Outbound 処理

アプリケーション・サーバーがアダプターにビジネス・オブジェクトを送信すると、アダプターはそのビジネス・オブジェクトを処理して電子メールを生成します。

アダプターが Outbound イベントを正常に処理するためには、ビジネス・オブジェクトが受信者 (to) アドレスと送信者 (from) アドレスの情報を含んでいる必要があります。 ビジネス・オブジェクトには、MIME タイプ情報、ビジネス・オブジェクト、コンテンツ、件名情報も含まれる場合があります。ファイルを電子メールの添付データとして追加する場合は、ビジネス・オブジェクト内にアダプターがファイルを検出できる場所へのパスを指定することができます。 1 つのビジネス・オブジェクトから、複数のビジネス・オブジェクト・ストリングと複数のファイル添付データを含む 1 通の電子メール・メッセージが生成されることがあります。
注: アダプターは、同期 Outbound メッセージをサポートします。
ビジネス・オブジェクト要求を処理するために、アダプターは以下の操作を実行します。
  1. トップレベルのビジネス・オブジェクトからメタデータ情報 (受信者 (to) アドレスおよび送信者 (from) アドレス、エンコード、および MIME タイプ情報) を抽出して、電子メール・メッセージを作成します。
  2. 電子メール・メッセージに含まれるビジネス・オブジェクトを以下のように処理します。
    • 各ビジネス・オブジェクトをビジネス・オブジェクト・ストリングに変換し、それを添付データとして電子メールに追加します。 添付データの MIME タイプは、トップレベルのビジネス・オブジェクト内で定義されます。ビジネス・オブジェクトの数は添付データごとに 1 つに制限されています。
    • トップレベルのビジネス・オブジェクト内で指定されたファイルがある場合は、アダプターが参照されるファイルを添付データとして電子メールに追加します。各ファイルが指定された場所に格納されている必要があります。
  3. SMTP プロトコルを使用して、そのメールを構成済みのメール・サーバーに送信します。

アダプターが電子メールを作成できない場合は、失敗の例外がログに記録されます。


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