ハブの構成の概要
ビジネス・ニーズを分析したら (ハブの設定に必要な情報を参照)、ハブをセットアップし、参加者プロファイルを作成します。ここでは、関係する作業の概要を示します。
注: ハブを構成している場合、イベント・コードとトラブルシューティングのヒントについては、「管理者ガイド」を参照してください。
ハブの設定
ハブ管理者は、以下の作業を実行してハブを設定します。
- 使用するトランスポートの事前セットアップを実行します (必要な場合)。事前セットアップについては、ハブを構成するための準備で説明します。
- オプションで、コンソールをカスタマイズし、デフォルトのパスワードおよびアクセス権ポリシーを変更します。この作業については、Community Console の構成で説明します。
- ハブで文書を (コミュニティー・マネージャーおよび参加者から) 受信するために使用するトランスポートのタイプ用のターゲットを作成します。ターゲットの作成については、ターゲットの定義で説明します。
注: ユーザー定義のハンドラーを使用してターゲットを構成する場合は、ターゲットを作成する前にハンドラーをアップロードする必要があります。ハンドラーのアップロードについては、ユーザー定義ハンドラーのアップロードで説明します。
- インバウンド・ワークフローのステップまたはアクションを構成します。これはオプションの ステップで、WebSphere Partner Gateway で提供されていない文書処理が特に必要な場合にのみ必要です。システム提供のワークフローまたはアクションの動作を変更する必要がなければ、このステップは省略してください。ワークフロー・ステップおよびアクションの構成については、固定ワークフロー・ステップおよびアクションの構成で説明します。
注: ユーザー定義のハンドラーは、ワークフローまたはアクションを構成する前にアップロードする必要があります。ユーザー定義のハンドラーのアップロードについては、ハンドラーのアップロードで説明します。
- ハブで送受信できる文書のタイプを定義するために文書フロー定義を作成します (または、必要な定義がすでに使用可能になっていることを確認します)。
- 2 つの文書フロー定義の有効な組み合わせを示すために対話を作成します。
文書フロー定義の作成および対話の作成については、文書フローの構成および EDI 文書フローの構成で説明します。
- コミュニティー・マネージャー用のプロファイルを作成します。その際、コミュニティー・マネージャーについての情報を提供し、コミュニティー・マネージャーが送受信できる文書のタイプ (コミュニティー・マネージャーの B2B 機能) を設定します。プロファイルの作成については、コミュニティー・マネージャーのプロファイルおよび B2B 機能の作成で説明します。
参加者の作成
ハブを設定したら、コミュニティー・マネージャーと文書を交換する参加者ごとにプロファイルを作成します。参加者を作成できるのは、ハブ管理者だけです。
ハブ管理者は、参加者の B2B 機能のセットアップ、参加者用のゲートウェイの設定、および参加者のセキュリティー・プロファイルの設定も行えます。これらのステップは、参加者が自分で行うことも可能です。
参加者の作成については、参加者およびその B2B 機能の作成で説明します。ゲートウェイの作成については、ゲートウェイの作成で説明します。セキュリティー・プロファイルのセットアップについては、インバウンドおよびアウトバウンド交換のセキュリティー設定で説明します。
文書接続の設定
ハブを構成して、参加者プロファイルを作成したら、接続を設定できます。接続は、送信側と受信側の有効な組み合わせ、および交換できる文書を示します。接続の管理については、接続の管理で説明します。
