Business Process Choreographer にはデータベースが必要です。その目的で使用するのが Business Process Choreographer データベース (BPEDB) です。
Business Process Choreographer データベースは、Business Process Choreographer 専用です。
各デプロイメント・ターゲット (サーバーまたはクラスター) は、Business Process Choreographer の各種アプリケーションをサポートするように構成できます。Business Process Choreographer の各デプロイメント・ターゲットには専用のデータベースが必要です。デプロイメント・ターゲット間でデータベースを共用することはできません。
Business Process Choreographer データベースの構成は複雑で、多くのパラメーターが必要です。したがって、この操作は、プロファイル作成後の手順として実行します。Business Process Choreographer のサンプル構成は、プロファイル・ウィザードでスタンドアロン・サーバー・プロファイルを作成または拡張するときにセットアップでき、Cloudscape を基盤としており、必要なパラメーター・セットが最小限で済みます。ただし、この構成は、実動システムには適しません。
それ以外の状況では、Business Process Choreographer のサンプル構成を作成できません。Network Deployment 環境では、Business Process Choreographer データベースとして Cloudscape がサポートされていないためです。Business Process Choreographer サンプル構成のオプションを選択すると、プロファイル・ウィザードは標準の Business Process Choreographer 構成スクリプト (bpeconfig.jacl) を呼び出します (ただし、適切なパラメーターを自分で指定する必要があります)。このスクリプトはサンプル構成用の Cloudscape データベースを作成します。
Business Process Choreographer データベースを作成して管理するためのすべてのスクリプトは、ディレクトリー install_root/dbscripts/ProcessChoreographer/dbType にあります。これらのスクリプトについては、『スクリプトによる Business Process Choreographer の管理』に詳しい説明があります。
具体的には、データベースを作成するためのスクリプト (簡易セットアップ)、テーブル・スペース、データベース・スペース、スキーマを作成するためのスクリプト (拡張セットアップ)、スキーマをクリアするためのスクリプト、スキーマをドロップするためのスクリプト、テーブル・スペースまたはデータベース・スペースをドロップするためのスクリプトがあります。これらのスクリプトは、データベース管理者が手動で実行することもできますし、ユーザーがスクリプト呼び出し用の bpeconfig.jacl スクリプトを実行することもできます。
適切な JDBC プロバイダーが存在しない場合、これが作成されます。
データ・ソース名は次のとおりです。
BPEDataSourcedbType
データ・ソースの JNDI 名は次のとおりです。
jdbc/BPEDB
多数のテーブルが作成されます。対象のデータベース製品で生成されるテーブルを確認するには、生成されるスクリプトを参照してください。
install_root/dbscripts/ProcessChoreographer/dbTypeディレクトリーにデプロイされます。
プロファイル・ウィザードで指定するユーザー信任状には、テーブル・スペース、テーブル、索引、およびストアード・プロシージャーを作成するのに必要な権限が必要です。「新規 (ローカル) データベースの作成 (Create new (local) database)」オプションを使用する場合は、新規データベースを作成するために必要な特権がユーザー ID に与えられていなければなりません。
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このインフォメーション・センターには Eclipse テクノロジー (http://www.eclipse.org) が採用されています。