Outbound 処理の結果

このセクションでは、Outbound 処理操作の完了時に J2EE アプリケーションに返されるビジネス・オブジェクトの詳細について説明します。

Outbound 処理の完了後に、アダプターは結果出力を呼び出し側 J2EE クライアントに返します。以下の操作は、null を返します。
  • Create
  • Append
  • Overwrite
  • Delete
  • ServerToServerFileTransfer
  • ExecuteFTPScript

Exists 操作

以下の操作は、ビジネス・オブジェクトを返します。

Exists 操作は、操作の状況についての情報を含むビジネス・オブジェクトを返します。ビジネス・オブジェクトの構造は、以下のとおりです。

ExistsResponseBG->ExistsResponse

Exists 操作の状況は、ExistsResponse ビジネス・オブジェクト内のブール・タイプ・エレメント DoesFileExists で提供されます。

List 操作

List 操作は、操作の状況についての情報を含むビジネス・オブジェクトを返します。ビジネス・オブジェクトの構造は、以下のとおりです。

ListResponseBG->ListResponse

ListResponse には、タイプが String[] である 1 つのエレメント ListOfFileNames があります。このエレメントには、ディレクトリーに存在するファイル名が含まれます。

Retrieve 操作

Retrieve 操作は、操作の状況についての情報を含むビジネス・オブジェクトを返します。ビジネス・オブジェクトの構造は、以下のとおりです。

RetrieveResponseWrapperBG->RetrieveResponseWrapper->FileContent

RetrieveResponseWrapper ビジネス・オブジェクトには、タイプが anyType[] である Content エレメントが含まれます。このエレメントには、FileContent が含まれます。

FileContent ビジネス・オブジェクトには、タイプが String である Filename エレメントと、タイプが UnstructuredContent である Content エレメントが含まれます。

RetrieveResponseWrapper ビジネス・オブジェクトの下位にあるエレメント
エレメント名 タイプ
Content anyType[]
SavedFileToLocalDirectory Boolean

SavedFileToLocalDirectory が true に設定されている場合、すべてのファイルはローカル・ディレクトリーに保管され、ビジネス・オブジェクトの Content エレメントは null に設定されます。

FileContent ビジネス・オブジェクトの下位にあるエレメント
エレメント名 タイプ
Filename String
Content UnstructuredContent
注: retrieve 操作の出力が J2EE クライアントに返されている間は、データ形式変更は行われません。つまり、ファイル内容が Customer または Employee ビジネス・オブジェクトに変換されることはありません。 内容は、データ・オブジェクト内で bytes[] という形式になります。

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