このシナリオではビジネス・ルール・サンプル・アプリケーションを使用するため、このアプリケーションが配置されている Web ページをあらかじめ開いておいてください。この Web ページは開いたままにしておいてください。モニター・パラメーターを指定した後、このサンプルを実行します。サンプルがモニター対象として選択可能な機能リストに表示されるように、少なくとも 1 度実行されていることを確認してください。
サンプル・アプリケーションを実行したときにモニターによって送出されたビジネス・ルール・イベントを含むログ内の行が表示されます。これを見て気付く大きな点は、出力が Common Base Event 標準に準拠した長い未解析 XML ストリングで構成されていることです。ENTRY イベントと EXIT イベントを調べてください。ビジネス・オブジェクトが 16 進形式でエンコードされていることがわかります (詳細レベルとして
「finest」を選択したためにビジネス・オブジェクトが含まれています)。この出力を、Common Event Infrastructure サーバーにパブリッシュされたイベントと比較してください。CEI サーバーは、XML を読み取り可能な表に解析し、ビジネス・オブジェクト・データを読み取り可能な形式にデコードします。この演習内の前のステップに戻り、詳細レベルを
finest から
fine または
finer に変更して、イベントの違いを比較することもできます。
この演習を完了すれば、ロガーを使用してモニターするサービス・コンポーネント・イベント・ポイントを選択する方法を理解したことになります。このタイプのモニターで送出されるイベントは標準形式で、結果は未加工の XML 形式のストリングとしてログ・ファイルに直接パブリッシュされることがわかりました。パブリッシュされたイベントの表示は、テキスト・エディターでログ・ファイルを開き、個別のイベントの内容を復号するという単純な作業で実行できます。