エンタープライズ・サービス・ディスカバリーによって生成されるメタデータは、ALE ビジネス・オブジェクトの処理方法についての指示をアダプターに示します。 生成されるメタデータのタイプは、ビジネス・オブジェクトが個々の IDoc を表すのか、または IDoc パケットを表すのかによって決まります。
メタデータは、以下のレベルで指定されます。
ALE ビジネス・オブジェクトのビジネス・オブジェクト・レベルのメタデータでは、IDoc のトップレベルのラッパーを定義します。
次の表に、ALE ビジネス・オブジェクトのビジネス・オブジェクト・メタデータ・エレメントを示します。
メタデータ・エレメント | 説明 |
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型 | ビジネス・オブジェクト・タイプ。指定可能な値は IDOC または UNPARSEDIDOC です。 |
操作 | 各 Outbound 操作には、以下のパラメーターが含まれます。
各 Inbound 操作には、以下のパラメーターが含まれます。
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SplitIDocPacket | Inbound 操作の場合、IDoc パケットを個々の IDoc に分割する必要があるかどうかを示します。 指定可能な値は true または false です。 |
次の表に、ALE ビジネス・オブジェクトのプロパティー・レベルのメタデータ・エレメントを示します。
メタデータ・エレメント | 説明 |
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FieldName | SAP 内での実際の IDoc フィールド名。 |
SegmentHierarchy | IDoc 内のセグメントの階層。 |
Offset | IDoc 内の現在のプロパティーのオフセット値。 |
PrimaryKey | このプロパティーが基本キーであるかどうかを示します。 |
ForeignBOKeyRef | DummyKey プロパティーで、Control Record または Data Record ビジネス・オブジェクト・プロパティーの基本キーへの xpath を設定するために使用されます。これは、エンタープライズ・サービス・ディスカバリー・ウィザードでビジネス・オブジェクト・エディターを使用して設定します。 |
ALE ビジネス・オブジェクトの操作レベルのメタデータは、SAP アプリケーションに IDoc オブジェクトを通知する操作を指定します。
メタデータ・エレメント | 説明 |
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名前 | 操作の名前。 |
MsgType | IDoc 用に構成されたメッセージ・タイプ (Inbound オブジェクトの場合のみ)。 |
MsgCode | IDoc 用に構成されたメッセージ・コード (Inbound オブジェクトの場合のみ)。 |
MsgFunction | IDoc 用に構成されたメッセージ機能 (Inbound オブジェクトの場合のみ)。 |
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