ConnectionFactory オブジェクトには、アプリケーションが Connection オブジェクトを作成するときに使用するテンプレートがあります。 アプリケーションは、Connection オブジェクトを使用して Session オブジェクトを作成します。
C および C++ の場合は、接続に使用するプロトコルのタイプを選択できるようにするためのプロパティーがある単一型の ConnectionFactory があります。 .NET の場合、XMS アプリケーションは、最初に XMSFactoryFactory オブジェクトを使用して、必要なタイプのプロトコルに適した ConnectionFactory オブジェクトへの参照を取得します。 この結果、この ConnectionFactory オブジェクトは、対象のプロトコル・タイプに対してのみ接続経路を作成できます。
XMS アプリケーションは、複数の接続経路を作成できます。また、マルチスレッド化アプリケーションは、複数のスレッドで 1 つの Connection オブジェクトを並行して使用できます。
接続経路は、以下のように複数の役割を果たします。
XMS アプリケーションは、通常、1 つの接続経路、1 つ以上のセッション、およびいくつかのメッセージ・プロデューサーおよびメッセージ・コンシューマーを作成します。
接続経路の作成には通信接続経路の確立が必要であり、アプリケーションの認証が必要になる場合もあるため、システム・リソースの点で比較的コストが高くなります。