WebSphere Message Service Clients for C/C++ and .NET, Version 1.2 オペレーティング・システム: Linux, Windows

Iterator

イテレーターは、オブジェクトのリストをカプセル化します。 アプリケーションは、イテレーターを使用して、オブジェクトに順番にアクセスします。

継承の階層:
なし

イテレーターは、リスト内の現在位置を保持するカーソルもカプセル化します。イテレーターを作成すると、カーソルの位置は最初のオブジェクトの前になります。

アプリケーションは、コンストラクターを使用してイテレーターを直接作成することはできません。イテレーターは、オブジェクトのリストをアプリケーションに戻すために、特定のメソッドによってのみ作成されます。

これはヘルパー・クラスです。

メソッド

メソッドの要約:
メソッド 説明
~Iterator イテレーターを削除します。
getHandle C アプリケーションがイテレーターにアクセスするときに使用するハンドルを取得します。
getNext カーソルを次のオブジェクトに移動し、カーソルの新規の位置にあるオブジェクトを取得します。
hasNext カーソルの現在位置よりも後にさらにオブジェクトがあるかどうかを検査します。
isNull Iterator オブジェクトがヌル・オブジェクトであるかどうかを判別します。
reset カーソルを、最初のオブジェクトの前の位置に戻します。

~Iterator – イテレーターの削除

インターフェース:
virtual ~Iterator();

イテレーターを削除します。

アプリケーションが、既に削除されているイテレーターを削除しようとした場合、呼び出しは無視されます。

パラメーター:
なし
スレッド・コンテキスト:
任意
例外:
  • XMS_X_GENERAL_EXCEPTION

getHandle – ハンドルの取得

インターフェース:
xmsHIterator getHandle() const;

C アプリケーションがイテレーターにアクセスするときに使用するハンドルを取得します。

パラメーター:
なし
戻り値:
イテレーターのハンドル。
スレッド・コンテキスト:
任意
例外:
  • XMS_X_GENERAL_EXCEPTION

getNext – 次のオブジェクトの取得

インターフェース:
xmsVOID * getNext() const;

カーソルを次のオブジェクトに移動し、カーソルの新規の位置にあるオブジェクトを取得します。

パラメーター:
なし
戻り値:
オブジェクトへのポインター。
スレッド・コンテキスト:
任意
例外:
  • XMS_X_GENERAL_EXCEPTION

hasNext – さらにオブジェクトがあることの検査

インターフェース:
xmsBOOL hasNext();

カーソルの現在位置よりも後にさらにオブジェクトがあるかどうかを検査します。この呼び出しによって、カーソルは移動しません。

パラメーター:
なし
戻り値:
  • カーソルの現在位置よりも後にさらにオブジェクトがある場合は、xmsTRUE です。
  • カーソルの現在位置よりも後にはオブジェクトがない場合は、xmsFALSE です。
スレッド・コンテキスト:
任意
例外:
  • XMS_X_GENERAL_EXCEPTION

isNull – ヌルであるかどうかを検査

インターフェース:
xmsBOOL isNull() const;

Iterator オブジェクトがヌル・オブジェクトであるかどうかを判別します。

パラメーター:
なし
戻り値:
  • Iterator オブジェクトがヌル・オブジェクトの場合は、xmsTRUE
  • Iterator オブジェクトがヌル・オブジェクトでない場合は、xmsFALSE
スレッド・コンテキスト:
任意
例外:
  • XMS_X_GENERAL_EXCEPTION

reset – イテレーターのリセット

インターフェース:
xmsVOID reset();

カーソルを、最初のオブジェクトの前の位置に戻します。

パラメーター:
なし
戻り値:
Void
スレッド・コンテキスト:
任意
例外:
  • XMS_X_GENERAL_EXCEPTION

Reference topic

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Timestamp icon最終更新: 8 Jun 2006
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