メッセージング・エンジンの設定計画

メッセージング・エンジンの初期設定の計画を立てるには、このタスクを使用します。

このタスクを実行する理由と実行時期

長期間にわたって実行するプロセスの最善のパフォーマンスを引き出すには、永続メッセージのパフォーマンスが最大化するようにメッセージ・キューイング・システムを調整します。

WebSphere Platform Messaging を使用する場合は、WebSphere Application Server Network Deployment インフォメーション・センターのサービス統合の説明に従って、メッセージング・エンジン用のデータ・ストアをセットアップおよび調整してください。

デフォルトのメッセージング・サービスではなく、IBM® WebSphere® MQ メッセージング製品を使用する場合は、以下の手順を最後まで実行してください。

このタスクのステップ

  1. MQ パラメーター設定を調整します。
    以下の MQ パラメーター設定を調整します。
    • ログ・ファイル・ページ
    • ログ・バッファー・ページ
    • ログ 1 次ファイル
    • ログ 2 次ファイル
    • ログのデフォルト・パス
    • 最大チャネル数
    • チャネル・アプリケーションのバインド・タイプ

    永続キュー・データと MQ ログの両方のデフォルト・ロケーションは、MQ インストール・ディレクトリーです。永続キューと WebSphere MQ ログのデータ・ストレージは、別々のディスク・ドライブに配置します。別のディスク・ドライブを参照するログ・ファイルへのパスを変更することにより、MQ ログの場所を変更できます。これらの変更は、Business Process Choreographer のキュー・マネージャーを作成する前に行います。

  2. Business Process Choreographer の WebSphere MQ サービス・プロパティーを調整します。
    これらの値は、Business Process Choreographer が使用するキュー・マネージャーを作成する前に設定する必要があります。各パラメーターの値は、以下の表に示す最大値に設定します。
    表 1. Business Process Choreographer の WebSphere MQ サービス・プロパティーのチューニング
    パラメーター コメント
    ログ・ファイル・ページ 16384 Windows® システムの場合、WebSphere MQ のバージョンによっては、MQ 管理ツールを使用してログ・ファイル・ページの数を 16384 に設定することをサポートしないものもあります。この場合は、Windows レジストリー・キー、
    HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥IBM¥MQSeries¥
        CurrentVersion¥Configuration¥LogDefaults
    の値を、次のように変更します。

    16384

    ログ 1 次ファイル 10
    ログ 2 次ファイル 53
    ログ・バッファー・ページ 512
  3. キュー・マネージャー・プロパティーを調整します。
    以下の表に示すように、チャネル数が最大の場合のキュー・マネージャー・プロパティー、およびチャネル・アプリケーションのバインディング・タイプを指定します。
    表 2. キュー・マネージャーのプロパティーのチューニング
    キュー・マネージャーのプロパティー
    最大チャネル数 デフォルトを使用
    チャネル・アプリケーションのバインド・タイプ FASTPATH

結果

ご使用のキュー・マネージャーは最適な状態で作動しています。
関連タスク
メッセージング・プロバイダーの細密チューニング

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