アダプターをインストールする基本的な手順は、すべての WebSphere® Adapters で同じです。
グラフィカル・ユーザー・インターフェースを使用するか、サイレント・インストールを実行することで、アダプターをインストールできます。共通のインストール手順を実行した後に、さらに WebSphere Adapter for SAP Software に固有のインストール手順を実行する必要があります。
始める前に
インストール前提条件を確認します。
このタスクの実行方法
- すべてのアダプターに共通する基本的なインストール手順を使用して、アダプターをインストールします。 これらの手順については、『IBM WebSphere Adapters のインストール』にあるインストールのセクションを参照してください。
- WebSphere Adapter for SAP Software に固有の以下の手順を実行します。
- WebSphere Process Server または WebSphere Enterprise Service Bus のインストール・ディレクトリーの bin サブディレクトリーに依存関係ライブラリーをコピーします。
インストール・ディレクトリーは通常、WebSphere Integration Developer のインストール・ディレクトリーの runtimes¥bi_v6 ディレクトリーにあります。
z/OS® の場合は、ファイルを ${WAS_INSTALL_ROOT}/lib ディレクトリーに追加します。
表 1. インストールするファイルオペレーティング・システム |
インストールするファイル |
Windows® |
SAP の Web サイトからダウンロードする SAP Jco に組み込まれているすべての *.dll ファイル |
UNIX (UNIX System Services on z/OS を含む) |
SAP の Web サイトからダウンロードする SAP Jco に組み込まれているすべての *.so ファイルまたは *.o ファイル |
- Windows 環境の場合のみ、msvcp71.dll ファイルと msvcr71.dll ファイルを Windows のシステム・パスにインストールします。
- WebSphere Process Server または WebSphere Enterprise Service Bus のインストール・ディレクトリーの lib サブディレクトリーに、SAP Java™ Connector インターフェース (sapjco.jar) をインストールします。
z/OS の場合は、${WAS_INSTALL_ROOT}/lib/sapjco.jar を WAS_SERVER_ONLY_server_region_classpath に追加します。
- SAP アプリケーションへのアクセスで使用する以下の情報を必ず調べておきます。
- SAP ユーザー名
- SAP パスワード
- SAP ホスト名 (または IP アドレス)
- SAP システム番号 (通常は 00)
- SAP クライアント番号 (通常は 100)
結果
リソース・アダプター・アーカイブ (RAR) ファイルが、アダプターがインストールされているワークステーションにコピーされます。インストールされたファイルとディレクトリーを表示できます。それらのすべてのファイルやディレクトリーでは、インストール・ディレクトリーがルートになります。デフォルトのインストール場所を受け入れた場合は、以下のいずれかのパスに RAR ファイルが配置されます。2 番目のパスは、J2C ローカル・トランザクションをサポートするバージョンのアダプターに対応しています。
- C:¥Program Files¥IBM¥ResourceAdapters¥SAP¥adapter¥SAP¥deploy¥
CWYAP_SAPAdapter.rar
- C:¥Program Files¥IBM¥ResourceAdapters¥SAP¥adapter¥SAP¥deploy¥
CWYAP_SAPAdapterTX.rar