addNode コマンドを使用し、WebSphere Process Server カスタム・ノードをデプロイメント・マネージャー・セルに統合します。
始める前に
この手順を行う前に、以下を実行してください。
- WebSphere Process Server がインストール済みであること、および WebSphere Process Server デプロイメント・マネージャーとカスタム・ノードが作成済みであることを確認します。この手順では、
カスタム・ノードの統合がカスタム・プロファイルの作成中または拡張中に (プロファイル・ウィザードを使用してまたはサイレントに) 行われていない ことが前提となっています。
- デプロイメント・マネージャーが稼働していることを確認します。
稼動していない場合は、ファースト・ステップ・コンソールから「デプロイメント・マネージャーの始動」を選択するか、以下のコマンドを入力してデプロイメント・マネージャーを始動します。
(ここで、profile_root はデプロイメント・マネージャー・プロファイルのインストール場所を表します。デフォルトでは、install_root/profiles/deployment_manager_profile_name (Linux および UNIX プラットフォームの場合) または install_root¥profiles¥deployment_manager_profile_name (Windows プラットフォームの場合) です。)
Linux および UNIX プラットフォームの場合: profile_root/bin/startManager.sh
Windows プラットフォームの場合 (コマンド行から): profile_root¥bin¥startManager.bat
- デプロイメント・マネージャーが WebSphere Process Server プロファイル (WebSphere Application Server Network Deployment プロファイルではなく) であることを確認します。
- デプロイメント・マネージャーがデフォルトの SOAP JMX コネクター・タイプを使用し、コネクターが使用可能であることを確認します。
重要: 以下の項目のいずれかに該当する場合は、この時点ではカスタム・ノードを統合
しない でください。
- デプロイメント・マネージャーが稼働していないか、実行しているかどうかが不明。
- デプロイメント・マネージャーは、WebSphere Process Server プロファイルにまだ拡張されていない WebSphere Application Server Network Deployment プロファイルになっている。
- SOAP コネクターが使用不可になっている。
- デプロイメント・マネージャーが、デフォルトではないリモート・メソッド呼び出し (RMI) を優先 Java Management Extensions (JMX) コネクターとして使用するよう
再構成されている (デプロイメント・マネージャーの管理コンソールで、「システム管理 (System Administration)」>「デプロイメント・マネージャー (Deployment Manager)」>「管理サービス (Administration services)」を選択して、優先コネクター・タイプを確認します)。
デプロイメント・マネージャーが実行されていないとき、または他の理由で使用できないときにカスタム・ノードを統合すると、プロファイルの統合に失敗し、カスタム・プロファイルが使用不可になります。
それで、同じプロファイル名で別のカスタム・プロファイルを作成する前に、このカスタム・プロファイル・ディレクトリーをプロファイル・リポジトリー (デフォルトでは、
install_root の
profiles ディレクトリー。ここで、
install_root は
WebSphere Process Server のインストール・ディレクトリー) から移動させる必要があります。
このタスクを実行する理由と実行時期
addNode コマンドを使用し、以下の処理を実行してカスタム・ノードをデプロイメント・マネージャー・セルに統合します。
このタスクのためのステップ
- 統合するカスタム・ノードの bin ディレクトリーに移動します。 コマンド・ウィンドウを開き、プラットフォームに応じて、以下のディレクトリーのいずれかに移動します。(ここで、profile_root はカスタム・プロファイルのインストール・ロケーションを表します。デフォルトでは install_root/profiles/profile_name (Linux および UNIX プラットフォームの場合) または install_root¥profiles¥profile_name (Windows プラットフォームの場合) です。)
Linux および UNIX プラットフォームの場合: profile_root/bin
Windows プラットフォームの場合 (コマンド行から): profile_root¥bin
- addNode コマンドを実行します。 セキュリティーが無効である場合は、以下のいずれかのコマンドを発行します。
Linux および UNIX プラットフォームの場合: ./addNode.sh deployment_manager_host deployment_manager_SOAP_port
Windows プラットフォームの場合 (コマンド行から): addNode.bat deployment_manager_host deployment_manager_SOAP_port
セキュリティーが有効である場合は、以下のいずれかのコマンドを発行します。
Linux および UNIX プラットフォームの場合: ./addNode.sh deployment_manager_host deployment_manager_SOAP_port -username userID_for_authentication -password password_for_authentication
Windows プラットフォームの場合 (コマンド行から): addNode.bat deployment_manager_host deployment_manager_SOAP_port -username userID_for_authentication -password password_for_authentication
出力ウィンドウが開きます。次のようなメッセージが表示されたら、カスタム・ノードの統合は成功しています。ADMU0003I: ノード DMNDID2Node03 は正常に統合されました。
(Node DMNDID2Node03 has been successfully federated.)
結果
カスタム・ノードはデプロイメント・マネージャーに統合されました。
addNode コマンドおよびそのパラメーターについて詳しくは、WebSphere Application Server Network Deployment バージョン 6.0 のインフォメーション・センターにあるトピック『
addNode コマンド』を参照してください。
次の作業
カスタム・ノードを統合したら、デプロイメント・マネージャーの管理コンソールに移動して、空のノードをカスタマイズします。