提供されているスクリプトを使用すると、イベント・データベースから多数のイベントを迅速にパージできます。
デフォルトのデータ・ストア・プラグインは、ユーティリティーのセットを提供しています。これらを使用すると、多数の古いイベントをイベント・データベースから定期的および迅速にパージできます。これらのユーティリティーは、指定した基準にマッチするイベントを削除する eventpurge.jacl イベント・サーバー・コマンドとは異なります。
この高速パージ機能では、バケットという概念が使用されます。バケットはテーブルのセットで、イベント・データベースのイベントの保管に使用されます。デフォルトのデータ・ストア・プラグインは 2 つのバケットを使用します。
各イベントは 1 つのバケットにのみ格納されます。イベント・コンシューマーからは、アクティブ・バケットと非アクティブ・バケットの違いは見えません。コンシューマーは、特定のイベントを照会、変更、または削除できますが、この際イベントがどのバケットに格納されているか認識する必要はありません。この方法の利点は、データベース固有のインターフェースを使用して、アクティブ・バケットに影響を与えることなく、非アクティブ・バケットを迅速にパージできる点です。通常のイベント・トラフィックは、パージ操作の実行中も継続して実行できます。
非アクティブ・バケットのパージ後、バケットをスワップして、アクティブ・バケットを非アクティブ・バケットに、非アクティブ・バケットをアクティブ・バケットにすることができます。バケットのスワッピングが行えるのは、非アクティブ・バケットが空の場合に限ります。
この高速パージ機能を使用する場合、バケットをスワップする頻度、または非アクティブ・バケットをパージする頻度を決定するのはユーザーの責任になります。イベント・トラフィック、ストレージ・スペース、アーカイブ要件、およびその他の考慮事項に基づき頻度を決定してください。
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