ビジネス・プロセス固有のイベント・データ

ビジネス・プロセスでは、プロセス、アクティビティー、スコープ、リンク、および変数がイベント・データを送信することができます。これらの各イベント・タイプのオブジェクト固有の内容について説明します。

特に明記されていない限り、オブジェクト固有の内容は、タイプがストリングの extendedDataElement XML エレメントとして書き込まれます。

プロセス

プロセス・インスタンスのイベントには、以下のようなオブジェクト固有のイベント内容が含まれています。

属性 説明
processTemplateName インスタンスが派生したプロセス・テンプレートの名前
processTemplateValidFrom テンプレートの有効日
processTemplateId プロセス・テンプレートの ID
processInstanceDescription オプション: プロセス・インスタンスの説明
processInstanceExecutionState アクティビティーの状態を表すストリング値。 フォーマットは次のとおりです。state number-state description。 この属性は、以下の値のうちのいずれかをとることができます。

1 - STATE_READY
2 - STATE_RUNNING
3 - STATE_FINISHED
4 - STATE_COMPENSATING
5 - STATE_FAILED
6 - STATE_TERMINATED
7 - STATE_COMPENSATED
8 - STATE_TERMINATING
9 - STATE_FAILING
10 - STATE_INDOUBT
11 - STATE_SUSPENDED
12 - STATE_COMPENSATION_FAILED

PayloadType 完全ストリング

アクティビティーおよびスコープ

アクティビティーおよびスコープには、以下のようなオブジェクト固有のイベント内容が含まれています。

属性 説明
processTemplateName インスタンスが派生したプロセス・テンプレートの名前。
processTemplateValidFrom テンプレートの有効日。
activityTemplateName オプション: インスタンスが派生したアクティビティー・テンプレートの名前。
activityInstanceDescription オプション: アクティビティー・インスタンスの説明。
activityKind アクティビティーの種類を示すストリング値。この値のフォーマットは、次のとおりです。 kind number-kind description。 この属性は、以下の値のうちのいずれかをとることができます。

3 - KIND_EMPTY
21 - KIND_INVOKE
23 - KIND_RECEIVE
24 - KIND_REPLY
25 - KIND_THROW
26 - KIND_TERMINATE
27 - KIND_WAIT
29 - KIND_COMPENSATE
30 - KIND_SEQUENCE
32 - KIND_SWITCH
34 - KIND_WHILE
36 - KIND_PICK
38 - KIND_FLOW
42 - KIND_SCRIPT
43 - KIND_STAFF
44 - KIND_ASSIGN
45 - KIND_CUSTOM
46 - KIND_RETHROW

state アクティビティーの状態を表すストリング値。 フォーマットは次のとおりです。state number-state description。 アクティビティーの状態コードは、プロセスで使用する状態コードとは異なります。この属性は、以下の値のうちのいずれかをとることができます。

1 - STATE_INACTIVE
2 - STATE_READY
3 - STATE_RUNNING
4 - STATE_SKIPPED
5 - STATE_FINISHED
6 - STATE_FAILED
7 - STATE_TERMINATED
8 - STATE_CLAIMED
9 - STATE_TERMINATING
10 - STATE_FAILING
11 - STATE_WAITING
12 - STATE_EXPIRED
13 - STATE_STOPPED

bpelId アクティビティーの wpc:id 属性を表すストリング値。
PayloadType 有効搭載量タイプ。ストリングの値は、none、digest、または full のいずれかです。値は、WebSphere Integration Developer の設定と、ビジネス・オブジェクト (BO) の内容がイベントに書き込まれるかどうかによって異なります。 イベントにビジネス・オブジェクトが含まれない場合、値は必ず full に設定されます。

リンク

リンクには、以下のようなオブジェクト固有のイベント内容が含まれています。

属性 説明
processTemplateName インスタンスが派生したプロセス・テンプレートの名前
processTemplateValidFrom テンプレートの有効日
flowBpelId リンクを含むフロー・アクティビティーの wpc:id 属性を表すストリング値
elementName 評価されたリンクの名前
description オプション: リンクの説明
PayloadType 完全ストリング

変数

変数には、以下のようなオブジェクト固有のイベント内容が含まれています。

属性 説明
processTemplateName インスタンスが派生したプロセス・テンプレートの名前。
processTemplateValidFrom テンプレートの有効日。
variableName 変更された変数の名前。
variableData 変数の内容の XML 表現。 XML フラグメントは、タイプが hexBinary の拡張データ・エレメントに書き込まれます。エレメント・タイプは、「ブール」または「ストリング」タイプで、適切な値を持ちます。
variableData_BO このエレメントのタイプは「noValue」で、値には変数の内容の XML 表現が含まれます。XML フラグメントは、タイプが hexBinary の拡張データ・エレメントに書き込まれます。
bpelId アクティビティーの wpc:id 属性を表すストリング値。
PayloadType 有効搭載量タイプ。ストリングの値は、none、digest、または full のいずれかです。値は、WebSphere Integration Developer の設定と、ビジネス・オブジェクトの内容がイベントに書き込まれるかどうかによって異なります。イベントにビジネス・オブジェクトが含まれない場合、値は必ず full に設定されます。

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