オブジェクト・メッセージの本文には、シリアライズされた Java オブジェクトまたは .NET オブジェクトが含まれています。
XMS アプリケーションは、オブジェクト・メッセージを受信してヘッダー・フィールドとプロパティーを変更してから、そのメッセージを別の宛先に送信することができます。またアプリケーションは、オブジェクト・メッセージの本文をコピーし、そのコピーを使用して別のオブジェクト・メッセージを形成することもできます。XMS は、オブジェクト・メッセージの本文をバイトの配列として扱います。
アプリケーションがオブジェクト・メッセージを作成した後のメッセージの本文は、読み取り可能と書き込み可能です。本文は、アプリケーションがメッセージを送信した後も、読み取り可能と書き込み可能の状態のままになります。アプリケーションがオブジェクト・メッセージを受信するときのメッセージの本文は、読み取り専用です。オブジェクト・メッセージの本文が読み取り専用のときに、C または C++ の場合には Message クラスの Clear Body メソッドを、または .NET の場合には IMessage インターフェースの Clear Body メソッドをアプリケーションが呼び出すと、本文は読み取り専用と書き込み専用になります。このメソッドにより、本文もクリアされます。