IDoc の処理をモニターするために、アダプターが IDoc の状況を更新するように構成できます。 アダプター構成プロパティー ALEUpdateStatus が true に設定されている場合 (すべてのメッセージ・タイプで監査証跡が必要であることを示す)、アダプターは、SAP システムから取得した ALE ビジネス・オブジェクトの IDoc 状況を更新します。アダプターは、イベントがメッセージ・エンドポイントに送信された後、SAP 内の IDoc の状況を更新し、処理が成功したか失敗したかを示します。
アダプターは、Inbound IDoc イベントとして SAP システムに送信する、ALEAUD と呼ばれる状況 IDoc を更新します。
IDoc 状況コードについては、以下の表で定義しています。
IDoc の状況コード値 | 説明 |
---|---|
12 | ディスパッチはエラーなしで処理されました。 |
11 | ディスパッチ中にエラーが発生しました。 |
エンドポイントに正常に送信されなかった IDoc は、失敗とみなされ、IDoc 状況はアダプターによって 11 に更新されます。 同様に、エンドポイントに到達した IDoc は正常に処理されたとみなされ、IDoc の状況は 12 に更新されます。
アダプター・プロパティー | 値 |
---|---|
Ale サクセス・コード (ALESuccessCode) | 12 |
Ale 失敗コード (ALEFailureCode) | 11 |
Ale サクセス・テキスト (ALESuccessText) | Dispatch OK |
Ale 失敗テキスト (ALEFailureText) | Error during dispatch |
SAP プロパティー | 値 |
---|---|
基本タイプ | ALEAUD01 |
論理メッセージ・タイプ | ALEAUD |
機能モジュール | IDOC_INPUT_ALEAUD |
プロセス・コード | AUD1 |
(c) Copyright IBM Corporation 2005, 2006.
(C) Copyright IBM Japan 2006
このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジー (http://www.eclipse.org) が採用されています。