Web Services Client for C++, Version 1.0.1
オペレーティング・システム: Linux, Windows
メモリー管理
WSDL 仕様では、情報をいかに表現し、ある場所から別の場所へどう伝達するかを表すフレームワークを提供します。Web Services Client for C++ は、このフレームワークを C++ コンパイラーが理解できるクラスと構造に解釈します。
情報は、単純型、単純型の配列、複合型、複合型の配列の 4 つの一般的な型で表現されます。この章では、これらの配列型を管理するために必要な作業について説明します。
XML 標準装備の単純型
45 個の標準装備の単純型があります。これらは、include¥Axis¥AxisUserAPI.hppに定義されています。 型は、nillable またはオプションの場合 (つまり、minOccurs=” 0”の場合)、単純型を指すポインターとして定義されます。
単純型の配列 Web Services Client for C++ は、45 の定義済み単純型ごとに配列オブジェクトを提供します。これらの配列オブジェクトは、include¥Axis¥AxisUserAPIArrays.hpp に定義されています。 単純配列型の例は、xsd__int_Array です。
複合型と複合型の配列
Web サービスで複合型を使用する場合、単純型の場合と同じ規則が適用されます。
ディープ・コピー Web Services Client for C++ は、ディープ・コピーをサポートします。 ディープ・コピーは、複合型に値を設定するときに、set メソッドで元のデータのプライベート・コピーを作成する方法です。その後、元のデータを変更または削除しても、複合型には影響はありません。また、メモリー・リークが起こらないようにするために、アプリケーションで元のデータを削除する必要があります。
規則のサマリー Web サービス・クライアント・アプリケーションを作成するときに従う必要のあるメモリー管理に関連した規則がいくつかあります。