イベント・コンシューマー とは、イベント・サーバーからイベントを受け取る任意のアプリケーションです。
イベント・コンシューマー には、非同期イベント通知を受け取るアプリケーションや、永続データ・ストアからのヒストリカル・イベント・データを照会および処理するアプリケーションなどがあります。
イベント・コンシューマーは、イベントを Java オブジェクトの形式で受け取ります。
その後、CommonBaseEvent インターフェースを使用して、イベント・プロパティー・データの検索や、イベントを別のアプリケーションに転送するための、サポートされている別の形式 (XML など) への変換を行うことができます。
イベント・コンシューマーは、イベントを以下の 2 つの方法のいずれかで受け取ることができます。
- Java Messaging Service (JMS) インターフェースを使用してキューまたはトピックにサブスクライブし、イベント通知を JMS メッセージとして非同期的に受け取る。
これは、イベント・サーバーに着信した新規および変更済みのイベントを処理する必要があるイベント・コンシューマーの場合、最も効率的な方法です。
- Event Access インターフェースを使用して永続データ・ストアからのヒストリカル・イベントを照会し、要求されたイベントを同期的に検索する。
これは、始動処理用に便利です。データ・ストアのヒストリカル・イベントを照会することで、イベント・コンシューマーは、JMS 経由で新規イベントを受け取る前に、現在の状態情報を判別することができます。
イベントの受信だけでなく、イベント・コンシューマーは、データ・ストアのイベントの変更、イベントの削除、および古いイベントのパージも行います。