戻り標識 (RT)

戻り標識 (RT) を使用して、制御を呼び出し側プログラムに戻す必要があることを内 部 RPG IV 論理に指示することができます。 RT がオンかどうかを判別するためのテストは、LR の状況のテストの後、次のレ コードが読み取られる前に行われます。 RT がオンであれば、制御は呼び出し側プログラムに戻ります。 RT は、そのプログラムが再び呼び出された時にオフに設定されます。

RT 標識の状況の検査は停止標識 (H1 から H9) および LR 標識のテストの後で行われ るため、停止標識または LR 標識の状況が RT 標識の状況に優先します。 停止標識と RT 標識が両方ともオンの場合には、停止標識が優先します。 LR 標識と RT 標識が両方ともオンの場合には、プログラムは正常に終了します。

RT は、レコード識別標識、結果の標識、またはフィールド標識としてオンに設定することができます。 これは、次に、演算または出力命令の条件付け標識として使用することができます。

呼び出し側プログラムに制御を戻すために RT をいかに使用することが可能かという方法の説明に ついては、「WebSphere Development Studio: ILE RPG プログラマーの手引き」の呼び出し側プログラムに関する章を参照してください。