成果物の生成

配置用の EAR ファイルにエクスポート可能な成果物であるモジュールを生成するには、モジュールを作成して、このモジュールにアダプターを組み込んだ後、SAP サーバーの呼び出し元の認証に使用される別名を指定します。

  1. 「成果物の生成」ウィンドウで、新しいモジュールを作成します。
    1. 「新規」をクリックします。
    2. 「モジュール・プロジェクトを作成する」をクリックして、「次へ」をクリックします。
    3. split と入力します。

      モジュールの名前を入力すると、この名前が「ディレクトリー (Directory)」の横にあるパスに追加されます。

    4. 「完了 (Finish)」をクリックします。
  2. 「名前」「モジュールを持つコネクターをデプロイする」のデフォルト値を受け入れます。
  3. 「検出された接続プロパティーを使用する」を選択します。

    「検出された接続プロパティーを使用する」を選択すると、前に入力した項目 (ユーザー名や IP アドレスなど) がウィンドウの下部に表示されます。

  4. (チュートリアルの最初で) 管理コンソールで作成した別名を入力して、使用する認証別名を指定します。 前に示した例の別名は、widNode/SAP_Auth_Alias です。
  5. 以下の表の情報を使用して、必要な Inbound 接続プロパティーを設定します。 プロパティーがすでに埋められている場合 (例えば、「クライアント」) は、前のタスクで生成された値をそのままにしておいてください。 入力する値に関する情報が必要な場合は、SAP 管理者に確認してください。
    オプション 説明
    ゲートウェイ・ホスト ゲートウェイ・サービスが実行されている SAP ゲートウェイ・ホストを指定します。
    ゲートウェイ・サービス ゲートウェイ・サーバー ID を指定します。この値は、通常 sapgw00 です。
    RFC プログラム ID RFC サーバー・プログラムを登録するためのプログラム ID を指定します。
    自動作成イベント・テーブル このチェック・ボックスを選択します。
    イベント・リカバリー・テーブル名 データ・ソース (ALEEventRecoveryDS) を作成した際に指定した名前を入力します。
    イベント・リカバリー・データ・ソース (JNDI) 名 データ・ソース (jdbc/ALEEventRecovery) を作成した際に指定した名前を入力します。
    イベント・データ・ソースに接続するためのユーザー名 データ・ソースにアクセスするために使用する名前を入力します。
    イベント・データ・ソースに接続するためのパスワード データ・ソースにアクセスするために使用するパスワードを入力します。
  6. 「完了 (Finish)」をクリックします。
  7. Create 操作の MsgType プロパティーを SapAlereq01 ビジネス・オブジェクトに設定します。
    1. Business Integration パースペクティブで、「データ・タイプ (Data Types)」 (split モジュールの下) を展開して「SapAlereq01」をダブルクリックして開きます。
      図 1. split モジュールの「データ・タイプ (Data Types)」
      「データ・タイプ (Data Types)」が展開されて「SapAlereq01」が強調表示されている split モジュールの画面取り。
    2. 「SapAlereq01」ビジネス・オブジェクトをクリックし、「プロパティー」タブで「アプリケーション情報 (Application Info)」をクリックします。
      図 2. 「SapAlereq01」に関連付けられた「プロパティー」タブ
      「アプリケーション情報 (Application Info)」が選択されている「プロパティー」タブの画面取り。
    3. 「sapasi:Operation」を展開して、「sapasi:MsgType」フィールドに ALEREQ01 と入力します。
      図 3. 「ASI エレメント・プロパティー (ASI element properties)」
      「sapasi:MsgType」フィールドが強調表示されている「ASI エレメント・プロパティー (ASI element properties)」ウィンドウの画面取り。
    4. 「SapAlereq01」タブを閉じます。
    5. 「リソースの保管」ウィンドウで、「はい」をクリックします。

結果

新規の split モジュールが、Business Integration パースペクティブに追加されます。

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