対話式アプリケーションの例

この章では、一般的ないくつかのワークステーションのアプリケーションと、 それらの ILE RPG コーディングについて説明します。

この章で提示されるアプリケーション・プログラムは、4 つのモジュールから構成されて います。 各モジュールで、WORKSTN ファイルの一般的な使用方法について説明します。 最初のモジュール (CUSMAIN) では、プログラムのメイン・メニューを提供しま す。 ユーザーの選択に基づいて、該当するモジュールから、要求された機能を提供 するプロシージャーを呼び出します。

各モジュールは、WORKSTN ファイルを使用して、画面上の入力および表示情報 についてプロンプトを出します。 また、メイン・モジュール CUSMAIN を除く各モジュールは、マスター・データベース・ファイルのビュー を表示する論理ファイルも使用します。 このビューは、モジュールがその処理に必要とするマスター・ファイルの フィールドのみで構成されます。

注:
CUSMAIN 以外の各モジュールは、それぞれ独立したプログラムとしてコンパイル することができます。すなわち、各モジュールをそれぞれ独立したプログラム として使用することができます。
表 47. 対話式アプリケーション例の各モジュールの説明
モジュール 説明
メイン・メニュー照会 WORKSTN ファイルを使用して、メニュー選択項目を表示し、入力を受け入れる 、基本的なメニュー照会プログラムの例。
ファイルの維持 マスター・ファイルの得意先レコードの更新、削除、追加、および表示を可能 にする保守プログラムの例。
郵便番号による検索 WORKSTN サブファイル処理を使用して、指定された郵便番号について一致した すべてのレコードを表示するプログラムの例。
名前による検索と照会 WORKSTN サブファイル処理を使用して、指定された得意先名について一致した すべてのレコードを表示し、次にユーザーがサブファイルからレコードを選択 して完全な得意先情報を表示できるようにする、プログラムの例。