Web サービス・クライアント・アプリケーションを作成するためには、まず、WSDL2Ws ツールを使用してクライアント・スタブを生成する必要があります。
始める前に
クライアント・スタブを作成するために使用する WSDL が有効であり、形式が正しいことが前提となっています。
このタスクを実行する理由および時期
以下の手順では、 WebSphere Application Server (バージョン 5.0 以上) に付属のインストール用 Web Services Samples にある WSDL のサンプルを使用しています。この非常に単純なサンプルでは、WSDL2Wsの使い方を的確に紹介しています。
ご使用の WSDL ソース・ファイルから
クライアント・スタブを生成するには、以下の手順を実行します。
このタスクの手順
- ディレクトリーを、クライアント・スタブをビルドするディレクトリー (例:<inst_dir>/samples/getQuote) に移動します。
- WSDL2Ws ツールを実行して、クライアント・スタブを生成します。 これを行うには、以下の例に示すコマンドを使用します。このコマンドでは、<inst_dir>/samples/getQuote
ディレクトリー内にスタブを作成します。
java –classpath <inst_dir>/WSDL2Ws/wsdl2ws.jar;
<inst_dir>/prereqs/java/axis.jar;<inst_dir>/prereqs/java/commons-discovery.jar;
<inst_dir>/prereqs/java/commons-logging.jar;<inst_dir>/prereqs/java/jaxrpc.jar;
<inst_dir>/prereqs/java/saaj.jar;<inst_dir>/prereqs/java/wsdl4j.jar
org.apache.axis.wsdl.wsdl2ws.WSDL2Ws GetQuote.wsdl
-omyGetQuote -sclient
結果
GetQuote.wsdl によるスタブは、
<inst_dir>/samples/getQuote
親ディレクトリー内のサブディレクトリー myGetQuote の中に生成されます。 スタブをこのままこのディレクトリーに保管する場合は、これで、
クライアント・アプリケーションのコーディングおよびビルドで説明する作業でスタブを使用する準備ができたことになります。
次のタスク
これで、
C++ スタブが作成されたため、クライアント・アプリケーションのコーディングとビルドを開始することができます。