WebSphere ESB をサイレント・インストールする場合、 インストール・ウィザードでは対話式パネルは表示されず、 代わりに応答ファイルから値が読み取られます。応答ファイルをカスタマイズし、 サイレント・モードで実行されるインストール・ウィザードに対して値を提供する必要があります。
サイレント・インストールを実行するために Linux® または UNIX® プラットフォームで install -silent -options myoptionsfile コマンドを使用するか、 または Windows® プラットフォームで install.exe -silent -options myoptionsfile コマンドを使用する前に、 応答ファイルをカスタマイズして、使用するオプションを選択する必要があります。
ファイルの値は正確に提供する: オプション応答ファイルは正確にカスタマイズして、ファイルに含まれるオプション値が、 インストール・プログラムにより読み取られるようにします。指定の誤りは、 インストール・ウィザードのサイレント・インターフェースに影響を及ぼします。例えば、 値は必ず二重引用符で囲んでください。
応答ファイルのカスタマイズが誤っている場合、 パラメーター -options を削除しないかぎり、 インストール・ウィザードでは製品をインストールすることはできません。エラーが無効なオプション値である場合、ISMP により警告メッセージが表示されるので、 それを確認する必要があります。確認後、インストールが停止されます。
オプション応答ファイルを 製品に付属の responsefile.esb.txt ファイルと比較して、 必要な修正を行います。ファイルを修正したあと、 再インストールします。
ガイダンス: オプション応答ファイルには、 ファイル内の各ディレクティブの説明を示すコメントがあります。ファイル内の説明を読み、 各ディレクティブの目的を理解してください。
応答ファイルのコメントおよびディレクティブの例については、 responsefile.esb.txtを参照してください。
-W silentInstallLicenseAcceptance.value="false" # -W esbDetectionPanel_InstallWizardBean.optionSelected="1" プラットフォーム固有: -P esbProductBean.installLocation="/usr/IBM/WebSphere/ESB" プラットフォーム固有: -P esbProductBean.installLocation="/opt/IBM/WebSphere/ESB" プラットフォーム固有: -P esbProductBean.installLocation="C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥ESB" -P samplesProductFeatureBean.active="true" -P javadocsProductFeatureBean.active="true" -W summarypanel_InstallWizardBean.launchPCAW="true" -W pawresponsefilelocationqueryaction_InstallWizardBean.fileLocation=""
デフォルト値 | 説明 | ご使用の値 |
---|---|---|
false | この応答ファイルの silentInstallLicenseAcceptance.value を
「true」に変更することにより、このプログラムに付属の IBM® プログラムのご使用条件 (CD_ROOT¥ESB¥lafiles にある)
の条件を検討して同意したことになります。これらの条件に同意しない場合は、
値を変更しないでください。つまり、このプログラムをダウンロード、インストール、コピー、
アクセス、または使用することなく、取得した関係機関にこのプログラムおよびライセンス証書を速やかに返品し、
払戻金を受け取ってください。
ご使用条件を受け入れて、製品をインストールするには、 値を true に変更します。デフォルト値を変更しないで製品をインストールすることはできません。 |
デフォルト値 | 説明 | ご使用の値 |
---|---|---|
コメント化 | 増分マイグレーションのために、既存のインストールに機能を追加するには、
この行のコメントを外します。 次のディレクティブ -P wasProductBean.installLocation= の値を 既存のインストール・ディレクトリーに変更します。 問題を回避するため、 現行のインストール済み機能のアクティブ・プロパティーは false に設定します。新規機能をインストールするには、 アクティブ・プロパティーを true に設定します。 例えば、
製品の既存インストールには、Javadoc 機能がインストールされているが、
サンプル機能はインストールされていないとします。サンプル機能をインストールするには、
次のようにディレクティブを設定します。
機能選択オプションについては、インストール・タイプ・オプションのあとに説明されています。 |
デフォルト値 | 説明 | ご使用の値 |
---|---|---|
製品ディスクごとに異なる | 製品ごとのインストール・ルート・ディレクトリーです。
有効なディレクトリーを指定してください。 デフォルトのインストール場所は、Windows システム用です。 Linux または UNIX オペレーティング・システムにインストールするには、Windows 行をコメント化してください。 該当するプラットフォームについて説明している行のコメントを外し、必要に応じて場所を変更することもできます。インストール・パスは、80 文字以下にする必要があります。 ![]() ![]() 重要: 宛先ディレクトリーとしてシンボリック・リンクを使用しないでください。シンボリック・リンクはサポートされていません。
Windows システムでは、 ディレクトリーにスペースを含むことができます。Windows の例に示されるように、 スペースを含むディレクトリー名は二重引用符で囲んでください。 |
デフォルト値 | 説明 | ご使用の値 |
---|---|---|
true | このオプションにより、サンプル機能がインストールされます。 サンプル機能のインストールをスキップするには、 値を false に変更します。 サンプル機能がインストール済みである場合、 増分インストール中には、値を false に変更してください。 サンプル機能がインストール済みである場合、 値 true は使用しないでください。 |
デフォルト値 | 説明 | ご使用の値 |
---|---|---|
true | このオプションにより、Javadoc 機能がインストールされます。 Javadoc 機能のインストールをスキップするには、 値を false に変更します。 Javadoc 機能がインストール済みである場合、 増分インストール中には、値を false に変更してください。 Javadoc 機能がインストール済みである場合、 値 true は使用しないでください。 |
デフォルト値 | 説明 | ご使用の値 |
---|---|---|
true | 値 true により、プロファイル作成ウィザードがサイレント起動します。 このオプションにより、 コア製品ファイルおよび機能のインストール終了時に、プロファイル作成ウィザードのサイレント起動が制御されます。 プロファイル作成ウィザードにより、Network Deployment 製品の有効な 3 つのプロファイル・タイプのいずれか 1 つを作成できます。 |
各ファイルには、ご使用の値をマーキングするための計画エリアが含まれています。
デフォルト値 | 説明 | ご使用の値 |
---|---|---|
なし | このオプションでは、
該当プロファイルに対するカスタマイズ・オプション・ファイルの絶対パスを指定する必要があります。 例: ![]() ![]() -W pcawresponse...fileLocation= "/tmp/ESB/responsefile.pcat.esb.dmgrProfile.txt" ![]() -W pctresponse...fileLocation= "C:¥temp¥ESB¥responsefile.pcat.esb.dmgrProfile.txt" |
オプション応答ファイルを使用するには、次の手順を実行します。
WebSphere ESB のサイレント・インストール へ進み、 続行します。