Retrieve 操作

このトピックでは、階層ビジネス・オブジェクトを検索するために アダプターが使用する手順について説明します。

アダプターは次のように検索操作を実行します。
  1. 受信した最上位ビジネス・オブジェクトから、 すべての子ビジネス・オブジェクトを削除します。言い換えると、 子のない最上位ビジネス・オブジェクトのコピーを作成します。
  2. 最上位ビジネス・オブジェクトを、データベース内で検索します。
    • 検索の結果戻された行が 1 つの場合、 アダプターは処理を継続します。
    • 検索の結果戻された行がない場合 (目的の最上位ビジネス・オブジェクトが データベース内に存在しないことを意味します)、アダプターはエラー RecordNotFoundException を戻します。
    • 検索の結果戻された行が複数ある場合、アダプターはエラーを戻します。
  3. 複数カーディナリティーの子ビジネス・オブジェクトのすべてを、再帰的に検索します。
    注: アダプターは、ビジネス・オブジェクトの配列を取り込むときに、 一意性を保証しません。一意性の保証は、データベース側で 行われなければなりません。データベースから戻された子ビジネス・オブジェクトに 重複があると、アダプターは、それらの重複する子を戻します。
  4. 子ビジネス・オブジェクトが所有関係にあるかどうかに関係なく、各単一カーディナリティーの子を再帰的に検索します。
    注: 単一カーディナリティーの子ビジネス・オブジェクトはすべて、ビジネス・オブジェクト内での出現順序に従って、親ビジネス・オブジェクトが処理される前に処理されます。子オブジェクトに対する所有関係の有無は、処理シーケンスを決定しませんが、処理のタイプは決定します。
関連概念
Create 操作
RetrieveAll 操作
Update 操作
DeltaUpdate 操作
Delete 操作
ApplyChanges 操作
Execute 操作

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