この手順に従って、Linux システムでの WebSphere Process Server のインストールの準備を行います。
このインストール では、InstallShield for Multiplatforms (ISMP) ウィザードが使用されます。製品はサイレント・インストールすることもできます。サイレント・モードは、コマンド行で、インストール前に編集した応答ファイルを示すパラメーターを指定して起動します。
以下の手順を使用して、WebSphere Process Server を インストールするためにオペレーティング・システムを準備します。
この製品は、root 以外のユーザーでは正常にインストール できません。製品 CD のコピーを作成する場合は、root として実行します。root 以外の ユーザーによって作成されたコピーは、正しいファイル属性を保持していないため、正常に機能しません。
umask
umask 022
ブラウザーの実際のロケーションを識別するコマンドを使用して、サポートされるブラウザーのロケーションをエクスポートします。
export BROWSER=/opt/bin/firefox
インストール・ウィザードは、前提条件となるオペレーティング・システム・パッチを検査しますが、前提条件をまだ確認していない場合は、WebSphere Process Server でサポートされる前提条件となるハードウェアとソフトウェアを確認してください。この情報にアクセスするには、http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27006205 のサイトで WebSphere Process Server の詳細なシステム要件を参照し、ご使用のバージョンの WebSphere Process Server へのリンクを選択してください。
サポートされているバージョンへのマイグレーションについては 、IBM 以外の前提条件および相互に必要な製品の資料を参照してください。
Linux パッケージ登録制限により、インストーラーの prereqChecker プログラムは Linux システム上の前提条件パッケージを検査しません。次の前提条件パッケージがインストールされていることを確認します。詳しくは、Linux パッケージのインストールと検証を参照してください。
すべてのハードウェア・プラットフォームに対応するパッケージのインストール
任意のハードウェア・プラットフォームに次のパッケージをインストールします。
これらのパッケージは、Red Hat Enterprise Linux 4 オペレーティング・システムの一部ですが、デフォルトではインストールされません。Red Hatより正誤表として新規パッケージが提供されている場合は、これらのパッケージ以降のリリースをインストールすることもできます。
32 ビットと 64 ビットの両方のアプリケーションを実行できるハードウェア・プラットフォームに対応するパッケージの選択
32 ビットおよび 64 ビットの両方のアプリケーションを実行できるハードウェア・プラットフォームには、AMD Opteron、Intel(R) EM64T、iSeries、pSeries (PowerPC(R))、および zSeries (S/390 64 ビット) マシンなどがあります。
デフォルトでは、Red Hat Enterprise Linux 4 はこれらのプラットフォームに 64 ビット・ランタイム・サポートのみをインストールします。 ただし、WebSphere Process Server 製品およびパッケージに付属するさまざまなアプリケーションでは 32 ビット・ランタイム・サポートも必要です。 そのため、32 ビット・ランタイム・サポートもインストールする必要があります。
Red Hat Enterprise Linux 4 のインストール時にパッケージのカスタマイズを選択して、次の必要な 32 ビット・パッケージをインストールします。 または、グラフィカル端末から system-config-packages コマンドを実行して、既存の Red Hat Enterprise Linux 4 システム上のパッケージをカスタマイズします。
「システム (System)」カテゴリーの下に Compatibility Architecture Support をインストールします。32 ビットおよび 64 ビット・アプリケーションの両方を使用して C ライブラリーまたは C++ ライブラリーを構築する予定である場合は、オプションとして、「開発 (Development)」カテゴリーの下に Compatibility Architecture Development Support をインストールします。
各パッケージの両方のバージョンがあることを確認するには、rpm -qa | grep package_name コマンドを実行します。package_name 変数は、各パッケージの名前に置換してください。
インストールしたパッケージが、コマンドの応答に表示されます。パッケージごとに 2 つずつ応答を得られなかった場合、パッケージのバージョンが 1 つだけインストールされています。 その場合は、欠落しているパッケージをインストールする必要があります。
特定プラットフォームの追加パッケージのインストール
すべてのプラットフォームに共通するパッケージに加え、WebSphere Process Server の各製品およびパッケージをインストールする前に、32 ビット・アプリケーションおよび 64 ビット・アプリケーションの両方を実行できるハードウェア・プラットフォームに、次のパッケージをインストールします。
64 ビット zSeries ハードウェア・プラットフォーム上に、パッケージの 32 ビット・バージョンおよび 64 ビット・バージョンの両方をインストールします。
必須パッケージをインストールしなかった時に発生する問題
すべての必須パッケージがインストールされていないと、インストール・ウィザードは開始できません。エラー・メッセージに、欠落しているライブラリーや、グラフィカル・インターフェースをロードできない、などのインストール時に発生するエラーが示されます。
SLES 9 SP1 は、PowerPC 64 ビット・マシンで公式にサポートされているプラットフォームです。
00000014 RecoveryManag A WTRN0028I: トランザクション・サービスにより 0 個のトランザクションが リカバリーされました。 (Transaction service recovering 0 transactions.) 0000000a ResourceMgrIm I WSVR0049I: tm/デフォルトとして DefaultTimerManager をバインドしています。 (Binding DefaultTimerManager as tm/default) 0000000a WorkAreaServi A ACWA0002I: WorkArea サービスが dmgr で有効になっていません。 (WorkArea service not enabled on dmgr.) 0000000a AppProfileCom I ACIN0007I: アプリケーション・プロファイル・サービスが正常に開始しました。 (The application profiling service started successfully.) 0000000a CacheServiceI I DYNA0048I: WebSphere 動的キャッシュが正常に初期化されました。 (WebSphere Dynamic Cache initialized successfully.) 00000015 LogAdapter E DCSV9416E: 内部エラーが発生しました。 例外として、10002 ラウンドでクロックが変更されません。 (Exception is Clock not changed in 10002 rounds.) 00000015 LogAdapter E DCSV9416E: 内部エラーが発生しました。 例外として、10002 ラウンドでクロックが変更されません。 (Exception is Clock not changed in 10002 rounds.)
システムの cp コマンドではなく、フリーウェア・パッケージの一部である cp コマンドを使用して製品をインストールする場合、インストールが 正常に完了したように見えても、製品によってインストールされる Java 2 SDK では、install_root/java ディレクトリー (install_root は WebSphere Process Server のインストール・ディレクトリーを表す) の ファイルが欠落する可能性があります。
ファイルが欠落していると、 必要なシンボリック・リンクが壊れる可能性があります。WebSphere Process Server 製品を正常にインストールするには、PATH からフリーウェアの cp コマンドを除去する必要があります。
オペレーティング・システムに emacs または 他のフリーウェアをインストールしている場合は、以下のステップを実行して、 システムで使用されている cp コマンドを識別し、フリーウェアの cp コマンドが使用されている場合には、 それを非活動化します。
お客様用の製品 CD を ISO イメージから、または 実際の CD のコピーによって作成した場合は、以下のステップに 従って、Java 2 SDK が正常に動作することを確認します。
cd /mnt/JDK/repository/prereq.jdk/java/bin
./java -versionJava 2 SDK が完全であれば、 コマンドはエラーを伴わずに正常に完了します。
この手順によって、WebSphere Process Server をインストールできるようにオペレーティング・システムを準備します。
オペレーティング・システムの準備が完了すると、 WebSphere Process Server をインストールできます。別の選択可能なさまざまなインストール手段についての説明は、ソフトウェアのインストールを参照してください。
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