トラブルシューティングの概要

トラブルシューティングとは、問題の原因を検出して除去するプロセスのことです。 IBM ソフトウェアに問題が発生し、何が起こったか確認しようとした時点で トラブルシューティングのプロセスが開始されます。

高水準での基本的な トラブルシューティングのストラテジーは、以下のとおりです。

  1. 症状の記録。
  2. 問題の再現。
  3. 考えられる原因の除去。
  4. 診断ツールの使用。

問題の症状の記録

アプリケーション、サーバー、またはツールのどれに関連するかによって異なる問題のタイプ に従って、問題が発生していることを示すメッセージが表示される場合があります。表示された エラー・メッセージは、常に記録します。これは文字通り簡単ですが、エラー・ メッセージにはコードが含まれていることがあります。このコードは、 問題の調査を進めるにつれて明らかになることがあります。また、似ているが 微妙な違いのある複数のエラー・メッセージが表示されることがあります。 それぞれの詳細を記録することによって、問題がどこに存在するかを詳しく知る ことができます。

問題の再現

この問題の発生につながったステップを思い出します。この問題を簡単に再現できるかどうかを確認する ために、そのステップをもう一度試してみます。テスト・ケースが一貫して反復 可能である場合、必要な解決策を簡単に決定できます。

考えられる原因の除去

問題の発生源ではない コンポーネントを除去することによって、問題の範囲を絞り込みます。 除去のプロセスを使用することによって、問題を単純化して、原因ではない領域で 時間を無駄にすることを回避できます。この製品の情報やその他の使用可能な リソースを参照して、除去プロセスに役立てます。

診断ツールの使用

より上級のタスク として、システムの問題の分析と診断に使用できるさまざまなツールがあります。これらのツールの使用方法について詳しくは、問題の診断を参照してください。

追加トラブルシューティング情報

具体的なトラブルシューティングの問題および修正については、以下の情報を参照してください。

タスク中に発生する機能に基づく問題のトラブルシューティング

アプリケーションのマイグレーション、インストール、管理、保護、デプロイなど、メインタスク中に発生する問題をトラブルシューティングします。 詳しくは、機能ごとのトラブルシューティングを参照してください。

開発時のアプリケーションのデバッグ

IBM® WebSphere® Process Server バージョン 6.0 で実行されるアプリケーションをデバッグするには、アプリケーション開発ツールを使用する必要があります。 詳しくは、WebSphere Integration Developer バージョン 6.0 インフォメーション・センターまたは IBM WebSphere Integration Developer バージョン 6.0 と共にインストールされるオンライン文書で「コンポーネントのデバッグ (Debugging components)」を選択してください。

アプリケーションへのトレースおよびロギングの追加

アプリケーション・サーバーで稼働するアプリケーションの設計者および開発者は、Java™ ロギングを使用してアプリケーション・ロギングを生成すると便利です。 この方法は、コードに System.out.println ステートメントを単に追加する方法に比べていくつもの利点があります。 詳しくは、アプリケーションへのロギングおよびトレースの追加を参照してください。

WebSphere Application Server トラブルシューティング機能

WebSphere Process Server は IBM WebSphere Application Server Network Deployment バージョン 6.0 に基づいて構築されています。WebSphere Process Server は IBM WebSphere Application Server バージョン 6.0 のインフラストラクチャーおよびプラットフォーム・サービスとも連動します。WebSphere Application Server でのトラブルシューティングについての詳細は、WebSphere Application Server Network Deployment バージョン 6.0 インフォメーション・センター「トラブルシューティングおよびサポート (Troubleshooting and support)」を選択してください。


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Last updated: Fri Mar 24 07:19:12 2006

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