最初に WebSphere Partner Gateway - Express にログインすると、プログラムは、デフォルトのログイン・パスワードを変更して参加者を作成するよう求めるプロンプトを出します。以下のセクションでは、これらの手順について説明します。
「ようこそ」ページが表示された状態で、以下の手順に従って WebSphere Partner Gateway - Express にログインします。
システムは、管理者とゲストの 2 つのタイプのユーザーをサポートしています。管理者アクセス権を持つユーザーは、WebSphere Partner Gateway - Express の機能すべてを制御できます。ゲスト・アクセス権を持つユーザーには次の制限があります。
管理者ユーザーとゲスト・ユーザーは、それぞれのログイン用に別々のパスワードを使用します。管理者/管理者ユーザーの名前とパスワードによる最初のログインが正常に行われると、新規パスワードの入力を要求されます。このタスクは、「パスワードの初期化」ページで実行されます。有効な管理者パスワードおよびゲスト・パスワードが入力されると、これらのパスワードは、管理者ユーザーとゲスト・ユーザー両方の将来のログイン検証時に毎回使用するために暗号化され、保管されます。管理者ユーザーとゲスト・ユーザーの両方に対して、暗号化された有効なパスワードが存在しない場合は、システムの機能を使用することはできません。
WebSphere Partner Gateway - Express に初めてログインすると、プログラムにより「参加者の作成」ページが自動的に表示されます。ここでは、WebSphere Partner Gateway - Express との通信相手となる最初の参加者を作成できます。(初めてのログインではない場合は、「参加者の作成」ページに手動でアクセスする必要があります。そうするには、参加者の構成を参照してください。)
最初の参加者を作成するには、次の手順を実行します。
パラメーター | 説明 |
---|---|
参加者名 |
スペースを使用せずにこの参加者の名前を入力する。 |
文書受取プロトコル |
|
HTTP |
HTTP プロトコル (非セキュア) を使用する場合はチェック・マークを付ける。 |
HTTPS |
HTTPS プロトコル (SSL によりセキュア) を使用する場合はチェック・マークを付ける。 |
ユーザー・アラート |
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使用可能 |
ユーザー・アラートを使用可能にする場合は「はい」を、使用不可にする場合は「いいえ」をクリックする。「はい」をクリックすると、システムは残りのパラメーターを使用して、指定されたユーザーにアラートを送付します。 |
E メール・ホスト |
使用する E メール・ホストまたはサーバーを入力する。「ユーザー・アラート」を使用可能にした場合は、ここに値を入力する必要があります。 例: mail.mycompany.com |
認証名 |
E メール・ホストのメール・サーバーに接続するために必要なユーザー名を入力する。メールを中継するのに認証が不要な場合は、このフィールドを空白のままにします。 |
認証パスワード |
E メール・ホストのメール・サーバー用に指定したユーザー名に対応するパスワードを入力する。 |
E メール受信者 |
WebSphere Partner Gateway - Express から E メールを受信するすべての受信者の E メール・アドレスを入力する。それぞれの E メール・アドレスはコンマで区切ります。「ユーザー・アラート」を使用可能にする場合は、1 名以上の E メール受信者が必要です。 例: johndoe@mycompany.com,maryf@mycompany.com |
機能 |
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プロトコル HTTP |
「ロー」文書 (すなわち、非 AS2 パッケージ・コンテンツ) を送信 (「送信できます」) または受信 (「受信できます」) できるかどうかを示す。「送信できます」を選択しないと、Send ディレクトリーにドロップされたすべての文書は、文書を送信するときに Error ディレクトリーに移されます。「受信できます」を選択しないと、AS2 パッケージ化なしで受信する文書は、参加者の rec_err ディレクトリーに格納されます。 |
プロトコル - AS2 |
AS2 パッケージ化文書を送信 (「送信できます」) または受信 (「受信できます」) できるかどうかを示す。「送信できます」を選択しないと、send ディレクトリーにドロップされたすべての文書は、文書を送信するときに適切な error ディレクトリーに移されます。「受信できます」を選択しないと、AS2 パッケージ化なしで受信する文書は、参加者の適切な rec_err ディレクトリーに格納されます。 |
AS2 参加者 ID (AS2 Participant ID) |
AS2 パッケージ化規格で必要な AS2 ID。文書を AS2 パッケージ化して送信する場合は、この値を入力する必要があります。言い換えると、何らかの AS2 機能を使用可能に設定する場合は、AS2 参加者 ID が必要です。 |
コンテンツ・タイプ |
「送信できます」や「受信できます」を選択した場合は、「コンテンツ・タイプ」を指定する必要があります。送信 (「送信できます」) または受信 (「受信できます」) するコンテンツ・タイプにチェック・マークを付けます。「バイナリー」にチェック・マークを付けた場合は、バイナリー・コンテンツ・タイプを入力します。例えば、オクテット・ストリームなどです。 |
最初の参加者を作成した後は、WebSphere Partner Gateway - Express のアクティビティーを実行できます。このガイドの残りのセクションでは、これらのタスクの実行方法について説明します。終了したら、現行ウィンドウの右上領域にある「ログアウト」リンクをクリックします (ユーザー・インターフェースについてを参照)。