入力フォームと出力フォームのカスタマイズ

Business Process Choreographer Explorer インターフェースには、 ビジネス・データの表示や入力のためのデフォルトの入力フォームおよび出力フォームが用意されています。 JSP 文書を使用すると、これらのデフォルトの入力フォームおよび出力フォームをカスタマイズできます。

このタスクを実行する理由と実行時期

ユーザー定義の JavaServer Pages (JSP) 文書を Web クライアントに組み込むには、WebSphere Integration Developer でヒューマン・タスクをモデル化するときにこれらの文書を指定する必要があります。 例えば、JSP 文書の指定先は、特定のタスクやその入出力メッセージ、特定のユーザーのロールまたはすべてのユーザーのロールのいずれでも構いません。ユーザー定義 JSP 文書は、出力データを表示して入力データを収集するために実行時にユーザー・インターフェースに組み込まれます。

カスタマイズ・フォームは自己完結した Web ページではなく、Business Process Choreographer Explorer によって HTML フォームに組み込まれる HTML フラグメントです。例えば、ラベルや入力フィールドのフラグメントが該当します。

カスタマイズ・フォームがあるページでボタンをクリックすると、入力データは Business Process Choreographer Explorer に送信されて検証されます。検証は、提供されたプロパティーのタイプとブラウザーで使用されているロケールに基づいて行われます。 入力データを検証できない場合は同じページがもう一度表示され、検証エラーの情報が messageValidationErrors 要求属性に書き込まれます。

カスタマイズ・フォームを Business Process Choreographer Explorer に追加するには、WebSphere Integration Developer を使用して以下のステップを実行します。

このタスクのステップ

  1. カスタマイズ・フォームを作成します。

    Web インターフェースで使用される、入出力フォーム用のユーザー定義 JSP 文書は、メッセージ・データにアクセスします。要求コンテキストからビジネス・データにアクセスするには、Java 断片または JSP 実行言語を使用します。

  2. JSP 文書にタスクを割り当てます。

    ヒューマン・タスク・エディターでヒューマン・タスクを開きます。 クライアント設定で、ユーザー定義 JSP 文書の場所と、カスタマイズ・フォームの適用先のロール (例: 管理者) を指定します。Business Process Choreographer Explorer のクライアント設定は、タスク・テンプレートに格納されます。これらの設定は、実行時にタスク・テンプレートを使用して取得されます。

  3. ユーザー定義 JSP 文書を Web アーカイブ (WAR ファイル) にパッケージ化します。

    WAR ファイルは、タスクが格納されているモジュールと一緒にエンタープライズ・アーカイブに組み込むことも、個別に配置することもできます。

結果

カスタマイズ・フォームは、Business Process Choreographer Explorer で実行時にレンダリングされます。


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