Service Component Architecture (SCA) モジュールと WebSphere® MQ キュー・マネージャーの間の通信は、SCA モジュール内のインポートおよびエクスポートと WebSphere MQ サーバー内のキューとの間のバインディングに依存します。この情報を使用して、WebSphere MQ メッセージを処理していないサーバーを判別します。
始める前に
このタスクは、WebSphere MQ に依存する要求が処理されていないとユーザーが認識したこと、およびユーザーが管理コンソールにアクセスできることを前提とします。
ユーザーはまた、WebSphere MQ キュー・マネージャーの変更を自分で実行できるか、あるいは変更を WebSphere MQ 管理者に依頼できる必要があります。
このタスクを実行する理由と実行時期
Service Component Architecture (SCA) モジュールは、サーバーと WebSphere MQ キュー・マネージャーの間のバインディングに依存します。2 つのエンティティーの間の通信が原因で、メッセージが完全に処理されないことがあります。以下のステップは、分断の原因を特定し、メッセージが再び処理されるようにするために役立ちます。
このタスクのためのステップ
- WebSphere MQ と通信している SCA モジュールを表示して、このモジュールが現在も処理中であることを確認します。 「アプリケーション」>「SCA モジュール」を使用してこのページにナビゲートします。
- キュー・マネージャーを表示して、キュー・マネージャーが現在も作動可能であることを確認します。 このタスクは、WebSphere MQ 管理コンソールで実行します。
- SCA モジュールとキュー・マネージャーの間のバインディングを表示して、バインディングが正しいことを確認します。バインディングが正しくない場合は、バインディングを変更します。 このページにナビゲートするには、「リソース」>「JMS プロバイダー」>「WebSphere MQ」>「WebSphere MQ キュー宛先 (WebSphere MQ queue destinations)」を使用します。
- 失敗したトランザクションを示している可能性のあるメッセージを見つけます。 システム、SCA 固有のメッセージ領域、MQ 固有のメッセージ領域、失敗したイベント・キュー、およびその他の場所を調べて、障害の対象を特定する必要があります。
- system.Out を調べて、処理の障害を示すメッセージがないか確認します。
MQ エラーがあった場合、スタック・トレース内のどこかの場所にリンクした MQException と MQ 理由コード (例: 2059 は「キュー・マネージャーが使用不可です (queue manager unavailable)」) が存在します。
- AMQERRxx.LOG および
WebSphere MQ FFDC ファイルをチェックして、WebSphere MQ エラーの原因を確認します。
- アプリケーション・キューを調べて、未処理のメッセージがあるかどうか確認します。 WebSphere MQ とサービス統合バス (SIB) アプリケーションの両方を必ず調べます。
- MQ の送達不能キューと SIB 例外の宛先を調べます。
- 失敗イベント・キューを調べて、対象となるアプリケーションに関連したメッセージがあるかどうか確認します。 失敗したイベントを探す方法については、『失敗したイベントの検索』を参照してください。