サーバーの実行中に特性を変更する必要がある場合には、コマンドを使用して、ビジネス・ルールとセレクターの監査を構成します。
始める前に
これらのコマンドは、サーバーのコマンド行環境から実行する必要があります。
このタスクを実行する理由と実行時期
ビジネス・ルールとセレクターを監査するサーバーの数を変更する必要があるにもかかわらず、関連するサーバーを再始動できない場合があります。コマンド行を使用して、サーバーの構成をバッチ・モードで自動化できます。
以下の手順は、コマンドを使用して 1 つのサーバーを構成する方法を示しています。
重要: これらの設定は、サーバーを再始動した場合には保管されません。これらのコマンドを入力した後で構成を保管するには、管理コンソールを使用する必要があります。(「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」>servername>
「ビジネス・インテグレーション」>「ビジネス・ルール」>「ビジネス・ルールとセレクター監査」>「ランタイム」または「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」>servername>
「ビジネス・インテグレーション」>「セレクター」>「ビジネス・ルールとセレクター監査」>「ランタイム」)
注: 以下の手順では、サーバー
server1 を構成します。
ステップ
2 以降のすべてのステップは、jacl スクリプトに組み込んで実行できます。
このタスクのためのステップ
- 管理環境に入ります。
wsadmind
- 監査ロギングを構成するか、または既存の構成を変更するかを決定します。
タスク |
コマンド |
監査ロギングの構成 |
set mbean
[$AdminControl queryNames *:*,name=CustomizationAuditMBean,process=server1] |
監査ロギング構成の変更 |
set
auditconfig [$AdminConfig list AuditLog] |
- 該当するコマンドを入力します。
監査ロギングを構成または変更するコマンド
監査ロギングを構成または変更するコマンド
重要: 既存の構成を変更するコマンドを入力する場合は、変更内容を保管する必要があります。また、サーバーを再始動しないと、変更内容は有効になりません。
以下は、入力できるコマンドです。
- $AdminControl invoke $mbean getSeparateAuditLogEnabled
- 別個の監査ログへのロギングを実行するかどうかを判別するために使用します。
- $AdminControl invoke $mbean setSystemOutAuditLogEnabled {boolean}
- SystemOut.log ファイルへのロギングを使用可能または使用不可にするために使用します。Boolean には、true または false を指定できます。
- $AdminControl invoke $mbean getSeparateAuditLogFileName
- 別個の監査ログのファイル名を判別するために使用します。
- $AdminControl invoke $mbean setSeparateAuditLogFileName {filename}
- 新規のログ・ファイルの名前 (MyAudit.log など) を設定するために使用します。
- $AdminControl invoke $mbean getSeparateAuditLogFileRolloverSize
- 監査ログのサイズを判別するために使用します。
- $AdminControl invoke $mbean setSeparateAuditLogFileRolloverSize integer
- システムがヒストリー・ファイルへの監査ログのロール・オーバーを開始するサイズを設定するために使用します。サイズはメガバイトです。
- $AdminControl invoke $mbean getSeparateAuditLogFileMaxNumberOfBackupFiles
- 監査ログ・ヒストリー・ファイルの数を判別するために使用します。
- $AdminControl invoke setSeparateAuditLogFileMaxNumberOfBackupFiles integer
- 監査ログ・ヒストリー・ファイルの数を設定するために使用します。
- $AdminControl invoke $mbean setSeparateAuditLogEnabled {boolean}
- 別個のログ・ファイルへのロギングを開始または停止するために使用します。Boolean には、true または false を指定できます。
- $AdminConfig showall $auditconfig
- 現在の監査ログ構成を表示するために使用します。
- $AdminConfig modify $auditconfig {{separateAuditLogEnabled true}}
- 別個の監査ログへのロギングを使用可能にするために使用します。
- $AdminConfig modify $auditconfig {{systemOutAuditLogEnabled false}}
- system.Out ファイルへの監査を使用不可にするために使用します。
- $AdminConfig modify $auditconfig {{customAuditLog {{maxNumberOfBackupFiles
7} {rolloverSize 7}}}}
- 監査ログ・ヒストリー・ファイルの数と監査ログ・ファイルのサイズを変更するために使用します。
- $AdminConfig modify $auditconfig {{customAuditLog {{fileName MyAudit.log}}}}
- 監査ログ・ファイルの名前を変更するために使用します。
- $AdminConfig save
- 構成を保管するために使用します。
次の作業
これらの変更内容を保管する場合は、管理コンソールに移動するか (
「サーバー」 > 「アプリケーション・サーバー」> servername>
「ビジネス・インテグレーション」>「ビジネス・ルール」>「ビジネス・ルールとセレクター監査」>「ランタイム」または
「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」>servername>
「ビジネス・インテグレーション」>「セレクター」>「ビジネス・ルールとセレクター監査」>「ランタイム」)、または
$AdminConfig save と入力します。