照会結果

照会結果セットには、照会の結果が入ります。

結果セットのエレメントは、呼び出し元が表示を許可されているオブジェクトです。 エレメントは、次のメソッドを使用して相対的に読み取るか、あるいは最初と最後のメソッドを使用して絶対的に読み取ります。 照会結果セットの暗黙カーソルは初めは最初のエレメントの前に配置されるため、エレメントを読み取る前に、最初または次のメソッドのいずれかを呼び出す必要があります。 size メソッドを使用して、セット内のエレメント数を判別することができます。

照会結果セットのエレメントは、作業項目とそれに関連する参照オブジェクト (アクティビティー・インスタンスやプロセス・インスタンスなど) の選択済み属性を構成します。 QueryResultSet エレメントの最初の属性 (列) は、照会要求の select 文節で指定されている最初の属性の値を指定します。 QueryResultSet エレメントの 2 番目の属性 (列) は、照会要求の select 文節で指定されている 2番目の属性の値を指定する、という具合に続きます。

属性の値は、その属性タイプと互換性のあるメソッドを呼び出すことによって、また、適切な列インデックスを指定することによって、取得することができます。 列インデックスの番号付けは 1 から始まります。

属性タイプ メソッド
ストリング

getString

ID

getOID

タイム・スタンプ

getTimestamp
getString

整数

getInteger
getShort
getLong
getString
getBoolean

ブール

getBoolean
getShort
getInteger
getLong
getString

CHAR FOR BIT DATA getBinary

例:

以下の照会が実行されます。
QueryResultSet resultSet = process.query("ACTIVITY.STARTED,
                                          ACTIVITY.TEMPLATE_NAME AS NAME,
                                          WORK_ITEM.WIID, WORK_ITEM.REASON",
                                          null, null, null, null);

戻される照会結果セットには、以下の 4 つの列があります。

以下のメソッドを使用して、属性値を取得することができます。
while (resultSet.next())
{
 java.util.Calendar activityStarted = resultSet.getTimestamp(1);
 String templateName = resultSet.getString(2);
 WIID wiid = (WIID) resultSet.getOID(3);
 Integer reason = resultSet.getInteger(4);
}
結果セットの表示名を、例えば、印刷されるテーブルの見出しなどに使用することができます。 これらの名前は、ビューの列名、または照会の AS 文節で定義された名前です。 以下のメソッドを使用して、例中の表示名を取得することができます。
resultSet.getColumnDisplayName(1) returns "STARTED"
resultSet.getColumnDisplayName(2) returns "NAME"
resultSet.getColumnDisplayName(3) returns "WIID"
resultSet.getColumnDisplayName(4) returns "REASON"
関連概念
ビジネス・プロセスの許可のロール
ヒューマン・タスク用の許可のロール

ご利用条件 |


(c) Copyright IBM Corporation 2005, 2006.
本製品では Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)