Linux システムでの WebSphere Partner Gateway - Express のインストール

WebSphere Partner Gateway - Express をインストールするには、次の 3 つの方法があります。

Linux 用のグラフィカル・インストーラーの使用

グラフィカル・インストーラーを使用して WebSphere Partner Gateway - Express をインストールするには、次の手順を実行します。

  1. コンピューターの CD-ROM ドライブに WebSphere Partner Gateway - Express 6.0 の CD-ROM を挿入します。
  2. CD のルート・ディレクトリーにある LaunchPad.sh を実行して、Launchpad を開きます。
    Launchpad ウィンドウが開きます。
    注:
    あるいは、WebSphere Partner Gateway - Express ディレクトリーまでのディレクトリーを変更し、setupLinux を実行すれば、Launchpad をバイパスしてインストーラーを実行できます。この操作を実行すると「ようこそ」ページが表示されます。4 に進みます。

    Launchpad ウィンドウには、次の 5 つのオプションが表示されます。

  3. Launchpad で、「製品のインストール」をクリックします。「ようこそ」ウィンドウが表示されます。
  4. 「次へ」をクリックします。「ソフトウェア使用許諾契約 (Software License Agreement)」ウィンドウが表示されます。
  5. 「使用許諾契約の条項に同意します」をクリックします。
    注:
    インストールを続行するには、使用許諾契約書の条件を受け入れる必要があります。

    「次へ」をクリックします。「ディレクトリー名」ウィンドウが表示されます。

  6. 「ディレクトリー名」の下に表示されるパスは、WebSphere Partner Gateway - Express ソフトウェアのインストール先を示しています。必要に応じ、新しいパスを入力するか、「参照」ボタンをクリックして別のパスを指定して、このパスを変更することができます。
    注:
    インストール・ディレクトリーを変更した場合は、場所のメモを取っておきます。この情報は後のステップで必要になります。
  7. 「次へ」をクリックします。「HTTP ポート」ウィンドウが表示されます。インストール・ウィザードにより、現在使用中のポートが検出され、WebSphere Partner Gateway - Express が使用するように、デフォルトの未使用ポートが割り当てられます。

    以下のタイプのポートが表示されます。

  8. 表示されたデフォルトのポートがコンピューター上の他のリソースと競合しない場合は、そのポートを確定します。競合する可能性がある場合は、該当するデフォルトの HTTP ポートを変更します。
    注:
    すでに使用されている HTTP ポートを指定すると、サーバーの起動時にシステムによって警告と例外が生成されます。この状態が発生した場合は、WebSphere Partner Gateway - Express を再インストールし、別の HTTP ポートを選択します。
  9. 「次へ」をクリックします。「デフォルトのフォルダー名 (Default Folder Name)」ウィンドウが表示されます。
  10. 「デフォルトのフォルダー名 (Default Folder Name)」ウィンドウには、WebSphere Partner Gateway - Express によってコンピューターにインストールされる「アプリケーションの始動 (Start Application)」ショートカット・フォルダーの名前が表示されます。デフォルト名を受け入れるか、名前を変更します。
  11. 「次へ」をクリックします。「Runlevel Service デーモンの設定 (Runlevel Service Daemon Settings)」ウィンドウが表示されます。
  12. WebSphere Partner Gateway - Express を Runlevel Service デーモンとして実行する場合は、「WebSphere Partner Gateway - Express をサービスとして実行します。」チェック・ボックスを選択します。
    注:
    WebSphere Partner Gateway - Express がサービス・デーモンとして実行されるように構成するには、管理者特権が必要です。管理者特権を持っていない場合は、管理者確認 (Administrator check) ウィンドウが表示されます。「戻る」をクリックし、「WebSphere Partner Gateway - Express をサービスとして実行します。」チェック・ボックスをクリアする必要があります。
  13. 「次へ」をクリックします。「要約」ウィンドウが表示されます。
  14. 「要約」ウィンドウで選択内容を確認します。変更する必要のある項目がある場合は、「戻る」ボタンをクリックして該当するウィンドウに戻り、変更を加え、要約ウィンドウに戻るまで「次へ」をクリックします。
  15. 「次へ」をクリックします。インストーラーにより、WebSphere Partner Gateway - Express ソフトウェアがインストールされます (これには数分かかることがあります)。
    注:
    WebSphere Application Server 6.0 は、WebSphere Partner Gateway - Express 製品とともに自動的にインストールされます。
  16. インストール処理が完了すると、First Steps アプリケーションのオプション・ウィンドウが表示され、First Steps アプリケーションを起動するかどうかを尋ねられます。WebSphere Partner Gateway - Express による開始方法を参照する場合は、「はい」をクリックします。それ以外は、「いいえ」をクリックします。
  17. 「次へ」をクリックします。「インストールの確認 (Installation Confirmation)」ウィンドウが表示されます。
  18. 「インストールの確認 (Installation Confirmation)」ウィンドウで「完了」をクリックし、インストール処理を完了します。First Steps アプリケーションの起動ウィンドウで「はい」を選択した場合は、First Steps アプリケーションのウィンドウが開きます。この機能を使用する場合は、First Steps アプリケーションの使用を参照してください。
    注:
    特に高速の PC では、インストールの確認ウィンドウで「完了」をクリックする前に、このウィンドウの前面に First Steps ウィンドウが表示される場合があります。このような場合は、インストールの確認ウィンドウを現行ウィンドウにして「完了」をクリックし、このウィンドウを閉じてから First Steps に進みます。
  19. このインストールは、WebSphere Partner Gateway - Express バージョン 4.2.1 から WebSphere Partner Gateway - Express バージョン 6.0 へのアップグレードですか?

    「はい」の場合はステップ 5 に移動して、アップグレード処理を完了させます。

    「いいえ」の場合、インストール処理は完了です。

サイレント・インストールの実行

WebSphere Partner Gateway - Express には、コマンド行を使用してコードを「ユーザー応答なしで」インストールする機能があります。サイレント・インストールでは、GUI を使用せずにプログラムをインストールします。この機能には、インストール・オプションすべての値を記述したオプション・ファイルが必要であり、-silent オプションを使用可能にする必要があります。ファイル内の各オプションは、別の行に記述されます。

WebSphere Partner Gateway - Express には、BCGLinuxExpressInstall.iss というサンプル・ファイルが収録されています。サンプル・ファイルは、CD またはアーカイブ・ファイルの disk1 ディレクトリーにあります。サンプル・ファイルには使用可能にされた -silent オプションが組み込まれているので、変更されていないファイルを使用すると、WebSphere Partner Gateway - Express が GUI なしでインストールされることに注意してください。提供されるサンプル・ファイルを変更するか、または GUI を使用してインストールを実行して変更点を記録し、カスタム・オプション・ファイルを作成することができます。詳細については、オプション・ファイルの生成を参照してください。

WebSphere Partner Gateway - Express をサイレント・インストールするには、次の手順を実行します。

  1. コードをインストールするマシンで、コマンド行を開きます。
  2. インストール用実行可能ファイルの場所にナビゲートします。
  3. 以下のコマンドを入力します。
    setupLinux -options "<options file name>"

    ここで、<options file name> は、インストーラーによって使用されるオプション値を記述したファイルを示します。

応答ファイルの生成

ユーザーのインストールに固有の設定で応答ファイルを生成するには、次の手順を実行します。

  1. コードをインストールするマシンで、コマンド行を開きます。
  2. インストール用実行可能ファイルの場所にナビゲートします。
  3. 以下のコマンドを入力します。
    ./setupLinux -options-record  "<response file name>"

    ここで、<response file name> は、インストールで使用されるオプションを記述したファイルを示します。

インストーラーは GUI を使用して実行されます。WebSphere Partner Gateway - Express をインストールし、コマンドで指定された応答ファイルをインストール・ディレクトリーに保管します。その後は、任意のテキスト・エディターを使用してこのファイルを編集するか、変更せずに使用して、製品を再インストールするか、他のマシンに複製インストールを作成することができます。

コンソール・モードでのインストール

IBM では、WebSphere Partner Gateway - Express をコンピューターにインストールする場合に使用できる、コマンド行 (コンソール・モード) のインストール・プログラムも提供しています。コンソール・モードを使用する場合の例は、X Window システムがインストールされていないか、正しく構成されていない場合であるため、インストール・ウィザード GUI は使用できません。

WebSphere Partner Gateway - Express をインストールするには、次の手順を実行します。

  1. コマンド・プロンプト・ウィンドウを開きます。
  2. インストール用実行可能ファイルの場所にナビゲートします。
  3. プロンプトが表示されたら、以下のコマンドを入力します。
    ./setupLinux -console 

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