Solaris システムでのカーネル値の設定

Solaris のカーネル値の一部は、通常、WebSphere Process Server インストール済み環境にとっては小さすぎます。 特定のカーネル・パラメーターをより高い値に設定する必要があります。

このタスクを実行する理由と実行時期

カーネル・パラメーターを設定するには、以下のステップを実行します。

このタスクのためのステップ

  1. ホスト・マシンに root としてログインします (まだログインしていない場合)。
  2. マシン構成を確認します。
    これを実行するには、以下のコマンドを入力します。
    sysdef -i
  3. カーネル値を設定します。 変更する必要のあるカーネルのパラメーターおよびその変更方法は、インストールした Solaris のバージョンにより異なります。
    • Solaris 9 がインストールされている場合は、次の操作を実行します。
      1. /etc/system ファイルを編集します。以下の例に示されている値を使用します。
        set shmsys:shminfo_shmmax = 4294967295
        set shmsys:shminfo_shmseg = 1024
        set shmsys:shminfo_shmmni = 1024
        set semsys:seminfo_semaem = 16384
        set semsys:seminfo_semmni = 1024
        set semsys:seminfo_semmap = 1026
        set semsys:seminfo_semmns = 16384
        set semsys:seminfo_semmsl = 100
        set semsys:seminfo_semopm = 100
        set semsys:seminfo_semmnu = 2048
        set semsys:seminfo_semume = 256
        set msgsys:msginfo_msgmap = 1026
        set msgsys:msginfo_msgmax = 65535
        set rlim_fd_cur=1024
      2. オペレーティング・システムをリブートします。
    • Solaris 10 がインストールされている場合は、次の操作を実行します。
      1. etc/project ファイルの shmmax の値を、projmod コマンドを使用して次のように変更します。
        # projmod -a -K "project.max-shm-memory=(priv,4G,deny)" default
      2. オペレーティング・システムをリブートします。

次の作業

Solaris システムの設定の詳細については、Sun Web サイト (http://docs.sun.com) の管理資料を参照してください。


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