このタスクを使用して、ヒューマン・タスク・コンテナーを構成します。
始める前に
このタスクを実行する理由と時期
bpeconfig.jacl スクリプトを実行済みの場合、ヒューマン・タスク・コンテナーは既に構成されています。 以下の手順では、インストール・ウィザードを使用してヒューマン・タスク・コンテナーを構成する方法について説明します。
このタスクのステップ
- 管理コンソールで、 をクリックします。次に、「コンテナーの設定 (Container Settings)」セクションで、 (「追加プロパティー」セクション) をクリックします。 可能な場合は、インストール・ウィザードによってパラメーター・フィールドに適切なデフォルト値が表示されます。ヒューマン・タスク・コンテナーのインストール・ウィザードの設定で推奨値を参照できます。
- ヒューマン・タスク・コンテナーが構成されていないことを確認します。 Human Task Manager が現在インストールされていないことを示すメッセージが表示されます。
ヒューマン・タスク・コンテナーが既に構成されている場合は、インストール・ウィザードを開始する前に構成を除去します。構成を除去する方法の詳細については、Business Process Choreographer 構成の除去を参照してください。
- JMS プロバイダーとセキュリティー設定を選択します (ステップ 1)。
- 「JMS プロバイダー」のドロップダウン・リストで、ビジネス・プロセス・コンテナーが使用するメッセージング・サービスを選択します。
- デフォルト・メッセージングの場合、「デフォルト・メッセージング・プロバイダー (Default messaging provider)」を選択します。
- WebSphere MQ の場合、WebSphere MQ を選択します。
- 「キュー・マネージャー」のデフォルト値 (BPC_nodeName_serverName) を使用します。
デフォルト・メッセージング・プロバイダーを使用している場合、このフィールドは無視されます。
- 外部メッセージング (WebSphere MQ JMS プロバイダー) を使用し、WebSphere 環境変数 ${MQ_INSTALL_ROOT} を定義していない場合は、Classpath が WebSphere MQ Java lib ディレクトリーを指していることを確認します。
- 「JMS ユーザー ID」に、
メッセージング・サービス用の管理権限を持つユーザー ID を入力します。
このユーザー ID は、JMS キュー・マネージャーに接続するときに使用します。 を使用します。Linux® および UNIX® システムでは、root を使用します。Windows® システムでは、WebSphere Process Server を始動するために使用されるユーザー ID を使用します。
- 「JMS パスワード」に、JMS ユーザー ID のパスワードを入力します。
- 「エスカレーション・ユーザー ID」では、スケジュール済みアクションを実行するためにヒューマン・タスク・コンテナーが使用するユーザー ID を入力します。アクションの例としては、エスカレーションを起動して、予想されるタスク状態、時刻指定されたタスクの削除、およびタスクの期限切れを確認することなどが挙げられます。
- 「エスカレーション・パスワード」に、
エスカレーション・ユーザー ID のパスワードを入力します。
- 「管理者のセキュリティー・ロール・マッピング」に、Business Process Administrator のロールにマップする、
ドメインのグループ (ユーザー・レジストリーで定義されている) を入力します。 例えば Windows システムの場合は、管理者グループを指定できます。
- 「システム・モニター・セキュリティー・ロール・マッピング」に、Business Process System Monitor のロールにマップするグループ (ユーザー・レジストリー内に存在) の名前を入力します。 例えば Windows システムの場合は、管理者グループを指定できます。
- 「次へ」をクリックして、インストール・ウィザードで次のステップに移動します。
- JMS リソースを選択します (ステップ 2)。 既存の JMS 接続ファクトリーおよびキューを再利用しない場合、つまり通常の場合は、「デフォルト値を使用して新規 JMS リソースを作成する」を選択します。
そうでない場合は、以下の手順を実行します。
- 「既存の JMS リソースを選択します」を選択します。
- 「接続ファクトリー」ドロップダウン・リストを使用して、使用する接続ファクトリーを選択します。
- デフォルトの「保留キュー」の値 HTMHldQueue を使用します。
- オプション: mail/HTMNotification_nodeName_serverName という名前のデフォルトのメール・セッション・リソースをセルの有効範囲を指定して作成するには、「メール・セッション」を選択します。
重要: これを設定していないと、エスカレーション・メールは送信されません。
- オプション: Common Event Infrastructure
- オプション: 監査ログを使用可能にするには、「監査ロギングを使用可能にします」を選択します。
- 「次へ」をクリックして、要約を表示します (ステップ 3)。
- 要約ページが正しいことを確認してください。 要約には、どの外部リソースが必要かについての覚え書が含まれています。
リソースをまだ作成していない場合でもヒューマン・タスク・コンテナーの構成は継続できますが、ヒューマン・タスク・コンテナーを活動化する前にそれらを作成する必要があります。
要約ページを印刷すると、正しいリソースの作成に役立ちます。
- 修正する場合は、「戻る」をクリックします。
- ヒューマン・タスク・コンテナーをインストールして
そのリソースを定義するには、「終了」をクリックします。 「インストール」ページに進行状況が表示されます。
- エラー・メッセージが表示されていないことを確認します。
- ステップ 5 で「メール・セッション」オプションを選択した場合は、次の手順に従ってメール・トランスポート・ホストを設定する必要があります。
- をクリックします。
- セル・スコープの「組み込みメール・プロバイダー」を選択します。
- 「メール・セッション」の下で、「HTMMailSession_nodeName_serverName」をクリックし、「メール・トランスポート・ホスト」を設定します。
- メール・トランスポート・ホストが保護されている場合は、「メール・トランスポートのユーザー ID」および「メール・トランスポートのパスワード」も設定します。
- 「OK」をクリックします。
- 「マスター構成の保管 (Save Master Configuration)」をクリックしてから、「保管」をクリックします。
- アプリケーション・サーバーを再始動します。
- コンテナーが正常にインストールされなかった場合は、
問題の訂正に役立つエラー・メッセージを確認して、このタスクを繰り返します。
管理コンソールまたは SystemOut.log ファイルを調べて、アプリケーション・サーバーについてチェックします。クラスターでは、クラスター内のすべてのアプリケーション・サーバーのログをチェックします。
結果
ヒューマン・タスク・コンテナーが構成されました。
次に実行する作業
ステップ
3 の
親トピックで構成を継続してください。