イベント・カタログには、サービス・コンポーネント・タイプごとにモニター可能なすべてのイベントの仕様、および各イベントによって作成される、関連付けられた Common Base Event 拡張データ・エレメントが収容されています。このセクションで提供される情報を参考にして、個別のイベントの構造を理解できます。この知識によって、各イベントに含まれている情報を復号し、各イベントで生成される比較的大容量のデータから必要な情報を素早く識別することができます。このセクションで提供される情報は、Common Base Event の構造エレメントと標準エレメント、Business Process Choreographer サービス・コンポーネントおよび WebSphere Process Server 固有のサービス・コンポーネントのイベント・リスト、および各イベント・タイプで固有の Common Base Event に対する拡張機能に関するものです。また、Common Base Event が、サービス・コンポーネントで処理されるビジネス・オブジェクトを取り込む方法についても説明します。
指定されたタイプのイベントは、Common Event Infrastructure (CEI) バスを通って CEI サーバーまたはロガーに送出される場合、Common Base Event の形式を取ります。これは、基本的には、イベント・カタログの仕様に従って作成されたイベント・エレメントのカプセル化形式の XML です。Common Base Event には、標準エレメント、プロセス・サーバー・コンポーネント識別エレメント、イベント相関領域 ID、および各イベント・タイプに固有の追加エレメントが含まれています。これらのすべてのエレメントは、イベントがサービス・コンポーネント・モニターによって送出されたときにはいつでも、CEI サーバーまたはロガーに渡されます。ただし例外として、イベントに有効搭載量内のビジネス・オブジェクト・コードが組み込まれている場合は、イベントに組み込むビジネス・オブジェクト・データの量を指定します。
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本製品では Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)