ILE COBOL 解説書

ネストされたプログラムについての優先順位規則

以下に、プログラムが他のプログラム内に含まれている場合の特殊な優先順位規則を示します。 これらの規則を適用する際には、該当する最初の宣言だけが実行用に選択されます。 選択される宣言は、その宣言の実行規則を満たさなければなりません。 宣言の選択に関する優先順位は、次のとおりです。

  1. 該当する条件を起こしたステートメントが入っているプログラム内のファイル固有の宣言 (GLOBAL 句を指定する、 または指定しない USE AFTER ERROR ON ファイル名-1 の形式)。
  2. 該当する条件を起こしたステートメントが入っているプログラム内のモード固有の宣言 (GLOBAL 句を指定する、 または指定しない USE AFTER ERROR ON INPUT の形式)。
  3. GLOBAL 句が指定されており、該当する条件について最後に調べられたプログラムを直接に含むプログラム内にあるファイル特定宣言。
  4. GLOBAL 句が指定されており、該当する条件について最後に調べられたプログラムを直接に含むプログラム内にあるモード特定宣言。
  5. 規則 3 および 4 が、プログラムのネスト内の親に対して再帰的に適用されます。

注:
各宣言プロシージャーは、同じ ILE COBOL プログラムの他の宣言プロシージャーおよび非宣言の呼び出しから独立する呼び出しとして実行されます。


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