iSeries サーバーへの接続

初めてリモート・システム・エクスプローラーを開いた場合は、ローカル・ワークステーション以外のシステムには接続されません。 リモート iSeries サーバーに接続するには、接続を定義する必要があります。 接続は iSeries サーバーへの TCP/IP ネットワーク接続であり、サーバー上のすべての項目へのアクセス、 および項目の編集、実行、コンパイル、デバッグを可能にします。 接続を定義するには、リモート・システムの名前または IP アドレスを指定して、 接続自体にも固有の名前を指定します。この名前は、ワークスペースのラベルとして機能するため、簡単に接続と切断を行うことができます。 iSeries サーバーに接続するときには、ワークベンチがそのサーバー上のユーザー ID およびパスワードについてのプロンプトを出します。

ワークベンチを開く際、iSeries データへのアクセスを可能にするために、 プロファイルと iSeries サーバーへの接続を定義する必要があります。 プロファイルは、接続のグループ化、接続の共用、または接続の専有の場合に使用します。 iSeries サーバーへの接続は、iSeries 開発ツールのワークベンチ・パースペクティブである、 リモート・システム・エクスプローラーで行います。 以下の 3 つの基本タスクを、ステップバイステップの作業説明のリンクに従って行ってください。
  1. リモート・システム・エクスプローラー を開く
  2. リモート・サーバーへの接続の構成
  3. iSeries サーバーへの接続

接続時には、フィルターおよびフィルター・プールを使用して データを編成できます。これらは、iSeries サーバーからオブジェクトのセット、ジョブ、および統合ファイル・システム・フォルダーを「リモート・システム」ビューにリストします。

初めて接続する場合は、最初のプロファイルも定義してください。 すべての接続、フィルター、フィルター・プール、およびフィルター・プール参照はプロファイルに属します。 接続が多数あるときは、データを区分するのにプロファイルが役立ちます。 プロファイルおよび共用データについて詳しくは、チーム・サポートに関するヘルプ目次のトピックを参照してください。

また、リモート・システム・エクスプローラーを使用して、他の種類のサーバー (Linux、UNIX、Windows など) またはローカル・ワークステーションに接続することもできます。 これらの他の種類のサーバーに接続する方法については、以下のリンクを参照してください。

リモート・システム・エクスプローラーを使用して作業を行う際は、必ず次の 2 つの要件を満たすようにしてください。
  • iSeries サーバーに TCP/IP でアクセスしている。
  • コマンド STRHOSTSVR *ALL および STRTCPSVR *DDM を使用して iSeries サーバーを開始済みである。
リモート・システム・エクスプローラー の使用方法にもっと精通した後で、編集、検査、コンパイル、実行、およびデバッグサイクルを実行できます。

すべての接続、フィルター・プール、およびチーム・プロファイルはチーム・メンバー間で共用できるので、 すべてのフィルターおよびフィルター・データのチームによって共用されるプロファイルに入れます。 どのプロファイルをワークスペース内に表示するかは、そのプロファイルをアクティブにすることによって制御してください。 プロファイルをアクティブにするか非アクティブにしても、チームメイトには影響はおよびません。 たとえば、所有しているプロファイルの 1 つを表示しないことを選択できますが、チームメイトは そのプロファイルを自分のワークスペース内でアクティブにできます。

同期時の衝突を削減するために、ユーザー ID およびプール内の接続の順序付けは、ご使用のワークステーション上でローカルに保管されます。 チーム・サポートに参加するには、中央サーバーと同期し、自分のプロファイルを中央サーバーにアップロードする必要があります。 次に、ユーザー ID 以外のすべてがそのサーバー上に保管され、どの開発者もユーザー ID をそのワークステーションから再入力することによってプロファイル・リソースを中央サーバーから入手できます。