エンタープライズ・サービス・ディスカバリー接続プロパティーには、メタデータ・ディスカバリーおよび双方向構成を実行するために必要な Outbound および Inbound の接続プロパティーがあります。これらのプロパティーは、アダプターを最初に配置するときに、エンタープライズ・サービス・ディスカバリー・ウィザードを使用して構成します。
WebSphere® Integration Developer でエンタープライズ・サービス・ディスカバリー・ウィザードを実行する場合は、以下のリストにある接続プロパティーを指定します。
Adapter for FTP の対話仕様プロパティー
プロパティー | タイプ | 説明 | 国際化されるかどうか | Required | デフォルト値 |
---|---|---|---|---|---|
DirectoryPath | String | ExecuteFTPScript 以外のすべての操作用に Outbound 操作を実行する必要がある FTP サーバー上のディレクトリーの絶対パス、または ExecuteFTPScript 操作用のみのローカル・アダプター・ワークステーション上のディレクトリー・パス。このディレクトリーが存在していなければなりません。 | はい | はい | なし |
Filename | String | Outbound 操作を実行する DirectoryPath プロパティーで指定されたディレクトリー内のファイルの名前。この値は、LIST 以外のすべての Outbound 操作に必要です。 | はい | いいえ | なし |
DataConnection Mode |
String | FTP サーバーがファイル転送時に使用するデータ接続モード。active または passive のいずれかの設定値を指定します。この値は、ファイル転送が行われる場合にのみ使用されます。このプロパティーは、サーバー間のファイル転送の Outbound 操作の実行時は使用されません。 | いいえ | いいえ | active |
FileTransferType | Integer | Outbound 操作時に使用されるファイル転送タイプ。 ASCII または binary のいずれかの設定値を指定します。 | いいえ | いいえ | binary |
SecondServer Directory |
String | サーバー間のファイル転送の Outbound 操作の実行対象の 2 次 FTP サーバーの URL。 SecondServerDirectory 属性で FTP URL を指定する際の構文: ftp://[UserId:password@]FTPserver[:port] 以下の情報も指定することができます。
|
はい | いいえ | なし |
SecondServer Username |
String | サーバー間のファイル転送の Outbound 操作時にファイルの転送先となる 2次 FTP サーバーのユーザー名。 | はい | いいえ | なし |
SecondServer Password |
String | サーバー間のファイル転送の Outbound 操作時にファイルの転送先となる 2次 FTP サーバーのパスワード。 | はい | いいえ | なし |
FileContent Encoding |
String | ファイルへの書き込み中に使用されるエンコード。このプロパティーを指定しない場合、アダプターは特定のエンコードを使用せずに読み取りを行おうとします。Java™ がサポートする任意のエンコード・セットを指定できます。 | いいえ | いいえ | なし |
IncludeEndBO Delimiter |
String | この値がファイルの内容に付加される。Outbound の create、append、および overwrite 操作時に使用されます。 | はい | いいえ | なし |
FileInLocal Directory |
boolean | Outbound の create 操作時に、このプロパティーが true に設定されていると、ファイルの内容はビジネス・オブジェクト内で使用できません。ファイルは、アダプター・ワークステーションのローカル・ディレクトリーから取り出されます。 Outbound の retrieve 操作時に、このプロパティーが true に設定されていると、ファイルの内容は ビジネス・オブジェクトの一部として J2EE アプリケーションに送信されません。ファイルは、アダプター・ワークステーションのローカル・ディレクトリーに保管されます。 | いいえ | いいえ | false |
LocalDirectoryPath | String | Outbound の create 操作時に、FileInLocalDirectory プロパティーが true に設定されていると、ファイルの内容はビジネス・オブジェクト内で使用できません。その代わりに、このディレクトリーからファイルが取り出されます。Outbound の retrieve 操作時に、FileInLocalDirectory プロパティーが true に設定されていると、ファイルの内容は ビジネス・オブジェクトの一部として J2EE アプリケーションに送信されません。ファイルはこのディレクトリーに保管されます。 | はい | いいえ | なし |
LocalArchiving EnabledForCreate |
boolean | Outbound の create 操作時に、ファイルの内容が、J2EE アプリケーションからビジネス・オブジェクトの一部として提供され、このプロパティーが true に設定されている場合は、ファイルはローカル・ワークステーションの LocalArchiveDirForCreate ディレクトリーに保管されてから、Outbound 操作が実行されます。 | いいえ | いいえ | false |
LocalArchiveDir ForCreate |
String | Outbound の create 操作時に、ファイルの内容が、J2EE アプリケーションからビジネス・オブジェクトの一部として提供され、LocalArchivingEnabledForCreate が true に設定されている場合は、ファイルはローカル・ワークステーションのこのディレクトリーに保管されます。 | はい | いいえ | なし |
StagingDirectory | String | Outbound の create 操作時に、ファイルは最初にこのディレクトリー内に作成されます。ファイルの作成が完了したら、ファイルは DirectoryPath プロパティーで指定されたディレクトリーにコピーされます。 このステージング・ディレクトリーは、Append 操作および Overwrite 操作でも使用されます。ここでは、指定されたファイルは StagingDirectory (存在する場合) にコピーされます。付加された内容または上書きされた内容は、この後、元の指定されたディレクトリーに戻されます。 StagingDirectory が指定されていない場合、操作は実際の必要なディレクトリー内で実行されます。 | はい | いいえ | なし |
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