SAP サービスとの通信用のモジュールの作成プロセスを開始するには、まずアダプター・プロジェクトを作成します。
アダプター・プロジェクト (WebSphere® Integration Developer ではコネクター・プロジェクト と呼ばれる) には、アダプター自体と他の関連する成果物が含まれています。
RAR ファイル (インストール時に、ご使用のローカル・ファイル・システムにコピーされます) を WebSphere Integration Developer にインポートすることによって、プロジェクトを作成します。
タスクについて
複数のチュートリアルに、この同じアダプター・プロジェクトを使用できます。
アダプター・プロジェクトを、アダプター RAR ファイルをインポートしてすでに作成している場合は、チュートリアルごとに別々のアダプター・プロジェクトを保持したい場合を除いて、再度アダプター・プロジェクトを作成する必要はありません。
このタスクの実行方法
- WebSphere Integration Developer で、次のようにして J2EE パースペクティブに切り替えます。
- をクリックします。
- 「J2EE」をクリックします。
「J2EE」が表示されない場合は、「すべて表示」チェック・ボックスを選択して「J2EE」をクリックし、「OK」をクリックします。
図 1. 「パースペクティブの選択」リストからの「J2EE」の選択
- 「使用可能化の確認」ウィンドウが表示された場合は、「常に機能を使用可能にし、今後このメッセージを表示しない」を選択してください。
- 「OK」をクリックします。
- 「コネクター・プロジェクト」を右クリックして RAR ファイルをインポートし、をクリックします。
- 「参照」をクリックして Adapter for SAP Software がインストールされているディレクトリーへナビゲートし、ローカル・ファイル・システム上の RAR ファイルを見つけます。
図 3. インストール・ディレクトリーからの RAR ファイルの選択
- RAR ファイルを選択して、「開く」をクリックします。
- 「コネクター・プロジェクト (Connector project)」用のデフォルトの設定値 (「CWYAP_SAPAdapter」) を受け入れます。
コネクター・プロジェクトは、RAR ファイルと同じ名前を持ちます。
CWYAP_SAPAdapter.rar という名前のプロジェクトがこのワークスペースにすでに存在している場合は、「コネクター・プロジェクト (Connector project)」フィールドの名前には数字が追加されます (例えば、CWYAP_SAPAdapter1)。
- 「ターゲット・サーバー (Target server)」フィールド内のデフォルト値を受け入れます。
このデフォルト値は、WebSphere Process Server 用のテスト環境で、WebSphere Integration Developer の一部としてインストールされます。
- 「モジュールを EAR プロジェクトに追加」チェック・ボックスをクリアします。
図 4. 「モジュールを EAR プロジェクトに追加」チェック・ボックスのクリア
チェックマークを外すと、「EAR プロジェクト」フィールドは無効になります。
- 「完了 (Finish)」をクリックします。
結果
CWYAP_SAPAdapter という新規アダプター・プロジェクトが作成されます。
内容を確認するには、
「CWYAP_SAPAdapter」を展開します。
図 5. 「プロジェクト・エクスプローラー」ウィンドウ内の CWYAP_SAPAdapter プロジェクト