ビジネス・ステート・マシンのトラブルシューティングの概要

ビジネス・ステート・マシン・インスタンスのデバッグおよび管理を行うために、相関セットの値および表示状態の変数を表示させることができます。

ビジネス・ステート・マシンは、イベント・ドリブン・ビジネス・プロセスを表すために使用されます。ビジネス・ステート・マシン内には 多くのインスタンスがあります。以下を使用すると、 ビジネス・ステート・マシン・インスタンスの管理およびデバッグが可能です。

相関およびプロパティー

ビジネス・ステート・マシン・インスタンスを 相互に区別するために、相関セットを使用してステート・マシン・インスタンスを 一意的に識別します。例えば、顧客 ID と状態を相関セット・プロパティーにすることができます。特定のインスタンスを管理する場合は、 相関セット・プロパティーの値が必要です。相関セット・プロパティーは WebSphere Integration Developer で 定義され、Business Process Choreographer Explorer に表示されます。

WebSphere Integration Developer で 定義できる相関セットは 1 つだけです。複数の相関セットは許可されません。

表示状態

表示状態変数は、特定のビジネス・ステート・マシン・インスタンスの 現行の状態を示します。最後にコミットされた状態を調べると、ビジネス・ステート・マシンのデバッグや管理に役立ちます。表示状態は WebSphere Integration Developer で 定義され、Business Process Choreographer Explorer に表示されます。

表示状態変数は、 必ずしもビジネス・ステート・マシン・インスタンスの 最新の状態を示すとは限りません。インスタンスが次々とイベントを処理している場合は、 表示状態変数のメモリー内コピーが最後にコミットされた値と 異なる場合があります。Business Process Choreographer Explorer に表示されるのは、 最後にディスクに書き込まれた表示状態の値です。ビジネス・ステート・マシン・インスタンスが イベントを処理している場合には、トランザクションが完了するまで、 変数のメモリー内の値はディスクに書き込まれません。

関連タスク
ビジネス・ステート・マシン・インスタンスの検索
表示状態の表示
関連情報
ビジネス状態マシン

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