ここでは、ビジネス・プロセスおよびヒューマン・タスク用に Business Process Choreographer コンテナーを構成する方法について説明します。また、Business Process Choreographer Explorer および Business Process Choreographer Observer を構成する方法についても説明します。
始める前に
Network Deployment (ND) 環境の場合、Service Component Architecture (SCA) が構成されていることを確認します。
をクリックし、「ビジネス・インテグレーション」セクションで、「Service Component Architecture」をクリックします。
必要に応じて変更し、「適用」をクリックします。
Business Process Choreographer Observer を ND 環境にインストールする場合、Common Event Infrastructure (CEI) を既に構成している必要があります。
このタスクを実行する理由と実行時期
Business Process Choreographer は、ビジネス・プロセスとヒューマン・タスクを
含むエンタープライズ・アプリケーションをサポートします。
ビジネス・プロセスのコンテナーおよびヒューマン・タスクのコンテナーを提供します。これらのコンテナーは、使用前にインストールおよび構成する必要があります。
ヒューマン・タスク・コンテナーにはビジネス・プロセス・コンテナーおよび
スタッフ・サービスが必要です。Business Process Choreographer Explorer は、人間による対話と、ビジネス・プロセスおよびヒューマン・タスクの管理のための、Web クライアント・インターフェースを提供します。
Business Process Choreographer Observer を使用して、完了したプロセスおよびタスクに関する
レポートを作成できます。また、Business Process Choreographer Observer を使用して、
実行中のプロセスおよびタスクの状況を表示することもできます。
このタスクのステップ
- デフォルト・プロファイルを作成したときに Business Process Choreographer サンプル構成オプションを選択した場合、
ビジネス・プロセス・コンテナー、ヒューマン・タスク・コンテナー、Business Process Choreographer Explorer、
Business Process Choreographer Observer は既に構成されています。
管理コンソールを調べて、BPEContainer、BPCExplorer、TaskContainer、および BPCObserver で始まる名前のエンタープライズ・アプリケーションを探すことによって、構成されていることを確認することができます。.
サンプル構成では、Cloudscape データベースおよび WebSphere デフォルト・メッセージング・プロバイダーを使用します。このサンプル構成は、実動システムには適していません。Business Process Choreographer の構成は 1 種類に限られるため、Business Process Choreographer の構成を継続して WebSphere MQ または別のデータベースを使用するには、Business Process Choreographer 構成の除去で説明するように、その前にサンプル構成を削除しておく必要があります。
- 以下のいずれかを実行します。
- 管理スクリプトを使用して Business Process Choreographer を構成する場合:
- bpeconfig.jacl スクリプト・ファイルを使用した Business Process Choreographer の構成を実行します。
- ローカルの Oracle データベースを使用するには、そのデータベースを手動で作成する必要があります。
- 引き続き、ステップ 3 を行います。
- インストール・ウィザードを使用して Business
Process Choreographer を構成する場合は、以下の操作を両方とも行います。
- インストール・ウィザードを使用したビジネス・プロセス・コンテナーの構成
- インストール・ウィザードを使用したヒューマン・タスク・コンテナーの構成.
- LDAP スタッフ・プラグインを使用している場合は、次の操作を行います。 LDAP スタッフ・プラグイン・プロバイダーの構成. システム・プラグイン・プロバイダーとユーザー・レジストリー・スタッフ・プラグイン・プロバイダーは、構成せずに使用できます。
- Network Deployment (ND) 環境で、ヒューマン・タスク・コンテナー・インストール・ウィザードを使用したか bpeconfig.jacl スクリプトの実行時にエラーが発生した場合は、SchedulerCalendars アプリケーションをセットアップする必要があります。 以下のいずれかを実行します。
- SchedulerCalendars アプリケーションをサーバーにインストール済みの場合は、以下の手順を実行して追加のサーバーにスケジューラーをインストールします。
- を選択します。
- 「SchedulerCalendars」を選択します。
- 「追加プロパティー (Additional Properties)」セクションの下で、「モジュールをサーバーにマップ (Map modules to servers)」を選択します。
- 「モジュール・カレンダー (Module Calendars)」のチェック・ボックスを選択します。
- すでに選択されているサーバーまたはクラスターには、SchedulerCalendars アプリケーションがインストール
されています。それらを消去しないようにしてください。ビジネス・プロセス・コンテナーを構成したサーバー
およびクラスターを選択してください。
- 「適用」を選択します。
- 「OK」を選択します。
- 変更内容を保管してノードとの同期をとります。
- SchedulerCalendars アプリケーションをインストールするのが初めての場合は、以下の手順を実行します。
- を選択します。
- ファイル・セレクターのウィンドウで、install_root ディレクトリーの installableApps サブディレクトリーを参照します。
- 「ScheduleCalendars.ear」を選択します。
- 「次へ」を選択します。
- デフォルト値を確定して、もう一度「次へ」を選択します。
- 「モジュールをサーバーにマップ (Map modules to servers)」のステップに到達するまでデフォルト値を確定し続け、次に ScheduleCalendars アプリケーションをロードするサーバーおよびクラスターを選択して、「次へ」を選択します。
- まとめのステップで、「完了」を選択します。
- アプリケーションがインストールを完了したら、「マスター構成に保管 (Save to Master Configuration)」を選択します。
- 変更内容を保管して同期をとります。
- Business Process Choreographer をアクティブにします。 Business Process Choreographer の活動化を実行します。
- オプション: Business Process Choreographer Explorer のインストールおよび構成が完了していない場合は、ここで構成できます。 Business Process Choreographer Explorer の構成を実行します。
- オプション: Business Process Choreographer Observer を使用したいけれど、ビジネス・プロセス・コンテナー・インストール・ウィザードのオプションを使用してそれをインストールしておらず、また bpeconfig.jacl スクリプト・ファイルをバッチ・モードで実行しなかった場合、スクリプトを実行することにより、Business Process Choreographer Observer をコマンド行からインストールできます。 Business Process Choreographer Observer インフラストラクチャーの構成を実行します。
- オプション: Business Process Choreographer が作動していることを確認します。 Business Process Choreographer の作動確認を実行します。
- オプション: 問題がある場合: Business Process Choreographer 構成のトラブルシューティングを実行します。
結果
Business Process Choreographer が構成され作動しています。
次の作業
これで、ビジネス・プロセスまたはヒューマン・タスク、あるいはその両方を含むエンタープライズ・アプリケーションを実行できるようになりました。