LTPA セキュリティー・メカニズムのインプリメント

Lightweight Third Party Authentication (LTPA) セキュリティー・メカニズムは、クライアント・アプリケーションが前に設定済みのセキュリティー・コンテキスト内で実行しているとき使用することができます。

このタスクを実行する理由と実行時期

LTPA セキュリティー・メカニズムは、セキュリティー・コンテキストがすでに確立されている安全な環境でクライアント・アプリケーションが実行している場合にのみ使用可能です。例えば、クライアント・アプリケーションが Enterprise JavaBeans™ (EJB) コンテナーで実行されている場合、EJB クライアントはクライアント・アプリケーションを呼び出す前にログインする必要があります。次に、セキュリティー・コンテキストが確立されます。次に、EJB クライアントが Web サービスを呼び出すと、LTPA コールバック・ハンドラーが LTPA トークンをセキュリティー・コンテキストから取得し、それを SOAP 要求メッセージに追加します。サーバー・サイドでは、LTPA トークンが LTPA メカニズムによって処理されます。

LTPA セキュリティー・メカニズムをインプリメントするには、以下を実行します。

このタスクのステップ

  1. WebSphere Integration Developer 内で使用可能な Rational Application Developer 環境で、「WS バインディング (WS Binding)」 > 「セキュリティー要求ジェネレーターのバインディング構成 (Security Request Generator Binding Configuration)」 > 「トークン・ジェネレーター (Token Generator)」を選択します。
  2. 「トークン・ジェネレーター (Token Generator)」ダイアログで、LTPATokenトークン・タイプ (Token type) として選択します。
  3. 「コールバック・ハンドラー (Call back handler)」フィールドでは、com.ibm.wsspi.wssecurity.auth.callback.LTPATokenCallbackHandler と入力します。

結果

実行時に、LTPATokenCallbackHandler は、LTPA トークンを既存のセキュリティー・コンテキストから取得し、それを SOAP 要求メッセージに追加します。


(c) Copyright IBM Corporation 2005, 2006. All rights reserved.
(c) Copyright IBM Japan 2006
このインフォメーション・センターでは、Eclipse テクノロジー (http://www.eclipse.org) が採用されています。