チュートリアル: セキュリティー・ロールをリストする jacl スクリプトの記述

このチュートリアルでは、JMX MBean を利用および管理できる単純な jacl スクリプトの記述と実行方法について説明します。このスクリプトは、グローバル・セキュリティーが使用可能な場合にロールを呼び出すことと関係しています。このスクリプトを使用して、リレーションシップ内のロールごとにロール名をプリントすることができます。

このチュートリアルの目的

このチュートリアルを終了すると、次の操作ができるようになります。
  • すべてのリレーションシップのリストを要求する JMX MBean を呼び出す jacl スクリプトを記述する。
スクリプトの記述について詳しくは、WebSphere Application Server Network Deployment バージョン 6.0 インフォメーション・センターの『スクリプトの使用 (wsadmin)』を参照してください。

このチュートリアルを完了するのに必要な時間

このチュートリアルは、完了するのにおよそ 15 分から 30 分の時間を要します。

前提条件

このチュートリアルでは、JMX セキュリティー・サンプルに組み込まれているスクリプトを使用します。このサンプルでは、ロール・リレーションシップのリストをプリントする MBean 機能を実例で示します。
注: このスクリプトを使用するには、WebSphere Process Server のインストール時に、コード・サンプルをインストールするオプションを選択する必要があります。

サンプル jacl スクリプトの場所は、<wbi_root>/samples/JMXSample/scripts です。 スクリプトの名前は、RelServicesAdmin.jacl です。

スクリプトを実行するには、次のように入力します。
wsadmin -f ../samples/JMXSample/scripts/RelServicesAdmin.jacl
 -server servername -node nodename

このスクリプトは、ご使用の環境にあるリレーションシップを 10 件まで呼び出し、それぞれのリレーションシップごとのロールを 10 個までコンソールにプリントします。


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