成果物の生成

モジュール (WebSphere® Process Server または WebSphere Enterprise Service Bus に配置する成果物) を生成するには、モジュールを作成し、モジュールにアダプターを組み込み、呼び出し元を SAP サーバーに対して認証するために使用する別名を指定します。

始める前に

ビジネス・オブジェクトを構成したことを確認してください。 「成果物の生成」ウィンドウが表示されているはずです。

タスクについて

アダプターと構成済みのビジネス・オブジェクトを組み込むモジュールを生成します。モジュールとは、サーバーに配置する成果物です。

モジュールを生成するには、以下の手順を使用します。

このタスクの実行方法

  1. 「成果物の生成」ウィンドウで、新しいモジュールを作成します。
    1. 「新規」をクリックします。
    2. 「モジュール・プロジェクトを作成する」をクリックして、「次へ」をクリックします。
    3. モジュールの名前を入力します。

      名前を入力すると、「ディレクトリー (Directory)」フィールドで指定されているワークプレースにその名前が追加されます。

      図 1. 「新しいモジュール (New Module)」ウィンドウ
      「新しいモジュール (New Module)」ウィンドウの画面取り。
    4. 「完了 (Finish)」をクリックします。
  2. デフォルトの名前空間を変更する場合は、「デフォルト名前空間を使用する」チェック・ボックスをクリアして、「名前空間」フィールドに新しいパスを入力します。
  3. 「成果物の生成」ウィンドウで、サービス記述を保管するモジュール内のフォルダーを指定します。そのためには、「フォルダー (Folder)」フィールドに名前を入力するか、フォルダーを見つけて選択します。
  4. オプションとして、インターフェースの名前を変更し、説明を追加することもできます。
  5. オプションとして、デフォルトの操作名を変更する場合は、「操作の編集」を選択します。「操作名の編集」ウィンドウで新しい名前と説明を入力し (説明は省略可能)、「OK」をクリックします。
  6. 「モジュールを持つコネクターをデプロイする」チェック・ボックスを選択します。
  7. この時点で、「検出された接続プロパティーを使用する」をクリックして、プロパティーを設定します。

    「サーバーで指定された接続プロパティーを使用する」を選択した場合は、後から WebSphere Process Server または WebSphere Enterprise Service Bus の管理コンソールを使用してプロパティーを構成できます。

  8. 「J2C 認証データ項目」フィールドに、管理コンソールの「セキュリティー」セクションで指定されている名前を入力します。
  9. 必須の Inbound 接続プロパティーを設定します。

    次の図で示すとおり、必須プロパティーはアスタリスク (*) で示されます。

    図 2. 接続プロパティー
    「成果物の生成」ウィンドウの
「接続プロパティー」セクション

    フィールドの説明を、以下の表に示します。

    オプション 説明
    ゲートウェイ・ホスト ゲートウェイ・サービスが実行されている SAP ゲートウェイ・ホストを指定します。
    ゲートウェイ・サービス ゲートウェイ・サーバー ID を指定します。 この値は、通常 sapgw00 です。
    RFC プログラム ID RFC サーバー・プログラムを登録するためのプログラム ID を指定します。
    クライアント クライアント番号にすでに入力した値を使用するか、またはそれを変更します (必要な場合)。
    リスナーの数 リスナーの数にすでに入力した値を使用するか、またはそれを変更します (必要な場合)。
    言語 言語にすでに入力した値を使用するか、またはそれを変更します (必要な場合)。
    コード・ページ番号 コード・ページ番号にすでに入力した値を使用するか、またはそれを変更します (必要な場合)。
    アプリケーション・サーバー・ホスト アプリケーション・サーバー・ホストにすでに入力した値を使用するか、またはそれを変更します (必要な場合)。
    システム番号 システム番号にすでに入力した値を使用するか、またはそれを変更します (必要な場合)。
    自動作成イベント・テーブル イベント・テーブルを自動的に作成させる場合は、このチェック・ボックスを選択します。 チェック・ボックスを選択しない場合、イベント・テーブルを手動で作成する必要があります。
    イベント・リカバリー・テーブル名 データ・ソースを作成したときに指定した名前を入力します。
    イベント・リカバリー・データ・ソース (JNDI) 名 データ・ソースを作成したときに指定した名前を入力します。
    イベント・データ・ソースに接続するためのユーザー名 データ・ソースにアクセスするために使用する名前を入力します。
    イベント・データ・ソースに接続するためのパスワード データ・ソースにアクセスするために使用するパスワードを入力します。
  10. オプションで、その他の Inbound 接続プロパティーを変更するかまたは設定します。

    これらのプロパティーの詳細については、アクティベーション・スペック・プロパティーを参照してください。

  11. ご使用の構成に該当するリソース・アダプター・プロパティーを設定するか、変更します。

    これらのプロパティーの詳細については、リソース・アダプター・プロパティーを参照してください。

    アスタリスク (*) が付いているプロパティーは必須です。

結果

Business Integration パースペクティブに、新しいモジュールが追加されます。

次の手順

参照バインディングを生成します。
関連タスク
認証別名の作成
リソース・アダプター・プロパティーの設定
アクティベーション・スペック・プロパティーの設定
関連資料
アダプター構成プロパティー

ご利用条件 |


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