このタスクを使用する理由とその時期
このシナリオでは、ビジネス・ルール・サンプル・アプリケーションを使用して、3 つのすべてのパフォーマンス統計 (成功、失敗、および応答時間) をモニターします。このアプリケーションが配置されている Web ページを開いておいてください。モニターの開始後にサンプルを数回実行するため、ページは開いたままにしておいてください。サンプルを少なくとも 1 度実行しておいてください。実行しておくと、サンプルがモニター対象として選択可能な機能のリストに表示されます。
このタスクのステップ
- 管理コンソールを開きます。
- コンソールのナビゲーション・ツリーで、「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」をクリックします。
- server_name をクリックします。
- 「ランタイム (Runtime)」タブをクリックします。
- 「パフォーマンス (Performance)」の下で、「パフォーマンス・モニター・インフラストラクチャー」をクリックします。
- 「カスタム」を選択します。
- 「WBIStats.RootGroup」>「BR」>「brsample_module.DiscountRuleGroup」>「操作」を展開し、「_calculateDiscount」を選択します。
- 「BadRequests」、「GoodRequests」、および「ResponseTime」の横のチェック・ボックスを選択して、「使用可能にする」を押します。
- 管理コンソールのナビゲーション・ツリーで、「モニターとチューニング (Monitoring and Tuning)」>「Performance Viewer」>「現在のアクティビティー (Current Activity」をクリックします。
- 「server_name」の横のチェック・ボックスを選択して、「モニターの開始」を押します。
- server_name をクリックします。
- 「WBIStats.RootGroup」>「BR」>「brsample_module.DiscountRuleGroup」>「操作」を展開し、「_calculateDiscount」の横のチェック・ボックスを選択します。
結果
空白のグラフが表示され、グラフの下には 3 つの統計の名前と値が表示されます。統計名の横のチェック・ボックスが選択されていない場合、それを選択します。これで、PMI では選択されたイベントのパフォーマンス・データのパブリッシュが、TPV では結果の表示ができます。
ビジネス・ルール・サンプル・アプリケーションを数回実行し、パフォーマンス・ビューアーが定期的に最新表示されるのを確認します。グラフには、成功した要求の累積数と各成功した要求の平均応答時間を表す線が表示されます。また、グラフの下には、各統計の名前の横に値が表示されます。成功数を表す線はサンプルをさらに追加呼び出すにつれて上昇するのに対し、応答時間の線は、最新表示が 2、3 回行われた後で水平になります。
このタスクを完了すれば、WebSphere® Process
Server がサービス・コンポーネントのパフォーマンス・モニターをインプリメントする方法を理解したことになります。モニターするサービス・コンポーネントを選択する方法や、パフォーマンス統計の計算方法についても理解できます。また、パフォーマンス・モニターを開始し、アプリケーション・パフォーマンスのリアルタイムの測定を表示することもできます。
次の作業
パフォーマンス・モニターはシステム・リソースに負荷をかける可能性があります。そのため、このタスクが完了したらモニターを停止してください。モニターを停止するには、Tivoli
® Performance
Viewer リンクをクリックし、ノードとサーバーの両方を選択して
「モニターの停止 (Stop
Monitoring)」を押します。