WebSphere Web Services Client for C++, Version 1.0.1 オペレーティング・システム: Linux, Windows

XML 標準装備の単純型

45 個の標準装備の単純型があります。これらは、include¥Axis¥AxisUserAPI.hppに定義されています。 型は、nillable またはオプションの場合 (つまり、minOccurs=” 0”の場合)、単純型を指すポインターとして定義されます。

単純型の一般的な例

次の例は、WSDL 内の一般的な単純型を示しています。この例で使用している単純型 xsd:int は、C++ の型 xsd__int にマップされます。この WSDL から抽出したコードには、integer 型の addReturn というエレメントが含まれています。このエレメントは、追加操作で使用されます。追加操作では、addResponse エレメントを使用して、追加操作を呼び出したときに予想される応答の型を定義します。

<element name="addResponse">
<complexType>
<sequence>
<element name="addReturn" type="xsd:int"/>
</sequence>
</complexType>
</element>

この後 WSDL では、addResponse エレメントは add メソッドの応答部分となります。これにより、WSDL 内で、単純型から以下の Web Services Client for C++ Web サービス・メソッド・プロトタイプを生成します。

public:
STORAGE_CLASS_INFO xsd__int add( …);

したがって、この例のユーザー生成のアプリケーション・コードは、次のようになります。

xsd__int xsd_iReturn = ws.add( …);

単純型を示すポインターの例

型が nillable、(nillable=”true”)、オプション (minOccurs=”0") またはテキスト・タイプ (xsd:string など) である場合、ポインターとして定義されます。

<element name="addResponse">
<complexType>
<sequence>
<element name="addReturn" nillable=”true” type="xsd:int"/>
</sequence>
</complexType>
</element>

これにより、以下のWeb Services Client for C++ Web サービス・メソッド・プロトタイプが生成されます。

public:
STORAGE_CLASS_INFO xsd__int * add( …);

WSDL で nillable の単純型によって生成されるユーザー生成のアプリケーション・コードは、次のようになります。

xsd__int * xsd_piReturn = ws.add( …);
// Later in the code…
// Delete this pointer and set it to NULL (as it is owned by the client
application).
delete xsd_piReturn;
xsd_piReturn = NULL;
注: この例では、戻り値の削除を示しています。Web Services Client for C++ が戻すポインターは、クライアント・アプリケーションの責任になり、Web サービスが削除された場合に、有効範囲外となりません。オブジェクト・タイプを指すポインターが必要でなくなったら、ユーザー・アプリケーションで削除する必要があります。

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Timestamp icon最終更新: 12 Jun 2006
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