ビジネス・オブジェクト定義とそれに関連する成果物を生成するには、
エンタープライズ・サービス・ディスカバリー・ウィザードを使用して、
最初にコンテナー・ビジネス・オブジェクトをビジネス機能に追加し、
その後、アセンブルされたアダプター・アプリケーション (SCA モジュールとも呼ばれる) を新規作成します。
ビジネス・オブジェクト定義とそれに関連する成果物を生成すると、
それらは、新しくアセンブルされたアダプター・アプリケーション (SCA モジュール) 内に組み込まれます。
- 「成果物の生成 (Generate Artifacts)」ウィンドウで、「モジュール」フィールドの
隣にある「新規」をクリックし、新しいモジュールを作成します。
- 「新規モジュール」ウィンドウの「モジュール名」フィールドに
意味のある名前を入力し、「終了」をクリックします。 入力した名前は、ビジネス・オブジェクトの生成後に、アセンブルされたアダプター・アプリケーション (SCA モジュール) に
提供される名前になります。
- 「成果物の生成 (Generate Artifacts)」ウィンドウで
「発見された接続プロパティーを使用する (Use discovered connection properties)」オプションを選択します。「成果物の生成 (Generate Artifacts)」ウィンドウ
- スクロールダウンし、必要なアクティベーション・スペック・プロパティー (アスタリスク (*) で示されています) を入力します。 プロパティーの詳細については、アクティベーション・スペック・プロパティーを参照してください。 必要なプロパティーを以下に示します。
- データ・ソース JNDI 名
データ・ソースからの JDBC 接続を作成するために使用される JNDI 名 (EPJNDI)。イベント・パーシスタンス・データベース・テーブルにイベントを保管するために、アダプターがこの名前を使用します 。
データ・ソースは、WebSphere Process Server の管理コンソールで事前に構成しておく必要があります。
- イベント・テーブル名
イベントを保管するために作成するテーブル名。
- イベント・ディレクトリー
ftp://[username:password@]hostName[:portNumber]/eventDirectory
ここでユーザー名とパスワードを指定しない場合は、
「ユーザー名」フィールドと「パスワード」フィールドで
それらを指定する必要があります。
- イベント・ファイル・マスク
ファイル・マスク (デフォルトは *.*) に一致するファイルのみをポーリングします。
- FTP 取得数
リモート・ポーリングごとにリモート FTP URL から取得するファイル数。
- FTP ポーリング頻度
アダプターが FTP サーバーをポーリングする頻度を決定します。
例えば、6 を設定した場合、アダプターは、6 標準ポーリングごとに 1 回、
イベント・ディレクトリーをポーリングします。
- ローカル・イベント・ディレクトリー
アダプターが FTP サーバーからイベント・ファイルをダウンロードするローカル・システム・ディレクトリーを指定します。
- オプション: スクロールダウンし、ロギング・プロパティーとトレース・プロパティーを入力します。
- 「終了」をクリックします。
結果
FTPFileInboundInterface.wsdl と FTPFileInboundInterface.export の各成果物、
および FTPFileBG、FTPFile、UnstructuredContent、CustomerWrapperBG、CustomerWrapper、
Customer の
各ビジネス・オブジェクトが生成されます。
ユーザーが指定したアプリケーション・ビジネス・オブジェクトは、データ形式変換に関するアプリケーション固有の情報を使用して
更新され、ビジネス・オブジェクト・ロケーションに保管されます。