WebSphere WebSphere Enterprise Service Bus, Version 6.0.1 オペレーティング・システム: AIX, HP-UX, Linux, Solaris, Windows

eventcatalog.jacl スクリプト

コマンド行インターフェースを使用して、イベント・カタログにアクセスすることができます。

目的

イベント・カタログ内のイベント定義またはソース・カテゴリーのリスト、および、イベント定義のインポートおよびエクスポート。
wsadmin -f eventcatalog.jacl [-listdefinitions | -listcategories | -exportdefinitions | -importdefinitions] [-file filename] [-name event_def_name] [-pattern] [-resolve] [-replace]

説明

eventcatalog.jacl スクリプトは、イベント・カタログのコンテンツへのコマンド行アクセスを提供します。また、イベント定義のインポートおよびエクスポートのサポートも提供します。

パラメーター

-listdefinitions
指定されたイベント定義を、名前の昇順でソートした、読み取り可能な形式でリストします。 このリストは、-file パラメーターで指定されたファイルに書き込まれます。 このパラメーターを指定しないと、リストは標準出力に書き込まれます。
-listcategories
定義済みのすべてのイベント・ソース・カテゴリーとそれに含まれるイベント・クラスを、ソース・カテゴリーの昇順でソートしてリストします。 このリストは、-file パラメーターで指定されたファイルに書き込まれます。 このパラメーターを指定しないと、リストは標準出力に書き込まれます。
-exportdefinitions
指定されたイベント定義を、インポートに適した形式でリストします。 このリストは、events-client.jar ファイルにパッケージされている eventdefinition5_0_1.xsd XSD スキーマに準拠した XML 文書として書き込まれます。 このリストは、-file パラメーターで指定されたファイルに書き込まれます。 このパラメーターを指定しないと、リストは標準出力に書き込まれます。
-importdefinitions
ファイルからのイベント定義リストを読み取り、そのイベント定義をイベント・カタログに追加します。インポートするイベント定義のリストは、eventdefinition.xsd XSD スキーマに準拠した XML 文書として書かれている必要があります。
-file filename
リストまたはエクスポート操作の場合には、出力が書き込まれるファイルの名前です。 インポート操作の場合には、インポートされるイベント定義が含まれているファイルです。 このパラメーターは、インポート操作の場合には必須で、リスト操作およびエクスポート操作の場合にはオプションです。リストまたはエクスポート操作の場合、このパラメーターを指定しないと、出力は標準出力に書き込まれます。
-name event_def_name
リストまたはエクスポートされるイベント定義を識別する名前。 -pattern パラメーターが指定されていない場合、-name パラメーターは単一の特定のイベント定義を識別します。-pattern が指定されている場合、-name はイベント定義の名前と比較されるパターンを指定します。 このパターンにおいて、パーセント文字 (%) はゼロ以上の文字のシーケンスと一致し、下線 (_) は任意の単一の文字と一致します。 その他の文字は、その文字どおりに扱われます。

このパラメーターは、-listdefinitions オプションおよび -exportdefinitions オプションが指定されている場合のみ有効です。 -listcategories オプションまたは -importdefinitions オプションが指定されている場合は無効です。

-pattern
-name パラメーターで指定された値をパターンとして扱うように指定します。 このパラメーターは、-listdefinitions オプションおよび -exportdefinitions オプションが指定されている場合のみ有効です。 -listcategories オプションまたは -importdefinitions オプションが指定されている場合は無効です。
-resolve
リストまたはエクスポートされるイベント定義を解決するように指定します。 解決済みのイベント定義には、継承階層でのその祖先から継承した、プロパティーおよび拡張データ・エレメントの記述が組み込まれています。 このパラメーターを指定しないと、イベント定義リストには、未解決のイベント定義のみが含まれます。

このパラメーターは、-listdefinitions オプションおよび -exportdefinitions オプションが指定されている場合のみ有効です。 -listcategories オプションまたは -importdefinitions オプションが指定されている場合は無効です。

-replace
インポートされるイベント定義で、同じ名前を持つ既存のイベント定義を置換するように指定します。このパラメーターを指定しないと、既存のイベント定義とインポートされるイベント定義の間の名前の衝突によってエラーが発生し、どのイベント定義もインポートされません。

このパラメーターは、-importdefinitions オプションが指定されている場合のみ有効です。 -listdefinitions-listcategories、または -exportdefinitions オプションが指定されている場合は無効です。

以下の例は、insurance_claim_start という名前の単一の解決済みイベント定義のコンテンツを表示し、その結果を標準出力に書き込みます。
wsadmin -f eventcatalog.jacl -listdefinitions -name insurance_claim_start -resolve
以下の例は、名前の最初に insurance_claim_start というストリングが付いている一連のイベント定義をエクスポートし、その結果を XML ファイルに書き込みます。
wsadmin -f eventcatalog.jacl -exportdefinitions -file d:¥myexport.xml 
  -name insurance_claim_start% -pattern
以下の例は、ファイル myimport.xml からの一連のイベント定義をインポートし、同じ名前を持つ既存の定義を置換します。
wsadmin -f eventcatalog.jacl -importdefinitions -file d:¥myimport.xml -replace
以下の例は、定義済みのすべてのイベント・ソース・カテゴリーとそれに含まれるイベントのリストを表示します。その結果は、標準出力に書き込まれます。
wsadmin -f eventcatalog.jacl -listcategories

Reference topic

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Timestamp icon最終更新: 5 Mar 2006
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/dmndhelp/v6rxmx/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.wesb.doc.nl1_6.0.1\doc\rcei_admin_CLIEventCatalog.html

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