WebSphere Message Service Clients for C/C++ and .NET, Version 1.2 オペレーティング・システム: Linux, Windows

.NET での存在しないプロパティーの処理

XMS .NET での存在しないプロパティーの処理は、JMS 仕様とおおむね一致しており、同時に XMS の C および C++ の実装環境との整合性もある程度維持しています。

JMS では、存在しないプロパティーにアクセスした場合、存在しない (ヌル) 値を要求された型にメソッドが変換しようとすると、Java システム例外が発生する可能性があります。 プロパティーが存在しない場合は、以下の状況が発生します。

プロパティーが XMS .NET に存在しない場合は、以下の状況が発生します。

この実装環境は Java とは異なりますが、JMS 仕様とおおむね一致しており、同時に XMS C および C++ のインターフェースとの整合性もある程度維持しています。 Java 実装環境の場合と同様に、XMS .NET は、System.Convert 呼び出しから呼び出し元までのすべての例外に波及します。 異なる点は、ヌルをシステム変換ルーチンに渡すことにより .NET フレームワークの固有の動作を利用するだけではなく、XMS が NullReferenceExceptions を明示的にスローする点です。アプリケーションがプロパティーを「abc」のような String に設定し、GetIntProperty を呼び出すと、Convert.ToInt32("abc") によってスローされた System.FormatException は呼び出し元に波及します。この振る舞いは Java と一致しています。 MessageFormatException がスローされるのは、setProperty と getProperty に使用した型が非互換である場合に限られます。 この振る舞いも Java と一致しています。


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Timestamp icon最終更新: 8 Jun 2006
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