以下に、WebSphere ESB のインストール時に検出される最も一般的なエラー・メッセージをいくつかリストします。
発生した問題がリストされていない場合、または提供された情報で問題が解決しない場合は、 WebSphere ESB サポートまでご連絡ください。
ノード名、ホスト名、セル名が有効な文字のシーケンスになっていることを確認してください。 IBM が提供するデフォルトの名前を使用するか、 名前に、以下のような許可されていない文字が使用されていないことを確認してください。
ノード名およびセル名には、スペース、および次の文字を使用できません。/ ¥ * , : ; = + ? | < > & % ' " ホスト名にスペースを入れたり、上記の文字で開始したりすることはできません。 また、ホスト名を大括弧 ( [ ] ) で囲むこともできません。
このメッセージの残りの部分は、次の通りです。 以下のファイルが見つかりませんでした。(The following files could not be found.) ファイルのリスト JDBC ドライバーのクラスパス・ファイルがある場所のディレクトリーを再入力してください。 (list of files Please reenter the directory for the Location of the JDBC driver classpath files.) プロファイル・ウィザードは、指定のパネルのデータベース構成について、 必要な JDBC ドライバー用の JAR ファイルが存在することを確認します。 プロファイル・ウィザードは、ファイルの存在を確認できない場合 (データベース・タイプごとに、異なるセットがあります)、 このメッセージとともにファイルのリストを表示します。 これにより、正しいディレクトリーを見つけて指定できるようになります。
プロファイル・ウィザードは、既存プロファイルが現在実行中の場合、そのプロファイルを拡張しません。 プロファイル・ウィザードを終了する必要はありません。 サーバーをシャットダウンしてから、プロファイル・ウィザードの操作を継続してください。
このメッセージの残りの部分は、次の通りです。 現在の作成または削除の操作が完了するのを待って、続行してください。(Wait until the current creation or deletion operation is complete before continuing.)プロファイルの作成、拡張、削除中は、 プロファイル・レジストリーがグローバル・ロックされています。 このロックにより、他の変更 (作成/拡張/削除) を同時に行うことはできなくなります。
解決方法: 一度に実行するプロファイル・ウィザードのインスタンスは 1 つだけにしてください。 他の作成、拡張、または削除プロセスが終了するのを待ってから、操作を継続してください。 ほかに作成、拡張、削除プロセスが実行されていないことが判明した場合、 前回インストールしようとしたときからそのままになっている profileRegistry.xml ロックを手動で解除します。 このロックを解除するには、ファイル install_root/properties/profileregistry.xml_LOCK を削除します。
ログ・ファイルの項目は、次の通りです。 インストール・ウィザードは、WebSphere ESBをインストールできません。(The Installation Wizard cannot install WebSphere ESB.) WebSphere Application Server Network Deployment のためのインストール応答ファイル responsefile.nd.txt が見つかりませんでした。(The installation response file for WebSphere Application Server Network Deployment, responsefile.nd.txt, was not found. )
考えられる解決方法: インストール・イメージをある場所から別の場所に (例えば、 Windows では製品 CD から C:¥ ドライブに) コピーした場合は、 (ファイル responsefile.nd.txt が含まれている) WAS ディレクトリーもコピーし、 それがインストール・イメージの WBI ディレクトリーと同じルート・ディレクトリーに存在していることを確認します。
ログ・ファイルの項目は、次の通りです。 サポートされる IBM JDK が見つかりませんでした。(Supported IBM JDK was not found. ) このプロダクトと同時にシップされる IBM JDK が <install_image_root>/JDK に置かれている必要があります。(The IBM JDK shipped with this product must be located at <install_image_root>/JDK.) 問題を修正して、再試行してください。(Please correct this problem and try again.)
考えられる解決方法: インストール・イメージをある場所から別の場所に (例えば、 Windows では製品 CD から C:¥ ドライブに) コピーした場合は、 JDK ディレクトリーもコピーし、 それがインストール・イメージの WBI ディレクトリーと同じルート・ディレクトリーに存在していることを確認します。 次に、インストール・プログラム (Linux または UNIX オペレーティング・システムでは WBI/install、 Windows オペレーティング・システムでは WBI¥install.exe) を再起動します。
ログ・ファイルの項目は、次の通りです。 サポートされるバージョンの IBM WebSphere Application Server が見つかりませんでした。 (A supported version of IBM WebSphere Application Server was not found.) このプロダクトと同時にシップされる WebSphere Application Server Network Deployment が <install_image_root>/WAS に置かれている必要があります。(The installation files for the version of IBM WebSphere Application Server Network Deployment shipped with this product must be located at <install_image_root>/WAS.) 問題を修正して、再試行してください。(Please correct this problem and try again.)
このエラーは、 WebSphere ESB とともに使用するために WebSphere Application Server Network Deployment の新規インスタンスをインストールしようとしたとき、またはインストール・ウィザードが既存の WebSphere Application Server をサ ポートされるレベルにアップグレードしようとしたときに、 WebSphere ESB に同梱されている WebSphere Application Server Network Deployment のバージョンがインストール・イメージのルート・ディレクトリーで検出されなかった場合に発生します。
インストール・イメージをある場所から別の場所に (例えば、 Windows では製品 CD から C:¥ ドライブに) コピーした場合は、 WAS ディレクトリーもコピーし、 それがインストール・イメージの WBI ディレクトリーと同じルート・ディレクトリーに存在していることを確認します。
Linux および UNIX プラットフォームの場合:
ログ・ファイルの項目は、次の通りです。
システムの空きディスク・スペースが不足しています。
(There is insufficient free disk space on the system.)
/tmp
Required (必要): 535 MB.
Available (使用可能): n MB.
すべてのファイル・システムが必要とするのに十分な空きディスク・スペースがあることを確認して、操作を再試行してください。(Please ensure there is enough free disk space on all required filesystems and retry the operation.)
Linux および UNIX プラットフォームでは、 WebSphere ESB のインストール・ウィザードが WebSphere Application Server Network Deployment をサイレント・インストールする場合は、 合計 535 MB の /tmp ディスク・スペースが必要です。 あるいは既存の WebSphere Application Server または WebSphere Application Server Network Deployment のインストールをサポートされるレベルにアップグレードする必要があります。
ログ・ファイルの項目は、次の通りです。 WebSphere ESB のアンインストールは、次のインストール・ロケーションで失敗しました: <install_root>。(A previous attempt to uninstall WebSphere ESB failed for the following installation location: <install_root>.) WebSphere ESB をアンインストールして、それから再インストールする場合は、事前に製品のインフォメーション・センターで、アンインストールが失敗した後で再インストールを準備する場合の指示に従ってください。(Follow the instructions on preparing for reinstallation after a failed uninstallation in the product information center to uninstall WebSphere ESB and then reinstall the product before attempting to use it.)
このエラーは、すでに無効になった WebSphere ESB システムのために機能を追加したり、プロファイル・ウィザードを起動したりしようとした場 合に、インストール・ウィザードで発生します。
詳しくは、失敗したアンインストールの後の再インストールの準備の説明を参照してください。
ログ・ファイルの項目は、次の通りです。 選択された WebSphere ESB のインストールは、WebSphere ESB の製品がアンインストールされてからは無効になります。(The selected installation of WebSphere ESB is no longer valid since the underlying WebSphere ESBproduct has been uninstalled.) 次のロケーションから WebSphere ESB をアンインストールしてください: <install_root>。 (Please uninstall WebSphere ESBfrom the following location: <install_root>. )製品を使用する前に、WebSphere ESB を再インストールする必要があります。(You must then reinstall WebSphere ESB before attempting to use the product.)
このエラーは、基礎となる WebSphere Application Server がア ンインストールされたために、 WebSphere ESB システムはすでに無効となっており、 それに対して機能を追加し たり、プロファイル・ウィザードを起動したりしようとした場合に、インストール・ウィザードで発生します。
このメッセージは、WebSphere ESB をアンインストールする際に、 共通イベント・インフラストラクチャー・アプリケーションが、アンインストールされている WebSphere ESB のインスタンス以外の製品で使用中の場合、 ログに記録されます。
このメッセージは、WebSphere ESB をアンインストールする際に、 基礎となる WebSphere Application Server が、 共通イベント・インフラストラクチャーを使用する別の製品で使用されているためアンインストールできない場合に、 ログに記録されます。
「適切な JVM が見つかりませんでした。オプション -is:javahome <JAVA HOME DIR> を使用してプログラムを再実行してください。 (A suitable JVM could not be found.Please run the program again using the option -is:javahome <JAVA HOME DIR>)」というメッセージが表示された場合、 これは、 WebSphere ESB と同梱の JDK が見つからなかったことが原因です。 インストール・イメージをある場所から別の場所に (例えば、 Windows で製品 CD から C:¥ ドライブに) コピーした場合は、 JDK ディレクトリーもコピーし、 それがインストール・イメージの WBI ディレクトリーと同じルート・ディレクトリーに存在していることを確認します。
Windows プラットフォームの場合:
これは、プロファイル作成エラーです。
インストール中、またはプロファイル・ウィザードの使用中に発生する可能性があります。
インストールの問題 (完全インストールの場合のみ)
The input line is too long.
インストール・ディレクトリー・パスは、60 文字を超えないようにしてください。
ノード名フィールドは、カスタム・インストールの際に使用可能です。 デフォルトのノード名の長さは、通常短めになっています。 10 文字以上のノード名の使用は、できるだけ避けてください。
C:¥profiles のように、ユーザー固有のプロファイル・パスを選択することができます。
ユーザー固有のプロファイル名を選択することができます。
install_root/logs/wbi/log.txt ファイルから、 ISMPConfigManagerLaunchAction が正常終了していることを確認します。
(date time), Install, com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.ISMPConfigManagerLaunchAction, msg1, INSTCONFSUCCESS: Post-installation configuration is successful. (date time), Install, com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.ISMPWSProfileLaunchAction, err, INSTCONFFAILED: Cannot complete required configuration actions after the installation. The configuration failed. The installation is not successful. Refer to C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥ProcServer¥logs¥wasprofile¥ wasprofile_create_default.log for more details. (date time), Install, com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.ISMPLogFileAction, msg1, Profile Creation is finished. (date time), Install, com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.ISMPLogSuccessMessageAction, msg1, INSTCONFFAILED
プロファイル・ウィザードの問題
The input line is too long.
profile_root 内の文字数は、80 文字を超えないようにする必要があります。
ディレクトリー・パスが 80 文字を超えていなくても、問題が発生している場合 は、 Windows の subst コマンドを使用するように install_root¥bin¥setupCmdLine.bat ファイルを編集してください。 subst コマンドは、パス全体を仮想ドライブにマップします。 ファイルを編集した後で、プロファイル・ウィザードを再実行します。 setupCmdLine.bat ファイルを変更しても問題が修正されない場合は、 より短いインストール・パス (C:¥WPS など) を使用して WebSphere ESB をインストールできます。
setupCmdLine.bat ファイルの編集方法については、 WebSphere Application Server Network Deployment インフォメーション ・センターの、「wsadmin コマンドの開始時または使用時の問題」の『入力行が長すぎる』のセクションを参照してください。
AIX プラットフォームの場合:
AIX 上のディレクトリーに拡張スペースを割り振ることができます。
インストール・ウィザードに十分なスペースがない場合、
InstallShield for MultiPlatforms (ISMP) はシステム呼び出しを発行して、追加のスペースを要求し、
スペース割り振りを動的に増やします。
/usr ディレクトリーに関してこれが発生した場合に表示されるメッセージは、
次に示す例のようなものになります。
NOTE: The following file systems will be expanded during the installation: /usr
Linux および UNIX プラットフォームの場合:
ファイル・システムを動的に拡張できない場合、
ディスク・スペースの不足が原因となって、次の例のようなメッセージが表示されます。
The disk space is 33 Mbyte less than required. The installation cannot continue.
このエラーは、アンインストーラーを使用して製品を除去する前に、 インストール・ルート・ディレクトリーを削除したことを示しています。 ユーザーは、同じディレクトリーに再インストールしようとしています。
問題を修正するには、元のディレクトリーへの製品の再インストールを妨げているレジストリー 項目を除去する必要があります。
この方法でシステムを「クリーン」にするには、 「失敗したアンインストールの後の再インストールの準備」の説明を参照してください。
(Month day, year time), Install, com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.ISMPWarningDialogAction, wrn, Specify a different directory or perform a manual uninstall to remove all packages before reinstalling to the same directory.
Error writing file = There may not be enough temporary disk space. Try using -is:tempdir to use a temporary directory on a partition with more disk space.
このエラーは、プロファイルを作成するための十分な一時スペースが提供されていない場 合に発生することがあります。 プロファイルを作成する前に、 最低 40 MB の一時スペースが使用可能であることを確認してください。
プロファイルの作成について詳しくは、「プロファイル・ウィザードを使用したプロファイルの作成と拡張」を参照してください。
このエラーは、プロファイル・ウィザードの「ホスト名 (Host name)」フィールドの値として localhost を入力した場合に発生します。
ホスト名は、ノードがインストールされている物理マシンのネットワーク名です。 ホスト名は、サーバー上の物理ネットワーク・ノードに解決される必要があります。 サーバー内に複数のネットワーク・カードが存在する場合、 ホスト名または IP アドレスは、ネットワーク・カードのいずれかに解決される必要があります。 リモート・ノードは、ホスト名を使用してこのノードに接続し、このノードと通信します。 ネットワーク内の他のマシンが到達可能なホスト名を選択することは、極めて重要です。 この値には、汎用の localhost ID を使用しないでください。
固有の IP アドレスを持つ同じコンピューター上で共存するノードを定義する場合は、 ドメイン・ネーム・サーバー (DNS) のルックアップ・テーブル内の各 IP アドレスを定義します。 スタンドアロン・サーバーの構成ファイルは、 単一のネットワーク・アドレスを持つマシン上の複数の IP アドレスについては、ドメイン・ネームを解決しません。
完全修飾 DNS ホスト名には、完全に明白かつ柔軟であるという利点があります。 WebSphere ESB の構成を変更しなくても、 ホスト・システムの実際の IP アドレスを変更できるという柔軟性があります。 このホスト名の値は、特に、動的ホスト構成プロトコル (DHCP) を使用して IP アドレスを割り当てる際に、 IP アドレスを頻繁に変更することを計画している場合に便利です。 形式的な欠点として、DNS に依存しているという点があります。 DNS が使用不可の場合は、接続性が損なわれる恐れがあります。
短いホスト名は、動的に解決することもできます。 短い名前形式には、ローカル hosts ファイルで再定義されるという追加の 機能があります。これにより、ネットワークから切断されても、 システムは WebSphere ESB を実行できます。 切断された状態で実行するには、短い名前を hosts ファイルの 127.0.0.1 (ロ ーカル・ループバック) に定義します。 形式的な欠点として、リモート・アクセスの場合に DNS に依存しているという点があります。 DNS が使用不可の場合は、接続性が損なわれる恐れがあります。
数字の IP アドレスには、DNS を使用した名前の解決が不要であるという利点があります。 リモート・ノードは、DNS が使用不可であっても、数字の IP アドレスで指定したノードに接 続できます。 形式的な欠点として、数字の IP アドレスが固定されているという点があります。 マシンの IP アドレスを変更するときには必ず、 構成文書内の hostName プロパティーの設定を変更する必要があります。 したがって、DHCP を使用する場合や IP アドレスを定期的に変更する場合は、 数字の IP アドレスを使用しないでください。 もう 1 つの形式的な欠点は、ホストがネットワークから切断されている場合には、 ノードを使用できないという点です。
(date, time), Plugin.Install, com.ibm.wizard.platform.linux.LinuxProductServiceImpl, wrn, The installer could not successfully add the product information into the RPM database. Installation will continue as this is not critical to the installation of the product.
rpm -q --all
このコマンドがハングした場合、問題は RPM データベースの破損です。
Linux および UNIX プラットフォームの場合:
ISMP のブラウザー起動アクションは、Linux および UNIX システムで次のような例外をスロ
ーします。
com.installshield.wizardx.actions.LaunchBrowserAction, err, java.io.IOException: konqueror: not found STACK_TRACE: 11 java.io.IOException: konqueror: not found at java.lang.UNIXProcess.forkAndExec(Native Method) at java.lang.UNIXProcess.<init>(UNIXProcess.java:72) at java.lang.Runtime.execInternal(Native Method) at java.lang.Runtime.exec(Runtime.java:602) at java.lang.Runtime.exec(Runtime.java:524) at java.lang.Runtime.exec(Runtime.java:490) at com.installshield.util.BrowserLauncher.openURL (BrowserLauncher.java:578) at com.installshield.wizardx.actions.LaunchBrowserAction.execute (LaunchBrowserAction .java:62) at com.installshield.wizard.RunnableWizardBeanContext.run RunnableWizardBeanContext. java:21)
このアクションを行うと、Netscape、Mozilla または Konqueror ブラウザーが検索され、 HTML ページまたは Web サイトが表示されます。 WebSphere Application Server の Web サーバー・プラグインの場合は、 ターゲット・ページはプラグインのロードマップです。 ISMP のブラウザー起動アクションが Mozilla または Netscape を見つけた場合であっても、 例外がスローされ、ログ項目が発生します。
このエラーは、無視しても問題はありません。