WebSphere Message Service Clients for C/C++ and .NET, Version 1.2 オペレーティング・システム: Linux, Windows

C++ クラス

このトピックでは、C++ クラスおよびそのメソッドを示します。

以下の表に、すべてのクラスについてまとめています。

クラス 説明
BytesMessage バイト・メッセージとは、本体がバイトのストリームからなるメッセージです。
Connection Connection オブジェクトは、アプリケーションによるブローカーへのアクティブな接続を表します。
ConnectionFactory アプリケーションは、接続ファクトリーを使用して接続を作成します。
ConnectionMetaData ConnectionMetaData オブジェクトは、接続に関する情報を提供します。
Destination 宛先は、アプリケーションが送信するメッセージの送信先であるか、アプリケーションが受け取るメッセージの送信元であるか、またはその両方です。
Exception XMS がメソッドの呼び出しを処理しているときにエラーを検出すると、XMS は例外をスローします。例外とは、エラーに関する情報をカプセル化するオブジェクトのことです。

XMS 例外にはさまざまなタイプがあり、Exception オブジェクトは例外の 1 タイプに過ぎません。ただし、Exception クラスは、その他の XMS 例外クラスのスーパークラスです。 XMS は、Exception オブジェクト以外のタイプの例外では適切でない状態では、Exception オブジェクトをスローします。

ExceptionListener アプリケーションは例外リスナーを使用して、接続の問題に関する通知を非同期に受信します。
IllegalStateException XMS がこの例外をスローするのは、アプリケーションがメソッドを呼び出した時刻が誤っているか不適切である場合、あるいは要求した操作に対して XMS が適切な状態でない場合です。
InitialContext アプリケーションは、InitialContext オブジェクトを使用して、管理対象オブジェクトのリポジトリーから取得したオブジェクト定義によってオブジェクトを作成します。
InvalidClientIDException XMS がこの例外をスローするのは、アプリケーションが接続のクライアント ID を設定しようとしたが、そのクライアント ID が無効かまたは既に使用中である場合です。
InvalidDestinationException XMS がこの例外をスローするのは、アプリケーションが無効な宛先を指定している場合です。
InvalidSelectorException XMS がこの例外をスローするのは、無効な構文のメッセージ・セレクター式をアプリケーションで指定した場合です。
Iterator イテレーターは、オブジェクトのリストをカプセル化します。 アプリケーションは、イテレーターを使用して、オブジェクトに順番にアクセスします。
MapMessage マップ・メッセージとは、本体が名前と値のペアで構成されるメッセージです。それぞれの値に、関連付けられたデータ型があります。
Message Message オブジェクトは、アプリケーションが送信または受信するメッセージを表します。
MessageConsumer アプリケーションは、メッセージ・コンシューマーを使用して、宛先に送信されたメッセージを受信します。
MessageEOFException XMS がこの例外をスローするのは、アプリケーションがバイト・メッセージの本体を読み取っているときに、XMS がバイト・メッセージ・ストリームの終端を検出した場合です。
MessageFormatException XMS がこの例外をスローするのは、XMS が無効なフォーマットのメッセージを検出した場合です。
MessageListener アプリケーションは、メッセージ・リスナーを使用して、メッセージを非同期に受信します。
MessageNotReadableException XMS がこの例外をスローするのは、書き込み専用になっているメッセージの本体をアプリケーションが読み取ろうとした場合です。
MessageNotWritableException XMS がこの例外をスローするのは、読み取り専用になっているメッセージの本体にアプリケーションが書き込もうとした場合です。
MessageProducer アプリケーションは、メッセージ・プロデューサーを使用して、メッセージを宛先に送信します。
ObjectMessage オブジェクト・メッセージとは、本体が、直列化された Java または .NET オブジェクトからなるメッセージです。
Property Property オブジェクトは、オブジェクトのプロパティーを表します。
PropertyContext PropertyContext クラスは、プロパティーを取得して設定するメソッドを含む抽象スーパークラスです。これらのメソッドは、その他のクラスによって継承されます。
QueueBrowser アプリケーションは、キュー・ブラウザーを使用してキューのメッセージを参照します。このとき、メッセージは除去されません。
Requestor アプリケーションはリクエスターを使用して、要求メッセージを送信し、応答を待機して受信します。
ResourceAllocationException XMS がこの例外をスローするのは、メソッドが必要とするリソースを XMS が割り振ることができない場合です。
SecurityException XMS がこの例外をスローするのは、アプリケーションを認証するために指定したユーザー ID とパスワードがリジェクトされた場合です。XMS は、権限検査が不合格になり、そのためにメソッドを完了できない場合にもこの例外をスローします。
Session セッションとは、メッセージ送受信の単一スレッド・コンテキストです。
StreamMessage ストリーム・メッセージとは、本体が値のストリームで構成されるメッセージです。それぞれの値に、関連付けられたデータ型があります。
String String オブジェクトによりストリングがカプセル化されます。
TextMessage テキスト・メッセージとは、本体がストリングからなるメッセージです。
TransactionInProgressException XMS がこの例外をスローするのは、トランザクションが進行中であるために無効になっている操作をアプリケーションが要求した場合です。
TransactionRolledBackException XMS がこの例外をスローするのは、アプリケーションが現行のトランザクションをコミットするために Session.commit() を呼び出したが、その後このトランザクションがロールバックされた場合です。

各メソッドの定義では、XMS がメソッドの呼び出しの処理中にエラーを検出した場合に戻す例外コードをリストしています。各例外コードは、名前付きの定数で表されます。次の表に、例外コードおよび対応する C++ 例外をリストします。

表 1. 例外コードおよび対応する C++ 例外
例外コード 対応する C++ 例外
XMS_X_GENERAL_EXCEPTION Exception
XMS_X_ILLEGAL_STATE_EXCEPTION IllegalStateException
XMS_X_INVALID_CLIENTID_EXCEPTION InvalidClientIDException
XMS_X_INVALID_DESTINATION_EXCEPTION InvalidDestinationException
XMS_X_INVALID_SELECTOR_EXCEPTION InvalidSelectorException
XMS_X_MESSAGE_EOF_EXCEPTION MessageEOFException
XMS_X_MESSAGE_FORMAT_EXCEPTION MessageFormatException
XMS_X_MESSAGE_NOT_READABLE_EXCEPTION MessageNotReadableException
XMS_X_MESSAGE_NOT_WRITABLE_EXCEPTION MessageNotWritableException
XMS_X_RESOURCE_ALLOCATION_EXCEPTION ResourceAllocationException
XMS_X_SECURITY_EXCEPTION SecurityException
XMS_X_TRANSACTION_IN_PROGRESS_EXCEPTION TransactionInProgressException
XMS_X_TRANSACTION_ROLLED_BACK_EXCEPTION TransactionRolledBackException
関連概念
スレッド化モデル
関連タスク
ユーザー独自のアプリケーションの作成
XMS アプリケーションの書き込み
C++ での XMS アプリケーションの書き込み
関連資料
XMS オブジェクトのプロパティー

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Timestamp icon最終更新: 8 Jun 2006
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