Inbound イベント処理モードでは、オプション・ファイル分割機能をサポートしており、イベント・ファイルが数個のチャンクに分割され、それぞれのチャンクはエンドポイントに対して別々に通知されます。これにより、イベント処理時のメモリー・ロードを削減します。
ファイル分割は、区切り文字、または SplitCriteria プロパティーに指定されているファイル・サイズに基づいて実行されます。区切り文字値は SplitCriteria プロパティーで設定され、イベント・ファイルを分割するために使用されるクラスはアクティベーション・スペックの SplittingFunctionClassName プロパティーで設定されます。 デフォルトで、アダプターは SplittingFunctionClassName プロパティーに SplitBySize および SplitByDelimiter クラスを提供します。
チャンク機能が使用可能になっている場合、ファイルの各チャンクはエンドポイントに別々に送られます。PollQuantity プロパティーに指定されている数のビジネス・オブジェクトがエンドポイントに送られます。例えば、PollQuantity の値が 3 の場合、以下のようになります。
ポーリングされるビジネス・オブジェクトの数は 3。
エンドポイントが受け取るビジネス・オブジェクトの数は 3。
AbsolutePathOfTheEventFileNameInLocalEventDirectory_/_yyyy_MM_dd_HH_mm_ss_SSS.
currentBONumber_/_totalBOs
区切り文字は、イベント・ファイルを分割するために使用されます。区切り文字は、アクティベーション・スペックの SplitCriteria プロパティーで指定されます。
Name=Smith
Company=IBM
##this
is the content that will be skipped by the adapter$$
アダプターは ##$$ を区切り文字と見なし、「this is the content that will be skipped by the adapter」をスキップします。
WebSphere® Process Server のリカバリー機能を使用するには、ActivationSpec の AssuredOnceDelivery プロパティーを true に設定する必要があります。false に設定されている場合、失敗したイベントをリカバリーすることはできません。AssuredOnceDelivery が false に設定されている場合、イベントが重複して送信される可能性があります。パフォーマンスを改善するためには (イベント・リカバリーなし、イベントの重複あり)、AssuredOnceDelivery を false に設定します。
(c) Copyright IBM Corporation 2005, 2006.
(C) Copyright IBM Japan 2006
このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジー (http://www.eclipse.org) が採用されています。