イベント・エラー処理

WebSphere® Adapter for SAP Software は、エラーのログを記録してイベント・リスナーの再始動を試行することにより、Inbound ALE イベントのエラー処理を提供します。

アダプターは、エラー条件を検出すると、以下のアクションを実行します。

  1. アダプターはエラー情報を、イベント・ログまたはトレース・ファイルに記録します。
  2. アダプターは既存のイベント・リスナーの再始動を試行します。

    アダプターは RetryLimit および RetryInterval のアクティベーション・スペック値を使用します。

    • SAP アプリケーションがアクティブでない場合、アダプターは RetryLimit プロパティーで構成された回数だけリスナーの再始動を試行します。
    • アダプターは RetryInterval パラメーターに指定された時間だけ待機し、それからイベント・リスナーの再始動を試行します。
  3. イベント・リスナーの再始動に失敗した場合、アダプターは以下のアクションを実行します。
    • アダプターはエラー条件を、イベント・ログまたはトレース・ファイルに記録します。
    • アダプターは既存の ALE イベント・リスナーをクリーンアップします。
    • アダプターは新規イベント・リスナーを開始します。
    注: 新規イベント・リスナーの開始時に、アダプターは RetryLimit および RetryInterval プロパティーの値を使用します。
  4. すべての再試行が失敗した場合、アダプターは関連メッセージおよび CEI イベントを記録して、ALE イベント・リスナーのリカバリー試行を停止します。 アダプターまたは SCA アプリケーションを手動で再始動する必要があります。

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