この記入項目は、あるファイルのレコードを他のファイルのレコードと突き合わ せるため、または 1 つのファイル内の突き合わせフィールドの順序検査をするために 使用されます。 突き合わせフィールドを指定することができるのは、1 次および 2 次ファイルのフィールドの場合だけです。
2 進、浮動、整数、可変長文字、可変長図形、UCS-2、および符号なしフィールドは突き合わせフィールドには使用できません。
レコード内の突き合わせフィールドは、該当するフィールド記述仕様行の 65 から 66 桁 目に記入された M1 から M9 のコードによって指定されます。 最大 9 つの突き合わせフィールドを指定することができます。
突き合わせフィールドのコード M1 から M9 は、任意の順序で割り当ていることができます。 例えば、M3 を M1 より前の行に定義するか、あるいは M1 がまったく 定義されていなくてもかまいません。
レコードに複数の突き合わせフィールド・コードを使用した場合には、すべてのフィ ールドを 1 つの大きなフィールドと見なすことができます。 M1 または使用した最低のコードがフィールドの右端、すなわち最低位の桁となり ます。 M9 または使用した最高のコードがフィールドの左端、すなわち最高位の桁 となります。
制御仕様書に ALTSEQ (代替照合順序) および FTRANS (ファイル変換) キー ワードを指定して、突き合わせフィールドの照合順序を変更することができます。
単一の順次ファイル (入力、更新、または入出力共用) だけに突き合わせフィールド を指定した場合には、ファイル内の突き合わせフィールドの順序が検査されます。 MR 標識はオンに設定されず、プログラムで使用することはできません。 順序が 違っているレコードがあると、RPG IV 例外/エラー処理ルーチンに制御が与え られることになります。
突き合わせフィールドは、順序検査のほかに、1 次ファイルのレコードと 2 次ファイルのレコードとの突き合わせにも使用されます。
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