成果物の生成

ビジネス・オブジェクト定義とそれに関連する成果物を生成するには、 エンタープライズ・サービス・ディスカバリー・ウィザードを使用して、 最初にコンテナー・ビジネス・オブジェクトをビジネス機能に追加し、 その後、アセンブルされたアダプター・アプリケーション (SCA モジュールとも呼ばれる) を新規作成します。 ビジネス・オブジェクト定義とそれに関連する成果物を生成すると、 それらは、新しくアセンブルされたアダプター・アプリケーション (SCA モジュール) 内に組み込まれます。

  1. 「成果物の生成 (Generate Artifacts)」ウィンドウで、「モジュール」フィールドの 隣にある「新規」をクリックし、新しいモジュールを作成します。
  2. 「新規モジュール」ウィンドウの「モジュール名」フィールドに 意味のある名前を入力し、「終了」をクリックします。 入力した名前は、ビジネス・オブジェクトの生成後に、アセンブルされたアダプター・アプリケーション (SCA モジュール) に 提供される名前になります。
  3. 「成果物の生成 (Generate Artifacts)」ウィンドウで 「発見された接続プロパティーを使用する (Use discovered connection properties)」オプションを選択します。
    このイメージについては、周囲の本文で説明します。
    「成果物の生成 (Generate Artifacts)」ウィンドウ
  4. スクロールダウンし、必要なアクティベーション・スペック・プロパティー (アスタリスク (*) で示されています) を入力します。 プロパティーの詳細については、アクティベーション・スペック・プロパティーを参照してください。 必要なプロパティーを以下に示します。
    • データ・ソース JNDI 名

      データ・ソースからの JDBC 接続を作成するために使用される JNDI 名 (EPJNDI)。イベント・パーシスタンス・データベース・テーブルにイベントを保管するために、アダプターがこの名前を使用します 。 データ・ソースは、WebSphere Process Server の管理コンソールで事前に構成しておく必要があります。

    • イベント・テーブル名

      イベントを保管するために作成するテーブル名。

    • イベント・ディレクトリー

      ftp://[username:password@]hostName[:portNumber]/eventDirectory

      ここでユーザー名とパスワードを指定しない場合は、 「ユーザー名」フィールドと「パスワード」フィールドで それらを指定する必要があります。

    • イベント・ファイル・マスク

      ファイル・マスク (デフォルトは *.*) に一致するファイルのみをポーリングします。

    • FTP 取得数

      リモート・ポーリングごとにリモート FTP URL から取得するファイル数。

    • FTP ポーリング頻度

      アダプターが FTP サーバーをポーリングする頻度を決定します。 例えば、6 を設定した場合、アダプターは、6 標準ポーリングごとに 1 回、 イベント・ディレクトリーをポーリングします。

    • ローカル・イベント・ディレクトリー

      アダプターが FTP サーバーからイベント・ファイルをダウンロードするローカル・システム・ディレクトリーを指定します。

  5. オプション: スクロールダウンし、ロギング・プロパティーとトレース・プロパティーを入力します。
  6. 「終了」をクリックします。

結果

FTPFileInboundInterface.wsdl と FTPFileInboundInterface.export の各成果物、 および FTPFileBG、FTPFile、UnstructuredContent、CustomerWrapperBG、CustomerWrapper、 Customer の 各ビジネス・オブジェクトが生成されます。 ユーザーが指定したアプリケーション・ビジネス・オブジェクトは、データ形式変換に関するアプリケーション固有の情報を使用して 更新され、ビジネス・オブジェクト・ロケーションに保管されます。
関連資料
アダプター構成プロパティー

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