WebSphere Message Service Clients for C/C++ and .NET, Version 1.2 オペレーティング・システム: Linux, Windows

.NET アプリケーションのトレースの構成

XMS .NET アプリケーションのトレースを構成するには、アプリケーション構成ファイルを使用するか、または XMS 環境変数を使用します。トレースするコンポーネントを選択できます。一般に、トレースは IBM サポートの指導に従って使用します。

XMS .NET のトレースは、標準 .NET トレース・インフラストラクチャーに基づいています。

デフォルトでは、エラー・トレースを除くすべてのトレースが使用不可に設定されています。以下のいずれかの方法で、トレースをオンにしてトレース設定を構成できます。

アクティブなトレース・ファイルの名前の形式は xms_trace<PID>.log です。ここで、<PID> は、アプリケーションのプロセス ID を表します。アクティブなトレース・ファイルのサイズは、デフォルトでは 20 MB に制限されています。この制限に達すると、ファイルの名前が変更され、アーカイブ されます。アーカイブ・ファイルの名前の形式は xms_trace<PID>_YY.MM.DD_HH.MM.SS.log です。

デフォルトでは、保存されるトレース・ファイルの数は 4 つ、つまり 1 つのアクティブ・ファイルと 3 つのアーカイブ・ファイルが保存されます。これらの 4 つのファイルは、アプリケーションが停止するまで循環バッファーとして使用されます。この場合、最も古いファイルが削除され、最新ファイルに置き換えられます。トレース・ファイルの数を変更するには、アプリケーション構成ファイルで異なる数値を指定します。ただし、少なくとも 2 つのファイル (1 つのアクティブ・ファイルと 1 つのアーカイブ・ファイル) が必要です。

次の 2 種類のフォーマットのトレース・ファイルが使用可能です。

トレース項目には、以下の情報が含まれています。

トレースの例を以下に示します。

[09/11/2005 14:33:46:914276] 00000004 IBM.XMS.Comms.IoRequest > Allocate Entry
[09/11/2005 14:33:46:914276] 00000004 IBM.XMS.Comms.IoRequest > Initialize Entry
[09/11/2005 14:33:46:914276] 00000004 IBM.XMS.Comms.IoRequest < Initialize Exit
[09/11/2005 14:33:46:914276] 00000004 IBM.XMS.Comms.IoRequest < Allocate Exit

上記の例の形式は以下のとおりです。

[Date Time:Microsecs] Thread-id Classname Trace-type Methodname Entry or Exit

Trace-type は以下のとおりです。


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Timestamp icon最終更新: 8 Jun 2006
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