WebSphere WebSphere Enterprise Service Bus, Version 6.0.1 オペレーティング・システム: AIX, HP-UX, Linux, Solaris, Windows

イベントのフィルター処理

エミッターは、オプションで、ソースにおいてイベントをフィルター処理するよう構成できます。

このタスクを実行する理由および時期

イベントのフィルター処理により、重要ではないイベントを選別することでイベント・トラフィックを削減する手段が提供されます。 イベントがイベント・ソースからエミッターに送信されるたびに、エミッターは現行のフィルター基準に照らし合わせてイベントを検査します。 イベントがフィルター基準にパスした場合、エミッターはイベント・サーバーにイベントを送信します。 パスしない場合は、エミッターによりそのイベントが廃棄されます。 いずれの場合も、イベント・ソースは、管理者が構成したフィルター設定を変更できません。

エミッターのフィルターは、フィルター・プラグイン と呼ばれる別個のコンポーネントとして実装されています。 共通イベント・インフラストラクチャーにはデフォルト・フィルター・プラグインが組み込まれていて、XPath イベント・セレクターを基にした送信されたイベントのフィルタリングを提供しています。 別のフィルター・メカニズムを使用する場合は、ユーザー独自のフィルター・プラグインを実装できます。

共通イベント・インフラストラクチャー構成において、それぞれのエミッター・ファクトリーは 1 つのフィルター・ファクトリー に関連付けされています。 フィルター・ファクトリーは、フィルター・プラグインのインスタンスを作成する場合に使用されるオブジェクトです。 エミッター・ファクトリーを使用してエミッターを作成すると、自動的にエミッターは指定したフィルター・プラグインのインスタンスに関連付けられます。 そのフィルター・プラグインにより、エミッターに送信されたイベントがフィルター処理されます。


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Timestamp icon最終更新: 5 Mar 2006
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