失敗したイベントのビジネス・データの編集

ビジネス・データは、ビジネス・オブジェクト内にカプセル化されている場合もありますし、ビジネス・オブジェクトに属さない単純データの場合もあります。 失敗したイベントには、単純データとビジネス・オブジェクトの両方が関連付けられている場合もあります。ビジネス・データ・エディターを使用して、失敗したイベントを再サブミットする前に、関連付けられているビジネス・データを編集します。

始める前に

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このタスクを実行する理由およびタイミング

エディターでは、失敗したイベントごとに、関連ビジネス・データが階層形式で表示されます。パラメーターをナビゲートすると、テーブルの上部のナビゲーション・ツリーが更新されるので、階層のどのレベルにいるのか明確に認識できます。

単純データ型 (例えば、String、Long、Integer、Date、Boolean) のみ編集することができます。 データ型が複合型 (例えば、配列またはビジネス・オブジェクト) の場合、配列またはビジネス・オブジェクトを構成する単純データ型に到達するまでビジネス・データ階層をナビゲートする必要があります。 複合データは、「パラメーター値」列で省略符号 (...) によって示されます。

重要: ビジネス・データに加えた変更は、ローカルに保管されます。失敗したイベントを再サブミットするまで、サーバー内の対応するビジネス・データに変更は加えられません。

失敗したイベントに関連するビジネス・データを編集するには、以下の手順を使用します。

このタスクの手順

  1. Failed Event Manager を開き、システム上にある失敗したイベントのリストを取得します。
  2. Failed Event Manager の「検索結果」ページから、編集する失敗したイベントの ID (「メッセージ ID」列にある) をクリックします。

    「失敗したイベントの詳細」ページが開きます。

  3. 「失敗したイベントの詳細」ページから、「ビジネス・データを編集」をクリックして、ビジネス・データ・エディターのコレクション・ページにアクセスします。

    このページには、失敗したイベントに関連付けられているすべてのデータの階層図が表示されます。

  4. 各パラメーターの名前 (「パラメーター名」列に表示されリンクになっている) をクリックすると、ビジネス・データ階層をナビゲートできます。値を編集したいパラメーターを見付けたら、その名前をクリックします。

    パラメーターが編集可能な値を持つ場合、ビジネス・データ・エディターのページが開きます。

  5. 「パラメーター値」フィールドで、パラメーターの新規の値を指定します。
  6. 「OK」をクリックします。

    変更はローカルに保管されます。ビジネス・データ・エディターのコレクション・ページに戻ります。

  7. 加えた変更を削除したい場合は、「ローカル・ビジネス・データの変更を取り消す」をクリックします。

    編集内容はすべて削除され、ビジネス・データは元の状態に戻ります。

  8. 編集したビジネス・データに問題がない場合、「再サブミット」をクリックして、変更をサーバー・レベルで適用します。

    編集した失敗イベントは再サブミットされ処理されます。また Failed Event Manager から削除されます。


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