WebSphere Message Service Clients for C/C++ and .NET, Version 1.2 オペレーティング・システム: Linux, Windows

オブジェクトの削除

アプリケーションが、作成した XMS オブジェクトを削除すると、XMS は、このオブジェクトに割り振られていた内部リソースを解放します。

アプリケーションが XMS オブジェクトを作成すると、XMS は、このオブジェクトにメモリーとその他の内部リソースを割り振ります。 XMS は、XMS が内部リソースを解放した時点で、アプリケーションがオブジェクトの close メソッドまたは delete メソッドを呼び出して、明示的にオブジェクトを削除するまで、内部リソースを保存します。 C++ アプリケーションでは、スコープの範囲外になると、オブジェクトも削除されます。 アプリケーションが、既に削除されているオブジェクトを削除しようとすると、呼び出しは無視されます。

アプリケーションが Connection オブジェクトまたは Session オブジェクトを削除すると、XMS は特定の関連オブジェクトを自動的に削除し、その内部リソースを解放します。 これらは Connection オブジェクトまたは Session オブジェクトによって作成されたオブジェクトで、その存在は接続またはセッションに左右されます。 これらのオブジェクトを表 1 に示します。 アプリケーションが従属セッションとの接続を終了すると、これらのセッションに従属するすべてのオブジェクトも削除されます。従属オブジェクトがあるのは、Connection オブジェクトまたは Sessionオブジェクトのみです。

表 1. 自動的に削除されるオブジェクト
削除対象オブジェクト メソッド 自動的に削除される従属オブジェクト
Connection Close Connection ConnectionMetaData オブジェクトおよび Session オブジェクト
Session Close Session MessageConsumer、MessageProducer、QueueBrowser、 Requestor の各オブジェクト

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Timestamp icon最終更新: 8 Jun 2006
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