カスタマイズ・フォームからのメッセージ・データへのアクセス

メッセージ・データの要求属性にアクセスするには、プログラマチックな手順を使用しても式言語を使用してもかまいません。

このタスクを実行する理由と時期

式言語では、XML Path Language (XPath) 式と同様な式を使用してメッセージ・データの一部にアクセスします。式言語を使用する場合は、対応するタグ・ライブラリーをユーザー定義の JavaServer Pages (JSP) 文書に追加する必要があります。

以下の属性は要求コンテキストに格納されています。

このタスクのステップ

  1. メッセージ・データにアクセスします。

    ユーザー定義 JSP から入出力データにアクセスするには、要求属性を使用してプログラマチックに行っても、式言語を使用しても構いません。

    • 要求属性を使用してデータにアクセスする。
      メッセージは comonj.sdo.DataObject オブジェクトとして、または完全なメッセージ・マップとして取得できます。次の例では、メッセージをデータ・オブジェクトとして取得する方法を示します。
      commonj.sdo.DataObject msg =
        (commonj.sdo.DataObject)request.getAttribute("message")
      次の例では、完全なメッセージにアクセスする方法を示します。
      java.util.Map msgMap =
        (jave.util.Map)request.getAttribute("messageMap")
    • 式言語ステートメントを使用してデータにアクセスする。
      ...
      ${messageMap['/selectPromotionalGiftRequest/name']}
      ....
  2. オプション: 出力 JSP ページから入力データにアクセスします。

    出力 JSP ページが入力メッセージにアクセスする必要がある場合は、データを入力 JSP 文書から出力 JSP 文書に明示的に移送する必要があります。

    JSTL ステートメントとメッセージ・マップを使用すると、次の例に示すように、入力メッセージを出力 JSP 文書に渡すことができます。

    1. タグ・ライブラリーを JSP 文書に追加します。
      <%@ taglib uri="http://java.sun.com/jsp/jstl/core" prefix="c"%>
    2. 入力 JSP 文書で、メッセージ・マップを要求に格納します。
      <c:set var="inputData" value="${messageMap}" scope="request" />
    3. 出力 JSP 文書で、要求にアクセスして完全なメッセージ・マップを取得します。
      Map inputData = (Map)request.getAttribute("inputData"); 

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