XMS は、ファイル・システム、Lightweight Directory Access Protocol (LDAP)、COS ネーミングの 3 種類の管理対象オブジェクト・ディレクトリーをサポートしています。
ファイル・システム・オブジェクト・ディレクトリーは、シリアライズされた Java and Naming Directory Interface (JNDI) オブジェクトの形式を使用します。 LDAP オブジェクト・ディレクトリーは、JNDI オブジェクトを収容する任意のディレクトリーです。 ファイル・システムと LDAP の 2 つのオブジェクト・ディレクトリーは、WebSphere MQ で利用できる JMSAdmin ツールを使用して管理できます。 WebSphere MQ 接続ファクトリーおよび宛先を一元化することにより、この 2 つのオブジェクト・ディレクトリーを使用してクライアント接続を管理できます。 こうすると、ネットワーク管理者は、すべてが同じ中央リポジトリーを参照する複数のアプリケーションや、中央リポジトリーで行った接続設定の変更内容を反映するためにアプリケーション自体を自動的に更新する複数のアプリケーションをデプロイできるようになります。
COS ネーミング・ディレクトリーは、WebSphere サービス統合バス接続ファクトリーおよび宛先を収容しており、WebSphere Application Server 管理コンソールを使用して管理できます。 XMS アプリケーションが、COS ネーミング・ディレクトリーからオブジェクトを取り出すことができるようにするには、JNDI ルックアップ Web サービスをデプロイする必要があります。