イベント・サービスの構成

イベント・サービスのオン/オフを切り替えるために、以下のステップを実行して、イベントの実行依頼に使用されるイベント・エミッター・プロファイル・ファクトリーの JNDI 名を指定します。

始める前に

このタスクでは、以下のようになっていることを前提とします。

このタスクを使用する理由とその時期

イベント・サービスでは、Common Event Infrastructure サーバーへのアクセスが提供され、WebSphere サーバーに関する情報および相関範囲情報が、イベント・インフラストラクチャーに渡される各イベントに自動的に組み込まれます。

イベント・サービスを構成するには、「サーバー始動時にサービスを使用可能に設定」プロパティーを変更します。このプロパティーは、特定のアプリケーション・サーバーのサービスを自動的に開始するかどうかを指定します。(Common Event Infrastructure エミッター・ファクトリーの JNDI 名を変更することもできます。ステップ 5 を参照してください。)
注意:
イベント・サービスを使用不可にすると、Common Event Infrastructure サーバーでイベントが処理されなくなります。データベースにイベント情報は残らず、JMS 宛先にイベントは配布されません。

このタスクのステップ

  1. 管理コンソールのナビゲーション・ペインで、「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」の順にクリックします。 アプリケーション・サーバーのリストが、コンテンツ・ペインに表示されます。
  2. 構成するアプリケーション・サーバーをクリックします。
  3. 「Business Integration」テーブルで、「Common Event Infrastructure の宛先」を選択します。イベント・サービスのプロパティーが、「構成」タブに表示されます。
  4. 一般プロパティーの下で、「サーバー始動時にサービスを使用可能にする」プロパティーのチェック・ボックスを選択またはクリアします。
    選択
    [デフォルト] アプリケーション・サーバーが開始すると、イベント・サービスも開始します。この場合、イベントを生成するアプリケーションをこれらのアプリケーション・サーバー上で 実行することができます。
    重要: イベント・サービスは、イベント・モニターによって使用され、常に使用可能にする必要があります。
    イベント・サービスを使用可能にすると、WebSphere サーバーに関する情報および相関範囲情報が、イベント・インフラストラクチャーに渡される各イベントに自動的に組み込まれます。
    クリア
    アプリケーション・サーバーが始動しても、イベント・サービスは始動しません。 イベント・サービスはイベント・モニターによって使用され、イベント・サービスを使用不可にすると、WebSphere サーバーに関する情報が自動的に収集されて各イベントに挿入されることはなく、相関範囲情報が作成されることもありません。

    イベント・サービスを使用するアプリケーションを開始しようとすると、その処理は拒否され、メッセージが発行されます。サーバーはアプリケーションなしで始動を継続します。

  5. イベント・インフラストラクチャーへのイベントの実行依頼に使用されるイベント・エミッター・プロファイル・ファクトリーの Java Naming and Directory Interface (JNDI) 名を検討します。
    以下の 2 つの方式の 1 つを使用して、JNDI 名を選択できます。
    ドロップダウン・メニュー
    この方式がデフォルトでは選択されており、Common Event Infrastructure プロバイダーのデフォルト・エミッター・ファクトリー JNDI を指定します。ただし、このメニュー上で他の名前を使用できる場合もあります。 このメニュー上のデフォルト値は com/ibm/events/configuration/emitter/Default で、Common Event Infrastructure プロバイダーからのデフォルト・エミッター・ファクトリー JNDI であり、WebSphere デフォルト・プロファイルの一部です。 代替プロファイルを生成していない場合は、このデフォルト値を受け入れます。
    テキスト入力ボックス
    プルダウン・メニューに適切な名前が表示されない場合は、この入力ボックスを選択して JNDI 名を入力できます。
  6. 構成を保管および適用するには、「OK」ボタンをクリックします。
  7. アプリケーション・サーバーを停止してから再始動して、変更内容を有効にします。

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