ヒューマン・タスク・イベント

WebSphere Integration Developer 内のタスクのエレメントについてモニターが要求された場合、ヒューマン・タスク・イベントが送信されます。ここでは、ヒューマン・タスクによって発行可能なすべてのイベントのリストを示します。

以下の表に、次のヒューマン・タスク・イベントの状態依存データを示します。
コード の欄には、イベントの番号が記載されています。値は、HTMEventCode という名前の拡張データ・エレメントとして Common Base Event に書き込まれます。各欄には以下のような内容が記載されています。
拡張子名
Common Base Event の extensionName 属性の値として使用されるストリング値。

WebSphere Business Integration Modeler を使用して タスク実行言語 (TEL) およびモニター仕様を生成する場合は、拡張名にハッシュ文字 (#) を付け、その後に追加の文字を続けることによって拡張することができます。また、メッセージ・データを発行するイベントには、追加の extendedDataElements が含まれています。詳しくは、WebSphere Business Integration Modeler の資料を参照してください。

状態
ヒューマン・タスク・イベントの状態名を指します。状態の詳細については、ヒューマン・タスク・イベントの状態を参照してください。
イベント性質
WebSphere® Integration Developer に表示されるときの、EventNature パラメーター内のビジネス・プロセス・エレメントのイベント状態を指すポインター。
ECS 現行 ID
ECS 親 ID
イベント相関範囲の ID が含まれます。これらの値は、コンテキスト・データ・エレメント ECSCurrentID および ECSParentID として Common Base Event に書き込まれます。
注: タスク・モデルにおいてビジネス関連性フラグが true に設定されている場合、イベントは随時タスクの場合のみ発行されます。

タスク・イベント

タスク・イベントの場合は以下のようになります。
  • ESCcurrentID は、タスク・インスタンスの ID です。
  • ECSParentID は、タスク・インスタンス・イベントの前の ECSCurrentID です。
コード 説明 拡張子名 状態 イベント性質
51001 タスクが作成された BPC.HTM.TASK.INTERACT1 レポート CREATED
51002 タスクが削除された BPC.HTM.TASK.STATUS 破棄 DELETED
51003 タスクが開始された BPC.HTM.TASK.STATUS 開始 ENTRY
51004 タスクが完了した BPC.HTM.TASK.STATUS 停止 EXIT
51005 要求がキャンセルされた BPC.HTM.TASK.STATUS レポート DEASSIGNED
51006 タスクが要求された BPC.HTM.TASK.INTERACT1 レポート ASSIGNED
51007 タスクが強制終了された BPC.HTM.TASK.STATUS 停止 TERMINATED
51008 タスクが失敗した BPC.HTM.TASK.FAILURE2 失敗 FAILED
51009 タスクの期限切れ BPC.HTM.TASK.STATUS レポート EXPIRED
51010 サブタスクを待機中 BPC.HTM.TASK.STATUS レポート WAITFORSUBTASK
51011 サブタスクが完了した BPC.HTM.TASK.STATUS 停止 SUBTASKCOMPLETED
51012 タスクが再始動した BPC.HTM.TASK.STATUS レポート RESTARTED
51013 タスクが一時停止した BPC.HTM.TASK.STATUS レポート SUSPENDED
51014 タスクが再開した BPC.HTM.TASK.STATUS レポート RESUMED
51015 タスクが完了し、追加タスクが開始した BPC.HTM.TASK.FOLLOW4 レポート COMPLETEDFOLLOW
51101 タスク・プロパティーが更新された BPC.HTM.TASK.STATUS レポート UPDATED
51103 出力メッセージが更新された BPC.HTM.TASK.MESSAGE3 レポート OUTPUTSET
51104 障害メッセージが更新された BPC.HTM.TASK.MESSAGE3 レポート FAULTSET
51201 作業項目が削除された BPC.HTM.TASK.WISTATUS1 破棄 WI_DELETED
51202 作業項目が作成された BPC.HTM.TASK.WISTATUS1 レポート WI_CREATED
51204 作業項目が転送された BPC.HTM.TASKWITRANSFER5 レポート WI_TRANSFERRED
51205 作業項目が更新された BPC.HTM.TASK.WISTATUS1 レポート WI_REFRESHED
注:
  1. 次の拡張データ・エレメントは、イベントに複数回追加できます。
    username
    イベントに関連付けられたユーザーの名前
  2. 次の拡張データ・エレメントがイベントに追加されます。
    taskFailedException
    セミコロン (;) で区切られた faultNameSpace および faultName を含むストリング。
  3. 次の拡張データ・エレメントがイベントに追加されます。
    message または message_BO
    ストリングまたはビジネス・オブジェクト (BO) 表現としての入力または出力メッセージ
  4. 次の拡張データ・エレメントがイベントに追加されます。
    followTaskId
    追加タスクとして開始されたタスクの ID
  5. 以下の拡張データ・エレメントがイベントに追加されます。
    current
    作業項目の現在の所有者の名前
    target
    作業項目の新規所有者の名前

エスカレーション・イベント

エスカレーション・イベントの場合は以下のようになります。
  • ESCcurrentID は、エスカレーションの ID です。
  • ECSParentID は、関連したタスク・インスタンスの ID です。
コード 説明 拡張子名 状態
53001 エスカレーションが起動された BPC.HTM.ESCALATION.STATUS レポート
53201 作業項目が削除された BPC.HTM.ESCALATION.WISTATUS1 破棄
53202 作業項目が作成された BPC.HTM.ESCALATION.WISTATUS1 レポート
53204 エスカレーションが転送された BPC.HTM.ESCALATION. WITRANSFER2 レポート
53205 作業項目が更新された BPC.HTM.ESCALATION.WISTATUS1 レポート
注:
  1. 次の拡張データ・エレメントは、イベントに複数回追加できます。
    username
    イベントに関連付けられたユーザーの名前
  2. 以下の拡張データ・エレメントがイベントに追加されます。
    current
    作業項目の現在の所有者の名前
    target
    作業項目の新規所有者の名前

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