ここでは、スクリプトを使用して Business Process Choreographer Observer を構成する方法について説明します。これにより、ビジネス・プロセスおよびヒューマン・タスクの実行状態を監視できます。
始める前に
- 管理コンソールまたは bpeconfig スクリプトを使用して
Business Process Choreographer を構成しました。
- Business Process Choreographer Event Collector は構成しましたが、
Business Process Choreographer Observer はまだ構成していません。
- 監視したいビジネス・アプリケーションが実行するコンテナーについて、Common Event Infrastructure (CEI) ロギングが有効になっています。
- サーバーが稼動していなければなりません。
このタスクのステップ
- 構成スクリプトがある Business Process Choreographer サブディレクトリーに変更します。
Windows
® システムの場合は、次のように入力します。
cd install_root¥ProcessChoreographer¥config
UNIX
® および Linux
® システムの場合は、次のように入力します。
cd install_root/ProcessChoreographer/config
- スクリプトを開始して、イベント・コンシューマーをセットアップします。
Windows システムの場合は、次のように入力します。
setupObserver.bat [-conntype SOAP | RMI | JMS | NONE]
( [-node nodeName] -server serverName ) | ( -cluster clusterName )
[ -remove [-silent]]
UNIX および Linux システムの場合は、次のように入力します。
setupObserver.sh [-conntype SOAP | RMI | JMS | NONE]
( [-node nodeName] -server serverName ) | ( -cluster clusterName )
[ -remove [-silent]]
各部の意味は、次のとおりです。
- conntype SOAP | RMI | JMS | NONE
- wsadmin ツールが使用する接続モード。
- node nodeName
- ノードの名前。このパラメーターはオプションです。デフォルト値はローカル・ノードです。
- server serverName
- サーバーの名前。オプション -conntype none を指定しない場合、
このパラメーターはオプションです。
- cluster clusterName
- オプション -conntype
none を指定しない場合、このパラメーターはオプションです。
- remove
- このオプションを指定して Business Process Choreographer Event Collector を除去します。
このオプションを指定しない場合、デフォルトで Business Process Choreographer Event Collector が構成されます。
- silent
- このオプションは、remove オプションと一緒にしか使用できません。
これにより、スクリプトはプロンプトを出力しないようになります。このパラメーターはオプションです。
注: スタンドアロン・サーバー環境の場合:
- -conntype NONE オプションを指定するのはアプリケーション・サーバーが稼働していない場合に限定します。
- サーバーが稼働していてグローバル・セキュリティーが使用可能な場合は、-user および -password オプションを指定します。
- デフォルト・プロファイルを構成していない場合は、-profileName オプションを追加します。
「コマンド・メニュー (Commands Menu)」が表示されます。
Commands Menu
Working on node 'nodeName', server 'serverName'.
1) Install the Observer application
2) Remove the Observer application and related objects
3) Change configuration settings of an installed Observer
0) Exit Menu
- オプション 1 を選択して、Business Process Choreographer Observer をインストールします。 JNDI 名プロンプトが表示されます。
Specify the JNDI name of the database containing the event tables.
Enter '?' to get a list.
Your selection : [jdbc/BPEDB]
- Business Process Choreographer Event Collector が使用するデータ・ソースの JNDI 名を入力します。 また、? を入力して、登録済みのすべてのデータ・ソースのリストを入手できます。
- 収集されたイベントが保管されるデータベース表のためのスキーマの名前を入力します。
このフィールドを空にしておくか、スペース文字を入力する場合、デフォルトのスキーマが使用されます。
これは、ステップ 4 で指定したデータ・ソースの
プロパティーで指定されたユーザー ID のスキーマです。 必要なすべてのオブジェクトが作成され、エンタープライズ・アプリケーションがインストールされます。
成功したことは、次のメッセージによって示されます。
WebSphere BPC Observer installed successfully!
- エラー・メッセージがない場合は、y を入力して構成を保管します。
エラー・メッセージがある場合は、n を入力して変更を破棄し、元の構成を保持します。 エラーがあった場合、プロファイルの logs ディレクトリーにある
setupObserver.log という名前のログ・ファイルを検査します。
例えば Windows では、プロファイル名が myServer で、プロファイルが
install_root¥profiles に保管されている場合、
ログ・ファイルは install_root¥profiles¥myServer¥logs に置かれます。
- プロンプトが出た場合は、y を入力してアプリケーションを開始するか、
n を入力して開始しないようにします。
- すべての設定を有効にするには、サーバーを再始動します。
結果
Business Process Choreographer Observer がインストールおよび構成されています。
http://host:port/bpcobserver/ からアクセスできます。
ここで、
host はアプリケーション・サーバーが実行しているホストの名前で、
port はアプリケーション・サーバーのポート番号 (デフォルトは 9080) です。
次の作業
親トピックのステップ 8 で構成を継続してください。
必要に応じて、コマンド・メニューのオプション 3 を使用して、Business Process Choreographer Observer の
構成パラメーターを変更できます。この説明は、サポート文書
7008553
にあります。