リモート・システム・エクスプローラーのフィルター、フィルター・プール、 およびフィルター・プール参照

リモート・システム・エクスプローラーは、リモート・サーバー上のファイルおよびフォルダーなどの リソースを処理する方法を編成する ために使用する一連のローカル・クライアント・ツールです。次の図は、リモート・ システム・エクスプローラーの主要なコンポーネントのいくつかを紹介するもの として使用できます。



リモート・システム・エクスプローラー・パースペクティブでは、ライブラリー、 オブジェクト、およびメンバー上でアクションをリストおよび実行するために サーバーで照会を行います。これらのタスクは「フィルター」を使用して 実行します。フィルターの使用は、プログラム開発マネージャー (PDM) で慣れて いるものと同じ次のアクションを実行する手段と考えてください。 詳細については、「PDM to RSE transition guide」を参照してください。

リモート・システム・エクスプローラー・パースペクティブでは、フォルダーおよびファイルなどのリモート・リソース 上でアクションをリストおよび実行するためにサーバーで照会を行います。これらのタスクをフィルターを使用して実行し、ワークステーション上のリモート・リソースを表示します。

リモート・システム・エクスプローラー・パースペクティブは、これらの PDM の アクションをまねて、PDM ではできない多くの追加のアクションを実行するように 設計されています。「ライブラリーの処理」「オブジェクトの処理」、 または「メンバーの処理」を展開して、「リモート・システム」ビューで フィルターを作成すると、フィルター・ウィザードでの選択によってフィルター・ ストリングが作成されます。たとえば、各自の選択によって、現行ライブラリー内にあるタイプ *rpgle のすべてのメンバーを照会するフィルター・ストリングを定義することができます。 フィルターを定義したら、他のフィルター・ストリングを追加したり、たとえば、同じライブラリーまたは別のライブラリーで、 タイプ *mnucmd のメンバーを検索したりするためにフィルターを再度開くことができます。

リモート・システム・エクスプローラー・パースペクティブは、リモート・システム上でリソースを直接操作することができるように設計されています。使用可能なアクションは、接続しているシステムのタイプ、およびリソースを認識する方法によって異なります。たとえば、ユーザーの選択によって、特定のディレクトリーにある *c と一致するすべてのファイルを検索するよう、フィルター・ストリングを定義することができます。

フィルターを展開してリストにアクセスすると、フィルターの指定と一致するファイルが表示され、リモート 項目に対してアクション (編集、コンパイル、実行、およびデバッグなど) を実行することができます。
ヒント: フィルターは、あるサブシステムまたはフィルター・プールから別のサブシステムまたはフィルター・プールに ドラッグ・アンド・ドロップできます。 しかし、同じサブシステム・タイプになっている必要があります。また、フィルターを別のフィルターの中にドラッグする場合、それらを結合するため、ターゲット・フィルターは最初のフィルターからのフィルター・ストリングで更新されます。

リモート・システム・エクスプローラーを一定期間使用した場合、 ワークスペースに含まれるフィルターが多くなりすぎて、簡単にナビゲートを行うことができないことがあります。 または、存在するフィルターの数にかかわらず、たとえばリモート・システム・エクスプローラーで 2 つの異なる環境を表す必要がある場合は、フィルターのグループを分離しておくことができます。 どちらの場合も、フィルターをフィルター・プール にグループ化することができます。

たとえば、あるフィルター・プールに売掛管理プログラムのフィルターを含め、別のフィルター・プールに 給与計算プログラムのフィルターを含めることができます。 あるいは、実稼働環境およびテスト環境の両方に対して、異なるセットのフィルターまたはライブラリー・リストを定義することができます。

すべてのフィルターはフィルター・プール内に存在しますが、これらのフィルター・プールは、明示的に管理することを選択しない限り非表示のままとなります。デフォルトでは、リモート・システム・エクスプローラーがすべてのフィルターを管理し、これらはすべて、すべての接続で表示されます。しかし、フィルター・プールを作成すると、フィルター・プールはそのフィルターとは明確に区別され、デフォルトでは他の接続で表示されなくなります。これらのフィルターを使用するには、他の接続からその新規プールに参照を明示的に追加する必要があります。(フィルター・プールの詳細については、関連リンクを参照してください。)

フィルター・プールは、「フィルター・プール参照」 を使用して多くの接続間で共用することができます。 フィルター・プール参照は、元のフィルター・プールに対する変更を行うときに、変更がフィルター・プール参照に反映されるように、他の接続のうちの 1 接続からフィルター・プールを表示する仕組みです。

すべての接続、フィルター、フィルター・プールなどは、初めてリモート・サーバーに接続したときに定義するローカル・リモート・システム・エクスプローラー 「プロファイル」に属します。接続を削除した場合、特に 2 つ以上の接続 間で共用されているフィルターがある場合に、そのフィルターやフィルター・プール がどうなるかが気になるかもしれません。フィルターは、接続ではなく、プロファイル に属しているため、フィルターが削除されることはないのでご安心ください。詳細については、関連した概念を参照してください。

リモート・システム・エクスプローラーでこれらの項目のまったく新しい構成が 必要な場合には、新規プロファイルを作成できることに留意してください。詳細については、関連リンクを参照してください。

関連概念
リモート・システム・エクスプローラーのプロファイル
ユーザー・アクション (ユーザー・オプション) の管理
コンパイル
関連タスク
ライブラリーのフィルター操作
オブジェクトのフィルター操作
メンバーのフィルター操作
ライブラリー・リストの管理
フィルター・プールの構成
フィルターの編集
フィルターの削除
2 番目のプロファイルの作成