WebSphere Web Services Client for C++, Version 1.0.1 オペレーティング・システム: Linux, Windows

GSKit 構成の設定値

SSL を使用するためには、事前に、axiscpp.conf ファイルまたは Web サービス・クライアント・アプリケーション内のいずれかで、GSKit が構成されていることを確認する必要があります。

SSL を使用する前に GSKit が構成されていることを確認する必要があります。そうでないと、ランタイム例外がスローされます。axiscpp.conf ファイルで構成設定が行われている場合、クライアント・アプリケーションはこの設定をオーバーライドすることができます。構成情報の順序は、構成の場所に関係なく同一です。

axiscpp.config ファイル (SecureInfo タグ)

GSKit を axiscpp.conf ファイル内で構成するには、axiscpp.conf ファイルの SecureInfo タグを使用して、セキュア・プロパティーを初期化します。

タグ定義

SecureInfo:keyRingFile, keyRingPasswordOrStash, keyRingLabel, v2CipherSpec,
v3CipherSpec, tlsCipherSpec, useFIPS

クライアント・アプリケーション (SetSecure メソッド)

Web サービス通信のセキュリティー確保の説明に従って、セキュア・エンドポイント URL (つまり、https で始まるエンドポイント) を指定した場合は、サービス・スタブ・オブジェクトを初期化するときに SetSecure メソッドを使用します。

メソッド・シグニチャー

void SetSecure( char * pszKeyRingFile,
char * pszKeyRingPasswordOrStash,
char * pszKeyRingLabel,
char * pszV2CipherSpec,
char * pszV3CipherSpec,
char * pszTLSCipherSpec,
bool bUseFIPS)

パラメーター定義

表 1. セキュア設定のためのパラメーターの定義
パラメーター 想定される値 説明
keyRingFile 任意の有効なストリング 鍵リング・データベースの絶対パスとファイル名。
keyRingPasswordOrStash 任意の有効なストリング 鍵リング・データベース・パスワード。
keyRingLabel 任意の有効なストリング 鍵リング・データベース・パスワード。
v2CipherSpec 「01」、「02」、「03」、 「04」、「06」、または 「07」の値を含む有効な ストリング 以下の注を参照。
v3CipherSpec 「00」、「01」、「02」、 「03」、「04」、「05」、 「06」、「09」、「35」、 「62」、「64」、「0A」、 「2F」、または「35」の 値を含む任意の有効な ストリング 以下の注を参照。
tlsCipherSpec 「NONE」または「DFLT」の値を含む任意の有効なストリング 以下の注を参照。
useFIPS true または false 以下の注を参照。

これらの値の説明は、「SSL for C Programmer’s Guide」にあります。詳しくは、IBM Publications Center から入手できる SSL の資料を参照してください。


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Timestamp icon最終更新: 12 Jun 2006
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