WebSphere Web Services Client for C++, Version 1.0.1 オペレーティング・システム: Linux, Windows

インストール後の構成

Web Services Client for C++ の インストール後、AxisClient についていくつかの構成作業が必要な場合があります。

このタスクを実行する理由および時期

インストールの完了後、インストール済み環境に合うように axiscpp.conf ファイルを構成することが必要な場合があります。

オペレーティング・システムに応じて、axiscpp.conf ファイルの場所は <inst_dir> (Windows の場合) または <inst_dir>/etc (UNIX の場合) となります。

次のコードは、付属のデフォルト・テンプレート構成ファイルを示しています。 このファイルのパス名はオペレーティング・システムにより異なることに注意してください。

# The comment character is '#'
# Available directives are as follows
#
# ClientWSDDFilePath: The path to the client WSDD
# SecureInfo: The GSKit security information
#

このファイルを変更する必要があるのは、ハンドラーと Web サービス・クライアント・アプリケーションを組み合わせて使用している場合か、Web サービス通信を SSL を使用して保護している場合に限られます。 ハンドラーまたは SSL を追加していない場合は、このファイルを変更する必要はありません。

axiscpp.conf 構成ファイルを使用している場合は、axiscpp.conf の場所を AxisClient ライブラリーに示す環境変数を作成する必要があります。 オペレーティング・システムとは関係なく、この変数は AXISCPP_DEPLOY と呼ばれます。

Web Services Client for C++ のインストール後構成を実行するには、以下の手順に従います。

このタスクの手順

  1. ハンドラーまたは SSL を追加する場合は、クライアント・サイド・ハンドラーの作成および使用および Web サービス通信のセキュリティー確保の説明に従って、axiscpp.conf ファイルを構成します。
  2. axiscpp.conf を使用する場合は、AXISCPP_DEPLOY の値を <inst_dir> に設定します。 以下に例を示します。
    • UNIX オペレーティング・システムの場合: export AXISCPP_DEPLOY = <inst_dir>
    • Windows オペレーティング・システムの場合: set AXISCPP_DEPLOY = <inst_dir>
  3. AXISCPP_DEPLOY を作成したら、AxisClient ライブラリーを収容しているディレクトリーの絶対パスを、次に示すように、オペレーティング・システムに応じて パスまたはライブラリー・パスの環境変数に追加します。
    • Linuxの場合: export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH :<inst_dir>/lib
    • Windowsの場合: path=%path%;<inst_dir>¥bin
  4. XML4C ライブラリーを収容しているディレクトリーの絶対パスを、次に示すように、オペレーティング・システムに応じて PATH 環境変数または LIBRARY PATH 環境変数に追加します。
    • Linuxの場合: export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH :<inst_dir>/prereqs/XML4C
    • Windowsの場合: path=%path%;<inst_dir>¥prereqs¥XML4C

次のタスク

これで、Web サービス・アプリケーションの作成およびデプロイを開始する準備が整いました。
関連概念
対応しているオペレーティング・システム
関連タスク
インストール・ウィザードを使用したインストール
コマンド行からのインストール
Web Services Client for C++ のアンインストール
関連資料
インストールされる内容

Task topic

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Timestamp icon最終更新: 12 Jun 2006
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