エンタープライズ・サービス・ディスカバリーの接続プロパティーの設定

エンタープライズ・サービス・ディスカバリー・ウィザードによる SAP サーバーへのアクセスが可能になるように、このウィザードに接続プロパティーを設定するには、SAP サーバーへのアクセスに使用するユーザー名とパスワード、およびサーバーの名前または IP アドレスなどの情報を指定します。

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タスクについて

エンタープライズ・サービス・ディスカバリー・ウィザードが SAP サーバーに接続し、ビジネス・オブジェクトとサービスを検出するために必要な接続プロパティーを指定します。

接続プロパティーを指定するには、以下の手順を使用します。

このタスクの実行方法

  1. WebSphere® Integration Developer で、エンタープライズ・サービス・ディスカバリー・ウィザードを開始します。
    1. 「ウィンドウ」 > 「パースペクティブを開く」 > 「その他」をクリックして、Business Integration パースペクティブに切り替えます。 次に、「Business Integration (デフォルト) (Business Integration (default))」をクリックして、「OK」をクリックします。
    2. 「新規」 > 「エンタープライズ・サービス・ディスカバリー」を右クリックします。

      「エンタープライズ・サービス・ディスカバリー」が表示されない場合は、「新規」 > 「その他」をクリックして、「Business Integration」を展開し、「エンタープライズ・サービス・ディスカバリー」をクリックします。次に、「次へ」をクリックします。

      図 1. ウィザードの拡張リスト
      「すべてのウィザードを表示」チェック・ボックスと「エンタープライズ・サービス・ディスカバリー」が選択されている「ウィザードを選択」ウィンドウの画面取り。
  2. 「IBM WebSphere Adapter for SAP Software」を選択して、「次へ」をクリックします。

    前にエンタープライズ・サービス・ディスカバリー・ウィザードを実行している場合は、正符号 (+) をクリックしてアダプター名のノードを展開すると、接続プロパティーが表示されます。 エンタープライズ・サービス・ディスカバリー・ウィザードを最後に実行したときに使用した SAP アプリケーションに接続する場合は、保管されている接続プロパティーを選択できます。

    注: アスタリスク (*) が付いているプロパティーは必須です。
  3. ディスカバリー・エージェントを初期化するための以下の構成プロパティーを指定します。
    1. SAP システムへのアクセスに使用する名前とパスワードを入力します。

      パスワードには大/小文字の区別があります。

    2. クライアント ID を入力します。
    3. 「言語」「コード・ページ番号」「システム番号」のデフォルト設定を変更することもできます。
    4. 「アプリケーション・サーバー・ホスト」フィールドに、SAP サーバーの名前 (または IP アドレス) を入力します。
    図 2. 「ディスカバリー・エージェントの設定の構成」ウィンドウ
    「SAP インターフェースを選択します」フィールドで「BAPI」が選択されている「ディスカバリー・エージェントの設定の構成」の画面取り。
  4. 「SAP インターフェースを選択します」リストから「BAPI」を選択します。
  5. オプション: 戻す関数の数を指定するために、「ディスカバリーの最大ヒット数」フィールドの値を変更するか、デフォルト値を受け入れます。
  6. オプション: 双方向プロパティーを設定する必要がある場合は、以下の手順を実行します。
    1. 「BiDi 変換」を選択します。
    2. ご使用の環境のプロパティーを設定します。 これらのプロパティーの詳細については、エンタープライズ・サービス・ディスカバリー接続プロパティーを参照してください。
  7. オプション: エンタープライズ・サービス・ディスカバリーのロギング・レベルを変更するには、以下の手順を実行します。
    1. ウィンドウの下部で、「拡張を表示」をクリックします。
    2. 「ロギング・レベル (Logging Level)」を設定します。

      テスト環境では、「極めて詳細 (FINEST)」を選択します。これは最高レベルのロギングを提供します。 実稼働環境では、ロギング・プロセスを最適化するために、「極めて詳細 (FINEST)」よりも低いレベルを選択します。

      注: このログは、エンタープライズ・サービス・ディスカバリーだけを対象としており、アダプターの操作は対象外です。
  8. 「次へ」をクリックします。

結果

エンタープライズ・サービス・ディスカバリー・ウィザードは、ログイン用に指定した情報 (ユーザー名やパスワードなど) を使用して、SAP サーバーに接続します。 「エンタープライズ・サービスの検索および検出」ウィンドウが表示されます。

次の手順

エンタープライズ・サービス・ディスカバリー・ウィザードが SAP サーバーで BAPI 関数を検出するために使用する検索基準を指定します。

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