エミッターは、オプションでソースでイベントをフィルターに掛けるように構成することができます。
イベントのフィルター処理は、重要でないイベントをスクリーニングすることにより、 イベントのトラフィックを削減するためのメカニズムを提供します。 イベント・ソースがエミッターにイベントをサブミットするたびに、 エミッターは現行のフィルター基準に対してイベントをチェックします。 イベントがフィルター基準を満たしている場合、 エミッターはこのイベントをイベント・サーバーに送信します。 基準が満たされていない場合、エミッターはそのイベントを廃棄します。 いずれの場合も、 イベント・ソースは、管理者が構成したフィルター設定を変更することはできません。
エミッター・フィルターは、 フィルター・プラグイン と呼ばれる別個のコンポーネントとしてインプリメントされます。 Common Event Infrastructure には、 デフォルト・フィルター・プラグインが含まれています。 これにより、サブミットされたイベントが XPath イベント・セレクターに基づいてフィルター処理されます。異なるフィルター・メカニズムを使用する場合は、独自のフィルター・プラグインをインプリメントできます。
Common Event Infrastructure 構成では、 各エミッター・ファクトリーはフィルター・ファクトリー に関連付けられています。 フィルター・ファクトリーは、フィルター・プラグインのインスタンスの作成に使用されるオブジェクトです。 エミッター・ファクトリーを使用してエミッターを作成すると、 エミッターは、自動的に指定のフィルター・プラグインのインスタンスに関連付けられます。 これにより、イベントのフィルター処理がそのエミッターにサブミットされます。
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本製品では Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)