WebSphere Process Server は、WebSphere Application Server を組み込んでいます。これにより、エンタープライズ Bean、Web サービス、サーブレット、JCA コネクター、および非同期 Bean などの J2EE アプリケーション・コンポーネントをサポートする、高性能で、セキュアかつ管理可能なミドルウェア・コンテナーを提供します。
WebSphere Process Server は、サービス・アプリケーションのデプロイメントおよび管理で使用する機能を提供します。例えば、ブラウザー・ベースの管理コンソール、コマンド・スクリプト、(サービス・バス、サーバー、およびクラスターの) トポロジー管理、JMX と呼ばれる標準管理プログラミング・インターフェース・セット、およびホストされるアプリケーション・コンポーネントとインフラストラクチャーすべてを包含する管理モデルなどがあります。
サーバー・インフラストラクチャーでは、ほとんどのミドルウェアに共通のネットワーク I/O、キューイング、スケジューリング、スレッド化、およびディスパッチング機能を提供します。また、さまざまなトランスポートとプロトコルをサポートすることにより、プロトコル・セマンティクスおよびメッセージ・エンコードのコーディングを担当する開発者の負担を軽減します。
WebSphere Process Server は、通常はインプリメント困難な高品質のサービスをランタイム機能で提供することにより、アプリケーションを拡張および強化できます。例えば、アトミック・トランザクションや呼び出し元の特定のセキュリティー・ロールなどのホスティング・コンテナーの要件は、サービスのメタデータ中で宣言として表現されます。パフォーマンスのモニターと測定、ワークロード・ルーティング、およびワークロード管理などの運用機能は、管理上使用可能にすることができます。
WebSphere Process Server は、J2EE プログラミング・モデルの標準プログラミング・インターフェースをインプリメントする、アプリケーション・ランタイム・サービスを提供します。例えば、アプリケーションのトレースおよびロギングのインターフェースは、サーバー・ランタイムのインターフェースと統合され、問題診断についての一貫性のあるビューを提供します。セキュリティー・インターフェースは WebSphere Process Server セキュリティーを拡張してアプリケーション固有のビジネス要件に対処します。ネーム・スペース・サービスは、サービスのディスカバリーおよびバインディングを可能にし、管理ドメイン全体で持続できます。
WebSphere Process Server でデプロイされるサービス・インプリメンテーションでは、明示的にコード化したりサーバー・インフラストラクチャーを認識したりしなくても、これらの利点をすべて享受できます。
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