Common Event Infrastructure (CEI) を構成して、トレースを使用可能にし、アダプターの詳細レベルを制御します。
作業を始める前に
CEI を使用してトレースを使用可能にする前に、次のタスクを実行してください。
- 診断トレース・サービスを使用可能にする。
- IBM® WebSphere® Adapters イベント定義ファイルを CEI カタログにパブリッシュして、これらのイベント定義を設定できるようにする。
これらのタスクの実行方法の説明については、ご使用のサーバーの Web サイトにある CEI の文書を参照してください。
トレースを使用可能にし、トレースの詳細レベルを制御するには、次の手順を実行します。
- 管理コンソールにて、「トラブルシューティング」をクリックします。
- 「ログおよびトレース」を選択します。
- サーバーのリストにて、ご使用のサーバーの名前をクリックします。
- 「一般プロパティー」領域で「ログ詳細レベルの変更
」をクリックし、アダプター・コンポーネント用の com.ibm.j2ca.* を選択します。 次の表に記載しているように、アダプター・タイプごとにサブコンポーネントがあります。
アダプター |
パッケージ名 |
WebSphere Adapter for Email |
com.ibm.j2ca.email.* |
WebSphere Adapter for Flat Files |
com.ibm.j2ca.flatfile.* |
WebSphere Adapter for FTP |
com.ibm.j2ca.ftp.* |
WebSphere Adapter for JDBC |
com.ibm.j2ca.jdbc.* |
WebSphere Adapter for JD Edwards EnterpriseOne |
com.ibm.j2ca.jde.* |
WebSphere Adapter for SAP Software |
com.ibm.j2ca.sap.* |
WebSphere Adapter for Siebel Business Applications |
com.ibm.j2ca.siebel.* |
- ご使用のアダプターと一致するコンポーネントを選択します。各アダプター・コンポーネントが、ロギング用と CEI 用の 2 つのサブコンポーネントを持ちます。形式は次のとおりです。
- subcomponent_name.log.adapter_ID
- subcomponent_name.cei.adapter_ID
例えば、com.ibm.j2ca.siebel.cei.adapter_ID1。
デプロイされたアダプターのインスタンスごとに、システムは別々の ID を表示します。
- 使用可能に設定する CEI アダプター ID を選択します。
- リストから、サービス・コンポーネント・イベントに取り込むビジネス・オブジェクト詳細のレベルを選択します。
- オフ。CEI をオフにします。
- 詳細。CEI はオンにしますが、ビジネス・オブジェクト・ペイロードは公開しません。これは、WebSphere Integration
Developer の「空 (Empty)」イベント制御詳細レベルに対応します。
- より詳細。CEI をオンにして、ビジネス・オブジェクトのペイロードの説明のみを公開します。これは、WebSphere Integration
Developer の「ダイジェスト (Digest)」イベント制御詳細レベルに対応します。
- 極めて詳細。CEI をオンにして、すべてのビジネス・オブジェクト・ペイロードを公開します。これは、WebSphere Integration
Developer の「フル (Full)」イベント制御詳細レベルに対応します。
- すべて。「極めて詳細」と同じです。
各イベント・コンテンツ・レベルの意味 (空 (Empty)、ダイジェスト (Digest)、
フル (Full)) と、Common Base Event モデルおよび Common Event Infrastructure の
使用の詳細については、ご使用のプロセス・サーバーの Web サイトを参照してください。