WebSphere ESB のサーバーおよびバス環境は、
基本的な WebSphere Application Server のサービ
ス統合テクノロジー を基にして構築されています。
このタスクを実行する理由および時期
WebSphere Application Server 内のサービス統合機能は、
柔軟性の高いメッセージング・システムを提供します。このシステムは、広範囲にわたるサービス品質オプション、対応プロトコル、
およびメッセージング・パターンを備えたサービス指向アーキテクチャー (SOA) をサポートしています。
メッセージ指向とサービス指向の両方のアプリケーションをサポートします。
このメッセージング・システムは、以下のようなメッセージング・ファブリック機能とサー
ビス指向機能が結合された、
サービス統合バス の概念を基にしています。
- サービス指向インフラストラクチャー。サービス指向アーキテクチャーを使用して、アプ
リケーション記述、デプロイメント、および起動をサポートします。
- 高信頼性のメッセージ・トランスポート機能
- 疎密両方の結合に対応する通信オプション
- 仲介ロジック (メディエーション)。ネットワーク内のメッセージ・フローを
適切に調整します。
- 関連する Web サービス標準の実装
サービス統合は、例えば、特殊なメッセージング・ポイント製品を必要とせずに
特定のメッセージング要件を満たすように機能を調整するなど、さまざまな方法で
構成できます。
WebSphere Application Server 内では、
サービス統合によって以下のものが提供されます。
- J2EE 1.4 準拠の JMS プロバイダーとして、デフォルトのメッセージング・プロバイダー。
これは、Application Server と完全に統合され、複数サーバー構成と、
WebSphere MQ との相互運用をサポートします。
- サービス統合バス。Web サービスの標準化に基づくサービス指向
アーキテクチャーを活用して、アプリケーションの Web サービス統合に
第一級のインフラストラクチャーを提供します。
- Web Service Gateway のサポート。このゲートウェイにより、Web サービス要求の制御、アクセス、
検証を一度で行うことができ、Web サービスの異なるユーザー・グループごとに、利用できる Web サービスを
制御することができます。
- オンデマンド・コンピューティングのメッセージング・インフラストラクチャー。
サービス統合テクノロジーによって実現できる内容について詳しくは、
WebSphere Application Server の以下のトピックを参照してください。
このタスクの代替手段
- サービス
統合バス
このトピックでは、サービス統合バス に関する情報を
提供します。サービス統合バスは、メッセージ・ベースでサービス指向の
アーキテクチャーを使用したアプリケーション (デフォルト・メッセージング・プロバイダー
の Java Message Service (JMS) インターフェースを使用したアプリケーションなど) を
サポートしています。
- メッセージング・エンジン
このトピックでは、メッセージング・エンジン に関する情報を
提供します。メッセージング・エンジンは、サービス統合バスでの処理機能を
提供します。
- データ・ストア
データ・ストア に関する情報を入手するには、
このタスクを使用します。
- バス
宛先
このトピックは、サービス統合バス内のバス宛先 に関する
一連のトピックへのエントリー・ポイントです。アプリケーションは、製作者または消費者、あるいはその両方として、
このバスに接続することにより、メッセージを交換することができます。
- メディエーション
このトピックでは、メディエーションに関する情報を提供します。メディエーションは、
WebSphere Application Server 上にデプロイされたアプリケーションが、
サービス統合バス上の宛先におけるメッセージの処理方法を変更する際に使用されます。
- デフォルト・メッセージング・プロバイダーの
使用
このトピックは、WebSphere アプリケーションが、
デフォルト・メッセージング・プロバイダーによって提供されるメッセージング・リソースを使
用できるようにする方法に関する一連のトピックへのエントリー・ポイントです。
- WebSphere MQ との
相互運用
このトピックでは、WebSphere MQ リンク を使用して
WebSphere MQ ネットワークとの間でメッセージを交換する方法について紹介します。
- セキュリティー
このトピックでは、サービス統合テクノロジーのセキュリティーに関する情報を
提供します。
- サービス統合テクノロジーの
ハイ・アベイラビリティー
このトピックでは、
サービス統合テクノロジーのハイ・アベイラビリティーに関する情報を
提供します。
- サービス統合
テクノロジーによる Web サービスの使用可能化
- サービス
統合トポロジー
このトピックでは、構成可能な
サービス統合トポロジーに関する情報を提供します。サービス統合トポロジーは、
接続された 2 つのアプリケーションを実行する単一のホストから、
バスを介して稼働する、世界中に分散した数百、数千もの通信アプリケーションのセットまで、
さまざまな構成に適用できます。