この章では、バインド RPG プログラム作成 (CRTBNDRPG) コマンドにより 、RPG IV ソース・プログラムを使用して ILE プログラムを作成する方法を示し ます。このコマンドによってユーザーは以下の 2 つのタイプの ILE プログラムのど ちらかを作成することができます。
最初のタイプのプログラム、2 番目のタイプのプログラム、どちらになる かは、CRTBNDRPG の DFTACTGRP パラメーターが、それぞれ *YES に設定されて いるか *NO に設定されているかによります。
最初のタイプのプログラムの作成で オープンの範囲指定、 一時変更の範囲指定、および RCLRSC の面で OPM プログラムのように機能する プログラムが作成されます。この高度の互換性は、1 つには OPM プログラムと同一の 活動化グループ、すな わちデフォルトの活動化グループ内で実行されることによります。
しかし、この高い互換性により静的バインド機能がなくなります。 静的バインドとは、プロシージャーを呼び出し (他のモジュールまたはサービス・ プログラム)、プロシージャー・ポインターを使用する機能のことです。 静的バインド機能がないと、以下のことができなくなります。
2 番目のタイプのプログラムの作成では、静的バインドなどの ILE の特性を もつプログラムが作成されます。プログラム作成時に、プログラムを実行する活動化グループおよび 静的バインドのためのモジュールを指定することができます。 さらに、ソース・ステートメントから プロシージャーを呼び出すことができます。
WebSphere Development Studio Client for iSeries を使用します。これは推 奨される方法であり、製品のオンライン・ヘルプの ILE RPG プログラム作成の項に 記載されています。
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