WebSphere MQ キュー・マネージャーに接続するアプリケーションを実行するには、その前にキュー・マネージャーを構成する必要があります。パブリッシュ/サブスクライブ・アプリケーションの場合は、追加構成が必要です。
始める前に
このタスクを開始する前に、以下を実行する必要があります。
- アプリケーションが、稼働中のキュー・マネージャーにアクセスできることを確認します。
- アプリケーションがパブリッシュ/サブスクライブ・アプリケーションである場合は、稼働しているブローカーにもアクセスできることを確認してください。
- アプリケーションが使用する接続ファクトリーで、キュー・マネージャーへ接続するようにプロパティーが適切に設定されていることを確認します。アプリケーションがパブリッシュ/サブスクライブ・アプリケーションである場合は、適切な接続ファクトリー・プロパティーがブローカーを使用するように設定されていることを確認します。接続ファクトリーのプロパティーについて詳しくは、ConnectionFactory のプロパティーを参照してください。
このタスクを実行する理由および時期
WebSphere MQ JMS アプリケーションを実行するように
キュー・マネージャーおよびブローカーを構成する場合と同様に、
XMS アプリケーションを実行するように
キュー・マネージャーおよびブローカーを構成します。以下のステップで、実行する必要のある操作を要約しています。
このタスクの手順
- キュー・マネージャーで、アプリケーションが必要とするキューを作成します。
これを実行する方法については、「WebSphere MQ システム管理ガイド」を参照してください。
アプリケーションが、WebSphere MQ JMS システム・キューにアクセスする必要のあるパブリッシュ/サブスクライブ・アプリケーションである場合は、ステップ 4.a まで待機してから、キューを作成します。
- アプリケーションに関連付けられたユーザー ID に、キュー・マネージャーに接続する権限と、キューにアクセスするための適切な権限を付与します。
これを実行する方法については、「WebSphere MQ システム管理ガイド」を参照してください。アプリケーションが、クライアント・モードでキュー・マネージャーに接続する場合は、「WebSphere MQ クライアント」または 「WebSphere MQ セキュリティー」も参照してください。
- アプリケーションがクライアント・モードでキュー・マネージャーに接続する場合は、キュー・マネージャーでサーバー接続チャネルが定義されていること、およびリスナーが開始されたことを確認してください。
これを実行する方法については、「WebSphere MQ クライアント」を参照してください。
キュー・マネージャーに接続するアプリケーションごとにこのステップを実行する必要はありません。1 つのサーバー接続チャネル定義および 1 つのリスナーが、クライアント・モードで接続するすべてのアプリケーションをサポートします。
- アプリケーションがパブリッシュ/サブスクライブ・アプリケーションである場合は、以下のステップを実行します。
これらのステップは、アプリケーションおよびブローカーが、同一のキュー・マネージャーに接続することを前提としています。アプリケーションとブローカーが異なるキュー・マネージャーに接続する場合は、必要な追加構成について、「WebSphere MQ Java の使用」を参照してください。
- キュー・マネージャーで、WebSphere MQ に付属する MQSC コマンドのスクリプトを実行することによって、WebSphere MQ JMS システム・キューを作成します。ブローカーに関連付けられたユーザー ID が、キューへのアクセスに必要な権限を持っていることを確認してください。
スクリプトの保管場所および実行方法については、「WebSphere MQ Javaの使用」を参照してください。
キュー・マネージャーに対して、このステップは 1 度のみ実行する必要があります。同一の WebSphere MQ JMS システム・キューのセットが、キュー・マネージャーに接続してブローカーを使用するすべての XMS およびWebSphere MQ JMS アプリケーションをサポートすることができます。
- アプリケーションに関連付けられたユーザー ID に、WebSphere MQ JMS システム・キューへのアクセスに必要な権限を付与します。
ユーザー ID が必要とする権限については、「WebSphere MQ Javaの使用」を参照してください。
- WebSphere Event Broker または WebSphere Message Broker のブローカーの場合は、アプリケーションが公開するメッセージを送信するキューを保守するためのメッセージ・フローを、作成およびデプロイします。
基本的なメッセージ・フローは、公開されたメッセージを読み取る MQInput メッセージ処理ノードと、メッセージを公開する Publication メッセージ処理ノードで構成されています
メッセージ・フローを作成およびデプロイする方法については、WebSphere Event Broker または WebSphere Message Broker インフォメーション・センターを参照してください。
適切なメッセージ・フローが既にブローカーでデプロイされている場合は、このステップを実行する必要はありません。
結果
これで、アプリケーションを開始することができます。