このタスクを使用して、初期 DB2® データベース設定を指定します。この情報は、例を示す目的で提供しています。
データベースを良好に運用するには、データベースの初期設定値を指定します。設定値の細密チューニングは、後述の データベースの細密チューニングで行います。
データから分離されたディスク・ドライブにデータベースのログ・ファイルを配置すると、十分な数のディスク・ドライブが使用可能であれば、パフォーマンスが向上する傾向があります。使用可能なディスク・ドライブがほとんどない場合は、前のセクションで説明したようにテーブル・スペースを分散するほうが、データベースのログ・ファイルを別々のドライブに配置するよりも一般に利点があります。
db2 UPDATE DB CFG FOR BPEDB USING NEWLOGPATH F:¥db2logs
ハイパフォーマンスを生み出すデータベースを作成するには、以下のアクションを実行します。
CREATE DATABASE BPEDB ON D: USING CODESET UTF-8 TERRITORY en-us;
CREATE DATABASE BPEDB ON /wasdbfs USING CODESET UTF-8 TERRITORY en-us;ここで、/wasdbfs はディレクトリーを示します。
-- Scriptfile to create tablespaces for DB2 UDB -- Replace occurence or @location@ in this file with the location -- where you want the tablespace containers to be stored, then run: -- db2 connect to BPEDB -- db2 -tf createTablespaceDb2.ddl CREATE TABLESPACE TEMPLATE MANAGED BY SYSTEM USING( 'D:/BPE/TEMPLATE' ); CREATE TABLESPACE STAFFQRY MANAGED BY SYSTEM USING( 'D:/BPE/STAFFQRY' ); CREATE TABLESPACE AUDITLOG MANAGED BY SYSTEM USING( 'E:/BPE/AUDITLOG' ); CREATE TABLESPACE COMP MANAGED BY SYSTEM USING( 'D:/BPE/COMP' ); CREATE TABLESPACE INSTANCE MANAGED BY SYSTEM USING( 'D:/BPE/INSTANCE', 'E:/BPE/INSTANCE'); CREATE TABLESPACE WORKITEM MANAGED BY SYSTEM USING( 'F:/BPE/WORKITEM' ); CREATE TABLESPACE SCHEDTS MANAGED BY SYSTEM USING( ' F:/BPE/SCHEDTS' );
INSTANCE テーブル・スペースが 2 つのドライブに分散されることに注意してください。
個々のデータベース用に提供されたスクリプトを実行して、Business Process Choreographer テーブルを作成します。例えば DB2 の場合、ProcessChoreographer ディレクトリーの createSchemaDb2.ddl ファイルを使用します。
キャパシティー・プランニング・ツールを使用して、データベースの初期設定を行います。
DB2 を使用している場合は、Business Process Choreographer データベースのポップアップ・メニューから 「DB2 configuration advisor」 を選択して、DB2 コントロール・センターから DB2 Configuration Advisor を始動します。以下のアクションを実行します。
「サーバー」では、スワッピングしないで物理的に使用可能な最大限のメモリーのみを DB2 に割り振ります。
「ワークロード (Workload)」では、「混合 (Mixed)」 (照会とトランザクション) を選択します。
「10 より大きい (More than 10)」を選択し、長いトランザクションが使用されることを示します。
次に、「毎分のトランザクション (Transactions per minute)」フィールドで、毎分処理されるトランザクションの推定数を選択します。この数値を判別するには、プロセスの各アクティビティーにトランザクションが 1 つあると想定します。このとき、1 分間に実行されるトランザクション数は次のようになります。
毎分実行されるトランザクション数 = 毎分完了するプロセス数 * 各プロセス内のアクティビティー数
「優先順位」では、「高速トランザクション・パフォーマンス (Faster transaction performance)」を選択します。
構成アドバイザーに提案される変更点が表示されます。すぐに変更点を適用することも、ファイルに保管して後で適用することもできます。
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