WebSphere WebSphere Enterprise Service Bus, Version 6.0.1 オペレーティング・システム: AIX, HP-UX, Linux, Solaris, Windows

デフォルト・フィルター・プラグインによるイベントのフィルター処理

共通イベント・インフラストラクチャーには、デフォルトのエミッター・フィルター・プラグインが組み込まれています。

このタスクを実行する理由および時期

共通イベント・インフラストラクチャーにはデフォルトのエミッター・フィルター・プラグインが組み込まれており、これは、どのイベントをイベント・サーバーに送信し、どのイベントを廃棄するかを定義する XPath イベント・セレクターによって構成されます。 例えば、フィルター設定により、重大度が 20 (無害) より大きいイベントのみを送信するよう指定できます。

デフォルト・フィルター・プラグインを使用してイベントをフィルタリングするには、以下のステップを実行します。

このタスクの手順

  1. WebSphere 管理コンソールで、「共通イベント・インフラストラクチャー・プロバイダー (Common Event Infrastructure Provider)」>「フィルター・ファクトリー・プロファイル (Filter Factory Profile)」ページに進む。
  2. 新規のフィルター・ファクトリー・プロファイルを作成する。 詳しくは、管理コンソールのオンライン・ヘルプを参照してください。
  3. フィルター構成ストリング (Filter Configuration String)」フィールドで、イベントのフィルタリングに使用する、イベントを記述した XPath イベント・セレクターを入力する。 このイベント・セレクターに一致するイベントがイベント・サーバーに送信され、一致しないイベントはエミッターにより廃棄されます。
  4. 共通イベント・インフラストラクチャー・プロバイダー (共通イベント・インフラストラクチャー Provider)」>「エミッター・ファクトリー・プロファイル (Emitter Factory Profile)」ページに進む。
  5. 新規のエミッター・ファクトリー・プロファイルを作成するか、または既存のエミッター・ファクトリー・プロファイルに進む。 詳しくは、管理コンソールのオンライン・ヘルプを参照してください。
  6. フィルター・ファクトリー JNDI 名 (Filter Factory JNDI Name)」フィールドで、作成した新規フィルター・ファクトリー・プロファイルの JNDI 名を入力する。

結果

これで、各イベント・ソースにおいて新規のエミッター・ファクトリーを使用して、新規のフィルター構成を使用したエミッターのインスタンスが作成できます。 エミッター・ファクトリーを使用したイベント・ソースに対するフィルター設定を後で調整する場合は、フィルター・ファクトリーで指定したイベント・セレクターを変更できます。

トレースを使用することにより、デフォルト・フィルター・プラグインにより廃棄されているイベントを検出できます。 詳しくは、共通イベント・インフラストラクチャーにおけるロギングおよびトレース を参照してください。

次のタスク

注: デフォルト・フィルター・プラグインは、XPath イベント・セレクターの処理に Apache JXPath コンポーネントを使用しています。 Java 2 セキュリティーを使用可能に設定している場合は、ポリシー・ファイルを変更して、以下のように必要なアクセスを許可する項目を組み込む必要があります。
permission java.util.PropertyPermission "*", "read";
permission java.io.FilePermission
  "${was.install.root}${/}java${/}jre${/}lib${/}jxpath.properties",
  "read";

Task topic

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Timestamp icon最終更新: 5 Mar 2006
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/dmndhelp/v6rxmx/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.wesb.doc.nl1_6.0.1\doc\tcei_admin_defaultFilterPlugIn.html

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