ここでは、スタッフ・サービスとスタッフ・プラグインに関する問題のトラブルシューティング方法について説明します。
このタスクを実行する理由と時期
スタッフ・サービスまたはスタッフ・プラグインでの問題として、次の状態のいずれかが発生する可能性があります。
- スタッフ・アクティビティーの停止
- 作業項目割り当てに即時に反映されないスタッフ・リポジトリーへの変更
- LDAP サーバーにアクセスする場合のエラー・メッセージと警告メッセージ
この概説タスクを使用して、問題を解決してください。
「Technical support search」ページにも追加情報があります。
- スタッフ・アクティビティーの停止
- 次の問題が 1 つ以上発生しました。
- ビジネス・プロセスは正常にナビゲートを開始しましたが、
スタッフ・アクティビティーの結果として生じた作業項目を要求できません。
- SystemOut.log ファイルに次のメッセージが含まれています。CWWB0057I:
プロセス 'MyProcess' のアクティビティー 'MyStaffActivity' は処理不能の障害のため停止しました...
このメッセージは、WebSphere Application Server セキュリティーが
使用可能になっていない可能性があることを示しています。
要員の許可を使用するヒューマン・タスクやプロセスでは、セキュリティーを使用可能にすることとユーザー・レジストリーを構成することが必要です。
次のステップを実行します。- WebSphere セキュリティーが使用可能になっていることを確認します。
管理コンソールで、に移動して、「グローバル・セキュリティーを使用可能に設定 (Enable global security)」のチェック・ボックスを選択してあることを確認します。
- ユーザー・レジストリーが構成されていることを確認します。
管理コンソールで、に移動して、「アクティブ・ユーザー・レジストリー (Active user registry)」属性にチェック・マークを付けます。
- 作業項目割り当てに即時に反映されないスタッフ・リポジトリーへの変更
スタッフ照会解決パフォーマンスを最適化するため、
検索された照会結果はキャッシュされます。
新規プロセス・インスタンスが作成されたとき、または対応するスタッフ・アクティビティー
がスケジュールに入れられたときに、キャッシュ内容の通貨が確認されます。
デフォルトでは、共有スタッフ照会結果の有効期限が切れるまでの時間は 1 時間です。
キャッシュのリフレッシュ頻度を変更するには、スタッフ照会結果の有効期限の時間の値を変更します。
- LDAP サーバーにアクセスする場合のエラー・メッセージと警告メッセージ
- スタッフ・サポート・サービスでトレースを使用可能にした場合、つまりトレース・ストリングに com.ibm.bpe.*=all: com.ibm.ws.staffsupport.ws.*=all が含まれる場合は、以下の典型的な誤りの事例が警告メッセージまたはエラー・メッセージで示されます。
以下に例を示します。
- trace.log ファイルの Could not connect to LDAP server は、LDAP サーバーに接続できないことを示します。
- System.out ファイルまたは System.err ファイルの javax.xml.transform.TransformerException: org.xml.sax.SAXParseException:
Element type "xsl:template" must be followed by either attribute specifications,
">" or "/>" は、LDAPTransformation.xsl ファイルを読み取ることができないことを示します。
- trace.log ファイルの LDAP object not found. dn: uid=unknown,cn=users,dc=ibm,dc=com
[LDAP: error code 32 - No Such Object] は、LDAP 項目が見つからないことを示します。
- trace.log ファイルの Requested attribute "quid" not found in: uid=test222,cn=users,dc=ibm,dc=com は、LDAP 項目で属性が見つからないことを示します。
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