エンタープライズ・サービス・ディスカバリー接続プロパティー

エンタープライズ・サービス・ディスカバリーの接続プロパティーには、メタデータ・ディスカバリーと双方向構成を実行する場合に必要とされる、Outbound と Inbound の接続プロパティーが含まれます。これらのプロパティーは、アダプターを最初にデプロイするときに、エンタープライズ・サービス・ディスカバリー・ウィザードを使用して構成できます。

WebSphere® Integration Developer でエンタープライズ・サービス・ディスカバリー・ウィザードを実行する場合は、以下のリストにある接続プロパティーを指定します。

表 1. Adapter for SAP Software のエンタープライズ・サービス・ディスカバリー接続プロパティー
プロパティー 説明 デフォルト値
ユーザー名 String SAP システムでのアダプターのユーザー・アカウントの名前。  
パスワード (Password) String SAP システムでのアダプターのユーザー・アカウントのパスワード。  
クライアント Integer アダプターがログインするときの SAP クライアント番号。この値は、通常 100 です。  
言語 String アダプターがログインする際使用する言語。 英語の場合は E
コード・ページ番号 Integer この値は、Language プロパティーで指定された値に対応している必要があります。例えば、Language が JA (日本語) に設定されている場合は、SAP アプリケーションの指示に従って、コード・ページ番号を 8000 に設定する必要があります。 1100
システム番号 Integer アプリケーション・サーバーのシステム番号。値は 2 桁の数値で、通常は 00 です。 00
アプリケーション・サーバー・ホスト String ロード・バランシングを行わないで実行されるようにアダプターを構成する場合、アダプターがログインするアプリケーション・サーバーの IP アドレスまたは名前を指定します。どちらを指定した場合も、アダプターは、ゲートウェイ・ホストの名前がこのプロパティーで指定した値と同じであると想定します。  
RFC トレース・オン Boolean イベント・リスナーごとに RFC アクティビティーの詳細を記述したテキスト・ファイルを生成するかどうかを指定します。指定可能な値は true (チェック・マークを付ける) または false (チェック・マークを外す) です。値 true を指定すると、トレースが活動化され、テキスト・ファイルが生成されます。これらのテキスト・ファイルは、すぐにフィールドが大きくなる可能性があるので、開発環境のみで使用してください。 False (チェックなし)
SAP インターフェースの選択 (Select the SAP Interface) String ALE、BAPI、または SAP Query インターフェースのビジネス・オブジェクトを作成するかどうかを示します。指定可能な値は、ALEBAPI、および SQI です。 ALE
ディスカバリーの最大ヒット数 Integer ディスカバリーごとにウィザードによって表示される SAP エレメントの最大数を定義します。指定可能な値は、50100300500、および All です。 100
BiDi 変換 Boolean 双方向言語サポートをオンまたはオフに切り替えます。 False (BiDi のサポートをオフにする)
BiDi 順序付けスキーマ (Bidi ordering schema) String 使用するテキスト・スキーマのタイプを、Implicit (論理) または Visual のどちらかに決定します。 暗黙
テキストの方向 String 使用するテキストの向きを決定します。指定可能な値は LTR (左から右)、RTL (右から左)、ContextualLTR (状況に応じて左から右)、および ContextualRTL (状況に応じて右から左) です。 LTR
BiDi 対称スワッピング Boolean 対称スワッピングをオンにするか、オフにするかを決定します。 True (対称スワッピングをオンにする)
BiDi シェーピング (Bidi shaping) String エンタープライズ・サービス・ディスカバリー・ウィザードが、SAP アプリケーションとの通信中に使用する BiDi フォーマットを決定します。 指定可能な値は、InitialNominalShapedFinalMiddle、および Isolated です。 Nominal
BiDi 数値シェーピング String エンタープライズ・サービス・ディスカバリー・ウィザードが、SAP アプリケーションとの通信中に使用する BiDi フォーマットを決定します。 指定可能な値は、NominalNational、および Contextual です。 Nominal
ログ・ファイル出力場所 (Log file output location) String エンタープライズ・サービス・ディスカバリーのログ・ファイルの場所を指定します。 ワークスペースの .metadata ディレクトリー。
ロギング・レベル (Logging Level) String エンタープライズ・サービス・ディスカバリー時に記録される情報のタイプを指定します。 指定可能な値は、ALLOFFFINEFINERFINESTCONFIGINFOSEVERE、および WARNING です。 SEVERE
関連資料
リソース・アダプター・プロパティー
管理対象 (J2C) 接続ファクトリー・プロパティー
アクティベーション・スペック・プロパティー
双方向変換の制御の設定

ご利用条件 |


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