コマンド行インターフェースを使用して、イベント・データベースからイベントをパージすることができます。
目的
イベント・データベースからイベントをパージします。
wsadmin -f eventpurge.jacl [-serverName server_name]
[-seconds seconds | -end end_time]
[-group event_group] [-severity severity]
[-extensionname extension_name] [-start start_time]
[-size size]
説明
eventpurge.jacl スクリプトは、イベント・データベースから
イベントをパージします。イベント・データベースからすべてのイベントをパージすることも、
一定の基準を満たすイベントに限定してパージすることもできます。
注: WebSphere セキュリティーが使用可能に設定されている場合、ユーザーID を eventAdministrator ロールにマップして、イベントを削除する必要があります。
パラメーター
- -serverName server_name
- EventServer アプリケーションがデプロイされたアプリケーション・サーバーの名前。この引数はオプションですが、EventServer アプリケーションがデプロイされている WebSphere ノードで複数のアプリケーション・サーバーが実行中のときは指定する必要があります。そうしない場合、Common Event Infrastructure エンタープライズ Bean を見つけることができないため、コマンドは失敗します。
- -seconds seconds
- パージするイベントの最小経過期間。seconds の値は整数でなければなりません。
指定した秒数より長時間経過したイベントのみがパージされます。
-end パラメーターを指定しない場合、このパラメーターが必要です。
- -end end_time
削除するイベント・グループの終了時刻。指定時刻以前に生成されたイベントのみ削除されます。end_time 値は、XML dateTime フォーマット (CCYY-MM-DDThh:mm:ss) で指定する必要があります。例えば、東部標準時の 2006 年 1 月 1 日正午
は、2006-01-01T12:00:00-05:00 のようになります。
dateTime データ型について詳しくは、www.w3.org の XML スキーマ (XML schema at www.w3.org) を参照してください。
-seconds パラメーターを指定しない場合、このパラメーターが必要です。
- -group eventGroup
- パージするイベントが含まれるイベント・グループ。event_group の値は、
Common Event Infrastructure 構成で定義したイベント・グループの名前でなければなりません。
このパラメーターはオプションです。
- -severity severity
- パージするイベントの重大度。severity の値は整数である必要があります。重要度が指定した値と等しいイベントのみパージされます。このパラメーターはオプションです。
- -extensionname extension_name
- パージに組み込むイベントの拡張名。このパラメーターで、パージの対象を特定タイプのイベントに限定します。
extensionName プロパティーが extension_name に等しいイベントのみが
パージされます。このパラメーターはオプションです。
- -start start_time
- 削除するイベント・グループの開始時刻。指定時刻後に生成されたイベントのみ削除されます。 start_time 値は、XML dateTime フォーマット (CCYY-MM-DDThh:mm:ss) で指定する必要があります。このパラメーターはオプションです。
- -size size
- 単一トランザクション内でパージするイベントの数。
size の値は整数でなければなりません。
この数のイベントがパージされた後、コマンドによってトランザクションがコミットされて
から、新規トランザクションが継続されます。
このパラメーターはオプションです。
例
以下の例では、生成されてから 10 分以上経過している、重大度が 20 (重大でない) のすべてのイベントがデータベースからパージされます。
eventpurge.jacl -group "All events" -severity 20 -seconds 600