Outbound 処理中のエラーの検出

Outbound 処理中に発生する無効データや無効な状態などのエラーを検出するには、ビジネス・オブジェクトのアプリケーション固有データをセットアップします。

始める前に

検出するエラーを決定したことを確認してください。

タスクについて

Outbound 処理中に、アダプターは SAP Jco インターフェースによって生成されるエラーを自動的に検出できます。 RFC インターフェースによって戻される他のタイプのエラーを検出する (例えば、戻されたデータを検証できるようにする) には、アプリケーション固有のデータ (メタデータ) の値をビジネス・オブジェクト・レベルで定義する必要があります。

エラーを検出するためにビジネス・レベルのメタデータをセットアップするには、以下の手順を使用してください。

このタスクの実行方法

  1. RFC エラー・コードおよび指定可能な値を定義するパラメーターを識別します。
  2. ErrorParameter、ErrorCode、および ErrorDetail に関するアプリケーション固有の情報をビジネス・オブジェクトに追加します。
    • ErrorParameter は、エラー・コードを戻すプロパティーへの XPATH です。
    • ErrorCode には、ErrorParameter で参照されるプロパティーに戻された、指定可能なすべての値 (例えば、EERROR、および NODATA) が含まれます。
    • ErrorDetail は、エラーの詳細を含むプロパティーへの XPATH です。

    RFC が呼び出しを実行した後で、ErrorCode プロパティーで定義された値がエラー・パラメーター値と一致する場合、詳細情報を伴うエラー・メッセージが生成されます。 詳細は ErrorDetail プロパティーから派生します。

    エラー処理に関するアプリケーション固有の情報は手動で保守する必要があります。 Business Object Designer を使用して、アプリケーション固有の情報を追加できます。

結果

トップレベルのビジネス・オブジェクトには、RFC エラーを検出できるようにするプロパティーが含まれています。

ご利用条件 |


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