セッション・モニター

Common Base Event ブラウザーを使用して、Common Event Infrastructure データベースで同じセッション ID 属性を持つすべてのイベントを検索することによって、同じセッションの一部である複数のイベントをモニターすることができます。

WebSphere® Process Server バージョン 6.0.2 には、単一セッションの一部であるすべてのサービス・コンポーネント・イベントを識別できる拡張機能があります。Common Base Event の標準エレメントには、contextDataElement エレメントの下の WBISessionID という名前の属性があります。各セッションの固有 ID はこの属性に保管されているので、そのセッションの一部であったすべてのサービス・コンポーネント・イベントを識別できます。Common Base Event ブラウザーの「SessionID」フィールドを使用して、Common Event Infrastructure (CEI) データベースに保管されていて指定したセッション ID と一致するイベントを検索できます。この機能を使用すると、 すべてのサービス・コンポーネント・イベントのプロセス・フローおよびプロセス・コンテンツを簡単に確認することができます。この情報を使用して、アプリケーションの効率性を評価したり、特定の環境の下でのみ発生する問題を診断したりできます。

Common Base Event ブラウザーを使用して、イベントおよび関連するコンテンツに関する戻されたリストを表示できます。「すべてのイベント」ビューをクリックすると、「失敗」「ビジネス・プロセス」という 2 つの列が表示されます。特定のイベントの「失敗」列にリンクがある場合、そのリンクをクリックして失敗したイベントの詳細を表示できます。同様に、 特定のイベントに関連付けられた「ビジネス・プロセス」にリンクがある場合、 そのリンクをクリックして Business Process Explorer を開き、ビジネス・プロセス・イベントまたはヒューマン・タスク・イベントの詳細を表示できます。

関連資料
Common Base Event の標準エレメント
関連情報
WebSphere Process Server の失敗したイベントの管理
Common Base Event ブラウザーでのイベントの表示
Business Process Choreographer Explorer のインストールおよび開始

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