emitevent.jacl スクリプト

コマンド行インターフェースを使用して、イベント・サーバーにイベントを実行依頼することができます。

目的

イベントをイベント・サーバーに送信します。

wsadmin -f emitevent.jacl [-xml url] [-serverName server_name] [-msg message] [-severity severity] [-extensionname extension_name] [-emitter profile_name] [-synchronous | -asynchronous]

説明

emitevent.jacl スクリプトによって、 イベント・サーバーにイベントをサブミットするためのコマンド行インター フェースが提供されます。 イベント・コンテンツは、ソース XML ファイルを提供するか、またはコマンド行 でプロパティー値を指定して提供することができます。

このスクリプトで生成されるイベントは、以下のデフォルト・コンテンツを持っています。
<CommonBaseEvent creationTime=current_system_time 
version="1.0.1"> <sourceComponentId component="emitevent.jacl" 
componentIdType="Application" location=local_hostname
locationType="Hostname"
subComponent="com.ibm.events.cli.util.EmitEventCliHelper"
componentType="http://www.ibm.com/namespaces/autonomic/Tivoli
/EventInfrastructure"/> <situation categoryName="ReportSituation">
  <situationType xsi:type="ReportSituation" reasoningScope="EXTERNAL"
   reportCategory="CLI"/>
 </situation>
</CommonBaseEvent>

current_system_time パラメーターは 、XML dateTime ストリングとして指定される、イベントが生成されたシステム時刻です。

パラメーター

-xml url
サブミットするイベントが含まれる XML 文書のロケーションを指定する URL。 この XML 文書は、Common Base Event のバージョン 1.0.1 XSD スキーマに準拠している必要があります。 URL スキーム (http:// など) が指定されていない場合は、ローカル・ファイルと見なされます。 このパラメーターはオプションです。

2 つのサンプル XML ファイル eventsample1.xml および eventsample2.xml は 、install_root/events/samples ディレクトリーにあります。

-serverName server_name
EventServer アプリケーションがデプロイされたアプリケーション・サーバーの名前。この引数はオプションですが、EventServer アプリケーションがデプロイされている WebSphere ノードで複数のアプリケーション・サーバーが実行中のときは指定する必要があります。そうしない場合、Common Event Infrastructure エンタープライズ Bean を見つけることができないため、コマンドは失敗します。
-msg message
イベントのメッセージ・プロパティーに使用する値。メッセージにスペースが含まれている場合は、この値を引用符で囲んでください。 このパラメーターはオプションです。 XML ファイルに加えてこのパラメーターを指定した場合、 -msg パラメーターの値は、XML ファイルで msg プロパティーに対して 指定したすべての値をオーバーライドします。
-severity severity
イベントの重大度プロパティーに使用する値。このパラメーターはオプションです。 XML ファイルに加えてこのパラメーターを 指定した場合、 -severity パラメーターの値は、XML ファイルで severity プロパティーに対して 指定したすべての値をオーバーライドします。
-extensionname extension_name
イベントの extensionName プロパティーに使用する値。拡張名にスペースが含まれている場合は、この値を引用符で囲んでください。 このパラメーターはオプションです。XML ファイルに加えてこのパラメーターを 指定した場合、 -extensionname パラメーターの 値は、XML ファイルで extensionName プロパティーに対して指定したすべての値をオーバーライドします。
-emitter profile_name
エミッターを取得するときに使用するエミッター・ファクトリー・プ ロファイルの Java Naming and Directory Interface (JNDI) 名。このパラメーターはオプションです。 このパラメーターを指定しない場合、デフォルトのエミッター・ファクトリー・プロファイル (/com/ibm/events/configuration/emitter/Default) が使用されます。
-synchronous | -asynchronous
イベント送信に使用される同期モード。 このパラメーターはオプションです。 指定しない場合、エミッターに 対して構成されている同期モード指定が使用されます。

以下の例では、重大度が 30、 拡張名が test_event (その他のすべてのプロパティーはデフォルト値です) のイベントを イベント・サーバーに送信しています。
wsadmin -f emitevent.jacl -severity 30 -extensionname test_event
以下の例では、eventsample1.xml で指定したプロパティーを使用してイベントを送信しています。
wsadmin -f emitevent.jacl -xml ../samples/eventsample1.xml

ご利用条件 |


(c) Copyright IBM Corporation 2005, 2006.
本製品では Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)