状態非依存イベント・データ

ビジネス・プロセスとヒューマン・タスクの代わりに発行される Common Base Event には、イベントが作成されたときの状態に依存しない情報が含まれます。このイベント・データは、すべてのビジネス・プロセス・イベントとヒューマン・タスク・イベントで同じです。

次の表に、これらのイベントに含まれる CommonBaseEvent エレメントと sourceComponentID エレメントの属性値を示します。

属性 説明
CommonBaseEvent エレメント
creationTime イベントが作成された時刻 (協定世界時 (UTC) 形式)。
globalInstanceId Common Base Event インスタンスの ID。この ID は自動的に生成されます。
sequenceNumber イベント・ファクトリーによって発行されるシーケンス番号。
severity ビジネス・プロセスまたはヒューマン・タスクにイベントが及ぼす影響。この属性は 10 (情報) に設定されます。
version 1.0.1 に設定します。
extensionName 値は、イベントを作成するオブジェクトまたはイベントに依存します。
sourceComponentId エレメント
component ビジネス・プロセスとヒューマン・タスクの場合、WPS# と、その後に現行プラットフォームの ID と基盤となるソフトウェア・スタックのバージョン ID を設定します。
componentIdType ストリング「ProductName」に設定します。
executionEnvironment オペレーティング・システムを示すストリング。
instanceId サーバーの ID。この ID のフォーマットは、cell name/node name/server name です。区切り文字はプラットフォームに依存します。
location 実行中のサーバーのホスト名に設定します。
locationType IP アドレスまたはホスト名に設定します。
processId オペレーティング・システムのプロセス ID。
subcomponent

ビジネス・プロセスの場合、BFM に設定します。
ヒューマン・タスクの場合、HTM に設定します。

threadId Java™ 仮想マシン (JVM) のスレッド ID。
componentType ビジネス・プロセスの場合、次のように設定します。

www.ibm.com/namespaces/autonomic/Workflow_Engine

ヒューマン・タスクの場合、次のように設定します。

www.ibm.com/xmlns/prod/websphere/scdl/human-task


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