キューの URI は、キュー名と、オプションでキューのプロパティーを 1 つ以上指定します。
キューの URI は queue:// というシーケンスで始まり、この後にキュー名が指定されます。また、オプションで他のキュー・プロパティーを設定する名前と値のペアのリストを指定できます。
WebSphere MQ キュー (WebSphere Application Server のデフォルト・メッセージング・プロバイダー・キューを除く) の場合、キューがあるキュー・マネージャーをオプションでキューの前に指定できます。指定する場合は、キュー・マネージャー名とキュー名を / で区切ります。
キュー・マネージャーを指定する場合、このマネージャーはこのキューを使用する接続のために XMS が直接接続されているキュー・マネージャーであるか、またはこのキューからアクセスできるキュー・マネージャーでなければなりません。リモート・キュー・マネージャーは、キューからのメッセージの取り出し操作でのみサポートされており、キューへのメッセージの書き込み操作ではサポートされていません。詳しくは、WebSphere MQ キュー・マネージャーの資料を参照してください。
キュー・マネージャーを指定しない場合は、追加の / 分離文字はオプションです。/ 文字の有無によってキューの定義が異なることはありません。
以下に示すキュー定義は XMS が直接接続するキュー・マネージャー QM_A の WebSphere MQ キュー QB の定義であり、すべて同等です。
queue://QB queue:///QB queue://QM_A/QB
C++ の場合の例を以下に示します。
ioQueue = session.createQueue("queue:///SYSTEM.DEFAULT.LOCAL.QUEUE");
キュー・マネージャー名は省略されます。これは、Queue オブジェクトの使用時に所有接続が接続していたキュー・マネージャーとして解釈されます。
以下に示す C の例は、キュー・マネージャー HOST1.QM1 のキュー Q1 に接続し、すべてのメッセージを非永続および優先順位 5 のメッセージとして送信します。
rc = xmsDestCreate( "queue://HOST1.QM1/Q1?persistence=1&priority=5", &ioQueue);