行ブレークポイントの設定

行ブレークポイントは、プログラムの実行可能行に設定されます。

行ブレークポイントは、 「ブレークポイント」ビューで設定するか、またはエディターから設定することができます。行ブレークポイントの設定は、デバッグ・セッションの前またはデバッグ・セッション中に行うことができます。デバッグ前のブレークポイントの設定については、下記の関連タスクを参照してください。

行ブレークポイントを「ブレークポイント」ビューから設定する方法は、次の通りです。

  1. 「ブレークポイント」ビューで右マウス・ボタン・クリックし、ポップアップ・メニュー から「ブレークポイントの追加」 > 「行」を選択します。 これにより、「行ブレークポイントの追加」ウィザードが起動されます。以降のステップはすべてここから行います。
  2. 「プログラム」フィールドで、この選択リストのプログラム名から、ブレークポイントを適用するプログラムを選択します。または、新規プログラム名を入力します。
  3. 「モジュール」フィールドで、この選択リストのモジュール名から、ブレークポイントを適用するモジュールを選択します。または、新規モジュール名を入力します。
  4. 異なるソース・ビューがデバッグ・エンジンによってサポートされている場合、「ビュー」セクションによって、 ブレークポイントを設定したいビューのラジオ・ボタンを選択することができます。
  5. 「ソース」 フィールドに、ブレークポイントを関連付けたいソースのファイル名を入力します。

    ソース・コードが複数のファイルから構成される (すなわち、1 つ以上のファイルに他のファイルが含まれる場合) は、ブレークポイントを設定すべきソース・ファイルを指定することができます。それ以外の場合は、新規ソース・ファイル名を入力してください。

  6. 「行」フィールドに、 ブレークポイントを設定する行番号を入力します。
  7. ブレークポイントにオプション・パラメーターを設定するか、 ブレークポイントをオプション・パラメーターの条件付きとするには、 「次へ>」をクリックします。 条件付きブレークポイントおよびオプションのブレークポイント・パラメーターの設定については、下の関連トピックを参照してください。
  8. ブレークポイントにオプション・パラメーターを設定しない場合は、「終了」をクリックしてブレークポイントを設定し、「行ブレークポイントの追加」ウィザードを閉じます。

ブレークポイントを設定する前に、「行ブレークポイントの追加」 ウィザードの「必須情報」 ページのすべてのフィールドを有効な項目で完了する必要があります。

注: 「モジュール」フィールド および「ソース」フィールド内の選択リストは、 現行デバッグ・セッションの値を使用して、直前のフィールドからプライム状態にされます。 たとえば、プログラムが「プログラム」 フィールドで選択または入力されている場合、「モジュール」 フィールドの選択リストには、そのプログラムに適用されるモジュールだけが入ります ( 指定されたプログラムが現在のデバッグ・セッションでデバッグされる場合)。 また、「ソース」 フィールドの選択リストには、指定されたプログラムおよびモジュールに適用されるソース・ファイルだけが入ります。

エディター内で行ブレークポイントを追加する方法は、次の通りです。

  1. エディターで、ブレークポイントを追加したいファイルがまだオープンされていなければ、それをオープンします。
  2. 以下のいずれかを実行します。
    • デバッガー・エディターまたは LPEX エディターを使用している場合は、ブレークポイントが追加される行のすぐ左側を右クリックして、ポップアップ・メニューから「ブレークポイントの追加」を選択します。
    • C/C++ エディターを使用している場合は、ブレークポイントが追加される行のすぐ左側のマーカー・バー (メイン・テキスト・エリアの左側の垂直方向バー) をダブルクリックします。
  3. 新規行ブレークポイント・マーカーが、「ブレークポイント」ビューとマーカー・バー (ブレークポイントを追加した行のすぐ左側) の両方に表示されます。

ブレークポイントが使用可能になっている場合は、コードのその行が実行される前にスレッドが中断されます。 デバッガーは、ブレークポイントによって停止されたスレッドを選択し、そのスレッドのスタック・フレームを自動的に表示します。ブレークポイントが設定された行は、エディターで強調表示されます。

関連概念
ブレークポイント
スレッド特定およびジョブ・ワイドの行ブレークポイント
監視ブレークポイント
行ブレークポイント
関連タスク
行ブレークポイント・プロパティーの編集
条件付き行ブレークポイントの設定
監視ブレークポイントの設定
ブレークポイント・ビューの使用
ブレークポイントの使用可能化および使用不可化
ブレークポイントの除去
関連資料
監視の特性
オプションのブレークポイント・パラメーター
デバッガー・パフォーマンスの考慮