WebSphere WebSphere Enterprise Service Bus, Version 6.0.1 オペレーティング・システム: AIX, HP-UX, Linux, Solaris, Windows

インフォメーション・センターのオフラインでの使用法

ローカルにインストールされた Eclipse ベースのインフォメーション・センターを WebSphere ESB のドキュメンテーション・プラグインで使用すると、 インターネットにアクセスしなくても、WebSphere ESB の情報をオフラインで使用できます。 別の方法として、Adobe Acrobat Reader を WebSphere ESB の PDF 文 書で使用することもできます。

WebSphere ESB のドキュメンテーション・プラグインと PDF 文書は、 Web で提供されます。 そのため、これらのファイルをダウンロードするには、一時的にインターネットにアクセスする必要があります。 必要なファイルをダウンロードした後は、インターネットに接続していなくても、そのドキュメンテーションを使用できます。

(Web にアクセスせずに) WebSphere ESB の情報をオフラインで使用する場合は、 ローカル・インフォメーション・センターで使用する WebSphere ESB のドキュメンテーション・プラグインをダウンロードするか、 Adobe Acrobat Reader のローカル・コピーで使用する WebSphere ESB の PDF 文書をダウンロードします。

このトピックでは、WebSphere ESB に備わっている IBM Eclipse のヘルプ・システムの使用法について説明します。 あるいは、別の Eclipse ベースのインフォメーション・センターの WebSphere ESB のドキュメンテーション・プラグインを使用できます。 例えば、ユーザー独自の既存のインフォメーション・センター内に情報を統合する場合などです。

WebSphere ESB の PDF 文書を使用する場合は、 WebSphere ESB PDF 文書を参照してください。

  1. IBM Eclipse ヘルプ・システムをインストールします。

    IBM Eclipse ヘルプ・システムのインストールについて詳しくは、 インストール・パッケージとともに提供されている README ファイルをお読みください。 このファイルは CD2 の IEHS ディレクトリーにあります。

    IBM Eclipse ヘルプ・システムをインストールするには、以下のサブステップを実行します。

    1. CD2 をドライブに挿入します。
    2. インストール・パッケージの内容をシステムに解凍し、ディレクトリー構造を保存します。 例えば、Windows では、次のコマンドを使用して、 ヘルプ・システムを次の C:¥ibm_help ディレクトリーに解凍します。
      unzip IBM-Help-Win32.zip -d C:¥
    iehs_install¥ibm_help ディレクトリーには、 IBM Eclipse ヘルプ・システムとその組み込み JRE が入っています。 この場合、iehs_install は、 ヘルプ・システム・インストール・パッケージの内容の解凍先ディレクトリーを示します。
  2. 製品のドキュメンテーション・プラグインをダウンロードします。

    WebSphere ESB のドキュメンテーション・プラグインは、 Web ページ (http://www.ibm.com/software/integration/wsesb/library/infocenter/) か ら ZIP ファイルとして入手できます。

    1. ドキュメンテーションの ZIP ファイルを適当な場所にダウンロードします。 接続速度によっては、ファイルのダウンロードに 20 分より多くかかる場合があります。
    2. ZIP ファイルの内容を iehs_install¥ibm_help¥eclipse¥plugins ディレクトリーに解凍し、 ディレクトリー構造を保存します。
    iehs_install¥ibm_help¥eclipse¥plugins ディレクトリーには、 以下のような、製品のドキュメンテーションのためのプラグイン・ディレクトリーがいくつか表 示されます。
    com.ibm.websphere.wesb.doc_6.0.1
    メインの WebSphere ESB のドキュメンテーション・プラグイン。 このプラグインにより、 ヘルプ・システム・ナビゲーションに WebSphere ESB の項目が表示されます。
    com.ibm.websphere.nd.doc_6.0.2
    IBM WebSphere Application Server Network Deployment のドキュメンテーション・プラグイン。 これは、WebSphere ESB に組み込まれています。
    com.ibm.websphere.wscc.doc
    IBM Web Services Client for C++ のドキュメンテーション・プラグイン。
    com.ibm.websphere.xms.doc
    IBM Message Service Client for C/C++ および Message Service Client for .NET。

    これらのディレクトリーが表示されない場合は、 ZIP ファイルの内容が正しく解凍されているかどうか確認してください。

  3. IBM Eclipse ヘルプ・システムを始動します。

    IBM Eclipse ヘルプ・システムは、 iehs_install¥ibm_help ディレクトリーにあるスクリプト・ファイルを実行すると始動できます。

    ヘルプ・システムで提供されているスクリプト・ファイルは、 組み込み JRE を使用してヘルプ・システムを起動します。 組み込み JRE を使用しない場合は、 JRE バージョン 1.4.2 以降をインストールしてから、その JRE を使用するように始動スクリプトと停止スクリプトを変更する必要があります。

    IBM Eclipse ヘルプ・システムは、以下の 2 つのいずれかのモードで始動できます。
    スタンドアロン・モード
    スタンドアロン・モードを使用すると、IBM Eclipse ヘルプ・システムは、Web ブラウザーを自動的に起動し、 ヘルプ目次を表示します。 スタンドアロン・モードで実行する場合、 ヘルプ目次はそのシステムでのみ使用可能です。 ヘルプの目次とメニューがシステム・ロケールに表示されます。
    インフォメーション・センター・モード
    インフォメーション・センターを使用すると、 IBM Eclipse ヘルプ・システムはユーザー定義のポートで Web アプリケーションを開始し (デフォルト・ポートは 8888)、 そのシステムへのネットワーク接続機能を備えた任意の Web ブラウザーでヘルプ目次を使用 できるようにします。 ヘルプのページとメニューがユーザーの Web ブラウザーのロケールに表示されます。

    各モードでヘルプ・システムを始動および停止するために、サンプル ・スクリプトが用意されています。 IBM Eclipse ヘルプ・システムは、いったん始動すると、 アクティブな Web ブラウザーがすべてクローズされた後でも実行し続けます。 該当する停止スクリプトを使用して、 IBM Eclipse ヘルプ・システムを明示的に停止する必要があります。

    スクリプト・ファイルは、個々の必要性に応じたオプションを使用して調整すること ができます。 使用可能なオプションについて詳しくは、ヘルプ・システムの README ファイルを参照してください。

    オプション 説明
    スタンドアロン・モード iehs_install¥ibm_help から、 IC_start.bat または IC_start.sh ファイルを実行します。 ヘルプ・システムのコマンド行ウィンドウが表示されます。

    ヘルプ目次を表示するには、Web ブラウザーを開き、 URL http://servername:port/help と入力します。 この場合の servername は、 IBM Eclipse ヘルプ・システムがインストールされているシステムのホスト名または IP アドレスです。

    インフォメーション・センター・モード
    1. iehs_install¥ibm_help から、 help_start.bat または help_start.sh ファイルを実行します。 ヘルプ・システムのコマンド行ウィンドウが表示されます。
    2. オペレーティング・システムでデフォルトのブラウザーが設定されている場合、 ヘルプ・システムはヘルプ目次のある Web ブラウザーを自動的に開きます。
  4. 製品のドキュメンテーションが予想どおりに表示されていることを確認します。

    ドキュメンテーションの ZIP ファイルを正しく解凍したにもかかわらず、 ヘルプ・システムが予想される各国語で表示されない場合、あるいは正しいヘルプ・トピックが表示されない場合は、 いくつか確認しなければならないことがあります。 例えば、osgi.checkConfiguration=trueiehs_install¥ibm_help¥configuration¥config.ini 構成ファイルに追加します。 この設定により、システムは新しい各国語パッケージを探し出して構成するようになります。

    IBM Eclipse ヘルプ・システムの問題のトラブルシューティングについて詳しくは、 インストール・パッケージに提供されている README ファイルを参照してください。

追加のドキュメンテーション・プラグインは、 IBM またはサード・パーティー・ベンダーからダウンロードできます。 これらのプラグインを同じヘルプ・システムで使用すると、 より包括的なインフォメーション・センターを構築することができます。

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Timestamp icon最終更新: 5 Mar 2006
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/dmndhelp/v6rxmx/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.wesb.doc.nl1_6.0.1\tasks\twesb_docoffline.html

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