Web サービス・エンドポイント・アドレスの指定

Web サービス・エンドポイント・アドレスは、クライアント・アプリケーションが Web サービス API にアクセスするために 指定する必要のある URL です。エンドポイント・アドレスは、クライアント・アプリケーション用の プロキシー・クライアントを生成するためにエクスポートする WSDL ファイルに 書き込まれます。

このタスクを実行する理由と実行時期

使用する Web サービス・エンドポイント・アドレスは 、WebSphere® サーバーの構成によって 異なります。

デフォルトでは、Web サービス・エンドポイント・アドレスの形式は protocol://host:port/context_root/fixed_path です。 各部の意味は、次のとおりです。

Web サービス・エンドポイント・アドレスは、最初は、ビジネス・プロセス・コンテナーまたはヒューマン・タスク・コンテナーの構成時に指定されます。

このタスクのステップ

  1. 管理者権限のあるユーザー ID で、管理コンソールにログオンします。
  2. 「アプリケーション」 > 「SCA モジュール」を選択します。
    注: 「アプリケーション」 > 「エンタープライズ・アプリケーション」を選択して、使用可能なすべてのエンタープライズ・アプリケーションのリストを表示することもできます。
  3. SCA モジュールまたはアプリケーションのリストから、 「BPEContainer」(ビジネス・プロセス・コンテナーの場合) または「TaskContainer」(ヒューマン・タスク・ コンテナーの場合) を選択します。
  4. 「追加プロパティー」リストから、 「HTTP エンドポイント URL 情報を提供 (Provide HTTP endpoint URL information)」を選択します。
  5. リストからデフォルトのプレフィックスのいずれか 1 つを選択するか、カスタム・プレフィックスを 入力します。 クライアント・アプリケーションを、Web サービス API をホスティングする アプリケーション・サーバーに直接接続する場合は、デフォルト・プレフィックス・リストの プレフィックスを使用します。そうでない場合は、カスタム・プレフィックスを指定します。
  6. 「適用」をクリックして、選択したプレフィックスを SCA モジュールにコピーします。
  7. 「OK」をクリックします。 URL 情報が ワークスペースに保管されます。

結果

管理コンソールで現在の値を 表示できます (例えばビジネス・プロセス・コンテナーの場合は、 「エンタープライズ・アプリケーション」 > 「BPEContainer」 > 「デプロイメント記述子の表示」)。

エクスポートされた WSDL ファイルでは、soap:address エレメントの location 属性に、 指定した Web サービス・エンドポイント・アドレスが含まれています。以下に例を示します。

<wsdl:service name="BFMWSService">
  <wsdl:port name="BFMWSPort" binding="this:BFMWSBinding">
   <soap:address location=
         "https://myserver:9080/WebServicesAPIs/sca/com/ibm/bpe/api/BFMWS"/>
関連概念
セキュリティーの追加 (Java Web サービス)
関連タスク
WSDL ファイルの公開
インストール・ウィザードを使用したビジネス・プロセス・コンテナーの構成
インストール・ウィザードを使用したヒューマン・タスク・コンテナーの構成
セキュリティーの追加 (.NET)

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