ILE COBOL 解説書

INPUT PROCEDURE 句

この句では、ソート操作の開始前に入力レコードを選択または変更するためのプロシージャーの名前を指定します。

プロシージャー名-1
入力プロシージャー内の最初の (また唯一の) セクションまたは段落を指定します。
プロシージャー名-2
入力プロシージャー内の最後のセクションまたは段落を指定します。

入力プロシージャーは、ファイル名-1 で参照されるファイルに対して RELEASE ステートメントによって一度に 1 つずつ使用可能にされるレコードを選択、変更、 またはコピーするのに必要な任意のプロシージャーから構成できます。 この中には、入力プロシージャー内の CALL、EXIT、GO TO、および PERFORM ステートメントによる制御の転送の結果として実行されるすべてのステートメントが含まれます。 また、入力プロシージャー内のステートメントの実行の結果として実行される宣言プロシージャー内のすべてのステートメントも含まれます。 入力プロシージャー内では、MERGE、RETURN、または SORT ステートメントの実行を起こしてはなりません。

入力プロシージャーを指定すると、SORT ステートメントによってファイル名-1 が順序付けられる前に、制御がこの入力プロシージャーに渡されます。 コンパイラーは、この入力プロシージャー内の最後のステートメントの終わりに、戻りメカニズムを挿入します。 また、入力プロシージャー内の最後のステートメントに制御が渡るとファイル名-1 にリリースされたレコードがソートされます。


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