WebSphere Web Services Client for C++, Version 1.0.1 オペレーティング・システム: Linux, Windows

クライアント・サイド・ハンドラーの作成

クライアント・サイドのハンドラーを作成するには、最初に必要なファイルを作成し (テキスト・エディターを使用して実行することができます)、次にクライアント・ライブラリーをビルドします。

このタスクを実行する理由および時期

ハンドラーを作成するには、まず、クライアント・ハンドラー・ヘッダー・ファイル、クライアント・ハンドラー・ファイル、およびクライアント・ハンドラー・ファクトリー・ファイルを作成します。その後、これらのファイルを使用して、ほかのライブラリーをビルドするときと同様に、ハンドラー・ライブラリーをビルドすることができます。

複数のハンドラーを作成する場合は、ハンドラー名がそれぞれ固有の名前であることを確認してください。

ハンドラーを作成しビルドするには、以下の手順を実行します。この手順では、myclientHandler ライブラリーの例を使用しています。

このタスクの手順

  1. 現行作業ディレクトリーを、プロジェクト myClientHandler をビルドする場所 (例: <inst_dir>/samples/handlers) に変更します。
  2. ハンドラーに必要な 3 つの基本ファイルを作成します。
    1. テキスト・エディターを使用して、myClientHandler.cpp、 myClientHandler.hpp、および myClientHandlerFactory.cpp の 3 つのファイルを新規作成します (必要なハンドラー・ファイルを参照)。
    2. 各ファイルに、クライアント・ハンドラーのサンプル・コードに記載されているサンプル・コードをコピーします。
    3. 新規ファイルを現行ディレクトリーに保管します。
  3. 以下のように入力して、ハンドラー・ライブラリーをビルドします。
    1. Linuxでは、以下のビルド・コマンドを入力します。
      gcc -I <inst_dir>/include/ *.cpp -L <inst_dir>/lib/ -l axis_client –shared
      -o myClientHandler.so
    2. Windows では、以下のビルド・コマンドを入力します。
      cl /MT /D "WIN32" /I<inst_dir>¥include *.cpp /link<inst_dir>
      ¥lib¥AxisClient.lib /dll /out:"myClientHandler.dll"
  4. クライアント・ハンドラー・ライブラリー・ファイルが作成されたことを確認します。
  5. 作成した各ハンドラーの定義を組み込むように、WSDD ファイルを新規作成するか、または修正を加えます。 ハンドラーの定義について詳しくは、WSDD ファイルでのハンドラー定義を参照してください。
  6. axiscpp.conf ファイルに WSDD ファイルのパスを定義した行が含まれていることを確認します。 ファイル・パスの定義について詳しくは、axiscpp.conf ファイル内の WSDD ファイル・パス定義を参照してください。

次のタスク

ハンドラーの作成が終了したら、ハンドラーを備えた Web サービス・クライアント・アプリケーションのデプロイで説明する、アプリケーションのデプロイを行う準備ができたことになります。

Task topic

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Timestamp icon最終更新: 12 Jun 2006
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