WebSphere Web Services Client for C++, Version 1.0.1 オペレーティング・システム: Linux, Windows

ハンドラーを備えた Web サービス・クライアント・アプリケーションのデプロイ

ハンドラーを使用するWeb サービス・クライアント・アプリケーションでは、デプロイメントの前に追加の構成を行う必要があります。

始める前に

このセクション では、クライアント・サイド・ハンドラーの作成および使用の説明に従って、既にハンドラーを作成しビルドしていることが前提となっています。

以下に示す手順では、myGetQuote クライアント・アプリケーション・サンプルを使用し、GetQuote サービスが実行されていることを前提としています。(このサービスは、WebSphere Application Server バージョン 5.0 以上に付属しているサンプルで使用します)。該当するサービスがない場合は、サンプルのディレクトリーで WSDL からサービス・コードを作成する必要があります。

このタスクを実行する理由および時期

Web サービス・クライアント・アプリケーションの作成およびデプロイの説明に従ってクライアント・アプリケーションを作成した後、要求タイプまたは応答タイプとして使用できる 1 つ以上のサービス・ハンドラーを追加することができます。

注:

ハンドラーを使用するアプリケーションをデプロイするには、以下の手順を実行します。

このタスクの手順

  1. ハンドラー・ライブラリーを探します。
  2. WSDD ファイルを調べて、このファイルに WSDD ファイルでのハンドラー定義の説明どおりの、ハンドラーの正しいパスが指定されていることを確認します。
  3. axiscpp.conf ファイル内の WSDD ファイル・パス定義の説明に従って、axiscpp.conf ファイルに、WSDD ファイルの場所を追加します。
  4. 使用する WSDL ファイルに SOAP アクションが指定されていない場合は、WSDD ファイルで、setTransportProperty メソッドの 2 番目のパラメーター (値) をサービスの名前に変更します。 例えば、サービス名が「Handler」であれば、Web サービス・オブジェクトの setTransportProperty( SOAPACTIONHEADER , "Handler") を呼び出す必要があります。
  5. myGetQuote アプリケーションを再ビルドします。
  6. myGetQuote アプリケーションを実行してください。
  7. myGetQuote アプリケーションがドル建ての IBM の株価を戻したことを確認します。

結果

以下のスクリーン・ショットは、コマンド行から実行された myGetQuote アプリケーションを示しています。 myGetQuote が以下のように実行できるようにするため、あらかじめ必要なハンドラーを WSDD ファイルに定義し、WSDD ファイルの場所を axiscpp.conf ファイルに定義してあります。

図 1. コマンド行からの myGetQuote の実行 (ハンドラーを使用する場合)
このスクリーン・ショットでは、コマンド行から実行されている GetQuote アプリケーションを示しています。


Task topic

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Timestamp icon最終更新: 12 Jun 2006
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