ヒューマン・タスク・イベント用のイベント・ハンドラーの開発

ヒューマン・タスク API イベントとエスカレーション通知イベント用のプラグインを作成することができます。

始める前に

タスクの処理時に発生するイベントを処理するには、タスク・モデルでイベント・ハンドラー名を指定する必要があります。

このタスクを実行する理由と時期

ヒューマン・タスク・イベントに対しては、次のタイプのイベント・ハンドラーを作成できます。
通知イベント・ハンドラー
エスカレーション通知用のイベント・ハンドラーを作成するには、 com.ibm.task.spi.NotificationEventHandlerPlugin インターフェースをインプリメントする必要があります。
API イベント・ハンドラー
ヒューマン・タスク・イベント用のイベント・ハンドラーを作成するには、 com.ibm.task.spi.APIEventHandlerPlugin interface インターフェースをインプリメントする必要があります。

このタスクのステップ

  1. イベント・ハンドラーを JAR ファイルとしてインプリメントします。
    JAR ファイルには、次のものが必要です。
    • イベント・ハンドラー・インターフェースをインプリメントするクラス。 例えば、通知イベント用の com.ibm.task.spi.NotificationEventHandlerPlugin または API イベント用の com.ibm.task.spi.APIEventHandlerPlugin。 以下に例を示します。
      package com.ibm.task.spi ;
      
      public interface NotificationEventHandlerPlugin
      { 
         public void interFaceMethod(Param param) ;
         :
      }
    • JAR ファイルで、META-INF/services/ ディレクトリーに com.ibm.task.spi.%identifier%%type%EventHandlerPlugin というプロパティー・ファイルが必要です。ここで、%identifier% は、 例えば MyEventHandler など、モデル内で指定されたイベント・ハンドラー名です。%type% は、イベント・タイプ (Notification または API) です。
      コメント行やブランク行ではないこのファイルの最初の行は、 プラグイン・インプリメンテーションの名前を指定する必要があります。 例えば、
      META-INF/services/com.ibm.task.spi.MyEventHandlerNotificationEventHandlerPlugin
      ファイルには次のような行が含まれます。
      myevents.EventHandlerImplementation
  2. JAR ファイルをアプリケーションで使用できるようにします。
    • イベント・ハンドラーを 1 つの Java™ 2 Enterprise Edition (J2EE) アプリケーションでのみ使用したい場合は、 JAR ファイルをアプリケーション EAR ファイルに組み込みます。
    • イベント・ハンドラーをいくつかのアプリケーションで使用したい場合は、 JAR ファイルを WebSphere® Application Server 共用ライブラリーに置くことを検討してください。 その後、イベント・ハンドラーにアクセスする必要のあるアプリケーションをライブラリーに明示的に関連付けることができます。

    イベント・ハンドラーは、アプリケーション内で発生したヒューマン・タスク・イベントを処理します。

関連情報
タスクおよびエスカレーションについて

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本製品では Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)