管理コマンドを使用した、失敗したメッセージの照会と再生

管理コマンドを使用して、ビジネス・プロセスまたはヒューマン・タスクの失敗したメッセージが存在するかどうかを判別し、失敗したメッセージが存在する場合は、そのメッセージの処理を再試行します。

始める前に

この手順を始める前に、次の条件が満たされている必要があります。
  • メッセージが照会または再生されるアプリケーション・サーバーが稼働している必要があります。つまり、サーバー接続が必要であるため、wsadmin スクリプトの -conntype none オプションは使用できません。
  • セキュリティーが使用可能に設定されている場合は、オペレーター権限を持っている必要があります。

このタスクを実行する理由と実行時期

内部メッセージの処理中に問題が発生すると、 このメッセージが最終的に保存キューまたは保留キューに入れられます。失敗したメッセージが存在するかどうかを判別する方法、 およびそれらのメッセージを内部キューへ再び送信する方法は、以下のとおりです。

このタスクのステップ

  1. 管理スクリプトが置かれている Business Process Choreographer サブディレクトリーに 移動します。
    Windows® システムの場合は、次のように入力します。
    cd install_root¥ProcessChoreographer¥admin
    Linux® および UNIX® システムの場合は、次のように入力します。
    cd install_root/ProcessChoreographer/admin
  2. 保存キューと保留キューの両方で、失敗したメッセージの数を照会します。
    Windows システムでは、次のコマンドのいずれかを入力します。コマンド間の相違を強調して表示しています。
    install_root¥bin¥wsadmin –lang jython -f queryNumberOfFailedMessages.py 
                                -cluster clusterName
                                [ -bfm | -htm ]
                                [-profileName profileName]
    
    install_root¥bin¥wsadmin –lang jython -f queryNumberOfFailedMessages.py 
                                -node nodeName
                                -server serverName
                                [ -bfm | -htm ]
                                [-profileName profileName]
    UNIX および Linux システムでは、次のコマンドのいずれかを入力します。コマンド間の相違を強調して表示しています。
    install_root/bin/wsadmin.sh –lang jython -f queryNumberOfFailedMessages.py 
                                -cluster clusterName
                                [ -bfm | -htm ]
                                [-profileName profileName]
    
    install_root/bin/wsadmin.sh –lang jython -f queryNumberOfFailedMessages.py 
                                -node nodeName 
                                -server serverName
                                [ -bfm | -htm ]
                                [-profileName profileName]

    各部の意味は、次のとおりです。

    cluster clusterName
    クラスターの名前。ビジネス・プロセス・コンテナーが WebSphere® クラスター用に構成されている場合は必須です。
    node nodeName
    サーバー名を指定する場合のオプション。 この名前は、ノードを示します。 デフォルトはローカル・ノードです。
    server serverName
    サーバーの名前。クラスター名が指定されていない場合は必須です。
    bfm|htm
    これらのキーワードはオプションです。デフォルトでは、どちらのオプションも指定されていなければ、ビジネス・プロセスとヒューマン・タスク両方の失敗したメッセージすべてが表示されます。 ビジネス・プロセス・コンテナーの保留キューと保存キューにあるメッセージ数のみを表示する場合は、-bfm オプションを指定します。ヒューマン・タスク・コンテナーの保留キューにあるメッセージ数のみを表示する場合は、-htm オプションを指定します。
    profileName profileName
    ユーザー定義プロファイルの名前。デフォルト・プロファイルで作業していない場合、このオプションを指定します。

    ローカル・ノードのサーバーを確認する場合は、次のように入力します。

    wsadmin –lang jython -f queryNumberOfFailedMessages.py -server serverName
  3. 保留キュー、保存キュー、または両方のキューにある失敗したメッセージをすべて再生します。

    Windows システムでは、次のコマンドのいずれかを入力します。コマンド間の相違を強調して表示しています。

    install_root¥bin¥wsadmin –lang jython -f replayFailedMessages.py 
                             -cluster clusterName
                             -queue replayQueue
                             [ -bfm | -htm ]
                             [-profileName profileName]
    
    install_root¥bin¥wsadmin –lang jython -f replayFailedMessages.py 
                             -node nodeName
                             -server serverName
                             -queue replayQueue
                             [ -bfm | -htm ]
                             [-profileName profileName]
    
    install_root¥bin¥wsadmin –lang jython -f replayFailedMessages.py 
                             -server serverName
                             -queue replayQueue
                             [ -bfm | -htm ]
                             [-profileName profileName]

    UNIX および Linux システムでは、次のコマンドのいずれかを入力します。コマンド間の相違を強調して表示しています。

    install_root/bin/wsadmin.sh –lang jython -f replayFailedMessages.py 
                             -cluster clusterName
                             -queue replayQueue
                             [ -bfm | -htm ]
                             [-profileName profileName]
    
    install_root/bin/wsadmin.sh –lang jython -f replayFailedMessages.py 
                             -node nodeName
                             -server serverName
                             -queue replayQueue
                             [ -bfm | -htm ]
                             [-profileName profileName]
    
    install_root/bin/wsadmin.sh –lang jython -f replayFailedMessages.py 
                             -server serverName
                             -queue replayQueue
                             [ -bfm | -htm ]
                             [-profileName profileName]

    各部の意味は、次のとおりです。

    queue replayQueue
    オプションとして、再生するキューを指定します。replayQueue は、以下のいずれか 1 つの値を持つことができます。
    • holdQueue (デフォルト値)
    • retentionQueue (-bfm オプションが指定されている場合にのみ有効)
    • both (-bfm オプションが指定されている場合にのみ有効)
    cluster clusterName
    クラスターの名前。ビジネス・プロセス・コンテナーが WebSphere クラスター用に構成されている場合は必須です。
    node nodeName
    サーバー名を指定する場合のオプション。 この名前は、ノードを示します。 デフォルトはローカル・ノードです。
    server serverName
    サーバーの名前。クラスター名が指定されていない場合は必須です。
    bfm|htm
    これらのキーワードはオプションであり、相互に排他的です。デフォルトでは、どちらのオプションも指定されていなければ、ビジネス・プロセスとヒューマン・タスク両方の失敗したメッセージが再生されます。ビジネス・プロセスのメッセージのみを再生する場合は、-bfm オプションを指定します。ヒューマン・タスクのメッセージのみを再生する場合は、-htm オプションを指定します。
    profileName profileName
    ユーザー定義プロファイルの名前。デフォルト・プロファイルで作業していない場合、このオプションを指定します。

注: 未使用スタッフ照会のクリーンアップのスクリプトの jacl バージョン、replayFailedMessages.jacl は推奨されません。 これは、ProcessChoreographer ディレクトリーの util サブディレクトリーでは 使用可能で、ここで説明しているのと同じパラメーターを使用しますが 、–lang jython オプションは省略する必要があります。

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