DB2 Universal Database 応答ファイルは、z/OS システム上で DB2 イベント・データベースを構成するためのパラメーターを指定します。
z/OS システムの DB2 応答ファイルの
サンプル DB2ZOSResponseFile.txt は、install_root/event/dbconfig ディレクトリー
にあります。この応答ファイルは以下のパラメーターを指定します。
- SERVER_NAME=server
- データベースがインストールされている WebSphere Process Server の名前。
このパラメーターは
、SHARE_DB パラメーターを server に
設定した場合にのみ使用可能です。サーバー名を指定しない場合のデフォルト値は server1 です。
- CLUSTER_NAME=
- データベースがインストールされている WebSphere Process Server が含まれるクラスターの名前。
このパラメーターは
、SCOPE パラメーターを cluster に
設定した場合にのみ使用可能です。このパラメーターは、SCOPE が cell または node の場合は無視され、SCOPE が server の場合は無効です。
- SCOPE=[server|node|cell|cluster]
- 構成したデータベースの共用の有効範囲。これは、Java Database Connectivity (JDBC) データ・ソースが
作成されている有効範囲になります。
このパラメーターはオプションです。デフォルト値は server です。
- DB_NAME=name
- イベント・データベースの名前。この名前は 8 文字以下で、かつ、既存のデータベース名でなければなりません。
このパラメーターはオプションです。デフォルト値は ceizos です。
- JDBC_PROVIDER=provider
- 構成する JDBC プロバイダーの名前。この値は、WebSphere Process Server バージョン 5.1 以降
でサポートされている JDBC ドライバーの名前である必要があります。
以下のドライバーをお勧めします。
- DB2 Universal JDBC ドライバー・プロバイダー (XA)
- DB2 レガシー CLI ベース・タイプ 2 JDBC プロバイダー (XA)
- JDBC_CLASSPATH=path
- JDBC ドライバーへのパス (ファイル名は含みません)。
これは、以下のドライバーのいずれかです。
- DB2 Universal JDBC ドライバー・プロバイダー (XA) の場合:
db2jcc_license_cu.jar および db2jcc_license_cisuz.jar ファイルへのパス
- DB2 レガシー CLI ベース・タイプ 2 JDBC ドライバー (XA) の場合:
db2java.zip ファイルへのパス
- UNIVERSAL_JDBC_CLASSPATH=path
- DB2 Universal JDBC ドライバー・プロバイダーまたは DB2 Universal JDBC ドライバー・プロバイダー
(XA) の場合、JDBC ドライバーのパス (ファイル名は含みません)。
これは、db2jcc_license_cu.jar ファイルへのパスである必要があります。このパラメーターはオプションです。
- JDBC_DRIVER_TYPE=type
- JDBC ドライバーのタイプ。
これは 2 または 4 のいずれかになります。
- DB_HOST_NAME=hostname
- データベース・サーバーのホスト名。
このパラメーターは、JDBC_DRIVER_TYPE が
4 に設定されている場合に必要です。デフォルト値は localhost です。
- DB_INSTANCE_PORT=port
- データベース・インスタンスのポート番号。
このパラメーターは JDBC_DRIVER_TYPE が 4 に設定されている場合に必要です。デフォルトのポート番号は 5027 です。
- EXECUTE_SCRIPTS=[YES|NO]
- データベース構成スクリプトを自動的に実行するかどうかを指定します。
UNIX System Services を使用する z/OS システム上のデータベースを構成している場合、
この値は NO に設定してください。
- DB_TYPE=DB2ZOS
- 構成するデータベースのタイプ。DB2 for z/OS データベースの場合、このタイプは DB2ZOS にする必要があります。
- EVENT_DB_NAME=name
- イベント・データベースのデータベース名。
この名前は 8 文字以下でなければなりません。
デフォルト値は event です。
- CATALOG_DB_NAME=name
- イベント・カタログ・データベースのデータベース名。
この名前は 8 文字以下でなければなりません。
デフォルト値は eventcat です。
- STORAGE_GROUP=group
- イベント・データベースとカタログ・データベースのストレージ・グループ。
これは、既存のストレージ・グループの名前である必要があります。
デフォルト値は sysdeflt です。
- BUFFER_POOL_4K=name
- 4K バッファー・プールの名前。
デフォルト値は BP9 です。
- BUFFER_POOL_8K=name
- 8K バッファー・プールの名前。
デフォルト値は BP8K9 です。
- BUFFER_POOL_16K=name
- 16K バッファー・プールの名前。
デフォルト値は BP16K9 です。
- DAYS_TO_KEEP_EVENTS=days
- イベントがパージされる前にデータベースに保持される日数。
この値への変更は、イベント・データを保管するテーブル・スペースに割り振られるストレージの量に大きな影響を与えます。
デフォルト値は 1 です。
- AVERAGE_EVENTS_PER_SECOND=events
- 1 秒ごとにデータベースに保管されるイベントの平均数。
この値への変更は、イベント・データを保管するテーブル・スペースに割り振られるストレージの量に大きな影響を与えます。
デフォルト値は 1 です。
- AVERAGE_NUMBER_CONTEXT_PER_EVENT=number
- イベント・インスタンス当たりのコンテキスト・エレメントの平均数。
デフォルト値は 1 です。
- AVERAGE_NUMBER_EXTENDED_DATA_ELEMENT_PER_EVENT=number
- イベント・インスタンス当たりの拡張データ・エレメントの平均数。
この値への変更は、拡張データ・エレメント・データを保管するテーブル・スペースに割り振られるストレージの量に大きな影響を与えます。
デフォルト値は 5 です。
- AVERAGE_NUMBER_EXTENDED_DATA_ELEMENT_ARRAY_ELEMENTS=number
- 配列データ・タイプである拡張データ・エレメントの平均数の値。
デフォルト値は 5 です。
- AVERAGE_NUMBER_MSG_TOKENS_PER_EVENT=number
- イベント当たりのメッセージ・トークンの平均数。
デフォルト値は 1 です。
- AVERAGE_ASSOCIATIONS_PER_EVENT=number
- イベント当たりのイベント・アソシエーションの平均数。
デフォルト値は 2 です。
- TABLESPACE_EXTENDED_BINARY_VALUE_PRIMARY=size
- hexBinary 拡張データ・エレメント値を含むラージ・オブジェクト (LOB) テーブル・スペースの 1 次割り振り。
通常、イベントが hexBinary 拡張データ・エレメント値を含んでいない場合は、この割り振りを小さくできます。
デフォルト値は 1000 です。
- TABLESPACE_EXTENDED_BINARY_VALUE_SECONDARY=size
- hexBinary 拡張データ・エレメント値を含むラージ・オブジェクト (LOB) テーブル・スペースの 2 次割り振り。
通常、イベントが hexBinary 拡張データ・エレメント値を含んでいない場合は、この割り振りを小さくできます。
デフォルト値は 200 です。
- TABLESPACE_ANY_VALUE_PRIMARY=size
- any エレメントの値を含むラージ・オブジェクト (LOB) テーブル・スペースの 1 次割り振り。
このとき、any エレメントは文字ラージ・オブジェクト (CLOB) です。
通常、イベントが any エレメントを含んでいない場合は、この割り振りを小さくできます。
デフォルト値は 1000 です。
- TABLESPACE_ANY_VALUE_SECONDARY=size
- any エレメントの値を含むラージ・オブジェクト (LOB) テーブル・スペースの 2 次割り振り。
このとき、any エレメントは文字ラージ・オブジェクト (CLOB) です。
通常、イベントが any エレメントを含んでいない場合は、この割り振りを小さくできます。
デフォルト値は 200 です。
- PERCENTAGE_FREE_SPACE=percent
- 各ページに残す、フリー・スペースの量 (パーセント)。
挿入する行数の増加に従ってこの値を増やします。
フリー・スペースがあると更新を
効率的に行うことができますが、値を大きくするとディスク・スペースの使用量も増えます。
デフォルト値は 20 です。
- FREE_PAGE=pages
- フリー・ページを残す前に埋めるページの数。このパラメーター
を 0 に設定すると、フリー・ページは残されません。大量の SQL INSERT 処理が予想される場合は、このパラメーターをゼロ以外に設定します。
(ゼロ以外の値はより多くのディスク・スペースを使用します)。
デフォルト値は 10 です。
- NUMBER_EVENT_DEFINITIONS=definitions
- イベント・カタログに保管されるイベント定義の数。
デフォルト値は 100 です。
- AVERAGE_SOURCE_CATEGORY_PER_EVENT_DEFINITION=categories
- イベント・カタログ中のイベント定義当たりのソース・カテゴリーの平均数。
デフォルト値は 1 です。
- AVERAGE_EXTENDED_DATA_ELEMENT_PER_EVENT_DEFINITION=definitions
- イベント・カタログ中の各イベント定義の拡張データ・エレメント記述の平均数。
デフォルト値は 5 です。
- AVERAGE_PROPERTY_DESCRIPTIONS_PER_EVENT_DEFINITION=definitions
- イベント・カタログ中の各イベント定義のプロパティー記述子の平均数。
デフォルト値は 5 です。
- TABLESPACE_HEX_DEFAULT_PRIMARY=size
- hexBinary 拡張データ・エレメントのデフォルト値を含むラージ・オブジェクト (LOB) テーブル・スペースの 1 次割り振り。
デフォルト値は 100 です。
- TABLESPACE_HEX_DEFAULT_SECONDARY=size
- hexBinary 拡張データ・エレメントのデフォルト値を含むラージ・オブジェクト (LOB) テーブル・スペースの 2 次割り振り。
デフォルト値は 10 です。