WebSphere Enterprise Service Bus は 、サービス指向アーキテクチャー (SOA) を利用して、アプリケーションとサービスを迅速か つ柔軟に統合するために必要な接続インフラストラクチャーを提供します。 この入門ガイドは WebSphere ESB を稼働させ、サンプルを 検討し、管理コンソールについて学習し、製品概要を読むために必要な知識を提供します。
WebSphere ESB の詳細については、http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/dmndhelp/v6rxmx/index.jsp にあるインフォメーション・センターを参照してください。
WebSphere ESB をインストールする前に、 他の WebSphere 製品との互換性問題について知っておく必要があります。
ご使用のオペレーティング・システムが対応しているかどうかを判断するために、 WebSphere ESB 製品の Web サイトで、サポートされているハードウェアおよびソフトウェアのリストを必ず参照してください。この Web サイトには、すべてのサポートされ ているオペレーティング・システムと、 対応したオペレーティング・システムにするためにインストールしなければならないオペレーティング・システムのフィックスおよびパッチがリストされています。
http://www.ibm.com/software/integration/wsesb/sysreqs/ で WebSphere ESB の詳細なシステム要件を参照してください。
インストール中にウィザードにより、 WebSphere ESB をインストールするためのディスク・スペースが不足していることが検出された場合は、スペースを節約するためにア イテムを選択解除できます。 アイテムを選択解除するには、「インストールのタイプ (Type of Install)」パネルの 「カスタム・インストール (Custom install)」をクリックします。
WebSphere ESB は、 インストール・ウィザードを使用してインストールできます。 完全インストールでは、 WebSphere ESB と WebSphere Application Server Network Deployment バージョン 6.0.2 がインストールされ、 スタンドアロン・サーバー・プロファイルが作成されます。 カスタム・インストールを使用すると、 必要な機能を選択したり、既存のインストールに機能を追加したりすることができますが、 サーバー・プロファイルは作成されません。
WebSphere ESB プロファイルの作成とより高度なインストールの計画を含めた
WebSphere ESB プロファイルの作成とより高度なインストールの計画を含めた WebSphere ESB のインストールについて詳しくは、 WebSphere ESB のインストールを参照してください。
インストール手順では、製品 CD からインストールすることを前提としています。 Passport Advantage® から入手したイメージからインストールする場合は、 WebSphere ESB のインフォメーション・センターにあるPassport Advantage からインストールする際の特殊な考慮事項 からイン ストールする際の特別な考慮事項」に記載された、重要な情報を参照してください。
WebSphere ESB を初めてインストールするには、 以下の手順に従います。
WebSphere ESB は、スタンドアロンでデプロイすることも、ネットワーク上にデプロイすることもできます。 スタンドアロン・デプロイメントは、ネットワーク上にあるほかのどのサーバ ーからも独立して、独自の管理コンソールからサーバーを管理することを意味します。 ネットワーク・デプロイメントは、セントラル・デプロイメント・マネージャーの管理コンソールから複数のサーバーを管理できることを意味します。 スタンドアロン・サーバー、管理対象サーバー、およびデプロイメント・マネージャーに関す るインストール・プロセスは同一です。 WebSphere ESB の構成は、インストール後に、少なくとも 1 つのプロファイルを作成して行います。 それぞれのプロファイルは、3 つのタイプのプロファイル (スタンドアロン・サーバー、管理対象ノード、デプロイメント・マネージャー) のいずれかを定義します。 プロファイルは、個々のランタイム環境を、別個のファイル (コマンド、構成ファイル、ログ・ファイルなど) を使用して定義します。
「インストール・タイプ (Installation Type)」パネルで「完全インストール (Complete install)」を選択した場合、default という名前のスタンドアロン・サーバー・プロファイルが作成され、インストール・ウィザードが完了したときに、「最初のステップ (First Step)」コンソールが起動されます。 必要な場合は、後でプロファイル作成ウィザードを使用して、追加のプロファイルを作成 することができます。
「インストール・タイプ (Installation Type)」パネルで「カスタム・インストール (Custom install)」を選択した場合、少なくとも 1 つのプロファイルを作成する必要があります。 プロファイル作成ウィザードは、インストール・ウィザードが完了したときに起動されます。
またコマンド行ツール manageprofiles を使用して、プロファイルを作成することもできます。 詳しくは、プロファイルの作成 を参照してください。
プロファイルを作成した後で、「最初のステップ (First Step)」コンソールから、WebSphere ESB を開始できます。
プロファイルを作成した後で、 WebSphere ESB を使用して作業を開始できます。 各プロファイルに関連したファースト・ステップ ・コンソールがあります。 インストール時にスタンドアロン・サーバー・プロファイルが作成済みの場合は、 ファースト・ステップ・コンソールがインストール・ウィザードの完了時に起動します。 このコンソールは、プロファイル作成ウィザードの完了時にも起動します。
インストール・ウィザードを使用する代わりに、 応答ファイルを使用して WebSphere ESB を非対話式にインストールできます。 この応答ファイルは、シンプルなテキスト・ファイル であり、インストーラーが必要とする情報を含んでいます。応答ファイル responsefile.esb.txt は、 デフォルト値で出荷されており、編集してから WebSphere ESB のサイレント・インストールに使用できます。
詳しくは、WebSphere ESB インフォメーション・センターのトピック「WebSphere ESB のサイレント・インストール」を参照してください。
特定の項目を検索する場合は、 「WebSphere ESB のサポートを検索 (Search support for WebSphere ESB)」セクションに 検索項目を入力し、「送信 (Submit)」をクリックします。または、すべての WebSphere ESB 技術情報 を参照する場合は、「自己ヘルプ (Self help)」セクションの「技術情報 (Technotes)」をクリックします。
制限および 問題が発見され、解決されると、IBM ソフトウェア・サポート・チームは知識ベースを更新します。 知識ベースを検索することにより、発生した問題の対処方法または解決方法を迅速に見つけることができます。
IBM Support Assistant は、IBM サポートの各種リソースを使用する際に役立つツールです。
IBM WebSphere ESB で IBM Support Assistant を 使用する場合は、IBM Support Assistant バージョン 2.0 をインストールしてから、 WebSphere ESB 用のプラグインをインストールする必要があります。
IBM Support Assistant をダウンロードする手順は次の通りです。
IBM Support Assistant バージョン 2.0 はスタンドアロン・ユーティリティーです。これには、 インストール・プログラムとガイドが含まれています。IBM Support Assistant は、 IBM Support Assistant のダウンロード・ページからダウンロードしてください。 IBM 製品の中には、インストール・メディアに IBM Support Assistant が含まれているものがあります。 IBM Support Assistant の最新情報は、IBM Software Support の IBM Support Assistant 技術情報 を参照してください。
IBM Support Assistant をインストールした後で、Windows オペレーティング・システムで は「スタート」 メニュー・オプションから、それ以外のプラットフォームでは startisa.sh シェル・スクリプトから、 このツールを開始できます。Windows オペレーティング・システムでは、IBM Support Assistant は 独自のウィンドウで開きます。他のプラットフォームでは、Web ブラウザーで開きます。
WebSphere ESB 用の IBM Support Assistant プラグインをダウンロードする手順は、次のとおりです。
IBM Support Assistant をインストールして実行した後で、 「プラグインの検索 (Find Plug-ins)」をクリックして、特定の IBM 製品用プラグインの検索に使用できる 検索リンクを表示します。「WebSphere」を選択すると、WebSphere 製品の すべてのプラグインの検索が開始されます。 このリストは、IBM サポートの検索ページからも入手できます。「WebSphere ESB」を選択すると、 プラグインのダウンロード・ページが開きます。
IBM Support Assistant の使用方法についてさらに詳しく知りたい場合は、IBM Support Assistant ウィンドウの 「ユーザー・ガイド (User Guide)」タブをクリックします。
IBM ソフトウェア・サポートでは、製品の問題解決のお手伝いをします。
固有のサポート記事を利用するには、Web サイト IBM developerWorks WebSphere Business Integration Zone に アクセスして、WebSphere ESB を 選択してください。
送信する問題がソフトウェアの障害の場合、あるいは資料が欠落しているか誤っ ている場合、IBM ソフトウェア・サポートはプログラム診断依頼書 (APAR) を作成します。APAR には、問題が詳細に記述されます。可能な場合、 IBM ソフトウェア・サポートは、APAR が解決して修正が提供されるまで実施できる 次善策を提案します。
IBM は、解決済みの APAR を毎日 IBM 製品サポートの Web ページに公開して、 同様の問題に直面したお客様が同じ解決策を試すことができるようにしています。