文書ボリューム・レポートは、ビジネス文書フローの管理、追跡、およびトラブルシューティングに使用する便利なツールです。レポートには、特定の期間内にシステムによって処理された文書のボリュームが表示されます。このレポートは表示と印刷ができ、また保管 (エクスポート) してほかのスタッフ・メンバーに送信することもできます。
特定の検索条件に基づいて情報を表示するように、このレポートはカスタマイズできます。
文書ボリューム・レポートでは、現在処理中の文書の数を状態別に示します。
表 33. 文書の状態
値 |
説明 |
受信合計 |
システムで受信した文書の総数。 |
進行中 |
進行中の文書では、テストと妥当性検査が行われています。エラーは検出されていませんが、プロセスはまだ完了していません。 |
失敗 |
文書処理はエラーのため中断されました。 |
正常終了 |
文書処理を完了する最終メッセージが、システムからターゲット参加者に送信されました。 |
次の作業を実行するには、このレポートを使用します。
- 主要ビジネス・プロセスが完了したかどうかを判断する。
- コスト管理のため、プロセスのボリュームの傾向を追跡する。
- プロセスの質 (成功と失敗) を管理する。
- コミュニティー・マネージャーである場合、参加者が効率的にプロセスを追跡できるように援助する。
文書ボリューム・レポートの作成
- 「ツール」 > 「文書ボリューム・レポート」をクリックします。「文書ボリューム・レポートの検索」画面が表示されます。
- ドロップダウン・リストから検索条件を選択します。
表 34. 文書ボリューム・レポートの検索条件
値 |
説明 |
開始日および開始時刻 (Start date & time) |
処理が開始された日時。 |
終了日および終了時刻 (End date & time) |
処理が完了した日時。 |
ソース参加者 |
ビジネス・プロセスを開始した参加者 (コミュニティー・マネージャーのみ)。 |
ターゲット参加者 |
ビジネス・プロセスを受信した参加者 (コミュニティー・マネージャーのみ)。 |
検索場所: |
文書フローの「元 (From)」または「宛先 (To)」を検索します。 |
ゲートウェイ・タイプ |
実動またはテスト。テストが使用できるのは、テスト・ゲートウェイ・タイプをサポートするシステムのみです。 |
パッケージ |
文書フォーマット、パッケージ化、暗号化、およびコンテンツ・タイプ識別番号について説明します。 |
プロトコル |
XML、EDI、フラット・ファイルなど、プロセス・プロトコルのタイプ。 |
文書フロー |
特定のビジネス・プロセス。 |
ソート順 |
この基準に従って結果をソートします (「文書フロー」または「ターゲット文書フロー」)。 |
ページごとの結果件数 |
1 ページに表示されるレコードの数。 |
- 「検索」をクリックします。レポートが表示されます。
文書ボリューム・レポートのエクスポート
- 「ツール」 > 「文書ボリューム・レポート」をクリックします。「文書ボリューム・レポートの検索」画面が表示されます。
- ドロップダウン・リストから検索条件を選択します。
- 「検索」をクリックします。レポートが表示されます。
- 「レポートのエクスポート」アイコンをクリックして、レポートをエクスポートします。希望する場所に移動して、ファイルを保管します。
注:
レポートはコンマで区切られた値 (.CSV) ファイルとして保管されます。ファイル名には、「.csv」サフィックスが付きます。
レポートの印刷
- 「ツール」 > 「文書ボリューム・レポート」をクリックします。「文書ボリューム・レポートの検索」画面が表示されます。
- ドロップダウン・リストから検索条件を選択します。
- 「検索」をクリックします。レポートが表示されます。
- 「印刷」アイコンをクリックして、レポートを印刷します。
