WebSphere ESB により、管理コンソールおよびコマンド行から、サーバーおよびバス環境の局面を表示および変更することができます。
ESB サーバーは、WebSphere ESB でメディエーション・モジュールおよびサービス・アプリケーションを実行するのに必要な統合テクノロジー、インフラストラクチャー・サービス、構成、およびランタイム管理を提供します。 バス・メンバーの一員として、サーバーには、サービス統合バスのコア・メッセージング機能を提供するメッセージング・エンジンがあります。メッセージング・エンジンは、バス・リソースを管理するとともに、サービス要求元の接続ポイントを提供します。
サーバーの詳細設定ページの「サーバー・メッセージング (Server messaging)」カテゴリー・ラベルの下からは、メッセージング・エンジン、メッセージング・エンジンのインバウンド・トランスポート、および WebSphere MQ リンクのインバウンド・トランスポートなどのサービス統合プロパティーにアクセスできます。
各サービス統合バスには有効範囲があり、その範囲内で、WebSphere ESBでデプロイされるメディエーション・モジュールと相互作用エンドポイントのリソースを構成できます。 バスにより、特定品質の相互作用サービスを提供するエンドポイント間でのメッセージ・ルーティングが可能になり、必要であれば一時的にメッセージを持続させることができます。
WebSphere ESB をインストールすると、2 つのサービス統合バスが作成されます。これらのサービス統合バスは、名前が SCA で始まり、SCA モジュールをデプロイする際に使用できます。メディエーション・モジュールを WebSphere ESB にインストールすると、そのモジュールは SCA.SYSTEM.cell_name.Bus と呼ばれるサービス統合バスのメンバーにデプロイされ、そのバスのメンバーにバス宛先セットが作成されます。
バスの詳細設定ページでは、「[宛先リソース] 宛先 ([Destination resources] Destinations)」からアクセスするバス宛先など、多くのカテゴリー・ラベルの下からサービス統合リソースにアクセスできます。
(c) Copyright IBM Corporation 2005, 2006.
本製品では Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)