WebSphere ESB へのデプロイ時に、サービス間でメッセージ・ベースの通信を可能にしたり、
対話エンドポイント間で伝送中のメッセージに対して処理および操作を行うといった、サービス・アプリケーションの開発が可能です。
このタスクを実行する理由および時期
WebSphere Integration Developer
は、
WebSphere ESB 用の開発環境です。
WebSphere Integration Developer
を使用して、メディエーション・プリミティブからグラフィカルにメディエーション・コンポーネント
をモデル化しアセンブルすることができ、またメディエーション・コンポーネントから
メディエーション・モジュールをアセンブルすることができます。
- SCA メディエーション・コンポーネントのインターフェースをインポートしていない場合は、
簡易インターフェース・エディターを使用してインターフェースを作成できます。
このエディターを使用して、メディエーション・モジュールのインターフェース
(オペレーションおよびパラメーター) を指定し編集することができます。
- メディエーション・フロー・エディターを使用して、メディエーションのエンドポイント
のオペレーション間でのマップを行って、
このアプリケーションに必要なメディエーション・フローのセットを定義することができます。
定義済みメディエーション・プリミティブのセットを使用して、仮想的にメディエーション・フローを構成することができます。
- セキュリティー保護された環境にデプロイされる予定のサービス・アプリケーションを開発する
際には、セキュリティー目的で、以下の Service Component Architecture (SCA)
修飾子を使用します。
- インターフェースまたはメソッドへのアクセスを保護するための SecurityPermission
- runAs 役割で定義された ID で SCA コンポーネントが実行される場合、SecurityIdentity
WebSphere Integration Developer
は、サービスの宣言およびそれらの相互接続の定義というタスクを単純化します。
また、WebSphere Integration Developer
を使用すると、一連のビジネス指向のビジュアル・エディターを介して、メッセージ記述子の作成および編集を行うこともできます。
ビジネス・オブジェクト・エディターを使用して、メディエーションで使用される
メッセージを構成することができます。
サービス・アプリケーションを開発した後、実働要件にコミットする前に、アプリケーションをテストのためにテスト・サーバーに
デプロイすることを最善の方法としてお勧めします。
テスト環境にアプリケーションをデプロイするには、WebSphere Integration Developer
を使用できます。
アプリケーションを実稼働環境にデプロイするには、WebSphere ESB
を使用します。