WebSphere Partner Gateway 用語集
- アウトバウンド文書 (outbound document)
- 「ターゲット文書 (target document)」を参照。
- アクション (action)
- 文書の検証や変換のような一連の処理ステップ。
- イベント (event)
- タスクやシステムにとって重要な出来事。操作の完了や失敗など。
- イベント・ドリブン変換 (event driven translation)
- 文書の受信によって自動的に起動されるトランザクション。
- 医療保険の積算と責任に関する法律 (HIPAA) (Health Insurance Portability and Accountability Act (HIPAA))
- 健康保険やその提供者が健康に関する情報を電子媒体で通信する場合に共通フォーマットの使用を求める米国の立法機関制定法。
- インバウンド文書 (inbound document)
- 「ソース文書 (source document)」を参照。
- エクスポート・ファイル (export file)
- エクスポートしたデータを含むファイル。
- エレメント (element)
- 文書の構成要素。エレメントには複合エレメントと単一エレメントがある。
- エレメント分離記号 (element separator)
- 「データ・エレメント区切り文字 (data element delimiter)」を参照。 「セグメント ID 分離記号 (segment ID separator)」も参照。
- エンベロープ (envelope)
- 文書を含む制御構造。
- エンベロープ解除 (de-envelope)
- EDI エンベロープからの文書の抽出。
- 階層ループ (HL) (hierarchical loop (HL))
- 親子関係のあるデータ・エンティティー間の関連を記述する手法 (例: 企業の組織図)。
- カスタマイズ時のデータ (customization time data)
- 「ビルド時のデータ (build time data)」を参照。
- 関連タイプ (associated type)
- ソース・オブジェクトを参照するオブジェクト。「参照タイプ (referenced type)」も参照。
- キー (key)
- プロファイルやマップなどのオブジェクトを一意的に識別する Data Interchange Services オブジェクト内のフィールド (1つまたは複数)。例えば、マップのキーはマップの名前である。
- 機能グループ (functional group)
- 同じロケーションから送信される同じタイプの 1 つ以上の文書。この文書は、機能グループのヘッダーおよびトレーラー・セグメントで囲まれる。
- 機能肯定応答 (functional acknowledgment)
- 送信者に戻される電子的な肯定応答で、EDI 文書が受諾または拒否されたことを示す。
- 機能肯定応答マップ (functional acknowledgment map)
- EDI 標準の機能肯定応答の作成方法を記述した一連のマッピング指示である。サポートされる 3 つのマップ・タイプの一つ。
- 基本文書 (base document)
- マップの基礎になる文書定義。
- キュー・マネージャー (queue manager)
- アプリケーションにキューイング・サービスを提供するシステム・プログラム。これはアプリケーション・プログラミング・インターフェースを提供しており、これによってプログラムは、キュー・マネージャーが所有するキュー上のメッセージにアクセスできる。
- 区切り文字 (delimiter)
- 文字ストリングを終了する文字。
- クライアント/サーバー (client/server)
- あるコンピューター上のプログラムが別のコンピューター上のプログラムに要求を送信して応答を待つといった分散データ処理における対話モデルに関連する用語。要求するプログラムをクライアント、応答するプログラムをサーバーという。
- グループ (group)
- 交換内の関連する文書セット。交換には、多数のグループを含めることができる (グループを含めないことも可能)。
- グローバル変数 (global variable)
- 変換中に割り当てられた値を保持および操作するために使用する変数。マップ間および文書変換の間で共用される。Data Interchange Services のマッピング・コマンド言語でサポートされる 3 つの変数タイプの一つである。
- ゲートウェイ (gateway)
- Partner Gateway がバックエンド・システムまたは取引先に文書を配信するのに使用する Partner Gateway からのエグジット・ポイント。
- 検証マップ (validation map)
- EDI 文書の追加検証を記述した一連のマッピング指示。サポートされる 5 つのマップ・タイプの一つ。
- コード・リスト (code list)
- Data Interchange Services が提供する、またはユーザーが定義するテーブル。単一のデータ・フィールドで使用可能な値がすべて含まれる。
- 交換 (interchange)
- 取引パートナー間の情報交換。互いにグループ化された一連の文書でもある (例: EDI エンベロープで囲まれた EDI 文書)。
- 構成データベース (configuration database)
- Data Interchange Services クライアントのデータベース。データベース定義、メッセージ、照会、設定など Data Interchange Services クライアントの実行に必要なパラメーターが保管されている。
- 構造化照会言語 (SQL) (Structured Query Language (SQL))
- リレーショナル・データベース内のデータを定義および操作するための標準化言語。
- 肯定応答 (ACK) (acknowledgment (ACK))
- データ伝送への肯定応答としての肯定応答文字の伝送。
- 構文タイプ (syntax type)
- 文書の異なるフォーマットを分類するのに使用されるカテゴリー。Data Interchange Services では、XML、EDI、およびレコード単位データという 3 つの構文タイプがサポートされる。ユーザーは、これらのどの構文タイプ間でもマッピングおよび変換を行うことができる。
- コミュニティー参加者 (community participant)
- コミュニティー・マネージャーとの間でビジネス文書を送受信する取引コミュニティー参加者。
- コミュニティー・オペレーター (community operator)
- ハブに対して標準的な日常の管理の制限された責任を持つサービス・プロバイダー。
- コミュニティー・マネージャー (community manager)
- WebSphere Partner Gateway を購入し、パートナーのハブ・コミュニティーとして機能する企業。コミュニティー・マネージャーには、コミュニティーのコミュニティー・マネージャー部分の正常性および保守に責任を持つ管理ユーザーであるマネージャー管理者が 1 人存在する。
- コンマ区切りファイル (comma delimited file)
- レコード内のフィールドがコンマで区切られているファイル。
- サービス・セグメント (service segment)
- EDI 文書のエンベロープ時に使用される EDI セグメント (ISA、GS、ST、UNB、UNH、UNT など)。
- 最大使用回数 (maximum use)
- 複合エレメントまたは単一エレメントを反復できる回数の最大値を示す数値。
- サブエレメント (subelement)
- UN/EDIFACT EDI 標準において、EDI 複合データ・エレメントに含まれる EDI データ・エレメント。例えば、EDI データ・エレメントとその修飾子は、EDI 複合データ・エレメントのサブエレメントである。
- サブエレメント分離記号 (subelement separator)
- EDI 複合データ・エレメント内のサブエレメントを分離する文字。
- 参加者接続 (participant connection)
- 特定のパートナー送受信に関連付けられた対話。交換に必要なゲートウェイおよびその他のルーティング情報も指定される。
- 参加者プロファイル (participant profile)
- 名前、DUNS 番号のようなビジネス ID、Community Console へのアクセスを許可するリスト・ユーザー ID などの参加者に関する情報が含まれるプロファイル。「Data Universal Numbering System」も参照。
- 参照タイプ (referenced type)
- ソース・オブジェクトによって参照されるオブジェクト。「関連タイプ (associated type)」も参照。
- 修飾子 (qualifier)
- 別の一般的な複合エレメントまたは単一エレメントに固有の意味を提供する単一エレメント。修飾子は、単一または複数のオカレンスをマッピングする際に使用される。修飾子を使用すると、名前の 2 番目の部分 (通常は ID と呼ばれる) の解釈で使用するネーム・スペースを指定することもできる。
- 数値定数 (numeric constant)
- データを含むフィールドの名前ではなく、処理で使用される実際の数値。数値定数に指定できるのは、0 から 9 までの数字、符号 (プラスまたはマイナス)、および小数点である。
- スキーマ文書定義 (schema document definition)
- XML スキーマに基づく XML 文書の記述またはレイアウト。
- 制御構造 (control structure)
- EDI でエンベロープした文書の開始セグメントと終了セグメント (ヘッダーおよびトレーラー)。
- 制御ストリング (control string)
- 複数あるコンパイル済みオブジェクトの一つ。主にマップ制御ストリングおよび文書定義制御ストリングで構成される。
- 制御番号 (control number)
- 交換、グループ、または EDI 文書の識別に使用する番号。
- 静止 (quiesce)
- 操作を正常に完了させて、新規要求の処理を拒否しながらプロセスを終了させること。
- セキュリティー管理者 (security administrator)
- ビジネス・データおよびプログラム機能へのアクセスを制御する担当者。
- セグメント ID (segment identifier)
- 各 EDI セグメントの先頭にある 3 文字の固有の ID。
- セグメント ID 分離記号 (segment ID separator)
- EDI セグメント内の EDI データ・エレメントからセグメント ID を分離する文字。 「データ・エレメント区切り文字 (data element delimiter)」も参照。
- セグメント終了記号 (segment terminator)
- EDI セグメントの終わりを示す文字。
- セグメント・ディレクトリー (segment directory)
- EDI 標準のすべての EDI セグメントのフォーマットを含むファイル。
- ソース文書 (source document)
- 変換される文書。
- ソース文書定義 (source document definition)
- 文書レイアウトを記述したもので、変換するソース文書のフォーマットを指定する際に使用される。
- ソース・ベース・マップ (source based map)
- ソース文書定義にエレメントが定義された順序に基づいたマップ。
- ターゲット (target)
- Partner Gateway へのエントリー・ポイント。特定のデプロイメントのために構成された受信側のインスタンスである。各ターゲットは 1 つのトランスポート・タイプを使用して送信される文書をサポートする。指定されたトランスポート・タイプには、文書フォーマットごとに 1 つ、複数のターゲットが存在できる。「Receiver」を参照。
- ターゲット文書 (target document)
- 変換によって作成される文書。
- ターゲット文書定義 (target document definition)
- 文書レイアウトを記述したもので、変換から出力文書を作成する際に使用される。
- ターゲット文書定義ウィンドウ (target document definition window)
- データ変換マップ・エディターおよび機能肯定応答マップ・エディターの詳細タブ上にあるページの 1 つ。ターゲット文書定義を表示する。
- ターゲット・ベース・マップ (target based map)
- ターゲット文書定義にエレメントが定義された順序に基づいたマップ。
- ダイナミック・リンク・ライブラリー (DLL) (dynamic link library (DLL))
- リンク時ではなくロード時および実行時にプログラムにバインドする実行可能コードおよびデータが含まれるファイル。ダイナミック・リンク・ライブラリー内のコードおよびデータは、複数のアプリケーションが同時に共用できる。
- 対話 (interaction)
- WebSphere Partner Gateway に入ってくるソース文書の定義。WebSphere Partner Gateway を出るターゲット文書について説明する。ソース文書、ターゲット文書、アクション、および変換マップで構成される。
- タグ (tag)
- UN/EDIFACT EDI 標準においてはセグメント ID。エクスポートとインポートにおいては、データベースの各フィールドに割り当てられ、エクスポート・ファイルのフィールドの識別に使用されるコード。このようなエクスポート・ファイルはタグ付きファイルと呼ばれる。
- 単一エレメント (simple element)
- ソース文書またはターゲット文書内で、子項目は含まずデータのみを含む項目。例えば、EDI データ・エレメント、ROD フィールド、XML 属性、および XML PC Data の値など。
- 単一オカレンス・マッピング (single-occurrence mapping)
- 反復する複合エレメント/単一エレメントの特定のオカレンスが、複合エレメント/単一エレメントにマップされるマッピング形式。
- 単項演算子 (unary operator)
- 数値の符号を変換する演算子。
- データベース定義 (database definition)
- Data Interchange Services クライアントがデータベースに接続するのに使用する Data Interchange Services の定義。
- データ変換マップ (data transformation map)
- ソース文書からターゲット文書へのデータ変換方法を記述した一連のマッピング指示。ソース文書とターゲット文書の両方とも、サポートされる文書タイプの一つにすることができる。データ変換マップは、サポートされる 3 つのマップ・タイプの一つである。
- データ・エレメント区切り文字 (data element delimiter)
- EDI セグメント ID の後にあり、EDI セグメント内の各 EDI データ・エレメントを分離する文字 (アスタリスク (*) など)。「セグメント ID 分離記号 (segment ID separator)」も参照。
- データ・ディクショナリー (data dictionary)
- 論理的に関連する特定の構文タイプのコンポーネントを集めたもの (例: ROD ディクショナリー、EDI ディクショナリー、XML ディクショナリー)。
- ディクショナリー (dictionary)
- 論理的に関連する特定の構文タイプのコンポーネントを集めたもの (例: ROD ディクショナリー、EDI ディクショナリー、XML ディクショナリー)。
- 電子データ交換 (EDI) (electronic data interchange (EDI))
- 事前定義済みメッセージ標準に準じたコンピューター・システム間の構造化電子データの交換。
- 特殊変数 (special variable)
- ローカル変数またはグローバル変数と同等の変数。ただし、Data Interchange Services に事前定義される点は異なる。特殊変数は、文書の開始点である変換時に作成される。ユーザーが作成または保守することはできない。
- ドメイン (domain)
- 反復エレメントおよびループのマッピングを制限する必要のあるデータ構造体またはデータ構造体のグループ。
- 取引先 (trading partner)
- 製造メーカーや提供業者などの企業。電子データ交換および、変換された文書を送受信する組織内のエンティティーを使用して情報交換を行うことに同意している企業である。
- トレーラー (trailer)
- 電送の終了を示す制御構造。
- ネーム・スペース (namespace)
- XML では、スキーマ内のすべてのエレメントおよびタイプ定義を関連付ける固有の名前を指定する URI (Uniform Resource Identifier)。
- ネーム・スペース・オブジェクト (namespace object)
- XML ネーム・スペースに関する情報を含む Data Interchange Services オブジェクト。ソース文書を XML 文書に変換する際、変換プログラムがネーム・スペースを検出できるようにする。
- ネットワーク肯定応答 (network acknowledgment)
- 送信済み、受信済みなど、交換のエンベロープの状況を示すネットワークからの応答。
- ノード (node)
- ツリー制御の項目。単一エレメント、複合エレメント、マッピング・コマンド、コメント、またはグループ・ノードが含まれる。
- パーサー (parser)
- 文書をコンポーネント部分に分割したり、コンポーネント部分から文書を構成したりするのに使用するモジュール。
- パス修飾マッピング (path qualified mapping)
- 反復する複合エレメント/単一エレメントのすべてのオカレンスが、別の文書内の同じ反復する複合エレメント/単一エレメントにマップされるマッピング形式。
- パッケージ (package)
- 文書の内容を囲むラッパーで、インターネット経由で文書を送信するのに使用するフォーマットを定義する。RNIF、 AS1、および AS2 など。
- ハブ管理者 (hub administrator)
- ハブの構成を行い、ハブのセットアップや管理に関するすべてのタスクを実行する能力のあるスーパーユーザー。
- 反復データ・エレメント (repeating data element)
- EDI セグメント内で 2 回以上連続して出現する EDI データ・エレメントまたは EDI 複合データ・エレメント。
- ビジネス・プロセス (business process)
- ビジネスの目的を達成するために必要なステップを表す一連の定義済みビジネス・トランザクション。
- ビジネス・プロトコル (business protocol)
- 情報のフォーマット設定やコンピューター・ネットワークを介する伝送に使用する一連の規則と命令 (プロトコル)。例えば、RosettaNet、cXML、および EDI-X12 など。
- 否認防止データ・リポジトリー (non-repudiation data repository)
- 文書交換の認証性に関する争議が発生した場合に WebSphere Partner Gateway が文書 (および署名済み文書の認証情報) のコピーを保管する場所。
- 標準エンベロープ (standard envelope)
- 「EDI エンベロープ (EDI envelope)」を参照。
- ビルド時のデータ (build time data)
- EDI 標準、レコード単位データ文書定義、およびマップなど、変換プログラムで使用されないオブジェクト。
- ファンクション・キー (function key)
- 押されると指定された一連の操作を実行するキー。
- 複合エレメント (compound element)
- ソース文書またはターゲット文書内の項目。EDI セグメント、EDI 複合データ・エレメント、レコード単位データ内の ROD レコードや ROD 構造体、および XML エレメントなどの子項目が含まれる。
- 複数オカレンス・マッピング (multiple-occurrence mapping)
- 反復する複合エレメント/単一エレメントのすべてのオカレンスが、別の文書内の同じ反復する複合エレメント/単一エレメントにマップされるマッピング形式。
- 浮動セグメント (floating segment)
- 他の EDI セグメントに対して多数の位置に存在することができる EDI 文書定義の EDI セグメント。
- プロセス (process)
- ビジネス・トランザクションを実行するためにコミュニティー・マネージャーと参加者の間で交換される文書またはメッセージのシーケンス。
- 文書 (document)
- 購入注文や送り状など、サポートされるフォーマットで作成可能なビジネス文書。例えば、XML 購入注文と EDI 購入注文はどちらも文書だが、それぞれ異なるフォーマットを使用する。
- 文書 ID (document ID)
- 文書固有の ID。
- 文書タイプ定義 (DTD) (document type definition (DTD))
- SGML または XML 文書の個々のクラスの構造を指定する規則。DTD は、エレメント、属性、および表記法を使用して構造を定義する。また、各エレメント、属性、および表記法を、文書の個々のクラス内で使用する方法に関する制約も規定する。
- 文書定義 (document definition)
- 文書レイアウトを記述したもので、文書のフォーマットを指定するために使用する。例えば、レコード単位データ文書定義、EDI 文書定義、XML スキーマ文書定義、およびXML DTD 文書定義など。
- 文書フロー定義 (document flow definition)
- 文書タイプごとに指定される情報の集合。ハブに特定の文書タイプの処理方法を指示する。コミュニティー・マネージャーと参加者の間で交換される各文書には、文書フロー定義が定義されている必要がある。
- 米国規格協会 (ANSI) (American National Standards Institute (ANSI))
- 民間非営利組織。メンバーには、民間企業、米国政府機関、および専門、技術、貿易、労働、および消費者の各組織が含まれる。ANSI は米国における自発的合意基準の作成を調整する。
- ヘッダー (header)
- メッセージ内の制御情報が含まれる部分。
- 変換 (transform)
- 文書をある形式から別の形式に変換すること。例えば、XML 文書としてフォーマット設定された購入注文を使用して、同じ購入注文を EDI 文書として作成するなど。「変換 (translate)」も参照。
- 変換 (translate)
- WebSphere Data Interchange の前のバージョンで、文書をある形式から別の形式に変換すること。「変換 (transform)」も参照。
- 変換テーブル (translation table)
- ソース文書とターゲット文書でデータ値が異なる場合、そのデータ値を変換するために使用するユーザー定義テーブル。例えば、同じ品目に対して異なる部品番号を持つ製造メーカーと提供業者は、変換時、変換テーブルを使用して自社の部品番号を相手企業の部品番号に変換できる。
- 変換プログラム (translator)
- 文書をある形式から別の形式に変換するコンポーネント。通常は Data Interchange Services 変換プログラムのコンポーネントを指す。
- 変数 (variable)
- 受信データに基づいて値を保管できるエンティティーで、定数値と対比される。Data Interchange Services は、マッピングにおいて、ローカル変数、グローバル変数、および特殊変数をサポートする。
- マッピング (mapping)
- マップを開発および保守する行為。
- マッピング担当者 (mapping specialist)
- Data Interchange Services クライアントを使用したデータ変換マップ、検証マップ、および機能肯定応答マップの作成に責任を持つユーザー。
- マップ (map)
- あるフォーマットから別のフォーマットへの文書の変換を指示するコマンド・セット。マップには文書の調査方法に関する指示も含まれる。
- マップ制御ストリング (map control string)
- マップからコンパイルしたオブジェクト。文書のフォーマットの変換時に変換プログラムが使用する指示が含まれる。
- マップ・チェーニング (map chaining)
- 複数のマップを実行して 1 つの文書を変換することによって 1 つの文書から複数の文書を作成する処理。
- メッセージ (message)
- ユーザーまたはプログラムから別のユーザーまたはプログラムに送信される通信。
- メッセージ・キュー (message queue)
- キューを保守するプログラムによって取得されるまでメッセージを送信できる指定された宛先。
- メッセージ・ログ (message log)
- Data Interchange Services クライアントが Client 内で発生したエラーに関するメッセージを記録するファイル。
- ユーザー出口プロファイル (user exit profile)
- Data Interchange Service に対してユーザー定義のプログラムまたは出口ルーチンを定義するプロファイル。
- ランタイム・オブジェクト (runtime object)
- 変換プログラムによって使用されるオブジェクト。制御ストリング、コード・リスト、変換テーブル、またはユーザー出口プロファイルなど。
- リテラル (literal)
- 文字そのものによって値が定義される文字ストリング。例えば、数値定数 7 と文字定数「CHARACTERS」の値は CHARACTERS である。
- リリース文字 (release character)
- 分離記号または区切り文字を、分離記号や区切り文字としてではなく、テキスト・データとして使用することを示す文字。リリース文字は区切り文字の直前に配置する必要がある。
- ループ ID (loop ID)
- EDI ループを識別する固有のコード。
- ループ (loop)
- 関連する複合エレメント (EDI セグメントや ROD レコードなど) のグループを反復すること。 「EDI ループ (EDI loop)」、「レコード単位データ・ループ (record oriented data loop)」を参照。
- ループ反復回数 (loop repeat)
- ループを連続して使用できる回数の最大値を示す数値。
- レコード ID 情報オブジェクト (record ID information object)
- ROD 文書定義の制御情報を含む Data Interchange Services オブジェクト。使用中の ROD 文書定義のタイプと、その文書定義に関連付けられているレコード内のレコード ID の位置 (ある場合) が識別される。
- レコード単位データ (ROD) (record oriented data(ROD))
- 独自の文書フォーマットを記述するために使用する文書定義のタイプ。サポートされる文書構文タイプの一つ。
- レコード単位データ構造体 (ROD 構造体) (record oriented data structure (ROD structure))
- ROD 文書定義内の関連するフィールド (例: 送り状の行項目を構成するフィールド) のグループ。EDI 文書定義内の EDI 複合データ・エレメントに対応するレコード単位データ (ROD) 構造体。
- レコード単位データ文書定義 (ROD 文書定義) (record oriented data document definition (ROD document definition))
- 所有文書の記述またはレイアウト。ループ、レコード、構造、およびフィールドによって構成される。
- レコード単位データ・ディクショナリー (ROD ディクショナリー) (record oriented data dictionary (ROD dictionary))
- 関連する ROD 文書定義コンポーネントの論理的なグループ。
- レコード単位データ・フィールド (ROD フィールド) (record oriented data field (ROD field))
- 購入注文番号など、レコード単位データ (ROD) 文書定義内のデータの 1 つの項目。EDI 文書定義内の EDI データ・エレメントに対応する ROD フィールド。
- レコード単位データ・ループ (ROD ループ) (record oriented data loop (ROD loop))
- ROD 文書定義内で互いに反復される連続したレコードおよびループのグループ。「ループ (loop)」も参照。
- レコード単位データ・レコード (ROD レコード) (record oriented data record (ROD record))
- ROD 文書定義内でレコードとして設定される、論理的に関連するフィールドのグループ。
- ローカル変数 (local variable)
- 定義されているマップに固有の変数 (マップ間で共有しない)。Data Interchange Services のマッピング・コマンド言語でサポートされる 3 つの変数タイプの一つである。変換中に割り当てられた値を保持および操作するために使用される。
- ローカル・データベース (local database)
- 使用しているワークステーションに配置されているデータベース。
- ロケール (locale)
- 指定された国/地域別環境の規則を定義するユーザー環境のサブセット。時刻フォーマット、数値フォーマット、通貨フォーマット、および文字の種別、変換、および照合など。
- 10 進表記 (decimal notation)
- EDI 標準で、小数点を表す文字。
- 2 進数形式 (binary format)
- 各フィールドの長さが 2 バイトまたは 4 バイトであるような 10 進値表現。フィールドの左端のビットは符号 ( + または - ) であり、フィールドの残りのビットは数値である。正数の符号ビットは 0 である。正数は true 形式で表現される。負数の符号ビットは 1 である。負数は 2 の補数形式で表現される。
- ACK
- 「肯定応答 (acknowledgment)」を参照。
- ANSI
- 「米国規格協会 (American National Standards Institute)」を参照。
- ANSI Accredited Standards Committee X12 (ANSI ASC X12)
- 電子データ交換 (EDI) による商取引の基準を作成するために米国規格協会 (ANSI) によって形成される委員会。
- ANSI ASC X12
- 「ANSI Accredited Standards Committee X12」を参照。
- Community Console
- WebSphere Partner Gateway を構成したり、Community Manager と参加者の間のビジネス文書フローを管理するのに使用される Web ベースのツール。
- Data Interchange Services クライアント (DIS クライアント) (Data Interchange Services Client (DIS client))
- メタデータを文書化し、文書を相互にマッピングするのに使用される Data Interchange Services のツール。
- Data Interchange Services データベース (Data Interchange Services database)
- Data Interchange Services オブジェクトがすべて含まれるデータベース。
- Data Interchange Services 変換プログラム (Data Interchange Services translator)
- Data Interchange Services コンポーネントは、文書のフォーマットを変換する機能を持つ。
- Data Interchange Services(DIS)
- EDI 文書交換をサポートする WebSphere Partner Gateway の機能。文書メタデータを記述して文書を相互にマッピングする一連のツールと、文書変換を実行するための関連するランタイム・コンポーネントで構成される。Data Interchange Services は WebSphere Data Interchange とも互換性がある。「WebSphere Data Interchange」も参照。
- Data Universal Numbering System (DUNS)
- 国際的企業を一意的に認識するために Dun & Bradstreet によって割り振りおよびメンテナンスされる国際的に認識される 9 桁の数字。「参加者プロファイル (participant profile)」も参照。
- DB2
- リレーショナル・データベース管理用 IBM ライセンス・プログラム・ファミリー。
- DI Client
- 「WebSphere Data Interchange Client」を参照。
- DIS
- 「Data Interchange Services」を参照。
- DIS クライアント
- 「Data Interchange Services クライアント (Data Interchange Services Client)」を参照。
- DLL
- 「ダイナミック・リンク・ライブラリー (dynamic link library)」を参照。
- Document Manager
- 文書の永続共用ストレージにポーリングする WebSphere Partner Gateway のランタイム・コンポーネント。検証、デジタル署名の検証、および変換などのユーザー構成処理を実行し、最終的な宛先に文書を配信する。
- DTD
- 「文書タイプ定義 (document type definition)」を参照。
- DTD 文書定義 (DTD document definition)
- XML DTD に基づく XML 文書の記述またはレイアウト。
- DUNS
- 「Data Universal Numbering System」を参照。
- EDI
- 「電子データ交換 (electronic data interchange)」を参照。
- EDI エンベロープ (EDI envelope)
- ヘッダーとトレーラーを作成して EDI トランザクション集合、機能グループ、および交換を囲む EDI セグメントと EDI データ・エレメント。
- EDI 管理者 (EDI administrator)
- Data Interchange Services を設定および保守する担当者。
- EDI セグメント (EDI segment)
- 関連する EDI データ・エレメントのグループ。EDI セグメントは、セグメント ID で始まりセグメント終了記号の区切り文字で終了する EDI 文書定義内の単一行である。EDI セグメント内の EDI データ・エレメントは、データ・エレメント区切り文字で分離されている。
- EDI データ・エレメント (EDI data element)
- EDI 文書内の単一データ項目。ROD 文書定義内の ROD フィールドに対応する購入注文番号など。EDI データ・エレメントは、単一エレメントと同等である。EDI 複合データ・エレメントの保守にも使用される。
- EDI トランザクション (EDI transaction)
- X12 EDI 標準において、電子ビジネス文書 (例: 送り状) を構成する論理的に関連するデータのグループ。EDI メッセージと同等のものである。EDI トランザクションのレイアウトは、Data Interchange Services の EDI 文書定義に記述される。
- EDI トランザクション集合 (EDI transaction set)
- 送り状や購入注文などの電子ビジネス文書を構成する、論理的に関連するデータのグループ。これは、単一の EDI 文書である。
- EDI 標準 (EDI standard)
- 業界が提供する国内または国際的な情報変換形式。これにより、異なるコンピューター・システムやアプリケーションが相互に情報を交換できる。
- EDI 複合データ・エレメント (EDI composite data element)
- 関連する EDI データ・エレメント (例: 名前やアドレスを構成するエレメント) のグループ。Data Interchange Services の EDI データ・エレメントとして保持される。
- EDI 文書定義 (EDI document definition)
- EDI 文書の記述およびレイアウト。ループ、EDI セグメント、EDI データ・エレメント、および EDI 複合データ・エレメントで構成される。EDI トランザクションまたは EDI メッセージのレイアウトと同等のものである。
- EDI メッセージ (EDI message)
- UN/EDIFACT EDI 標準において、電子ビジネス文書 (例: 送り状) を構成する論理的に関連するデータのグループ。EDI トランザクションと同等のものである。Data Interchange Services では EDI 文書定義と呼ばれる。
- EDI メッセージ・セット (EDI message set)
- 送り状や購入注文などの電子ビジネス文書を構成する、論理的に関連するデータのグループ。これは、単一の EDI 文書である。EDI トランザクションのレイアウトは、Data Interchange Services の EDI 文書定義に記述される。
- EDI ループ (EDI loop)
- EDI 文書定義内で互いに反復される、連続した EDI セグメントのグループ。Data Interchange Services のオブジェクト・タイプのうち、それ自体で EDI ループを定義しているものはない。EDI ループは、EDI 文書定義で論理的に定義される。「ループ (loop)」も参照。
- Extensible Markup Language(XML)
- Standard Generalized Markup Language (SGML) に基づくマークアップ言語を定義する標準メタ言語。XML は、構造化情報のオーサリングおよび管理の処理や、多様なコンピューター・システムにわたる構造化情報の送信および共有の処理が単純化されたものである。
- HIPAA
- 「医療保険の積算と責任に関する法律 (HIPAA) (Health Insurance Portability and Accountability Act (HIPAA))」を参照。
- HL
- 「階層ループ (hierarchical loop)」を参照。
- Java Message Service(JMS)
- メッセージ処理用の Java 言語機能を提供する、アプリケーション・プログラミング・インターフェース。
- JMS
- 「Java Message Service」を参照。
- MQSeries
- WebSphere MQ の以前の名称。
- ODBC
- 「Open Database Connectivity」を参照。
- Open Database Connectivity(ODBC)
- リレーショナルおよび非リレーショナルの両方のデータベース管理システムのデータにアクセスするための、標準的なアプリケーション・プログラミング・インターフェース (API)。各データベース管理システムが異なるデータ・ストレージ形式およびプログラミング・インターフェースを採用している場合でも、データベース・アプリケーションは、この API を使用することにより、さまざまなコンピューター上のデータベース管理システムに保管されているデータにアクセスできる。
- PIP
- 「RosettaNet Partner Interface Process」を参照。
- Receiver
- コミュニティー参加者およびバックエンド・アプリケーションから文書を受信し、それを Document Manager が処理するファイル・システムに保管するコンポーネント。特に、サポートされるトランスポート・プロトコルでの文書の受信、その文書に関連する文書およびメタデータの共用ファイル・システムへの書き込み、トランスポート特定データのメタデータ・ファイルへの記録、およびトランスポート特定テクニカル肯定応答の完了を行う。「ターゲット (target)」も参照。
- ROD
- 「レコード単位データ (record oriented data)」を参照。
- ROD 構造体 (ROD structure)
- 「レコード単位データ構造体 (record oriented data structure)」を参照。
- ROD ディクショナリー (ROD dictionary)
- 「レコード単位データ・ディクショナリー (record oriented data dictionary)」を参照。
- ROD フィールド (ROD field)
- 「レコード単位データ・フィールド (record oriented data field)」を参照。
- ROD 文書定義 (ROD document definition)
- 「レコード単位データ文書定義 (record oriented data document definition)」を参照。
- ROD ループ (ROD loop)
- 「レコード単位データ・ループ (record oriented data loop)」を参照。
- ROD レコード (ROD record)
- 「レコード単位データ・レコード (record oriented data record)」を参照。
- RosettaNet Partner Interface Process (PIP)
- アクティビティー、判断、および指定されたサプライ・チェーン内の 2 つのパートナー間のビジネス・トランザクションを遂行するパートナー役割の対話を表現する専門化されたシステム間 XML ベース・ダイアログ。
- SQL
- 「構造化照会言語 (Structured Query Language)」を参照。
- TDCC
- 「Transportation Data Coordinating Committee」を参照。
- Transportation Data Coordinating Committee (TDCC)
- EDIA によって管理される自動車、鉄道、海運、および航空の各産業に対して標準を設定する組織。これは、米国での EDI のオリジナル組織で、この組織から EDI オリジナル標準が作成、公開、および保守された。名前は EDIA に変更され、米国の EDI ユーザー・グループとなった。
- UCS
- 「Uniform Communication Standard」を参照。
- Uniform Communication Standard(UCS)
- 食品業界で使用される EDI 標準。
- Uniform Resource Identifier (URI)
- テキストのページ、ビデオ・クリップやサウンド・クリップ、静止画や動画、またはプログラムなどの Web 上のコンテンツを識別するのに使用する固有のアドレス。URI の最も一般的な形式は Web アドレスである。Web アドレスは URI の特別な形式またはサブセットで URL (Uniform Resource Locator) と呼ばれる。通常 URI が表すのは、リソース、リソースを含むコンピューター、およびコンピューター上のリソース名 (ファイル名) へのアクセス方法である。
- United Nations Electronic Data Interchange for Administration, Commerce and Transport (UN/EDIFACT)
- X12 and TDI (Trade Data Interchange) 標準に基づいて国連によって公開された国際的電子データ交換 (EDI) 標準。
- United Nations Trade Data Interchange(UNTDI)
- UN/EDIFACT EDI 標準よりも先に作成された標準。
- UNTDI
- 「United Nations Trade Data Interchange」を参照。
- UN/EDIFACT
- 「United Nations Electronic Data Interchange for Administration, Commerce and Transport」を参照。
- URI
- 「Uniform Resource Identifier」を参照。
- WDI
- 「WebSphere Data Interchange」を参照。
- WDI Client
- 「WebSphere Data Interchange Client」を参照。
- WebSphere Data Interchange Client ( WDI Client DI Client)
- WebSphere Data Interchange で必要な情報を入力および保守するための Windows ベースの製品。
- WebSphere Data Interchange(WDI)
- 文書をある形式から別の形式に変換するのに使用する IBM のスタンドアロン製品。Data Interchange Services と互換性がある。「Data Interchange Services」も参照。
- WebSphere MQ
- IBM ライセンス・プログラム・ファミリーの一つで、メッセージ・キューイング・サービスを提供する。
- WebSphere Partner Gateway
- 企業と提供業者との間のビジネス文書の交換を安全に、自動的に、安価に行う企業間 (B2B) 取引コミュニティーの設定および保守を可能にする製品。
- WebSphere Partner Gateway Document Manager データベース (WebSphere Partner Gateway Document Manager database)
- Data Interchange Services のランタイム・オブジェクト (制御ストリング、コード・リスト、ユーザー出口、変換テーブル、グローバル変数など) を含む、WebSphere Partner Gateway で定義されるデータベース。Data Interchange Services のビルド時のオブジェクト (マップや文書定義など) は含まれない。
- X12
- 米国規格協会 (ANSI) の電子データ交換 (EDI) 用プロトコル。
- XML
- 「Extensible Markup Language」を参照。
- XML 文書定義 (XML document definition)
- XML DTD 文書定義または XML スキーマ文書定義への参照。
- z/OS
- さまざまな IBM ソフトウェア製品 (MVS および OS/390 オペレーティング・システムなど) によって事前に提供された機能が統合されたエンタープライズ・サーバーの IBM zSeries ファミリー用 IBM オペレーティング・システム。z/OS はオープンかつセキュアなエンタープライズ・サーバーの IBM zSeries ファミリー用オペレーティング・システムである。業界標準に準拠し、ネットワーク・コンピューティングおよび e-ビジネスに対応しており、ネットワーク・サーバー機能、並列処理、およびオブジェクト指向プログラミングにおける先端技術をサポートする。
