インストール検査ツール (IVT) を使用して、
WebSphere ESB
スタンドアロンやデプロイメント・マネージャー・プロファイルのインストールが正常であったことを確認します。
始める前に
WebSphere ESB
のインストールおよびスタンドアロン・サーバー・プロファイルやデプロイメント・マネージャー・プロファイルの作成後は、インストール検査ツールを使用する準備ができています。
注: カスタム・プロファイルに対しては、インストール検査はできません。
ノードをフェデレートし、デプロイメント・マネージャーを使用してサーバーを作成した後で、サーバー・プロセスを始動してその機能を検査できます。
このタスクを実行する理由および時期
インストール検査ツール (IVT) を使用して、製品が正常にインストールされている確認をします。IVT プログラムは、一連の検証テストを実行して、サーバー・プロセスが開始できることを確認します。
IVT プログラムは、エラーに対して製品ログ・ファイルをスキャンし、製品インストールのコア機能を検査します。
IVT は、ファースト・ステップ・コンソールで選択して、またはコマンド行から、実行できます。WebSphere ESB がインストールされたか、プロファイルが作成された後、ファースト・ステップ・コンソールを開始するためのプロンプトが表示されます。このコンソールからインストール検査の実行を選択できます。
インストール検査テストを使用して、プロファイルの適切な作成を検査します。
このタスクの手順
- 製品のインストール後、またはプロファイル作成後に、ファースト・ステップ・コンソールで「インストール検査 (Installation verification)」をクリックします。
また、プロファイルの
bin ディレクトリーからファースト・ステップ・コンソールを始動することもできます。
install_root/profiles/profile_name/bin/ivt.sh
install_root¥profiles¥profile_name¥bin¥ivt.bat
追加のプロファイルを作成する場合、ivt スクリプトの場所は、profile_home/bin ディレクトリー内です。
- ファースト・ステップの状況ウィンドウで結果を監視します。
インストール検査用のデフォルト・ログ・ファイルは、install_root/profiles/profile
name/logs/ivtClient.log です。別の場所にプロファイルを作成する場合、ファイル・パスは
profile_home/logs/ivtClient.log です。
IVT は、
WebSphere ESB に関する以下の便利な情報を提供します。
- アプリケーション・サーバー名
- プロファイルの名前
- プロファイル・ファイル・パス
- プロファイルのタイプ
- ノード名
- 現在のエンコード方式
- 管理コンソールのポート番号
- SystemOut.log ファイルの場所、およびファイル内にリストされているエラー数を含むさまざまな通知情報
- 完了メッセージ
IVT が Windows® プラットフォームでアプリケーション・サーバーを始動するときに、IVT は、Windows サービスが存在する場合、サーバーまたはデプロイメント・マネージャー用の
Windows サービスの開始を試みます。 Windows サービス
に手動開始タイプが指定されていても、これは起こります。
スタンドアロン・アプリケーション・サーバーをフェデレートする場合、それでもなおサーバーで IVT を実行することができます。
- インストール検査時にエラーが発生したことをログが示す場合、エラーを訂正し、再度 IVT を実行します。 必要に応じて、エラーを訂正後に新規プロファイルを作成し、新規プロファイルで IVT を実行します。
結果
サーバーが実行されていない場合、IVT ツールは、プロファイルのサーバー・プロセスを自動的に開始します。 サーバーが初期化したら、IVT は一連の検証テストを実行します。ツールは、コンソール・ウィンドウに成功または失敗の状況を表示します。
また、ツールは profile_home/logs/ivtClient.log ファイルに結果を記録します。
IVT がご使用のシステムを検査するときに、ツールはすべての検出可能なエラーを SystemOut.log ファイルにレポートします。
次のタスク
製品をインストールし、インストールを検査した後、さらにプロファイルを作成してインストールを構成することができます。