ファイルにアクセスするためのオープン・データ・パスの共用

経路指定ステップの中の別のプログラムを使用してすでにファイルをオープンしてある場合は、ILE COBOL プログラムで、同一のオープン・データ・パス (ODP) を使用してファイルにアクセスすることができます。

注:
通常、1 つのジョブには経路指定ステップが 1 つだけ含まれています。 経路指定のステップについては、Web サイト http://www.ibm.com/eserver/iseries/infocenter にある iSeries Information Center の 「データベース」カテゴリーを参照してください。

共用 ODP には次の規則が適用されます。

  1. ファイルを作成するコマンド (CRTxxxF)、変更コマンド (CHGxxxF)、またはファイル指定変更コマンド (OVRxxxF) 中には、SHARE(*YES) を指定しなければなりません。
  2. 共用 ODP のあるファイルをプログラムが初めてオープンし、かつ現在もオープンされている場合、 同一の経路指定ステップ中の共用 OPEN 操作は、標準 OPEN 操作より実行が速くなります。 他の入出力操作の速度に影響はありません。
  3. 別のプログラムの中でファイルを使用する際には、一貫性を保つ必要があります。 同一の共用ファイルを使用する他のプログラムが、ファイルに対する入出力操作を実行すると、 現在のファイル位置に影響があります。