Cloudscape、DB2、または Oracle のデータベース・ソフトウェアを使用して、Linux、UNIX、および Windows システムでイベント・データベースを構成することができます。
このタスクを使用する理由とその時期
イベント・データベースを構成するには、以下の手順を実行します。
このタスクのステップ
- データベースを構成する WebSphere Process Server ランタイム環境を定義するプロファイルがある profile_path/event/dbconfig ディレクトリーに移動します。 (profile_path は WebSphere Process Server プロファイルが含まれるディレクトリーへのパスに置き換えます。)
- ASCII テキスト・エディターを使用して、提供されている以下のサンプル・データベース応答ファイルのうちの 1 つを開きます。 使用するデータベース・ソフトウェアのサンプル応答ファイルを選択してください。
データベース |
サンプル応答ファイル |
Cloudscape |
CloudscapeResponseFile.txt |
Linux、UNIX、および Windows 用 DB2 Universal Database |
DB2ResponseFile.txt |
Oracle Database |
OracleResponseFile.txt |
- このデータベース応答ファイルを使用している環境に合わせて変更します (すべての構文情報を含むパラメーターの詳細情報については、サンプル応答ファイルのコメントを参照してください)。
Linux、UNIX、または Windows システムで DB2 データベースを使用している場合、
以下のパラメーター値を指定してください。
- JDBC_CLASSPATH
- DB2 JDBC ドライバーへのパス。
- UNIVERSAL_JDBC_CLASSPATH
- Universal JDBC ドライバーへのパス。
z/OS システムで DB2 データベースを使用している場合、以下のパラメーター値を指定してください。
- DB_NAME
- イベント・データベース用に作成した z/OS データベースの名前。
- JDBC_CLASSPATH
- DB2 JDBC ドライバーへのパス。
- UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_NATIVEPATH
- Universal JDBC ネイティブ・ライブラリー・パスへのパス。
- UNIVERSAL_JDBC_CLASSPATH
- Universal JDBC ドライバーへのパス。
Oracle データベースを使用している場合、以下のパラメーター値を指定してください。
- ORACLE_HOME
- Oracle ホーム・ディレクトリーのパス。
- JDBC_CLASSPATH
- JDBC ドライバーのクラスパス。
- データベース応答ファイル名をパラメーターとして指定して、ご使用のオペレーティング・システムのデータベース構成スクリプトを実行します。 以下のコマンドの 1 つを使用します。
- Windows システム
- config_event_database.bat response_file
- Linux および UNIX システム
- config_event_database.sh response_file
例えば、Windows システムでは、config_event_database.bat
DB2ResponseFile.txt というコマンドによって DB2 イベント・データベースが構成されます。
結果
このスクリプトはイベント・データベースを構成し、2 つの JDBC
データ・ソースを作成します。1 つはイベント・データベース用、もう
1 つはイベント・カタログ用です。データベースの構成が完了すると、メッセージが表示されます。
注: データベース応答ファイルに EXECUTE_SCRIPTS=NO が指定されている場合、生成したスクリプトを手動実行してデータベース構成を完了する必要があります。サンプル・データベース応答ファイルのデフォルト値は EXECUTE_SCRIPTS=YES です。
リモート・データベースを使用する場合、EXECUTE_SCRIPTS の値を NO に変更し、スクリプトが含まれるフォルダーをリモート・データベース・サーバーにコピーしてから、そのサーバーからスクリプトを手動で実行する必要があります。
次の作業
イベント・データベースの構成が終了したら、アプリケーション・サーバーを再始動する必要があります。