例: Common Event Infrastructure サーバーによるモニター

このタスクを使用する理由とその時期

このシナリオではビジネス・ルール・サンプル・アプリケーションを使用するため、このアプリケーションが配置されている Web ページをあらかじめ開いておいてください。この Web ページは開いたままにしておいてください。モニター・パラメーターを指定した後、このサンプルを実行します。サンプルを少なくとも 1 度実行しておいてください。実行しておくと、サンプルがモニター対象として選択可能な機能のリストに表示されます。

このタスクのステップ

  1. 管理コンソールを開きます。
  2. ナビゲーション・ペインで、「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」をクリックします。
  3. server_name をクリックします。
  4. 「トラブルシューティング」の下で、「ロギングおよびトレース (Logging and tracing)」 をクリックします。
  5. 「ログ詳細レベルの変更 (Change Log Detail levels)」をクリックします。
  6. 「ランタイム (Runtime)」タブを選択します。
  7. WBILocationMonitor.CEI.BR のツリーを展開します。WBILocationMonitor.CEI.BR.brsample.* エレメントの下に以下の 5 つのイベント・タイプが表示されます。
    • WBILocationMonitor.CEI.BR.brsample_module.DiscountRuleGroup.Operation._calculateDiscount.ENTRY
    • WBILocationMonitor.CEI.BR.brsample_module.DiscountRuleGroup.Operation._calculateDiscount.EXIT
    • WBILocationMonitor.CEI.BR.brsample_module.DiscountRuleGroup.Operation._calculateDiscount.FAILURE
    • WBILocationMonitor.CEI.BR.brsample_module.DiscountRuleGroup.Operation._calculateDiscount.SelectionKeyExtracted
    • WBILocationMonitor.CEI.BR.brsample_module.DiscountRuleGroup.Operation._calculateDiscount.TargetFound
  8. 各イベントをクリックして 「finest」 を選択します。
  9. 「OK」をクリックします。
  10. 「ビジネス・ルール・サンプル・アプリケーション (business rules sample application)」ページに切り替え、アプリケーションを 1 度実行します。
  11. 管理コンソールに戻り、ナビゲーション・ペインから、「統合アプリケーション」>「Common Base Event ブラウザー」を選択します。
  12. Network Deployment 環境内のノードでサーバーを実行している場合は、「イベント・データ・ストア」フィールドにサーバーとノードの名前が含まれるように変更する必要がある場合もあります。cell/nodes/node_name/servers/server_name/ejb/com/ibm/events/access/EventAccess というストリングを入力します。
  13. 「イベントの取得」を押します。

結果

Common Base Event ブラウザーの上側のペインに、サンプル・アプリケーションを実行したときに CEI サーバーにパブリッシュされた 4 つのビジネス・ルール・イベントのリストが表示されます。イベントの 1 つを選択してください。下側のペインにイベントの内容が表示されます。このイベントとロガーにパブリッシュされたイベントを比較してください。CEI サーバーにパブリッシュされた元の XML ストリングはブラウザーによって解析済みで、ENTRY イベントと EXIT イベントのビジネス・オブジェクト・コードは、元の 16 進形式から読み取り可能な XML に変換されています。この演習内の前のステップに戻り、詳細レベルを「finest」から「fine」または「finer」に変更して、イベント間の違いを比較することもできます。

この演習を完了すれば、CEI サーバーを使用してモニターするサービス・コンポーネント・イベント・ポイントを選択する方法を理解したことになります。このタイプのモニターで送出されるイベントは標準形式で、結果はデータベースにパブリッシュされることがわかりました。 また、Common Base Event ブラウザーを使用してデータベースからイベントを取得し、個別のイベント情報を解析済み表形式でブラウザー上に表示することもできるようになります。

次の作業

ビジネス・ルール・サンプル・アプリケーションのモニターを終了する場合は、ここで概要を示したステップを逆戻りして、サンプル・イベントの詳細レベルを 「info」 にリセットしてください。

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