スクリプトを使用したアダプターのサイレント・インストール

複数のシステムに WebSphere® アダプターをインストールする場合は、サイレント・インストールを実行することによって、時間を節約することができます。サイレント・インストールでは、インストール手順を実行するスクリプトによってインストール・プロセスを自動化できます。 グラフィカル・インストールの場合と同じく、サイレント・インストールでも、指定された場所に RAR ファイルと関連成果物が配置されます。

タスクについて

サイレント・インストールを実行する場合は、ファイルを編集してインストール設定を指定します。その後、インストール・ウィザードを実行するときに、そのファイルをオプションとして指定します。インストーラーは、グラフィカル・インストールの場合もサイレント・インストールの場合も、同じインストール・チェックを実行します。エラーが発生すると、サイレント・インストールは終了し、エラー・メッセージがコマンド行に表示されます。

このタスクの実行方法

  1. settings.txt ファイルを開きます。 このファイルは、製品のインストーラーに付属するもので、インストーラーをダウンロードするか、またはインストーラー CD にアクセスすると入手できます。ファイルは、InstallShield Options ファイル・テンプレートとも呼ばれます。
  2. settings.txt ファイルの指示に従って操作します。 このファイルを編集してインストール場所を指定します。ファイル内のコメントとして記述されている指示を読んでから、以下の手順を実行します。
    1. 先頭の文字が 3 つのポンド記号 (###) である行 (1 つまたは複数) を探します。
    2. それらの行を編集して設定を記述し、<value> 文字を置き換えて値を指定します。
    3. 編集した行からポンド記号 (###) の文字を除去します。
  3. 別の名前でファイルを保管して、元のファイルを保持します。 この手順では、ファイルの名前を mysettings.txt に変更します。
  4. サイレント・インストールを実行します。 コマンド行から、編集済みの settings.txt ファイルが格納されている場所にディレクトリーを移動して、以下のコマンドを入力します。

    setupwin32.exe -silent -options mysettings.txt

    以下に、Linux® システム上でサイレント・インストールを起動するコマンドの例を示します。

    setupLinux.bin -silent -options mysettings.txt

    問題が発生した場合は、関連リンクにあるトラブルシューティングのセクションを参照してください。
  5. アダプターの最新のフィックスパックを http://www.ibm.com/websphere からダウンロードしてインストールします。

結果

宛先ディレクトリーにある RAR ファイルと他の成果物をチェックして、インストールが成功したかどうかを確認します。インストール・ログ・ファイル内の戻りコードを確認することもできます。戻りコードとログ・ファイルの詳細については、関連リファレンスのリンクを参照してください。

次の手順

アダプターのインストール後、メッセージ・ファイルを解凍する必要があります。
関連概念
ランチパッド
関連資料
インストールのトラブルシューティング

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