RosettaNet ビューアー
イベントを生成した特定のプロセスを検索するには、RosettaNet ビューアーを使用します。目的のプロセスを特定したら、プロセスの詳細とロー文書を表示できます。
RosettaNet は、e-ビジネス取引の業界標準を作成した
企業グループです。Participant Interface Process (PIP) には、ハブ・コミュニティーのメンバー間でのビジネス・プロセスが定義されます。各 PIP では、特定のビジネス文書と、コミュニティー・マネージャーと参加者との間でこの文書がどのように処理されるかが定められます。
RosettaNet ビューアーは、ビジネス・プロセスを構成する文書のコレオグラフィーを表示します。RosettaNet ビューアーを使用して表示できる値には、プロセスの状況、詳細、ロー文書、関連のプロセス・イベントなどがあります。
RosettaNet ビューアーは、特定の検索条件に基づいてプロセスを表示します。
RosettaNet ビューアー・タスクの実行
RosettaNet プロセスの検索
- 「ビューアー」 > 「RosettaNet ビューアー」の順にクリックします。「RosettaNet ビューアー検索」画面が表示されます。
- ドロップダウン・リストから検索条件を選択します。
表 21. RosettaNet の検索条件
値 |
説明 |
開始日および開始時刻 (Start Date and Time) |
処理が開始された日時。 |
終了日および終了時刻 (End Date and Time) |
処理が完了した日時。 |
参加者 |
参加者を識別します (コミュニティー・マネージャーのみ)。 |
自分の役割 |
参加者がソース (開始元) とターゲット (受信側) のいずれであるのかを指定します。 |
ビジネス ID の開始 (Initiating Business ID) |
開始側の参加者のビジネス識別番号 (例: DUNS)。 |
ゲートウェイ・タイプ |
実動またはテスト。テストが使用できるのは、テスト・ゲートウェイ・タイプをサポートするシステムのみです。 |
プロトコル |
参加者に対して使用できるプロトコル。 |
文書フロー |
特定のビジネス・プロセス。 |
プロセス・インスタンス ID |
プロセスに割り当てられた固有の識別番号。検索条件には、アスタリスク (*) のワイルドカードを使用できます。 |
ソート順 |
「受信時刻のタイム・スタンプ (Received Time Stamp)」などによって結果をソートします。 |
「降順」または「昇順」 |
「昇順」 - 最も古いタイム・スタンプまたはアルファベットの最後を最初に表示します。
「降順」 - 最新のタイム・スタンプまたはアルファベットの先頭を最初に表示します。 |
ページごとの結果件数 |
1 ページ当たりの結果の数を表示します。 |
- 「検索」をクリックします。検索条件に合致した RosettaNet プロセスが表示されます。
RosettaNet プロセスの詳細の表示
- 「ビューアー」 > 「RosettaNet ビューアー」の順にクリックします。「RosettaNet ビューアー検索」画面が表示されます。
- ドロップダウン・リストから検索条件を選択します。
- 「検索」をクリックします。検索結果が表示されます。
表 22. 文書処理の詳細
値 |
説明 |
参加者 |
ビジネス・プロセスに関与している参加者。 |
タイム・スタンプ |
最初の文書の処理が開始された日時。 |
文書フロー |
特定のビジネス・プロセス (例: RosettaNet (1.1): 3A7)。 |
ゲートウェイ・タイプ |
例えば、実動。 |
プロセス・インスタンス ID |
コミュニティーのメンバーを加入させることによってプロセスに割り当てられる固有の番号。 |
文書 ID |
送信側の参加者によって割り当てられる専有文書 ID。このフィールドの場所は固定されておらず、文書タイプによって変動します。 |
ソース参加者 |
開始する側の参加者。 |
ターゲット参加者 |
受信する側の参加者。 |
- 表示する RosettaNet プロセスの横にある「詳細の表示」アイコンをクリックします。選択したプロセスの詳細と関連文書が表示されます。
- 表示する文書の横にある「詳細の表示」アイコンをクリックします。文書とその関連イベントの詳細が表示されます。
ロー文書の表示
- 「ビューアー」 > 「RosettaNet ビューアー」の順にクリックします。「RosettaNet ビューアー検索」画面が表示されます。
- ドロップダウン・リストから検索条件を選択します。
- 「検索」をクリックします。プロセスのリストが表示されます。
- 表示するプロセスの横にある「詳細の表示」アイコンをクリックします。選択したプロセスの詳細と関連文書が表示されます。
- 「文書フロー」の横にある「ロー文書の表示 (Display raw document)」アイコンをクリックして、ロー文書を表示します。
制約事項:
ロー文書のうち、100K を超える部分は切り捨てられます。
ヒント:
- 処理できなかった文書のトラブルシューティングを行うには、データ検証エラーの表示を参照してください。
- ロー文書のビューアーには、ロー文書に HTTP ヘッダーが付いた状態で表示されます。
