トラブルシューティングとは、問題の原因を検出して除去するプロセスのことです。 IBM ソフトウェアに問題が発生し、何が起こったか確認しようとした時点で トラブルシューティングのプロセスが開始されます。
高水準での基本的な トラブルシューティングのストラテジーは、以下のとおりです。
アプリケーション、サーバー、またはツールのどれに関連するかによって異なる問題のタイプ に従って、問題が発生していることを示すメッセージが表示される場合があります。表示された エラー・メッセージは、常に記録します。これは文字通り簡単ですが、エラー・ メッセージにはコードが含まれていることがあります。このコードは、 問題の調査を進めるにつれて明らかになることがあります。また、似ているが 微妙な違いのある複数のエラー・メッセージが表示されることがあります。 それぞれの詳細を記録することによって、問題がどこに存在するかを詳しく知る ことができます。
この問題の発生につながったステップを思い出します。この問題を簡単に再現できるかどうかを確認する ために、そのステップをもう一度試してみます。テスト・ケースが一貫して反復 可能である場合、必要な解決策を簡単に決定できます。
問題の発生源ではない コンポーネントを除去することによって、問題の範囲を絞り込みます。 除去のプロセスを使用することによって、問題を単純化して、原因ではない領域で 時間を無駄にすることを回避できます。この製品の情報やその他の使用可能な リソースを参照して、除去プロセスに役立てます。
より上級のタスク として、システムの問題の分析と診断に使用できるさまざまなツールがあります。これらのツールの使用方法について詳しくは、問題の診断を参照してください。
具体的なトラブルシューティングの問題および修正については、以下の情報を参照してください。
アプリケーションのマイグレーション、インストール、管理、保護、デプロイなど、メインタスク中に発生する問題をトラブルシューティングします。 詳しくは、機能ごとのトラブルシューティングを参照してください。
IBM® WebSphere® Process Server バージョン 6.0 で実行されるアプリケーションをデバッグするには、アプリケーション開発ツールを使用する必要があります。 詳しくは、WebSphere Integration Developer バージョン 6.0 インフォメーション・センターまたは IBM WebSphere Integration Developer バージョン 6.0 と共にインストールされるオンライン文書で「コンポーネントのデバッグ (Debugging components)」を選択してください。
アプリケーション・サーバーで稼働するアプリケーションの設計者および開発者は、Java™ ロギングを使用してアプリケーション・ロギングを生成すると便利です。 この方法は、コードに System.out.println ステートメントを単に追加する方法に比べていくつもの利点があります。 詳しくは、アプリケーションへのロギングおよびトレースの追加を参照してください。
WebSphere Process Server は IBM WebSphere Application Server Network Deployment バージョン 6.0 に基づいて構築されています。WebSphere Process Server は IBM WebSphere Application Server バージョン 6.0 のインフラストラクチャーおよびプラットフォーム・サービスとも連動します。WebSphere Application Server でのトラブルシューティングについての詳細は、WebSphere Application Server Network Deployment バージョン 6.0 インフォメーション・センターで「トラブルシューティングおよびサポート (Troubleshooting and support)」を選択してください。