Inbound 処理

アダプターは、非同期 Inbound 要求処理をサポートします。アダプターはエンタープライズ情報システム (EIS) のポーリング、EIS からのイベントのプル、接続情報およびデータのビジネス・オブジェクトへの変換、およびアプリケーション・サーバー上の構成済みエンドポイントへのビジネス・オブジェクトの送信を行います。

Inbound 処理中にアダプターは、バックエンド EIS によって作成されたすべてのイベントについて一定の間隔でファイル・システムをポーリングします。アダプターは、イベントを検出すると、イベント・ファイルに関係する情報およびすべてのデータをビジネス・オブジェクト形式でアプリケーション・サーバーに送信します。Inbound イベント処理中には、アダプターによって次のステップが実行されます。
  1. EIS がファイル形式でイベントを生成し、それらをイベント・ストアに保管する。
  2. アダプターがイベントについてファイル・ディレクトリーをポーリングする。
  3. アダプターが各イベントにイベント ID を割り当てる。
  4. アダプターが各イベント・ファイルをバイト単位で読み取り、ファイル分割が有効かどうかを解析する。
  5. アダプターがイベント・ファイルをラッパー・ビジネス・オブジェクト内部に配置し、アプリケーション・サーバーのエンドポイントに送信する。
    注: ファイル分割が有効な場合、ビジネス・オブジェクトにはファイル・サイズおよびイベント ID に関する追加情報が含まれます。
  6. ビジネス・オブジェクトがエンドポイントに到達したことが確認されると、イベントはイベント・ストアから削除されます。アーカイブ機能が有効な場合は、イベント・ストアから削除される前に、イベントがアーカイブ・テーブルに移されます。

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