エンタープライズ・サービス・バスのメッセージング・インフラストラクチャー

WebSphere Process Server には、エンタープライズ・サービス・バス機能があります。 WebSphere Process Server は、サービス指向、メッセージ指向、およびイベント・ドリブンの各テクノロジーの統合をサポートすることにより、統合化されたエンタープライズ・サービス・バスにおいて標準ベースのメッセージング・インフラストラクチャーを実現します。

エンタープライズ・アプリケーションで使用可能なエンタープライズ・サービス機能では、サービスの対話を円滑にするために、トランスポート層だけでなく、メディエーション・サポートも提供されます。エンタープライズ・サービス・バスは、オープン・スタンダードおよびサービス指向アーキテクチャー (SOA) を中心に構築されます。この機能は、IBM® WebSphere® Application Server Network Deployment バージョン 6.0.2 で提供される堅固な J2EE 1.4 インフラストラクチャーおよび関連プラットフォーム・サービスに基づいています。

IBM WebSphere Process Server には、IBM WebSphere Enterprise Service Bus で利用可能なテクノロジーと同じテクノロジーが採用されています。この機能は、WebSphere Process Server の基盤機能であるため、この機能を利用するために WebSphere Enterprise Service Bus 用の追加ライセンスを取得する必要はありません。ただし、WebSphere Enterprise Service Bus の追加スタンドアロン・ライセンスを企業にデプロイすることで、WebSphere Process Server によるプロセス統合ソリューションの接続性の範囲を拡大することができます。 例えば、WebSphere Enterprise Service Bus を SAP アプリケーションの近くにインストールして、IBM WebSphere Adapter for SAP をホストし、 SAP メッセージを変換してから、その情報をネットワークを介して、WebSphere Process Server によってコレオグラフ化されたビジネス・プロセスに送信することができます。

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