Cloudscape データベース応答ファイルは、Cloudscape イベント・データベースを構成するパラメーターを指定します。
CloudscapeResponseFile.txt という名前の Cloudscape データベース応答ファイルが
install_root/event/dbconfig ディレクトリーにあります。
この応答ファイルでは、以下のパラメーターが指定されています。
表 1. Cloudscape データベース応答ファイルの例のパラメーター- SHARE_DB=[server|node|cell]
- 構成済みデータベースが共用されるスコープ。これは、Java Database Connectivity (JDBC) データ・ソースが作成されるスコープです。
このパラメーターはオプションであり、デフォルト値は
server です。
- WAS_SERVER=server
- データベースがインストールされる
WebSphere ESB
の名前。このパラメーターは、SHARE_DB パラメーターが server に設定されている場合にのみ適用されます。サーバー名を指定しない場合、デフォルト値は
server1 です。
- DB_NAME=name
- イベント・データベースの名前。このパラメーターはオプションです。デフォルト値は
event です。
- JDBC_PROVIDER=provider
- 構成する JDBC プロバイダーの名前。この値は、
WebSphere ESB
バージョン 5.1 以降でサポートされている JDBC ドライバーの名前である必要があります。Cloudscape JDBC プロバイダー (XA) ドライバーをお勧めします。
- DB_TYPE=CLOUDSCAPE
- 構成するデータベースのタイプ。
Cloudscape データベースの場合は、この値を CLOUDSCAPE にする必要があります。
- PAGE_CACHE_SIZE=size
- データのキャッシングに使用するメモリー・ページの数。
ページ・キャッシュのサイズを増加するとパフォーマンスが改善されますが、より多くのメモリーが必要になります。
キャッシングについて詳しくは、Cloudscape の資料を参照してください。
このパラメーターはオプションです。デフォルト値は 4000 です。
- LOG_DEVICE=path
- トランザクション・ログが書き込まれる場所のパスです。
ログ用に別の装置を使用するとパフォーマンスが改善されますが、バックアップとリカバリーが複雑になります。
このパラメーターはオプションです。
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