Common Event Infrastructure データベースの仕様

WebSphere Process Server のイベントをモニターするには、イベントの発生時にイベントをデータベースに取り込みます。そのために使用するのが、Common Event Infrastructure データベースです。

WebSphere Process Server の Common Event Infrastructure データベースは、スタンドアロン・プロファイルに対して作成され、Network Deployment 環境内の各 Common Event Infrastructure サーバー・インスタンスごとに作成されます。Common Event Infrastructure データベースは内部のデバイスであり、ユーザーと直接対話することはありません。Common Event Infrastructure データベースとのすべての対話は、サポートされている Common Event Infrastructure API を使用して実行する必要があります。

詳しくは、イベント・データベースの構成を参照してください。

サポートされているデータベース・タイプ

Common Event Infrastructure データベースとして使用できるのは、以下のデータベースです。
  • Cloudscape™ V5.1
  • DB2 Universal Database™ V8.1
  • DB2 Universal Database V8.2
  • DB2 Universal Database for z/OS and OS/390 V7.1
  • DB2 Universal Database for z/OS V8.1
  • Oracle V9.1
  • Oracle V10.1

データベース管理サービス (DBMS) インスタンス

Common Event Infrastructure データベースは、スタンドアロン・サーバー・プロファイルに対してのみ作成されるので、各サーバーごとに 1 つの DBMS インスタンスのみが存在します。

プロファイル作成時の構成操作

Common Event Infrastructure データベースの構成は、プロファイル・テンプレートの ANT スクリプト configCei.ant によって実行されます。このスクリプトは、Common Event Infrastructure API を呼び出します。対象の構成に必要なすべてのプロパティーは、応答ファイルで用意します。

SQL スクリプト

データベース構成を実行するには、応答ファイルを作成し、その応答ファイルをパラメーターとして指定して Common Event Infrastructure API を呼び出します。Common Event Infrastructure がその応答ファイルを処理してスクリプトを作成すると、それらのスクリプトは、以下の場所に配置されます。 profilePath/event/dbscripts/dbtype

JDBC プロバイダー

Common Event Infrastructure データベースのプロバイダーを作成するためのスクリプトは、以下の場所に格納されます。 install_root/profiles/profilename/event/dsscripts/dbtype

コンポーネントの JNDI 名は以下のとおりです。

jndiName="jdbc/cei"

jndiName="jdbc/eventcatalog"

テーブル

多数のテーブルが作成されます。対象のデータベース製品で生成されるテーブルを確認するには、生成されるスクリプトを参照してください。

スクリプトのエクスポート

生成された SQL スクリプトを実行するためのシェル・スクリプトが以下のディレクトリーに作成されます。
install_root/profiles/profilename/event/dbscripts/dbtype 

ユーザー ID の特権

プロファイル・ウィザードで指定するユーザー信任状には、テーブル・スペース、テーブル、索引、およびストアード・プロシージャーを作成するのに十分な権限が必要です。「新規 (ローカル) データベースの作成 (Create new (local) database)」オプションを使用する場合は、新規データベースを作成するために必要な特権がユーザー ID に与えられていなければなりません。

追加情報

Common Event Infrastructure についての詳しい情報は、イベント・データベースの構成で検索できます。


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