WebSphere の各アプリケーションおよびプロセスのイベントを処理する 共通イベント・インフラストラクチャー・サービスを構成します。
始める前に
この作業では、共通イベント・インフラストラクチャー・サーバーがインストール済みであり、メッセージ駆動型 Bean アプリケーション (WebSphere メッセージング・サービスまたは JMS メッセージング・サービス) がデプロイ済みであり、さらに WebSphere Process Server の管理コンソールにログイン済みであることが前提です。
このタスクを実行する理由および時期
共通イベント・インフラストラクチャー・サービスは、「サーバー始動時にサービスを使用可能にする (Enable
service at server startup)」プロパティーを変更することにより、イベント・サーバーを使用可能または使用不可に設定して構成します。
これにより、特定のアプリケーション・サーバーに対してサービスが自動的に開始されるかどうかが指定されます。
このタスクの手順
- 管理コンソールのナビゲーション・ペインで、「サーバー (Servers)」> 「アプリケーション・サーバー (Application servers)」をクリックします。 内容ペインにアプリケーション・サーバーのリストが表示されます。
- 構成するアプリケーション・サーバーをクリックします。 「構成 (Configuration)」タブに、そのアプリケーション・サーバーのプロパティーが表示されます。
- 「コンテナー設定 (Container Settings)」テーブルを確認し、「コンテナー・サービス (Container Services)」メニューを展開します。
- 「共通イベント・インフラストラクチャー・サービス (Common Event Infrastructure Service)」をクリックし、そのプロパティーを表示します。
- 「一般プロパティー (General Properties)」で、「サーバー始動時にサービスを使用可能にする (Enable service at server
startup)」プロパティーのチェック・ボックスを選択またはク
リアします。
注: 管理コンソールから共通イベント・インフラストラクチャー・サービスを使用不可に設定した場合は、自動的にエンタープライズ・アプリケーションも使用不可に設定されます。
wsadmin ツールを使用して、スクリプトによりサービスを使用不可に設定した場合は、別個にエンタープライズ・アプリケーションを使用不可に設定する必要があります。
注意:
共通イベント・インフラストラクチャー・サービスを使用不可にすると、共通イベント・インフラストラクチャー・サーバーはイベントを処理できなくなります。
イベント情報はデータベース内で存続されず、JMS の宛先にも配布されません。
- 選択
- [デフォルト] 共通イベント・インフラストラクチャー・サービスは、アプリケーション・サーバーの始動時に開始します。
これにより、アプリケーション・サーバー上で実行されるよう、イベントを生成するアプリケーションが使用可能に設定されます。
- クリア
- 共通イベント・インフラストラクチャー・サービスは、アプリケーション・サーバーの始動時に開始されません。
そのアプリケーション・サーバーでは、イベントを生成するアプリケーションが開始されません。
共通イベント・インフラストラクチャー・サービスを使用するアプリケーションの開始はすべて拒否され、メッセージが出されます。
サーバーは、アプリケーションなしで始動を継続します。
- 作成した構成を保管および適用するには、「OK」ボタンをクリックします。
- アプリケーション・サーバーを停止した後に再始動し、変更を有効にします。