WebSphere WebSphere Enterprise Service Bus, Version 6.0.1 オペレーティング・システム: AIX, HP-UX, Linux, Solaris, Windows

エラー・メッセージ: インストール、プロファイルの作成と拡張

以下に、WebSphere ESB のインストール時に検出される最も一般的なエラー・メッセージをいくつかリストします。

注: WebSphere Application Server Network Deployment のインストールによって生成されるメッセージについて詳しくは、 WebSphere Application Server Network Deployment インフォメーション・センターで入手できるトラブルシューティング情報を参照してください。

発生した問題がリストされていない場合、または提供された情報で問題が解決しない場合は、 WebSphere ESB サポートまでご連絡ください。

ノード名が無効です/ホスト名が無効です/セル名が無効です (Invalid node name/Invalid host name/Invalid cell name): 名前の先頭が無効文字です。(The name starts with an invalid character.)

ノード名、ホスト名、セル名が有効な文字のシーケンスになっていることを確認してください。 IBM が提供するデフォルトの名前を使用するか、 名前に、以下のような許可されていない文字が使用されていないことを確認してください。

ノード名およびセル名には、スペース、および次の文字を使用できません。/ ¥ * , : ; = + ? | < > & % ' " ホスト名にスペースを入れたり、上記の文字で開始したりすることはできません。 また、ホスト名を大括弧 ( [ ] ) で囲むこともできません。

JDBC ドライバーのクラスパス・ファイルの場所が無効です。(The Location of JDBC driver classpath files is invalid.)

このメッセージの残りの部分は、次の通りです。 以下のファイルが見つかりませんでした。(The following files could not be found.) ファイルのリスト JDBC ドライバーのクラスパス・ファイルがある場所のディレクトリーを再入力してください。 (list of files Please reenter the directory for the Location of the JDBC driver classpath files.) プロファイル・ウィザードは、指定のパネルのデータベース構成について、 必要な JDBC ドライバー用の JAR ファイルが存在することを確認します。 プロファイル・ウィザードは、ファイルの存在を確認できない場合 (データベース・タイプごとに、異なるセットがあります)、 このメッセージとともにファイルのリストを表示します。 これにより、正しいディレクトリーを見つけて指定できるようになります。

プロファイルが使用中です。(Profile is in use.) 先に進む前にサーバーを停止してください。(Stop the server before continuing.)

プロファイル・ウィザードは、既存プロファイルが現在実行中の場合、そのプロファイルを拡張しません。 プロファイル・ウィザードを終了する必要はありません。 サーバーをシャットダウンしてから、プロファイル・ウィザードの操作を継続してください。

プロファイルを並行して作成、拡張、削除することはサポートされていません。 (Concurrent profile creation, augmentation, or deletion is not supported.)

このメッセージの残りの部分は、次の通りです。 現在の作成または削除の操作が完了するのを待って、続行してください。(Wait until the current creation or deletion operation is complete before continuing.)プロファイルの作成、拡張、削除中は、 プロファイル・レジストリーがグローバル・ロックされています。 このロックにより、他の変更 (作成/拡張/削除) を同時に行うことはできなくなります。

解決方法: 一度に実行するプロファイル・ウィザードのインスタンスは 1 つだけにしてください。 他の作成、拡張、または削除プロセスが終了するのを待ってから、操作を継続してください。 ほかに作成、拡張、削除プロセスが実行されていないことが判明した場合、 前回インストールしようとしたときからそのままになっている profileRegistry.xml ロックを手動で解除します。 このロックを解除するには、ファイル install_root/properties/profileregistry.xml_LOCK を削除します。

インストール・ウィザードは WebSphere ESB をインストールできません。(The Installation wizard cannot install WebSphere ESB.)

ログ・ファイルの項目は、次の通りです。 インストール・ウィザードは、WebSphere ESBをインストールできません。(The Installation Wizard cannot install WebSphere ESB.) WebSphere Application Server Network Deployment のためのインストール応答ファイル responsefile.nd.txt が見つかりませんでした。(The installation response file for WebSphere Application Server Network Deployment, responsefile.nd.txt, was not found. )

考えられる解決方法: インストール・イメージをある場所から別の場所に (例えば、 Windows では製品 CD から C:¥ ドライブに) コピーした場合は、 (ファイル responsefile.nd.txt が含まれている) WAS ディレクトリーもコピーし、 それがインストール・イメージの WBI ディレクトリーと同じルート・ディレクトリーに存在していることを確認します。

サポートされる IBM JDK が見つかりませんでした。(Supported IBM JDK was not found.)

ログ・ファイルの項目は、次の通りです。 サポートされる IBM JDK が見つかりませんでした。(Supported IBM JDK was not found. ) このプロダクトと同時にシップされる IBM JDK が <install_image_root>/JDK に置かれている必要があります。(The IBM JDK shipped with this product must be located at <install_image_root>/JDK.) 問題を修正して、再試行してください。(Please correct this problem and try again.)

考えられる解決方法: インストール・イメージをある場所から別の場所に (例えば、 Windows では製品 CD から C:¥ ドライブに) コピーした場合は、 JDK ディレクトリーもコピーし、 それがインストール・イメージの WBI ディレクトリーと同じルート・ディレクトリーに存在していることを確認します。 次に、インストール・プログラム (Linux または UNIX オペレーティング・システムでは WBI/install、 Windows オペレーティング・システムでは WBI¥install.exe) を再起動します。

サポートされるバージョンの IBM WebSphere Application Server が見つかりませんでした。(A supported version of IBM WebSphere Application Server was not found.)

ログ・ファイルの項目は、次の通りです。 サポートされるバージョンの IBM WebSphere Application Server が見つかりませんでした。 (A supported version of IBM WebSphere Application Server was not found.) このプロダクトと同時にシップされる WebSphere Application Server Network Deployment が <install_image_root>/WAS に置かれている必要があります。(The installation files for the version of IBM WebSphere Application Server Network Deployment shipped with this product must be located at <install_image_root>/WAS.) 問題を修正して、再試行してください。(Please correct this problem and try again.)

このエラーは、 WebSphere ESB とともに使用するために WebSphere Application Server Network Deployment の新規インスタンスをインストールしようとしたとき、またはインストール・ウィザードが既存の WebSphere Application Server をサ ポートされるレベルにアップグレードしようとしたときに、 WebSphere ESB に同梱されている WebSphere Application Server Network Deployment のバージョンがインストール・イメージのルート・ディレクトリーで検出されなかった場合に発生します。

インストール・イメージをある場所から別の場所に (例えば、 Windows では製品 CD から C:¥ ドライブに) コピーした場合は、 WAS ディレクトリーもコピーし、 それがインストール・イメージの WBI ディレクトリーと同じルート・ディレクトリーに存在していることを確認します。

システム上の空きディスク・スペースが不足しています。(There is insufficient free disk space on the system.)

LINUX platforms UNIX platforms Linux および UNIX プラットフォームの場合: ログ・ファイルの項目は、次の通りです。 システムの空きディスク・スペースが不足しています。 (There is insufficient free disk space on the system.) /tmp Required (必要): 535 MB. Available (使用可能): n MB. すべてのファイル・システムが必要とするのに十分な空きディスク・スペースがあることを確認して、操作を再試行してください。(Please ensure there is enough free disk space on all required filesystems and retry the operation.)

Linux および UNIX プラットフォームでは、 WebSphere ESB のインストール・ウィザードが WebSphere Application Server Network Deployment をサイレント・インストールする場合は、 合計 535 MB の /tmp ディスク・スペースが必要です。 あるいは既存の WebSphere Application Server または WebSphere Application Server Network Deployment のインストールをサポートされるレベルにアップグレードする必要があります。

前の WebSphere ESB のアンインストールが失敗しました。(Previous WebSphere ESB uninstallation failed.)

ログ・ファイルの項目は、次の通りです。 WebSphere ESB のアンインストールは、次のインストール・ロケーションで失敗しました: <install_root>。(A previous attempt to uninstall WebSphere ESB failed for the following installation location: <install_root>.) WebSphere ESB をアンインストールして、それから再インストールする場合は、事前に製品のインフォメーション・センターで、アンインストールが失敗した後で再インストールを準備する場合の指示に従ってください。(Follow the instructions on preparing for reinstallation after a failed uninstallation in the product information center to uninstall WebSphere ESB and then reinstall the product before attempting to use it.)

このエラーは、すでに無効になった WebSphere ESB システムのために機能を追加したり、プロファイル・ウィザードを起動したりしようとした場 合に、インストール・ウィザードで発生します。

詳しくは、失敗したアンインストールの後の再インストールの準備の説明を参照してください。

WebSphere ESB のインストールが無効です (WebSphere ESB installation not valid)

ログ・ファイルの項目は、次の通りです。 選択された WebSphere ESB のインストールは、WebSphere ESB の製品がアンインストールされてからは無効になります。(The selected installation of WebSphere ESB is no longer valid since the underlying WebSphere ESBproduct has been uninstalled.) 次のロケーションから WebSphere ESB をアンインストールしてください: <install_root>。 (Please uninstall WebSphere ESBfrom the following location: <install_root>. )製品を使用する前に、WebSphere ESB を再インストールする必要があります。(You must then reinstall WebSphere ESB before attempting to use the product.)

このエラーは、基礎となる WebSphere Application Server がア ンインストールされたために、 WebSphere ESB システムはすでに無効となっており、 それに対して機能を追加し たり、プロファイル・ウィザードを起動したりしようとした場合に、インストール・ウィザードで発生します。

情報: 共通イベント・インフラストラクチャー・アプリケーションは、他の製品で使用されているため、 アンインストールされませんでした。(INFO: The Common Event Infrastructure application was not uninstalled because it is being used by other products.)

このメッセージは、WebSphere ESB をアンインストールする際に、 共通イベント・インフラストラクチャー・アプリケーションが、アンインストールされている WebSphere ESB のインスタンス以外の製品で使用中の場合、 ログに記録されます。

情報: WebSphere Application Server は、 共通イベント・インフラストラクチャー・アプリケーションで使用されているため、 アンインストールされませんでした。(INFO: WebSphere Application Server was not uninstalled because it is being used by the Common Event Infrastructure application.)

このメッセージは、WebSphere ESB をアンインストールする際に、 基礎となる WebSphere Application Server が、 共通イベント・インフラストラクチャーを使用する別の製品で使用されているためアンインストールできない場合に、 ログに記録されます。

適切な JVM が見つかりませんでした。(A suitable JVM could not be found.)

「適切な JVM が見つかりませんでした。オプション -is:javahome <JAVA HOME DIR> を使用してプログラムを再実行してください。 (A suitable JVM could not be found.Please run the program again using the option -is:javahome <JAVA HOME DIR>)」というメッセージが表示された場合、 これは、 WebSphere ESB と同梱の JDK が見つからなかったことが原因です。 インストール・イメージをある場所から別の場所に (例えば、 Windows で製品 CD から C:¥ ドライブに) コピーした場合は、 JDK ディレクトリーもコピーし、 それがインストール・イメージの WBI ディレクトリーと同じルート・ディレクトリーに存在していることを確認します。

エラー: 入力行が長すぎます (Error: The input line is too long)

For Windows platforms Windows プラットフォームの場合: これは、プロファイル作成エラーです。 インストール中、またはプロファイル・ウィザードの使用中に発生する可能性があります。

インストールの問題 (完全インストールの場合のみ)

install_root¥profiles¥default¥logs ディレクトリー 内のログに次のようなエラーが記録されている場合は、wsadmin アクションが完全インストール用 のプロファイルの作成に失敗したことを示しています。 この失敗は、コマンド・ストリング上のファイル・パスとノード名の長さが、 オペレーティング・システムのコマンドの長さの制限を超えたことが原因です。
The input line is too long.

インストール・ディレクトリー・パスは、60 文字を超えないようにしてください。

  • オプション 1: インストールが失敗した場合は、 より短いディレクトリー・パスとより短いノード名を使用して、 WebSphere ESB を再インストールしてください。

    ノード名フィールドは、カスタム・インストールの際に使用可能です。 デフォルトのノード名の長さは、通常短めになっています。 10 文字以上のノード名の使用は、できるだけ避けてください。

  • オプション 2: インストールが正常に終了したにもかかわらず ISMPWSProfileLaunchAction が失敗した場合は、 プロファイル・ウィザードを使用してプロファイルを作成してください。 プロファイルを作成する場合は、プロファイル・ディレクトリーのパス、プロファイル名、ノード名がそれぞれ、できるだけ短くなるようにしてください。

    C:¥profiles のように、ユーザー固有のプロファイル・パスを選択することができます。

    ユーザー固有のプロファイル名を選択することができます。

    install_root/logs/wbi/log.txt ファイルから、 ISMPConfigManagerLaunchAction が正常終了していることを確認します。

    log.txt ファイルで以下のメッセージを調べて、 インストールが正常終了したかどうかを判別します。 正常終了した場合は、プロファイル・ウィザードを使用してデフォルト・プロファイルを作成できます。
    (date time), Install, 
         com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.ISMPConfigManagerLaunchAction, 
         msg1, INSTCONFSUCCESS: Post-installation configuration is successful.
    (date time), Install, 
         com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.ISMPWSProfileLaunchAction, 
         err, INSTCONFFAILED: Cannot complete required configuration actions 
         after the installation. The configuration failed. The installation is 
         not successful. Refer to 
         C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥ProcServer¥logs¥wasprofile¥
            wasprofile_create_default.log for more details.
    (date time), Install, 
         com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.ISMPLogFileAction, 
         msg1, Profile Creation is finished.
    (date time), Install, 
         com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.ISMPLogSuccessMessageAction, 
         msg1, INSTCONFFAILED

プロファイル・ウィザードの問題

profile_root¥logs ディレクトリー内のログに次のような エラーが記録されている場合は、wsadmin アクションがプロファイルの作成に失敗した ことを示しています。 変数 profile_root は、WebSphere ESB プロファイルのインストール場所を表します。 これは、デフォルトでは install_root/profiles/profile_name (Linux および UNIX プラットフォームの場合) または install_root¥profiles¥profile_name (Windows プラットフォームの場合) です。 この失敗は、コマンド・ストリング上のファイル・パス、ノード名、セル名の長さが、 オペレーティング・システムのコマンドの長さの制限を超えたことが原因です。
The input line is too long.

profile_root 内の文字数は、80 文字を超えないようにする必要があります。

ディレクトリー・パスが 80 文字を超えていなくても、問題が発生している場合 は、 Windows の subst コマンドを使用するように install_root¥bin¥setupCmdLine.bat ファイルを編集してください。 subst コマンドは、パス全体を仮想ドライブにマップします。 ファイルを編集した後で、プロファイル・ウィザードを再実行します。 setupCmdLine.bat ファイルを変更しても問題が修正されない場合は、 より短いインストール・パス (C:¥WPS など) を使用して WebSphere ESB をインストールできます。

setupCmdLine.bat ファイルの編集方法については、 WebSphere Application Server Network Deployment インフォメーション ・センターの、「wsadmin コマンドの開始時または使用時の問題」の『入力行が長すぎる』のセクションを参照してください。

メモ: インストール中に次のファイル・システムが拡張されます (Note: The following file systems will be expanded during the installation)

For AIX platforms AIX プラットフォームの場合: AIX 上のディレクトリーに拡張スペースを割り振ることができます。 インストール・ウィザードに十分なスペースがない場合、 InstallShield for MultiPlatforms (ISMP) はシステム呼び出しを発行して、追加のスペースを要求し、 スペース割り振りを動的に増やします。 /usr ディレクトリーに関してこれが発生した場合に表示されるメッセージは、 次に示す例のようなものになります。

NOTE: The following file systems will be expanded during the installation: /usr

ディスク・スペースが必要量より nn メガバイト不足しています。(The disk space is nn Mbyte less than required.) インストールを続行できません。(The installation cannot continue.)

LINUX platforms UNIX platforms Linux および UNIX プラットフォームの場合: ファイル・システムを動的に拡張できない場合、 ディスク・スペースの不足が原因となって、次の例のようなメッセージが表示されます。

The disk space is 33 Mbyte less than required. The installation cannot continue.

異なるディレクトリーを指定するか、手動アンインストールを実行してください (Specify a different directory or perform a manual uninstall)

このエラーは、アンインストーラーを使用して製品を除去する前に、 インストール・ルート・ディレクトリーを削除したことを示しています。 ユーザーは、同じディレクトリーに再インストールしようとしています。

問題を修正するには、元のディレクトリーへの製品の再インストールを妨げているレジストリー 項目を除去する必要があります。

この方法でシステムを「クリーン」にするには、 「失敗したアンインストールの後の再インストールの準備」の説明を参照してください。

$TMP/log.txt ファイル内の警告項目は、次の通りです。
(Month day, year time), Install, 
   com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.ISMPWarningDialogAction, 
   wrn, Specify a different directory or perform a manual uninstall 
   to remove all packages before reinstalling to the same directory.

ファイル書き込み中のエラー = 一時ディスク・スペースが不足している可能性があります。 (Error writing file = There may not be enough temporary disk space.)

Error writing file =  There may not be enough temporary disk space. 
Try using -is:tempdir to use a temporary directory on a partition
 with more disk space.

このエラーは、プロファイルを作成するための十分な一時スペースが提供されていない場 合に発生することがあります。 プロファイルを作成する前に、 最低 40 MB の一時スペースが使用可能であることを確認してください。

プロファイルの作成について詳しくは、「プロファイル・ウィザードを使用したプロファイルの作成と拡張」を参照してください。

エラー: localhost はリモート・アクセス用のホスト名としては無効で す (Error: localhost is not a valid host name for remote access)

このエラーは、プロファイル・ウィザードの「ホスト名 (Host name)」フィールドの値として localhost を入力した場合に発生します。

ホスト名は、ノードがインストールされている物理マシンのネットワーク名です。 ホスト名は、サーバー上の物理ネットワーク・ノードに解決される必要があります。 サーバー内に複数のネットワーク・カードが存在する場合、 ホスト名または IP アドレスは、ネットワーク・カードのいずれかに解決される必要があります。 リモート・ノードは、ホスト名を使用してこのノードに接続し、このノードと通信します。 ネットワーク内の他のマシンが到達可能なホスト名を選択することは、極めて重要です。 この値には、汎用の localhost ID を使用しないでください。

固有の IP アドレスを持つ同じコンピューター上で共存するノードを定義する場合は、 ドメイン・ネーム・サーバー (DNS) のルックアップ・テーブル内の各 IP アドレスを定義します。 スタンドアロン・サーバーの構成ファイルは、 単一のネットワーク・アドレスを持つマシン上の複数の IP アドレスについては、ドメイン・ネームを解決しません。

ホスト名に指定した値は、スタンドアロン WebSphere ESB の構成文書 の hostName プロパティーの値として使用されます。 ホスト名の値は、以下のいずれかの形式で指定します。
  • 完全修飾ドメイン・ネーム・サーバー (DNS) のホスト名ストリング (xmachine.manhattan.ibm.com など)
  • デフォルトの短い DNS ホスト名ストリング (xmachine など)
  • 数字の IP アドレス (127.1.255.3 など)

完全修飾 DNS ホスト名には、完全に明白かつ柔軟であるという利点があります。 WebSphere ESB の構成を変更しなくても、 ホスト・システムの実際の IP アドレスを変更できるという柔軟性があります。 このホスト名の値は、特に、動的ホスト構成プロトコル (DHCP) を使用して IP アドレスを割り当てる際に、 IP アドレスを頻繁に変更することを計画している場合に便利です。 形式的な欠点として、DNS に依存しているという点があります。 DNS が使用不可の場合は、接続性が損なわれる恐れがあります。

短いホスト名は、動的に解決することもできます。 短い名前形式には、ローカル hosts ファイルで再定義されるという追加の 機能があります。これにより、ネットワークから切断されても、 システムは WebSphere ESB を実行できます。 切断された状態で実行するには、短い名前を hosts ファイルの 127.0.0.1 (ロ ーカル・ループバック) に定義します。 形式的な欠点として、リモート・アクセスの場合に DNS に依存しているという点があります。 DNS が使用不可の場合は、接続性が損なわれる恐れがあります。

数字の IP アドレスには、DNS を使用した名前の解決が不要であるという利点があります。 リモート・ノードは、DNS が使用不可であっても、数字の IP アドレスで指定したノードに接 続できます。 形式的な欠点として、数字の IP アドレスが固定されているという点があります。 マシンの IP アドレスを変更するときには必ず、 構成文書内の hostName プロパティーの設定を変更する必要があります。 したがって、DHCP を使用する場合や IP アドレスを定期的に変更する場合は、 数字の IP アドレスを使用しないでください。 もう 1 つの形式的な欠点は、ホストがネットワークから切断されている場合には、 ノードを使用できないという点です。

インストーラーは、製品情報を RPM データベースに正しく追加できませんでした。(The installer could not successfully add the product information into the RPM database.)

LINUX platforms Linux プラットフォームの場合: install_root/logs/wbi/log.txt ファイルの最終行が次の例のよ うになっている場合、問題は RedHat Package Manager (RPM) データベースの破損である可能性 があります。
(date, time), 
Plugin.Install, 
com.ibm.wizard.platform.linux.LinuxProductServiceImpl, 
wrn, The installer could not successfully add the product 
information into the RPM database. Installation will continue 
as this is not critical to the installation of the product.
次のコマンドを実行して、問題が RPM データベースの破損であることを確認してください。
rpm -q --all

このコマンドがハングした場合、問題は RPM データベースの破損です。

エラー: java.io.IOException: konqueror: が見つかりません (Error: java.io.IOException: konqueror: not found)

LINUX platforms UNIX platforms Linux および UNIX プラットフォームの場合: ISMP のブラウザー起動アクションは、Linux および UNIX システムで次のような例外をスロ ーします。

com.installshield.wizardx.actions.LaunchBrowserAction, err, java.io.IOException: 
konqueror: not found
STACK_TRACE: 11
java.io.IOException: konqueror: not found
       at java.lang.UNIXProcess.forkAndExec(Native Method)
       at java.lang.UNIXProcess.<init>(UNIXProcess.java:72)
       at java.lang.Runtime.execInternal(Native Method)
       at java.lang.Runtime.exec(Runtime.java:602)
       at java.lang.Runtime.exec(Runtime.java:524)
       at java.lang.Runtime.exec(Runtime.java:490)
       at com.installshield.util.BrowserLauncher.openURL
(BrowserLauncher.java:578)
       at com.installshield.wizardx.actions.LaunchBrowserAction.execute
(LaunchBrowserAction
.java:62)
       at com.installshield.wizard.RunnableWizardBeanContext.run
RunnableWizardBeanContext.
java:21)

このアクションを行うと、Netscape、Mozilla または Konqueror ブラウザーが検索され、 HTML ページまたは Web サイトが表示されます。 WebSphere Application Server の Web サーバー・プラグインの場合は、 ターゲット・ページはプラグインのロードマップです。 ISMP のブラウザー起動アクションが Mozilla または Netscape を見つけた場合であっても、 例外がスローされ、ログ項目が発生します。

このエラーは、無視しても問題はありません。


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Timestamp icon最終更新: 5 Mar 2006
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/dmndhelp/v6rxmx/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.wesb.doc.nl1_6.0.1\doc\iins_errinstall.html

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