概要

各チュートリアルでは、アプリケーション・サーバーがアダプターを使用して、メール・サーバーに要求を送信し、メール・サーバーがアダプターを使用して、アプリケーション・サーバーに要求を送信できるように、アダプターを構成するための全手順を説明します。

チュートリアルでは、WebSphere® Integration Developer (およびそのエンタープライズ・サービス・ディスカバリー・ウィザード) を使用して、アダプターを構成し、メール・サーバーに接続し、メール・サーバー上のサービスに関する情報を取得します。 この後、エンタープライズ・サービス・ディスカバリーにより、サービスとの対話に必要なビジネス・オブジェクトおよびインターフェース情報が作成されます。 ビジネス・オブジェクトとインターフェース情報は、アダプターと共にデプロイ可能なモジュールとしてビルドされます。

Outbound シナリオにおける学習目標

Outbound のチュートリアルを完了すると、以下の操作を実行できるようになります。

Outbound シナリオの所要時間

メール・サーバーとメール・クライアントがセットアップされ、構成されている場合、チュートリアルに必要な時間は以下のとおりです。
  • サンプル EAR ファイルを使用した Outbound データの送信: 30 分
  • Outbound 用 EAR ファイルの作成およびエクスポート: 45 分

Inbound シナリオにおける学習目標

Inbound のチュートリアルを完了すると、以下の操作を実行できるようになります。

Inbound シナリオの所要時間

メール・サーバーとメール・クライアントがセットアップされ、構成されている場合、チュートリアルに必要な時間は以下のとおりです。
  • サンプル EAR ファイルを使用した Inbound データの取得: 30 分
  • Inbound 用 EAR ファイルの作成およびエクスポート: 45 分

対象読者

チュートリアルは、Adapter for Email ソフトウェアを、WebSphere Process Server または WebSphere Enterprise Service Bus 上でのデプロイメント用に構成する統合開発者を対象としています。

前提条件

チュートリアルを始める前に、以下の作業が完了していることを確認してください。
  • すべての前提条件ソフトウェアをインストールする
  • Adapter for Email ソフトウェアをインストールする
  • Java™ メールおよびアクティベーション JAR ファイルがアダプターのランタイム・クラス・パス内にあることを確認する。
    注: これらのファイルは RAR ファイル内にありますが、最新バージョンの WebSphere Integration Developer を使用していないときに、更新が必要な場合があります。

また、メール・サーバーへのアクセスに必要なすべての情報 (ユーザー ID、パスワード、ホスト、およびポート) が揃っていることを確認してください。

このセクションで説明する多くのチュートリアルでは、最初のステップの 1 つとして、RAR ファイルのインポートを記載しています。 このファイルを何度もインポートする必要はありません。 すべてのシナリオで、同じ RAR ファイルを使用することができます。 あるいは、チュートリアルごとに新しいワークスペースを作成して、そのたびに RAR ファイルをインポートしてもかまいません。


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