要求されたタスクの解放

潜在的な所有者がタスクを要求した場合、この所有者にはタスクの完了に対する 責任があります。ただし、要求されたタスクを、別の潜在的所有者が要求できるように 解放しなければならない場合があります。

このタスクを実行する理由と実行時期

管理者権限を持つユーザーが、要求されたタスクを解放する必要が ある場合があります。この状態は、例えば、タスクを 完了する必要があるが、タスクの所有者が不在の場合に 発生する可能性があります。タスクの所有者も、要求されたタスクを解放できます。

このタスクのステップ

  1. 特定のユーザー (例では、Smith) 所有の、要求されたタスクをリストします。
    QueryResultSet result =
         task.query("DISTINCT TASK.TKIID",
                    "TASK.STATE = TASK.STATE.STATE_CLAIMED AND
                     TASK.OWNER = 'Smith'",
                     (String)null, (Integer)null, (TimeZone)null);

    このアクションは、 指定されたユーザーの Smith が要求したタスクをリスト する照会結果セットを戻します。

  2. 要求されたタスクを解放します。
    if (result.size() > 0)
    {
      result.first();
      TKIID tkiid = (TKIID) result.getOID(1);
      task.cancelClaim(tkiid, true);
    }

    このアクションは、 タスクを作動可能状態に戻すので、他の潜在的な所有者 の 1 人が要求することができます。元の所有者が設定した出力データまたは障害データはすべて保持されます。

関連概念
ビジネス・プロセスおよびタスク関連オブジェクトに対する照会

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