バインダー・リストの使用

バインド・プロセスは使用される資源、検出された記号とオブジェクト、 およびバインド・プロセスで解決された、あるいはされなかった問題 を説明したリストを作成することができます。 このリストは CRTPGM コマンドを入力するのに使用するジョブの スプール・ファイルとして作成されます。 デフォルトのコマンドではこの情報を作成しませんが、詳細レベルには次の 3 つの レベルがあり、DETAIL パラメーター値を選択することによって生成することができます。

バインダー・リストには、DETAIL に指定された値によって、以下のセクション が含まれます。

表 24. DETAIL パラメーターに基づくバインダー・リストのセクション
セクション名 *BASIC *EXTENDED *FULL
コマンド・オプションの要約 X X X
簡易要約表 X X X
拡張要約表   X X
バインダー情報リスト   X X
相互参照表     X
バインド統計     X

このリストの情報は、バインドが正常に行われなかった場合に問題を診断するのを容易にしたり、あるいは バインダーの処理で検出されたものについてのフィードバックを与えることが できます。 モジュールまたはプログラムのモジュール・ソースを保管するファイルに、ILE プログラムのリストを保管したい場合があります。 このリストをデータベース・ファイルへ コピーするために、スプール・ファイル・コピー (CPYSPLF) コマンドを使用することが できます。

注:
CRTBNDRPG コマンドはバインダー・リストを作成しません。しかし、バインドの段階でバインド・エラーが起こった場合には、 エラーはジョブ・ログに通知され、コンパイラー・リストにこの影響に対する メッセージが入れられます。

基本バインダー・リストの例については、サンプル・バインダー・リストを参照してく ださい。

バインダー・リストの詳しい情報は、「ILE 概念」を参照して ください。