EJB API は、WebSphere Process Server 上にインストールされているビジネス・プロセスや
ヒューマン・タスクを処理する EJB クライアント・アプリケーションを開発するための
汎用的な方法をいくつか提供します。
このタスクを実行する理由と実行時期
この Enterprise JavaBeans (EJB) API を使用すれば、以下を実行するためのクライアント・アプリケーションを作成できます。
- プロセスやタスクのライフ・サイクルの、開始から完了後の削除までの
管理
- アクティビティーやプロセスの修復
- ワークグループのメンバーに対するワークロードの管理および配布
EJB API は、次の 2 種類のステートレス・セッション・エンタープライズ Bean として提供されます。
- BusinessFlowManagerService インターフェースは、ビジネス・プロセス・アプリケーション用のメソッドを備えています。
- HumanTaskManagerService インターフェースは、タスク・ベースのアプリケーション用のメソッドを備えています。
EJB API の詳細は、com.ibm.bpe.api パッケージおよび com.ibm.task.api パッケージの中の Javadoc を参照してください。
以下のステップは、
EJB クライアント・アプリケーションの開発に必要なアクションの概要です。
このタスクのステップ
- アプリケーションが提供する機能を決定します。
- 使用するセッション Bean を決定します。
アプリケーションでインプリメントするシナリオに応じて、2 つのセッション Bean のうちの 1 つ、または両方を使用することができます。
- アプリケーションのユーザーが必要とする許可権限を判別します。
アプリケーションのユーザーは、アプリケーションに組み込まれたメソッドを呼び出すこと、およびそれらのメソッドが戻すオブジェクトとそのオブジェクトの属性を表示するのに適した権限ロールを割り当てられていなければなりません。該当するセッション Bean のインスタンスを作成するときに、WebSphere Application Server がコンテキストとそのインスタンスを関連付けます。コンテキストには呼び出し元のプリンシパル ID、グループ・メンバーシップ・リスト、およびロールに関する情報が含まれています。
この情報は、それぞれの呼び出しごとに、呼び出し元の権限を確認するために使用されます。
Javadoc には、各メソッドの許可情報が含まれています。
- アプリケーションをレンダリングする方法を決めます。
EJB API
は、ローカル側でもリモート側でも呼び出すことができます。
- アプリケーションを開発します。
- EJB API にアクセスします。
- EJB API を使用して、プロセスまたはタスクと対話します。