XMS の .NET 実装では、FFDC ごとに 1 つの FFDC ファイルが作成されます。
FFDC ファイルは人が判読できるテキスト・ファイルとして保管され、xmsffdc<processID>_<DateTime>.txt という形式の名前が付けられます。このファイルの先頭には例外発生の日時が記述されており、その後に例外タイプ、および固有の短い probeId が記述されます。この probeId は、この FFDC の発生位置を確認するときに使用できます。
FFDC をオンにするために構成を行う必要はありません。デフォルトでは、すべての FFDC ファイルは現行ディレクトリーに書き込まれますが、必要に応じて別のディレクトリーを指定できます。別のディレクトリーを指定するには、アプリケーション構成ファイルの Trace セクションの ffdcDirectory を変更します。次に示す例では、すべてのトレース・ファイルがディレクトリー c:client¥ffdc: に書き込まれます。
<IBM.XMS> <Trace ffdc=true ffdcDirectory="c:¥client¥ffdc"/> </IBM.XMS>
トレースを使用不可にするには、アプリケーション構成ファイルの Trace セクションの ffdc を false に設定します。
アプリケーション構成ファイルを使用していない場合は、FFDC がオン、トレースがオフになっています。