SAP トランザクション ID は、ALE ラッパー・ビジネス・オブジェクト内に含まれます。
トランザクション ID サポートを使用して、ALE オブジェクトの送達を 1 回のみにすることができます。
ALE 処理にトランザクション ID サポートを使用できます。
トランザクション ID サポートを使用する最も一般的な理由は、データの送達を確実に 1 回のみにすることです。
この機能を使用するには、トランザクション RAR ファイル (CWYAP_SAPAdapter_Tx.rar) をインストールし、エンタープライズ・サービス・ディスカバリーの実行前に、その RAR ファイルをアダプター・プロジェクトにインポートします。
注: SAP トランザクション ID プロパティーは必ずエンタープライズ・サービス・ディスカバリーにより生成されます。ただし、CWYAP_SAPAdapter_Tx.rar バージョンのアダプターが使用されるときは、これは Outbound 操作に対してのみサポートされます。
クライアント・アプリケーションは、SAP トランザクション ID の保管方法、および SAP トランザクション ID をアダプターに送信されるデータに関連付ける方法を決定する必要があります。
イベントが正常に実行された場合、クライアント・アプリケーションは、重複イベントの処理を避けるため、このトランザクション ID に関連付けられたイベントを再サブミットすることはできません。
- クライアント・アプリケーションが SAP トランザクション ID をビジネス・オブジェクトと共に送信しない場合、アダプターはトランザクションの実行後に SAP トランザクション ID を戻します。
- クライアント・アプリケーションに SAP トランザクション ID がある場合、SAP トランザクション ID プロパティーにトランザクション実行前の値を取り込む必要があります。
SAP トランザクション ID は、Outbound イベント用に作成されたグローバル固有 ID による相互参照に使用できます。
グローバル固有 ID は、統合シナリオの管理のために作成できる ID です。