Service Component Architecture (SCA) アプリケーションおよびアプリケーション宛先を
ホストするようにサーバーまたはクラスターを構成できます。これらの宛先を使用して、ローカルに
インストールされた SCA アプリケーション、またはリモートのクラスターやサーバーに
インストールされた SCA アプリケーションをサポートできます。
始める前に
以下のタスクを実行するには、管理者またはコンフィギュレーターとしてログインしている必要があります。
このタスクを実行する理由と実行時期
このタスクでは、システム・バスおよびアプリケーション・バスを
構成する必要があります。一方または両方のバスに既存のデータ・ソースを使用するか、
新規データ・ソースを構成できます。データ・ソースについては
以下の考慮事項に注意してください。
- メッセージング・エンジンと共に DB2 データベースを使用している場合、
システム・バスとアプリケーション・バスの両方のデータ・ソースに同一のデータベース・インスタンスを使用できますが、
それぞれのバスに固有のスキーマ名を指定する必要があります。
(スキーマにはデータ・ソースの表が含まれます。各メッセージング・エンジンは
リソースを単一のスキーマに格納し、各データベース・スキーマは 1 つのメッセージング・エンジンのみによって
使用されます。)
- その他のサポートされるデータベースを使用している場合は、システム・バスとアプリケーション・バスのデータ・ソースに異なるデータベース・インスタンスを使用する必要があります。
SCA アプリケーションおよび宛先を
ホストするようにサーバーまたはクラスターを構成するには、以下の手順を使用します。
このタスクのためのステップ
- 管理コンソール内で、該当するスコープに応じて以下のいずれかをクリックします。
- サーバーを構成する場合: 「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」>server_name>「Service Component Architecture」
- クラスターを構成する場合: 「サーバー」>「クラスター」>cluster_name>「Service Component Architecture」
- 「宛先ロケーションの構成する」をクリックします。
- 「JDBC プロバイダー」ドロップダウン・メニューを使用して、
JDBC プロバイダーに適切なテンプレートを指定します。 選択した JDBC プロバイダーによって、システム・バスおよびアプリケーション・バスが使用することのできるデータベースのタイプが決まります。
- 「ユーザー名」フィールドに、
システム・バスおよびアプリケーション・バスのデータ・ソースへのアクセスに
使用する ID を入力します。
- ユーザー ID に関連するパスワードを「パスワード」フィールドに入力します。
- 以下のようにして、SCA システム・バスの構成を指定します。
使用するデータ・ソースのタイプ |
実行するステップ |
既存のデータ・ソース 注: システム・バスとアプリケーション・バスには
異なるデータ・ソースを使用する必要があります。
|
- 「既存のデータ・ソースの使用」をクリックします。
- ドロップダウン・メニューを使用して、使用するデータ・ソースを指定します。
|
新規データ・ソース |
- 使用しているデータベースがスキーマ名をサポートする場合は、
「スキーマ名」フィールドを使用して、システム・バス・データ・ソース表を含む
スキーマを指定します。
- 「データベース・プロパティー」
フィールドに、SCA システム・バス・データ・ソースに必要なカスタム・プロパティーを入力します。
|
- 以下のようにして、SCA アプリケーション・バスの構成を指定します。
使用するデータ・ソースのタイプ |
実行するステップ |
既存のデータ・ソース 注: システム・バスとアプリケーション・バスには
異なるデータ・ソースを使用する必要があります。
|
- 「既存のデータ・ソースの使用」をクリックします。
- ドロップダウン・メニューを使用して、使用するデータ・ソースを指定します。
|
新規データ・ソース |
- 使用しているデータベースがスキーマ名をサポートする場合は、
「スキーマ名」フィールドを使用して、システム・バス・データ・ソース表を含む
スキーマを指定します。
- 「データベース・プロパティー」
フィールドに、SCA アプリケーション・バス・データ・ソースに必要なカスタム・プロパティーを入力します。
|
- 「OK」をクリックします。
結果
サーバーまたはクラスターは SCA アプリケーションおよびアプリケーション宛先を
ホストできます。加えて、SchedulerCalendar アプリケーションがアプリケーションのホスティングを
サポートできるようになりました。
次の作業
- このクラスターまたはサーバー上で Business
Process Execution Language (BPEL) によって定義されたビジネス・プロセスを使用する計画の場合は、ビジネス・プロセス・コンテナー・ウィザードを使用して必要な構成を実行する必要もあります。
- ヒューマン・タスクが含まれるアプリケーションを使用する計画、あるいはこのクラスターまたはサーバーで Business Process Choreographer Explorer を使用する計画の場合は、ヒューマン・タスク・コンテナー・ウィザードを使用して必要な構成を実行する必要もあります。