失敗したイベントのトレースまたは有効期限データの編集

「失敗したイベントの詳細」ページでは、失敗したイベントに関連付けられたトレース制御および期限日付の値を設定または変更することができます。

始める前に

このタスクを実行するには、管理者またはオペレーターとしてログインしている必要があります。

このタスクを実行する理由およびタイミング

重要: トレースまたは有効期限データに加えた変更は、イベントを再サブミットするまで、ローカルのみで保管されます。イベントを再サブミットする前に、他のアクションを実行すると、すべての編集内容は失われます。

失敗したイベントは、イベント処理をモニターできるようにトレースを指定して再サブミットすることができます。トレースはサービスまたはコンポーネントに対して設定でき、ログまたは Common Event Infrastructure (CEI) サーバーに送信できます。「失敗したイベントの詳細」ページに失敗したイベントのデータを表示すると、そのイベントのデフォルトのトレース値 SCA.LOG.INFO;COMP.LOG.INFO が表示されます。このデフォルト設定を使用してイベントを再サブミットした場合、セッションが SCA サービスを呼び出すか、コンポーネントを実行した場合には、トレースは発生しません。

一部の失敗したイベントには、有効期限も設定されます。ユーザーが、イベントを送信する非同期呼び出しで有効期限を指定した場合、イベントが失敗した場合でもデータは残り、「失敗したイベントの詳細」ページの「再サブミット有効期限時刻」フィールドに有効期限時刻が表示されます。有効期限が切れた失敗イベントは、正常に再サブミットできません。再度の失敗を防ぐには、イベントの期限日付を編集し、再サブミット時には有効期限切れ状態でないようにします。

失敗したイベントのトレースまたは有効期限データを編集するには、以下の手順を使用します。

このタスクの手順

  1. Failed Event Manager を開き、システム上にある失敗したイベントのリストを取得します。
  2. Failed Event Manager の「検索結果」ページから、編集する失敗したイベントの ID (「メッセージ ID」列にある) をクリックします。

    「失敗したイベントの詳細」ページが開きます。

  3. イベントに設定されている期限日付が、再サブミットを実行する日付よりも前の場合、「再サブミット有効期限時刻」フィールドで有効期限を編集します。

    表示される有効期限時刻は、サーバーのローカル時刻です。このフィールドの値は、指定されているロケールに従ってフォーマット設定する必要があります。使用しているロケールの正しいフォーマットの例が、フィールドの上に表示されます。

  4. 失敗したイベントのトレースを使用可能にする場合は、「トレース制御」フィールドに新規の値を指定します。トレース値について詳しくは、WebSphere Process Server インフォメーション・センターのモニターに関するトピックを参照してください。
  5. 以下のいずれかを行います。
    • 編集したデータに問題がなく、イベントを再サブミットする場合は、「再サブミット」をクリックして、変更をサーバー・レベルで適用します。
    • 加えた変更を削除したい場合は、「ローカルの変更を取り消す」をクリックします。

    編集した失敗イベントは再サブミットされ処理されます。また Failed Event Manager から削除されます。

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失敗したイベントの検出

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