実行起動構成の処理

実行起動構成によって、アプリケーションを実行するために必要な情報を指定および保管できます。それらは以降の実行アクションに再利用できます。また、同じアプリケーションに対して複数の起動構成を作成することもできます。同じアプリケーションに対して複数の起動構成を作成する利点は、起動構成ウィンドウでプログラムへのパラメーターとして異なる引数を設定できる点です。

「実行起動構成」ウィンドウは、起動構成を作成、除去、編集、および複写するために使用できます。

「実行起動構成」ウィンドウを開くには、以下のように行います。
  • ワークベンチ・メニューから、「実行」>「実行...」を選択します。または、「実行...」を「実行」プッシュボタン の横にある下矢印から選択します。
新規実行起動構成の作成は、以下のように行います。
  1. 「実行起動構成」ウィンドウには、iSeries 実行用に以下の 4 つの起動構成タイプが存在しています。
    • iSeries: バッチ・アプリケーションの実行
    • iSeries: 対話式アプリケーションの実行
    • iSeries: RSE ジョブでのアプリケーションの実行
    • iSeries: マルチスレッド・アプリケーションの実行
  2. 使用したい iSeries 実行構成タイプを選択して、「新規」をクリックします。「起動構成」タブおよび入力フィールドが「実行起動構成」ウィンドウの右側に表示されます。
  3. 新規構成の名前を入力します。
  4. 「開始方法」タブで、この構成に使用したい接続を指定するか、またはドロップダウン・リストから 1 つを選択します。または、「新規」をクリックして新規接続を定義します。
  5. 「アプリケーションを開始するコマンド」エリアに、アプリケーションを実行するために使用したいコマンドと、すべての必要パラメーターを入力します。また、プロンプトを使用して、そのコマンドのパラメーターを入力することもできます。「リモート・システム」ビューまたは「iSeries テーブル」ビューに選択済みのプログラムまたはコマンド・オブジェクトがある場合は、選択済みのオブジェクトの名前がコマンド・ストリング・エリアに事前入力されます。
  6. (オプション) 「共通」タブをクリックして、構成の追加プロパティーを定義します。
    • この構成がワークベンチ・インスタンスに対してローカルになるようにするか、またはチームと共用されるようにするかを選択します。
    • 「実行モード」ドロップダウン・リストから、コマンドの起動時にパースペクティブを切り替えるよう指定するか、パースペクティブを同じままにしておく場合は、デフォルト値のままにしておきます。
  7. 「実行」をクリックしてアプリケーションを開始します。(アプリケーションを即時に実行しないで起動構成を作成したい場合は、前述に従った上で、「実行」の代わりに「適用」をクリックします。)

起動構成の複写

以下のように、既存の起動構成をコピーすることによって新規起動構成を作成することもできます。
  • 「実行起動構成」ウィンドウで、コピーしたい起動構成を右クリックします。起動構成タイプ・ノードを展開して、コピーしたい起動構成を検索することが必要な場合があります。
  • ポップアップ・メニューから「複製」を選択します。
  • 重複起動構成がオリジナル起動構成の下に (起動構成名に (<番号>) が付加されて) 表示されます。複写の設定はオリジナル起動構成と同一であり、「実行起動構成」ウィンドウの右側に表示されます。新規起動構成の設定を要求に応じて変更します。
  • 起動構成に必須のすべての情報を提供し終えると、「実行」および「適用」プッシュボタンが使用可能になり、新規起動構成が保管されることになります。
既存の構成を除去するか、編集するためにポップアップ・メニューを使用することもできます。

起動ヒストリーにより既存の起動構成で実行

起動ヒストリーとは、最新の実行起動のリストのことです。ワークベンチで、ワークベンチ・ツールバー の「実行」プッシュボタンの横にある下矢印を選択するか、ワークベンチ・メニューから「実行」>「ヒストリーの実行」を選択すると、起動ヒストリーが表示されます。

起動ヒストリーはワークベンチ設定で変更できます。ワークベンチ・メニューから、「ウィンドウ」>「設定」をクリックします。「設定」ウィンドウで、「デバッグ」>「起動ヒストリー」を選択して「起動ヒストリー」ページを開きます。このページで、起動ヒストリーに表示する起動構成の最大数を設定でき、リストとの間で構成を追加および除去できます。

再起動

最後に使用した起動構成を実行するには、以下のいずれかを行います。
  • ワークベンチ・メニューから「実行」>「前回の起動を実行」を選択します。
  • 「前回の起動を実行」をワークベンチ・ツールバーの「実行」プッシュボタン から選択します。
  • Ctrl+F11 キーを押します。
関連概念
プログラムおよびコマンドの実行
関連タスク
リモート・システム・エクスプローラー通信サーバー・ジョブでのプログラムの実行
バッチ・アプリケーションの実行
対話式アプリケーションの実行
マルチスレッド・アプリケーションの実行
C および C++ プログラムの実行起動構成の処理 - Advanced Edition のみ
Java プログラムの実行起動構成の処理
外部ツールを使用したプログラムのリモート実行