Business Process Choreographer Observer データベースから、
指定の条件に一致したプロセス・インスタンスのデータをすべて選択して、選択的に削除するには、
管理コマンドを使用します。
このタスクを実行する理由と実行時期
プロセス・インスタンスの監視者情報を削除するには、
3 つの方法があります。
- 指定の時刻より前に終了状態が削除になったプロセス・インスタンスの
監視者データを削除する。
- 特定のプロセス・テンプレート・バージョンのプロセス・インスタンスの監視者データを削除する。
- 指定の時刻より前に最後のイベントが受信された場合は、プロセス・インスタンスの状態に関係なく、
その監視者データを削除する。
このタスクのステップ
- 管理スクリプトが置かれている Business Process Choreographer サブディレクトリーに
移動します。
Windows
® システムの場合は、次のように入力します。
cd install_root¥ProcessChoreographer¥admin
UNIX
® および Linux
® システムの場合は、次のように入力します。
cd install_root/ProcessChoreographer/admin
- データベースから、プロセス・インスタンスの監視者データを削除します。
Windows システムの場合は、次のコマンドを入力します。
install_root¥bin¥wsadmin -lang jython
-f observerDeleteCompletedProcessInstances.py
[([-node nodeName] -server serverName) | (-cluster clusterName)]
-dataSource dataSourceJNDIName
( -templateName templateName -validFrom timestamp)
| -completedBefore timestamp
| -force -state state -reachedBefore timestamp
[-profileName profileName]
UNIX および Linux システムの場合は、以下のコマンドを入力します。install_root/bin/wsadmin -lang jython
-f observerDeleteCompletedProcessInstances.py
[([-node nodeName] -server serverName) | (-cluster clusterName)]
-dataSource dataSourceJNDIName
( -templateName templateName -validFrom timestamp)
| -completedBefore timestamp
| -force -state state -reachedBefore timestamp
[-profileName profileName]
各部の意味は、次のとおりです。
- -node nodeName
- この名前は、ノードを示します。
デフォルトはローカル・ノードです。このパラメーターはオプションです。
- -server serverName
- サーバーの名前。このパラメーターはオプションです。デフォルトでは、デフォルトのサーバーです。
- -cluster clusterName
- クラスターの名前。このパラメーターはオプションです。
- -datasource datasourceJNDIName
- このコマンドで操作するデータベースを指定します。サーバーまたはクラスターには
複数の Observer データベースを入れることができるため、このパラメーターは必須です。
- -templateName templateName-validFrom timestamp
- (オプション) 監視者データを削除するプロセス・テンプレートまたはヒューマン・タスク・テンプレートの名前を
指定します。このオプションを指定すると
、-validFrom オプションも指定する必要があります。
- timestamp ストリングでは、管理コンソールの表示どおりに
テンプレートが有効になった日付 (UTC 形式) を指定します。
形式は、「yyyy-MM-ddThh:mm:ss」(年、月、日、T、時、分、秒) です。例えば、2006-11-20T12:00:00 のようになります。
- -completedBefore timestamp
- (オプション) 指定の時刻より前に完了したプロセス・インスタンスの監視者データを
削除します。timestamp ストリングの形式は、「yyyy-MM-ddThh:mm:ss」(年、月、日、T、時、分、秒) です。
例えば、2006-07-20T12:00:00 のようになります。
- -force -state state -reachedBefore timestamp
- (オプション) 指定の時刻より前に指定の状態になったプロセス・インスタンスの監視者データを
強制的に削除します。timestamp ストリングの形式は、「yyyy-MM-ddThh:mm:ss」(年、月、日、T、時、分、秒) です。
例えば、2006-07-20T12:00:00 のようになります。
- profileName profileName
- ユーザー定義プロファイルの名前。デフォルト・プロファイルで作業していない場合、このオプションを指定します。
例えば、サーバー myServer のノード myNode で
実行されるプロセス・インスタンスのうち、2008 年 5 月 16 日の正午より前に
終了状態になったものをすべて削除するには、
次のコマンドを実行します。
wsadmin –lang jython –f observerDeleteCompletedProcessInstances.py
-node myNode -server myServer
-force -state finished -reachedBefore 2008-05-16T12:00:00
正常に実行されれば、ツールから、監視者データが削除されたインスタンスの数と、
データベースから削除された表項目の数が報告されます。
そうでない場合は、エラー情報が報告され、
データベースは変更されません。
結果
指定したプロセス・インスタンスの監視者データが
Observer データベースから削除されました。