InitialContext コンストラクターのパラメーターには Uniform Resource Indicator (URI) で指定される、管理対象オブジェクトのリポジトリーのロケーションが含まれます。 アプリケーションがリポジトリーへの接続を確立するためには、URI に含まれる情報より多くの情報を指定することが必要な場合があります。
JNDI および XMS の .NET 実装では、追加情報をコンストラクターへの環境 Hashtable で指定します。
XMS の C/C++ 実装では、InitialContext オブジェクトの構成後、このオブジェクトのプロパティーを設定することで情報を指定します。 このため C/C++ では、アプリケーションがディレクトリーに接続して管理対象オブジェクトを検索する前にプロパティーを InitialContext オブジェクトに設定できるように、InitialContext オブジェクトの作成と (検索のための) ディレクトリーへの接続は別個に行われます。
管理対象オブジェクト・リポジトリーのロケーションは、XMSC_IC_URL プロパティーで定義します。 このプロパティーは、通常は Create 呼び出しに渡されますが、検索の前に別のネーミング・ディレクトリーに接続するように変更できます。 FileSystem コンテキストまたは LDAP コンテキストの場合、このプロパティーはディレクトリーのアドレスを定義します。 COS ネーミングの場合、これは、これらのプロパティーを使用して JNDI ディレクトリーに接続する Web サービスのアドレスです。
以下のプロパティーは、JNDI ディレクトリーに接続する目的で使用するように、変更されずに Web サービスに渡されます。