セレクターは、IBM® WebSphere® Process Server で実行中のアプリケーション内のコンポーネントの処理時の柔軟性を提供します。
セレクターは、実行時にサービス・コンポーネントの処理時点で柔軟性を提供するサポート・サービスです。 セレクターを使用すると、1 つの呼び出しによって、選択基準に基づいて異なるターゲットを呼び出すことができます。
セレクターを使用すると、ビジネス・ルール以上のいっそうの柔軟性が加わります。ビジネス・ルールは、ビジネスの基本的な部分です。ビジネス・ルールは、アプリケーションの一般的な処理や、アプリケーションを介してデータを取得する特定のサービスの呼び出しを駆動します。例えば、学校が始まる 2 週間前に、学校に関連する商品の新学期前の特別価格を提供するルールがあるとします。セレクターを使用すると、1 つの呼び出しによって、選択基準に基づいて異なるターゲットを呼び出すことができます。例えば、学校が始まる直前の場合、以前に新学期前に提供した価格が呼び出されます。ただし、シーズンが学校の終了直後である場合、夏休み準備用に提供した価格が呼び出されます。
アプリケーションはいつでも同じものを呼び出すため、移植可能です。 ビジネス・ルールは常に変わりません。しかし、セレクターのため、実際の処理が異なります (別のサービス・コンポーネントを呼び出します)。
セレクター (セレクター・コンポーネントとも呼ばれる) について詳しくは、『 セレクター・コンポーネントの概要』を参照してください。
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