Linux、UNIX、および Windows システム用の DB2 データベース応答ファイルでは、それらのオペレーティング・システムのいずれかで実行される DB2 イベント・データベースを構成するパラメーターを指定します。
DB2ResponseFile.txt という名前の Linux、UNIX、および Windows システム用の DB2 データベース応答ファイルのサンプルが
install_root/event/dbconfig ディレクトリーにあります。この Linux、UNIX、および Windows システム用の応答ファイルでは、以下のパラメーターを指定します。
表 1. DB2 データベース応答ファイルの例のパラメーター- WAS_SERVER=server
- データベースがインストールされる
WebSphere ESB
の名前。このパラメーターは、SHARE_DB パラメーターが server に設定されている場合にのみ適用されます。サーバー名を指定しない場合、デフォルト値は
server1 です。
- SHARE_DB=[server|node|cell]
- 構成済みデータベースが共用されるスコープ。これは、Java Database Connectivity (JDBC) データ・ソースが作成されるスコープです。このパラメーターはオプションです。デフォルト値は
server です。
- DB_NAME=name
- イベント・データベースの名前。この名前は、8 文字以下にする必要があります。このパラメーターはオプションであり、デフォルト値は event です。
- DB_NODE_NAME=name
- データベース・サーバーのノード名。
このパラメーターは、データベース・サーバーがリモートである場合にのみ必要であり、データベース・サーバーがローカル・マシンにある場合は不要です。
- JDBC_PROVIDER=provider
- 構成する JDBC プロバイダーの名前。この値は、
WebSphere ESB
バージョン 5.1 以降でサポートされている JDBC ドライバーの名前である必
要があります。以下のドライバーをお勧めします。
- DB2 Universal JDBC Driver Provider (XA)
- DB2 Legacy CLI-based Type 2 JDBC Provider (XA)
- JDBC_CLASSPATH=path
- JDBC ドライバーへのパス (ファイル名を含まない)。
これは以下のいずれかです。
- DB2 Universal JDBC Driver Provider (XA) の場合、db2jcc_license_cu.jar ファイルおよび db2jcc_license_cisuz.jar ファイルへのパス。
- DB2 Legacy CLI-based Type 2 JDBC Driver (XA) の場合: db2java.zip ファイルへのパス
- UNIVERSAL_JDBC_CLASSPATH=path
- DB2 Universal JDBC Driver Provider または DB2 Universal
JDBC Driver Provider (XA) の場合、JDBC ドライバーへのパス (ファイル名は含まない)。これは、
db2jcc_license_cu.jar ファイルへのパスです。このパラメーターはオプションです。
- JDBC_DRIVER_TYPE=type
- JDBC ドライバー・タイプ。これは、2 または
4 のいずれかです。
- DB_HOST_NAME=hostname
- データベース・サーバーのホスト名。このパラメーターは、
JDBC_DRIVER_TYPE が 4 に設
定されている場合に必須です。デフォルト値は
localhost です。
- DB_INSTANCE_PORT=port
- データベース・インスタンスのポート番号。このパラメーターは、
JDBC_DRIVER_TYPE が 4 に設
定されている場合に必須です。
デフォルトのポート番号は 50000 です。
- EXECUTE_SCRIPTS=[YES|NO]
- データベース構成スクリプトを自動で実行するかどうかを指定します。このパラメーターが NO に設定されている場合、データベースを構成するスクリプトは生成されますが、実行されません。
- DB_TYPE=DB2
- 構成するデータベースのタイプ。DB2 データベースの場合は、DB2 にする必要があります。
- PAGE_SIZE_4K_BUFFER_POOL=size
- データベースの 4K バッファー・プールのサイズ (KB)。
デフォルト値は 1500 です。
- PAGE_SIZE_8K_BUFFER_POOL=size
- データベースの 8K バッファー・プールのサイズ (KB)。
デフォルト値は 1500 です。
- PAGE_SIZE_16K_BUFFER_POOL=size
- データベースの 16K バッファー・プールのページ・サイズ (KB)。
デフォルト値は 1000 です。
- LOG_FILE_SIZE=size
- 1 次および 2 次ログ・ファイルのサイズ (4 KB のページ数)。
このパラメーターはオプションです。デフォルト値は 1000 です。
- NUM_PRIMARY_LOG=n
- 使用する 1 次ログ・ファイルの数。
このパラメーターはオプションです。デフォルト値は 3 です。
- NUM_SECONDARY_LOG=n
- 使用する 1 次ログ・ファイルの数。
このパラメーターはオプションです。デフォルト値は 2 です。
- TRANSACTION_LOG_FILE=path
- トランザクション・ログ・ファイルが書き込まれる場所のパスです。
イベント・データベース・テーブルおよびインデックスとは別のディスクにデ
ータベース・トランザクション・ログを配置すると、パフォーマンスが大幅に改善される場合があります。
このパラメーターはオプションです。値を指定しない場合は、デフォルトの場所が使用されます。
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