ALE ビジネス・オブジェクトのメタデータ

エンタープライズ・サービス・ディスカバリーによって生成されるメタデータは、ALE ビジネス・オブジェクトの処理方法についての指示をアダプターに示します。 生成されるメタデータのタイプは、ビジネス・オブジェクトが個々の IDoc を表すのか、または IDoc パケットを表すのかによって決まります。

ビジネス・オブジェクトに関連したメタデータ値を表示 (および変更) できます。 値を変更するには、WebSphere Integration Developer の「プロパティー (Properties)」タブを使用します。
注: メタデータ・エレメント名は変更しないでください。

メタデータは、以下のレベルで指定されます。

注: IDoc Data Record または IDoc Control Record 子ビジネス・オブジェクト・レベルのメタデータはありません。

ビジネス・オブジェクト・レベルのメタデータ

ALE ビジネス・オブジェクトのビジネス・オブジェクト・レベルのメタデータでは、IDoc のトップレベルのラッパーを定義します。

次の表に、ALE ビジネス・オブジェクトのビジネス・オブジェクト・メタデータ・エレメントを示します。

表 1. ビジネス・オブジェクト・レベルのメタデータ
メタデータ・エレメント 説明
ビジネス・オブジェクト・タイプ。指定可能な値は IDOC または UNPARSEDIDOC です。
操作
Outbound 操作には、以下のパラメーターが含まれます。
名前
操作の名前。Outbound 処理の場合は、必ず Execute になります。
Inbound 操作には、以下のパラメーターが含まれます。
名前
操作 (Create、Updatewithdelete、または Delete) の名前。
MsgType
IDoc 用に構成されたメッセージ・タイプ。
MsgCode
IDoc 用に構成されたメッセージ・コード。
MsgFunction
IDoc 用に構成されたメッセージ機能。
SplitIDocPacket Inbound 操作の場合、IDoc パケットを個々の IDoc に分割する必要があるかどうかを示します。 指定可能な値は true または false です。

プロパティー・レベルのメタデータ

次の表に、ALE ビジネス・オブジェクトのプロパティー・レベルのメタデータ・エレメントを示します。

表 2. プロパティー・レベルのメタデータ
メタデータ・エレメント 説明
FieldName SAP 内での実際の IDoc フィールド名。
SegmentHierarchy IDoc 内のセグメントの階層。
Offset IDoc 内の現在のプロパティーのオフセット値。
PrimaryKey このプロパティーが基本キーであるかどうかを示します。
ForeignBOKeyRef DummyKey プロパティーで、Control Record または Data Record ビジネス・オブジェクト・プロパティーの基本キーへの xpath を設定するために使用されます。これは、エンタープライズ・サービス・ディスカバリー・ウィザードでビジネス・オブジェクト・エディターを使用して設定します。

操作レベルのメタデータ

ALE ビジネス・オブジェクトの操作レベルのメタデータは、SAP アプリケーションに IDoc オブジェクトを通知する操作を指定します。

次の表に、ALE ビジネス・オブジェクトの操作のアプリケーション固有のメタデータ・エレメントを示します。
注: Outbound オブジェクトは、Name メタデータ・エレメントのみ使用します。 MsgType、MsgCode、および MsgFunction エレメントは Inbound オブジェクトでのみ使用されます。
表 3. 操作レベルのメタデータ
メタデータ・エレメント 説明
名前 操作の名前。
MsgType IDoc 用に構成されたメッセージ・タイプ (Inbound オブジェクトの場合のみ)。
MsgCode IDoc 用に構成されたメッセージ・コード (Inbound オブジェクトの場合のみ)。
MsgFunction IDoc 用に構成されたメッセージ機能 (Inbound オブジェクトの場合のみ)。

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