IBM WebSphere Adapter for Oracle E-Business Suite (バージョン 6.0.2)

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リリース情報

本書では、Adapter for Oracle E-Business Suite のバージョン 6.0.2 のリリース情報を記載しています。

説明
サポートされるハードウェアおよびソフトウェア
重要なインストール情報
更新情報、制限事項、および既知の問題
IBM ソフトウェア・サポート

説明

IBM(R) WebSphere(R) Adapter for Oracle E-Business Suite には、IBM WebSphere Adapter for JDBC との併用によって、IBM WebSphere Process Server 上の J2EE コンポーネントと Oracle E-Business Suite との間の双方向の統合を可能にするためのサンプルが用意されています。そのサンプルの内容は、Oracle E-Business Suite の各種モジュールとの接続を可能にするためのガイドラインとしての役割を果たします。

このアダプターには、以下の状況で統合を実現するために役立つ 3 つのサンプルが組み込まれています。

WebSphere Adapter for JDBC の機能については、そのアダプターのリリース情報を参照してください。

完全な WebSphere Adapter ポートフォリオについては、http://www.ibm.com/software/integration/wbiadapters を参照してください。

発表レター

以下の情報については、WebSphere Adapters バージョン 6.0.2 の発表レターを参照してください。

サポートされるハードウェアおよびソフトウェア

ソフトウェア要件については、WebSphere Adapters software requirements を参照してください。

ハードウェア要件については、WebSphere Adapters hardware requirements を参照してください。

重要なインストール情報

WebSphere Adapter for Oracle E-Business Suite のインストール情報と構成情報については、以下の Web サイトを参照してください。

更新情報、制限事項、および既知の問題

Adapter for Oracle E-Business Suite バージョン 6.0.2 の更新情報、制限事項、既知の問題の資料については、IBM ソフトウェア・サポートの Web サイト (http://www.ibm.com/software/integration/wbiadapters/support)の技術情報を参照してください。

制限事項や問題の発見、およびその解決に従って、IBM ソフトウェア・サポート・チームが知識ベースを更新します。 知識ベースを検索することによって、発生した問題の回避策や解決策を素早く見つけることができます。 以下に示すリンクを使用すると、実際のサポートの知識ベースに対するカスタマイズ照会を起動することができます。 独自の照会を作成したい場合は、IBM ソフトウェア・サポートの Web サイトのアドバンス検索ページにアクセスしてください。

Adapter for Oracle E-Business Suite の技術情報の表示

IBM ソフトウェア・サポート

IBM ソフトウェア・サポートでは、WebSphere Adapters のオンラインまたは電話によるサポートを提供します。 IBM ソフトウェア・サポートにお問い合わせになる前に以下の手順を取ると、サポートの即応性を格段に向上させることができます。

IBM Support Assistant のインストールまたはアップグレード

IBM Support Assistant (ISA) は、IBM ソフトウェア製品についての疑問や問題の解決を支援する保守容易性の高い無償ローカル・ソフトウェア・ワークベンチです。 インストール済みの製品用のプラグインをインストールしてください。 これにより、サポート関連の情報および問題判別のための保守容易性ツールに素早くアクセスすることができます。インストールとアップグレードは、簡単かつ直観的にできます。

IBM Support Assistant は、以下のサービスを提供します。

多様な IBM ソリューションのサポートを取得するために、IBM Support Assistant バージョン 3.0.1 をインストールすることをお勧めします。

IBM Support Assistant をインストールおよびアップグレードするには、以下の手順に従ってください。

  1. 以下の IBM Support Assistant Web ページにアクセスします。
  2. http://www.ibm.com/software/support/isa/

  3. この Web ページにある手順に従って ISA バージョン 3.0 をダウンロードした後、ツールを解凍してインストールし、使用します。
  4. ISA を始動します。
  5. Updater コンポーネントを開きます。
  6. 「アップグレード (Upgrades)」タブで、ISA をバージョン 3.0.1 以降にアップグレードします。
  7. 「新しい製品およびツール (New Products and Tools)」タブで、ご使用のアダプター用のプラグインをインストールします。 WebSphere(R) 製品のリストから、ご使用のアダプター用のプラグインを選択します。 アダプターごとに、オプションの言語パック・プラグインがあります。このプラグインを使用すると、アダプター固有の情報を英語以外の言語で表示することができます。

IBM Support Assistant を使用した問題報告書の送信

ISA V.3.0.x で使用可能な「サービス (Service)」オプションを使用して、システムからデータを収集し、IBM での問題報告書をログに記録することができます。 以下の手順に従ってください。
  1. Updater のオプションを使用して、アダプター用の ISA V3.0 互換のプラグインおよび機能がインストールされていることを確認します。
  2. 「サービス (Service)」>「データの収集 (Collect Data)」>「adapter_name」をクリックします。
  3. アダプターのログが作成されるインストール・フォルダーを指定します。
  4. 「収集 (Collect)」をクリックします。ツールにより、ステップ 3 で指定したフォルダーから、.cfg、.log、.txt、および .trc で終わるファイルすべてが収集され、アーカイブが作成されます。
  5. 「ESR への記録 (Log into ESR)」オプションを使用して問題報告書をログに記録し、サービス要求 (SR) を生成します。 SR の生成時にログ・アーカイブを添付することができます。

お客様サポートとの連絡

問題が製品の障害に関係すると考えられる場合は、IBM ソフトウェア・サポートが支援を行います。 IBM ソフトウェア・サポートへのお問い合わせには、お客様の会社が有効な IBM ソフトウェア保守契約をお持ちであること、およびお客様が IBM に対して問題を送信する権限をお持ちであることが必要です。 必要なソフトウェア保守契約のタイプは、ご使用の製品のタイプによって異なります。

必要なソフトウェア保守契約のタイプが不明な場合は、アメリカ合衆国の 1-800-IBMSERV (1-800-426-7378) までお問い合わせください。その他の国のお客様は、IBM Software Support Handbook の Web 窓口ページ (http://techsupport.services.ibm.com/guides/contacts.html) にアクセスし、お客様がお住まいの地域名をクリックして担当のサポート窓口の電話番号をご確認ください。

IBM Software Support Handbook には、IBM 製品のサービスとサポートに関する詳細な情報が記載されています。 http://techsupport.services.ibm.com/guides/handbook.htmlで、このハンドブックをご覧ください。

IBM ソフトウェア・サポートに問い合わせる場合は、以下の手順に従ってください。

  1. 発生した問題を明らかにし、背景情報を収集します。 問題を IBM サポート・スペシャリストに説明するときには、できる限り具体的に説明してください。 IBM のスペシャリストが効率良く問題解決を支援できるように、関連するすべての背景情報を提供してください。 時間を節約するために、以下の質問の答えをご用意ください。
  2. 問題のビジネス・インパクトを調べます。 IBM に問題を報告する際には、重大度レベルを知らせるように求められます。 このため、報告する問題の業務への影響を把握し、評価する必要があります。 次の表に示す基準に従ってください。
    重大度 説明
    1 重大なビジネス・インパクト: プログラムが使用不能であるため、業務に重大な影響が発生します。 この状態では、即時の問題解決が必要です。
    2 大きなビジネス・インパクト: プログラムは使用可能ですが、使用が著しく制限されます。
    3 ある程度のビジネス・インパクト: プログラムは使用可能ですが、重要度の低い (業務上重要でない) 機能が使用不可能です。
    4 最小のビジネス・インパクト: 問題による業務への影響はほとんどないか、または問題に対する適正な回避策が実装済みです。
  3. 問題を IBM ソフトウェア・サポートに提出します。 次のいずれかの方法で問題を提出することができます。

提出された問題が、報告されていないソフトウェアの障害や、資料の不備や不正確さに起因する場合、IBM ソフトウェア・サポートにより、プログラム診断依頼書 (APAR) が作成されます。APAR には、問題が詳細に記述され、その解決策が追跡記録されます。

IBM ソフトウェア・サポートでは、APAR が解決されフィックスが提供されるまでは、可能な場合には必ず、お客様が実装できる回避策を提供します。 IBM では、IBM 製品サポートの Web ページ上で、解決された APAR を毎日公開し、同じ問題を抱える他のユーザーが同じ解決策を役立てることができるようにしています。