イベント・ストア

アダプターは、サーバーへのデプロイメント中に、イベント・ストアまたはイベント・テーブルをエンタープライズ情報システム (EIS) に作成します。ファイルの作成、更新、または削除が行われるたびに、アダプターはその動作をイベントとして追跡します。イベントの状況は、アプリケーション・サーバーの構成済みエンドポイントに送信されるまで、リカバリーを行う目的でアダプターによって継続的に更新されます。

Inbound 処理中に、アダプターは、イベント・ディレクトリーからイベント・ファイルを一定の間隔でポーリングします。アダプターは、各イベントをエンドポイントに送付する前に、イベントの項目をイベント・ストアに作成し、イベントのシステム内の移動に合わせて項目の状況を更新することによって追跡し続けます。イベントが正常に送られた場合、イベント・ストア項目は削除されます。イベントに障害がある場合、項目はイベント・テーブルに残されます。オプションとして、アダプターは正常にポーリングされたイベント・ファイルをユーザーが指定したアーカイブ・ディレクトリーにアーカイブできます。イベント・ディレクトリー、アーカイブ・ディレクトリー、ポーリング間隔、ポーリング数量 (1 回のポーリング・サイクルでポーリングするイベント・ファイルの数) は、すべて構成可能なパラメーターです。

各イベントの状況は、リカバリー目的で保管されます。 以下の図は、イベント管理フレームワークを示したものです。

図 1. イベント管理フレームワーク
アダプターはイベント管理フレームワークを使用して、イベント・ストアを管理します。

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