WebSphere WebSphere Enterprise Service Bus, Version 6.0.1 オペレーティング・システム: AIX, HP-UX, Linux, Solaris, Windows

イベント・データベースからのイベントのパージ

準備されたスクリプトを使用して、イベント・データベースから多数のイベントを素早くパージできます。

このタスクを実行する理由および時期

デフォルトのデータ・ストア・プラグインには、一連のユーティリティーが提供されています。 これにより、定期的にイベント・データベースから多数の古いイベントを素早くパージできます。 これらのユーティリティーは、特定の基準と一致するイベントを削除する eventpurge.jacl イベント・サーバー・コマンドとは異なります。

高速パージの機能では、バケットの概念を使用しています。 バケットとは、イベント・データベースにイベントを保管するために使用される一連の表です。 デフォルトのデータ・ストア・プラグインでは、次の 2 つのバケットを使用しています。

各イベントは、1 つのバケットにのみ保管されます。 イベント・コンシューマーの視点から、アクティブ・バケットと非アクティブ・バケットの違いを判断することはできません。 コンシューマーは、どちらのバケットにイベントが保管されているか知ることなく、特定のイベントの照会、変更、または削除が可能です。 この方法の利点は、アクティブ・バケットに影響を与えることなく、データベース固有のインターフェースを使用して非アクティブ・バケットを素早くパージできることです。 パージ操作が実行中の場合でも、通常のイベント・トラフィックを継続できます。

非アクティブ・バケットがパージされた後に、バケットを交換してアクティブ・バケットを非アクティブに、非アクティブ・バケットをアクティブにできます。 バケットの交換は、非アクティブ・バケットが空の場合にのみ可能です。

注: 通常、新規イベントはアクティブ・バケットにのみ保管されますが、ある状況下では、バケット交換の直後にイベントが非アクティブ・バケットに保管される場合があります。 データ・ストア・プラグインで定期的に確認され、現在どのバケットがアクティブとしてマークされているか判別されますが、次の確認が実行されるまでの間に、一部のイベントが非アクティブ・バケットに保管され続ける場合があります。 同様に、バッチの一部として送信されたイベントは、バッチの処理中にバケットが非アクティブになった場合でも、すべて同一のバケットに保管されます。

高速パージ機能を使用する場合は、イベント・トラフィック、ストレージ・スペース、アーカイブ要件、およびその他の考慮事項に応じて、バケットの交換または非アクティブ・バケットのパージの頻度を決定する必要があります。


Task topic

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Timestamp icon最終更新: 5 Mar 2006
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