ブレークポイント

ブレークポイントとはプログラムに置くマーカーであり、実行がそのポイントに達するとプログラムを停止するようデバッガーに知らせるものです。たとえば、プログラム中の特定ステートメントが問題の原因であると考えられる場合は、そのステートメントが入っている行に行ブレークポイントを設定してから、プログラムを実行してください。そのステートメントが実行される前に、ブレークポイントで実行が停止されます。すると、変数の内容を検査して呼び出しスタックを表示し、問題がどのように起こるかを調べるためのステートメントを実行できます。

デバッガーは、次のタイプのブレークポイントをサポートします。

行ブレークポイントには頻度と条件を設定でき、監視ブレークポイントには頻度を設定できます。行ブレークポイント付きでプログラムを実行すると、ブレークポイント条件が適合したときに、ステートメントの実行前にブレークポイントで実行が停止されます。

プログラムのデバッグを初めて開始する時には、ブレークポイントは デバッグ前にエディターで作成しない限り、設定されていません。ブレークポイントは、 デバッグ・セッション中に設定することができます。デバッガーの終了時に、ブレークポイントは保管されます。同じプログラムのデバッグを次に開始する時には、 行ブレークポイントおよび監視ブレークポイントはすべて復元されますが、 監視ブレークポイントは使用不可の状態で復元されます。

関連概念
スレッド特定およびジョブ・ワイドの行ブレークポイント
サービス・エントリー・ポイントを使用した iSeries アプリケーションのデバッグ
関連タスク
プログラム実行の制御およびブレークポイントの処理
デバッグ前のソース行ブレークポイントの設定
プログラム実行の再開およびロケーションまでの実行
監視ブレークポイントの設定
行ブレークポイントの設定
ブレークポイント・ビューの使用
ブレークポイントの除去
ブレークポイントの使用可能化および使用不可化
行ブレークポイント・プロパティーの編集
条件付き行ブレークポイントの設定
関連資料
監視の特性
オプションのブレークポイント・パラメーター
デバッガー・パフォーマンスの考慮