i5/OS または OS/400 が稼働しているシステムでの WebSphere Partner Gateway - Express のインストール
i5/OS または OS/400 が稼働しているシステムに WebSphere Partner Gateway - Express をインストールする前に、必要な前提ソフトウェアをインストール済みであることを確認する必要があります。前提条件の確認を参照してください。
i5/OS または OS/400 が稼働しているシステムに WebSphere Partner Gateway - Express をインストールするには、次の 3 つの方法があります。
前提条件の確認
以下の手順では、i5/OS または OS/400 が稼働しているシステムに必要な前提ソフトウェアがインストールされていることを確認する方法について説明します。
- i5/OS または OS/400 が稼働するシステムに接続された Windows PC の CD-ROM ドライブに、WebSphere Partner Gateway - Express 6.0 CD-ROM を挿入します。Launchpad ウィンドウが開きます。
注:
Launchpad が自動的に開始しない場合は、「express」フォルダーに移動して Launchpad.bat をダブルクリックすれば、手動で開始できます。
Launchpad ウィンドウには、次の 6 つのオプションが表示されます。
- 「製品の概要」。このオプションでは、Web ブラウザーを使用して、WebSphere Partner Gateway - Express の製品情報が掲載されている IBM Web サイトに移動します。
- 「README ファイル」。このオプションを選択すると、インストール・ディスクの README ファイルが開きます。
- 「InfoCenter の資料」。このオプションでは、Web ブラウザーを使用して、WebSphere Partner Gateway - Express の任意のエディションの資料をダウンロードできる IBM WebSphere Partner Gateway
- Express ライブラリー Web サイトに移動します。
- 「前提条件の確認」。このオプションを選択すると、前提条件の確認ウィザードが開始されます。
- 「製品のインストール」。このオプションを選択すると、インストール・ウィザードが開始されます。
- 「終了」。このオプションを選択すると、Launchpad ウィンドウが閉じます。
- Launchpad で、「前提条件の確認」をクリックします。「サーバーへのサインオン (Sign on to the Server)」ウィンドウが表示されます。
- 「システム」フィールドには、WebSphere Partner Gateway - Express をインストールする i5/OS または OS/400 稼働システムのホスト名を入力します。「ユーザー ID」フィールドと「パスワード」フィールドには、i5/OS または OS/400 稼働システムで ALLOBJ (すべてのオブジェクト) 権限を持つ i5/OS または OS/400 ユーザー ID とパスワードを入力し、「OK」をクリックします。
- 「前提条件の確認」ウィザードにより、必要な前提条件が揃っているか検査され、ソフトウェア前提条件に不足がある場合は通知されます。
注:
WebSphere Application Server for OS/400 V6 がない場合は、このウィザードにより、インストール・パッケージに付属の WebSphere Application Server for OS/400 V6 インストール CD を使用したサイレント・インストールの実行機能が提供されます。
i5/OS または OS/400 が稼働しているシステム用のグラフィカル・インストーラーの使用
グラフィカル・インストーラーを使用して WebSphere Partner Gateway - Express をインストールするには、次の手順を実行します。
- i5/OS または OS/400 が稼働するシステムに接続された Windows PC の CD-ROM ドライブに、WebSphere Partner Gateway - Express 6.0 CD-ROM を挿入します。Launchpad ウィンドウが開きます。
注 1:
Launchpad が自動的に開始しない場合は、express フォルダーに移動して、Launchpad.bat をダブルクリックすれば、手動で開始できます。
注 2:
あるいは、Launchpad をバイパスする場合は、
express フォルダーに移動して
setup.exe -os400 をダブルクリックすれば、インストーラーを開始できます。この操作を実行すると、「サーバーへのサインオン (Sign on to the Server)」ウィンドウが表示されます。
3 に進みます。
注意:
setup.exe -os400 コマンドの -os400 パラメーターを省略すると、Windows マシンにインストールされます。
Launchpad ウィンドウには、次の 6 つのオプションが表示されます。
- 「製品の概要」。このオプションでは、Web ブラウザーを使用して、WebSphere Partner Gateway - Express の製品情報が掲載されている IBM Web サイトに移動します。
- 「README ファイル」。このオプションを選択すると、インストール・ディスクの README ファイルが開きます。
- 「InfoCenter の資料」。このオプションでは、Web ブラウザーを使用して、WebSphere Partner Gateway - Express の任意のエディションの資料をダウンロードできる IBM WebSphere Partner Gateway
- Express ライブラリー Web サイトに移動します。
- 「前提条件の確認」。このオプションを選択すると、前提条件の確認ウィザードが開始されます。
- 「製品のインストール」。このオプションを選択すると、インストール・ウィザードが開始されます。
- 「終了」。このオプションを選択すると、Launchpad ウィンドウが閉じます。
- Launchpad で、「製品のインストール」をクリックします。
「サーバーへのサインオン (Sign on to the Server)」ウィンドウが表示されます。
-
「システム」フィールドには、WebSphere Partner Gateway - Express をインストールする i5/OS または OS/400 稼働システムのホスト名を入力します。「ユーザー ID」フィールドと「パスワード」フィールドには、i5/OS または OS/400 稼働システムで ALLOBJ (すべてのオブジェクト) 権限を持つ i5/OS または OS/400 ユーザー ID とパスワードを入力し、「OK」をクリックします。
「ようこそ」ウィンドウが表示されます。
- 「次へ」をクリックします。「ソフトウェア使用許諾契約 (Software License Agreement)」ウィンドウが表示されます。
- 「使用許諾契約の条項に同意します」を選択します。
注:
インストールを続行するには、使用許諾契約書の条件を受け入れる必要があります。
- 「次へ」をクリックします。「HTTP ポート」ウィンドウが表示されます。インストール・ウィザードにより、現在使用中のポートが検出され、WebSphere Partner Gateway - Express が使用するように、デフォルトの未使用ポートが割り当てられます。
以下のタイプのポートが表示されます。
- HTTP ポート: 通常の通信に対応するデフォルトの通信ポート
- HTTPS1 ポート: 機密保護機能のある (暗号化された) 通信に使用される通信ポート
- HTTP2 ポート: 通常の通信に対応するデフォルトの通信ポートの複製
- HTTPS2 ポート: 機密保護機能のある (暗号化された) 通信に使用される通信ポートの複製
- ブートストラップ・ポート: WebSphere Partner Gateway によって内部的に使用されるポート
- SOAP アドレス・ポート: WebSphere Partner Gateway によって内部的に使用されるポート
- 表示されたデフォルトのポートがコンピューター上の他のリソースと競合しない場合は、そのポートを確定します。競合する可能性がある場合は、該当するデフォルトの HTTP ポートを変更します。
注:
すでに使用されている HTTP ポートを指定すると、サーバーの起動時にシステムによって警告と例外が生成されます。この状態が発生した場合は、WebSphere Partner Gateway - Express を再インストールし、別の HTTP ポートを選択します。
- 「次へ」をクリックします。インストーラーにより、WebSphere Partner Gateway - Express ソフトウェアがインストールされます (これには数分かかることがあります)。
- インストール処理が完了すると、First Steps アプリケーションのオプション・ウィンドウが表示され、First Steps アプリケーションを起動するかどうかを尋ねられます。WebSphere
Partner Gateway - Express による開始方法を参照する場合は、「はい」をクリックします。それ以外は、「いいえ」をクリックします。
注:
WebSphere Partner Gateway
- Express バージョン 6.0 を旧バージョンからのアップグレードとしてインストールした場合は、「いいえ」を選択して、First Steps アプリケーションを開始しないようにします。
- 「次へ」をクリックします。「インストールの確認 (Installation Confirmation)」ウィンドウが表示されます。
- 「インストールの確認 (Installation Confirmation)」ウィンドウで「完了」をクリックし、インストール処理を完了します。First Steps アプリケーションの起動ウィンドウで「はい」を選択した場合は、First Steps アプリケーションのウィンドウが開きます。この機能を使用する場合は、First Steps アプリケーションの使用を参照してください。
注:
特に高速の PC では、インストールの確認ウィンドウで「完了」をクリックする前に、このウィンドウの前面に First Steps ウィンドウが表示される場合があります。このような場合は、インストールの確認ウィンドウを現行ウィンドウにして「完了」をクリックし、このウィンドウを閉じてから First Steps に進みます。
- このインストールは、WebSphere Business Integration Connect - Express バージョン 4.2.1 から WebSphere Partner Gateway - Express バージョン 6.0 へのアップグレードですか?
「はい」の場合はステップ 5 に移動して、アップグレード処理を完了させます。
「いいえ」の場合、インストール処理は完了です。
サイレント・インストールの実行
WebSphere Partner Gateway - Express には、コマンド行を使用して PC からコードを「ユーザー応答なしで」インストールする機能があります。サイレント・インストールでは、GUI を使用せずにプログラムをインストールします。この機能には、インストール・オプションすべての値を記述したオプション・ファイルが必要です。ファイル内の各オプションは、別の行に記述されます。
WebSphere Partner Gateway - Express には、BCGExpressInstall.iss というサンプル・ファイルが収録されています。サンプル・ファイルは、CD またはアーカイブ・ファイルの express ディレクトリーにあります。サンプル・ファイルには使用可能にされた -silent オプションが組み込まれているので、変更されていないファイルを使用すると、WebSphere Partner Gateway -
Express が GUI なしでインストールされることに注意してください。提供されるサンプル・ファイルを変更するか、または GUI を使用してインストールを実行して変更点を記録し、カスタム・オプション・ファイルを作成することができます。オプション・ファイルの生成方法の詳細については、オプション・ファイルの生成を参照してください。
WebSphere Partner Gateway - Express をサイレント・インストールするには、次の手順を実行します。
- BCGExpressInstall.iss オプション・ファイルを編集して、必要なポート番号を指定します。
- コードをインストールする PC でコマンド行を開きます。
- インストール用実行可能ファイルの場所にナビゲートします。
- 以下のコマンドを入力します。
setup <System> <User_ID> <Password> -options <options file name> -silent
ここで、<System> は i5/OS または OS/400 が稼働するシステムのホスト名、<User_ID> は ALLOBJ (すべてのオブジェクト) 権限を持つ i5/OS または OS/400 ユーザー ID、 <Password> はそのユーザー ID 用のパスワード、および <options file name> はインストーラーが使用するオプション値を記述したファイルです。
オプション・ファイルの生成
ユーザーのインストールに固有の設定でオプション・ファイルを生成するには、次の手順を実行します。
- コードをインストールする PC でコマンド行を開きます。
- インストール用実行可能ファイルの場所にナビゲートします。
- 以下のコマンドを入力します。
setup.exe <System> <User_ID> <Password> -options-record <options file name>
ここで、<options file name> は、インストールで使用されるオプションを記述したファイルを示します。
インストーラーは GUI を使用して実行されます。WebSphere Partner
Gateway - Express をインストールし、コマンドで指定されたオプション・ファイルをインストール・ディレクトリーに保管します。その後は、任意のテキスト・エディターを使用してこのファイルを編集するか、変更せずに使用して、製品を再インストールするか、他のマシンに複製インストールを作成することができます。
コンソール・モードでのインストール
IBM では、WebSphere Partner Gateway - Express をコンピューターにインストールする場合に使用できるコマンド行 (コンソール・モード) のインストール・プログラムも提供しています。
WebSphere Partner Gateway - Express をインストールするには、次の手順を実行します。
- PC で、コマンド・プロンプト・ウィンドウを開きます。
- インストール用実行可能ファイルの場所にナビゲートします。
- プロンプトが表示されたら、以下のコマンドを入力します。
Setup -console
