WebSphere Web Services Client for C++, Version 1.0.1 オペレーティング・システム: Linux, Windows

クライアント API

AxisClient API は、クライアント・スタブが使用するメソッドに加えて、そのほかのメソッドを提供します。 そのほかのメソッドを使用する場合の例として、Web サービスにプロキシー情報を追加する場合や、複数のスタブや呼び出しを初期化するアプリケーションなどがあります。

Web サービス・クライアント・アプリケーションを最も素早く作成できるのは、最初に WSDL を使用して、WSDL2Wsクライアント・スタブを作成する方法ですが、スタブが使用するメソッドは、使用可能な AxisClient API の一部でしかありません。AxisClient API が提供するすべてのメソッドについて詳しくは、<inst_dir>/docs 親ディレクトリー内の api サブディレクトリーにあるファイル index.html を開いてください。

以降のセクションで、AxisClient API が提供するメソッドを使用できる場合の例をいくつか示します。

Web サービスのプロキシー情報

本書で説明する株価情報サンプルで、どのような方法でビルドできるかを示す例として、Web サービスにプロキシー情報を追加する方法があります。これを行うためには、Web サービス・オブジェクトを作成した後、かつ Web サービス・メソッドを呼び出す前に、次に示す行のコードを追加する必要があります。

// If your network requires the use of a proxy, then add the following line of
// code to configure AxisClient.
/*
char * pszProxyURL = "<ProxyHost>";
int iProxyPortNumber = <ProxyPort>;
pwsStockQuote->setProxy( pszProxyURL, iProxyPortNumber);
*/

Axis::initialize および Axis::terminate

複数のスタブまたは呼び出しを使用する前に初期化するアプリケーションは、Web Services Client for C++ メソッドの呼び出し前に Axis::initialize() を呼び出し、 Web Services Client for C++ メソッドの最後の呼び出しの後に Axis::terminate を呼び出す必要があります。

複数のスレッドで Web Services Client for C++ を使用するアプリケーションでも、 Axis::initialize および Axis::terminate を使用する必要があります。


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Timestamp icon最終更新: 12 Jun 2006
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