接続ファクトリーまたは宛先のマルチキャスト設定です。このプロパティーを設定できるのは、内容がトピックである宛先のみです。
アプリケーションがこのプロパティーを使用する目的は、以下の 2 つです。1 つは、ブローカーへのリアルタイム接続と関連してマルチキャストを使用可能にすることで、もう 1 つは、マルチキャストが使用可能になった場合に、ブローカーからメッセージ・コンシューマーにメッセージを配信するときにマルチキャストを使用する方法を正確に指定することです。このプロパティーは、メッセージ・プロデューサーによるブローカーへのメッセージ送信方法については影響しません。
有効値 | 意味 |
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XMSC_RTT_MULTICAST_DISABLED | メッセージは WebSphere MQ Multicast Transport によってメッセージ・コンシューマーに配信されません。これは、ConnectionFactory オブジェクトのデフォルト値です。 |
XMSC_RTT_MULTICAST_ASCF | メッセージは、メッセージ・コンシューマーに関連付けられている接続ファクトリーのマルチキャスト設定に従って、メッセージ・コンシューマーに配信されます。接続ファクトリーのマルチキャスト設定は、接続経路を作成するときに指定します。この値は Destination オブジェクトに対してのみ有効であり、Destination オブジェクトのデフォルト値になります。 |
XMSC_RTT_MULTICAST_ENABLED | ブローカーでのマルチキャストに合わせてトピックを構成した場合、メッセージは WebSphere MQ Multicast Transport によってメッセージ・コンシューマーに配信されます。信頼性の高いマルチキャストに合わせてトピックを構成した場合は、信頼性の高いサービス品質が使用されます。 |
XMSC_RTT_MULTICAST_RELIABLE | ブローカーでの信頼性の高いマルチキャストに合わせてトピックを構成した場合、メッセージは、信頼性の高いサービス品質を備えた WebSphere MQ Multicast Transport によってメッセージ・コンシューマーに配信されます。信頼性の高いマルチキャストに合わせてトピックを構成しなかった場合は、このトピックに対してメッセージ・コンシューマーを作成することはできません。 |
XMSC_RTT_MULTICAST_NOT_RELIABLE | ブローカーでのマルチキャストに合わせてトピックを構成した場合、メッセージは WebSphere MQ Multicast Transport によってメッセージ・コンシューマーに配信されます。信頼性の高いマルチキャストに合わせてトピックを構成した場合でも、信頼性の高いサービス品質は使用されません。 |