メッセージには、メッセージ配信の信頼性を指定するサービス品質属性があります。メッセージ配信の確実性に対する要件、およびシステム・パフォーマンスに応じて信頼度を選択できます。
このタスクを実行する理由および時期
信頼性の設定は、管理者がバス宛先上で指定することも、または個別のプロデューサーが指定 (一般的には API 呼び出しを使用してアプリケーション制御下で行われます) することもできます。管理者は、宛先のデフォルト信頼性がプロデューサーによってオーバーライドできるかどうか、および接続されたプロデューサーが要求できる最大信頼性を指定することができます。
宛先のメッセージ信頼性設定をブラウズまたは変更するには、管理コンソールを使用して次のステップを完了します。
このタスクの手順
- ナビゲーション・ペインで をクリックします。
- コンテント・ペインで宛先が存在するバスの名前をクリックします
- 「宛先 (Destinations)」をクリックします
- 宛先名をクリックします。 これにより、宛先用の詳細ページが表示されます。
- 信頼性プロパティーを検討します。 以下のプロパティーが宛先のメッセージ信頼性を制御します。
- デフォルトの信頼性 (Default reliability)
- 信頼性がプロデューサーによって明示的に設定されていなかった場合に、
この宛先に送信されたメッセージに割り当てられる信頼性。
- 最大信頼性 (Maximum reliability)
- この宛先が受け入れるメッセージの最大信頼性。
このプロパティーは、以下のリストの値を持つことができます。
- ベスト・エフォート非パーシスタント
- メッセージは、メッセージング・エンジンの停止時、
または障害時に廃棄されます。
メッセージは、そのメッセージの送信で使用された接続が使用不可になった場合、およびシステム・リソースに制限がある場合にも、
廃棄されることがあります。
- 高速非パーシスタント
- メッセージは、メッセージング・エンジンの停止時、
または障害時に廃棄されます。
メッセージは、そのメッセージの送信で使用された接続が使用不可になった場合にも、
廃棄されることがあります。
- 高信頼性非パーシスタント
- メッセージは、
メッセージング・エンジンの停止時、または障害時に廃棄されます。
- 高信頼性パーシスタント
- メッセージは、
メッセージング・エンジンの障害時に廃棄されることがあります。
- 保証パーシスタント
- メッセージは廃棄されません。
これらのプロパティーを使用したメッセージ信頼性の制御について詳しくは、メッセージ信頼性レベルを参照してください。
- プロデューサーがデフォルト信頼性設定をオーバーライドできるかどうかを検討します。
- プロデューサーによるデフォルトの信頼性のオーバーライドを可能にする (Enable producers to override default reliability)
- プロデューサーが、宛先に設定されているデフォルトの信頼性をオーバーライドできるようにするには、このオプションを選択します。
- オプション: ユーザーのニーズを満たすように宛先プロパティーを変更します。
バス宛先の構成で説明しているように、ユーザーのニーズを満たすように他のプロパティーを設定して宛先の構成をさらに詳細化することができます。
- 「OK」をクリックします。
- マスター構成に変更内容を保管します。