共通保管照会文の管理

共通保管照会文はシステム管理者によって作成されます。 この照会は、 全ユーザーが使用できます。

このタスクを実行する理由と実行時期

システム管理者は、共通保管照会文を作成、表示、および削除できます。API 呼び出しでユーザー ID を指定しないと、保管照会文は共通保管照会文であると想定されます。

このタスクのステップ

  1. 共通の保管照会文を作成します。

    例えば、以下のコードの断片は、プロセス・インスタンスの保管照会文を作成して、それを CustomerOrdersStartingWithA の名前を付けて保管します。

    process.createStoredQuery("CustomerOrdersStartingWithA",
                 "DISTINCT PROCESS_INSTANCE.PIID, PROCESS_INSTANCE.NAME",
                 "PROCESS_INSTANCE.NAME LIKE 'A%'",
                 "PROCESS_INSTANCE.NAME",
                  (Integer)null, (TimeZone)null); 

    保管照会文による照会結果は、文字 A で始まるすべてのプロセス・インスタンス名、および関連した プロセス・インスタンス ID (PIID) をソートしたリストになります。

  2. 保管照会文で定義された照会を実行します。
    QueryResultSet result = process.query("CustomerOrdersStartingWithA",
                   new Integer(0));
    このアクションにより、基準を満たすオブジェクトが戻されます。 この場合は、A で始まる顧客オーダー。
  3. 使用可能な共通保管照会文の名前をリストします。

    以下のコードの断片では、戻される照会のリストを共通照会のみに限定する方法を 示しています。

    String[] storedQuery = process.getStoredQueryNames(StoredQueryData.KIND_PUBLIC);
  4. オプション: 特定の保管照会文で定義された照会を検査します。
    専用の保管照会文には、 共通の保管照会文と同じ名前を付けることができます。名前が同じである場合は、 専用の保管照会文が戻されます。以下のコードの断片では、 指定した名前の共通照会のみを戻す方法を示しています。タスク・ベース・オブジェクトでこの照会を実行する場合は、 戻されるオブジェクト・タイプとして、StoredQueryData ではなく StoredQuery を 指定してください。
    StoredQueryData storedQuery = process.getStoredQuery
       (StoredQueryData.KIND_PUBLIC, "CustomerOrdersStartingWithA");
    String selectClause = storedQuery.getSelectClause();
    String whereClause = storedQuery.getWhereClause();
    String orderByClause = storedQuery.getOrderByClause();
    Integer threshold = storedQuery.getThreshold();String owner = storedQuery.getOwner();
  5. 共通の保管照会文を削除します。

    以下のコードの断片では、ステップ 1 で作成した 保管照会文の削除方法を示しています。

    process.deleteStoredQuery("CustomerOrdersStartingWithA");

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