アプリケーション構成ファイルを使用する方法の代替方法として、XMS 環境変数を使用してトレースをオンにできます。これらの環境変数は、アプリケーション構成ファイルにトレース指定がない場合にのみ使用できます。
XMS .NET アプリケーションのトレースを構成するには、アプリケーションを実行する前に以下の環境変数を設定します。
環境変数 | デフォルト | 設定 | 意味 |
---|---|---|---|
XMS_TRACE_ON | 適用外 | 適用外: この変数の値は無視されます。 | XMS_TRACE_ON が設定されている場合、デフォルトではすべてのトレースが使用可能になります。 |
XMS_TRACE_FILE_PATH | 現行作業ディレクトリー | /dirpath/ | トレースと FFDC レコードの書き込み先ディレクトリーのパス。 代替ロケーションを指定しない限り、XMS は FFDC とトレース・ファイルを現行作業ディレクトリーに作成します。代替ロケーションを指定するには、環境変数 XMS_TRACE_FILE_PATH に、XMS による FFDC およびトレース・ファイルの作成先ディレクトリーの完全修飾パス名を設定します。トレースするアプリケーションを開始する前に、この環境変数を設定しておく必要があります。 また、アプリケーションを実行するユーザー ID に、XMS が FFDC およびトレース・ファイルを作成するディレクトリーへの書き込み権限があることを確認しておく必要もあります。 |
XMS_TRACE_FORMAT | BASIC | BASIC、 ADVANCED | 必須トレース・フォーマット (BASIC または ADVANCED) を指定します。デフォルト・フォーマットは BASIC です。ADVANCED フォーマットには、トレース・アナライザー・ツールとの互換性があります。 |
XMS_TRACE_SPECIFICATION | 適用外 | アプリケーション構成ファイルを使用したトレース構成を参照してください。 | アプリケーション構成ファイルを使用したトレース構成で指定されているフォーマットに従うトレース指定をオーバーライドします。 |