ILE COBOL 解説書

置き換えのアルゴリズム

たとえば、REPLACE ステートメントの中に 3 つの突き合わせられる疑似テキストの対があるとします。

  1. 比較は、REPLACE ステートメントに続く左端のソース・プログラム・テキスト語と、 最初の疑似テキスト -1 から開始されます。
  2. 疑似テキスト -1 は、次の規則に従って、等しい数の連続したソース・プログラム・テキスト語と比較されます。
  3. 一致が検出されない場合には、一致が検出される (ステップ 5 に進む) まで、 後続の疑似テキスト -1 それぞれについて比較が繰り返されます (この例では、3 つあります)。
  4. 結局一致が検出されなかった場合には、 次のソース・プログラム・テキスト語が左端のソース・プログラム・テキスト語として扱われ、サイクルが再びステップ 1 から始まります。
  5. 一致が検出されると、対応する疑似テキスト -2 によってソース・プログラム内の一致したテキストが置き換えられます。
  6. 一致に関与した 右端のソース・プログラム・テキスト語の直後のテキスト語が、 左端のソース・プログラム・テキスト語になります。 サイクルは、最初に現れる疑似テキスト -1 から再び始まります (ステップ 1)。


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