Data Interchange Services クライアントのマッピング担当者は、XML 文書およびレコード単位データ文書の文書定義を作成し、それぞれのタイプの文書を別のタイプの文書に変換する変換マップを作成できます。
XML 文書は、XML DTD または XML スキーマによって定義 されます。Data Interchange Services クライアントのマッピング担当者は、この DTD またはスキーマに基づいて変換マッ プを作成し、XML 文書を別の形式にどのように変換するかを記述します。XML 文書は、別の XML 文書、レコード単位データ文書、または EDI トランザクションに変換できます。
レコード単位データ (ROD) とは、専有の形式に準拠した文書のことです。Data Interchange Services クライアントのマッピング担当者が ROD 文書定義を定義します。これは、ビジネス・アプリケーションが文書内のデータを構造化する方法を定義したものです。文書定義を定義したら、マッピング担当者は ROD 文書を別の ROD 文書、XML 文書、または EDI トランザクションに変 換するためのマップを作成できます。
XML 文書または ROD 文書は、個々の文書として、または同じファイル内の文書の グループとして、ハブに参加させることができます。同じファイルに複数の文書が存在する場合が あります。例えば、参加者またはコミュニティー・マネージャーのスケジュールされたジョブによって送信対象の文書が定期的にアップロードされる 場合などです。複数の XML 文書または ROD 文書が 1 つのファイルで届いた場合は、Receiver が関連するスプリッター・ハンドラー (XMLSplitterHander または RODSplitterHandler) を呼び出してその一連の文書を分割します。 (スプリッター・ハンドラーは、ターゲットを作成すると構成されます。前処理を参照してください。) その後文書が再び Document Manager に導入されて、個別に処 理されることになります。
1 つのファイルで複数の EDI 交換を送信することもできます。複数の EDI 交換が 1 つのファイルで届いた場合は、Receiver が EDISplitterHandler を呼び出してその一連の交換を分割します。その後交換が再び Document Manager に導入されて、個別に処理されることになります。