USING 句を指定した場合には、ファイル名-2、ファイル名-3、... (つまり、入力ファイル) のすべてのレコードが自動的にファイル名-1 に転送されます。 MERGE ステートメントの実行時には、これらのファイルがオープンされていてはなりません。 コンパイラーによって、入力ファイルをオープン、読み取り、およびクローズするコードが自動的に生成されます。 これらのファイルについて EXCEPTION/ERROR プロシージャーが指定されている場合には、COBOL コンパイラーはこれらのプロシージャーに対して必要なリンケージを行います。
すべての入力ファイルは、データ部の FD 記入項目で記述されていなければなりません。 さらに、それらのレコード記述は、マージ・ファイルについて記述されたレコードと同じサイズのレコードを記述するものでなければなりません。 これらのレコードを構成する基本項目が同じでない場合には、 入力レコードは、マージ・レコードと同じ文字桁数をもっていなければなりません。
入力ファイルは、順次、相対、または索引編成になっていなければなりません。
ファイル名-1 に可変長レコードが含まれている場合には、 入力ファイル内のレコードのサイズは、ファイル名-1 について記述されている最小レコードよりも小さくてはならず、最大レコードよりも大きくてはなりません。 ファイル名-1 に固定長レコードが含まれている場合には、 入力ファイル内のレコードのサイズは、ファイル名-1 について記述されている最小レコードよりも小さくてはならず、最大レコードよりも大きくてはなりません。