エンタープライズ・サービス・ディスカバリー・ウィザードを使用して、アダプター・プロジェクトで使用する成果物を生成します。成果物を生成する場合は、エンタープライズ情報ファイル・システムから抽出したメタデータに指示を追加します。このプロセスでは、すべてが一緒にバンドルされ、SCA モジュールとも呼ばれるアセンブルされたアダプター・アプリケーションも作成されます。
- 新規ビジネス・インテグレーション・モジュールを作成するには、以下の手順を使用してください。
- 「成果物の生成」ウィンドウで、「モジュール名 (Module name)」フィールドの横にある「新規」をクリックします。
- 「インテグレーション・プロジェクト」ウィンドウで、デフォルト設定の「モジュール・プロジェクトを作成する」を選択し、「次へ」をクリックします。
- 「新規モジュール」ウィンドウで、「モジュール名 (Module Name)」フィールドに「FlatFileOutboundModule」と入力します。
- 「モジュール・ロケーション」の下で、「デフォルトを使用」チェック・ボックスを選択します。
- 「終了」をクリックします。
- 「成果物の生成」ウィンドウで、「検出された接続プロパティーを使用する」を選択します。
- 「成果物の生成」ウィンドウで、管理接続ファクトリー・プロパティーの値を入力します。 これらのプロパティーは、エンタープライズ情報システムのファイル・リポジトリーへの Outbound 接続を作成するためにアダプターが使用します。
- 「出力ディレクトリー」フィールドに、パス C:¥flatfiledir¥outputdir を入力します。 この値を有効にするには、このディレクトリーをファイル・システム上に作成する必要があります。この値によって、Outbound 処理中にアダプターが出力ファイルを書き込む場所が決まります。
- 「ステージング・ディレクトリー」フィールドに、パス C:¥flatfiledir¥stagingdir を入力します。 この値を有効にするには、このディレクトリーをファイル・システム上に作成する必要があります。この値によって、Outbound 処理中にアダプターが Create、Append、および Overwrite 操作を行う場所が決まります。
注: この手順は実際の実装では必要ありませんが、教育のためにこのチュートリアルに含めてあります。
- 残りの値を以下のように指定します。
- 「アダプター ID」フィールドで、デフォルトを保存します。
- 「ログ・ファイル・サイズ」フィールドに、100000 と入力します。 これは、各ログ・ファイルのサイズ (キロバイト単位) を示します。値を指定しなかった場合、ファイルの最大サイズは設定されません。
- 「ログ・ファイル名」フィールドに、ログ・ファイルの絶対パスとして c:¥logs と入力します。
- 「ログ・ファイル」フィールドに、ログ・ファイルが最大サイズに到達した後に使用するログ・ファイルの最大数として 10 と入力します。 ログ・ファイルが最大サイズに到達すると、別のログ・ファイルの使用が開始されます。
値を指定しなかった場合、値は 1 に設定されます。
- 「トレース・ファイル・サイズ」フィールドに、各トレース・ファイルのサイズをキロバイト単位で 100000 と入力します。 値を指定しなかった場合、ファイルの最大サイズは設定されません。
- 「トレース・ファイル名」フィールドに、トレース・ファイルの絶対パスとして c:¥trace と入力します。
- 「トレース・ファイル」フィールドに、ログ・ファイルが最大サイズに到達した後に使用するトレース・ファイルの最大数として 10 と入力します。 トレース・ファイルが最大サイズに到達すると、別のログ・ファイルの使用が開始されます。値を指定しなかった場合、値は 1 に設定されます。
- 「終了」をクリックします。
結果
FlatFileOutboundInterface.wsdl、
FlatFileOutboundInterface.import 成果物、FlatFileBG、FlatFile、UnstructuredContent、CustomerWrapperBG、CustomerWrapper、および Customer ビジネス・オブジェクトが生成されます。ユーザーが指定したアプリケーションのビジネス・オブジェクトは、データ形式変更のためにアプリケーション固有情報で更新され、ビジネス・オブジェクトのロケーションに保管されます。