この文書は、IBM(R) WebSphere(R) Partner Gateway Enterprise and Advanced Editions バージョン 6.0 のリリース情報です。この文書は、以下のセクションから構成されます。
本リリースの新機能 | インストール、アップグレード、および構成情報 | |
製品修正履歴 | 制限事項 | |
後方互換性 | 既知の問題と予備手段 | |
製品の互換性 | 資料 | |
ハードウェア要件およびソフトウェア要件 |
注: このリリース情報の発行後に、この製品に関する重要な情報が Technical Support Flashes に掲載される場合があります。このような情報については、 WebSphere Partner Gateway のサポート Web サイト http://www.ibm.com/software/integration/wspartnergateway/support をご覧ください。 情報を参照したいコンポーネント・エリアを選択して、Flashes のセクションを検索してください。
このセクションでは、このリリースで追加された機能および改善された点について説明します。
WebSphere Partner Gateway Enterprise and Advanced Edition バージョン 6.0 では、WebSphere Business Integration Connect バージョン 4.2.2 フィックスパック 1、2、3、および 4 における、お客様の報告例に基づいた以下の問題が修正されています。
APAR |
説明 |
JR20152 | ロー文書ビューアーが、異なるエンコード文書を正しく表示しませんでした。 |
JR20266: | 始動中に Receiver の問題でパートナーにコード 500 が戻されました。 |
JR20300 | ユーザー出口サンプル・コードの使用時に、オブジェクト・エラーを直列化できませんでした。 |
JR20332 | SOAP 同期呼び出しで接続検索に失敗したときに、NULL ポインター例外が戻されました。 |
JR20335 | LG_MSG_ARCHIVEU_AH1 プロシージャーに NonRepudiationPKIProcess エラーが戻されました。 |
JR20336 | ユーザー定義のアクションが動作しませんでした。 |
JR20371 | BusinessDocumentInterface クラスが古いファイルを参照しました。 |
JR20394 | SenderResult クラスの addEvent メソッドに整合性がありませんでした。 |
JR20414 | Community Console では、複数の SSL 証明書をアクティブにすることができませんでした。 |
JR20415: | UTF-8 または UTF-16 エンコードの XML ファイルをアップロードするときにエラーが発生しました。 |
JR20419 | ToPartnerBusinessId は、ハブ・マネージャーの ID にハードコーディングされました。 |
JR20446 | バインディング・エレメント内に soap:header がある WSDL をアップロードできませんでした。 |
JR20587 | イベント送達オプションが使用可能の場合、NULL ポインター例外が戻されました。 |
JR20784 | Oracle バージョン 9.2.0.4 は、サポートされませんでした。 |
JR20954 | スキーマ名の検索中にエラーが発生しました。 |
JR21021 | パートナー名が 25 文字に制限されていました。 |
JR21128 | 削除済みの Community Console のパートナー ID は、再利用できませんでした。 |
JR21253 | 正常に送信された MDN が AS1/AS2 ビューアーで処理中として表示されました。 |
JR21277 | 文書ビューアーで、日本語文字を表示できませんでした。SJIS エンコードのサポートが追加されました。 |
JR21278 | コンソールで、文書分析レポートの「進行中」列に負の数値が表示されました。 |
JR21279 | カスタム・トランスポートを使用した場合、コンソールがゲートウェイ構成に変更内容を保管しませんでした。 |
JR21318 | 文書の処理中にターゲット URI が変更された場合、メッセージが引き続き元の URI に送信されました。 |
JR21319 | コンソールに、XMLEvent の誤った文書タイム・スタンプが表示されました。 |
JR21328 |
4A4 パッケージを単独で使用すると、データ検証エラーが生成されていました。 |
JR21341 |
複数のチャンクで MDN を受信した場合、処理中にエラーが発生しました。 |
JR21342 |
接続エンコードを指定しなかった場合、NULL ポインター例外が戻されました。 |
JR21373 |
7B5 の場合、処理 0A1 に誤ったチャネル ID がありました。 |
JR21658 |
データベースのデッドロックが存在した場合、文書が失われていました。 |
JR21680 |
Document Manager が WebSphere Business Integration Connect Enterprise and Advanced Editions バージョン 4.2.1 および 4.2.2 内でサービスとして始動された場合、Document Manager の状況が正しくないか、不明確でした。 |
WebSphere Partner Gateway Enterprise and Advanced Editions バージョン 6.0 は、先行バージョンである WebSphere Business Integration Connect Enterprise and Advanced Editions バージョン 4.2.2 との、機能上の後方互換性があります。
ハードウェア要件およびソフトウェア要件は、製品資料に記載されています。これらの資料へのリンクについては、『インストール、アップグレード、および構成情報』を参照してください。
ソフトウェアを CD からインストールする場合も、Passport Advantage からダウンロードしてローカル・ディレクトリーからインストールする場合も、以下の資料を参照してください。
以下の注記に、インストール、アップグレード、および構成に関する追加情報を示します。
GRANT Schema_Name_DEL TO DocMgr_Name;
GRANT Schema_Name_INS TO DocMgr_Name;
GRANT Schema_Name_SEL TO DocMgr_Name;
GRANT Schema_Name_UPD TO DocMgr_Name;
ALTER USER DocMgr_Name DEFAULT ROLE CONNECT, RESOURCE
, Schema_Name_DEL
, Schema_Name_INS
, Schema_Name_SEL
, Schema_Name_UPD;
GRANT Schema_Name_DEL TO Receiver_Name;
GRANT Schema_Name_INS TO Receiver_Name;
GRANT Schema_Name_SEL TO Receiver_Name;
GRANT Schema_Name_UPD TO Receiver_Name;
ALTER USER Receiver_Name DEFAULT ROLE CONNECT, RESOURCE
, Schema_Name_DEL
, Schema_Name_INS
, Schema_Name_SEL
, Schema_Name_UPD;
例 1
参加者が開始した、以下の接続属性を指定した片方向同期の PIP の場合:
デジタル署名が必要 = はい
受信の否認防止 = はい (受信肯定応答には元のメッセージのメッセージ・ダイジェストが含まれます)
同期サポートあり = はい
同期応答が必要 = いいえ (「受信の否認防止」には同期受信肯定応答が必要です)
この例の場合、「同期応答が必要」が優先され、WebSphere Partner Gateway は参加者に「http 200」を戻し、「受信の否認防止」属性が「はい」であるにもかかわらず、受信肯定応答を生成しません。同様に、コミュニティー・マネージャーが参加者に対して片方向の PIP を開始した場合、WebSphere Partner Gateway では、「http 200」状況のみを予期し、受信肯定応答を予期しません。
例 2
参加者が開始した、以下の接続属性を指定した片方向同期の PIP の場合:
デジタル署名が必要 = はい
受信の否認防止 = はい (受信肯定応答には元のメッセージのメッセージ・ダイジェストが含まれます)
同期サポートあり = はい
同期応答が必要 = はい (「受信の否認防止」には同期受信肯定応答が必要です)
この例の場合、WebSphere Partner Gateway は正しいメッセージ・ダイジェストおよび署名を持つ受信肯定応答を生成します。同様に、コミュニティー・マネージャーが参加者に対して片方向の PIP を開始した場合、WebSphere Partner Gateway では、正しいメッセージ・ダイジェストおよび署名を持つ受信肯定応答を予期します。
このリリースでは、以下の問題が検出されています。
cscript //NoLogo %WAS_HOME%\bin\GetGSKITInstallPath.vbs詳しくは、問題の修正ページを参照してください。
変更後:
cscript //NoLogo "%WAS_HOME%\bin\GetGSKITInstallPath.vbs"
無制限の管轄ポリシー・ファイルを WebSphere Partner Gateway にインストールするには、以下の手順を実行してください。
local_policy.jar
US_export_policy.jar
変更後:
local_policy.jar.bak
US_export_policy.jar.bak
暗号強度の低い鍵ストアを使用する場合、デフォルトの管轄ポリシー・ファイルにリストされている、許可される暗号強度でその鍵ストアを保管する必要があります。IBM KeyMan は、暗号強度の構成をサポートします。 IBM KeyMan ソフトウェアは、http://www.alphaworks.ibm.com から入手できます。デフォルトで許可される暗号強度についての情報は、 「Java Cryptography Extension Reference Guide for JDK 1.4.2」にあります。
「共通フォルダー」と「Document Manager」を異なるマシン上にインストールする場合、および「Document Manager」をサービスとしてインストールする場合は、「Document manager」サービスが正しく開始できない場合があります。これを回避するには、インストール時に bcguser に対して常に同じユーザー ID とパスワードを使用してください。
CD の場合も電子的配布による場合も、製品資料は製品パッケージの一部として組み込まれていません。この製品の資料は以下の Information Center にあります。
http://www.ibm.com/software/integration/wspartnergateway/library/infocenter/
製品資料を入手するには、Web サイトにアクセスし、ご使用のリリースの最新の資料一式をダウンロードしてください。Information Center ページに記載されている説明に従って、インストールを完了してください。