バス環境の管理

Service Integrator では、サーバーおよび、エンタープライズ・サービス・バスを稼働するバス環境を考慮することなく SCA モジュールをデプロイできます。 ただし、管理者はサーバーおよびバス環境を管理する必要がある場合があります。例えば、サーバーの始動および停止、SCA モジュールに提供されるサービス品質の変更、サーバー容量の追加、さらに分散されたバス環境の導入などです。

このタスクを実行する理由と実行時期

WebSphere Process Server の完全 (デフォルト) インストールを選択すると、デフォルトのバス環境が作成されます。このバス環境は、SCA モジュールのデプロイに使用する 2 つのサービス統合バスに割り当てられるシングル・サーバーを構成します。このサーバーを使用して、サーブレット、Enterprise Java Bean、JMS 宛先など、J2EE のコンポーネントおよびリソースをデプロイすることもできます。

デフォルトのバス環境が、ご使用の SCA モジュールに適切な場合もあります。ただし、バス環境のトポロジーを変更する必要がある場合があります。例えば、サーバー容量を追加したり、別の部門用にさらに分散されたバス環境を導入したり、テスト機能と実動機能を分離する場合です。

バス環境の管理には、WebSphere Process Server のいくつかの設定が必要になります。場合によってはより大規模なシステムの一部として、一般的には実稼働環境または現実的なテスト環境として設定します。これには、いくつかのインストールおよびカスタマイズ・アクティビティー、バス・トポロジー計画、および製品構成の作成が含まれます。これは、 サービス統合バス、サーバー、そのリソースの管理、セルおよびノードの管理可能論理ドメインの設定および管理、クラスタリングと高可用性の構成によるワークロードのバランス方法に重点を置いています。

WebSphere Process Server でのバス環境は、WebSphere Application Server により提供されるサービス統合テクノロジーを使用します。ここでの各トピックでは、バス環境の管理に必要なサービス統合テクノロジーに関連するタスクについて説明します。


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