文書分析

文書分析ツールを使用すると、状態別に整理された、指定期間内のシステム内の文書数の詳細な概要を取得できます。

検索条件を使用すると、失敗した文書の特定および失敗の原因の調査ができます。

システム内の文書状態の表示

次の表に、さまざまな文書状態を示します。

表 11. 文書状態
状態 説明

受信

文書はシステムによって受信され、処理待ちの状態です。

進行中

文書は現在、次のいずれかの処理ステップにあります。

  • 不完全 例えば、システムが他の文書を待っています。
  • データ妥当性検査 例えば、システムは文書の内容を検査しています。
  • 変換 例えば、システムは文書を別のプロトコルに変換しています。
  • キュー 例えば、文書は参加者またはコミュニティー・マネージャーに経路指定されるのを待っています。

失敗

文書処理は、システムのエラー、データ検証のエラー、または重複のために中断されました。

正常終了

文書処理を完了する最終メッセージがシステムからターゲット参加者に送信されました。

システム内の文書の表示

次の手順では、システムで文書を表示する方法について説明します。

  1. 「ツール」 > 「文書分析」をクリックします。
  2. 「文書分析の検索」ウィンドウで、ドロップダウン・リストから検索条件を選択します。

    表 12 に、表示する文書を決定するために指定できる値を示します。

    表 12. 文書の検索条件
    説明

    開始日および開始時刻 (Start Date & Time)

    処理が開始された日時。

    終了日および終了時刻 (End Date & Time)

    処理が完了した日時。

    ソース参加者

    ビジネス・プロセスを開始した参加者 (コミュニティー・マネージャーのみ)。

    ターゲット参加者

    ビジネス・プロセスを受信した参加者 (コミュニティー・マネージャーのみ)。

    検索場所

    受信文書フローまたは送信文書フローを検索します。

    ゲートウェイ・タイプ

    例えば、すべて、実動、テスト、CPS 参加者、または CPS マネージャー。テストが使用できるのは、テスト・ゲートウェイ・タイプをサポートするシステムのみです。

    パッケージ

    文書フォーマット、パッケージ化、暗号化、およびコンテンツ・タイプ識別番号について説明します。

    プロトコル

    参加者に対して使用できる文書プロトコル。

    文書フロー

    特定のビジネス・プロセス。

    ソート基準

    受信参加者名または送信参加者名別ソート結果。

    最新表示

    検索結果が定期的に最新表示されるかどうかを制御します (コミュニティー・マネージャーのみ)。

    最新表示頻度

    検索結果の最新表示頻度を制御します (コミュニティー・マネージャーのみが使用)。

  3. 「検索」をクリックします。「文書分析の要約」が表示されます。

プロセスおよびイベント詳細の表示

次の手順では、プロセスおよびイベントの詳細を表示する方法について説明します。

  1. 「ツール」 > 「文書分析」をクリックします。「文書分析の検索」ウィンドウが表示されます。
  2. ドロップダウン・リストから検索条件を選択します。
  3. 「検索」をクリックします。「文書分析の要約」が表示されます。
  4. 表示するソース参加者とターゲット参加者の横にある「詳細の表示」アイコンをクリックします。選択された参加者のすべての文書のリストが表示されます。文書数量は、文書処理状態別に列に整列されます。
  5. 「文書分析の要約」に示された個々の文書フローの下で、「受信」、「進行中」、「失敗」、または「正常終了」列の数量リンクを選択します。「文書分析レポート」に文書処理の詳細が提示されます。「失敗」を選択すると、レポートには「文書イベントの要約」も表示されます。

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