エンタープライズ・サービス・バスのロガー・メディエーション・データベースの仕様

メディエーション・モジュールで処理されるメッセージは、エンタープライズ・サービス・バスのロガー・メディエーション・データベース (EsbLogMedDB) ログに記録できます。

エンタープライズ・サービス・バスのロガー・メディエーション・データベース (EsbLogMedDB) は、WebSphere Process Server の MessageLogger メディエーション・プリミティブによって使用されます。 スタンドアロン・プロファイルについて、自動的に作成されます。スタンドアロン・プロファイルまたは Network Deployment 環境で追加のデータベースを使用するための DDL ファイルのセットも用意されています。

サポートされているデータベース・タイプ

Cloudscape™ 5.1 データベースは、スタンドアロン・プロファイルの作成時に自動的に作成されます。ユーザーは適切な DDL ファイルを使用して、他のすべてのサポートされているデータベース・タイプのデータベースを手動で作成できます。DDL ファイルは Table.ddl という名前で、install_root/util/EsbLoggerMediation/dbType ディレクトリーから検索できます。同じファイルを使用して、Network Deployment 環境用の EsbLogMedDB を作成することができます。

データベース管理サービス (DBMS) インスタンス

スタンドアロン・プロファイルについては、1 つの DBMS インスタンスのみが自動的に作成されますが、ユーザーは、他のインスタンスを必要な数だけ手動で作成できます (別のデータ・ソースを使用し、別のデータベースを使用するために、それぞれのメッセージ・ロガー・メディエーション・プリミティブを構成できます)。

プロファイル作成時の構成操作

スタンドアロン・プロファイルの場合
  • Cloudscape データベースが存在しない場合は、そのデータベースが install_root/profile/profileName/databases ディレクトリーに作成されます。
  • サーバー・スコープで、適切なデータベース・プロバイダーが検出または作成され、対応するデータ・ソースが作成されます。
  • この操作は、WebSphere Process Server のすべてのスタンドアロン・プロファイルの作成時に実行され、その作成をオーバーライドすることはできません。

デプロイメント・マネージャー・プロファイル

Table.ddl ファイルを使用して、データベースを手動で作成します。

SQL スクリプト

install_root/bin にある createMessageLoggerResource.jacl ファイルがスタンドアロン・プロファイルの作成時に使用されます。すべてのデータベース・タイプの DDL ファイルは、install_root/util/EsbLoggerMediation/dbType ディレクトリーにあります。

JDBC プロバイダー

サーバー・スコープで適切な JDBC プロバイダーが取得された場合は、そのプロバイダーが使用されます。データ・ソースの名前は、「ESB Logger Mediation Data Source」です。メッセージ・ロガー・メディエーション・プリミティブを構成して別のデータ・ソースを使用する場合は、独自のデータ・ソースを作成して使用できます。

制約事項

Cloudscape 5.1 データベースは、スタンドアロン・プロファイルで作成されます。Network Deployment では、自動作成は行われません。メッセージ・ロガー・メディエーション・プリミティブは、固定テーブル名 MSGLOG と固定スキーマ修飾子 ESBLOG の使用を前提とします。

テーブル

MSGLOG という 1 つのテーブルだけが作成されます。

スクリプトのエクスポート

プロファイルの作成中は、エンタープライズ・サービス・バスのロガー・メディエーション・データベース・スクリプトはエクスポートできません。

ユーザー ID の特権

プロファイル・ウィザードで指定するユーザー信任状には、テーブル・スペース、テーブル、索引、およびストアード・プロシージャーを作成する権限が必要です。


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