このタスクを使用して、Business Process Choreographer データベースおよびデータ・ソースの問題を解決します。
このタスクを実行する理由と実行時期
ビジネス・プロセス・コンテナーとヒューマン・タスク・コンテナーは、両方ともデータベースを必要とします。データベースがなければ、ビジネス・プロセスおよびヒューマン・タスクを含むエンタープライズ・アプリケーションは機能しません。
このタスクのステップ
- DB2® を使用している場合:
- DB2 Universal JDBC ドライバー・タイプ 4 を使用しており、Business Process Choreographer データ・ソースで接続をテストするとき、またはサーバーを始動するときに、"com.ibm.db2.jcc.a.re: XAER_RMERR : The DDM
parameter value is not supported. DDM parameter code point having unsupported
value : 0x113f DB2ConnectionCorrelator: NF000001.PA0C.051117223022" などの DB2 内部エラーが発生する場合は、以下のアクションを実行します。
- データ・ソースのクラスパス設定を確認します。デフォルト・セットアップでは、WebSphere 変数 ${DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH} により、universalDriver_wbi ディレクトリーにある WebSphere Process Server 組み込み DB2 Universal JDBC ドライバーを指すことができます。
- ドライバーのバージョンは、DB2 サーバー・バージョンと互換性がない場合があります。ご使用のデータベース・インストールのオリジナル db2jcc.jar ファイルを使用しており、WebSphere Process Server 組み込み DB2 Universal JDBC ドライバーではないことを確認します。必要な場合は、オリジナル db2jcc.jar ファイルを指すように、WebSphere 変数 ${DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH} の値を変更します。
- サーバーを再始動します。
- DB2 インスタンスの db2diag.log ファイルに、以下に示す ADM5503E のようなメッセージが含まれている場合:
2004-06-25-15.53.42.078000 Instance:DB2 Node:000
PID:2352(db2syscs.exe) TID:4360 Appid:*LOCAL.DB2.027785142343
data management sqldEscalateLocks Probe:4 Database:BPEDB
ADM5503E The escalation of "10" locks on table "GRAALFS .ACTIVITY_INSTANCE_T"
to lock intent "X" has failed. The SQLCODE is "-911"
LOCKLIST 値を増やします。例えば、この値を 500 に設定するには、以下の DB2 コマンドを入力します。db2 UPDATE DB CFG FOR BPEDB USING LOCKLIST 500
これにより、パフォーマンスが大きく向上します。
- デッドロックを回避するには、データベース・システムが十分なメモリー (特にバッファー・プール用) を使用するように構成されていることを確認します。DB2 の場合は、DB2 Configuration Advisor を使用して、ご使用の構成に合った値を判別します。
- データ・ソースのインプリメンテーション・クラス COM.ibm.db2.jdbc.DB2XADataSource について述べるエラーが発生した場合:
- server.policy ファイルで使用されているすべての WebSphere 環境変数が、正しく設定されていることを確認します。例えば、DB2_INSTALL_ROOT と DB2_JDBC_DRIVER_PATH です。
- ご使用の JDBC プロバイダーのクラスパス定義が正しいこと、および項目が 2 つ存在しないことを確認します。
- コンポーネント管理認証別名が、cellName/BPEAuthDataAliasdbType_Scope に設定されていることを確認します。ここで、cellName はセルの名前、dbType はデータベース・タイプ、および Scope は定義のスコープです。
- Cloudscape™ を使用している場合:
- プロセス・アプリケーションをクラスターにインストールしたものの、データ・ソースに関連したエラーが発生する場合。 データ・ソース JNDI 名に、クラスター名が含まれていることを確認します。デフォルトのデータ・ソース JNDI 名 jdbc/BPEDB のようになっている場合は、アプリケーションのデータ・ソースの JNDI 名を jdbc/BPEDB_cluster_name に変更します。ここで、cluster_name は、アプリケーションがインストールされているクラスターの名前です。
- ビジネス・プロセスまたはヒューマン・タスクを含むエンタープライズ・アプリケーションのインストール中に、データベース・エラーが発生する場合。 エンタープライズ・アプリケーションをインストールすると、プロセス・テンプレートとタスク・テンプレートは Business Process Choreographer データベースに書き込まれます。ビジネス・プロセス・コンテナーが使用するデータベース・システムが稼動しており、アクセス可能であることを確認します。
- 国別文字の使用に問題がある場合。 Unicode 文字セットをサポートするようデータベースが作成されていることを確認します。
- データベースの中でテーブルまたはビューが検出されない場合。 データ・ソースの認証別名を構成するときには、データベース表の作成に使用したユーザー ID (またはデータベース表を作成するスクリプトの実行に使用したユーザー ID) と同じユーザー ID を指定する必要があります。