説明されている XMS の動作と矛盾する動作が発生した場合は、失敗時に生成される First Failure Data Capture (FFDC) レコードを使用すると、問題の原因の判別に役立ちます。
エラーの検出後、アプリケーションの現行作業ディレクトリー内で拡張子 .FDC が付いたファイルを見つけ、これらのレコードに記述されているテキスト情報を使用して失敗を調査し、問題をユーザー自身が解決できるか、あるいは IBM サポートに支援を要請する必要があるかどうかを判別します。
XMS により生成される FFDC レコードのタイプは、発生した失敗のタイプによって決まります。FFDC レコードには次の 2 種類の特殊タイプがあります。
この場合、IBM サポート担当員から、アプリケーション・プロセスから書き込まれた FFDC レコードの詳細を求められることがあります。問題を診断する上でさらに情報が必要な場合、IBM 担当員から製品トレースを提供するよう求められることがあります。この場合、問題を診断できるようにするため長期にわたって製品トレースをキャプチャーし、このトレース・キャプチャー期間内に言及した動作が発生しなければなりません。トレースを提出するよう求められた場合、使用するトレース・オプションと IBM に送る必要がある診断情報についてのアドバイスを担当員から受けます。