テストの準備

テストを開始する前に、次のタスクを実行しておく必要があります。タスクは、コミュニティー・マネージャーからの要求または応答のいずれか、または参加者からの要求または応答のいずれかのうち、シミュレートしている役割によって異なります。

  1. VTP デジタル証明書を次のファイル・システムにコピーします。
    /opt/data/vcrouter/vms/security/vtp

    この証明書は、CA から取得するか、自己署名することができます。

    bcg_console.properties ファイルにある VTP の値を編集します。

    bcg.properties ファイルの bcg.certs.vtp.CertificateDir ロケーションを編集します。

    WebSphere Partner Gateway は、データベース内の各参加者の VTP デジタル証明書を自動的に読み込むため、これによって管理者はすべての参加者に通知できます。これらの証明書はコンソール上には表示されません。

  2. ゲートウェイおよび接続が構成されていることと、これらが正常に機能していることを確認します。
  3. ターゲットが使用可能で、メッセージを受け取るための適切な URL で構成されていることを確認します。異なるターゲットには、異なるトラフィックが発生します。ターゲットの URL が誤っていると、文書は処理されません。

    この要件が適用されるのは、応答が必要な文書をテストする場合のみです。ターゲットの詳細については、「ハブ構成ガイド」を参照してください。

  4. テスト文書のヘッダーに表示されるビジネス ID を確認します。ビジネス ID は、ルーティング・プロセスを駆動し、文書の送信先を制御します。

    例えば、文書を自分自身、つまりコミュニティー・マネージャーに送信する場合は、文書ヘッダーの「宛先」ビジネス ID を自分自身のビジネス ID にする必要があります。システムは、「宛先」のビジネス ID を使用して、正しい接続を検索します。

次に示すのは、テスト文書中の「元」ビジネス ID と「宛先」ビジネス ID の例です (関係のない行は削除されています)。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
 <!DOCTYPE Preamble SYSTEM "3A4_MS_V02_02_PurchaseOrderRequest.dtd">
 <Pip3A4PurchaseOrderRequest>
    <fromRole>
       <GlobalBusinessIdentifier>987654321</GlobalBusinessIdentifier>
    <toRole>
       <GlobalBusinessIdentifier>567890123</GlobalBusinessIdentifier>

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