管理 (J2C) 接続ファクトリー・プロパティー

管理接続ファクトリー構成プロパティーは、エンタープライズ情報システムで Outbound 接続インスタンスを作成する場合に実行時に使用されます。

アダプターの構成時に、以下に示す管理 (J2C) 接続ファクトリー・プロパティーを指定します。

Adapter for FTP の管理 (J2C) 接続ファクトリー・プロパティー

プロパティー タイプ 説明 国際化されるかどうか サポートされる双方向変換 デフォルト値 Required
FtpUrl String Outbound 操作時に接続の確立先となる FTP サーバーの URL。

URL を指定する際の構文: ftp://[UserId:password
@]FTPserver
[:port]

FtpUrl プロパティーに、以下の情報も指定することができます。
  • FTP サーバーへの接続特権、および FTP 操作の実行特権を持つユーザー名およびパスワード。FtpUrl で指定しない場合は、Username および Password プロパティーで指定する必要があります。
  • FTP ポート。FtpUrl で指定しない場合、アダプターはデフォルトの FTP ポートを使用します。
はい はい なし はい
Username String FTP サーバーへの接続特権、および FTP 操作の実行特権を持つユーザーの名前。FtpUrl プロパティーで指定した URL にユーザー名が含まれている場合は、この属性に値を指定する必要はありません。 はい はい なし いいえ
Password String FTP サーバーへの接続特権、および FTP 操作の実行特権を持つユーザーのパスワード。FtpUrl プロパティーで指定した URL にパスワードが含まれている場合は、この属性に値を指定する必要はありません。 はい はい なし いいえ
Socks
Proxy
Host
String アダプターの要求を FTP サーバーに送信する際に経由するプロキシー・サーバーとして使用されるワークステーションのホスト名。 はい はい なし いいえ
Socks
Proxy
Port
String アダプターの要求を FTP サーバーに送信する際に経由するプロキシー・サーバーのポート番号。 いいえ いいえ なし いいえ
Socks
Proxy
Username
String プロキシー・サーバーを認証するためのユーザー名。 はい はい なし いいえ
Socks
Proxy
Password
String プロキシー・サーバーを認証するためのパスワード。 はい はい なし いいえ
CustomParser
ClassName
String ls –l の出力を解析するために使用されるカスタム・パーサーの完全修飾クラス名。ls –l の出力が標準出力から外れる場合にのみ使用されます。 いいえ いいえ なし いいえ
EISEncoding String FTP サーバーのエンコード。この値は、FTP サーバーとの制御接続のエンコードを設定する場合に使用します。
  • アダプター・レベルの EISEncoding と MCF レベルの EISEncoding の両方を設定しない場合 (両方とも null)、FTP サーバーとの通信中は制御接続で何も設定されません。
  • アダプター・レベルの EISEncoding を設定し、MCF レベルの EISEncoding を設定しない場合、アダプター・レベルの値は、FTP サーバーとの通信中に制御接続で設定されます。これは、複数の MCF を使用し、同じエンコードが設定されている場合に便利です。この場合は、すべての接続で制御接続のエンコードが同じになるよう、値をアダプター・レベルで設定します。
  • アダプター・レベルの EISEncoding を設定しない場合で、MCF レベルの EISEncoding を設定する場合、MCF レベルの値は、FTP サーバーとの通信中に制御接続で設定されます。値は MCF レベルであるため、これが適用されるのは、その MCF のみです。
  • アダプター・レベルの EISEncoding と MCF レベルの EISEncoding の両方を設定する場合、MCF レベルの値が優先されます。

この属性には、Java がサポートする任意のエンコードを指定できます。

いいえ いいえ なし いいえ
Staging
Directory
String Outbound の create 操作時に、ファイルは最初にこのディレクトリー (指定されている場合) に作成されます。作成後に、ファイルは DirectoryPath プロパティーで指定されたディレクトリーに移動されます。 ステージング・ディレクトリーは、Append 操作および Overwrite 操作でも使用されます。その場合、指定されたファイルは、まず、StagingDirectory (存在する場合) にコピーされ、内容が付加または上書きされてから、元の指定されたディレクトリーに戻されます。StagingDirectory が存在しない場合、操作は実際の必要なディレクトリー内で実行されます。 はい いいえ なし いいえ
SecondServer
Directory
String ServerToServerFileTransfer の Outbound 操作の実行対象の 2 次 FTP サーバーの URL。

FTP URL を指定する際の構文: ftp://[UserId:password@]
FTPserver[:port]Directory
ForSecondServer

以下の情報も指定することができます。
  • 2 次 FTP サーバーへの接続特権、および FTP 操作の実行特権を持つユーザー名およびパスワード。ここで指定しない場合は、SecondServerUsername および SecondServerPassword プロパティーで指定する必要があります。
  • FTP ポート。ここで指定しない場合、アダプターはデフォルトの FTP ポートを使用します。
  • リモート・イベント・ディレクトリー。ここで指定しない場合、アダプターは FTP サーバーで接続が確立されたディレクトリーにファイルを転送します。
はい いいえ なし いいえ
SecondServer
Username
String サーバー間のファイル転送の Outbound 操作時にファイルの転送先となる 2次 FTP サーバーのユーザー名。 はい いいえ なし いいえ
SecondServer
Password
String サーバー間のファイル転送の Outbound 操作時にファイルの転送先となる 2次 FTP サーバーのパスワード。 はい いいえ なし いいえ
関連資料
リソース・アダプター・プロパティー
接続仕様プロパティー
アクティベーション・スペック・プロパティー
対話仕様プロパティー

ご利用条件 |


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