Failed Event Manager のトラブルシューティング

このトピックでは、Failed Event Manager の使用中に発生する可能性がある問題について説明します。

注: このトピックでは、システムで失敗したイベントを検出、変更、再サブミット、または削除するために、Failed Event Manager を使用する方法については説明しません。 失敗したイベントの管理について詳しくは、WebSphere Process Server の失敗したイベントの管理を参照してください。
次の表から発生した問題を選択します。
問題 参照先
拡張検索中にパフォーマンスが低下するという問題がある 拡張検索機能が最適化されていない
「検索」ページの「日付ごと」タブに値を入力できない 「日付ごと」タブの値は、正しく入力されないと自動的にデフォルトの値に変更されます。
期限切れのイベントを削除できない 「期限切れイベントを削除」機能を実行すると Failed Event Manager が中断するように見える

失敗したイベントが作成されないという問題がある

失敗したイベントが作成されない

「日付ごと」タブの値は、正しく入力されないと自動的にデフォルトの値に変更されます。

「検索」ページの「日付ごと」タブには、「開始日」「日付ごと」という 2 つのフィールドがあります。どちらのフィールドも必要です。値はロケールに応じて異なり、フィールドの上に示される例と全く同じようにフォーマットする必要があります。値の形式に不整合があると (例えば、年数に 2 桁ではなく 4 桁の数字を使用したり、時間値を省略したりなど)、Failed Event Manager が以下の警告メッセージを発行してフィールドのデフォルト値を置き換えます。

CWMAN0017E: 入力された日付 your_incorrectly_formatted_date が正しく解析されませんでした。 日付 default_date が使用されます。

「開始日」フィールドのデフォルト値は、January 1, 1970, 00:00:00 GMT に定義されています。
重要: Failed Event Manager のインプリメンテーションで表示される実際のデフォルト値は、ロケールおよびタイム・ゾーンによって異なります。例えば、「開始日」フィールドは、東部標準時 (EST) のタイム・ゾーンの en_US ロケールに配置されたマシンでは、12/31/69 7:00 PM がデフォルト値になります。
「日付ごと」フィールドのデフォルト値は常に、ユーザーのロケールおよびタイム・ゾーンにあわせてフォーマット設定された現在日付と時刻になります。

この問題を回避するには、上記の各フィールドで示した例に従って、日付と時刻を常に慎重に入力するようにしてください。

「期限切れイベントを削除」機能を実行すると Failed Event Manager が中断するように見える

現行の検索結果に失敗したイベントが多く存在する状態、または失敗したイベントに大量のビジネス・データが含まれている状態で「期限切れイベントを削除」ボタンを使用すると、Failed Event Manager が無期限に中断したように見える場合があります。

この状態では、Failed Event Manager は実際に中断しているのではありません。実際には大量のデータ・セットの処理中であり、コマンドが完了し次第すぐに結果をリフレッシュします。

失敗したイベントが作成されない

失敗したイベントが Recovery サブシステムによって作成されない場合には、以下のチェックリストを参照して、問題の原因を確認してください。
  • wpsFEMgr アプリケーションが稼働していることを確認します。必要な場合は、再始動します。
  • Failed Event Manager のデータベースが作成済みであり、接続がテスト済みであることを確認します。
  • 必要とされる失敗したイベントの宛先が SCA システム・バス上で作成済みであることを確認します。各デプロイメント・ターゲットに対して 1 つの失敗したイベントの宛先が必要です。
  • Recovery サービスに処理させるイベントに参加するすべての Service Component Architecture (SCA) インプリメンテーション、インターフェース、またはパートナー参照に対して、サービス品質 (QoS) の Reliability 修飾子が Assured に設定されていることを確認します。

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