保管照会文は、データベースに保管
され、名前で識別される照会のことです。
照会の定義はデータベースに保管されますが、保管照会文に収容されている項目は、照会されたときに動的にアセンブルされます。
すべての保管照会文は、公開されてアクセス可能
です。ただし、ビジネス・プロセス管理者権限またはタスク管理者権限を持つ場合のみ、これらの保管照会文を作成および削除できます。保管照会文は、ビジネス・プロセス・オブジェクト、タスク・オブジェクト、またはこの 2 つのオブジェクト・タイプの組み合わせたものを対象とします。
- 保管照会文を作成します。
例えば、以下のコードの断片は、プロセス・
インスタンスの照会を作成して、固有の名前を
付けて保管します。
process.createStoredQuery("CustomerOrdersStartingWithA",
"DISTINCT PROCESS_INSTANCE.PIID, PROCESS_INSTANCE.NAME",
"PROCESS_INSTANCE.NAME LIKE 'A%'",
"PROCESS_INSTANCE.NAME",
null,null);
この照会は、文字 A
で始まるプロセス・インスタンス名、および関連した
プロセス・インスタンス ID (PIID) をすべてソートした
リストにして戻します。
- 保管照会文で定義された照会を実行します。
QueryResultSet result = process.query("CustomerOrdersStartingWithA",
new Integer(0));
このアクションにより、基準を満たすオブジェクトが戻されます。
この場合は、A で始まる顧客オーダー。
- オプション: 使用可能な保管照会文の一覧を示します。
例えば、以下のコードの断片は、プロセス・オブジェクトの保管照会文リストを取得する方法を示しています。
String[] storedQuery = process.getStoredQueryNames();
- オプション: 特定の保管照会文で定義された照会を検査します。
StoredQuery storedQuery = process.getStoredQuery("CustomerOrdersStartingWithA");
String selectClause = storedQuery.getSelectClause();
String whereClause = storedQuery.getWhereClause();
String orderByClause = storedQuery.getOrderByClause();
Integer threshold = storedQuery.getThreshold();
- 保管照会文を削除します。
以下のコードの断片では、ステップ 1 で作成した
保管照会文の削除方法を示しています。
process.deleteStoredQuery("CustomerOrdersStartingWithA");