Business Process Choreographer 用の Oracle データベースの作成

このタスクを使用して、Business Process Choreographer 用の Oracle データベースを作成します。

このタスクのステップ

  1. データベースをホストするコンピューターに Oracle サーバーをインストールします。 lib32 サブディレクトリーにある 32 ビット Oracle ライブラリーを使用していることを確認してください。
  2. Linux® および UNIX® システムでは、環境変数 ORACLE_BASE および ORACLE_HOME が root ユーザーに設定されていることを確認してください。
  3. クラスパスを調べて、JDBC ドライバーが ojdbc14.jar ファイルを使用していることを確認します。
  4. Linux および UNIX システムでは、/usr/lib ディレクトリー内の 次の Oracle ライブラリーへのソフト・リンクを作成します。
    • Oracle 10g の場合: libclnt.so.10.1 へのリンク。
    • Oracle 9i の場合: libwtc9.solibclntsh.so.9.0、 および libocijdbc9.so へのリンク。
  5. Database Configuration Assistant を使用して、 例えば BPEDB という Oracle データベースを作成します。 Business Process Choreographer 用のデフォルト Oracle データベース を即時に作成するスクリプトはありません。データベースに対して JServer オプションが選択されていることを確認します。 データベースは、Unicode コード・ページを含むように作成する必要があります。
  6. 次のコマンドを入力して、Oracle リスナーを始動します。
    lsnrctl start
  7. アプリケーション・サーバーをホストするサーバーで、データベース・システム用の Business Process Choreographer 構成スクリプトがあるディレクトリーに移動します。
    • Windows® システムの場合は、次のように入力します。
      cd install_root¥dbscripts¥ProcessChoreographer¥Oracle
    • UNIX および Linux システムの場合は、次のように入力します。
      cd install_root/dbscripts/ProcessChoreographer/Oracle
  8. データベースがアプリケーション・サーバーと異なるサーバーにある場合は、次の手順を実行します。
    1. アプリケーション・サーバーをホストしているサーバー上の Business Process Choreographer サブディレクトリーからデータベースをホストしているサーバー上の適切なディレクトリーへ次の Oracle 構成 SQL スクリプトをコピーします。
      clearSchema.sql
      createSchema.sql
      createTablespace.sql
      dropSchema.sql
      dropTablespace.sql
    2. オプション: Business Process Choreographer Observer に、ビジネス・プロセス・コンテナーと 同じデータベースを使用させる場合は、次の手順を実行します。
      1. また、以下の SQL スクリプトをデータベース・サーバー上の同じディレクトリーにコピーします。
        clearSchema_Observer.sql
        createSchema_Observer.sql
        createTablespace_Observer.sql
        dropSchema_Observer.sql
        dropTablespace_Observer.sql
      2. jar ファイル bpcodbutil.jarinstall_root ディレクトリーの lib サブディレクトリーから、データベース・サーバー上の同じディレクトリーにコピーします。
    3. データベース・サーバーで、SQL スクリプトをコピーしたディレクトリーに移動します。
  9. createTablespace.sql ファイルの先頭にある指示に従い、テーブル・スペース作成スクリプトを編集します。
  10. データベースに対して少なくとも次の権限を持つユーザー ID を使用していることを確認します: CONNECT、RESOURCE、CREATE TABLESPACE、DROP TABLESPACE、および CREATE TABLE。
  11. デフォルト・インスタンスでスキーマを作成しない場合は、ORACLE_SID 環境変数を設定します。
  12. テーブル・スペースを作成するには、スクリプト・ヘッダーの指示に従い createTablespace.sql スクリプトを実行します。 テストの場合は、すべてのテーブル・スペースに対して同じロケーションを使用し、 そのパスをコマンド行引数としてスクリプトに渡します。例えば、Windows システムで ユーザー ID bpeuser、パスワード bpepwd、 データベース名 BPEDB、テーブル・スペース・パス d:¥mydb¥ts を 使用している場合は、次のように入力します。
    sqlplus bpeuser/bpepwd@BPEDB @createTablespace.sql d:¥mydb¥ts
    テーブル・スペースを除去する場合は、dropTablespace.sql スクリプトを使用することができます。
  13. スキーマを作成するには、createSchema.sql スクリプトを実行します。 例えば、Windows システムの場合は、次のように入力します。
    sqlplus bpeuser/bpepwd@BPEDB @createSchema.sql
  14. オプション: Business Process Choreographer Observer に、ビジネス・プロセス・コンテナー と同じデータベースを使用させる場合は、次の手順を実行します。
    1. Business Process Choreographer Observer の UDF を含む jar ファイルをインストールします。
      1. データベース・サーバーで、jar ファイル bpcodbutil.jar のあるディレクトリーに移動します。
        • データベースがアプリケーション・サーバーと同じサーバーにある場合は、 install_root ディレクトリーの lib サブディレクトリー に移動します。
        • データベースがアプリケーション・サーバーと同じマシン上にない場合は、 ステップ 8.b.ii で jar ファイル bpcodbutil.jar をコピーしたディレクトリーに移動します。
      2. 次のコマンドを入力して、Oracle loadjava ユーティリティーを実行し、 jar ファイル bpcodbutil.jar をインストールします。
        loadjava -user user/password@database -resolve bpcodbutil.jar
        ここで、userpassword、および database は、 ステップ 12 でユーザー、パスワード、データベース 用に指定したのと同じ値を持ちます。
      3. 問題が発生した場合は、コマンド dropjava bpcodbutil.jar を使用して jar ファイルを除去 できます。
    2. テーブル・スペースの作成
      1. ファイルの先頭にある指示に従い、createTablespace_Observer.sql スクリプト・ファイルを編集します。
      2. ファイルの先頭にある指示に従い、createTablespace_Observer.sql スクリプト・ファイル を実行します。
      3. スクリプト出力にエラーがないことを確認します。 エラーが発生した場合は、dropTablespace_Observer.sql スクリプト・ファイルを使用してそのテーブル・スペースを除去できます。
    3. スキーマ (テーブル、索引、およびビュー) を作成します。
      1. ファイルの先頭にある指示に従い、createSchema_Observer.sql スクリプト・ファイルを実行します。
      2. スクリプト出力にエラーがないことを確認します。 スキーマを除去する場合は、dropSchema_Observer.sql スクリプト・ファイルを使用します。

結果

Business Process Choreographer 用のデータベースが作成されます。

次の作業

親トピックのステップ 2 で構成を継続してください。

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