WebSphere Process Server における統合アプリケーションの開発およびデプロイメント用オプションには、WebSphere Integration Developer の開発環境での作業、Service Component Architecture API を使用した作業、および WebSphere Process Server を使用したテスト環境または実稼働サーバー環境でのアプリケーションの使用可能化があります。
IBM® WebSphere® Integration Developer は、WebSphere Process Server の開発環境です。WebSphere Integration Developer での統合アプリケーションの開発について詳しくは、 『IBM WebSphere Business Process Management バージョン 6.0 インフォメーション・センター』を参照してください。
WebSphere Integration Developer 開発環境に加えて、開発者には Service Component Architecture API が公開されています。Service Component Architecture API について詳しくは、『モジュールの開発とデプロイ』を参照してください。
モジュール (WebSphere Process Server にデプロイされた場合は Service Component Architecture (SCA) モジュールとも呼ばれる) によって、ランタイム環境にデプロイされるエンタープライズ・アーカイブ (EAR) ファイルにパッケージされる成果物が決まります。
WebSphere Integration Developer 内では、アセンブリー・エディターを使用して、サービスをモジュールにグループ化したり、モジュールによって外部の利用者に公開されるサービスを指定したりできます。その後で、モジュールは接続され、完全な統合ソリューションが形成されます。
Service Component Architecture を使用すると、統合ロジックをモジュールにカプセル化できるので、モジュール内のサービスが変更されても、変更されたモジュールのインターフェースが同じである限り、ソリューション内の他のモジュールに影響はありません。
デプロイとは、テスト環境または実稼働環境でアプリケーションを使用可能にすることです。どちらの環境でもデプロイは同じ意味ですが、それぞれの環境のデプロイメント・タスクにはいくつかの違いがあります。アプリケーションへの変更は、実稼働環境にコミットする前にテスト・サーバーでテストするのが最も望ましいので、WebSphere Process Server を使用してアプリケーションを実稼働環境にデプロイする前に、WebSphere Integration Developer を使用してアプリケーションをテスト環境にデプロイします。
多数のアプリケーション・ファイルをデプロイする必要がある場合は、バッチ・ファイルを使用することもできます。バッチ・ファイルについて詳しくは、 『モジュールの開発とデプロイ』にある『実働サーバーへのモジュールのインストール (Installing a module on a production server)』および『ANT タスクを使用したアプリケーションのデプロイ (Deploying applications using ANT tasks)』トピックを参照してください。
(c) Copyright IBM Corporation 2005, 2006. All rights reserved.
(c) Copyright IBM Japan 2006
このインフォメーション・センターでは、Eclipse テクノロジー (http://www.eclipse.org) が採用されています。