既存のイベント・リカバリー・テーブルからプロパティーを移行するには、新しいデータ・ソースを構成し、イベント・リカバリー・テーブルを作成し、その新しいテーブルにプロパティーを移動し、エンタープライズ・サービス・ディスカバリーを実行します。
始める前に
新しいバージョンの Adapter for SAP Software がインストールされていることと、アダプターの RAR ファイルが WebSphere
® Integration Developer で更新されていることを確認してください。
タスクについて
既存のイベント・リカバリー・テーブルからデータを転送するには、新しいデータ・ソースを作成し、既存のテーブルからその新しいデータ・ソースに (
表 1の情報を使用して) データを転送し、エンタープライズ・サービス・ディスカバリーを使用して新しいビジネス・オブジェクトを生成します。
データ・ソースを構成して、エンタープライズ・サービス・ディスカバリーを実行するには、以下の手順を使用します。
このタスクの実行方法
- ALE イベント・リカバリーのための新しいデータ・ソースを構成します。
データ・ソースの構成に必要な手順については、データ・ソースの構成を参照してください。
- データ・ソース内にイベント・リカバリー・テーブルを作成します。
- アプリケーションを停止します。
- 以下の表の情報を参考にしながら、既存のイベント・リカバリー・テーブルから新しいイベント・リカバリー・テーブルに項目を転送します。
表 1. 新しいイベント・リカバリー・テーブル項目と非推奨項目の対応関係イベント・パーシスタンス・テーブル列 |
列のタイプとサイズ |
非推奨のテーブル列 |
非推奨の列のタイプとサイズ |
EVNTID |
VARCHAR(255) |
TID |
VARCHAR(255) |
EVNTSTAT |
INTEGER |
Status |
VARCHAR(255) |
XID |
VARCHAR(255) |
なし |
なし |
BQTOTAL |
INTEGER |
NumIDocs |
INTEGER |
なし |
なし |
NumIDocsProcessed |
INTEGER |
BQPROC |
INTEGER |
CurrIDoc |
INTEGER |
EVNTDATA |
VARCHAR(255) |
なし |
なし |
以前のテーブルと新しいイベント・リカバリー・テーブルについては、以下の対応関係があります。
表 2. 新しいイベント状況項目と非推奨項目の対応関係新しいイベント状況 (INTEGER) |
非推奨のイベント状況 (VARCHAR) |
0 |
CREATED |
1 |
EXECUTED |
3 |
PARTIAL |
-1 |
ROLLBACK |
- エンタープライズ・サービス・ディスカバリーを使用して、新しいサービス記述とビジネス・オブジェクトを生成します。
「成果物の生成」ウィンドウで、「イベント・リカバリー・テーブル名」が、移行済みのイベント・リカバリー・データを含んだテーブルに設定されていることを確認します。
- 従属コンポーネントの破損箇所を修正します。
- アプリケーションを配置して開始します。
結果
新しいイベント・リカバリー・テーブルが作成され、関連するアダプター・モジュールが配置されます。