分散ファイルを作成するには、分散ファイルの一部が置かれているシステムごとに以下のことを行う必要があります。
1 次システムには、以下のことを行う必要があります。
たとえば、2 つのシステムがあって、それぞれに分散ファイルの一部を入れたいとします。 以下を前提とします。
システム OS400SYS1 にリレーショナル・データベースのディレクトリー項目を作成するために、次のコマンドを入力します。
ADDRDBDIRE RDB(OS400SYS1) RMTLOCNAME(*LOCAL) TEXT('local database RDB directory entry') ADDRDBDIRE RDB(OS400SYS2) RMTLOCNAME(AS400SYS2) TEXT('remote database RDB directory entry')
OS400SYS1 にライブラリー DISTRIBUTE を作成するために、CRTLIB コマンドを入力します。
システム OS400SYS2 にリレーショナル・データベースのディレクトリー項目を作成するために、次のコマンドを入力します。
ADDRDBDIRE RDB(OS400SYS2) RMTLOCNAME(*LOCAL) TEXT('local database RDB directory entry') ADDRDBDIRE RDB(OS400SYS1) RMTLOCNAME(AS400SYS1) TEXT('remote database RDB directory entry')
OS400SYS2 にライブラリー DISTRIBUTE を作成するため、CRTLIB コマンドを入力します。
1 次システムでは、以下を前提とします。
次に、システム OS400SYS1 上にノード・グループを作成するために、次のコマンドを使用します。
CRTNODGRP NODGRP(DISTRIBUTE/NODEGROUP) RDB(OS400SYS1 AS400SYS2) TEXT('node group for distributed file')
物理ファイル作成 (CRTPF) コマンドの DDS (ライブラリー DISTRIBUTE のソース・ファイル QDDSSRC に入っている) を、次に示します。
....+....1....+....2....+....3....+....4....+....5....+....6....+....7....+....8 A R CUSTREC A CUSTOMERNO 9S 0 ALIAS(CUSTOMER_NUMBER) A FIRSTNAME 15A ALIAS(CUSTOMER_FIRST_NAME) A LASTNAME 15A ALIAS(CUSTOMER_LAST_NAME) A ADDRESS 20A ALIAS(CUSTOMER_ADDRESS) A ACCOUNTNO 9S 0 ALIAS(CUSTOMER_ACCOUNT_NUMBER)
以下のように、DDS フィールド CUSTOMERNO が、分散ファイルの区分化キーとして使用されます。
CRTPF FILE(DISTRIBUTE/CUSTMAST) SRCFILE(DISTRIBUTE/QDDSSRC) SRCMBR(CUSTMAST) NODGRP(DISTRIBUTE/NODEGROUP) PTNKEY(CUSTOMERNO)
1 次システム上で物理ファイルの作成 (CRTPF) コマンドが完了すると、1 次システムに加えて、ノード・グループの他のすべてのリレーショナル・データベース上にもファイルが作成されます。 ファイルが作成された後は、ノード・グループを変更しても分散ファイルには影響しません。
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