イベント・カタログ はイベント・メタデータのリポジトリーです。
イベント・カタログ のメタデータは、イベントとそれに許可されているコンテンツのクラスを説明するイベント定義で構成されます。 (これは、イベント・インスタンス・メタデータへのアクセスで説明している、Eclipse Modeling Framework インターフェースを使用してアクセスできる、イベント・インスタンス・メタデータとは異なります。) アプリケーションはイベント・カタログを使用して、そのアプリケーションのエンタープライズ固有のイベント定義を管理することができますが、イベントがこれらの定義に確実に従うようにするには、独自の妥当性検査論理を実装する必要があります。
コモン・ベース・イベントの仕様に従って定義されたイベントは、拡張名 (extensionName 属性の値) に基づいて、各イベント・クラスに分類することができます。 イベント・カタログを使用すれば、他のコモン・ベース・イベント・プロパティーに許可されている値とともにそのクラスのイベントに含めることができる拡張データ・エレメントを指定することで、イベントの特定クラスに許可されるコンテンツを定義することができます。 イベント定義は、コモン・ベース・イベントの仕様に加えて、イベントのコンテンツに関する制約を定義します。
イベント定義は、階層で定義され、親の定義を継承します。 単一ルート・イベント定義 event は、コモン・ベース・イベントの仕様に準拠する任意のイベントの基本要件を定義します。 他のイベント定義はすべて、このルート定義を継承します。 デフォルトでは、このルート・イベント定義は、イベント・カタログ通知イベントのイベント定義とともに、自動的にイベント・カタログにインストールされます (詳しくは、変更通知を参照してください)。
イベント・カタログ・インターフェースを使用して、イベント定義を作成、削除、および照会することができます。(一度作成したイベント定義を変更することはできません。) 既存のイベント定義を読み取り可能な形式でリストすることや、イベント定義を XML 形式でインポートおよびエクスポートすることも可能です。