このトピックでは、C++ クラスおよびそのメソッドを示します。
以下の表に、すべてのクラスについてまとめています。
クラス | 説明 |
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BytesMessage | バイト・メッセージとは、本体がバイトのストリームからなるメッセージです。 |
Connection | Connection オブジェクトは、アプリケーションによるブローカーへのアクティブな接続を表します。 |
ConnectionFactory | アプリケーションは、接続ファクトリーを使用して接続を作成します。 |
ConnectionMetaData | ConnectionMetaData オブジェクトは、接続に関する情報を提供します。 |
Destination | 宛先は、アプリケーションが送信するメッセージの送信先であるか、アプリケーションが受け取るメッセージの送信元であるか、またはその両方です。 |
Exception | XMS がメソッドの呼び出しを処理しているときにエラーを検出すると、XMS は例外をスローします。例外とは、エラーに関する情報をカプセル化するオブジェクトのことです。 XMS 例外にはさまざまなタイプがあり、Exception オブジェクトは例外の 1 タイプに過ぎません。ただし、Exception クラスは、その他の XMS 例外クラスのスーパークラスです。 XMS は、Exception オブジェクト以外のタイプの例外では適切でない状態では、Exception オブジェクトをスローします。 |
ExceptionListener | アプリケーションは例外リスナーを使用して、接続の問題に関する通知を非同期に受信します。 |
IllegalStateException | XMS がこの例外をスローするのは、アプリケーションがメソッドを呼び出した時刻が誤っているか不適切である場合、あるいは要求した操作に対して XMS が適切な状態でない場合です。 |
InitialContext | アプリケーションは、InitialContext オブジェクトを使用して、管理対象オブジェクトのリポジトリーから取得したオブジェクト定義によってオブジェクトを作成します。 |
InvalidClientIDException | XMS がこの例外をスローするのは、アプリケーションが接続のクライアント ID を設定しようとしたが、そのクライアント ID が無効かまたは既に使用中である場合です。 |
InvalidDestinationException | XMS がこの例外をスローするのは、アプリケーションが無効な宛先を指定している場合です。 |
InvalidSelectorException | XMS がこの例外をスローするのは、無効な構文のメッセージ・セレクター式をアプリケーションで指定した場合です。 |
Iterator | イテレーターは、オブジェクトのリストをカプセル化します。 アプリケーションは、イテレーターを使用して、オブジェクトに順番にアクセスします。 |
MapMessage | マップ・メッセージとは、本体が名前と値のペアで構成されるメッセージです。それぞれの値に、関連付けられたデータ型があります。 |
Message | Message オブジェクトは、アプリケーションが送信または受信するメッセージを表します。 |
MessageConsumer | アプリケーションは、メッセージ・コンシューマーを使用して、宛先に送信されたメッセージを受信します。 |
MessageEOFException | XMS がこの例外をスローするのは、アプリケーションがバイト・メッセージの本体を読み取っているときに、XMS がバイト・メッセージ・ストリームの終端を検出した場合です。 |
MessageFormatException | XMS がこの例外をスローするのは、XMS が無効なフォーマットのメッセージを検出した場合です。 |
MessageListener | アプリケーションは、メッセージ・リスナーを使用して、メッセージを非同期に受信します。 |
MessageNotReadableException | XMS がこの例外をスローするのは、書き込み専用になっているメッセージの本体をアプリケーションが読み取ろうとした場合です。 |
MessageNotWritableException | XMS がこの例外をスローするのは、読み取り専用になっているメッセージの本体にアプリケーションが書き込もうとした場合です。 |
MessageProducer | アプリケーションは、メッセージ・プロデューサーを使用して、メッセージを宛先に送信します。 |
ObjectMessage | オブジェクト・メッセージとは、本体が、直列化された Java または .NET オブジェクトからなるメッセージです。 |
Property | Property オブジェクトは、オブジェクトのプロパティーを表します。 |
PropertyContext | PropertyContext クラスは、プロパティーを取得して設定するメソッドを含む抽象スーパークラスです。これらのメソッドは、その他のクラスによって継承されます。 |
QueueBrowser | アプリケーションは、キュー・ブラウザーを使用してキューのメッセージを参照します。このとき、メッセージは除去されません。 |
Requestor | アプリケーションはリクエスターを使用して、要求メッセージを送信し、応答を待機して受信します。 |
ResourceAllocationException | XMS がこの例外をスローするのは、メソッドが必要とするリソースを XMS が割り振ることができない場合です。 |
SecurityException | XMS がこの例外をスローするのは、アプリケーションを認証するために指定したユーザー ID とパスワードがリジェクトされた場合です。XMS は、権限検査が不合格になり、そのためにメソッドを完了できない場合にもこの例外をスローします。 |
Session | セッションとは、メッセージ送受信の単一スレッド・コンテキストです。 |
StreamMessage | ストリーム・メッセージとは、本体が値のストリームで構成されるメッセージです。それぞれの値に、関連付けられたデータ型があります。 |
String | String オブジェクトによりストリングがカプセル化されます。 |
TextMessage | テキスト・メッセージとは、本体がストリングからなるメッセージです。 |
TransactionInProgressException | XMS がこの例外をスローするのは、トランザクションが進行中であるために無効になっている操作をアプリケーションが要求した場合です。 |
TransactionRolledBackException | XMS がこの例外をスローするのは、アプリケーションが現行のトランザクションをコミットするために Session.commit() を呼び出したが、その後このトランザクションがロールバックされた場合です。 |
各メソッドの定義では、XMS がメソッドの呼び出しの処理中にエラーを検出した場合に戻す例外コードをリストしています。各例外コードは、名前付きの定数で表されます。次の表に、例外コードおよび対応する C++ 例外をリストします。
例外コード | 対応する C++ 例外 |
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XMS_X_GENERAL_EXCEPTION | Exception |
XMS_X_ILLEGAL_STATE_EXCEPTION | IllegalStateException |
XMS_X_INVALID_CLIENTID_EXCEPTION | InvalidClientIDException |
XMS_X_INVALID_DESTINATION_EXCEPTION | InvalidDestinationException |
XMS_X_INVALID_SELECTOR_EXCEPTION | InvalidSelectorException |
XMS_X_MESSAGE_EOF_EXCEPTION | MessageEOFException |
XMS_X_MESSAGE_FORMAT_EXCEPTION | MessageFormatException |
XMS_X_MESSAGE_NOT_READABLE_EXCEPTION | MessageNotReadableException |
XMS_X_MESSAGE_NOT_WRITABLE_EXCEPTION | MessageNotWritableException |
XMS_X_RESOURCE_ALLOCATION_EXCEPTION | ResourceAllocationException |
XMS_X_SECURITY_EXCEPTION | SecurityException |
XMS_X_TRANSACTION_IN_PROGRESS_EXCEPTION | TransactionInProgressException |
XMS_X_TRANSACTION_ROLLED_BACK_EXCEPTION | TransactionRolledBackException |