WebSphere WebSphere Enterprise Service Bus, Version 6.0.1 オペレーティング・システム: AIX, HP-UX, Linux, Solaris, Windows

プロファイル・ウィザードを使用したプロファイルの作成と拡張

個々の WebSphere ESB ランタイム環境は、 プロファイル 内で作成されます。プロファイルには、環境を定義するファイルのセットが 含まれています。WebSphere ESB プロファイルを 新規に作成したり、既存の WebSphere Application Server または WebSphere Application Server Network Deployment のプロファイルを拡張して WebSphere ESB プロファイルを作成したりするには、 プロファイル・ウィザードのグラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) を使用します。 WebSphere ESB プロファイルには、 スタンドアロン・プロファイル、デプロイメント・マネージャー・プロファイル、カスタム・プロファイルの 3 種類があります。

マシン上に最初に作成するプロファイルが、デフォルト・プロファイルです。 デフォルト・プロファイルは、製品のインストール・ルートの bin ディレクトリーから 発行されるコマンドのデフォルトのターゲットになります。マシン上にプロファイルが 1 つしか存在しない場合は、 すべてのコマンドがそのプロファイル上で機能します。ユーザーが定義 する追加プロファイルは、すべてデフォルト・プロファイルに作成できます。 定義されるデフォルト・プロファイルは 1 つのみです。

プロファイル・ウィザードは、プロファイル作成ツール manageprofiles のウィザード・インターフェースです。 プロファイル・ウィザードを使用するたびに、1 つのプロファイルが作成または拡張されます。
重要: プロファイル・ウィザードの 2 つのインスタンスを、中核となる製品ファイルの 1 つのセット上で同時に 実行することはできません。プロファイルを並行して作成しようとすると、 警告が出されます。

プロファイル・ウィザードを使用する前に、WebSphere ESB の中核となる製品ファイルをインストールし、 その後、プロファイル・ウィザードを使用して前述の 3 つのプロファイルの任意の組み合わ せを作成してください。

スタンドアロン・サーバー・プロファイル

スタンドアロン・サーバー・プロファイルには、独自の管理コンソールがあり、(サンプル・アプリケーション・ギャラリー機能がインストールされている場合は) すべてのサンプル・アプリケーションが含まれます。それぞれのスタンドアロン・サーバーは完全に操作可能で、ほかのすべてのサーバーから独立 して管理されます。 WebSphere ESB を完全インストール手順によって インストールした場合は、server1 という名前のサーバーを含む default という名前の スタンドアロン・サーバー・プロファイルが既に作成されています。

デプロイメント・マネージャー・プロファイル

デプロイメント・マネージャーは、1 つ以上のマシン上のサーバーの論理グループに、 単一の管理インターフェースを提供します。このようなサーバーの論理グループを、 セル と呼びます。

デプロイメント・マネージャーは、そのセル内のすべての管理対象ノードの構成を管理し、セル内の任意の管理対象ノードにアプリケーションをデプロイします。 セル内のプロファイルはすべて、インストール時に作成されるコマンド・ファイルや、そ の他の製品バイナリーを共用します。

複数のスタンドアロン・サーバーの代わりに セル内の同数の管理対象ノードを使用する主な理由は、デプロイメント・マネージャーがセル に集中管理機能を提供するためです。

ユーザーは、サーバーおよび IBM® HTTP Server プロセスの定義、サーバーの始動および停止、 およびセル内の任意の場所へのアプリケーションのデプロイを、 デプロイメント・マネージャーという単一の制御点から行うことができます。

カスタム・プロファイル

カスタム・プロファイルは空のノードであり、操作可能にするためにデプロイメント・マネージャー・セ ル内にフェデレートされなければなりません。 スタンドアロン・サーバー・プロファイルとは対照的に、 カスタム・プロファイルにはそのノード上にデフォルトのサーバーがありません。 カスタム・ノード上には、 どのようなデフォルト・アプリケーションもありません。カスタム・プロファイルをフェデレートすると、カスタム・プロファイルは管理対象ノードに変更されます。 フェデレーション後のカスタム・プロファイルには、nodeagent プロセスはありますが、 サーバー・プロセスはありません。実動その他の用途のために空のノードをカスタマイズする場合は、 デプロイメント・マネージャーの管理コンソールを使用する必要があります。 nodeagent は、開始後はデプロイメント・マネージャーからのコマンドに応答して、 次のアクションを含むタスクを実行します。
  • サーバー・プロセスの作成
  • サーバー・プロセスの開始および停止
  • デプロイメント・マネージャー上の現行の版と、ノード上に存在するコピーとの間の、 構成の同期化
  • サーバー・プロセスの削除

プロファイルは任意の順序で作成できます。ただし、機能するセルを最短時間で 作成するには、最初にデプロイメント・マネージャー・プロファイルを作成して、 デプロイメント・マネージャーを開始してください。その後で、カスタム・プロファイルを作成し、 デプロイメント・マネージャーへのカスタム・ノードのフェデレーションの説明に従って、それをデプロイメント・マネージャー・プロファイルに フェデレートします。これで、管理対象ノードを含む、機能するセルが作成されます。 このセルは、デプロイメント・マネージャーの管理コンソールから管理できます。

グラフィカル・ユーザー・インターフェースの代わりに応答ファイルを使用すると、 プロファイルをサイレント・モードで作成または拡張することができます。プロファイルをサイレント・モードで 作成または拡張する例については、プロファイルをサイレントで作成を参照してください。

プロファイルの作成、拡張、拡張解除、および削除については、manageprofiles コマンドも参照してください。


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Timestamp icon最終更新: 5 Mar 2006
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/dmndhelp/v6rxmx/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.wesb.doc.nl1_6.0.1\tasks\twesb_create_prof.html

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