最初のログイン手順 - ログイン・パスワードの設定

最初に WebSphere Partner Gateway - Express にログインすると、プログラムは、デフォルトのログイン・パスワードを変更して参加者を作成するよう求めるプロンプトを出します。以下のセクションでは、これらの手順について説明します。

最初のログイン

「ようこそ」ページが表示された状態で、以下の手順に従って WebSphere Partner Gateway - Express にログインします。

  1. 「ユーザー名」フィールドに、デフォルトのユーザー名「admin」を入力します。
  2. 「パスワード」フィールドに、デフォルトのログイン・パスワード「admin」を入力します。
  3. 「ログイン」ボタンをクリックします。「パスワードの初期化」ページが表示されます。このページでは、ログイン・パスワードを変更できます。
  4. デフォルト・ログイン・パスワードの変更に進みます。

デフォルト・ログイン・パスワードの変更

システムは、管理者とゲストの 2 つのタイプのユーザーをサポートしています。管理者アクセス権を持つユーザーは、WebSphere Partner Gateway - Express の機能すべてを制御できます。ゲスト・アクセス権を持つユーザーには次の制限があります。

管理者ユーザーとゲスト・ユーザーは、それぞれのログイン用に別々のパスワードを使用します。管理者/管理者ユーザーの名前とパスワードによる最初のログインが正常に行われると、新規パスワードの入力を要求されます。このタスクは、「パスワードの初期化」ページで実行されます。有効な管理者パスワードおよびゲスト・パスワードが入力されると、これらのパスワードは、管理者ユーザーとゲスト・ユーザー両方の将来のログイン検証時に毎回使用するために暗号化され、保管されます。管理者ユーザーとゲスト・ユーザーの両方に対して、暗号化された有効なパスワードが存在しない場合は、システムの機能を使用することはできません。

  1. 「管理者」の下にある「新規パスワード」フィールドの内側にカーソルを置き、このフィールドに管理者の新規ログイン・パスワードを入力します。次に、これに対応する「新規パスワードの再入力」フィールドに Tab キーで移動し、そこに新規の管理者パスワードを再入力します。
    注:
    ログイン・パスワードには、少なくとも 6 文字の長さが必要です。英数字を使用することができ、大/小文字の区別をつけます。
  2. 「ゲスト」の下にある「新規パスワード」フィールドの内側にカーソルを置き、このフィールドにゲストの新規ログイン・パスワードを入力します。次に、これに対応する「新規パスワードの再入力」フィールドに Tab キーで移動し、そこに新規のゲスト・パスワードを再入力します。
  3. 「保管」ボタンをクリックします。「ログインへようこそ (Login Welcome)」ページが表示されます。
    注:
    デフォルトのログイン・パスワードを変更した後は、必要に応じてアップデートできます (ログイン・パスワードの更新を参照)。
  4. 「ユーザー名」と「パスワード」のフィールドに、ユーザー名としての「admin」と、この手順の初めの方で定義した新規の管理者ログイン・パスワードを入力します。(管理者権限は、パートナーの作成、構成ファイルの変更、および証明書のアップロードのために必要になるので、管理者ユーザーとしてログインすることをお勧めします)。「参加者の作成」ページが表示されます。このページでは、WebSphere Partner Gateway - Express の参加者を作成および編集できます。
  5. 最初の参加者の作成に進みます。

最初の参加者の作成

WebSphere Partner Gateway - Express に初めてログインすると、プログラムにより「参加者の作成」ページが自動的に表示されます。ここでは、WebSphere Partner Gateway - Express との通信相手となる最初の参加者を作成できます。(初めてのログインではない場合は、「参加者の作成」ページに手動でアクセスする必要があります。そうするには、参加者の構成を参照してください。)

最初の参加者を作成するには、次の手順を実行します。

  1. 「参加者の作成」ページの項目に入力します (表 1 を参照)。
  2. 「保管」ボタンをクリックします。「参加者の管理」ページが表示されます。このページでは、追加参加者の作成、すでに作成した参加者の編集、および不要になった参加者の削除を行うことができます。詳細については、参加者の構成を参照してください。
    表 1. 「参加者の作成」ページ
    パラメーター 説明

    参加者名

    スペースを使用せずにこの参加者の名前を入力する。

    文書受取プロトコル

    HTTP

    HTTP プロトコル (非セキュア) を使用する場合はチェック・マークを付ける。

    HTTPS

    HTTPS プロトコル (SSL によりセキュア) を使用する場合はチェック・マークを付ける。

    ユーザー・アラート

    使用可能

    ユーザー・アラートを使用可能にする場合は「はい」を、使用不可にする場合は「いいえ」をクリックする。「はい」をクリックすると、システムは残りのパラメーターを使用して、指定されたユーザーにアラートを送付します。

    E メール・ホスト

    使用する E メール・ホストまたはサーバーを入力する。「ユーザー・アラート」を使用可能にした場合は、ここに値を入力する必要があります。

    例: mail.mycompany.com

    認証名

    E メール・ホストのメール・サーバーに接続するために必要なユーザー名を入力する。メールを中継するのに認証が不要な場合は、このフィールドを空白のままにします。

    認証パスワード

    E メール・ホストのメール・サーバー用に指定したユーザー名に対応するパスワードを入力する。

    E メール受信者

    WebSphere Partner Gateway - Express から E メールを受信するすべての受信者の E メール・アドレスを入力する。それぞれの E メール・アドレスはコンマで区切ります。「ユーザー・アラート」を使用可能にする場合は、1 名以上の E メール受信者が必要です。

    例: johndoe@mycompany.com,maryf@mycompany.com

    機能

    プロトコル HTTP

    「ロー」文書 (すなわち、非 AS2 パッケージ・コンテンツ) を送信 (「送信できます」) または受信 (「受信できます」) できるかどうかを示す。「送信できます」を選択しないと、Send ディレクトリーにドロップされたすべての文書は、文書を送信するときに Error ディレクトリーに移されます。「受信できます」を選択しないと、AS2 パッケージ化なしで受信する文書は、参加者の rec_err ディレクトリーに格納されます。

    プロトコル - AS2

    AS2 パッケージ化文書を送信 (「送信できます」) または受信 (「受信できます」) できるかどうかを示す。「送信できます」を選択しないと、send ディレクトリーにドロップされたすべての文書は、文書を送信するときに適切な error ディレクトリーに移されます。「受信できます」を選択しないと、AS2 パッケージ化なしで受信する文書は、参加者の適切な rec_err ディレクトリーに格納されます。

    AS2 参加者 ID (AS2 Participant ID)

    AS2 パッケージ化規格で必要な AS2 ID。文書を AS2 パッケージ化して送信する場合は、この値を入力する必要があります。言い換えると、何らかの AS2 機能を使用可能に設定する場合は、AS2 参加者 ID が必要です。

    コンテンツ・タイプ

    「送信できます」や「受信できます」を選択した場合は、「コンテンツ・タイプ」を指定する必要があります。送信 (「送信できます」) または受信 (「受信できます」) するコンテンツ・タイプにチェック・マークを付けます。「バイナリー」にチェック・マークを付けた場合は、バイナリー・コンテンツ・タイプを入力します。例えば、オクテット・ストリームなどです。

ここからの移動先

最初の参加者を作成した後は、WebSphere Partner Gateway - Express のアクティビティーを実行できます。このガイドの残りのセクションでは、これらのタスクの実行方法について説明します。終了したら、現行ウィンドウの右上領域にある「ログアウト」リンクをクリックします (ユーザー・インターフェースについてを参照)。

注:
Console は、アクティビティーがなくなってから 30 分が経過すると、自動的にタイムアウトになります。

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