チュートリアル: Relationship manager の管理

このチュートリアルでは、WebSphere Process Server の Relationship Manager の基本機能を説明します。リレーションシップは、データの同じ項目用の異なる環境から ID を相関するために使用されます。 例えば、1 つの環境では、状態は 2 文字略語 (AZ、TX) で識別されます。別の環境では、異なる略語が使用されます (Ariz.、Tex.)。リレーションシップは、最初の環境の「AZ」を 2 番目の環境の「Ariz」に相関させるように作成されます。

ここで参照されるサンプル・リレーションシップは、カスタマー ID を相関させます。多くのビジネス・アプリケーションは、カスタマーのデータベースを維持し、このアプリケーションのほとんどはその独自の ID を各カスタマーに割り当てます。企業環境では、同じカスタマーが各ビジネス・アプリケーションで異なる ID を持つ可能性があります。このチュートリアルでは、カスタマー ID を相関させるためにリレーションシップが定義されます。リレーションシップ名は「SampleCustID」です。このリレーションシップには、2 つのロールが定義されています。1 つのロールは Customer Information System (CIS) 用で、他のロール は General Ledger (GL) アプリケーション用です。このリレーションシップは、ロール と少ないサンプル・データと共にリレーションシップ・サービス・サンプルによって作成されました。

Relationship Manager は、リレーションシップ・インスタンスの追加、変更、除去と同様に、リレーションシップ・インスタンスのロール ・インスタンスを追加、変更、除去するために設計されています。WebSphere Integration Developer は、新規のリレーションシップ定義を作成およびデプロイするために使用する必要があります。 定義は XML ファイルとして保管され、J2EE アプリケーションの一部として特定のサーバーにデプロイされます。

このチュートリアルの目的

このチュートリアルを完了した後で、ユーザーはリレーションシップ・インスタンスの値を変更することができます。

このチュートリアルを完了するのに必要な時間

このチュートリアルは、完了するのに約 10 分かかります。

前提条件

このチュートリアルでは、リレーションシップ・サービス・テクニカル・サンプルによって作成されたリレーションシップを使用します。このチュートリアルの手順に従う前に、サンプル・ギャラリーに進み、リレーションシップ・サービス・サンプルに説明されている手順を実行し、必要なリレーションシップおよびロールを作成します。

関連情報
サンプル (サンプル・ギャラリー) へのアクセス

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