このタスクを使用して、Business Process
Choreographer 用の Cloudscape™ データベースを作成します。
このタスクを実行する理由と実行時期
Cloudscape データベース・システムは Java™ 言語にインプリメントされています。これは、いくつかの Java Archive (JAR) ファイルとして WebSphere
® Process
Server に同梱されています。
WebSphere Process
Server に同梱されている Cloudscape ライセンスは、
開発とテストのためだけのものであり、実動用ではありません。Network Deployment 環境で Cloudscape を Business Process Choreographer のデータベース・システムとして使用することはできません。この製品に同梱されている Cloudscape バージョンには、Distributed
Relational Database Architecture™ (DRDA®) プロトコルでのクライアント/サーバー JDBC アクセスをサポートする Cloudscape Network
Server が含まれています。本バージョンの WebSphere Process Server に付属の Cloudscape Network
Server のバージョンでは XA をサポートしていないので、Business Process Choreographer はリモート側ではアクセスできない組み込み Cloudscape バージョンのみ
使用できます。
BPEDB という Cloudscape データベースを作成するには、
次のアクションを実行します。
このタスクのステップ
- 以下のいずれかの操作を実行して、データベース作成スクリプト・ファイルを実行する準備を整えます。
- デフォルト・ロケーションでデータベースを作成できるようにするには、適切なプロファイル・ディレクトリーに databases サブディレクトリーを手動で作成します。Windows システムでは、install_root¥profiles¥Profile_name¥databases を作成します。Linux および UNIX システムでは、install_root/profiles/Profile_name/databases を作成します。
新規ディレクトリーに移動します。
- デフォルト・ロケーションと異なるデータベース・ロケーションを作成するには、新規データベースを作成したいディレクトリーに移動します。ビジネス・プロセス・コンテナーのインストール・ウィザードを実行する場合は必ず、データベースの完全修飾ロケーションを、カスタム・プロパティー databaseName の値として指定する必要があります。
- データベース作成スクリプトを現行ディレクトリーにコピーします。
- Windows システムの場合は、install_root¥dbscripts¥
ProcessChoreographer¥Cloudscape¥createDatabase.sql ファイルをコピーします。
- UNIX および Linux システムの場合は、install_root/dbscripts/
ProcessChoreographer/Cloudscape/createDatabase.sql ファイルをコピーします。
- 使用サーバーに Java が構成済みであるかどうかを確認します。 次のコマンドを入力します。
java -version
エラー・メッセージが表示された場合は、ステップ 5 で、
データベース作成スクリプトを実行するときに Java コマンドの前に、Java 実行可能ファイルまでの絶対パスを接頭部として記述する必要があります。- Windows システムの場合は、install_root¥java¥bin¥ というパスを追加します。
- Linux および UNIX システムの場合は、install_root/java/bin/ というパスを追加します。
- データベース作成スクリプト createDatabase.sql のヘッダーに記載されている説明をエディターを使用して
読みます。 Windows システムではメモ帳を使用しないようにします。メモ帳では、このファイルを正しく読める形式で表示できないためです。
- データベース作成スクリプト・ファイルを実行します。 データベースが作成されるディレクトリーから、ヘッダーの指示に従いデータベース作成スクリプト・ファイル createDatabase.sql を実行します。
cView ツールを使用してスクリプトを実行しないでください。
- Business Process Choreographer Observer でもこのデータベースを使用する場合は、
次の手順を実行します。
- 以下の SQL スクリプトをデータベース・サーバーにコピーします。
clearSchema_Observer.sql
createDatabase_Observer.sql
createSchema_Observer.sql
dropSchema_Observer.sql
- Windows システムでは、SQL ファイルは
install_root¥dbscripts¥ProcessChoreographer¥Cloudscape にあります。
- UNIX および Linux システムでは、SQL ファイルは
install_root/dbscripts/ProcessChoreographer/Cloudscape/ にあります。
- テキスト・エディターで、スクリプト・ファイル createSchema_Observer.sql のヘッダー
に記載されている説明を読み取ります。 Windows システムではメモ帳を使用しないでください。メモ帳では、このファイルを正しく読める形式で
表示できません。
- スキーマを作成します。 データベースを作成したディレクトリーから、スクリプトのヘッダーの説明に従って、
スクリプト・ファイル createSchema_Observer.sql を実行します。
- エラーの場合は、スクリプト・ファイル dropSchema_Observer.sql を実行してスキーマ
を除去できます。
結果
Business Process Choreographer 用のデータベースが作成されます。
次の作業
親トピックのステップ 2 で構成を継続してください。