Recovery のセキュリティー考慮事項

WebSphere Process Server アプリケーションおよび環境でセキュリティーを使用可能にしている場合は、ロール・ベースのアクセスとユーザー ID が Recovery サブシステムにどのような影響を与えるかを理解することが重要です。

Failed Event Manager のロール・ベースのアクセス
Failed Event Manager は、失敗したイベントのデータおよびタスクに対してロール・ベースのアクセス制御を使用します。管理者ロールおよびオペレーター・ロールのみが、Failed Event Manager 内のタスク実行を許可されています。 管理者またはオペレーターとしてログインしたユーザーは、失敗したイベントに関連付けられたすべてのデータを表示できますし、すべてのタスクを実行できます。
イベント ID とユーザー権限
失敗したイベントは、要求を発信したユーザーについての情報をカプセル化します。失敗したイベントを再サブミットする場合には、イベントを再サブミットしたユーザーを反映するために、ID 情報が更新されます。管理者またはオペレーターとしてログインしたさまざまなユーザーがイベントを再サブミットできるため、これらのユーザーには、イベントを処理するために必要な下流のコンポーネントに対する権限を付与する必要があります。

セキュリティーの実装について詳しくは、WebSphere Process Server インフォメーション・センターの『アプリケーションと環境の保護』のトピックを参照してください。


(c) Copyright IBM Corporation 2005, 2006. All rights reserved.
(c) Copyright IBM Japan 2006
このインフォメーション・センターでは、Eclipse テクノロジー (http://www.eclipse.org) が採用されています。