メニュー方式アプリケーションからのプログラムの実行

ILE プログラムを実行するもう 1 つの方法はメニュー方式アプリケーションからです。 ワークステーション・ユーザーはメニューからオプションを選択し、 それが特定のプログラムを呼び出します。図 49 は、アプリケーション・メニューの例です。

図 49. アプリケーション・メニューの例
                                 PAYROLL DEPARTMENT MENU
 次の中から 1 つを選んでください:
      1.  Inquire into employee master
      2.  Change employee master
      3.  Add new employee









 選択項目またはコマンド
 ===> _________________________________________________________________________
_______________________________________________________________________________
 F3=終了   F4=プロンプト   F9=コマンドの複写   F12=取り消し
 F13=情報援助    F16=システム・メイン・メニュー
 

図 49 に示す例は各オプションが別の ILE プログラムを呼び出す、メニュー・プログラムによって表示されます。STRSDA を使用し、 オプション 2 を選択して、メニューを作成することができます (「メニューの設計」)。

図 50 は、上図の PAYROLL DEPARTMENT MENU の表示装置ファイルの DDS を示します。 ソース・メンバーは PAYROL といい、そのソース・タイプは MNUDDS です。 ファイルは SDA を使用して作成されています。

図 50. アプリケーション・メニューのデータ記述仕様書
          A* 自由形式メニュー: PAYROL
     A*
     A                                      DSPSIZ(24 80 *DS3                  -
     A                                             27 132 *DS4)
     A                                      CHGINPDFT
     A                                      INDARA
     A                                      PRINT(*LIBL/QSYSPRT)
     A          R PAYROL
     A                                      DSPMOD(*DS3)
     A                                      LOCK
     A                                      SLNO(01)
     A                                      CLRL(*ALL)
     A                                      ALWROL
     A                                      CF03
     A                                      HELP
     A                                      HOME
     A                                      HLPRTN
     A                                  1 34'PAYROLL DEPARTMENT MENU'
     A                                      DSPATR(HI)
     A                                  3  2'Select one of the following:'
     A                                      COLOR(BLU)
     A                                  5  7'1.'
     A                                  6  7'2.'
     A                                  7  7'3.'
     A* CMDPROMPT  この DDS 仕様書を削除しないでください。
     A                                019  2'Selection or command              -
     A                                          '
     A                                  5 11'Inquire'
     A                                  5 19'into'
     A                                  5 24'employee'
     A                                  5 33'master'
     A                                  6 11'Change'
     A                                  6 18'employee'
     A                                  6 27'master'
     A                                  7 11'Add'
     A                                  7 15'new'
     A                                  7 19'employee'

図 51 は、図 49 で示したアプリケーション・メニューのソースです。 ソース・メンバーは PAYROLQQ といい、そのソース・タイプは MNUCMD です。 これもまた SDA を使用して作成されています。

メニューは、次を入力して実行します。

GO library name/PAYROL

ユーザーがアプリケーション・メニューから 1、2、または 3 を入力すると、図 51 の ソースはそれぞれプログラム RPGINQ、RPGCHG、または RPGADD を呼び出します。