変換されます。 したがって、PACKED DECIMAL 形式を使用する方が演算式には適しています。

また、数値を表示形式に変換する場合も、BINARY 形式より PACKED DECIMAL 形式の方が適しています。 数値を BINARY 形式から DISPLAY 形式に変換するよりも、PACKED DECIMAL 形式から DISPLAY 形式に変換する方が面倒です。

2 進数データの切り捨て (*STDTRUNC コンパイラー・オプション)

BINARY および COMP-4 データの切り捨て方法を指定するには、*STDTRUNC および *NOSTDTRUNC コンパイラー・オプション (OPTION パラメーターの『OPTION パラメーター』を参照) を使用します。