パフォーマンスのモニター

サービス・コンポーネント・イベント・ポイントに対してパフォーマンス測定を実行できます。パフォーマンス測定は、パフォーマンス・モニター・インフラストラクチャーを使用して処理します。 プロセス・サーバーでサービス・コンポーネント・イベント・ポイントからパフォーマンス・メトリックを収集するように構成します。また、Service Component Architecture 固有のパフォーマンス統計をアプリケーションのサーバー呼び出しから直接収集することもできます。

WebSphere® Process Server サービス・コンポーネントを調整して効率を最適化する場合も、ローパフォーマンスを診断する場合も、パフォーマンスの観点から、さまざまなランタイム・リソースおよびアプリケーション・リソースの動作を理解しておくことは重要です。パフォーマンス・モニター・インフラストラクチャー (PMI) では、ランタイム・リソースとアプリケーション・リソースの動作を説明する包括的なデータを提供します。PMI データを使用して、アプリケーション・サーバーにおけるパフォーマンスのボトルネックを識別し、修正できます。また、アプリケーション・サーバーの正常性をモニターする目的で PMI データを使用することもできます。

PMI はベース WebSphere Application Server インストールに組み込まれており、この機能の詳細については 製品資料へようこそ WebSphere Application Server Network Deployment 用で文書化されています。このセクションでは、WebSphere Process Server に固有のサービス・コンポーネントに関連するパフォーマンス・モニターについての補足的な情報のみを提供します。そのため、製品全体のほかの部分で PMI を使用する方法については、WebSphere Application Server の資料の情報を参照してください。

PMI によってモニター可能な WebSphere Process Server に固有のサービス・コンポーネント・イベント・ポイントは、通常 ENTRY、EXIT、および FAILURE というイベント性質を持っています。このパターンに従って定義されていないイベント・ソースはサポートされません。サポートされるイベントには、測定可能なパフォーマンス統計の 3 つのタイプがあります。

また、Service Component Architecture 固有の統計 を使用することによって、アプリケーションのサービス呼び出しから取得したパフォーマンス統計をモニターすることもできます。これらの統計では、エンタープライズ・アプリケーションを構成するプロセス・サーバーのサービス・コンポーネント・イベントの基礎となる実際のランタイム・プロセスを測定します。これらの統計を使用して、アプリケーション処理のさまざまなパフォーマンス測定を取得することができます。

関連タスク
Tivoli Performance Viewer によるパフォーマンス・メトリックの表示
関連資料
パフォーマンス・モニター・インフラストラクチャー統計
関連情報
ビジネス・プロセスの調整

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