管理コマンドを使用した、監査ログ・エントリーの削除

管理コマンドを使用して、監査ログ・エントリーの一部またはすべてを削除します。

始める前に

この手順を始める前に、次の条件が満たされている必要があります。
  • 使用しているユーザー ID に管理権限がある必要があります。
  • 監査ログ・エントリーの削除に使用するアプリケーション・サーバーが稼働している必要があります。つまり、サーバー接続が必要であるため、wsadmin の -conntype none オプションは使用できません。
  • セキュリティーが使用可能に設定されている場合は、オペレーター権限を持っている必要があります。

このタスクを実行する理由と時期

deleteAuditLog.jacl スクリプトを使用すると、 データベースから監査ログ・エントリーを削除できます。

このタスクのステップ

  1. スクリプトがある Business Process Choreographer ユーティリティー・ディレクトリーに移動します。
    Windows® システムの場合は、次のように入力します。
    cd install_root¥ProcessChoreographer¥util
    UNIX® および Linux® システムの場合は、次のように入力します。
    cd install_root/ProcessChoreographer/util
  2. 監査ログ・テーブルでエントリーを削除します。
    Windows システムでは、次のコマンドを 1 つ以上入力します。コマンド間の相違を強調して表示しています。
    install_root¥bin¥wsadmin -f deleteAuditLog.jacl 
                             -server serverName
                             [-profileName profileName]
                             [options]
    
    install_root¥bin¥wsadmin -f deleteAuditLog.jacl 
                             -node nodeName
                             -server serverName
                             [-profileName profileName]
                             [options]
    
    install_root¥bin¥wsadmin -f deleteAuditLog.jacl 
                             -cluster clusterName
                             [-profileName profileName]
                             [options]
    UNIX および Linux システムでは、 次のコマンドを 1 つ以上入力します。コマンド間の相違を強調して表示しています。
    install_root/bin/wsadmin.sh -f deleteAuditLog.jacl 
                             -server serverName
                             [-profileName profileName]
                             [options]
    
    install_root/bin/wsadmin.sh -f deleteAuditLog.jacl 
                             -node nodeName
                             -server serverName
                             [-profileName profileName]
                             [options]
    
    install_root/bin/wsadmin.sh -f deleteAuditLog.jacl 
                             -cluster clusterName
                             [-profileName profileName]
                             [options]

    各部の意味は、次のとおりです。

    cluster clusterName
    クラスターの名前。ビジネス・プロセス・コンテナーが WebSphere® クラスター用に構成されている場合は必須です。
    node nodeName
    サーバー名を指定する場合のオプション。 この名前は、ノードを示します。 デフォルトはローカル・ノードです。
    server serverName
    サーバーの名前。クラスター名が指定されていない場合は必須です。
    profileName profileName
    ユーザー定義プロファイルの名前。デフォルト・プロファイルで作業していない場合、このオプションを指定します。

    使用可能なオプションは以下のとおりです。

    -all
    データベース内の監査ログ・エントリーをすべて削除します。 複数のトランザクションで削除が実行されます。 各トランザクションでは 、slice パラメーターで指定されたエントリー数またはデフォルト数が削除されます。
    -time timestamp
    timestamp に指定した時刻より古い監査ログ・エントリーすべてが削除されます。使用される時刻は、協定世界時 (UTC) です。 その時刻形式は、YYYY-MM-DD['T'HH:MM:SS] となっている必要があります。 年月日だけを指定する場合、時間と分と秒は 00:00:00 に設定されます。

    -time および -processtime オプションは、相互に排他的です。

    -processtime timestamp
    timestamp で指定した時刻より前に完了したプロセスに属す 監査ログ・エントリーがすべて削除されます。-time パラメーターの場合と同じ時刻形式を使用します。

    -time および -processtime オプションは、相互に排他的です。

    -slice size
    -all パラメーターとともに使用され、size は各トランザクションに含まれるエントリー数を指定します。最適値は、データベース・システムで使用可能なログ・サイズによって決まります。値が高いほど、必要なトランザクションは少なくなりますが、 データベース・ロギング・スペースを超過する可能性があります。 値が低い場合は、スクリプトでの削除の完了に時間がかかる 可能性があります。slice パラメーターのデフォルトのサイズは 250 です。

ご利用条件 |


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本製品では Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)