AS 属性

このセクションでは、AS 属性について説明します。

表 95. AS 属性
属性 必須 説明 制約事項 デフォルト
応答のための時間
いいえ

元の要求を再送する前に MDN 肯定応答を待つ時間。この属性は、「再試行カウント」と連動します。単位は分です。

パッケージまたは接続に限定されます。 30
再試行カウント
いいえ

MDN が受信されない場合に要求を送信する回数。この属性は、「応答のための時間」と連動します。

例えば、この属性が 3 に設定されている場合、要求は 4 回まで送信できます (最初と 3 回の再試行)。

パッケージまたは接続に限定されます。 3
AS 圧縮
いいえ

データを圧縮します。この属性は、「AS 圧縮後に署名」属性と連動します。

パッケージまたは接続に限定されます。 いいえ
AS 圧縮後に署名
いいえ

AS 圧縮をペイロードと署名の両方に適用するか、あるいはペイロードだけに適用するかを示します。

「はい」を選択すると、ペイロードはメッセージの署名前に圧縮されます。この属性は、「AS 圧縮」属性と連動します。

パッケージまたは接続に限定されます。 はい
AS 暗号化
いいえ

暗号化を実行するかどうかを示します。

注: これは SSL 暗号化とは異なります。

交換の TO 側では (文書をパートナーに送信する場合)、これは文書を暗号化するかどうかを指定します。

交換の FROM 側では (パートナーから文書を受け取る場合)、属性が「はい」に設定されている場合、パートナーから送信された AS 要求を暗号化する必要があります。属性が「いいえ」に設定されている場合、パートナーからの文書は暗号化することもでき、暗号化しないこともできます。

有効な値は「はい」または「いいえ」です。

はい
暗号化が必要です。
いいえ
暗号化は必要ありません。
パッケージまたは接続に限定されます。 いいえ
AS MDN 要求
いいえ

MDN 応答が必要かどうかを指定します。この属性が「はい」に設定されている場合、「transport Disposition-notification-to」ヘッダーは 「AS MDN E メール・アドレス」属性からの値で埋められます。

有効な値は「はい」および「いいえ」です。

はい
MDN を要求します。
いいえ
MDN は要求しません。
パッケージまたは接続に限定されます。 はい
AS MDN E メール・アドレス
「AS MDN 非同期」属性が「はい」で、AS1 を使用している場合は「はい」

非同期 MDN の送信時に使用するパートナーの E メール・アドレスを指定します。この属性は、「AS MDN 要求」属性と連動します。AS MDN E メール・アドレスの値は、「Disposition-notification-to」フィールドで使用されます。

AS1 の場合のみ、この属性は、mailto:xxx@company.com の形式の「AS MDN 非同期」属性と連動します。

パッケージまたは接続に限定されます。
AS MDN Http Url 「AS MDN 非同期」属性が「はい」で、AS2 を使用している場合は「はい」

この属性は AS2 に適用され、パートナーが非同期 MDN を送信する URL を指定するために使用されます。この属性は、「AS 非同期」属性と連動します。

パッケージまたは接続に限定されます。
AS MDN 非同期
いいえ

MDN が同期または非同期のどちらで戻されるかを指定します。この属性の値は、「AS MDN HTTP URL」属性または「AS MDN E メール・アドレス」属性のどちらが使用されるかに影響します。

有効な値は「はい」および「いいえ」です。

はい
非同期
いいえ
同期

この属性が「はい」である場合、「receipt-delivery-option」フィールドは 「AS MDN HTTP URL」属性 (AS2 の場合) または 「AS MDN E メール・アドレス」属性 (AS1 の場合) に基づいて入力されます。

パッケージまたは接続に限定されます。 はい
AS MDN 署名済み いいえ

署名済み MDN を戻すことを要求するかどうかを示します。この属性は、「AS MDN 要求」と連動します。

値が「はい」である場合は、「Disposition-notification-options: signed-receipt-protocol」に入力されます。

有効な値は「はい」および「いいえ」です。

はい
署名済み MDN が要求されます。
いいえ
署名済み MDN は要求されません。

この属性が「はい」に設定されている場合、パートナーによって送信される MDN は署名されている必要があります。

この属性が「いいえ」に設定されている場合、MDN は署名付きまたは未署名にすることができます。

パッケージまたは接続に限定されます。 いいえ
AS Message Digest アルゴリズム いいえ

署名時に使用するメッセージ・ダイジェスト・アルゴリズム。この属性は、「AS 署名済み」属性および「AS MDN 署名済み」属性と連動します。

署名済み MDN では、「Disposition-notification-options: signed-receipt-micalg」ヘッダーに入力するためにこの値が使用されます。

パッケージまたは接続に限定されます。 sha1
AS 署名済み
いいえ

文書に署名するかどうかを指定します。

交換の TO 側では (文書をパートナーに送信する場合)、これは文書に署名するかどうかを指定します。

交換の FROM 側では (パートナーから受信する場合)、属性が「はい」に設定されている場合、パートナーから送信された AS 要求に署名する必要があります。属性が「いいえ」に設定されている場合、パートナーからの文書は署名付きまたは未署名にすることができます。

はい
文書に署名します。
いいえ
署名付きの文書は不要です。
パッケージまたは接続に限定されます。 いいえ
AS ビジネス ID いいえ

「AS2-To」ヘッダーに使用する AS ビジネス ID。値が指定されない場合、WebSphere Partner Gateway はソース・ドキュメントで使用される受信側のビジネス ID を使用します。

注: 「AS2-From」ヘッダーは、WebSphere Partner Gateway に入り、AS として送信される元のソース・ドキュメントから設定されます。
パッケージまたは接続に限定されます。

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