API イベント・ハンドラー

ヒューマン・タスクが変更されたり、その状態が変わったりすると、API イベントが発生します。これらの API イベントを処理するために、タスクが変更される前 (pre-event メソッド)、 および API 呼び出しが戻る直前 (post-event メソッド) に、イベント・ハンドラーが直接呼び出されます。

pre-event メソッドが ApplicationVetoException 例外をスローする場合、 API アクションは実行されません。例外は API 呼び出し元に戻され、イベントに関連したトランザクションは ロールバックされます。pre-event メソッドが内部イベントによって起動され、ApplicationVetoException 例外 がスローされる場合、自動要求などの内部イベントは実行されませんが、例外はクライアント・アプリケーションに戻されません。この場合、情報メッセージが SystemOut.log ファイルに書き込まれます。 API メソッドが処理中に例外をスローする場合、例外がキャッチされ、post-event メソッドに渡されます。 post-event メソッドが戻ると、例外は再び呼び出し元に渡されます。

以下の規則が、pre-event メソッドに適用されます。
以下の規則が、post-event メソッドに適用されます。

API イベント・ハンドラーをインプリメントするには、APIEventHandlerPlugin インターフェースを拡張する APIEventHandlerPlugin2 インターフェースを使用するか、またはデフォルトの com.ibm.task.spi.APIEventHandler SPI インプリメンテーション・クラスを拡張します。 イベント・ハンドラーは、デフォルトのインプリメンテーション・クラスから継承される場合、 常に最新バージョンの SPI をインプリメントします。より新しいバージョンの Business Process Choreographer に アップグレードすれば、新規 SPI メソッドを活用するために必要な変更が少なくてすみます。

通知イベント・ハンドラーと API イベント・ハンドラーの両方がある場合、イベント・ハンドラー名は 1 つしか登録できないので、 両方のハンドラーの名前は同じでなければなりません。


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