バス宛先のメッセージ信頼性の変更

メッセージは、メッセージ配信の信頼性を指定するサービス属性品質を備えています。配信保証の要件およびシステム性能に応じて、信頼性を選択できます。

このタスクを実行する理由と時期

管理者がバス宛先上で信頼性設定を指定するか、個々の製作者により (通常、API 呼び出しによるアプリケーション制御のもとで) 信頼性を指定することができます。管理者は、製作者が宛先に設定されたデフォルトの信頼性をオーバーライド可能かどうか、および接続している製作者が要求できる最大の信頼性を指定できます。

宛先のメッセージの信頼性設定を参照または変更するには、管理コンソールを使用して以下のステップを実行します

このタスクのステップ

  1. ナビゲーション・ペインで、以下をクリックします 「サービス統合」 > 「バス」.
  2. コンテンツ・ペインで、宛先が存在するバスの名前をクリックします。
  3. 「宛先」をクリックします。
  4. 宛先名をクリックします。 宛先の詳細ページが表示されます。
  5. 信頼性プロパティーを検討します。 次のプロパティーによって、宛先のメッセージの信頼性が制御されます。
    デフォルトの信頼性
    製作者が信頼性を明示的に設定していないときに、 この宛先に生成されるメッセージに割り当てる信頼性。
    最大の信頼性
    この宛先が受け入れるメッセージの最大の信頼性。
    これらのプロパティーは、以下にリストされた値をとることができます。
    ベスト・エフォートの非永続
    メッセージング・エンジンが停止または障害が発生すると、 メッセージが破棄されます。 また、メッセージ送信用の接続が使用不可になった場合、およびシステム・リソースが制約された場合も、 メッセージが破棄されることがあります。
    即時の非永続
    メッセージング・エンジンが停止または障害が発生すると、 メッセージが破棄されます。また、メッセージ送信用の接続が使用不可になった場合も、 メッセージが破棄されることがあります。
    高信頼性の非永続
    メッセージング・エンジンが停止または障害が発生すると、 メッセージが破棄されます。
    高信頼性の永続
    メッセージング・エンジンに障害が発生すると、 メッセージが破棄される場合があります。
    保証付きの永続
    メッセージは破棄されません。

    メッセージの信頼性を制御するこれらのプロパティーの使用については、『メッセージ信頼性レベル (Message reliability levels)』を参照してください。

  6. 製作者が設定されたデフォルトの信頼性をオーバーライド可能にするかどうかを検討します。
    デフォルトの信頼性を製作者がオーバーライドできるようにする
    このオプションを選択すると、 宛先で設定されたデフォルトの信頼性を製作者がオーバーライドできるようになります。
  7. オプション: 必要に応じて、宛先プロパティーを変更します。

    バス宛先の構成 (Configuring bus destinations)』の説明に従って、必要に応じてその他のプロパティーを設定することにより、宛先をより詳細に構成できます。

  8. 「OK」をクリックします。
  9. 変更をマスター構成に保管します

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