ほとんどの構成タスクは WebSphere Partner Gateway - Express GUI を使用して実行できますが、以下のタスクを実行する場合には手動での構成方法が便利なこともあります。
以下のセクションでは、タイムアウト・プロパティー値の構成方法、および手動構成において JACL スクリプトを使用する方法と場合について説明します。
取引先がメッセージを処理して MDN を返信するのに時間がかかる場合、WebSphere Partner Gateway - Express はタイムアウト・メッセージを表示して異常終了する場合があります。この問題を修正、または再発を防止するには、同期/ソケット接続タイムアウト値と非同期 MDN タイムアウト値のタイムアウト・プロパティー値を構成することができます。以下の手順は、タイムアウト・プロパティー値の構成方法について説明しています。
以下の手順は、同期/ソケット接続タイムアウト値の構成方法について説明しています。
<ProductDir>/config
bcg.connector.sender.as2parm.SyncMDNtimeout=60000
以下の手順は、非同期 MDN タイムアウトの構成方法について説明しています。
構成タスクのほとんどは WebSphere Partner Gateway - Express GUI を使用して実行できますが、次の JACL スクリプトは手動構成用に用意されています。スクリプトは、各スクリプト内にある指示に従って呼び出すことができます。JACL スクリプトは、<ProductDir>/jaclScripts にあります。
JACL スクリプト | 説明 |
---|---|
bcgApplication.jacl | このスクリプトを使用して、アプリケーションのインストール、アンインストール、または更新を行う。WAS 拡張クラス・パス (ws_ext_dirs) も設定します。
注意:
この JACL ファイルは既存の配置アプリケーションでも実行されるので、スクリプトに適切な引数を指定する必要があります。 |
bcgClientAuth.jacl | このスクリプトにより、クライアント認証が必要なフラグを設定する。 |
bcgCustomService.jacl | このスクリプトにより、カスタム・サービスをセットアップする。 |
bcgSetCRLDP.jacl | このスクリプトにより、失効検査が実行されたときの CRL 配布ポイントの検査を使用可能または使用不可にする。このスクリプトの使用法について詳しくは、bcgSetCRLDP.jacl スクリプトの実行を参照してください。 |
bcgJavaWorkingDirectory.jacl | このスクリプトにより、JVM の現行作業ディレクトリーを設定する。 |
bcgSetJVMHeapAttrs.jacl | このスクリプトにより、初期ヒープ・サイズを変更し、WAS 用 JVM のヒープ・サイズを最大化する。 |
bcgSsl.jacl | このスクリプトにより、インバウンド SSL サーバー認証で使用する WAS サーバーを構成する。WAS サーバーの鍵ストアとトラストストアを構成します。
注意:
この JACL ファイルは、security.xml ファイルの SSL インバウンド鍵ストアとトラストストアのファイル・エントリーを変更します。スクリプトの引数に不正なエントリーを指定すると、WebSphere Partner Gateway - Express サーバーの始動に失敗します。 |